JPS6332786A - 小型テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば標準タイプより小型のテープカセット
を標準タイプのビデオテープレコーダなどに直接装着す
るには小型で、従って標準タイプの記録再生Ｖｔ＠で使
用するには、例えばアダプタを必要とする小型テープカ
セットに係り、特に蓋体のロックを確実にした小型テー
プカセットに関する。

（従来の技術） 一般にビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）などの記録再生
装置には、標準タイプの大きさのテープカセットが使用
されていることは周知のことである。そして近年、この
標準タイプのテープカセットを使用する機器と互換性を
保ちながら記録再生を可能とした標準タイプのテープカ
セットより小型の小型テープカセットが開発されている
こともまた周知のことである。

この種小型テープカセットは、小型テープカセット専用
の記録再生装置によって記録再生を行うことができる一
方、標準タイプのテープカセットを使用する記録再生装
置にて使用する場合には、４５準タイプと略同−形状の
テープカセット用アダプタ内に収納することにより、標
準タイプのテープ力セツ１−と同等に使用できるもので
ある。

第６図は一般的な小型テープカセットを示す外観斜視図
であり、これは蓋体を開蓋した状態を示しである。

小型テープカセット１は、磁気テープ２を収納して」−
ハーフ３Ａと下ハーフ３Ｂとより葺合ぜの状態で構成さ
れるカセット筐体３と、このカセット筺体３の面部側間
口を開閉するｈ体４とを枢支軸（ピン）１０により回動
自在に支持した構成としである。また、上ハーフ３Ａに
は、後述する巻取リールハブ７の外周面に形成した歯車
７ａをカセット筺体３の側面に臨まじるための切欠部３
ｄが形成されている。そして、この切欠部３ｄは上・下
ハーフ３Ａ、３Ｂを組立てた時に区画形成されるもので
ある。なお、１２は切欠部３ｄの後部側にて上下ハーフ
３△、３Ｂ＠ｒ？ｔいて形成された１−１；１１Φ人防
止用の溝である。

そして、磁気テープ２は通常［；４口を横切る如く左右
のガイドローラ５．５により案内された状態で蓋体４が
閉蓋づることにより保護されている。

また、益体４はカセット筺体３の一側の前方に形成され
た０字状の凹部９内に嵌挿した板ばね１１により摺Ｅｊ
ｊ力が付勢された摺動片８によってりＩＪソックに閉蓋
位置および閉蓋位置が設定される構成としである。

この小型テープカセット１を図示ゼぬ小型テープカセッ
ト専用の記録再生４Ａ置で使用する場合、この小型テー
プ力セツｌ〜１を装置の所定位置まで挿入することによ
り、蓋体４を図示の如く略水平位置まで回動させ、しか
る後この小型テープカセット１を例えば不時させること
により、供給側リールハブ６が供給リールフエず−に嵌
合し、また巻取リールハブ７の外周面に形成した歯￥ｉ
７ａが装置の駆！ｌｌ歯車に噛合し、かつカセット筺体
３の開口側の凹部３ａ、３ｂ、３ｃ内に装置の垂直およ
び傾斜ローディングボールおよびキャプスタンがそれぞ
れ進入した状態で、記録再生装置に装着されるものであ
る。

また、この小型テープカセット１を標準タイプの記録再
生装置に装着して使用する場合には、上記したハク、例
えば実公昭６０−３７７３９号公報に示される如くの標
準タイプのテープカセットと同一形状のアダプタの収納
部内に収納された状態で使用ざ机るものである。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、上記構成の小型テープカセット１は、それ自
体で蓋体４のロック代構を備えていないため、その錯体
４が所定の角度以上回動すると板ばね１１０弾性力によ
り）Ｋ動片８を介して簡単に開蓋してしまい、ぞの結果
、磁気テープ２の信号記録面が外部に露出してその信号
記録面に廖埃などが付着することによりテープが晩傷し
てしまうなど支足した記録再生が行なえないという問題
点が考えられる。

