JPS6332806Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6332806Y2
JPS6332806Y2 JP9281182U JP9281182U JPS6332806Y2 JP S6332806 Y2 JPS6332806 Y2 JP S6332806Y2 JP 9281182 U JP9281182 U JP 9281182U JP 9281182 U JP9281182 U JP 9281182U JP S6332806 Y2 JPS6332806 Y2 JP S6332806Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
cement
waterproof layer
foundation
panels
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Expired
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JP9281182U
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JPS5913U (ja
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Publication of JPS5913U publication Critical patent/JPS5913U/ja
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  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はセメント系パネルを取付けてなつた
構造物の外壁に関する。その目的は止水性が優
れ、特に外壁下端部の止水性が優れ、地下構造物
の外壁として好適なパネル外壁を提案するにあ
る。
近年、ALC板(オートクレーブ養生軽量気泡
コンクリート板)PC板(ブレキヤストコンクリ
ート板)等のセメント系パネルを敷並べ取付け建
築物の外壁を構成したものが多く採用されてい
る。これら外壁はパネル内部への水の浸透を防止
するため外表面に防水層を設けたり、パネル相互
間の目地やパネル下端と基礎との間の目地を閉塞
し漏水の防止を図つている。このため従来は、パ
ネルを取付けた後にパネル表面に防水層を塗着し
たり、目地にコーキング材等を充填するなどして
防水性を付与しなくてはならなかつた。
しかし、パネル取付後施工現場で防水層を設け
たり、目地を閉塞したりすることは施工に手間が
かかつたり、しかも信頼性が高い防水性を期待し
難かつた。また、地下構造物においては、根伐に
際して余掘をして、建込んだパネル外側に作業者
が入つて防水作業を行なわなくてはならないが、
狭隘な土地で余掘が不可能な場合は防水施工が複
雑となつてコスト高となり、しかも地下湧水に対
し充分な防水性を付与することはすむずかしかつ
た。
この考案は上記事情に鑑みなされたものであ
る。以下図示する実施例により説明する。
第1図、第2図はこの考案で用いるセメント系
パネル1であり、片表面、4端面および他の表面
縁部にまたがり防水層2が積層して配してあり、
所定の位置に取付ボルトに螺合するナツト埋込み
孔3が開口している。
第3図は、このセメント系パネルを躯体基礎4
上に建込み構造物のパネル外壁を構成したもので
ある。躯体基礎4は天端に屋外側が低面5で立上
り面6が屋外側に向いた段差部7を有し、屋外側
面および段差部7は防水層8で覆われている。ま
た、躯体基礎4上に躯体鉄骨9が建込まれてい
る。セメント系パネル1は防水層2の面を屋外側
になし躯体鉄骨9の屋外側に位置し、その下端面
を段差部低面5に接し基礎4上に載置し、ナツト
埋込み孔3に基礎4に固定した躯体鉄骨を構成す
るL形鋼9−1を貫通してボルト13をねじ込み
屋内側に引き付けパネル1内側下縁部面を段差部
立上り面6に圧接して取付けられている。
この考案で用いるセメント系パネルはALC板、
PC板等から選択され石灰質原料、珪酸質原料等
からなりセメントを用いないALC板もこのパネ
ルに含まれる。防水層2はブチルゴム等ゴム系シ
ート、塩化ビニル系樹脂等の合成樹脂シート、鋼
板の両面に塩化ビニル系樹脂等を積層した積層鋼
板あるいは合成樹脂膜等によつて形成される。防
水層2は少なくとも下端面および屋内側下縁部面
に設けなくてはならないが、屋外側面、4端面お
よび屋内側周縁部面に設けるならば、パネル建込
み後現場における防水処理の必要がなく、しかも
パネル相互間の目地の止水性を容易、確実に行な
い得るので好適である。
この実施例は以上の構成であり、セメント系パ
ネル1は下端面が段差部低面5に自重で圧接し、
屋内側下縁部面が立上り面6に引寄せられて接
し、その間に防水層2が介装してある。従つて基
礎とセメント系パネル下端との間の止水性が高
く、取付後の安定性と取付施工性が良好である。
この実施例においては、基礎4の外側面および
段差部を覆つて防水層8を設けたが、必ずしも必
要がない。しかし、地下構造物や湿地の場合は基
礎からの水分の浸透が防止できるので好ましい。
また基礎とセメント系パネルとの間に2層の防水
層2,8を介装すると、1層の防水層2のみの場
合に比べ止水性を向上せしめることができる。
なお、第3図で示す実施例のパネル外壁のパネ
ル相互間目地を閉塞して止水性を付与するには、
例えば地下構造物で余掘ができず、外側からの作
業が不可能の場合には第4図aのごとく室内側か
ら防水テープ10を、パネル内側面にまわり込ん
だ防水層2の上から目地に沿つて増貼りし、その
上から帯状押え金物11をビス12で固定した
り、あるいはb図のごとく単に防水テープ10を
熱、溶剤あるいは接着剤で接着し目地を閉塞し止
水性を付与できる。また、屋外側から作業できる
場合は屋外側から前記と同様にして目地を閉塞し
てよい。
第5図もこの考案のパネル外壁を示すものであ
る。この外壁の場合は、躯体基礎4、段差部7の
立上り面6が第3図の場合に比べ広くなつてい
る。従つて、パネル1内側下縁部面との圧接面積
が広く、ボルト13による強い引き付け力を支承
し水密性の向上を図ることができる。仮りに地震
等でパネルが振動しパネル下端面位置の防水層が
破損しても、内側下縁部の広い面の防水層で止水
性を維持することができ、湧水が多い地下構造物
等に用い好適である。
この考案は以上の通りであり、この外壁は基礎
との間の止水性が高く、取付後のパネルの安定性
および施工性も優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は実施例のセメント系パネルの
断面図および斜視図、第3図は外壁の下端部縦断
面図、第4図a,bは目地の閉塞の態様例を示す
断面図、第5図は別の態様例の外壁下端部縦断面
図である。 1……セメント系パネル、2……防水層、3…
…ナツト埋込孔、4……基礎、5……低面、6…
…立上り面、7……段差部、8……防水層、9…
…躯体鉄骨、9−1……L形鋼、10……防水テ
ープ、11……押え金物、12……ビス、13…
…ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セメント系パネルの少なくとも下端面および屋
    内側下縁部面にまたがり防水層を積層してなつた
    セメント系パネルを、屋外側が低面の段差部があ
    る躯体基礎の上に建込み構成されてなり、該パネ
    ルは前記下端面を段差部低面に接して載置し、か
    つ構造物屋内側方向に引き付けパネル屋内側下縁
    部面を段差部立上り面に圧接して取付けてあるこ
    とを特徴とする構造物のパネル外壁。
JP9281182U 1982-06-21 1982-06-21 構造物のパネル外壁 Granted JPS5913U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9281182U JPS5913U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 構造物のパネル外壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9281182U JPS5913U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 構造物のパネル外壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5913U JPS5913U (ja) 1984-01-05
JPS6332806Y2 true JPS6332806Y2 (ja) 1988-09-01

Family

ID=30223196

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JP9281182U Granted JPS5913U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 構造物のパネル外壁

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JP (1) JPS5913U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5913U (ja) 1984-01-05

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