JPS6332107B2 - - Google Patents

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JPS6332107B2
JPS6332107B2 JP56041745A JP4174581A JPS6332107B2 JP S6332107 B2 JPS6332107 B2 JP S6332107B2 JP 56041745 A JP56041745 A JP 56041745A JP 4174581 A JP4174581 A JP 4174581A JP S6332107 B2 JPS6332107 B2 JP S6332107B2
Authority
JP
Japan
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parts
mold
added
coating composition
weight
Prior art date
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Expired
Application number
JP56041745A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57158268A (en
Inventor
Tooru Mekata
Tomoyuki Ueda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Tokushu Toryo Co Ltd filed Critical Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Priority to JP4174581A priority Critical patent/JPS57158268A/ja
Publication of JPS57158268A publication Critical patent/JPS57158268A/ja
Publication of JPS6332107B2 publication Critical patent/JPS6332107B2/ja
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は防カビ性被覆組成物およびその製造法
に関する。詳しくは防カビ剤を、重合性単量体中
にあらかじめ添加・分散せしめ、しかるのち乳化
重合反応させることにより得られた防カビ成分含
有樹脂エマルジヨンを主成分とする防カビ性被覆
組成物およびその製造法に関する。 コンクリート・モルタル・プラスター面、木
部・ベニヤ合板面等の建築部材用防カビ性被覆組
成物においては、かつては水銀・錫・銅などの金
属の無機または有機化合物や、ペンタクロロフエ
ノールなどの塩素化フエノール類等が防カビ成分
として用いられていた。しかし人畜への毒性、製
品中の残存物による二次障害の危険性、および排
水・焼却による環境汚染などの点から、これらの
防カビ剤は使用出来ず、より安全性の高い防カビ
性被覆組成物が強く要望されている。ところが、
安全性の高い防カビ剤は、その効果が今だ十分で
なく乳化重合によりあらかじめ製造された樹脂エ
マルジヨンに可塑剤・顔料・水・増粘剤および消
泡剤・湿潤剤・分散剤等各種助剤などとともにた
だ単に防カビ成分を添加する―というこれまでの
製造法においては、防カビ成分として安全性の高
いものを用いると、得られる被膜の防カビ性能は
低下してしまい、安全性と防カビ性とを両立させ
ることは極めて難しく、その対策が強くせまられ
ている。 本発明者らは鋭意研究の結果、合成樹脂エマル
ジヨン原料である重合性単量体が乳化重合反応さ
れる以前に低毒性の防カビ成分をある特定条件下
において添加・分散させたのち乳化重合反応させ
ることにより製造した組成物を主成分とした防カ
ビ性被覆組成物が、驚くべきことに、上記記載の
要望事項、安全性および防カビ性能を充分に両立
させることを発見し、本発明に至つたものであ
り、その要旨は、非金属系防カビ剤を重合性単量
体中ににあらかじめ添加、分散せしめ、しかるの
ち乳化重合反応させて重合物を得、該重合物をビ
ヒクル成分とし、充填剤、着色剤、添加剤等を加
え混合分散する防カビ性被覆組成物の製造法に存
する。 本発明による防カビ性被覆組成物に用いられる
ビヒクルの原料モノマーとしては、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、
アクリル酸ブチル、アクリル酸2―エチルヘキシ
ル等のアクリル酸エステル;メタクリル酸エステ
ル、スチレン、α―メチルスチレン等のスチレン
系モノマー;その他アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、エチレン、酢酸ビニル等があげられ
る。 これらの原料モノマーを用いての乳化重合時に
添加混合する防カビ剤としては、公害のおそれの
少い非金属系防カビ剤のうち、ハロゲン化フエノ
ール系、ベンゾイミダゾール系、フエニルスルフ
オネート系、チアゾリン系、ベンジルアンモニウ
ム塩系、ハロメチルチオフタルイミド系、ハロゲ
ン化サルチルアニリド系、塩化フタルニトリル系
等が用いられる。 被覆組成物100重量部における防カビ剤の配合
量は0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜5重量部で
ある。0.1重量部以下では防カビ効果はほとんど
期待し難く、10重量部以上では防カビ効果は期待
し得るが、人畜への毒性が問題になる。 次に本発明になる防カビ性被覆組成物の製造法
について説明する。前述のラジカル重合性モノマ
ーに水、通常用いられる乳化剤、過硫酸アンモ
ン、カリウムの如き過硫酸塩や過酸化物等の水溶
性ラジカル重合開始剤、および既述の防カビ剤を
加え重合せしめる。PH調整剤その他の助剤を添加
することは自由である。水はラジカル重合性モノ
マー100重量部あたり100〜500重量部使用される。
乳化剤はモノマーに対して0.5重量部以下好まし
くは0.01〜0.3重量部用いられる。0.5重量部以上
では得られる被覆組成物の耐水性、耐食性、光沢
等に悪影響を及ぼす。また逆に少なすぎるとエマ
ルジヨンの安定性が悪くなる。得られたエマルジ
ヨン重合物に、可塑剤、分散剤、湿潤剤、消泡
剤、増粘剤、凍結防止剤、造膜助剤、顔料等と水
とを前練りした顔料ペーストを混合したのち過
され、製造される。 このようにして得られた被覆組成物は、従来公
知の種々の方法により、木板、、ベニヤ合板、パ
ーテイクルボード、化粧板、プラスターボード、
ハードボードなど各種建材面、コンクリートやモ
ルタル面など室内外のカビの発生し易い個所に被
覆される。たとえばスプレー法、エアーゾル法、
ハケ塗り法などにより塗布されることにより、通