また、かかる問題点を除去するために、この小へ゛１７
−ブカセツト１に標準タイプのテープカセットに採用さ
れているようなロック機構を採用した場合、このロック
機構のロックを解除する操作部はカセット筐体の側面よ
り内側に位置しているため、この小型テープカセットを
使用する専用の記録再生装置、または標準タイプの記録
再生装置に使用するためのアダプタに特別のロック解除
機構を設ける必要があるなど、場打の装置に対応でさ゛
ないばかりか、それぞれの装置の機構部が複雑となり、
いきおい部品点数が多くなるなどの問題点が発生する。

（問題点を解決するための手段〉 本発明は上記従来の欠点に鑑みてなされたものであり、
上ハーフ・と下ハーフとよりなるカセット筐体の前面に
形成された所定長のテープパスを覆う蓋体を回動自在に
枢支した標準タイプのテープカセットより小型で、標準
タイプの記録再生装置に装着する際にアダプタ内に収納
されて用いられる小型テープカセットであって、弾性手
段によって常時閉蓋方向への回動力が付勢された蓋体と
、前記カセット筺体の側面より突出する操作部を備え、
一端部に形成した係止部を前記蓋体に形成された係合部
を係止するように臨ませると共に、他端部の固定部を前
記上ハーフの内側面に突出形成した支持部に嵌るさせた
弾性変位可能なロック片と、このロック変が弾性変位し
て前記蓋体のロックを解除する際、ロック片の所定通以
上の変位を規制するス１〜ツバとよりなることを特徴と
する小型テープカセットを提供するものである。

（実　施　例） 第１図は本発明になる小型テープカセットの蓋体のロッ
ク機構を示す一部拡大外観斜視図であり、これは第６図
に示す小型テープカセット１０巻取リールハブ７側から
見た上ハーフ３Ａの内部を示すものである。第２図は本
発明になる小型テープカセットの側面図、第３図は蓋体
の開蓋状態を示す側面図、第４図（Ａ）〜（Ｄ）は本発
明の要部の一部を構成するロック片の動作状態を示す平
面図、第５図は蓋体の枢支部を示す一部平面図である。

なお本発明の実施例において上記第６図と同一の部分に
は同一の符号を付してその具体的な説明は省略する。

本発明の小型テープカセット１３においては、上記第６
図に示す小型テープカセット１の益体４を間開するため
の手段としてのＵ字状の凹部９、摺動片８および扱ばね
１１を除去した構成としである。即ち、蓋体４は第５図
に示す如く、一端部を蓋体４に係止し、他端部をカセッ
ト筺体３に係止した捩りばね１４を枢支軸（ビン）１０
に嵌挿することにより、常時閉蓋方向への付勢力が作用
するように組立てられている。

第１図において、巻取リールハブ７の歯巾７ａを上ハー
フ３Ａの側面に臨ませるために形成された切欠部３ｄに
対応する内側面１５には、蓋体４の回動を阻止するため
の弾性変形可能な板状のロック片１６が、この上ハーフ
３Ａの上板１７側に近接配置されている。このロック片
１６は例えば合成樹脂などにより一体形成されたもので
あり、カセット筺体３の上記切欠部３ｄの位置と対応す
る幅広い本体部１６ａと、この本体部１６ａと段部１６
ｆを介して連設する薄肉で、かつ幅の狭い弾性変位可能
な変位部１６ｂとより大略構成されている。

このロック片１６は、その変位部１６ｂの先端部に形成
したフック状の係止部１６ｃが蓋体４の内側面に突出形
成した保合部４ａを係止するよう第４図（Ａ＞に示す如
く所定場の遊び寸法１１を保って臨ませると共に、本体
部１６ａの後端部１６ｄがカセット筐体３の上ハーフ３
Ａに形成した切欠ｉ’１３ｄの後部近傍（誤挿入防止用
の溝１２の近傍）にて上ハーフ３Ａに形成された略り字
状の支持部１８に嵌着されることにより、この上ハーフ
３△に着脱自在に取付けられる。このロック片１６の取
付けによって、その係止部１６ｃは枢支１Ｉ１１！１１
０に近接した位置となる。従って、ロック片１６のカセ
ット筐体３に対する組立ては極めて筒中に行ない得る。

