JPS6332030Y2 - - Google Patents

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JPS6332030Y2
JPS6332030Y2 JP1980057754U JP5775480U JPS6332030Y2 JP S6332030 Y2 JPS6332030 Y2 JP S6332030Y2 JP 1980057754 U JP1980057754 U JP 1980057754U JP 5775480 U JP5775480 U JP 5775480U JP S6332030 Y2 JPS6332030 Y2 JP S6332030Y2
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lock
key
sliding plate
cylinder
steering
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロツク位置でキーを抜いたときにス
テアリング軸をロツキング部材により回動不能に
ロツクし、キーを挿入してオン位置まで回動操作
したときにステアリング軸のロツクを解除して回
動を許容するようにしたステアリングロツク装置
に関し、さらに詳細には、車両の運転中に誤まつ
てキーをもどし操作して抜脱しえないように別の
操作部材を備え、該操作部材を操作したときには
じめてキーをもどし操作しうるようにした安全装
置を備えたステアリングロツク装置の改良に関す
るものである。
一般に、ステアリングロツク装置は、従来構造
を示す第1図について説明すれば、円筒部1と、
円筒部1の側部に一体に設けた、ステアリング軸
を保持するための半円形状部2とからなるロツク
ボデー3内に一体に組込まれたものであつて、円
筒部1の内部には、その一方の端部側にシリンダ
ー錠4をキー操作可能に支持するとともに他端側
にはイグニツシヨンスイツチ5を装着し、シリン
ダー錠4とイグニツシヨンスイツチ5の間の空間
には、先端が半円形状部2に出没自在なロツキン
グ部材6を円筒部1の軸に直交する方向に装着す
るとともに、スプリング7でロツキング部材6を
常時突出方向(ロツク方向)に付勢し、シリンダ
ー錠4の回動に連動するカム部材8を、上記イグ
ニツシヨンスイツチ5のロータ9とロツキング部
材6とに係合させて、シリンダー錠4の回動にロ
ツキング部材6とイグニツシヨンスイツチ5とを
連係させる一方、第1図には具体的に図示しない
が、キーをシリンダー錠4に挿入したときにロツ
キング部材をアンロツク位置に保持するアンロツ
ク保持手段を設けた基本構造を有する。
ところで、この種従来のステアリングロツク装
置では、シリンダー錠4およびカム部材8をロツ
クボデー3の円筒部1の前面(第1図矢印A方
向)から挿入して組付ける一方、ロツキング部材
6は側面(第1図矢印B方向)から、またイグニ
ツシヨンスイツチ5は背面(第1図矢印C方向)
から夫々装着する3方向の組付構造が採用されて
いたため、組付作業が困難なうえ、その組付構造
のゆえに、部品点数が多くなり、重量も相当に大
きくなる等の問題があつた。
即ち、第1図に示す従来構造では、上記3つの
組付方向に対応して、各方向ごとに固定手段が必
要となるうえ、ある種の部品は分割せざるを得な
いといつた問題がある。
より具体的には、ロツキング部材6のストロー
クを確保するため、シリンダー錠4とカム部材8
とは別体としなければならず、またシリンダー錠
4とカム部材8との有効な連結を図るためには、
カム部材8の連結部が大径となるため、シリンダ
ー錠4をシリンダーアウタと呼ばれる円筒13内
に装着したうえで円筒部1に挿入し、外側からロ
ーレツトピン14を打込んで取付けなければなら
ないうえ、シリンダー錠4の軸方向の抜脱を阻止
する手段を設けなければならず、さらにイグニツ
シヨンスイツチ5に対しては、そのケースを当止
める壁面15を円筒部1内に形成しなければなら
ない等々の不具合があつた。
本出願人は、かかる不具合を解消するため、昭
和55年4月5日付特許出願(発明の名称「ステア
リングロツク装置」)において、 「ロツクボデーの開口孔から突出してステアリ
ング軸に係合しステアリング軸の回動を不能とす
るロツキング部材を駆動する駆動装置と、キーの
挿入により回動自在となりキーを抜くと回動不能
