JPS6332498A - 酵素活性測定用分析要素 - Google Patents

酵素活性測定用分析要素

Info

Publication number
JPS6332498A
JPS6332498A JP17455186A JP17455186A JPS6332498A JP S6332498 A JPS6332498 A JP S6332498A JP 17455186 A JP17455186 A JP 17455186A JP 17455186 A JP17455186 A JP 17455186A JP S6332498 A JPS6332498 A JP S6332498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
titanium oxide
water
liquid
reagent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17455186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0550280B2 (ja
Inventor
Kazuya Kawasaki
和也 川崎
Yoshikazu Amano
芳和 天野
Shunkai Katsuyama
春海 勝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP17455186A priority Critical patent/JPS6332498A/ja
Publication of JPS6332498A publication Critical patent/JPS6332498A/ja
Publication of JPH0550280B2 publication Critical patent/JPH0550280B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は液体中の酵素活性、特にアスパラギン酸アミノ
トランスフェラーゼ活性測定に適する乾式液体分析要素
の製造方法に関する。
[従来技術] 少なくとも一つの水浸透性層にα−ケトグルタール酸と
アスパラギン酸(またはそれらの塩)とを含み、生成す
るオキサロ酢酸を検出する乾式液体分析要素は、液体中
のアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(以下、A
STと略記する)活性測定に適する。このような乾式液
体分析要素の使用中に、背景濃度が上昇し、予め設定さ
れた検量線が利用できなくなることがしばしば経験され
たが、その原因はなかなか分からなかった。
[発明の目的] 本発明者らは、上記の現象の原因を鋭意追及した結果、
水浸透性層に酸化チタン粒子を含むAST活性分析要素
を蛍光灯下に長い時間置くと、背景濃度が増加すること
を見出した。
乾式分析要素の検出層、試薬層等に生じた検出可能な変
化(色変化、発色等)を光透過性を有する支持体側から
反射測光する際に、展開層に点着供給された被検液の色
、特に試料が全血である場合のヘモグロビンの赤色等を
遮蔽するとともに背景として!!i能させるために、例
えば、酸化チタンを含む光反射層を液体展開層の下に設
けることがしばしば行なわれる。あるいは酸化チタンを
含む光反射層を多孔性液体展開層の下に設ける代わりに
、多孔性液体展開層、試薬層、検出層等のいずれかに酸
化チタンを含むようにすることらある。
このように、AST活性分析要素の水浸透性層に酸化チ
タンを含む場合に、分析要素を蛍光灯下に長い時間置く
と、背景濃度が増加することが判明した。
本発明の目的は、少なくとも一つの水浸透性層を有し、
水浸透性層の少なくとも一つは多孔性液体展開層であり
、水浸透性層の少なくとも一つにα−ケトグルタール酸
とアスパラギン酸りまたはそれらの塩)を含み、水浸透
性層の少なくとも一つに酸化チタン粒子を含み、液体中
のA S T活性測定に適する乾式液体分析要素におい
て、分析要素中に含まれる酸化チタンに起因する蛍光灯
下における背景濃度の増大を防止し、精度の高い乾式液
体分析要素を提供することである。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、前記乾式液体分析要素において、
温度40℃で常圧付近の酸素雰囲気中でテトラリンに混