そして、このロック片１６は上ハーフ３Ａと合体する下
ハーフ３Ｂの端面によって挿入り向に対する移動が阻止
されている。

このロック片１６の取付けられた小型テープカセット１
３は第２図、第３図に夫々に示すように、蓋体４が枢支
＠１０に近接した位置で係合部４ａが係止部１６Ｇによ
ってロックされると共に、ロック片１６の本体部１６ａ
１．：設けた操作部１６ｅが、蓋体４側に近接した位置
に穿設された上ハーフ３△の透孔１９を通じてカセット
筐体３の側面より所定ｍ突出する。このように、ロック
片１６の係止部１６ｃが、捩りばね１４によって所定の
軸トルクが作用する蓋体４の枢支軸１０近傍にて蓋体４
を係止することにより、力と長さとの関係によってこの
枢支軸１０近傍には大なる閉蓋力が作用するため、蓋体
４の係合部４ａは係止部１６ｃを大なる力で変位させた
後、これを乗り越えて確実にロックされ、ロック片１６
によるロック機能の信頼性が向上する。また、このよう
にロック片１６のロック位置を設定することにより、捩
りばね１４自体の付勢力を小とし得るので、これに伴い
装置側の間’！機構の負荷を軽減し得る。

また、ロック片１６の操作部１６ｅは上下・左右方向側
に向って傾斜面１６ｅ＋、１６ｅ２がそれぞれ形成され
ることにより、この小型テープヵセット１３の装置への
水平おにび垂直方向への装填操作に対して適宜対応する
ことが可能となり、円滑なロック解除操作を行ない得る
。

第１図中２０はロック片１６の本体部１６ａの変位位置
を規制するよう上ハーフ３Ａより一体に突出させたスト
ッパであり、第４図（Ｃ）に示す如く、ロック片１６の
係止部１６ｃの所定量以上の変位を阻止することにより
、カセット筐体３内のガイドローラや磁気テープ２を保
護する。

ここで、本発明になる小型アープカセット１３のロック
機構の動作について第４図を参照しながら説明する。

この小型テープカセット１３を例えば専用の装置に装着
する場合には、小型テープカセット１３を図示せぬホル
ダに水平状態で挿入すると、カセッ１〜筺体３の側面よ
り４２だけ突出した操作部１６ｅが、第４図（Ａ）に示
す状態より同図（Ｂ）に示す状態にホルダの内壁２１に
よってその傾斜面１６ｅ２がＰ方向に規定された距離１
３だけ押圧されることにより弾性変位して、蓋体４の係
合部４ａとロック片１６の係止部１６Ｇとの係合状態が
解除され、装置の図示せぬ間道機構が蓋体４を枢支軸１
０を中心として捩りばね１４の力に抗して回動させてこ
の蓋体４は、第３図に示す如く間￥２する。

また、例えばホルダの内壁２１とカセット筐体３の側面
との距離が同図（Ｃ）に示す如く規定の距ＷＬ１３より
小なる距１１１ｔＡａとなった場合には、このロック片
１６がストッパ２０に当接してそれ以上の移動が規制さ
れるため、内部のガイドローラや磁気デーゾ２を損傷す
るようなことはない。

また、これとは逆に同図（Ｄ＞に示す如く、ホルダの内
壁２１とカセット筐体３との距離が規定の距ｍｌ　３よ
り大なる距！Ｉ！ｔｉ５となった場合には、ロック片１
６の係止部１６Ｃと蓋体４の係合部４ａとの係合状態が
完全に解除されない状態となるものの、装置の間道機構
が蓋体４を開蓋操作すると、その薄肉の変位部１６ｂが
二点鎖線で示す如くざらに変形して、ロック片１６を強
制的に解除する。