となるシリンダー錠と、シリンダー錠の回動に連
動して上記駆動装置を作動させロツキング部材の
ロツク、アンロツクを制御するロツク制御手段
と、キーの挿入を感知して応動し駆動装置を係止
してロツキング部材をアンロツク状態に保持する
アンロツク保持手段と、キーの操作によりシリン
ダー錠とロツク制御手段を介してスイツチング操
作が行われるイグニツシヨンスイツチとよりなる
ステアリングロツク装置において、 ロツク制御手段をシリンダー錠と一体に形成す
るとともに、このシリンダー錠と駆動装置とを順
次背面からロツクボデーの軸孔に嵌装する一方、
シリンダー錠の抜け止め部材をシリンダー錠の前
面近傍に設けたことを特徴とするステアリングロ
ツク装置。」 を提案している。
このステアリングロツク装置によれば、上記従
来の問題点を解消することができ、とくにシリン
ダー錠をロツクボデーの背面側から組込むことが
できるうえ、従来不可欠であつたシリンダーアウ
タを不要なものとすることができるといつた利点
が得られる。
一方、この種のステアリングロツク装置では、
車両の走行中、不用意にキーをもどし操作して抜
きとると、ステアリング軸がロツクされハンドル
操作が不可能となつてきわめて危険であるため、
キーをオン位置からロツク位置まで戻し操作する
回動途中で、一旦キーの回動を不能とし、別の操
作部材を操作しなければロツク位置へキーを回し
て抜きとることができないようにした、所謂2系
統操作によるステアリングロツク装置の安全装置
が従来より幾つか提案されている。
ところで、従来のステアリングロツク装置の安
全装置は、直接、間接を問わず上記操作部材を、
キーと連動するシリンダー錠、ロツク制御手段お
よびロツク装置のロツクシヤフトやスライダー等
に係合させた構造であるため、ステアリングロツ
ク装置のロツクボデー内に深く立入る必要があ
り、構造が複雑化し、おのずと外部の操作部材の
配置も制限され、デザイン、取付スペース、操作
性等から配置の異なる車両ごとに固有の安全装置
を選択しなければならず汎用性にも乏しいといつ
た種々の不具合があつた。
本考案は、かかる従来のステアリングロツク装
置の安全装置の不具合を解消すべくなされたもの
であつて、前記提案に係るステアリングロツク装
置の構造上の改良に対応してきわめて構造が簡単
で汎用性にすぐれたステアリングロツク装置の安
全装置を提供することを基本的な目的としてい
る。
このため、本考案にかかるステアリングロツク
装置の安全装置では、シリンダー錠の前部にシリ
ンダー錠の軸方向に直交する方向に摺動自在にか
つキーの挿脱に連動して摺動するアンロツク保持
兼抜け止め用の摺動プレートを、シリンダーアウ
タを廃止することによつて生ずるキヤツプ部材背
面側のロツクボデー開口部に延在させ、この延在
部に係合部材を直接に係合させるようにし、係合
部材を操作部材で操作するようにしたことを基本
的な特徴としている。
即ち、本考案においては、アンロツク保持用お
よび抜け止め用の摺動プレートを利用して、これ
を係脱する係合部材を設け、係合部材を操作する
操作部材とともに安全装置を形成したものであ
る。
以下、図示の実施例に基づいて本考案をより具
体的に説明する。
まず、本考案に係る安全装置を適用するステア
リングロツク装置について第2図〜第10図によ
り説明する。
第2図に示すように、本考案に係るステアリン
グロツク装置は、本体部21と半円形状部22と
を一体に形成した金属製ブロツクよりなり、ステ
アリングロツク装置のハウジングを形成するロツ
クボデー23と、後端側から軸方向にロツク制御
手段としてのカム部材24が一体形成され、上記
本体部21内に図の左側の背面方向Sから挿入さ
れるそれ自体周知の構造を有するシリンダー錠2
5と、ロツクボデー23の半円形状部22の中央
に開設した長方形状断面の開口孔26内に出没自
在に嵌合するロツキング部材としてのロツクシヤ
フト27に係合するスライダ28とスライダ28
を介して上記ロツクシヤフト27を常時ロツク方
向に付勢するリターンスプリング29とからな
り、スライダ28に係合するカム部材24の回動
に応じてロツクシヤフト27をロツク位置、アン
ロツク位置に出没させる駆動装置30と、ロツク
ボデー23の本体部21内に唯一の固定部材とし
てかしめ固定され、スライダ28のガイド壁を形
成するリツド31と、キヤツプ状のケース内にカ