合して波長300nm以上の紫外線を照射したとき一定
の(例えば20 m m Hg )酸素分圧の減少を得
るのに要する時間が、同−条件でテトラリンのみに紫外
線を照射した場合のそれに比べ少なくとも4倍であるよ
うな酸化チタン粒子を用いることによって、達成された
本発明に用いられる酸化チタンを選択するには。
40℃に保った恒温槽中に置かれたセル中にテトラリン
10mNと酸化チタン0.20gを入れ、常圧の酸素を
封入した後、マノメータに接続する。
セル中の液を撹拌しながら、上方から市販の紫外線ラン
プ(例えば東芝5HL−100UV)を用いて紫外線を
照射し、10分から3時間の間マノメータによりセル中
の圧力の変化を測定する。そして、同様にしてテトラリ
ンのみに紫外線照射したときの圧力変化と比較する。こ
のような方法により選択された本発明に適合する酸化チ
タンは、例えば石原産業(株)製のタイベークR850
である9本発明に適合しない酸化チタンの例は、石原産
業(株)製のタイベークA−100,A−220、R−
615,、fl−550,R−780等である。
液体中のAST活性測定に適する乾式液体分析要素にお
いて、広く利用される反応は、アスパラギン酸およびα
−ケトグルタール酸を基質として生成するオキザロ酢酸
を、オキザロ酢酸脱炭酸酵素によってピルビン酸に変換
し、ピルビン酸を生成させ、生成したピルビン酸とピル
ビン酸オキシダーゼの作用により過酸化水素を発生させ
、過酸化水素に感応(通常ペルオキシダーゼの存在下で
)する呈色指示薬の発色を測定するものである。
これらの反応成分、基質あるいは酵素は、多孔性展開層
に含んでも良く、また他の水浸透性層に含んでもよい。
しかし、アスパラギン酸、α−ケトグルタール酸(また
はそれらの塩、以下同様)およびオキザロ酢酸脱炭酸酵
素は多孔性展開層に含み、ペルオキシダーゼ、および過
酸化水素に感応する呈色指示薬は多孔性展開層以外の層
に含むのが好ましい、α−ケトグルタール酸、アスパラ
ギン酸およびオキザロ酢酸脱炭酸酵素は展開層以外のM
(例えば、試薬層、接着層)にも、含ませることができ
る。
前記呈色指示薬としては、例えば、特開昭49−538
88号、同51−40191号、同53−131089
号、同5Fr124499号に記載されたものと適用す
ることができる。
11開昭53−26188号、同59−193352号
、特願昭59−124412号に記載されたロイコ色素
は有用で!、る。その他特公昭58−28277号に引
用されているトラインダー試薬、特開昭59−5496
2号に記載された指示薬組成物も用いることができる。
ペルオキシダーゼは1例えば特開昭50−137192
号等に記載されたものを用いることができる。
本発明に用いられるピルビン酸オキシダーゼ(以下、P
OPと略記する)はピルビン酸、無機リン酸および酸素
からアセチルリン酸、二酸化炭素および過酸化水素を生
じる反応を触媒する酵素であれば何でもよいが、ペディ
オコックス属、ストレプ1へコックス属、アニロコック
ス属にそれぞれ属する菌を培養して得られるものが好ま
しい。
例えば、特開昭55−13068号、特開昭59−16
2877号に記載されたPOPが有用である。
リン酸源としてはリン酸イオンP○、″゛、酸性リン酸
イオン(IIPO,−、H2PO,−)を、酸または塩
の形で、用いることができる。加水分解してそれらを生
成し得るリン酸エステルまたは錯体も用いることができ
る。リン酸塩緩衝液をリン酸源としてもよい、リン酸源
は、多孔性展開層に含んでも良く、また他の層に含んで
らよい、popのIUに対して0. 1μmoleから
10μmoleの範囲で用いることができる。
本発明の分析要素には補酵素、例えばチアミンピロリン
酸(TPP)やフラビンアデニンジヌクレオチド(FA
D)を、POPと共存させることが好ましい、TPPは
チアミンニリン酸が好ましく、popのIUに対して5
 n moleから5000mole 、好ましくは1
0 n moleから300 n mole含む。
本発明の分析要素には、2価または3価の金属イオン(
例えば、Ca”、、Mg”、Co”、Mn”。
A11)をPOPと共存させることが好ましい。
例えば、塩化マンガン、リン酸マンガン、リン酸水素マ
ンガン、塩化マグネシウム、リン酸水素マグネシウム。
共存させる金属イオンは POPのIUに対し、5 n
 moleから200 Jimole 、好ましくは1
