JPS633273B2 - - Google Patents

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JPS633273B2
JPS633273B2 JP20739782A JP20739782A JPS633273B2 JP S633273 B2 JPS633273 B2 JP S633273B2 JP 20739782 A JP20739782 A JP 20739782A JP 20739782 A JP20739782 A JP 20739782A JP S633273 B2 JPS633273 B2 JP S633273B2
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JP20739782A
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JPS5997077A (ja
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Masaru Tanaka
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5997077A publication Critical patent/JPS5997077A/ja
Publication of JPS633273B2 publication Critical patent/JPS633273B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F10/00Apparatus for measuring unknown time intervals by electric means
    • G04F10/10Apparatus for measuring unknown time intervals by electric means by measuring electric or magnetic quantities changing in proportion to time

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に極く短い時間を測定するのに好
適な手段として用いられる時間電圧変換器に係
り、詳しくは、スタートパルスが入力されてから
ストツプパルスが入力されるまでの時間に比例し
た電圧を得るところの時間電圧変換器に関する。
この種の変換器は、例えば測定試料をパルス光
で励起して試料から発される螢光を検出し、試料
の発光寿命を測定する場合等において用いられ
る。というのは発光寿命の測定では試料をパルス
励起してから螢光の光子が発されるまでの時間が
重要な意味をもつが、時間のままでは後の信号処
理に不便であり、これを電圧値に変換する必要が
あるからである。
従来においてこの種の時間電圧変換器は基本的
にはコンデンサの充電或いは放電特性を利用して
いるといえる。第1図に従来の時間電圧変換器の
一例を示す。この変換器の動作は、先ずスタート
パルスPAが外部から加えられることによつてフ
リツプフロツプFFがセツトされ、スイツチSを
閉じてコンデンサCの充電を開始する。次にスト
ツプパルスPBが加えられると、フリツプフロツ
プFFがリセツトされてスイツチSを開き、コン
デンサCの充電を停止する。このコンデンサCの
充電終了までの電圧Vcは一般にVc=∫Idt/cという 時間tの関数となるから、この電圧Vcをサンプ
ルホールド回路SHで保持して出力すれば、スタ
ートパルスからストツプパルスが加えられるまで
の時間に相当した電圧を得ることができる。図
中、Mはモノマルチでサンプルホールド回路の動
作を確実にするためのものである。
ところで、この時間電圧変換器の場合、取扱う
時間が長いと問題はないが、試料の発光寿命の測
定のようにナノセカンドオーダーの短かい時間に
なると、コンデンサCの充電々圧が第2図に示す
ようにスイツチの開閉に伴なつて歪を生じ、その
ための時間と電圧の比例関係が損なわれて無視で
きない誤差を生じることとなる。
本発明はこのような点にあつて、時間がナノセ
カンドオーダーというように短かくても誤差なく
時間に比例した電圧を出力し得る極めて有用な時
間電圧変換器を提供するものである。
而して、本発明のうち第1発明に係る時間電圧
変換器は、 スタートパルスが入力されてからストツプパル
スが入力されるまでの時間に比例する電圧値を得
るための時間電圧変換器において、 互いに同じ周波数および波形を有し且つ位相が
半周期ずれた第1連続三角波形電圧および第2連
続三角波形電圧を発振すると共に、それら両連続
三角波形電圧の周波数の倍の周波数を有し且つ正
負に変化する連続矩形波電圧を前記両連続三角波
形電圧の何れにも同期するように発振する発振器