ム部材24の先端によつて操作される周知の回転
式多接点構造を組込んでなるイグニツシヨンスイ
ツチ32と、ロツクリンク33と摺動プレート3
4とリターンスプリング35とよりなり、ロツク
ボデー23の本体部21の前部側に配置され、キ
ー36の挿入時、上記ロツクシヤフト27が誤ま
つてロツク作動しないようにアンロツク状態に保
持するアンロツク保持手段37とによつて基本的
に構成されている。
なお、第2図中、38は一対のボルト39,3
9によつて、ロツクボデー23の半円形状部22
に固定してロツク、アンロツクすべきステアリン
グ軸(図示せず)を両者の間に回動自在に支持す
る支持部材、40はシリンダー錠25の前端部に
かしめ付けて固定するシリンダーキヤツプ、4
1,42はシリンダー錠25に組込まれ、キー3
6の抜脱でシリンダー錠25を回動不自在とし、
キー36をシリンダー錠25に挿入したときにシ
リンダー錠25を回動可能とするロツクプレート
およびそのリターンスプリング、43はロツクボ
デー23の本体部21の前面部をカバーすべく前
端部外周の取付溝44に嵌合固定されるキヤツプ
である。
第3図に示すように、上記ロツクボデー23の
本体部21は、その内部の前半部にシリンダー錠
25を回動自在に嵌合するとともに、シリンダー
錠25のロツク位置に該当してロツクプレート4
1の上端が突入するロツク溝(図示せず)を軸方
向に沿つて設けた軸孔46を有し、ロツクシヤフ
ト27が装着される中間部には、ロツクシヤフト
27の駆動装置30を形成するスライダ28およ
びリターンスプリング29を背面方向Sから装着
することができる断面長方形状(第4図参照)の
装着空間47が形成されている。
また、上記装着空間47の背面側は、上記駆動
装置30を組付けたのちに、リツド31を挿入し
てこれを内壁にかしめ固定することにより仕切
り、リツド31のさらに背面側の部分には、イグ
ニツシヨンスイツチ32を装着するための円筒部
48を形成して、イグニツシヨンスイツチ32を
この円筒部48内に嵌合したうえで、イグニツシ
ヨンスイツチ32のターミナルベース49をボル
ト50によりロツクボデー23の背面側端面に固
定する。この場合、カム部材24の自由端に設け
た係合突子51はリツド31の中央開口31aを
貫通してイグニツシヨンスイツチ32のロータ5
2の係合溝52aに嵌合し、シリンダー錠25の
回動に応じてロータ52を回転させる。また、上
記係合突子51に続けて設けた小円形部53は、
上記リツド31の中央開口31aに軸承される。
第2図および第4図に示すように、上記装着空
間47に装着するロツクシヤフト27の駆動装置
30のスライダ28は、底壁28aから立上げた
両側壁28b,28cを上壁28dで結合し、上
壁28dには、ロツクシヤフト27の下端から突
出させた係合部54の係合溝部55、を嵌合する
係止溝56を上壁28dの前縁から背面に向けて
切込んで設け、係止溝56と係合溝部55との係
合によつて、ロツクシヤフト27を上下ずれの方
向にも連動させるようにしている。
また、スライダ28の底壁28aは、これを両
側方に適当に突出させて、左右の係合凸部57
a,57bを形成し、これら係合突部57a,5
7bで、カム部材24のシリンダー錠25の後端
に形成したカム部58との当り面を形成し、第3
図において、カム部58が反時計廻りに回動され
たときにはスライダ28を下降させてロツクシヤ
フト27をアンロツクし、カム部58が図の状態
にあるときには、底壁28aに設けたスプリング
受け59によつて上端を受け合つたリターンスプ
リング29のばね力で、図示の如くロツクシヤフ
ト27をロツク位置に保持する。
一方、両者の間に、カム部材24の半円形断面
を有する軸部60を嵌挿するスライダ28の両側
壁28b,28cは、装着空間47の上部を画成
するガイド面47a,47bによつて上下方向に
ガイドされ、いずれか一方の側壁例えば28cの
外面の上部側には、ロツクシヤフト27をアンロ
ツク位置に係止するためのロツクリンク33が係
合する係合溝61を設け、キー36が挿入されシ
リンダー錠25が操作されたときに、次にのべる
アンロツク保持手段37の作動でロツクシヤフト
27をアンロツク位置に保持する。
第2図および第5図に示すように、ロツクリン
ク33には、そのほぼ中間部側面にリンク板面に
直交する方向に突出した支軸65が形成され、ロ
