JPS633195B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS633195B2
JPS633195B2 JP58033554A JP3355483A JPS633195B2 JP S633195 B2 JPS633195 B2 JP S633195B2 JP 58033554 A JP58033554 A JP 58033554A JP 3355483 A JP3355483 A JP 3355483A JP S633195 B2 JPS633195 B2 JP S633195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
gear
power transmission
rotation
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58033554A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59159464A (ja
Inventor
Yasuo Shimizu
Masami Ogura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3355483A priority Critical patent/JPS59159464A/ja
Priority to GB08405425A priority patent/GB2137708B/en
Priority to US06/585,007 priority patent/US4573373A/en
Priority to DE19843407613 priority patent/DE3407613A1/de
Publication of JPS59159464A publication Critical patent/JPS59159464A/ja
Publication of JPS633195B2 publication Critical patent/JPS633195B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/46Gearings having only two central gears, connected by orbital gears
    • F16H3/48Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears
    • F16H3/52Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears comprising orbital spur gears
    • F16H3/54Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears comprising orbital spur gears one of the central gears being internally toothed and the other externally toothed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車の空調用圧縮機、交流
発電機等の補機を駆動すべくエンジンに連結され
る変速装置に関するものであり、特に、該変速装
置内に潤滑油を供給するための潤滑装置に関する
ものである。
(従来技術とその問題点) 従来のこの種の変速装置としては、例えば実公
昭50―30518号公報に記載されるようなものが知
られている。
これによると、該変速装置(遊星減速機)は、
入力側部材(駆動軸)に軸着される中心側動力伝
達ギヤ(太陽歯車)と、該中心側動力伝達ギヤ
(太陽歯車)に噛合しキヤリアに軸支される複数
の外側動力伝達ギヤ(遊星歯車)と、該外側動力
伝達ギヤ(遊星歯車)に噛合し車軸に固定された
回転ハウジング(内歯歯車)とを備え、回転ハウ
ジング(内歯歯車)の下部に溜る潤滑油を、中心
側動力伝達ギヤ(太陽歯車)と外側動力伝達ギヤ
(遊星歯車)との噛み合いによるポンプ作用によ
り回転ハウジング(内歯歯車)の内方に向けて飛
散させる構成となつている。
しかしながら、かかる従来の構成によると、上
記両ギヤの噛み合いによるポンプ作用により潤滑
油は一応回転ハウジング(内歯歯車)の内方に飛
散されるものの、特に、回転ハウジング(内歯歯
車)の中心部に向けての潤滑油の流送は、自然的