と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
圧値を記憶する第1スタート時記憶回路と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第2連続三角波形電圧の電
圧値を記憶する第2スタート時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
圧値を記憶する第1ストツプ時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第2連続三角波形電圧の電
圧値を記憶する第2ストツプ時記憶回路と、 前記第1スタート時記憶回路の記憶電圧と前記
第1ストツプ時記憶回路の記憶電圧との第1差電
圧を求める第1減算器と、 前記第2スタート時記憶回路の記憶電圧と前記
第2ストツプ時記憶回路の記憶電圧との第2差電
圧を求める第2減算器と、 前記第1減算器により求められた第1差電圧お
よび第2減算器により求められた第2差電圧のう
ち、何れの差電圧が正しい時間電圧変換値に相当
するかを、スタートパルスが入力されたときにお
ける前記発振器から出力された前記連続矩形波電
圧の正負に基いて判定し、その正しい時間電圧変
換値に相当する一方の差電圧のみを時間電圧変換
出力として取り出すように構成された選択手段、
とを設けてあることを要旨とするものであり、 また、第2発明に係る時間電圧変換器は、 同じく、スタートパルスが入力されてからスト
ツプパルスが入力されるまでの時間に相当する電
圧値を得るための時間電圧変換器において、 互いに同じ周波数および波形を有し且つ位相が
半周期ずれた第1連続三角波形電圧および第2連
続三角波形電圧を発振する発振器と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
圧値を記憶する第1スタート時記憶回路と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第2連続三角波形電圧の電
圧値を記憶する第2スタート時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
圧値を記憶する第1ストツプ時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第2連続三角波形電圧の電
圧値を記憶する第2ストツプ時記憶回路と、 前記第1スタート時記憶回路の記憶電圧と前記
第1ストツプ時記憶回路の記憶電圧との第1差電
圧を求める第1減算器と、 前記第2スタート時記憶回路の記憶電圧と前記
第2ストツプ時記憶回路の記憶電圧との第2差電
圧を求める第2減算器と、 前記第1減算器により求められた第1差電圧お
よび第2減算器により求められた第2差電圧のう
ち、正しい時間電圧変換値に相当する大きい方の
差電圧のみを時間電圧変換出力として取り出すよ
うに構成された選択手段、とを設けてあることを
要旨とするものであり、 更に、第3発明に係る時間電圧変換器は、 同じく、スタートパルスが入力されてからスト
ツプパルスが入力されるまでの時間に相当する電
圧値を得るための時間電圧変換器において、 互いに同じ周波数および波形を有し且つ位相が
半周期ずれた第1連続三角波形電圧および第2連
続三角波形電圧を発振すると共に、それら両連続
三角波形電圧の周波数の倍の周波数を有し且つ正
負に変化する連続矩形波電圧を前記両連続三角波
形電圧の何れにも同期するように発振する発振器
と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
圧値または前記第2連続三角波形電圧の電圧値を
記憶するスタート時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
圧値または前記第2連続三角波形電圧の電圧値を
記憶するストツプ時記憶回路と、 前記スタート時記憶回路の記憶電圧と前記スト
ツプ時記憶回路の記憶電圧との差電圧を求めて、
その結果を時間電圧変換出力として取り出される
減算器と、 前記発振器から出力された前記第1連続三角波
形電圧および第2連続三角波形電圧のうち、何れ
の連続三角波形電圧が正しい時間電圧変換値を求
めるのに適しているかを、スタートパルスが入力
されたときにおける前記連続矩形波電圧の正負に
基いて判定し、その正しい時間電圧変換値を求め
るのに適した一方の連続三角波形電圧のみを前記
スタート時記憶回路およびストツプ時記憶回路へ
供給するように構成された選択手段、 とを設けてあることを要旨とするものである。
以下に図面に示す実施例に基づき本発明を詳述
する。第3図は本発明のうち第1の発明の一実施
例を示し、図中、1は発振器であつて、第4図に
例示したように夫々電圧が経時的かつ連続的に変
化する2相の連続三角波形電圧(即ち、互いに同
じ周波数および波形を有し、且つ、位相が半周期
ずれた第1連続三角波形電圧V1および第2連続
三角波形電圧V2:以下、単に連続波形電圧V1
V2と略称することもある)を発振すると共に、
それら両連続波形電圧V1,V2の周波数の倍の周
波数を有し、且つ、正負交互に変化する連続矩形
波電圧V3を、前記両連続波形電圧V1,V2の何れ
にも同期するように発振するように構成されてい
る。このように、位相が互いに半周期(π/2)
ずれた2相の連続波形電圧V1,V2を用いるのは、
スタートパルス、ストツプパルスがいつ入力され
るかわからないのでそれに対処するためである。
即ち、この理由を詳述すると、本発明では従来の
ようにコンデンサの充放電を利用する方式でな
く、発振器から発せられる連続波形電圧を用い、
スタートパルス及びストツプパルスが入力された
ときの連続波形電圧の電圧値を記憶し、その電圧
の差を出力するという方式をとる。従つて、この
電圧の差が時間に比例するためには、連続波形電
圧が一つの傾斜を変化しつつあるときにスタート
パルス及びストツプパルスが入力される必要があ
る。しかるにスタートパルス、ストツプパルスは
何時入力されるかわからないから、単一の連続波
形電圧を用いることはできない。そこで、2つの
位相の異なる連続波形電圧を用い、スタートパル
ス、ストツプパルスが何時入力されてもスタート
パルスが入力されてからストツプパルスが入力さ
れるまでの時間の間は必ず少なくとも一方の連続
波形電圧が一つの傾斜を変化しつつあるようにす
るという手段を採用したのである。そして、その
2つの連続波形電圧の位相差を上記のように半周
期(π/2)に設定しておけば、スタートパルス
の入力タイミングが最悪である場合を考えても、
少なくともその連続波形電圧の1/4周期に相当す
る時間は確実に(正確に)測定することができる
ので、前記位相差を他の値に設定する場合に比べ
て、確実な測定可能時間を最大にとることがで
き、最も望ましいのである。
前記発振器1から出力される他の連続矩形波電
圧V3は、後で詳述するところから明らかになる
ように、スタートパルスが入力される時期によつ
ていずれの連続波形電圧V1,V2のうち、何れを
用いるのが正しい時間を測定するのに適している
かを判別するための基準となるものである。2,
3はスタートパルスPAが入力されたときの各相
の連続波形電圧V1,V2の電圧値V1A,V2Aを記
憶する第1および第2スタート時記憶回路として
例えばサンプルホールド回路、4,5はストツプ
パルスPBが入力されたとき各相の連続波形電圧
の電圧値V1B,V2Bを記憶する第1および第2ス
トツプ時記憶回路として例えばサンプルホールド
回路、6,7,8,9は各記憶回路2,3,4,
5の出力電圧V1A,V1B,V2A,V2Bをデイジタ
ル量に変換するA−D変換器、10は、前記第1
スタート時記憶回路2の記憶電圧V1Aと前記第
1ストツプ時記憶回路4の記憶電圧V1Bとの第1
差電圧V1A−V1Bを求めるための第1減算器、そ
して、11は前記第2スタート時記憶回路3の記
憶電圧V2Aと前記第2ストツプ時記憶回路5の
記憶電圧V2Bとの第2差電圧V2A−V2Bを求める
ための第2減算器である。
12は正しい時間電圧変換値を出力として取出
すための選択手段である。ここに時間電圧変換値
とはスタートパルスが入力されてからストツプパ
ルスが入力されるまでの時間に比例した電圧値を
いう。この第1の発明において選択手段12は前
記減算器10,11の出力のうち、2つの連続波
形電圧V1,V2のいずれを用いた電圧値の差を取
り出すべきか選択するように、つまり、スタート
パルスが入力されたときにおける前記発振器1か
ら出力された連続矩形波電圧V3の正負に基いて、
前記第1減算器10により求められた第1差電圧
V1A−V1Bおよび第2減算器11により求められ
た第2差電圧V2A−V2Bのうち、正しい時間電圧
変換値に相当する一方の差電圧(例えば第4図に
示す例の場合には、第2差電圧V2A−V2B)のみ
を取り出し得るように構成してある。実施例にお
いては、この選択手段12として切換スイツチ
SWを用い、該スイツチSWの切換を発振器1の
発する連続矩形波電圧V3とスタートパルスPAと
が加られたアンド回路Aによつて行なつている。
即ち、この例においては、アンド回路Aは、連
続矩形波電圧V3が正の値をとる0〜π/2、π〜 3/2π、2π〜5/2π……の間にスタートパルスPA が入力されると、V2相側の電圧の差を計算する
第2減算器11の出力を取り、他方、連続矩形波
電圧V3が負の値をとるπ/2〜π、3/2π〜2π…… の間にスタートパルスPAが入力されると、V1
側の電圧の差を計算する第1減算器10の出力を
取るようスイツチSWを切換える。
このようなタイミングでスイツチSWを切換え
ると、常に正しい時間電圧変換値を出力として取
出すことができる。というのは、ストツプパルス
PBが何時入力されるかわからないから、スター
トパルスPAが入力されてから一つの傾斜を変化
し終えるまでの時間がなるべく多い側の連続波形
電圧を用いた時間電圧変換値の方が正しい時間電
圧変換値を示すと考えられ、前記切換スイツチ
SWの切換タイミングはその考えに沿つたものだ
からである。この理由を具体例をあげて説明する
と、例えば第4図に示すようにスタートパルス
PAが時刻toに入力され、ストツプパルスPBが時
刻t1に入力されたとする。この場合、連続波形電
圧V1はt0後t1までの間のπ/2の位相の時、頂点に 達し、その前後で傾きをかえるから、この波形電
圧V1を用いた電圧値の差(V1A−V1B)は時間
(t1−t0)に比例した電圧値となつておらず、従
つて正確な時間電圧変換値を示すものではない。
一方、連続波形電圧V2はt0後t1までは直線で傾斜
しているから、この波形電圧V2を用いた電圧値
の差(V2A−V2B)は時間(t1−t0)に比例す
る。従つて、もしこのときスイツチSWが連続波
形電圧V1を用いた電圧値の差(V1A−V1B)を
取り出すようになつていると正確な時間電圧変換
値を得ることはできないが、実際にはスタートパ
ルスPAが入力される時刻t0が0〜π/2の間である ためスイツチSWが連続波形電圧V2を用いた電圧
値の差(V2A−V2B)を取出すように切換わつて
いるから、正確な時間電圧変換値を得ることがで
きるのである。そして、スタートパルスPAが入
力される時点が0〜π/2の間に限らず、π/2〜π、 π〜3/2π……の間においてもスイツチSWは、 スタートパルスが入力されてから一つの傾斜を変
化する時間が長い連続波形電圧V1,V2の側の電
圧の差をとり出すように切換わつているから、ス
タートパルスが入力される時点がいつであつても
常に正しい時間電圧変換値を出力できるのであ
る。
第3図中、13はモノマルチである。該モノマ
ルチ13はスタートパルスPAが入力されてから
ストツプパルスPBが入力されるまでの時間を、
連続波形電圧V1,V2の周期に基づいて制限する
作用をなす。
次に第5図は第1の発明の他の一実施例を示し
たものである。第3図に示した実施例は、1個の
ストツプパルスが入力されるまでの時間を電圧値
に変換するものであり、続いて2個3個という複
数のストツプパルスが入力されてもスタートパル
スから複数のストツプパルスまでの時間を電圧変
換処理することができない。しかしながら、試料
の発光寿命を測定する場合には一回のパルス励起
によつて複数の螢光の光子を観測することもでき
る。かかる場合スタートパルスが入力されてから
複数のストツプパルスが入力されるまでの各時間
を電圧変換する必要がある。第5図はこのような
場合に対処するために構成された回路である。即
ち、この回路は第3図に示した構成に加えて、ス
トツプ時記憶回路4,5を夫々複数並列的に接続
し、各ストツプ時記憶回路4……,5……をシフ
トレシスタ等の切換手段14によつてストツプパ
ルスが入力される度に択一的に作動させるように
している。この実施例においても選択手段12と
してはスイツチSWに代えて比較器を用いてもよ
いことは前記実施例と同様である。
次に、第2の発明に係る時間電圧変換器につい
てその要点を説明する(ただし、図示はしていな
い)。
即ち、上記した第1発明における説明からも明
らかなように、正しい時間電圧変換値は、第1減
算器10により求められた第1差電圧および第2
減算器により求められた第2差電圧のうち、常に
大きい方の差電圧であるということに着目して、
前記第1発明において選択手段12として用いら
れているスイツチSWの代わりに、入力される2
つの電圧のうち大きい方のみを出力する比較器を
用いて選択手段を構成すれば、前記第1発明にお
いて必要であつたスタートパルス入力時点判別用
の連続矩形波電圧V3やアンド回路A等が不要な
非常に簡素な回路構成にできながら、常に正しい
時間電圧変換出力を得られる、というように前記
第1発明の場合と同様の効果を発揮させることが
できる。
第6図は、本発明のうち第3の発明の一実施例
を示す。この第3の発明においては、1組のスタ
ート時記憶回路21とストツプ時記憶回路22と
に発振器1の発する2つの連続波形電圧V1,V2
のうちの何れの波形電圧の電圧値を記憶させるべ
きかを、前記第1発明の場合と同様に発振器1か
ら出力された連続矩形波電圧V3の正負に基いて
選択するように構成したものである。つまり、い
うなれば第1の発明において選択手段12は減算
器出力という最終段に処理された値から正しい方
を選択するといつた作用をなすのに対し、第2の
発明は記憶回路21,22でいずれの連続波形電
圧V1,V2の電圧値を記憶するかという処理の前
段階において正しい時間電圧変換値が得られるで
あろうものを選択するといつた作用をなすのであ
る。ところで、前述した第1発明および第2発明
に係る時間電圧変換器の場合には、少なくとも2
組のスタート時記憶回路2,3、ストツプ時記憶
回路4,5、減算器10,11を設ける必要があ
つたが、この場合には、第6図に示す回路図から
明らかなように、基本的に、ただ1組のスタート
時記憶回路21、ストツプ時記憶回路22、減算
器27を設けるだけで済む。
第6図において、選択手段12は、第3図にお
ける同じく切換スイツチSWを用い、かつこのス
イツチSWの切換えを第3図と同じく矩形波V3
スタートパルスPAとが加えられたアンド回路A
によつて行なつている。従つて、スイツチSWの
切換えのタイミングは第3,4図に説明した場合
と同じタイミングとなる。ただ、この発明におい
ては、切換スイツチSWによつて2つの連続波形
電圧V1,V2を択一的に切替え、その切換えによ
つて選択された連続波形をスタート時記憶回路2
1及びストツプ時記憶回路22に加えるようにし
ている。スタート時記憶回路21は、スタートパ
ルスPAが加えられたとき、前記スイツチSWで
選択された連続波形電圧の電圧値V1A又はV2A
を記憶し、ストツプ時記憶回路22はストツプパ
ルスPBが加えられたとき、スイツチSWで選択
された連続波形電圧の電圧値V1B又はV2Bを記憶
する。この場合、切換スイツチSWの切換えはス
タートパルスPAが入力された時点で行なわれる
から、スタート時記憶回路21がスタートパルス
が入力された瞬時の連続波形電圧の電圧値を記憶
すると、切換スイツチSWの切換直後という過渡
的部分の電圧を記憶することになり、正確な電圧
値でないことがある。そのため、この実施例で
は、スタートパルスが入力されてから一定時間経
過後の電圧値をスタート時記憶回路21が記憶す
るように遅延回路23を挿入している。また、こ
の遅延回路23を設けることによつて、ストツプ
パルスPBが入力されるまでの時間が短縮される
こととなるので、ストツプ時記憶回路22もスト
ツプパルスPBが入つてから一定時間後の電圧値
を記憶するように前記遅延回路23と同じ遅延時
間をもつた遅延回路24を設けている。2つの記
憶回路21,22の出力はA−D変換器25,2
6によつてデイジタル量に変換され、減算器27
によつて両電圧値の差を求め、出力する。この発
明においては、2つの連続波形電圧V1,V2のど
ちらの電圧値を記憶すべきかを選択手段12が予
じめ選択するため、減算器27からは常に正しい
時間電圧変換値が得られ、従つて、減算器出力が
データとして取出すべき出力となる。尚、図示は
しないが、この発明においても、ストツプ時記憶
回路22を並列的に多数接続し、それをシフトレ
ジスタ等によつて択一切換えするようにすれば、
第5図に示したと同様な多チヤンネル化が可能で
ある。
本発明に係る時間電圧変換器は以上説明したよ
うに構成したため、発振器1として再現性のよい
連続波形電圧V1,V2を発振するものを用いさえ
すれば、時間がナノセカンドオーダーというよう
に短かいものであつても、誤差なく時間に比例し
た電圧を得ることができるという効果がある。
加えて、第5図に示した実施例のようにストツ
プ時記憶回路を並列的に複数接続しそれを択一的
に動作させるようにするだけで、複数の異なつた
時間を電圧に変換することができ、従つて多チヤ
ンネル化が容易であるという効果もある。又取扱
う信号が連続波形電圧V1,V2という交流である
ため、発振器のDCドリフト対策をたてる必要が
ないといつた効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の時間電圧変換器の回路図、第2
図はその従来回路の欠点を説明する図、第3図は
本発明のうち第1の発明の一実施例としての時間
電圧変換器の回路図、第4図は第3図の回路の動
作を説明する図、第5図は第1の発明の他の一実
施例を示す図、第6図は第3の発明の一実施例を
示す図である。 1……発振器、2,3,21……スタート時記
憶回路、4,5,22……ストツプ時記憶回路、
10,11,27……減算器、12……選択手
段、V1,V2……連続三角波形電圧、V3……連続
矩形電圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スタートパルスが入力されてからストツプパ
    ルスが入力されるまでの時間に比例する電圧値を
    得るための時間電圧変換器において、 互いに同じ周波数および波形を有し且つ位相が
    半周期ずれた第1連続三角波形電圧および第2連
    続三角波形電圧を発振すると共に、それら両連続
    三角波形電圧の周波数の倍の周波数を有し且つ正
    負に変化する連続矩形波電圧を前記両連続三角波
    形電圧の何れにも同期するように発振する発振器
    と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
    圧値を記憶する第1スタート時記憶回路と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第2連続三角波形電圧の電
    圧値を記憶する第2スタート時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
    圧値を記憶する第1ストツプ時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第2連続三角波形電圧の電
    圧値を記憶する第2ストツプ時記憶回路と、 前記第1スタート時記憶回路の記憶電圧と前記
    第1ストツプ時記憶回路の記憶電圧との第1差電
    圧を求める第1減算器と、 前記第2スタート時記憶回路の記憶電圧と前記
    第2ストツプ時記憶回路の記憶電圧との第2差電
    圧を求める第2減算器と、 前記第1減算器により求められた第1差電圧お
    よび第2減算器により求められた第2差電圧のう
    ち、何れの差電圧が正しい時間電圧変換値に相当
    するかを、スタートパルスが入力されたときにお
    ける前記発振器から出力された前記連続矩形波電
    圧の正負に基いて判定し、その正しい時間電圧変
    換値に相当する一方の差電圧のみを時間電圧変換
    出力として取り出すように構成された選択手段、 とを設けてあることを特徴とする時間電圧変換
    器。 2 スタートパルスが入力されてからストツプパ
    ルスが入力されるまでの時間に相当する電圧値を
    得るための時間電圧変換器において、 互いに同じ周波数および波形を有し且つ位相が
    半周期ずれた第1連続三角波形電圧および第2連
    続三角波形電圧を発振する発振器と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
    圧値を記憶する第1スタート時記憶回路と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第2連続三角波形電圧の電
    圧値を記憶する第2スタート時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
    圧値を記憶する第1ストツプ時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第2連続三角波形電圧の電
    圧値を記憶する第2ストツプ時記憶回路と、 前記第1スタート時記憶回路の記憶電圧と前記
    第1ストツプ時記憶回路の記憶電圧との第1差電
    圧を求める第1減算器と、 前記第2スタート時記憶回路の記憶電圧と前記
    第2ストツプ時記憶回路の記憶電圧との第2差電
    圧を求める第2減算器と、 前記第1減算器により求められた第1差電圧お
    よび第2減算器により求められた第2差電圧のう
    ち、正しい時間電圧変換値に相当する大きい方の
    差電圧のみを時間電圧変換出力として取り出すよ
    うに構成された選択手段、 とを設けてあることを特徴とする時間電圧変換
    器。 3 スタートパルスが入力されてからストツプパ
    ルスが入力されるまでの時間に相当する電圧値を
    得るための時間電圧変換器において、 互いに同じ周波数および波形を有し且つ位相が
    半周期ずれた第1連続三角波形電圧および第2連
    続三角波形電圧を発振すると共に、それら両連続
    三角波形電圧の周波数の倍の周波数を有し且つ正
    負に変化する連続矩形波電圧を前記両連続三角波
    形電圧の何れにも同期するように発振する発振器
    と、 スタートパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
    圧値または前記第2連続三角波形電圧の電圧値を
    記憶するスタート時記憶回路と、 ストツプパルスが入力されたときに、前記発振
    器から出力された前記第1連続三角波形電圧の電
    圧値または前記第2連続三角波形電圧の電圧値を
    記憶するストツプ時記憶回路と、 前記スタート時記憶回路の記憶電圧と前記スト
    ツプ時記憶回路の記憶電圧との差電圧を求めて、
    その結果を時間電圧変換出力として取り出される
    減算器と、 前記発振器から出力された前記第1連続三角波
    形電圧および第2連続三角波形電圧のうち、何れ
    の連続三角波形電圧が正しい時間電圧変換値を求
    めるのに適しているかを、スタートパルスが入力
    されたときにおける前記連続矩形波電圧の正負に
    基いて判定し、その正しい時間電圧変換値を求め
    るのに適した一方の連続三角波形電圧のみを、前
    記スタート時記憶回路およびストツプ時記憶回路
    へ供給するように構成された選択手段、 とを設けてあることを特徴とする時間電圧変換
    器。
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