0 n moleから100 μmoleである。
オキザロ酢酸脱炭酸酵素の活性に適するp)(は起源に
よって異なり、タラ内申の酵素の場合6.5〜7.0、
ラット肝臓ミトコンドリア中の酵素の場合約7.5 、
M 1crococcus 1ysodeikticu
s起源の場合4.8付近、^zoLobacter v
inelandii起源の場合6.5〜7.5 、Ps
eudomonus ovalis起源の場合8.0で
、本発明の分析要素のオキザロ酢酸脱炭酸酵素を含む水
浸透性層には、これらのpHを実現する緩衝剤を含むこ
とができる。例えばリン酸緩衝液、トリス−塩酸緩衝液
、Goodの緩衝液等に相当する組成物を用いることが
できる。
ピルビン酸オキシダーゼの活性に適するpHは6.5〜
8,0で、本発明の分析要素のピルビン酸オキシダーゼ
を含む水浸透性層には、このp)(を実現する緩衝剤を
含むことができる。1Mえば、リン酸緩衝液、トリス−
塩酸緩衝液、Goodの緩aIi液等に相当する組成物
を用いることができる。
本発明の分析要素の多孔性展開層には、親水性ポリマー
(例えば、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド
)や、界面活性剤(非イオン、例えばポリオキシエチレ
ン系、アニオン、例えばアルキルスルホン酸、カチオン
、例えば第四級アンモニウム塩)を含むことができる。
本発明の分析要素は多孔性展開層以外の水浸透性層にも
、親水性ポリマーや、界面活性剤(非イオン、例えばポ
リオキシエチレン系、アニオン、例えばアルキルスルホ
ン酸、カチオン、例えば第四級アンモニウム塩)を含む
ことができる。
本発明は公知の多種の乾式分析要素に適用することが出
来る。要素は支持体、検出層、先遣へい層のほかに反応
試薬層、多孔性液体展開層、接着層、ろ過層、吸水層、
下塗り層および公知のその他の層を含む多重層であって
もよい、かような分析要素として、米国特許第3,99
2,158号、同4,042,335号および特開昭5
5−164356号各明細書に開示されたものがある。
支持体を用いる場合、本発明で製造される乾式分析要素
の実用的に採りうる構成は (1)支持体上に試薬層を兼ねる液体展開層分有するも
の、支持体と展開層との間に吸水層を設けてもよい。
(2)支持体上に検出層、その上に試薬層を兼ねる液体
展開層を有するもの。
(3)支持体上に試薬層、その上に液体展開層を有する
もの、試薬層または液体展開層、あるいはその両方に酸
化チタンを含む。
(4)支持体上に検出層、試薬層、液体@間層をこの順
に有するもの。この場合、検出層、試薬層、または液体
展開層、あるいはこれらの中二層または三層に酸化チタ
ンを含む。
(5)支持体上に試薬層、光道へい層、液体展開層をこ
の順に有するもの。少なくとら光道へい層に酸化チタン
と含む。試薬層にら酸化チタンを含んでもよい。
(6)支持体上に検出層、光道へい層、試薬層を兼ねる
液体展開層をこの順に有するもの。少なくとも光道へい
層に酸化チタンを含む。検出層にも酸化チタンを含んで
もよい。
(7)支持体上に検出層、試薬層、光道へい層、液体展
開層をこの順に有するもの、少なくとも光道へい層に酸
化チタンを含む、検出層、試薬層にも酸化チタンを含ん
でもよい。
(8)支持体上に検出層、光道へい層、試薬層、液体展
開層をこの順に有するもの。少なくとも光道へい層に酸
化チタンを含む。検出層にも酸化チタンと含んでもよい
(9)支持体上に検出層、第二試薬層、光道へい層、第
一試薬層、液体展開層をこの順に有するもの。少なくと
も光道へい層に酸化チタンを含む。
検出層、第二試薬層にも酸(ヒチタンを含んでもよい。
本発明で好ましいのは上記(1)、(3)または(5)
の層構成である。上記(2)ないしく9)において、支
持体と試薬層または検出層との間に、吸水層を設けても
よい。上記(3)ないしく4)において試薬層と検出層
または液体展開層との間、または複数の試薬層の間に、
ろ過層を設けてもよい。上記(5)ないしく9)におい
て光遮蔽層と検出層、試薬層または液体展開層との間、
試薬層と検出層との間、試薬層と液体展開層の間、また
は第二試薬層と第一試薬層の間に、さらにろ過層と設け
てもよい。
本発明の乾式分析要素において基質は二つ以上の層(例
えば試薬層と液体展開層、検出層と試薬層、あるいは第
二試薬層と第一試薬層、第一試薬層と液体展開層)にそ
れぞれ、または共に、含有されてもよい、この場合に、
