JPS6332491Y2 - - Google Patents

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JPS6332491Y2
JPS6332491Y2 JP16299483U JP16299483U JPS6332491Y2 JP S6332491 Y2 JPS6332491 Y2 JP S6332491Y2 JP 16299483 U JP16299483 U JP 16299483U JP 16299483 U JP16299483 U JP 16299483U JP S6332491 Y2 JPS6332491 Y2 JP S6332491Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用空調装置において、車室
内に吹出される風量を自動調整する制御装置に関
するものである。
この種の風量制御装置としては、例えば特開昭
55−51614号公報に示されているように、熱負荷
量に応じて風量を段階的に調整することが公知と
なつており、その従来の一般的な構成が第1図に
ブロツク図として示されている。即ち、第1図に
おいて、検出回路Aは、車内温度等の熱負荷量を
検出し、この検出回路Aからの出力のレベルを判
定するレベル判定回路Bが設けられている。この
レベル判定回路Bの出力に基いて駆動制御回路C
により送風機Dの回転数が段階的に調整されるよ
うになつている。したがつて、車内温度等が変化
すれば自動的に風量が切換えられるので、操作の
煩わしさをなくして快適な空調フイーリングを確
保することができる。
しかしながら、かかる従来の風量制御装置にエ
ンジンの水温を検出する水温スイツチを接続した
場合、エンジンの冷却水が今だ十分暖められてい
ないときはヒータコアの加熱能力が小さいので、
送風機Dの回転数を低速に制限するが、一定の温
度以上に上昇すればこの制限を解除し、このと
き、熱負荷量が大きいので送風機Dの回転数は瞬
間的に上昇し、風量の急激な増大をきたし、乗員
を驚かせて空調フイーリングを著しく損なう。ま
た、このように水温スイツチを接続する場合に限
らず、温度設定器による温度設定を急激に変えた
場合にも相対的な熱負荷量が急変するので、同様
の不具合を生じる。
そこで、この考案は、上述した従来の不具合を
解消し、風量の急変を防止して常に快適な空調フ
イーリングを維持することができる自動車用空調
装置の風量制御装置を提供することを課題として
おり、この課題を達成するための構成が第2図の
ブロツク図として示されている。
即ち、この考案の要旨とするところは、熱負荷
量を検出する検出回路Aと、この検出回路Aから
の出力のレベルを判定するレベル判定回路Bと、
このレベル判定回路Bの出力に基づいて送風機D
の回転数を段階的に調整する駆動制御回路Cとを
具備する自動車用空調装置の風量制御装置におい
て、前記レベル判定回路Bを各々異なる判定レベ
ルを有して前記検出回路Aの出力を入力する複数
の比較器から構成すると共に、このレベル判定回
路Bに一つの判定レベルから他の判定レベルに移
行する時間を遅延させる遅延回路Eであつて、前
記複数の比較器の入力端子と前記検出回路の出力
端子との間に直列接続される積分器と、この積分
器の出力が入力される比較器より一段下の判定レ
ベルを有する他の比較器の出力端子と前記積分器
の出力端子との間に接続され、前記他の比較器が
所定の判定信号を出力するまでの間、前記積分器
の出力を短絡するスイツチング素子とを具備する
ものを少なくとも一つ設けたことにある。
したがつて、遅延回路Eによりレベル判定回路
Bからのレベル移行指令が所定時間遅延されるの
で、風量の移行も遅延され、そのため風量の急変
がなくなり、上記課題を達成することができるも
のである。
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第3図において、この考案の一実施例が回路図
として示され、検出回路Aは、可変抵抗から成る
温度設定器1並びにサーミスタ等から成る車内温
度センサ2、外気温度センサ3及び日射センサ4
を有する。温度設定器1は、その固定接点の一端
が抵抗5を介して安定化電源に接続され、その固
定接点の他端が接地されている。また、車内温度
センサ2、外気温度センサ3及び日射センサ4
は、抵抗6と共に直列回路を構成し、外気温度セ
ンサ3と日射センサ4とには、それぞれ補正用の
抵抗7,8が並列に挿入されている。そして、車
内温度センサ2と抵抗6との接続部分、及び温度
設定器1の可動接点の他端とがそれぞれ抵抗3