本発明になる小型テープカセット１３を標準タイプの記
録・再生装置に装着する場合には、これを上記した図示
せぬアダプタの収納部内に装填することにより、ロック
片１６の操作部１６ｅがアダプタの内壁に押圧されて、
Ｐ方向に回動する如く弾性変位するため、蓋体４の係合
部４ａとロック片１６の係止部１６Ｃとの係合状態が解
除される。従って、この蓋体４はアダプタ内の係止部に
よって捩りばね１４の力に抗して強制的に開ｎｃ５れる
。

（発明の効果） 以上の如く、本発明になる小型テープカセットは、弾性
手段によって常時開蓋方向への回動力が（４４３Ｍされ
た蓋体を、一端部に形成した係止部をこの蓋体に形成さ
れた係合部を係止するように臨ませると共に、他端部の
固定部を上ハーフの内側面に突出形成した支持部に嵌着
させた弾性変位可猜なロック片によってロックし、かつ
このロック片の所定は以上の変位を規制するストッパを
設けたため、装置のカセットホルダとロック片の操作部
との寸法のバラツキを吸収してこのロック片と近接する
磁気テープやガイドローラなどを保護し、またカセット
筐体の小型化への対応がし易くなると共に、設π１の自
由度が得られる。また、カセット不使用時には蓋体は容
易に開蓋することはなく、その結果、内部の磁気テープ
は操作者の指などが触れて汚染されたり、あるいは損傷
するようなことはないなどの実用的な利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ｔよ本発明になる小型デーゾカセットの蓋体のロ
ック機構を示し、巻取リールハブ側から児た上ハーフの
内部を示す一部拡大外観斜視図、第２図は本発明になる
小型テープ力セツ１〜の側面図、第３図は蓋体の間道状
態を示す側面図、第４図（Ａ）〜（Ｄ）は本発明の要部
の一部を構成するロック片の動作状態を示す平面図、第
５図は益体の枢支部を示す一部平面図、第６図は一般的
な小型デーゾカセットを底部から見た外観斜視図である
。 ３−・・カセット筐体、３Ａ・・・上ハーフ、３Ｂ・・
・下ハーフ、４・・・蓋体、４ａ・・・係合部、１０・
・・枢支軸、１３・・・小型テープカセット、１４・・
・捩りばね、１６・・・ロック片、１６ａ・・・本体部
、１６ｂ・・・変位部、１６Ｃ・・・係止部、１６ｅ・
・・操作部、２０・・・ストッパ、２１・・・ホルダの
内壁。 第６図 手続補正書 昭和６２年１月２２日 昭和６１年特許願第１７５９８８号 ２、発明の名称 小型テープカセット ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　神奈川県横浜市神奈用区守屋町３丁目１２番地自
発補正 ５、補正の対象 明細出の全文を別紙補正明細書の如く補正する。 補　　正　　明　　細　　書 １、発明の名称 小型テープカセット ２、特許請求の範囲 上ハーフと下ハーフとよりなるカセット筐体の１　にて
　このカセット筐体の前面に形成された所定長のテープ
パスを覆う蓋体を回動自在にＵ上の内側方向への変位を
規制するためのストツバを形成するように、Ｌ　ｔｇこ
とを特徴とする小型テープカセット。 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば標準タイプより小型のテープカセット
を標準タイプのビデオテープレコーダなどに直接装着す
るには小型で、従って標準タイプの記録再生装置で使用
するには、例えばアダプタを必要とする小型テープカセ
ットに係り、特に蓋体のロックを確実にした小型テープ
カセットに関する。 （従来の技術） 一般にビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）なとの記録再生
装置には、標準タイプの大きさのテープカセットが使用