ツクリンク33の両端は、夫々長手方向に対して
ほぼ直角に折曲された折曲端66,67として形
成され、前面側の折曲端66は、シリンダー錠2
5の前部において、上下方向に貫設した摺動溝6
8内に上方向から摺動自在に嵌挿した上記摺動プ
レート34の上端上方に位置している。また、背
面側の折曲端67は、第4図にも示すように、ス
ライダ28の係合溝61を設けた側壁28cに向
け直交方向に突出し、スライダ28が下降された
ときにこの折曲端67でスライダ28の係合溝6
1を係止してスライダ28をアンロツク状態に保
持することができるようにしている。
このロツクリンク33の装着は、ロツクボデー
23の前面側から行なう。このため、第6図およ
び第7図に示すように、ロツクボデー23の前面
側上部中央には、軸方向に沿つて内向きに、ロツ
クリンク33の摺動空間を画成する断面スリツト
状のロツクリンク用溝70を形成するとともに、
この溝70の側面71には、ロツクリンク33の
支軸65を装着に際してガイドする案内溝72を
ロツクリンク33の前半部に対応して設ける。こ
の案内溝72の下面は軸方向後方に向うにしたが
つて徐々に高くなつた案内面72aとして形成さ
れ、この案内面72aによつてロツクリンク33
を溝70に前面側から挿入する際にロツクリンク
33の支軸65を案内して、ロツクリンク33を
簡単かつスムーズに装着しうるようにしている。
この案内溝72の軸方向の内方側端部は、ロツク
ボデー23の本体部21にその外面から径方向内
向きに差し込んで設けたスリツト状の縦穴73と
交差し、縦穴73は案内溝72aの案内面72a
の内側からさらに一段落ち込んだ底部73aを有
し、この底部73aには、ロツクリンク33の挿
入に際し、案内面72aによつてガイドされてき
たロツクリンク33の支軸65が落込む。上記縦
穴73の底部73aは、ロツクリンク33の必要
な動作を許容しうるよう適当な深さに設定し、換
言すれば、ロツクリンク33が種々の位置をとつ
たときにもロツクリンク33の支軸65が底部7
3aから抜脱しない深さに設定して、支軸65に
対する軸支部ないしは軸嵌合部を形成する。
また、ロツクリンク33の前半部の中間部に該
当する部分には、ロツクボデー本体部21の外面
からスプリング挿入用の円形穴74を予じめ開設
し、この円形穴74には前記リターンスプリング
35を外方から挿入して、ロツクリンク33の上
縁33aに設けたスプリング受け凹部33bに係
合させ、このリターンスプリング35のバネ力で
常時ロツクリンク33の前端折曲端66が摺動プ
レート34に当接する方向にロツクリンク33を
付勢している。なお、嵌挿したリターンスプリン
グ35は、ロツクボデー本体部21の前面にキヤ
ツプ43を装着した際、キヤツプ43に一体に形
成したばね抑え43aによつて保持される。
このロツクリンク33の作動を制御する摺動プ
レート34は、第5図および第8図に示すよう
に、キー36の挿入を許容するキー穴34aを中
央に開設するとともに、キー穴34aの上部に、
キー36の伸長方向に沿つてキー36の側面に形
成した平行段縁36a(この実施例ではキー36
の両側面に各々平行段縁36aを設けている。)
に係当する係合舌片34bを内向きに設けた基本
形状を有してキー36の挿脱を感知するようにし
て応動するようにし、かつ第9図に示すように、
摺動プレート34の下端部34cは、摺動溝68
に上方から嵌挿された段階で、シリンダー錠25
より下方に突出し、この下端部34cによつてシ
リンダー錠25の抜け止めを形成している。な
お、摺動プレート34の挿入は、ロツクリンク用
溝70の前部に連続して、摺動プレート34の幅
に等しい幅で径方向内向きに形成したプレート挿
入溝75によつて行なう。
第9図に実線で示すように、キー36を挿入し
たとき、キー36の平行段縁36aによつて係合
舌片34bが押上げられる結果、摺動プレート3
4が上昇してリターンスプリング35によつて付
勢されたロツクリンク33の前端折曲端66をシ
リンダー錠25の外周面まで持上げ、シリンダー
錠25の回動に際してシリンダー錠25の外周面
と同じ曲率に形成された摺動プレート34の円弧
状上縁34dによつてロツクリンク33を同じ高
さに保持する。
上記摺動プレート34の下端部34cは、シリ
ンダー錠25から一定量突出して、ロツクボデー