3,34を介してポイントP1をもつて接続され、
該ポイントP1の電圧がオペアンプ35を有する
加算回路に入力される。この加算回路出力V1は、
温度設定器1をホツト側に移動すると下降し、車
内温度等が上昇すると上昇するようになつてお
り、温度設定器1の出力を基準とする相対的で、
且つ総合的な熱負荷量に対応する。
前記加算回路出力V1は、絶対値回路を構成す
る一方のオペアンプ9の反転入力端子に、他方の
オペアンプ10の非反転入力端子にそれぞれ接続
されて前記出力V1に対応する電圧が印加される。
また、一方のオペアンプ9の非反転入力端子には
抵抗11,12で発生する基準電圧V2、他方の
オペアンプ10の反転入力端子には抵抗13,1
4で発生する基準電圧V3にそれぞれ対応する電
圧が印加される。そして、それぞれのオペアンプ
9,10の出力端子にはダイオード15,16を
介してポイントP2に接続され、このポイントP2
に出力電圧V4を発生する。
したがつて、V2=V3とすれば、入力電圧V1
V1<V2=V3で一方のオペアンプ9の出力が有効
となつてポイントP2に表われるので、入力電圧
V1が上昇するに従つて出力電圧V4が下降し、V1
>V2=V3でオペアンプ10の出力が有効となつ
てポイントP2に表われるので、入力電圧V1が上
昇するに従つて出力電圧V4が上昇し、入力電圧
V1に対する出力電圧V4の特性は第4図に示した
ようになる。
水温スイツチ17は、自動車のエンジンの冷却
水温度を検出するもので、該水温スイツチ17の
一端が前記ポイントP2に接続され、他端が接地
されており、冷却水温度が所定値以下の低温時に
閉じられて出力電圧V4を強制的に接地電位とす
る。
レベル判定回路Bは、比較器を構成するオペア
ンプ20a,20b,……20n−1,20nを
有し、それぞれの反転入力端子は、抵抗21a,
21b,……21n,21n+1の接続部分に抵
抗22a,22b,……22n−1,22nを介
して接続され、基準電圧Va,Vb,……Vn−1,
Vnが印加される。また、最下位のオペアンプ2
0nを除いた各オペアンプ20a,20b,……
20n−1の非反転入力端子は、抵抗23a,2
3b,……23n−1とコンデンサ24a,24
b,……24n−1とから成るRC回路、及び抵
抗25a,25b,……25n−1を介して前記
ポイントP2に接続されていると共に、ダイオー
ド26a,26b,……26n−1を介して一段
下のオペアンプ20b,……20nの出力端子に
接続されている。尚、最下位のオペアンプ20n
の非反転入力端子は、抵抗25nのみを介して前
記ポイントP2に接続されている。したがつて、
今、ポイントP2の出力電圧V4が急激に上昇した
場合、第5図に示すように、任意のオペアンプ2
0iの出力が“H”になると、該オペアンプ20
iの出力端子に接続されたダイオード26i−1
によりそれまで“L”とされていたオペアンプ2
0i−1の非反転入力端子の電圧制限が解け、該
オペアンプ20i−1に対応するRC回路の抵抗
23i−1の抵抗値Ri−1とコンデンサ24i
−1の容量Ci−1とに従つてそのRC回路の出力
電圧が上昇し始め、所定時間t(例えば2秒)経
過後にオペアンプ20i−1の入力電圧が基準電
圧Vi−1を越え、該オペアンプ20i−1の出
力が“H”となる。
駆動制御回路Cは、前記レベル判定回路Bのオ
ペアンプ20a,20b,……20n−1,20
nの出力が“H”になるとオンするトランジスタ
27a,27b,……27n−1,27nと、該
トランジスタがオンするとコイル28a,28
b,……28n−1,28nが励磁して接点29
a,29b,……29n−1,29nを切換える
リレー30a,30b,……30n−1,30n
と、該リレーの作動により選択されるレジスタコ
イル31a,31b,……31n−1,31nと
を有する。そして、該レジスタコイル群の一端
は、前記送風機Dのモータ32、メインスイツチ
33を介して電源に接続され、他端が接地されて
おり、モータ32の端子電圧を段階的に調整し、
前記送風機Dの回転数を制御するようになつてい
る。
上記構成において、暖房起動時について説明す
ると、最初はエンジンの冷却水温度が低いので、
水温スイツチ17が閉じられ、ポイントP2の出
力電圧V4が接地電位となつており、そのため、
レベル判定回路Bのすべてのオペアンプ20a〜
20nの出力が“L”、駆動制御回路Cのトラン
ジスタ27a〜27n及びリレー30a〜30n
がオフであるから、送風機のモータ32の端子電
圧が最低となつて送風機Dが低速で回転し、風量
が最低となる。