基質のそれぞれ一方を支持体から遠い層か支持体に近い
層のいずれかに、より多く分布させることらできる0本
発明においてオキザロ酢酸脱炭酸酵素やピルビン酸オキ
シダーゼも二つ以上の層に含有されてもよく(例えば試
薬層と液体展開層、検出層と試薬層、あるいは第二試薬
層と第一試薬層、第一試薬層と液体展開層)、この場合
支持体から遠い層か支持体に近い層のいずれかにより多
く分布させることもできる。
本発明の乾式分析要素に用いることができる光透過性・
水不透過性支持体の例としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリカルボネート、ポリスチレン、セルロース
エステル(例、セルローストリアセテート、セルロース
アセテートプロピオネート等)等のポリマーからなる厚
さ約50μsから約1zj、好ましくは約 80μlか
ら約300μlの範囲のフィルムもしくはシート状の透
明支持体を挙げることができる。これら支持体の表面に
は必要により下塗層を設けて、支持体の上に設けられる
検出層あるいはその他の層と支持体との接着分強固なも
のにすることができる。また、下塗層の代りに、支持体
の表面に物理的〈たとえばグロー放電、コロナ放電)あ
るいは化学的な活性化処理を施して接着力の向上を図っ
てもよい。
本発明の一体型多層分析要素には、光透過性・水不透過
性支持体の上に(下塗層等の他の層を介してもよい)検
出層または吸水層を設けてもよい。
本発明の乾式分析要素に備えられる検出層または吸水層
は親水性結合剤、すなわち水を吸収して膨潤する親水性
ポリマーを層形成成分とする層であることが好ましい。
検出層は呈色指示薬から生じた包体が拡散し得る層を言
い、吸水層は包体が実質上拡散しえない層である。
検出層または吸水層に用いることができる親水性ポリマ
ーは、−/Rには水吸収時の膨潤率が30℃で約1.5
から10の範囲の天然または合成親水性ポリマーである
。そのような親水性ポリマーの例としては、ゼラチン(
例、アルカリ処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、脱イオン
ゼラチン等)、ゼラチン誘導体く例、フタル化ゼラチン
等)、アガロース、プルラン、プルラン誘導体、ポリア
クリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン等をあげることができる。
検出層または吸水層の乾燥時の厚さは約2μ肩から約3
0μ肩の範囲であることが好ましい、さらに検出層また
は検出層には、必要に応じて界面活性(カチオン性、両
性、又は、非イオン性)や緩衝剤を含有させることもで
きる。
吸水層、検出層、光道へい層、濾過層、試薬層等の層の
上には、展開層を接着し積層するための接着層を設けて
もよい、接着層は水で湿潤または水を含んで膨潤したと
きに@間層を接着することができるような親水性ポリマ
ーからなることが好ましい、接着層に用いることができ
る親水性ポリマーの例としては、検出層に用いられると
同様な親水性ポリマーがあげられる。これらのうちでは
ゼラチン、ゼラチン誘導体、ポリアクリルアミド等が好
ましい。接着層の乾燥膜厚は一最に約0.5μlから約
20μ転好ましくは約1μlから約10μ贋の範囲であ
る。なお、接着層は検出層上以外にも、他の眉間の接着
力を向上させるため所望の層上に設けてもよい、接着層
は親水性ポリマーと、必要によって加えられる界面活性
剤等?含む水溶液を公知の方法で、検出層や試薬層等の
上に塗布する方法などにより設けることができる。
本発明の乾式分析要素の試薬層には、親木性ポリマー、
緩衝剤等を必要に応じて含有させることができる。
本発明の乾式分析要素の試薬層に含有させることができ
る親水性ポリマーの例としては、澱粉、セルロース、ア
ガロース、ゼラチンおよびこれらの誘導体(例えばヒド
ロキシメチル化ゼラチン、ヒドロキシプロピル化ゼラチ
ン等)、アクリルアミド重合体、アクリルアミドと各種
ビニル性モノマーとの共重合体、ポリビニルアルコール
、ポリビニルとロリドン、ビニルピロリドンと各種ビニ
ル性モノマーとの共重合体、アクリル酸重合体およびア
クリル酸と各種ビニル性モノマーとの共重合体等を挙げ
ることができる。上記親水性ポリマー〇うちではポリビ
ニルアルコール、ビニルピロリドン重合体、アクリルア
ミド重合体またはセルロース誘導体が好ましい。
本発明の乾式分析要素の試薬層に含有させることができ
