JP2598218Y2 - パルスジェット型集塵機用フイルタ除塵装置 - Google Patents

パルスジェット型集塵機用フイルタ除塵装置

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JP2598218Y2 JP1992093383U JP9338392U JP2598218Y2 JP 2598218 Y2 JP2598218 Y2 JP 2598218Y2 JP 1992093383 U JP1992093383 U JP 1992093383U JP 9338392 U JP9338392 U JP 9338392U JP 2598218 Y2 JP2598218 Y2 JP 2598218Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、集塵運転に従ってフイ
ルタの表面に付着(捕集)したダストの払い落しを、フ
イルタの内部に圧縮エアーを吹込んで行うパルスジェッ
ト型集塵機の技術分野で利用されるものであって、具体
的には、上記のパルスジェット型集塵機に用いて好適な
フイルタ除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパルスジェット型集塵機では、コ
ンプレッサより供給される圧縮エアー(3〜10Kgf
/cm2)をヘッダーパイプ内に貯めておき、瞬時(4
0〜100ms)にこの圧縮エアーをフイルタ内部に噴
射して、フイルタ表面(外面)に付着したダストの払い
落しを行っている。
【0003】図3はパルスジェット型集塵機に使用され
ている従来のフイルタ除塵装置であって、図中Fは全体
を袋状に形成したバグフイルタ、Faはフイルタ用の濾
布、Gは縦杆Ga…とリング杆Gbとで構成したフイル
タゲージ、Vはベンチュリ、Hは圧縮エアーHaをベン
チュリVに向けて噴射するブローパイプであって、この
除塵装置によれば圧縮エアーHaがベンチュリVを通し
てフイルタFの内部に吹込まれる時に、矢印Hbの如く
圧縮エアーの5〜10倍程度の容量の二次空気がエゼク
タ効果によって一緒に巻込まれて吹込まれ、且つ、各矢
印T…の如く濾布Faを吹き抜けてその表面に付着して
いるダストの払い落しを効果的に行う仕組に成ってい
る。
【0004】これに対して、図4は圧縮エアー噴射時
(パルスジェット作動時)に於けるフイルタF内部の各
所の静圧を圧力変換器で測定して示した線図であって、
この図面から明らかな様に、ブローパイプHより噴射さ
れる圧縮エアーHaと二次空気Hbは、図3に示した矢
印の角度でベンチュリVを通ってフイルタFの内部に吹
込まれる関係上、ベンチュリVの近くのフイルタ口元部
分の内部静圧はマイナス圧で、ベンチュリVから離れた
部分の様にプラス圧には成らなかった。
【0005】即ち、圧縮エアーHaの噴射による付着ダ
ストの払い落しは、内部静圧がプラス圧の部分で良好に
作用しているが、上記マイナス圧部分では効果が低くな
るため、ベンチュリVを取付けたフイルタFの場合は、
ベンチュリVの近く(特に周面側)のフイルタ口元部分
に圧縮エアーが作用されず、ダストが残ってしまう問題
があった。
【0006】そこで本出願人は、先の特開昭63−31
9018号公報及び実公平4−6811号公報に開示さ
れているように、フイルタの内部に上面を吹込まれた圧
縮エアーを上方に反射させる反射面とした充填体又は内
部フイルタを設けることにより、フイルタの上部口元部
分に対しても充分に圧縮エアーを作用させて払い落し効
果を高められるように工夫したフイルタ装置を開発し
た。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
ようにフイルタの内部に上面を反射面とした充填体を設
けたり、或は、内部フイルタを設けることは、フイルタ
自身の構造を複雑にしてフイルタ1本あたりの製造単価
を著しく高くする問題があり、また、フイルタ内部に吹
込まれた除塵用圧縮エアーの可成りの部分が反射面によ
って上方に反射されてしまうため、フイルタの下側部分
のダスト払い落し効果が反対に低下しまう問題があっ
た。
【0008】従って本考案の技術的課題は、フイルタに
付着したダストを払い落す時に、フイルタの口元部を含
めてフイルタの全体に対して充分に圧縮エアーを作用さ