されていることは周知のことである。そして近年、この
標準タイプのテープカセットを使用する機器と互換性を
保ちながら記録再生を可能とした標準タイプのテープカ
セットより小型の小型テープカセットが開発されている
こともまた周知のことである。 この種小型テープカセットは、小型アープカセット専用
の記録再生装置によって記録再生を行うことができる一
方、標準タイプのテープカセットを使用する記録再生装
置にて使用する場合には、標準タイプと略同−形状のテ
ープカセット用アゲブタ内に収納することにより、標準
タイプのテープカセットと同等に使用できるものである
。 第６図は一般的な小型テープカセットを示ず外観斜視図
であり、これは蓋体を開蓋した状態を示しである。 小型テープカセット１は、磁気テープ２を収納して上ハ
ーフ３Ａと下ハーフ３Ｂとより蓋合せの状態で構成され
るカセット筺体３の両側にて、このカセット筺体３の前
面側開口を開閉する蓋体４とを枢支軸（ビン）１０によ
り回動自在に軸支した構成としである。また、下ハーフ
３Ｂには、後述する巻取り−ル７の下フランジ外周面に
形成した歯車７ａをカセット筐体３の側面に臨ませるた
めの切欠部３ｄが形成されている。そして、この切欠部
３ｄは上・下ハーフ３Ａ、３Ｂを組立てた時に区画形成
されるものである。なお、１２は切欠部３ｄの後部側に
て上下ハーフ３Ａ、３Ｂを貫いて形成された誤挿入防止
用の溝である。 そして、磁気テープ２は通常開口を横切る如く左右のが
イドローラ５，５により案内された状態で蓋体４が閉蓋
することにより保護されている。 また、蓋体４はカセット筐体３の一側の前方に形成され
たＵ字状の凹部９内に嵌挿した板ばね１１により蓋体４
側方向への付勢力が付与迫れた前後ｌＦ！動自在な摺動
片８によってクリック的に開蓋位置およびｒｌｉＭ位置
に保持される構成としである。 この小型テープカセット１を図示せぬ小型テープカセッ
ト専用の記録再生装置で使用する場合、この小型テープ
カセット１を装置の所定位置まで挿入することにより、
蓋体４を図示の如く略水平位置まで回動させ、しかる後
この小型アープカセット１を例えば下降させることによ
り、供給側リール６が装置の供給リールディスクに嵌合
し、また巻取リール７の７ランジの外周面に形成した歯
車７ａが装置の駆動歯車に噛合し、かつカセット筐体３
の開口側の凹部３ａ、３ｂ、３ｃ内に装置の垂直および
傾斜ローディングボールおよびキャプスタンがそれぞれ
進入した状態で、記録再生装置に装着されるものである
。 また、この小型テープカセット１を標準タイプの記録再
生装置に装着して使用する場合には、上記した如く、例
えば実公昭６０−３７７３９号公報に示される如くの標
準タイプのテープカセットと同一形状のアダプタの収納
部内に収納された状態で使用されるものである。 （発明が解決しようとする問題点） ところで、上記構成の小型テープカセット１は、それ自
体で蓋体４のロック機構を備えていないため、その蓋体
４が所定の角度以上回動すると板ばね１１と衝動片８に
よる付勢作用により簡単に開蓋してしまい、その結果、
磁気テープ２の信号記録面が外部に露出してその信号記
録面に塵埃などが付着したり、上客が接触してテープが
屓傷してしまうなど安定した記録再生が行なえないとい
う問題点があった。 また、かかる問題点を除去するために、この小型Ｙ−１
カセット１に標準タイプのテープカセットに採用されて
いるような蓋体のロック機構を採用した場合、このロッ
ク機構のロックを解除するためのロック解除手段が装置
側に必要なるため、この小型テープカセットを使用する
専用の記録再生装置、または標準タイプの記録再生装置
に使用するためのアダプタに新たにロック解除手段を設
けなければならず、ロック解除手段を有さない現行の装
置には使用できなくなって互換性が保てなくなるばかり