る緩衝剤の例としては、炭酸塩、ホウ酸塩、燐酸塩やグ
ツド(Gooct)の緩衝剤などを挙げることができる
。これらの緩衝剤はr蛋白質酵素の基礎実験法」 (堀
尾武−1他著、甫江堂、1981)等の公知文献を参考
にして選択し、使用することができる。
光遮蔽層は、検出層、試薬層等に生じた検出可能な変化
(色変化、発色等)を光透過性を有する支持体側から反
射測光する際に、展開層に点着供給された被検液の色、
特に試料が全皿である場合のヘモグロビンの赤色等を遮
蔽するとともに光反射層または背景層として機能する。
光遮蔽層は、皮膜形成能を有する親水性ポリマーをバイ
ンダーとして、酸化チタン微粒子が分散された水l】透
性の層であることが好ましい。
皮膜形成能を有する親水性ポリマーバインダーの例とし
ては、前述の検出層に用いられる親水性ポリマーのほか
、弱親水性の再生セルロース、セルロースアセテート等
を挙げることができ、これらのうちではゼラチン、ゼラ
チン誘導体、ポリアクリルアミド等が好ましい、ゼラチ
ン、あるいはゼラチン誘導体には公知の硬膜剤を添加す
ることができる。
光遮蔽層は、酸化チタンと親水性ポリマーとの水性分散
液を公知の方法により検出層、試薬層等の上に塗布し乾
燥することにより設けることができる。
分析要素には、必要に応じ展開層、試薬層、検出層等に
酸化チタン粒子を含有させてもよい。
展開層は、液体計量作用を有する展開層であることが好
ましい。液体計量作用を有するとは、その表面に点着供
給された液体試料と、その中に含有している部分を実質
的に偏在させることなく、横(水平)方向に単位面積当
りほぼ一定量の割合で広げる作用を有することである。
展開層のマトリックスを構成する材料としては、2紙、
不繊布、織物生地(例、ブロード、ボブリン等の平織等
)、編物生地(例、トリコット編、ダブルトリコット編
、ミラニーズ編等)、ガラスm維r紙、プラッシュポリ
マーより形成されるメンブランフィルタ−1あるいはポ
リマーミクロビーズ等からなる三次元格子状構造物等を
用いることができる。これらのうちでは、繊物生地およ
びgi繊物生地の繊維質層を用いることが好ましい。
これらの詳細については特開昭55−164356号、
同57−66359号および同60−222769号を
参照すればよい。
本発明でl逍される乾式分析要素に用いることができる
織物生地またはm物生地は水洗等の脱脂処理により少な
くとも糸、織物あるいは編物の製造時に付着した油脂類
が実質的に除去されていることが好ましい。
本発明で製造される一体型多層分析要素は、−辺約15
zzから約30zxの正方形またはほぼ同サイズ円形等
の小片に裁断し、特開昭57−63452号、特開昭5
4−156079号、実開昭56−125424号、実
開昭58−32350号および特表昭58−50114
4号各公報等に開示のスライド枠等に納めて分析スライ
ドとして用いるのが製造、包装、輸送、保存および測定
操作等の全ての観点で好ましい。
本発明で製造される乾式分析要素は、約5μpから約3
0μ!、好ましくは約8μlから約15μlの水性液体
試料を展開層に点着供給し、必要に応じて約 20℃か
ら約45℃の範囲の実質的に一定の温度でインキュベー
ションする。その後、光透過性支持体側から乾式分析要
素内の色変化、発色等の検出可能な変化を反射測光し比
色法の原理により液体試料中の測定対象成分な分析する
以下に実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
し実施例1] ゼラチン下塗りされている厚さ180μmのポリエチレ
ンテレフタレート無色透明下情フィルム上に下記の組成
(a)の水溶液を乾燥後の厚さが15μrnになるよう
に塗布(156cc/+2) L、02燥する(試薬層
)。
(a) ゼラチン           190g界面活性剤 
          15g(オリン社%Su+(ac
LanL IOG )ペルオキシダーゼ       
15万(UFAD             220m
gTPP             930mgピルビ
ン酸オキシダーゼ    13万ILI色素(下記構造
)         28g水           
       1360g(苗N a 0+(ン8 m
で”pHを7.5に:A整する)色素: 2−(3,5−dimethoxy−4−hydrox
yphenyl)−4−pheneLhyl−5−(4