本体部21の前面部に軸方向に凹設した円弧状の
当り面76に摺接しつつシリンダー錠25の回動
に連動する。
一方、シリンダー錠25のロツク位置でキー3
6が抜かれたときには、第9図に点線で示すよう
に、摺動プレート34はリターンスプリング35
によつて付勢されたロツクリンク33によつて下
方に押下げられ、摺動プレート34の側部に形成
した当り面34eが摺動溝68に形成したストツ
パ段部68aに当接して当止められる。この際、
摺動プレート34の下端部34cは上記当り面7
6に連続して形成されたロツク溝77に落込んで
シリンダー錠25の回動をロツクする。
上記のことから明らかなように、上記摺動プレ
ート34の下端部34cは、キー36の挿入、抜
脱に関係なく、当り面76に軸方向において当接
してシリンダー錠25の軸方向背面側への抜脱を
阻止する抜け止めを形成する。
一方、シリンダー錠25の軸方向前面側への抜
け止めは、第3図に明らかなように、ロツクボデ
ー23内の軸孔46の内端部の外周側に設けた当
止め段部78,79によつてシリンダー錠25に
一体に形成したカム部材24のカム部58を軸方
向前面側から受合うことにより行なつている。こ
の結果、シリンダー錠25は、軸方向のいずれの
向きにも抜け止めされる。
なお、ロツクボデー本体部21の前面に装着す
るキヤツプ43は、シリンダキヤツプ40ととも
に内部を外部に対してカバーし、キヤツプ43の
正面には、第10図に示すように、キー36の位
置を表示する“LOCK”,“ACC”,“ON”,
“START”等必要な文字を各該当位置に刻印表
示する。
次に、上記のステアリングロツク装置の組付構
造について、主に第2図を参照しながら説明す
る。
シリンダー錠25の前面にはシリンダキヤツ
プ40を嵌合固定したうえで、シリンダー錠2
5には、リターンスプリング42およびロツク
プレート41(図の例では計7組)をセツトし
たのち、これを矢印Sで示す背面方向からロツ
クボデー本体部21内に挿入し、シリンダー錠
25を軸孔46に嵌合し、シリンダー錠25と
一体に形成したカム部58を軸孔46の内側端
部に形成した段部78,79に当接させる。
次に、ロツクシヤフト27を半円形状部22
の開口孔26から係合部54を下向きに嵌合
し、第4図に示すように、上記係合部54を装
着空間47内に適当に突出させた状態に保持し
たうえで、スライダ28とリターンスプリング
29によつて構成した駆動装置30をシリンダ
ー錠25と同様、背面方向Sから装着空間47
内に挿入セツトする。
この駆動装置30の挿入は、カム部材24の
軸部60をスライダ28の両側壁28b,28
c間に嵌挿した状態で行ない、挿入の最後に、
スライダ28の係止溝56を、ロツクシヤフト
27の係合溝部55に嵌合させる。また、スラ
イダ28とともに挿入するスライダ28のリタ
ーンスプリング29は、上端をスライダ28の
スプリング受け59に嵌合させるとともに、下
端は、第3図、第4図に示すように、ロツクボ
デー本体部21の底壁に背面側から軸方向に設
けた断面長方形状のガイド溝80によつて案内
する。
駆動装置30を装着したのち、リツド31を
挿入する。このリツド31の挿入は、上記ガイ
ド溝80に、リツド31の下端縁部に折曲形成
した嵌合片31bを嵌合させた状態で行ない、
所定位置までリツド31を挿入した段階で、リ
ツド31を円筒部48の内壁面にかしめつけて
固定する。
リツド31の固定後は、イグニツシヨンスイ
ツチ32のケース部を背面側から上記円筒部4
8内に嵌合し、ロータ52の係合溝52aをカ
ム部材24の係合突子51に係合させた状態
で、ターミナルベース49をボルト50により
ロツクボデー本体部21の背面側端面に固定す
る。
以上で背面からの組付けを完了する。
背面側からの組付けの後、今度は、ロツクボ
デー本体部21の前面側において、摺動プレー
ト34の挿入、ロツクリンク33の挿入、リタ
ーンスプリング35の嵌入、キヤツプ43の装
着の順でセツトを行ない、全ての組付けを完了
する。
この場合、摺動プレート34は、ロツクボデ
ー本体部21の前端部において径方向に設けた
プレート挿入溝75および摺動プレート34の
係合舌片34b挿入用の逃溝75aから、シリ
ンダー錠25の摺動溝68内に挿入する。
次に、ロツクリンク33は、ロツクリンク用
溝70内に前方向から挿入する。この挿入に際