か、それぞれの装置の機構部が複雑となり、いきおい部
品点数が多くなるなどの問題点が発生する。 （問題点を解決するための手段） 本発明は上記従来の欠点に鑑みてなされたものであり、
上ハーフと下ハーフとよりなるカセット筐体の両側にて
、このカセット筐体の前面に形成された所定長のテープ
バスを覆う蓋体を回動自在に軸支してなる小型テープカ
セットにおいて、前記蓋体に保合部を形成する一方、カ
セット筐体の側部にこのカセット筐体の側部より外側方
向に突出するロック解除用凸部と、前記蓋体の係合部に
係合する係止部とを備えたロック片を設け、通常時には
、ｎｔ記ロック片の係止部と前記蓋体の係合部とを係合
してこの蓋体を目１蓋状態にロックし、小型テープカセ
ット装填時には、前記ロックを解除用凸部を押圧して前
記ロック片を内側方向に変位せしめ、前記係止部と係合
部との係合を外して前記蓋体のロックを解除すると共に
、前記カセット筐体に、″前記ロック片の所定順以上の
内側方向への変位を規制するためのストッパを形成する
ようにしたことを特徴とする小型テープカセットを提供
するものである。 （実　施　例） 第１図は本発明になる小型テープ力セツ１−の蓋体のロ
ック機構を示す一部拡大外観剥視図であり、これは第６
図に示す小型テープカセット１の巻取り−ル７側から見
た上ハーフ３Ａの内部を示すものである。第２図は本発
明になる小型テープカセットの側面図、第３図は蓋体の
開蓋状態を示す側面図、第４図（Ａ）〜（Ｄ）は本発明
の要部の一部を構成するロック片の動作状態を示す平面
図、第５図は蓋体の枢支部を示す一部平面図である。 なお本発明の実施例において上記第６図と同一の部分に
は同一の符号を付してその置体的な説明は省略する。 本発明の小型テープカセット１３においては、上記第６
図に示す小型テープ力セッ１−１の蓋体４を開閉するた
めの手段としてのＵ字状の凹部９、ｔｇ　ｌＪ片８およ
び板ばね１１を除去した構成としである。即ち、蓋体４
は第５図に示す如く、一端部を蓋体４に係止し、他端部
をカセット筐体３に係止した捩りばね１４を枢支軸（ビ
ン）１０に嵌挿することにより、常時閉蓋方向への付勢
力が作用するように組立てられている。 また、第１図乃至第３図に示す如く、カセット筐体３の
側部に前記蓋体４をｒｆＩ蓋状前状態ックするロック手
段及びこのロック手段による蓋体のロックを解除するロ
ック解除手段を設けている。 以下、このロック手段及びロック解除手段の一実施例を
説明する。 １６は、切欠部３ｄに対応する上ハーフ３Ａの内側面１
５に設けた板状のロック片で、例えば合成樹脂などによ
り一体形成されたものであり、弾性変形可能な幅広い本
体部１６ａと、この本体部１６ａの先端部に連設した弾
性変形可能な変位部１６ｂと、前記本体部１６ａの外側
面に設けた外側方向に突出するロック解除用凸部１６ｅ
とにより大略構成しである。 このロック片１６は、本体部１６ａの後端部１６ｄを上
ハーフ３Ａの後部近傍（誤挿入防止用の満１２の近傍）
に形成された略り字状の支持部１８にｌ！ｌｉｉするこ
とにより、この上ハーフ３Ａに着脱自在に取付各プ可能
とし、組立作業の簡易化を図ると共に、その挿入方向に
対する移動を上ハーフ３Ａと合体する下ハーフ３Ｂの端
面によって阻止するようにしている。 また、前記変位部１６ｂは、段差部１６ｆによって幅狭
どし、かつ薄肉状として弾性変形力をより一層付与する
ようにしてなると共に、その先端部に形成したフック状
の係止部１６ｃを蓋体４の内側面に形成した係合部４ａ
に所要の遊びをもって係合、例えば第４図（Ａ）に示す
如く所定量の遊び寸法１１を保って臨ませこの両者の係
合により蓋体４を閉蓋状態にロックするようにしている
。 なお、この係止部１６Ｇは枢支軸１０に近接した位置で