そして、除々にエンジンの冷却水温が上昇する
と水温スイツチ17が開かれ、ポイントP2の出
力電圧V4は熱負荷量によつて定まるようになる。
このとき、今だ熱負荷量が大きいので、上記出力
電圧V4が最大となる。したがつて、従来のよう
に遅延回路Eが設けられていない場合には、すべ
てのオペアンプ20a〜20nの出力が直ちに
“H”となるので、第6図2点鎖線で示すように、
急激に風量が最大となるが、この実施例にあつて
は、まず最下位のオペアンプ20nの出力のみが
“H”となり、続いて所定時間tを経過するごと
にオペアンプ20n−1……20b,20aの出
力が“H”となるので第6図実線で示すように、
風量が段階的に上昇する。
また、上述した場合に限らず、例えば温度設定
器1を急に動かした場合等、ポイントP2の出力
電圧V4が急変する場合に同様の作用をなすもの
である。
尚、上記実施例においては、遅延回路Eを抵抗
23a〜23n、コンデンサ24a〜24n及び
ダイオード26a〜26n−1から構成したの
で、その構成が簡単で安価である利点があるが、
これに限定されるものではなく、他の公知の回路
に変えてもよい。また、遅延回路素子をすべての
オペアンプ20a〜20nに対応して設けている
が、1つのオペアンプのみに対応して設けること
ができる。特に通常は風量を3乃至4段に切換え
るようにしてあるので、最大風量となる手前の切
換えのみを遅延させるようにしても効果的であ
る。
以上述べたように、この考案によれば、風量を
切換える時間を遅延させるようにしたので、検出
回路からの出力が急変しても風量が滑らかに切換
えられ、乗員を驚かせることなく、快適な空調フ
イーリングを維持することができる。尚、この考
案は、風量を段階的に自動切換えする比較的簡単
な制御装置を対象としており、パワートランジス
タ等を用いても連続的に風量を切換えるものとは
その対象を異にし、単に風量が滑らかに切換える
ことができるという共通点をもつて進歩性が否定
されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すブロツク図、第2図はこ
の考案を示すブロツク図、第3図はこの考案の一
実施例を示す回路図、第4図は検出回路における
入力電圧に対する出力電圧の特性を示す特性線
図、第5図はレベル判定回路におけるオペアンプ
入出力の関係を示すタイミングチヤート、第6図
は時間に対する風量の特性を示す特性線図であ
る。 A……検出回路、B……レベル判定回路、C…
…駆動制御回路、D……送風機、E……遅延回
路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 熱負荷量を検出する検出回路と、この検出回路
    からの出力のレベルを判定するレベル判定回路
    と、このレベル判定回路の出力に基づいて送風機
    の回転数を段階的に調整する駆動制御回路とを具
    備する自動車用空調装置の風量制御装置におい
    て、 前記レベル判定回路を各々異なる判定レベルを
    有して前記検出回路の出力を入力する複数の比較
    器から構成すると共に、このレベル判定回路に一
    つの判定レベルから他の判定レベルに移行する時
    間を遅延させる遅延回路であつて、前記複数の比
    較器の入力端子と前記検出回路の出力端子との間
    に直列接続される積分器と、この積分器の出力が
    入力される比較器より一段下の判定レベルを有す
    る他の比較器の出力端子と前記積分器の出力端子
    との間に接続され、前記他の比較器が所定の判定
    信号を出力するまでの間、前記積分器の出力を短
    絡するスイツチング素子とを具備するものを少な
    くとも一つ設けたことを特徴とする自動車用空調
    装置の風量制御装置。
JP16299483U 1983-10-21 1983-10-21 自動車用空調装置の風量制御装置 Granted JPS6069712U (ja)

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JPS6069712U JPS6069712U (ja) 1985-05-17
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JP2588227B2 (ja) * 1988-01-04 1997-03-05 株式会社東芝 空気調和機の風量制御装置

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