−dimethya+minophenyl)imid
azole 次に上記試薬層上に下記の組成(b)の水溶液を乾燥後
の厚さが3μmになるように塗布しく63cc/m2)
 、乾燥する。(接着層〉(b) ゼラチン            30g界面活性剤 
           3.2g(オリン社製5urf
actant IOG )し−アスパラギン酸す)−リ
ウム   1.9g水               
    600g次に上記ゼラチン層上に約301(7
m2の割合で水を全面に供給して湿潤させた後、ポリエ
ステル製のブロード繊物(空げき体積9.8μl/m’
 )を軽く圧力をかけてラミネー1−し、乾燥させた。
次にこの布に下記の組成(c)の水溶液を100CC/
 [n:の割合てほぼ均一に塗布し、乾燥 させ、AS
T話性潤性測定用型多層分析要素を作製した。
(c) トリスヒドロキシメチルアミノメタン 3.7g リン酸1カリウム          4.4gα−ケ
トグルタール酸        4.0 gヒドロキシ
プロピルメチルセルロース*8.7g 界面活性剤*本           27 g酸化チ
タン            73 g(石原産業く株
)製 タイベークR−850>塩化マグネシウム   
       2.3gオキザロ酢酸デカルボキシラー
ゼ 20万IUアスコルビン酸オキシダーゼ   18
万IU水                   88
0  g(希N a OH溶液でpHe7.5に調整す
る)*借越化学(株)製 メトローズ90S!−[10
0ロポリオキシエチレンオクチルフエニルエーテル比較
のために、組成(C)において上記の酸fヒチタンの代
わりに石原産業(株)製 タイベークR780を用いた
分析要素(比較例1)および酸化チタンを省いたちの(
比較例2)を作製した。
本発明および比較用の分析要素を暗所に置いた場合及び
蛍光灯下に800 luxの照度で8.16゜32.4
8および60分間装いた場合について、分析要素に7%
)−I SA7践を点着直後の支持体側からの反射光学
濃度をそれぞれ測定した。そのれ1;果は第1表の通り
である。
第1表 第1表から明らかなごとく、本発明の分析要素は比較例
1の場合に比べて、蛍光灯による影響を受けにくい。
実施例1、比較例1及び比較例2の各分析要素に市販管
理用血清Mon1Trol IX  (31U/1)お
よびこれに豚心臓GOTを添加してGOT活性を800
 U/1としたものを点着し、点着2.5分後と4分後
の発色濃度差を測定した。その結果を第2表に示す。
第2表 第2表から判るように、GOT活性に対し、本発明の実
施例1の分析要素は比較例1と同様な発色を与える。酸
化チタンを省いた比較例2は、発色濃度がやや低い。
各分析要素に点着前に8001 uxの蛍光灯照明下に
置いた場合も、発色性能は上記とほとんど差がなかった
出願人  富士写真フィルム株式会社 手続ネ市正(Jl 〈自発) 昭和62年10月19日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも一つの水浸透性層を有し、水浸透性層
    の少なくとも一つは多孔性液体展開層であり、水浸透性
    層の少なくとも一つにアスパラギン酸またはその塩およ
    びα−ケトグルタール酸またはその塩を含み、水浸透性
    層の少なくとも一つに酸化チタン粒子を含み、液体中の
    アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ活性測定に適
    する乾式液体分析要素であって、前記酸化チタン粒子は
    温度40℃で常圧の酸素雰囲気中でテトラリン中に重量
    比約2%混合して波長300nm以上の紫外線を照射し
    たとき、同じ酸素分圧の減少を得るのに要する時間が同
    一条件でテトラリンのみに紫外線を照射した場合のそれ
    に比べ少なくとも4倍であることを特徴とする乾式液体
    分析要素。
  2. (2)水浸透性層の少なくとも一つに、オキサロ酢酸脱
    炭酸酵素、ピルビン酸オキシダーゼ、および過酸化水素
    に感応する呈色指示薬を含むものである特許請求の範囲
    (1)の乾式液体分析要素。