係合部４ａに係合、即ちロック片１６の係止部１６ｃが
、捩りばね４によって所定の軸トルクが作用する蓋体４
の枢支軸１００近傍にて蓋体４を係止することにより、
仮に蓋体４が閉蓋状態にある時ロック片１６が第４図（
Ａ）の如くロック位置に位置しても、この蓋体４が閉蓋
方向に回動すると、力と長さとの関係によってこの枢支
軸１０近傍には大なる閉蓋力が作用するため、蓋体４の
係合部４ａは係止部１６Ｃを大なる力で変位させた後、
これを乗り越えて確実にロックされ、ロック片１６によ
るロック機能の信頼性が向上する。このようにロック片
１６のロック位置を設定することにより、捩りばね１４
自体の付勢力を小とし得るので、これに伴い装置側の開
ｉｎ構の負荷を軽減し得る。 さらに、本体部１６ａの外側面に設けたロック解除用凸
部１６ｅは、蓋体４側に近接した位置に穿設された上ハ
ーフＡの透孔１９を通じて第４図（Ａ）に示すように、
カセット筐体３の側面と装置側の内壁２１との間に規定
された距１！１（間隔）１３よりも大なる突出量Ｉ／、
２を有する如く同カセット筺体３の側面より外側方向に
突出すると共に、その上下・左右方向側に向って傾斜面
１５ｅ　Ｉ　。 １６ｅ２がそれぞれ形成されることにより、後述するよ
うにこの小型テープカセット１３の装置への水平および
垂直方向への円滑な￥Ａ填操作をおこなわせると同時に
、円滑なロック解除操作を行なわせるようにしている。 第１図中２０はロック片１６の本体部１６ａの変位位置
を規制するよう上ハーフ３Ａより一体に突出させたスト
ッパであり、第４図（Ｃ）に示す如く、ロック片１６の
所定量以上の変位を阻止することにより、カセット筺体
３内のガイドローラや磁気テープ２を保護する。 ここで、本発明になる小型テープカセット１３のロック
手段及びロック解除手段の動作について第４図を参照し
ながら説明する。 この小型テープカセット１３を例えば専用の装置に装着
する場合には、小型テープカセット１３を図示せぬホル
ダに水平状態で挿入すると、カセット筺体３の側面より
ｊ２だけ突出したロック解除用凸部１６ｅが、第４図（
Ａ）に示す状態より同図（Ｂ）に示す状態にホルダの内
壁２１によってその傾斜面１６ｅ２に沿ってＰ方向に規
定された距離１２−１３だけ押圧されることにより本体
部１６ａ及び変位部１６ｂが弾性変形して、蓋体４の係
合部４ａとロック片１６の係止部１６Ｇとの係合状態が
外れて同蓋体４のロックが解除され、装置の図示せぬ開
蓋機構が蓋体４を枢支＠１０を中心として捩りばね１４
の力に抗して回動ぜしめ、この蓋体４を、第３図に示す
如く開蓋する。 この際、ロック解除用凸部１６ｅの上下左右に形成した
傾斜面１６ｅ＋、１６ｅ２にホルダの入口端が当接し、
その傾斜面に沿ってこのロック解除用凸部１６ｅを押圧
するので、ロック解除用凸部１６ｅにホルダの入口端が
引掛って小型デーブカセツ１〜１３の挿入動作を阻害す
ることもなく、小型テープカセット１３の収納操作が円
滑に行なわれると同時に、ロック解除も円滑に行なわれ
る。 また、例えば成形時のバラツキ等によりホルダの内壁２
１とカセット筐体３の側面との距離が同図（Ｃ）に示す
如く規定の距離１３より小なる距＠ｌ＜となった場合に
は、このロック片１６がストッパ２０に当接してそれ以
上の移動が規制されるため、内部のガイドローラや磁気
テープ２を損傷するようなことはない。 また、これとは逆に同図（Ｄ）に示す如く、仮にホルダ
の内壁２１とカセット筺体３との距離が規定の距離ｊ３
より大幅に大なる距離１５を有するホルダが存在した場
合には、ロック片１６の係止部１６ｃと蓋体４の係合部
４ａとの係合状態が完全に解除されない状態となるもの
の、装置の開Ｍ機構が蓋体４を開蓋操作すると、本体部
１６ａ及び変位部１６ｂが共に弾性変形すると共に、同
変位部１６ｂが二点鎖線で示す如くさらに変形して、ロ