な飛散に委ねているので、該中心部に配設される
変速用ギヤ、クラツチ、ベアリング等の転動部、
摺動部等の潤滑が確実、かつ、効率的に行えない
という問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) この発明はかかる従来技術の問題点を解決すべ
くなされたものであり、入力側部材と出力側部材
との間に変速機構を配設し、該変速機構を前記出
力側部材に接続される回転ハウジング内に収納す
ると共に該回転ハウジング内に潤滑油を封入して
なる変速装置において、前記変速機構の中心側動
力伝達ギヤと噛合する外側動力伝達ギヤを軸支し
たキヤリアに設けられ、少なくとも前記外側動力
伝達ギヤの外周に沿い、かつ、該外側動力伝達ギ
ヤにおける前記回転ハウジングの中心側に向かう
回転方向に沿うように隔てて形成される潤滑油案
内壁と、前記中心側動力伝達ギヤの前記噛合部に
回転の半径方向に沿つて形成される潤滑油路とを
有し、前記変速装置の回転遠心力により前記回転
ハウジング外周部方向に流動した潤滑油を前記潤
滑油案内壁と前記外側動力伝達ギヤとの間に流送
すると共に、該潤滑油を前記回転ハウジングの外
周部と回転中心部との間で循環させる潤滑油流送
機構を設けたことを特徴とし、従前のものに簡単
な構成を付加するだけで、潤滑油を循環させつ
つ、変速装置内の各部への潤滑を確実、かつ、効
率良く行ない得る潤滑装置を提供することを目的
とする。
(作用) 変速装置の回転遠心力により、回転ハウジング
内の外周部内面側に流動した潤滑油は中心側動力
伝達ギヤと外側動力伝達ギヤとの噛合によるポン
プ作用により、潤滑油は案内壁と外側動力伝達ギ
ヤとの間に補集されて該外側動力伝達ギヤ近傍を
潤滑すると共に、中心側動力伝達ギヤの潤滑油路
に向けて強制的に流送されて該中心側動力伝達ギ
ヤ近傍の転動部や摺動部を潤滑する。この潤滑は
潤滑油の循環により繰り返して行われる。
(実施例) 以下本発明の実施例を自動車の補機を駆動する
変速装置を用いて説明する。
第1図はエンジンのクランク軸先端に取り付け
た補機駆動用変速装置の垂直縦断面図、第2図は
変速装置内部の遊星ギヤ装置に兼用した潤滑油流
出ポンプの第1の実施例の構成図である。
変速装置3はインプツトフランジ7がボルト6
と一体結合した入力側部材であるクランク軸2の
先端部2aにキー5で連結し、出力側部材である
プーリ8aと一体な回転ハウジング8にOリング
9を介してボルト10でリヤカバー11が締着固
定されている。
クランク軸2とボルト6の回転中心部には通気
孔2b,6aが夫々穿設され相互に連通している
と同時に変速装置3の内部とエンジン1のクラン
ク室内に連通し、変速装置3内の温度上昇による
圧力上昇をクランク室内に逃がしている。ボルト
6の外周とインプツトフランジ7の先端部内周と
は適当な間隙が保持されて環状潤滑油路12が形
成されボルト6の頭部に形成された切欠き6bを
介して変速装置3内部に連通している。また、回
転ハウジング8のボス部8bはベアリング13を
介してインプツトフランジ7の先端部に支持さ
れ、さらにボス部8bには油孔8cが穿設されて
いる。このボス部8bの外方開口部にはハウジン
グキヤツプ8dがOリング8eを介して密封固定
されている。
インプツトフランジ7の外周部には内歯ギヤを
有するリングギヤ14が圧入嵌合され、またイン
プツトフランジ7の一側面に遠心クラツチ17が
取り付けられている。この遠心クラツチ17は、
エンジン回転数が所定回転数以下のときはインプ
ツトフランジ7とクラツチドラム18とを係合
し、エンジン回転数が所定数を越えたときこの係
合を解除するようになつている。なお、クラツチ
ドラム18の内周面と回転ハウジング8のボス部
8b外周面との接触部に前記油孔8cの一方端が
開口している。
リングギヤ14の外周部に形成された入力側ド
ラム15からリヤカバー11内面に形成された出
力側ドラム16まで正方形乃至矩形断面のスプリ
ング材料を多重コイルにしたラツプスプリング1
9が弛緩状態で嵌合され、弛緩状態のときラツプ
スプリング19の内周面と入力側ドラム15及び
出力側ドラム16の外周面との間には所定の間隔
が形成される。このラツプスプリング19の入力
端19aはクラツチドラム18の外周部と係合
し、出力端19bはリヤカバー11の外周部と係
合している。そして、入力端19aから出力端1
9bへ回転が伝えられるとき、ラツプスプリング
19が巻き締められ、クラツチドラム18、入力
側ドラム15、出力側ドラム16及び回転ハウジ
ング8が一体化されるようになつている。
