JPS63316898A - 電子楽器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は波形読みだし方式（中でも１音を複数チャンネ
ルで合成するもの）の電子楽器に関し、チャンネル毎（
波形データの種類別）にサウンドシステム内の再生系（
フィルタ）を決定することにより原音の忠実再生を図ろ
うとするものである。

従来の技術 近年ディジタル技術の進歩により、原音に非常に近い楽
音が合成出来る電子楽器が提案されてい７る。以下図面
を参照しながら、従来の電子楽器について説明する。

第３図は従来の電子楽器のブロックを示すものである。

第３図において、１は鍵盤の操作に関する情報を送出す
るキーボード、３１はキーボード１から送出された鍵盤
操作情報から音高データと発音開始信号と再生系選択デ
ータを発生するキー操作検出部、３はキー操作検出部３
１より送出された音高データからキーコード（波形発生
部で認識できる音高データ）を発生するキーコードメモ
リ、３２はキーコードメモリ３かも送出されたキーコー
ドに対応した波形データを送出する波形発生部、５は乗
算部６ヘエンペロープを送出するエンベロープ発生部、
６は波形発生部３２から送出される波形データとエンベ
ロープ発生部５から送出されるエンベロープとの乗算を
行う乗算部、７は乗算部６から送出された乗算結果のＤ
／Ａ変換を行うＤ／Ａ変換器、８はＤ／Ａ変換器７から
送出されたアナログ信号に基づき所望の楽音信号を発生
するサウンドシステム（第４図）である。

第４図は従来の電子楽器のサウンドシステムを示すもの
であ！１１４１はＤ／Ａ変換器７より送出されたＤ／Ａ
変換器出力をキー操作検出部３１より送出された再生系
選択データにより再生系を振り分けるアナログスイッチ
である。４２はアナログスイッチ４１から送出された信
号のフィルタリングを行うフィルタ群、４３はフィルタ
群４２から送出された信号のデマルチプレックスを行い
所望の楽音信号を出力するデマルチプレックスである。

以上の様に構成された電子楽器について以下その動作に
ついて説明する。

まずキーボード１から送出された鍵盤操作情報に基づき
キー操作検出部３１において音高データと発音開始信号
と再生系選択データが作られる。

ここで再生系選択データとは楽器の種類によシフィルタ
（第４図の４２）を切り換えるデータである。キーコー
ドメモリ３では、上記発音開始信号の発生タイミングで
キー操作検出部３１から送出される音高データをキーコ
ードに変換し、上記キーコードを選択されたチャンネル
で波形発生部３２に送出される。又エンベロープ発生部
６では、上記キー操作検出部３１から送出された発音開
始信号によりエンベロープの発生を開始し、乗算部６に
送出される。乗算部６の出力はＤ／Ａ変換器７を介しＤ
／Ａ変換器出力を得る。上記Ｄ／Ａ変換器出力はサウン
ドシステム８に送出されフィルタリングが行われる。即
ち第４図を用いて説明すると、Ｄ／Ａ変換器７より出力
されたＤ／Ａ変換器出力はアナログスイッチ４１におい
てどのフィルタを通すかが決定される。ここでフィルタ
の選択基準になるのが再生系選択データであり従来例に
おいては上記再生系選択データは楽器の種類によって決
定される。例えばチェンバ口のように高域を伸ばしたい
楽器については高域を通すフィルタが選択出来るように
再生系選択データを決定する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では楽音の立ち上がりか
ら減衰しきってしまう迄の間同じフィルタを使用するこ
とになるので、フィルタコントロールによる時間的音色
変化が得られないという問題点を有していた。

本発明は上記欠点に鑑み、チャンネル毎にフィルタを切
り換えることによりフィルタコントロールによる時間的
音色変化が得られるようにした電子楽器を提供するもの
である。

問題点を解決するための手段 この目的を達成する為に本発明の電子楽器は、波形デー
タを送出すると共に上記波形データはどの再生系（フィ
ルタ）を通すかを決定する再生系選択データを送出する
波形発生部と、上記波形発生部から送出された再生系選
択データによりフィルタの切り換えを行うサウンドシス
テムとを備えたものである。