ック片１６を強制的に解除する。 本発明になる小型テープカセット１３を標準タイプの記
録・再生装置に装着する場合には、これを上記した図示
せぬアダプタの収納部内に装填することにより、ロック
片１６のロック解除用凸部１６ｅがアダプタの内壁に押
圧されて、Ｐ方向に回動する如く弾性変形するため、蓋
体４の係合部４ａとロック片１６の係止部１６Ｃとの係
合状態が外れて同蓋体４のロックが解除される。従って
、この蓋体４はアダプタ内の開蓋機構によって捩りばね
１４の力に抗して回動されて開蓋される。 （発明の効果） 以上の如く、本発明になる小型テープカセットは、蓋体
に係合部を形成する一方、カセット筐体の側部にこのカ
セット筐体の側部より外側方向に突出するロック解除用
凸部と、前記蓋体の係合部に係合する係止部とを備えた
ロック片を設け、通常時には、前記ロック片の係止部と
前記蓋体の係合部とを係合してこの蓋体を開蓋状態にロ
ックし、小型テープカセット装填時には、前記ロックを
解除用凸部を押圧して前記ロック片を内側方向に変位せ
しめ、前記係止部と係合部との係合を外して前記蓋体の
ロックを解除すると共に、前記カセット筐体に、前記ロ
ック片の所定Φ以上の内側方向への変位を規制するため
のストッパーを形成するようにしたものであるから、装
置のカセットホルダとロック片のロック解除用凸部との
寸法のバラツキを吸収してこのロック片と近接する磁気
テープやガイドローラなどを保護し、またカセット筐体
の小型化への対応がし易くなると共に、設計の自由度が
得られる。また、カセット不使用時には蓋体は容易に開
蓋することはなく、その結果、内部の磁気テープは操作
者の指などが触れて汚染されたり、あるいは損傷するよ
うなことはないな、どの実用的な利点がある。 また現行装置との互換性を維持した蓋体のロック手段を
備えた小型テープカセットを提供し得るものである。 ４、図面の簡単な説明 第１図は本発明になる小型テープカセットの蓋体のロッ
ク機構を示し、巻取リール側から見た上ハーフの内部を
示す一部拡大外観斜視図、第２図は本発明になる小型テ
ープカセットの側面図、第３図は蓋体の開蓋状態を示す
側面図、第４図（Ａ）〜（Ｄ）は本発明の要部の一部を
構成するロック片の動作状態を示す平面図、第５図は蓋
体の枢支部を示す一部平面図、第６図は一般的な小型テ
ープカセットを底部から見た外観斜視図である。 る。 ３・・・カセット筐体、３Ａ・・・上ハーフ、３Ｂ・・
・下ハーフ、４・・・蓋体、４ａ・・・係合部、１０・
・・枢支軸、１３・・・小型テープカセット、１４・・
・捩りばね、１６・・・ロック片、１６ａ・・・本体部
、１６ｂ・・・変位部、１６Ｇ・・・係止部、１６ｅ・
・・ロック解除用凸部、２０・・・ストッパ、２１・・
・ホルダの内壁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上ハーフと下ハーフとよりなるカセット筐体の前面に形
   成された所定長のテープバスを覆う蓋体を回動自在に枢
   支した標準タイプのテープカセットより小型で、標準タ
   イプの記録再生装置に装着する際にアダプタ内に収納さ
   れて用いられる小型テープカセットであつて、弾性手段
   によつて常時閉蓋方向への回動力が付勢された蓋体と、
   前記カセット筐体の側面より突出する操作部を備え、一
   端部に形成した係止部を前記蓋体に形成された係合部を
   係止するように臨ませると共に、他端部の固定部を前記
   上ハーフの内側面に突出形成した支持部に嵌着させた弾
   性変位可能なロック片と、このロック変が弾性変位して
   前記蓋体のロックを解除する際、ロック片の所定量以上
   の変位を規制するストッパとよりなることを特徴とする
   小型テープカセット。