エンジン1のシリンダケース1aに弾性材20
を介してボルト21により締着固定されている固
定腕22の中空軸22aは、ベアリング23及び
オイルシール24とクランク軸2の先端部2aと
の間に嵌挿されたインプツトフランジ7の軸部7
aに支持される。さらに、サンギヤ25のボス部
25aが中空軸22aの内周面にスプライン結合
26によつて嵌合固定され、ボス部25aと軸部
7aとの間にはベアリング27が介装されてい
る。
リングギヤ14とサンギヤ25との間にはこれ
等に噛合する3個のピニオンギヤ28が配設さ
れ、これ等のピニオンギヤ28は夫々支軸29及
びベアリング30により回転自在にキヤリア31
に軸支されている。支軸29には軸心及び半径方
向に沿う潤滑油路29aが貫設され、潤滑油路2
9aを通じてベアリング30に潤滑油が供給され
るようになつている。またキヤリア31と中空軸
22aの外周部との間にはベアリング32が介装
され、キヤリア31とリヤカバー11との間には
一方向クラツチ33が配設される。この一方向ク
ラツチ33は、変速装置3が変速伝動時のときキ
ヤリア31とリヤカバー11とを係合してキヤリ
ア31の回転運動を回転ハウジング8に伝達し、
直結伝動時にはリヤカバー11とキヤリア31の
回転差に基づいて空転するようになつている。リ
ヤカバー11はベアリング34及びオイルシール
35を介して中空軸22aの外周部に回転自在か
つ液密に支持されている。
本発明に係る潤滑油流送機構36は変速機構、
本実施例ではリングギヤ14、サンギヤ25、ピ
ニオンギヤ28及びキヤリア31から成る遊星ギ
ヤ装置を利用して設けるもので、中心側に配され
るサンギヤ25とこれに噛合う外側の3個のピニ
オンギヤ28との噛合い側、即ち第2図において
リングギヤ14が矢線方向に回転される場合、ピ
ニオンギヤ28はやはり同方向に自転しながら不
動のサンギヤ25の周囲を同じく同方向に公転す
るから、サンギヤ25に対しピニオンギヤ28を
上位にして両ギヤの左側に両ギヤの外周に沿つて
潤滑油案内壁31aがキヤリア31に設けられ
る。サンギヤ25は歯車の各谷部に潤滑油孔25
b…が半径方向に穿設され、サンギヤ25の内孔
には支軸29の反キヤリア31側を支持し、ピニ
オンギヤ28とサンギヤ25の側端面を覆う側板
37のボス部37aが嵌合されている。このボス
部37aは、各支軸29に対向する位置に夫々油
孔37bが穿設され、キヤリア31の回転に伴な
いサンギヤ25の油孔25bと油孔37bとが順
次合致する環状の回転ポートを形成している。ボ
ス部37aとその内周部にOリング又は角リング
38を介して嵌合されるインプツトフランジ7の
軸部7aとの間に環状潤滑油路39が形成され油
路39はインプツトフランジ7の軸部7aに穿設
されている半径方向の油孔7bと連通し、油孔7
bは軸部7a内周面、クランク軸2先端面、ボル
ト6外周面で形成される環状潤滑油路40と連通
し、油路40は前記油路12と連通している。そ
して、変速装置3内には適量の潤滑油が封入され
ている。尚、Oリング38はボス部37a内周に
在る潤滑油がインプツトフランジ7側に流動しな
いように設けるものである。
以上のように構成される本発明装置の実施例の
作動について次に説明する。
エンジン1のクランク軸2の回転と共にインプ
ツトフランジ7が回転し、この回転が低速のとき
は、インプツトフランジ7に設けられた遠心クラ
ツチ17がクラツチドラム18と摩擦係合し、ク
ラツチドラム18に係合されているラツプスプリ
ング19が巻き締められてクランク軸2の回転は
回転ハウジング8のプーリ8aに1対1に伝達さ
れる。この時リングギヤ14の回転によりピニオ
ンギヤ28はリングギヤ14と同方向に自転と公
転を行い、この公転運動はキヤリア31に減速回
転を与える。ここでクランク軸2の回転に対し減
速されたキヤリア31の回転はクランク軸2に直
結されたリヤカバー11の回転より当然遅いの
で、この回転の差はキヤリア31とリヤカバー1
1との間に設けた一方向クラツチ33の空転によ
つて逃がされる。
次にエンジン1の回転が所定回転数以上になる
と、遠心クラツチ17に働らく遠心力により遠心
クラツチ17が解離しインプツトフランジ7とド
ラム18との係合が解け、ラツプスプリング19
は自身の復元力と回転により働らく遠心力のため
弛緩し、入力側ドラム15と出力側ドラム16と
の結合が離れる。このためクランク軸2と一体に
回転するリングギヤ14の回転によりピニオンギ
ヤ28がリングギヤ14と同方向に自転と公転を
行い、この公転運動と共に減速回転をしているキ
ヤリア31の回転は一方向クラツチ33の結合に
よりハウジング8に伝えられ、つまりエンジン1
の回転はこの遊星ギヤ装置固有の減速比でプーリ
8aを減速回転させる。
斯かる変速装置3の回転に伴ない、変速装置3
の回転中心部付近に在る潤滑油は回転遠心力によ
りハウジング8の外周部方向に流動する。即ち、
一方の潤滑油流動経路は、油路40から油路1
2、切欠6bを通りベアリング13を潤滑し、ま
た油孔8cを通りクラツチドラム18とハウジン
グ8の接触面を潤滑してハウジング8の外周内面
部に到る。また、もう一方の潤滑油流動径路は、
ベアリング27,23及びオイルシール24を潤
滑した後スプライン結合26を通り、ベアリング
32,34及びオイルシール35を潤滑し、油路
29aを介してベアリング30を潤滑すると共に
一方向クラツチ33を潤滑してハウジング8の外
周内面部に到る。
このように変速装置3の回転遠心力で回転ハウ
ジング8の外周内面部に集められた潤滑油のう
ち、キヤリア31の案内壁31aとピニオンギヤ
28との間に捕集された潤滑油はピニオンギヤ2
8及びサンギヤ25の噛合い部に案内され、ここ
でサンギヤ25の谷部に穿設された潤滑油孔25
bに強制的に流入される。本実施例における遊星
ギヤ装置の場合、リングギヤ14が第2図におけ
る矢線方向に回転するとピニオンギヤ28が不動
のサンギヤ25の周囲をやはり同方向に自転しな
がら公転する。従つてピニオンギヤ28とサンギ
ヤ25との噛合い部の移動につれて潤滑油の流入
されるサンギヤ25の潤滑油孔25bは順次移動
し、またキヤリア31はピニオンギヤ28の公転
と一体に回転するから、サンギヤ25の内孔に嵌
合された側板37のボス部37aの油孔37bは
ピニオンギヤ28の公転と共に順次上記潤滑油の
流入されるサンギヤ25の潤滑油孔25bと断続
的に合致していく。そして、サンギヤ25の潤滑
油孔25bに流入された潤滑油は、ボス部37a
の油孔37bを通つて環状油路39に流送され
る。
油路39に流送された潤滑油のうち一部は前述
と同様にベアリング27等を潤滑した後回転遠心
力によつて再びハウジング8の外周内面部に流動
し、残りの一部はインプツトフランジ7の油孔7
bを介して環状油路40に流動し以後前述と同様
に油路12を通つてハウジング8の外周内面部に
到る。
第3図は第1図及び第2図に示した本発明実施
例装置の油圧回路の概略を説明する図である。
回転ハウジング8の外周部には常に一定量の潤
滑油42が集められておりオイルタンク43の役
目をしている。キヤリア31の潤滑油案内壁31
aの半径方向のΔh(第2図)にある潤滑油は潤滑
油流送ポンプ36により遠心力に抗して回転中心
方向に流送され、流送された潤滑油はその遠心力
と流送力(吐出力)との作用を受けてギヤ、クラ
ツチ、ベアリング、ラツプスプリング等の転動
部、摺動部44をむらなく十分に潤滑するように
回転ハウジング8内を循環する。
第4図及び第5図は本発明の第2の実施例を示
す。第1の実施例においては遊星ギヤ装置のサン
ギヤ25の歯車の各谷部に潤滑油孔25b…を半
径方向に穿設し、ピニオンギヤ28とサンギヤ2
5の側端面を覆う側板37のボス部37aに設け
た油孔37bと前記潤滑油孔25bを断続的に連
通させて回転ハウジング8の中心方向に潤滑油を
流送する構成としたが、第2の実施例においては
サンギヤ25の端面に該サンギヤ25の各谷部に
連通する円環状の溝25cを設けてピニオンギヤ
28とサンギヤ25の両歯車の噛み合いにより吐
出された潤滑油を前記サンギヤ25の端面に設け
た円環状の溝25cを通して環状油路39に流送
し、前述と同様の潤滑経路を経て各部の転動部、
摺動部を潤滑する構成とすることも可能であり、
前記円環状の溝25cは加工性が良いため、安価
な潤滑油流送装置を提供できる。また第2の実施
例においては、第4図に示すように、潤滑油案内
壁31aの先端部31bはピニオンギヤ28とサ
ンギヤ25の噛み合いによつて円環状の溝25c
に一旦吐出された潤滑油が遠心力で再びサンギヤ
の外方に飛散することを防止するためにピニオン
との噛み合い側に延ばした構成をとつている。
尚、上記各実施例は補機駆動用変速装置に潤滑
油流送装置を設けた実施例としたが、補機駆動用
変速装置以外の変速装置に本発明を適用すること
も可能である。
さらに、第6図に示すように、回転ハウジング
8の外周面にフイン41を設けておくとオイルタ
ンク43の役目をするハウジング8の外周内面部
に集められた潤滑油42を空冷でき、高速回転程
冷却された潤滑油42を循環できるので変速装置
3内の発熱を抑制でき耐久性は一層向上する。
(発明の効果) 以上のようにこの発明によれば、変速機構の中
心側動力伝達ギヤと噛合する外側動力伝達ギヤを
軸支したキヤリアに設けられ、少なくとも前記外
側動力伝達ギヤの外周に沿い、かつ、該外側動力
伝達ギヤにおける回転ハウジングの中心側に向か
う回転方向に沿うように隔てて形成される潤滑油
案内壁と、前記中心側動力伝達ギヤの前記噛合部
に回転の半径方向に沿つて形成される潤滑油路と
を有し、前記変速装置の回転遠心力により前記回
転ハウジング外周部方向に流動した潤滑油を前記
潤滑油案内壁と前記外側動力伝達ギヤとの間に流
送すると共に、該潤滑油を前記回転ハウジングの
外周部内面側と回転中心部との間で循環させる潤
滑油流送機構を設けることを特徴とするので、潤
滑油流送機構に潤滑油案内壁を設けることにより
変速装置の回転中心部に潤滑油を無秩序に飛散さ
せることなく案内させることができ、潤滑油流送
機構に潤滑油路を設けることにより、該回転中心
部における十分な潤滑が行え、かつ、潤滑油の循
環により潤滑を効率良く行え変速装置の転動部や
摺動部等の耐久性の向上に貢献できる。しかも、
従前のものに潤滑油案内壁及び潤滑油路のような
簡単な構成を付加するだけで済み、大幅なコスト
アツプを回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を適用した変速
装置の垂直縦断面図、第2図は第1図に示す変速
装置内部の遊星ギヤ装置に兼用した潤滑油流送装
置ポンプの構成図、第3図は本発明装置の油圧回
路の概略を説明する図、第4図及び第5図は夫々
サンギヤの端面に円環状の溝を設けた潤滑油流送
ポンプの第2の実施例の構成図及び斜視図、第6
図は変速装置に使用する回転ハウジングの他の実
施例の側面図である。 2…クランク軸(入力部材)、3…変速装置、
8…回転ハウジング、14,25,28,31…
変速機構、25…サンギヤ(中心側動力伝達ギ
ヤ)、28…ピニオンギヤ(外側動力伝達ギヤ)、
31…キヤリア、31a…潤滑油案内壁、25b
…潤滑油孔(潤滑油路)、25c…円環状の溝
(潤滑油路)、36…潤滑油流送機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力側部材と出力側部材との間に変速機構を
    配設し、該変速機構を前記出力側部材に接続され
    る回転ハウジング内に収納すると共に該回転ハウ
    ジング内に潤滑油を封入してなる変速装置におい
    て、前記変速機構の中心側動力伝達ギヤと噛合す
    る外側動力伝達ギヤを軸支したキヤリアに設けら
    れ、少なくとも前記外側動力伝達ギヤの外周に沿
    い、かつ、該外側動力伝達ギヤにおける前記回転
    ハウジングの中心側に向かう回転方向に沿うよう
    に隔てて形成される潤滑油案内壁と、前記中心側
    動力伝達ギヤの前記噛合部に回転の半径方向に沿
    つて形成される潤滑油路とを有し、前記変速装置
    の回転遠心力により前記回転ハウジング外周部方
    向に流動した潤滑油を前記潤滑油案内壁と前記外
    側動力伝達ギヤとの間に流送すると共に、該潤滑
    油を前記回転ハウジングの外周部内面側と回転中
    心部との間で循環させる潤滑油流送機構を設けた
    ことを特徴とする変速装置の潤滑装置。
JP3355483A 1983-03-01 1983-03-01 変速装置の潤滑装置 Granted JPS59159464A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3355483A JPS59159464A (ja) 1983-03-01 1983-03-01 変速装置の潤滑装置
GB08405425A GB2137708B (en) 1983-03-01 1984-03-01 Lubrication of a speed-change mechanism
US06/585,007 US4573373A (en) 1983-03-01 1984-03-01 Lubrication system for auxiliary equipment transmission
DE19843407613 DE3407613A1 (de) 1983-03-01 1984-03-01 Schmierungssystem fuer einen geschwindigkeitswechselmechanismus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3355483A JPS59159464A (ja) 1983-03-01 1983-03-01 変速装置の潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59159464A JPS59159464A (ja) 1984-09-10
JPS633195B2 true JPS633195B2 (ja) 1988-01-22

Family

ID=12389768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3355483A Granted JPS59159464A (ja) 1983-03-01 1983-03-01 変速装置の潤滑装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59159464A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2533880Y2 (ja) * 1990-09-27 1997-04-23 日産ディーゼル工業株式会社 変速機の潤滑装置
US7806779B2 (en) 2008-05-19 2010-10-05 Nike, Inc. Putter heads and putters including polymeric material as part of the ball striking face
US8083611B2 (en) 2008-11-05 2011-12-27 Sri Sports Limited Putter-type golf club head

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030518U (ja) * 1973-07-14 1975-04-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030518U (ja) * 1973-07-14 1975-04-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59159464A (ja) 1984-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4573373A (en) Lubrication system for auxiliary equipment transmission
US6910453B2 (en) Automotive internal combustion engine control system
US4418777A (en) Transmission lubrication and motor cooling system
US7421928B2 (en) Motor vehicle drive arrangement
US20160290480A1 (en) Vehicle drive transfer apparatus
JP3011088B2 (ja) 始動兼発電装置
JP2009001127A (ja) ハイブリッド駆動装置
US5158427A (en) Centrifugal supercharger
JPH07305634A (ja) 2速伝動装置
JP3017281B2 (ja) 回転制御装置
US20200003113A1 (en) Two-speed accessory drive pulley
US5617817A (en) Fan drive with a fluid-friction clutch
JPH0548376B2 (ja)
JPS59106761A (ja) 歯車装置の潤滑油導入装置
JPS633195B2 (ja)
JP3465576B2 (ja) 車両用モータの取付け構造
US3832980A (en) Combined hydraulic speed-change, cooling and lubricating system in rotary engine
JP2009115039A (ja) 流体ポンプ及び車両用駆動装置
JPS5913165A (ja) 変速装置の潤滑装置
JP3518769B2 (ja) 無段変速機の前後進切換装置
JPH0420101B2 (ja)
JPH1061439A (ja) 車両用動力源の液体循環装置
JPH0314957A (ja) 車両用補機駆動装置
KR100254206B1 (ko) 자동변속기
JPH0211261Y2 (ja)