せて、フイルタ全体に優れた払い落し効果を発揮させる
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本考案で講じた手段は以下の如くである。
ローパイプよりベンチュリを通して圧縮エアーをフイル
タの内部に吹込むことによって、フイルタの表面に付着
したダストを払い落すパルスジェット型集塵機に於い
て、
【0010】(1) フイルタの上部内側で、且つ、ベ
ンチュリの直下近くに、ベンチュリを通して吹込まれて
来る圧縮エアーを上方に反射させる反射円盤体を取付け
て、この円盤体の中央部には、その内周縁を少くとも上
記ブローパイプの噴射口と上記ベンチュリの内壁面を結
ぶ延長線上の近くに位置させることにより、圧縮エアー
を下方に流通させることができる切欠穴を設けること。
【0011】(2) バグフイルタの内部に挿入したフ
イルタゲージの上部内側部で、且つ、ベンチュリの直下
近くに、中央部にその内周縁を少くともブローパイプの
噴射口 とベンチュリの内壁面を結ぶ延長線上の近くに位
置させることにより、圧縮エアーを下方に流通させるこ
とができる切欠穴を開口して、全体を略ドーナツ形状
形成した反射円盤体を取付けること。
【0012】
【作用】上記の手段は以下の如く作用する。上記(1)
で述べた手段によれば、ブローパイプよりベンチュリを
通して吹込まれた圧縮エアーの一部フイルタの上部
内側のベンチュリ直下に取付けた反射円盤体に当たって
フイルタの上部口元部分に向けて反射するため、この反
射された圧縮エアーによってベンチュリ近くのフイルタ
口元部分に払い落し作用が及ぶから、口元周面に付着し
ていたダストを払い落すことができる一方、ベンチュリ
を通して吹込まれた圧縮エアーの殆どは、反射円盤体の
中央部に、その内周縁を少くとも上記ブローパイプの噴
射口と上記ベンチュリの内壁面との間を結ぶ延長線上の
近くに位置させて形成した切欠穴を通ってフイルタの下
側部方向にも吹込まれるから、口元部分から下端部に至
るフイルタの全長に亘って圧縮エアーによる払い落し作
用を確実に、且つ、均一に及ぼすことを可能にする。
【0013】上記(2)で述べた手段によれば、フイル
タゲージによってその形態が保持されたバグフイルタの
内部全体に亘って、圧縮エアーを吹付けて優れた払い落
し作用を発揮すると共に、略ドーナツ状に形成した反射
円盤体をフイルタゲージの内部上側部で、且つ、ベンチ
ュリの直下にしっかりと取付けて、吹込まれて来る圧縮
エアーを上方に向けて確実に反射し、また、中央部の切
欠穴を通して下方に吹き抜けさせることを可能にする。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
【0014】
【実施例】以下に、上述した本考案に係るパルスジェッ
ト型集塵機用フイルタ除塵装置の好適な実施例を添付し
た図面と共に詳細に説明する。図1に於いて、符号1で
全体的に示したのは集塵機(図示せず)の集塵室内に吊
下げて使用するバグフイルタであって、このフイルタ1
は袋状に形成した濾布3の内部に縦杆2a…とリング杆
2b…とによって略篭形状に形成したフイルタゲージ2
を挿入して形態を保持する一方、その上端部にベンチュ
リ6を取付けた上蓋4を取付け、且つ、下端部に底板5
を取付けることによって構成され、また、除塵時には、
ブローパイプ7の噴射口から噴射された圧縮エアーPa
周囲の二次空気Pbを誘引しながらベンチュリ6を
通してバグフイルタ1の内部に勢い良く吹込まれる仕組
に成っている。
【0015】次に、図1と図2に於いて、8は上述した
フイルタゲージ2の上部内側で、且つ、上記ベンチュリ
6の直下近くに取付けた全体が略ドーナツ状を成す反射
円盤体であって、8aはこの円盤体8の中央部に、その
内周縁を少くとも上記ブローパイプ7の噴射口と上記ベ
ンチュリ6の内壁面を結ぶ延長線上の近くに位置させて
形成した切欠穴を示す。
【0016】本考案に係るパルスジェット型集塵機用フ
イルタ除塵装置は以上述べた如き構成であるから、図1
に示すようにブローパイプ7の噴射口からベンチュリ6
を通してバグフイルタ1の内部に圧縮エアーPaを吹込
むと、エゼクタ効果によって矢印Pbの如く圧縮エアー
Paの5〜10倍程度の二次空気が一緒に巻込まれて吹
込まれるから、これ等のエアーがバグフイルタ1の濾布
3を矢印Tの如く勢い良く通過することによって、濾布