して、ロツクリンク33の支軸65は案内溝7
2の案内面72aによつてスムーズに案内さ
れ、縦穴73に至つてその底部73aに支軸6
5が落込んだことを確認してロツクリンク33
の挿入を終える。
挿入したロツクリンク33に対しては、円形
穴74からリターンスプリング35を挿入し、
最後にキヤツプ43をロツクボデー本体部21
前端に嵌合固定する。この際、リターンスプリ
ング35はキヤツプ43のばね抑え43aによ
つて飛び出さないように保持される。
上記のようにして組付けを完了した時点では、
シリンダー錠25はLOCK位置に保持され、した
がつて、ロツクシヤフト27はステアリング軸を
ロツクした状態で突出する。
このLOCK位置でキー36を挿込むと、平行段
縁36aによつて摺動プレート34は係合舌片3
4bを介して第9図に実線で示す状態まで押上げ
られる。
このキー36の挿入により、ロツクリンク33
は、第5図に2点鎖線で示す離脱位置イから、図
に実線で示す係合待機位置ロにリターンスプリン
グ35のばね力に抗して保持されている。この係
合待機位置ロでは、ロツクリンク33の後端折曲
端67は、依然としてロツク位置にロツクシヤフ
ト27を保持しているスライダ28の側壁28c
によつて当止められ、したがつてロツクリンク3
3の支軸65は縦穴73の底部73aにおいて若
干浮いた状態に保持されている。
次いで、エンジンを始動するため、キー36を
回してシリンダー錠25をSTART位置方向に回
動させると、シリンダー錠25に一体に形成され
たカム部材24のカム部58はその回動によつて
スライダ28の係合凸部57aをリターンスプリ
ング29のばね力に抗して押下げ、ACC位置付
近においてスライダ28はロツクシヤフト27を
アンロツクする一方、スライダ28自身はその下
降で側壁28cの係合溝61がロツクリンク33
位置まで下つて、リターンスプリング35のばね
力によつて付勢されたロツクリンク33の後端折
曲端67が係合溝61に落込んで、以後ロツクシ
ヤフト27をアンロツク状態に保持する。
このロツクリンク33によるスライダ28のア
ンロツク位置での係合状態は、ロツクリンク33
について、第5図中、点線で示す係合位置ハで示
されている。
シリンダー錠25をSTART位置にセツトする
と、シリンダー錠25と一体に形成されたカム部
材の係合突子51はイグニツシヨンスイツチ32
のロータ52を回動させてイグニツシヨンスイツ
チ32をSTART状態にセツトし、エンジンの始
動を開始する。
そして、エンジンが完爆すると、具体的に説明
しなかつたが、周知の自動復帰手段により、シリ
ンダー錠25はON位置まで自動的に戻され、エ
ンジンの暖機運転に移行する。
本考案に係る安全装置は、上記ステアリングロ
ツク装置におけるアンロツク保持用および抜け止
め用の摺動プレート34を利用して構成する。
いま、第11図に示すように、摺動プレート3
4の下端部34cに対しては、これと係合して摺
動プレート34のもどりを阻止する係合部材82
を設けるとともに、この係合部材82を操作する
操作部材としての操作ノブ83を設けて、上記の
安全装置を基本的に構成する。
上記係合部材82は、この実施例では、シリン
ダー錠25を収容する軸孔46と軸平行にロツク
ボデー本体21の側部に予じめ形成した係合部材
82の収容穴84内に軸方向にスライド自在に収
納されたピストン体として形成し、ピストン体か
ら前方に向けて突出させた係合ピン82aを、前
記摺動プレート34の当り面76に設けた穴76
aから突出させるようにしている。この係合部材
82は、上記収容穴84内に縮装したコイルスプ
リング85によつて常時軸方向前方に付勢されて
おり、ステアリングロツク装置をカバーして収容
するステアリングコラム86の背面側に装着した
操作ノブ83を後方に引張ることにより摺動プレ
ート34のもどりを阻止しない後退位置まで後退
させることができるようにしている。
即ち、操拶ノブ83と係合部材82とはケーブ
ル87によつて結合されており、このケーブル8
7は、両端を夫々上記収容穴84の後端部88お
よび操作ノブ83の取付用プラグ89とに固定支
持したケーブル導管90内に通してある。
なお、第11図において、第3図と同一部分に
は同一符号を付してこれ以上の説明を省略する。
上記係合部材82の設置位置は、第12図に示
すように、シリンダー錠25のON位置とLOCK