例用いられる防カビ剤をその他の配合助剤および
顔料とともに樹脂エマルジヨンポリマーに添加し
て得られる防カビ性被覆組成物に比べ著しく向上
した防カビ性が得られるものである。また既にカ
ビが発生した個所においても、ウエス(布片)で
カビをふき落す程度好ましくは次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液、アルコール系溶剤等をしみこませた
ウエスでふき落す程度の下地処理をしたあと、本
発明になる被覆組成物を塗布することにより、優
れた防カビ効果を発揮するものである。 次に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明
する。なお「部」はすべて「重量部」である。 実施例 1 撹拌機を備えたフラスコに水460部、ポリーN
―ビニル―N―メチルアセトアミド6部、ラウリ
ル硫酸ナトリウム0.6部、酢酸ナトリウム2部、
過硫酸カリウム0.6部を仕込み80℃で加熱撹拌し
た。次に酢酸ビニル350部、アクリル酸ブチル170
部、過硫酸カリウム0.9部およびテトラクロロイ
ソフタロニトリル8部(ノプコサイドN―96 サ
ンノプコ(株)製)の混合物を80〜90℃で、5時間か
け連続的に滴下させ、滴下終了後1.5時間加熱撹
拌を続け重合を完結させた。生成防カビ剤含有エ
マルジヨンポリマー50部に 水 24部 ヘキサメタリン酸ナトリウム 1部 湿潤剤 0.33部 消泡剤 0.33部 増粘剤 0.33部 DBP 4部 酸化チタン 20部 よりなる顔料ペーストを混ぜ防カビ性被覆組成物
を得た。 実施例 2 撹拌機を備えたフラスコに水60部、過硫酸カリ
ウム0.5部、ホウ砂0.5部、アルキルアリルスルホ
ネート1部、ノニルフエノキシポリエトキシエタ
ノール2部を仕込み溶解させた。窒素置換下酢酸
ビニルモノマー56部、、スチレンモノマー37部、
アクリル酸2部およびコートサイドD2部(武田
薬品(株)製)を加え、撹拌し乳化させた。別のフラ
スコを75℃に熱し、窒素置換後水40部を入れ次い
で上記生成物を4時間かけ連続的に滴下し、75℃
で撹拌した。滴下終了後75℃、30分撹拌を続け室
温まで徐冷した。生成物50部に実施例1と同じ顔
料ペーストを混ぜ、防カビ性被覆組成物を得た。 比較例 1 実施例1において、重合反応以前にモノマー中
に加えたテトラクロロイソフタロニトリル全量
を、モノマー中にではなく顔料ペースト中に添加
し、それ以外はすべて同一工程、配合にて調製し
た。 比較例 2 実施例2において、重合反応以前にモノマー中
に添加したコートサイドDを、顔料ペースト中に
加え、それ以外はすべて同一工程、配合にて調製
した。 比較例 3 実施例2において、コートサイドDを、重合反
応以前においても以後においても一切添加するこ
となく、それ以外はすべて同一工程、、配合にて
調製した。 以上の実施例、比較例により調製した被覆組成
物に紙(JIS P―3801 2種)を浸漬させ、
紙重量に対して90〜110%重量増になるように塗
布し乾燥させた紙につき、JIS Z―2911「カビ
抵抗性試験方法」記載の塗料の試験方法に基づき
抗カビ試験を行つた。 供試カビはAspergillus niger,Penicillium
citrnum,Trichoderma T―1および
Alternaria spの4種混合カビを用いた。結果を
表―1に示した。
【表】 次にベニヤ合板上にて防カビ性を比較した。結
果を表―2に示した。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非金属系防カビ剤を重合性単量体中ににあら
    かじめ添加、分散せしめ、しかるのち乳化重合反
    応させて重合物を得、該重合物をビヒクル成分と
    し、充填剤、着色剤、添加剤等を加え混合分散す
    ることを特徴とする防カビ性被覆組成物の製造
    法。
JP4174581A 1981-03-24 1981-03-24 Mildew proofing coating composition and preparation thereof Granted JPS57158268A (en)

Priority Applications (1)

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JP4174581A JPS57158268A (en) 1981-03-24 1981-03-24 Mildew proofing coating composition and preparation thereof

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57158268A JPS57158268A (en) 1982-09-30
JPS6332107B2 true JPS6332107B2 (ja) 1988-06-28

Family

ID=12616954

Family Applications (1)

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JP4174581A Granted JPS57158268A (en) 1981-03-24 1981-03-24 Mildew proofing coating composition and preparation thereof

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4677003A (en) * 1985-04-30 1987-06-30 Rohm And Haas Company Microsuspension process for preparing solvent core sequential polymer dispersion
US5225279A (en) * 1985-04-30 1993-07-06 Rohm And Haas Company Solvent core encapsulant composition

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5082233A (ja) * 1973-11-27 1975-07-03

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JPS5082233A (ja) * 1973-11-27 1975-07-03

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JPS57158268A (en) 1982-09-30

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