JP17455186A 1986-07-24 1986-07-24 酵素活性測定用分析要素 Granted JPS6332498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17455186A JPS6332498A (ja) 1986-07-24 1986-07-24 酵素活性測定用分析要素

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17455186A JPS6332498A (ja) 1986-07-24 1986-07-24 酵素活性測定用分析要素

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6332498A true JPS6332498A (ja) 1988-02-12
JPH0550280B2 JPH0550280B2 (ja) 1993-07-28

Family

ID=15980533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17455186A Granted JPS6332498A (ja) 1986-07-24 1986-07-24 酵素活性測定用分析要素

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6332498A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020002081A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 小林製薬株式会社 ゼラチン含有組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020002081A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 小林製薬株式会社 ゼラチン含有組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0550280B2 (ja) 1993-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04637B2 (ja)
JPH0146119B2 (ja)
JPS5992350A (ja) 分析要素
US4671937A (en) Multilayer analytical element
JPH04640B2 (ja)
US4826761A (en) Multilayer analytical element for analysis of cholesterol
JPS6279362A (ja) 酵素活性測定に用いる分析要素
JPS63137699A (ja) 酵素活性測定用分析要素
JPS6332498A (ja) 酵素活性測定用分析要素
JPS6394994A (ja) 酸化型補酵素含有乾式分析要素
JPS62138198A (ja) 自己顕色性基質を含む乾式液体分析要素
US5006458A (en) Analytical element having a polyacrylamide or derivative to minimize background for assaying enzyme activity
JPS62195299A (ja) 酵素活性測定用乾式分析要素の製造方法
JPS62205798A (ja) 乳酸脱水素酵素活性測定用分析要素
JPS63283600A (ja) クレアチンキナ−ゼ活性測定用分析要素
JPS6394993A (ja) 酸化型補酵素を含有する乾式分析要素
JPS6293662A (ja) 酸化型補酵素を含有する乾式分析要素
JPS6388000A (ja) 酸性ホスフアタ−ゼ活性分析要素
JP2517386B2 (ja) 分析要素の製造方法
JPS6394995A (ja) 乳酸定量用一体型多層分析要素
JP2547635B2 (ja) アミラーゼ活性測定用多層乾式分析要素
JPS63119694A (ja) 酸化型補酵素含有乾式分析要素
JP4020281B6 (ja) 液体中の重炭酸イオンの定量方法及び乾式分析素子
JP4020281B2 (ja) 液体中の重炭酸イオンの定量方法及び乾式分析素子
JP2006087356A (ja) 乾式分析要素

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees