JPS63319018A - パルスジェット型集塵機用フイルタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は，集ａ運転に従ってフィルタの表面に付着（捕
集）されたダストの払い落しを，フィルタの内部に圧縮
エアーを吹込んで行うパルスジェット型集塵機の技術分
野で利用されるものであって、具体的には、上記のパル
スジェット型集塵機に用いて好適なフィルタ装置に関す
る。

〔従来の技術〕

上述したパルスジェット型集塵機では、コンプレッサよ
り供給される圧縮エアー（３〜１　０ｋｇｆ／ａ＆）を
ヘッダーパイプ内に貯めておき、瞬時（４０〜Ｌｏｏｍ
ｓ）にこの圧縮エアーをフィルタ内部に噴射して、フィ
ルタ表面（外面）に付着したダストの払い落しを行って
いる。

第５図と第７図はパルスジェット型集塵機に使用されて
いる従来のフィルタ装置であって，図中Ｆは断面を略星
型（プリーツ状）に形成した成形フィルタを示し、■は
ベンチュリ、Ｐは圧縮エアーをベンチュリＶに向けて噴
射するブローパイプで、第５図に示した装置では集塵機
の背丈を低くする目的でベンチュリＶをフィルタＦ内に
取付けており、また、第７図の装置はフィルタＦの上面
にベンチュリ■が突出して取付けられていて、いずれの
装置も、圧縮エアーがベンチュリＶを通してフィルタＦ
の内部に吹込まれる時に、矢印Ｔの如く圧縮エアーの５
〜１０倍程度の容量の空気がエゼクタ降下によって一緒
に巻込まれて、ダストの払い落しを効果的に行う仕組に
成っている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述したパルスジェット型集塵機に於いて、噴射される
圧縮エアーの必要量は、フィルタＦの面積及びその内部
容積が多い程多く必要と成り、また、−緒に巻込まれる
空気の比率が少ない程、多く必要と成るものである。従
って、エゼクタ効果に差がなくて巻込まれる空気の量が
一定であれば、表面の面積が同一のフィルタの場合は、
内部容積が少く成る程、圧縮エアーの量を少くしても同
様の払い落し効果を得られることが判明した。然るに、
従来のパルスジェット型集塵機では、表面のフィルタ面
積と内部容積は比例的に増減する構成であるから、大型
のフィルタを使用した場合には、圧縮エアーの量も増大
させる必要があった。

一方、第６図と第８図は圧縮エアー噴射時（パルスジェ
ット作動時）に於＋ツる各フィルタＦ内部の各所の静圧
を圧力変換器で測定して示した線図であって、これ等の
図面から明らかな様に、ブローパイプＰより噴射される
圧縮エアーは、夫々点線Ｐａの角度でベンチュリＶを通
ってフィルタＦの内部に吹込まれる関係上、ベンチュリ
Ｖの近くのフィルタ口元部分Ｆ　ａの内部静圧はマイナ
ス圧で、ベンチュリＶから離れた部分の様にプラス圧に
は成らなかった。

圧縮エアーの噴射による付着ダストの払い落しは、内部
静圧がプラス圧の部分で良好に作用しているが、上記マ
イナス圧部分では効果が低く、従って、ベンチュリＶを
取付けたフィルタＦの場合は、ベンチュリＶの近く（特
に背面側）のフィルタ口元部分Ｆａに圧縮エアーが作′
用されず、ダストが残ってしまう問題があった。

従って、本発明の技術的課題は、フィルタ表面積が広い
大型フィルタの場合でも、比較的少ない量の圧縮エアー
によってダストの払い落しを効果的に、且つ、経済的に
行うと共に、圧縮エアーが作用しにくいベンチュリの近
くのフィルタ口元部分に対しても、充分に圧縮エアーを
作用させて払い落し効果を高めることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段
は以下の如くである。

（１）ベンチュリを通して圧縮エアーをフィルタの内部
に吹込むことによって、フィルタの表面に付着したダス
トを払い落すパルスジェット型集塵機に於いて、上記フ
ィルタの内部に断面が筒形を成す充填体を収容すること
。

（２）上記充填体の上面を吹込まれて来る圧縮エアーの
反射面と成すこと。

〔作用〕

上記の手段は以下の如く作用する。

■上記（１）の手段は、フィルタ内部の容積を収容した
充填体によって減少させることによって通常の場合より
も少量の圧縮エアーによってダストの払い落しを効果的
に行って、払い落しの省エネルギー化を可能にする。

■上記（２）の手段は、ベンチュリを通して吹込まれて
来る圧縮エアーと、エゼクタ効果によって一緒に巻込ま
れて来る空気の各一部を、充填体の反射面に当ててベン
チュリの方向に反射させるから、この反射に従ってベン
チュリ近くのフィルタ口元部分にも払い落し作用が及ん
で、口元周面に付着していたダストを効果的に払い落す
ことを可能にする。

以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。

〔実施例〕

以下に、本発明に係るバルスジェッ１〜型集塵機用フィ
ルタ装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説
明する。

第１図乃至第３図に於いて、１は平断面の形状を第２図
の如く略星形（プリーツ形）に形成した成形フィルタで
あって、２はフィルタ１の口元部分１ａに内設したベン
チュリを示す。３はフィルタ１の内部容積を減少させる
ためにフィルタ１内に収めた断面筒形の充填体で、その
下端部３ｔは上記フィルタ１の底抜１ｃに固定され、上
面はベンチュリ２を通して吹込まれて来る圧縮エアーを
、第３図の各矢印ｄ・・・の如くベンチュリ２の方向に
反射させる半球面状の反射面３ｈと成っている。

また、第３図に於いて４は圧縮エアーを噴射させるブロ
ーパイプで、Ｔはエゼクタ効果によって圧縮エアーと一
緒にベンチュリ２内に巻込まれる空気の流れ方向を示す
。

尚、第１図に示した充填体３の反射面３ｈは半球面状に
形成されているが、これを第４図Ａの如く平面状とした
り、同じくＢの様に球面形の凹面状にしたり、或は、Ｃ
の様に円錐形の凸面とが。

Ｄの如く円錐形の凹面に形成する場合もあって。

その形状は任意とする。また、図示した実施例ではベン
チュリ２をフィルタ１の口元内部に内股しているが、こ
れは第７図に示したものと同様にフィルタ１の上面に突
出させてもよい。更に、フィルタ１として断面星形の成
形フィルタを用いているが、代りに、筒形のバグフィル
タを用いる場合もある。

本発明に係るパルスジェット型集塵機用フィルタ装置は
以上述べた如き構成であるから、ブローパイプ４からベ
ンチュリ２を通してフィルタ１の内部に圧縮エアーを吹
込むと、エゼクタ効果によって矢印Ｔの如く圧縮エアー
の５〜１０倍程度の空気が一緒に巻込まれるから、これ
等の空気をフィルタ１に作用させて表面に付着したダス
トを払い落すことができるのであるが１本発明ではフィ
ルタ１内に充填体３を収めた関係で、内部の容積が大幅
に減少され、従って、払い落し用圧縮エアーの量を少く
することが可能と成った。

また、ベンチュリを通してフィルタ１の内部に吹込まれ
た空気の一部は、第３図に示した矢印ｄの如く充填体３
の反射面３ｈに当って上方に向けて反射するから、この
反射空気がベンチュリ２の裏面側、即ち、フィルタ１の
口元部分１ａに作用し、この部分１ａの表面に付着して
いたダストを払い落すことができる。

〔効果〕

以上述べた如く、本発明に係るパルスジェット型集塵機
用フィルタ装置によれば、フィルタ内部に充填体を収容
して内部容積を減少させることにより、払い落し用圧縮
エアーの量を少くできるから、フィルタの払い落しを少
ない空気量にて短時間で行える優れた省エネルギー効果
を発揮できて大変経済的であると共に、充填体の反射作
用によってベンチュリの裏側にも払い落し作用を及ぼす
から、フィルタ全面に亘って均一な払い落しが可能と成
り、従って、フィルタの圧力損失が少ない状態での集ｍ
運転が可能と成るから、吸引用ファンモータを経済的に
運転することができるものであって、構成が簡単で実施
が容易である点と相俟って、パルスジェット型集塵機の
フィルタに用いて拘に好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るパルスジェット型集塵機用フィル
タ装置の一部断面正面図であって、第２図は第１図Ａ−
Ａ線に沿った一部省略断面図、第３図は圧縮エアーを吹
込んで払い落しを行っている状態を示した構成図で、第
４図（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）。 （Ｄ）は充填体の他の実施例を示した図、第５図と第６
図は従来のフィルタの構成図とその静圧の状態を示した
線図で、第７図と第８図は同じ〈従来の他のフィルタの
構成図とその静圧の状態を示した線図である。 １はフィルタ、１ａはフィルタ口元部分、２はベンチュ
リ、３は充填体、３ｈは反射面、４はブローパイプ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベンチュリを通して圧縮エアーをフイルタの内部
   に吹込むことによって、フイルタの表面に付着したダス
   トを払い落すパルスジェット型集塵機に於いて、上記フ
   イルタの内部に断面が筒形を成す充填体を収容し、この
   充填体の上面を吹込まれて来る圧縮エアーの反射面と成
   したことを特徴とするパルスジェット型集塵機用フイル
   タ装置。
2. （２）前記充填体の反射面は、凸面又は凹面、或は、平
   面のいずれかに形成されていることを特徴とする前記特
   許請求の範囲第１項記載のパルスジェット型集塵機用フ
   イルタ装置。