3の表面に付着したダストを払い落すことができる。
【0017】また、本考案では上記フイルタゲージ2の
内部上側で、ベンチュリ6の直下に反射円盤体8を取付
けているため、ベンチュリ6を通ってフイルタ1内に吹
込まれる圧縮エアーの一部がこの反射円盤体8に当たっ
て上方に反射するから、この反射エアーが図1の矢印T
aの如くベンチュリ6の周囲裏面側、即ち、フイルタ1
の上部口元部分に送られて、この口元部分の表面に付着
していたダストを払い落すことができる。
【0018】更に本考案では、上記反射円盤体8の中央
部には、その内周縁を少くともブローパイプ7の噴射口
とベンチュリ6の内壁面の間を結ぶ延長線上の近くに位
置するように、全体をベンチュリ6を通して略円錐状に
吹き込まれて来る圧縮エアーの断面形状に近い円形に
成した切欠穴8aが形成されているため、この切欠穴8
を通してフイルタ1の下方に対しても圧縮エアーが吹
込まれて、矢印T…の如く濾布3を通してフイルタ1の
外部に吹き抜けるから、フイルタ1の下側部を含めてそ
の全長に亘って除塵作用を及ぼして、フイルタ1の全表
面に付着しているダストを漏れ無く払い落すことができ
る。
【0019】尚、上述した実施例では、反射円盤体8を
バグフイルタ1の形態を保持するフイルタゲージ2の内
側部に取付けているが、本考案はこの反射円盤体8を前
述した特開昭63−319018号公報とか実公平4−
6811号公報に記載されているような断面略星形に形
成した成形フイルタの内部に直接又は間接的に取付けて
実施することも可能である。
【0020】
【考案の効果】以上述べた次第で、本考案に係るパルス
ジェット型集塵機用フイルタ除塵装置によれば、フイル
タ内のベンチュリ直下に取付けた反射円盤体の反射作用
によってベンチュリの裏側にも圧縮エアーの払い落し作
用を及ぼし、また、フイルタの下側部には反射円盤体の
中央部に形成した切欠穴を通して、反射円盤体に邪魔さ
れることなく圧縮エアーの払い落し作用を確実に及ぼす
ことができるから、フイルタ全面に亘って均一な払い落
し作用を発揮させて、フイルタの圧力損失を可及的に少
くし、集塵機を能率良く経済的に運転できる利点を発揮
できるものであって、図示した如きバグフイルタを始め
とする各種フイルタに実施して頗る実用性の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパルスジェット型集塵機用フイル
タ除塵装置の実施例を示した一部断面正面図である。
【図2】本考案の要部を示した斜視図である。
【図3】従来例の構成を説明した一部断面正面図であ
る。
【図4】従来のフイルタの静圧を示した線図である。
【符号の説明】
1 バグフイルタ 2 フイルタゲージ 3 濾布 6 ベンチュリ 7 ブローパイプ 8 反射円盤体 8a 切欠穴

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブローパイプよりベンチュリを通して圧
    縮エアーをフイルタの内部に吹込むことによって、フイ
    ルタの表面に付着したダストを払い落すパルスジェット
    型集塵機に於いて、 フイルタの上部内側で、且つ、ベンチュリの直下近く
    に、ベンチュリを通して吹込まれて来る圧縮エアーを上
    方に反射させる反射円盤体を取付けて、この円盤体の中
    央部には、その内周縁を少くとも上記ブローパイプの噴
    射口と上記ベンチュリの内壁面を結ぶ延長線上の近くに
    位置させることにより、圧縮エアーを下方に流通させる
    ことができる切欠穴を設けたことを特徴とするパルスジ
    ェット型集塵機用フイルタ除塵装置。
  2. 【請求項2】 バグフイルタの内部に挿入したフイルタ
    ゲージの上部内側部で、且つ、ベンチュリの直下近く
    に、中央部にその内周縁を少くともブローパイプの噴射
    口とベンチュリの内壁面を結ぶ延長線上の近くに位置さ
    せることにより、圧縮エアーを下方に流通させることが
    できる切欠穴を開口して、全体を略ドーナツ形状に形成
    した反射円盤体を取付けたことを特徴とする請求項1記
    載のパルスジェット型集塵機用フイルタ除塵装置。
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