位置の間の位置、例えばACC位置に対応させて
設け、キー操作により、シリンダー錠25をON
位置からLOCK位置にもどし操作する途中で係合
ピン82aにより摺動プレート34の下端34c
を当止め、それ以上のもどし操作を阻止しうるよ
うにしている。
この場合、摺動プレート34の下端部34cの
時針廻り方向の側部には、図示の如く、円弧状の
突出部34を設け、シリンダー錠25をLOCK位
置からON位置側に廻し操作するときには、この
突出部34gで上記係合ピン82aをコイルスプ
リング85のばね力に抗して突出しないように予
じめ保持しておき、廻し操作を妨げないようにし
ている。この状態を第12図に仮想線位置ホで示
している。
なお、係合部材82の操作部材としては、第1
3図に示すように、係合部材82にL字形状の金
具92の一端を結合するとともに、他端をステア
リングコラム86の側壁86aに装着したガイド
部材93のガイド穴93aから外側に突出させ、
その突出端に操作ノブ94を取付けて操作部材を
構成し、側方操作することができるようにしても
よい。
また、係合部材としとは、第14図および第1
5図に示すように、摺動プレート34の下端34
cの中間に係止段部34fを係止する係止フツク
95aを有する係止リンク95を設け、この係止
リンク95をキヤツプ43から前方に突出させた
操作ボタン96によつて操作するようにしてもよ
い。
この場合、係止リンク95はその中間部を、ロ
ツクボデー本体部21の前面から突出させて設け
た側壁21b,21cに設けた長溝97,98に
嵌合する支軸部99と突起部102とによつてロ
ツクボデー本体21の前面とキヤツプ43内面と
の間で揺動可能に支持し、L字形状に折曲させた
係止リンク95の他端95bは、上記操作ボタン
96の直径方向に操作ボタン96の下部において
貫通させることにより、操作ボタン96に結合し
ている。
第15図に示すように、上記操作ボタン96に
対しては、操作ボタン96の軸方向後端部を嵌合
するように設けた軸孔100内に縮装したコイル
スプリング101を設けて、操作ボタン96を図
の突出位置に保持するようにしている。
上記係止リンク95のフツク95aは、図示の
如く、LOCK位置からON位置へのシリンダー錠
25の廻し操作時には、摺動プレート34の回動
を許容しうる斜辺95cとして形成し、廻し操作
は支障なく行なえるようにしている。
したがつて、第14図ないし第15図に示す実
施例においても、キーによるシリンダー錠25の
廻し操作は、なんら係止リンク95に支障される
ことなく行える一方、シリンダー錠25をON位
置からLOCK位置までもどし操作する際には、係
止フツク95aによつて摺動プレート34の下端
部34cに設けた係止段部34fを係止し、
ACC位置からはそれ以上のもどし操作が行なえ
ないようにすることができる。
いま、摺動プレート34の係止を解除するため
には、操作ボタン96を軸方向にコイルスプリン
グ101のばね力に抗して押し、これによつて係
止リンク95を揺動させ、係止フツク95aによ
る摺動プレート34の係止を解除する。したがつ
て、キーをLOCK位置までもどし操作することが
できるようになる。第14図に仮想線ヘで摺動プ
レート34のLOCK位置を示す。
この実施例では、シリンダーキヤツプ43から
前方に操作ボタン96を設けることができるので
キーのもどし操作時、片手で同時に操作ボタン9
6を押すことができるので、キーのもどし操作時
の2系統操作を片手で同時に行なえる利点があ
る。
なお、上記実施例では、第2図〜第10図に示
したステアリングロツク装置に適用した例につい
て説明したが、本考案に係る安全装置は、上記ス
テアリングロツク装置に限られるものではなく、
シリンダーアウターを廃止することができ、摺動
プレートをロツクリンクに対するアンロツク保持
部材とするとともにシリンダー錠の抜き止め部材
としたものであれば、すべてに適用しうることは
いうまでもない。
以上詳細に説明したことから明らかなように、
本考案は、シリンダーアウタを廃止したときにで
きるロツクボデー前面とシリンダーキヤツプとの
空間およびシリンダー錠前部に配設したアンロツ
ク保持兼抜け止め部材としての摺動プレートを利
用して、この摺動プレートに係脱する係合部材を
上記空間部に配置するとともに係合部材を係脱操
作する操作部材を設け、キーのもどし操作時、摺
動プレートを途中で係止するようにしたステアリ
ングロツク装置の安全装置を提供するものであ
る。
本考案によれば、応動部材としての摺動プレー
トがシリンダ錠の抜け止め部材ともなるので特別
な抜け止め部材を不要とすることができ、さら
に、この摺動プレートに係合部材を係脱できるよ
うにしたものであるので、きわめて簡単な構造で
もつて安全装置を構成することができ、構造を簡
単化したので組付も簡単に行なえ汎用性をたかめ
ることができ、そしてなによりも安価に実施する
ことができるといつた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のステアリングロツク装置の内部
構造を示す水平断面図、第2図は本考案の一適用
例に係るステアリングロツク装置の分解概略斜視
図、第3図は第2図に示すステアリングロツク装
置の組付状態を示す水平断面図、第4図は第3図
の−線方向断面図、第5図は第2図に示すス
テアリングロツク装置の第3図の断面に直交する
方向の断面図、第6図および第7図は本考案に係
るアンロツク手段としてのロツクリンクの挿入構
造を夫々示す要部正面図および斜視図、第8図は
本考案に係る抜け止め部材としての摺動プレート
の垂直断面図、第9図は第5図の−線方向の
拡大断面図、第10図は第2図に示すキヤツプの
正面図、第11図は本考案に係る安全装置の一実
施例を示す第3図と同様の水平断面図、第12図
はシリンダーキヤツプの一部を切欠いたロツクボ
デーの要部正面図、第13図は第11図に示した
実施例の変形例を示す要部水平断面図、第14図
は本考案の他の実施例を示すシリンダーキヤツプ
部の一部切欠正面図、第15図は第14図に示す
シリンダーキヤツプ部の要部側面図である。 23……ロツクボデー、24……カム部材、2
5……シリンダー錠、26……開口孔、27……
ロツクシヤフト(ロツキング部材)、30……駆
動装置、33……ロツクリンク、34……摺動プ
レート、36……キー、68……摺動溝、82…
…係合部材、83,94,96……操作ノブ、9
5……係止リンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロツク位置でキーが抜かれたときにロツクボデ
    ーからロツキング部材が突出してステアリング軸
    に係合し、該ステアリング軸の回動を不能とする
    一方、キーを挿入してシリンダー錠をオン位置方
    向に回動操作したときにロツキング部材が後退し
    てステアリング軸との係合を解除してステアリン
    グ軸の回動を許容する構成としたステアリング装
    置に、オン位置からロツク位置までキーを操作し
    てキーを抜脱するためのもどし操作時、回動途中
    でキーの回動を不能とし、別の操作部材を操作し
    てはじめて回動を可能とする2系統操作の安全装
    置を備えたものにおいて、 キーの挿通孔に垂直に穿設されたシリンダー錠
    前部の貫通孔に、嵌挿され、キーの挿脱を感知し
    て応動する摺動プレートを設け、この摺動プレー
    トの一端は、ロツキング部材をアンロツク状態に
    保持するロツクリンクに当接し、この摺動プレー
    トの他端を常時シリンダー錠を貫通して延出さ
    せ、少なくともシリンダー錠の回動範囲で摺動プ
    レートの他端が軸方向に当接する当り面をロツク
    ボデーに形成し、該摺動プレートの他端に係合し
    て摺動プレートのもどりを阻止する係合部材をロ
    ツクボデーに設けキーのもどり回動途中での回動
    を不能とし、該係合部材を操作して摺動プレート
    の他端への係合を解除させる操作部材を設けたこ
    とを特徴とするステアリングロツク装置の安全装
    置。
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JPH0755168Y2 (ja) * 1989-09-27 1995-12-20 本田技研工業株式会社 自動二・三輪車用ハンドルロック装置
JPH0724537Y2 (ja) * 1991-04-27 1995-06-05 朝日電装株式会社 ステアリングロック付イグニッションスイッチ

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