作用 この構成によって、フィルタコントロールニヨり時間的
音色変化を得ることが出来る。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の一実施例における電子楽器のブロック
図を示すものである。第１図において、２はキーボード
１から送出された鍵盤操作情報から音高データと発音開
始信号を発生するキー操作検出部、４はキーコードメモ
リ３から送出されたキーコードに対応した波形データを
送出すると共に上記波形データはどの再生系（フィルタ
）を通すかを決定する再生系選択データを送出する波形
発生部である。その他のブロックは従来例と同様である
。

第２図は本実施例における波形発生部４の内容をしめす
ものである。ａは波形発生部４内の波形メモリをしめす
。ｂは上記波形メモリ内の任意の波形サンプル黒人のデ
ータ構成を示すもので、波形データと再生系選択データ
とからなる。ここで再生系選択データの役割は従来例と
同様、サウンドシステム８における再生系（フィルタ）
を決定するものである。（例をＣに示す）但し上記再生
系選択データは従来例においては楽器の種類によって決
定されるものであったが本実施例においては波形の種類
即ちチャンネルによって決定されるものである。

以上の様に構成された電子楽器について、その動作を説
明する。

１楽音を２チヤンネルで合成する場合を考える。

例えば高調波成分からなる波形と基本波成分からなる波
形を合成して１楽音得る場合、高調波成分からなる波形
は、第２図Ｃに示す再生系選択データを再生帯域の高い
フィルタを選択するデータに設定しておく。また基本波
成分からなる波形は、第２図Ｃに示す再生系選択データ
を再生帯域の低いフィルタを選択するデータに設定して
おく。この様にチャンネル毎（波形データの種類別）に
再生系（フィルタ）を決定する。

以上の様に本実施例によれば、チャンネル毎（波形デー
タの種類別）に再生系（フィルタ）を決定することによ
り、フィルタコントロールによる時間的音色変化を得る
ことが出来る。

発明の効果 波形データを送出すると共に再生系選択データをサウン
ドシステムへ送出する波形発生部と、Ｄ／Ａ変侠器出力
と上記波形発生部より送出された再生系選択データに基
づき所望の楽音信号を発生するサウンドシステムとを設
けることにより、フィルタコントロールによる時間的音
色変化を得ることが出来、その実用的効果は大なるもの
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電子楽器のブロック
図、第２図は波形メモリの内容を示した模式図、第３図
は従来の電子楽器のブロック図、第４図は従来の電子楽
器のサウンドシステムのブロック図である。 １・・・・・・キーボード、２・３１・・・・・・キー
操作検出部、３・・・・・・キーコードメモリ、４．３
２・・・・・・波形発生部、６・・・・・・エンベロー
プ発生部、６・・・・・・乗算部、７・・・・・・Ｄ／
Ａ変換器、８・・・・・・サウンドシステム、４１・・
・・・・アナログスイッチ、４２・・・・・・フィルタ
群、４３・・・・・・デマルチプレクサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鍵盤の操作に関する情報を送出するキーボードと、上記
   キーボードから送出された鍵盤操作情報から音高データ
   と発音開始信号を発生するキー操作検出部と、上記キー
   操作検出部より送出された音高データからキーコードを
   発生するキーコードメモリと、上記キーコードメモリか
   ら送出されたキーコードに対応した波形データを送出す
   ると共に再生系選択データをサウンドシステムへ送出す
   る波形発生部と、上記キー操作検出部から送出された発
   音開始信号によりエンベロープの発生を開始するエンベ
   ロープ発生部と、上記波形発生部から送出された波形デ
   ータと上記エンベロープ制御部から送出されたエンベロ
   ープとの乗算を行う乗算部と、乗算結果をＤ／Ａ変換す
   るＤ／Ａ変換器と、上記Ｄ／Ａ変換器より送出されたＤ
   ／Ａ変換器出力と上記波形発生部より送出された再生系
   選択データに基づき所望の楽音信号を発生するサウンド
   システムとを備えた電子楽器。