JPS63316735A - 抗ウイルス剤 - Google Patents

抗ウイルス剤

Info

Publication number
JPS63316735A
JPS63316735A JP62152091A JP15209187A JPS63316735A JP S63316735 A JPS63316735 A JP S63316735A JP 62152091 A JP62152091 A JP 62152091A JP 15209187 A JP15209187 A JP 15209187A JP S63316735 A JPS63316735 A JP S63316735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substance
infection
active ingredient
polysaccharide
reverse transcriptase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62152091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07110814B2 (ja
Inventor
Kunitaka Hirose
国孝 広瀬
Jiyunji Kadochi
淳二 角地
Norifumi Sugita
杉田 教文
Takao Furusho
古荘 孝雄
Shigeaki Muto
武藤 成明
Koichi Niimura
浩一 新村
Minoru Ohara
稔 大原
Yoshiharu Oguchi
小口 義春
Kenichi Matsunaga
謙一 松永
Chikao Yoshikumi
吉汲 親雄
Masaaki Takahashi
正明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Priority to JP62152091A priority Critical patent/JPH07110814B2/ja
Priority to CA 569768 priority patent/CA1339308C/en
Priority to EP88305582A priority patent/EP0295961A3/en
Publication of JPS63316735A publication Critical patent/JPS63316735A/ja
Publication of JPH07110814B2 publication Critical patent/JPH07110814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は子嚢菌類(子嚢地衣類、Ascomvccte
s)に属するレカレラ目、スフエリア目、ビンボケ目、
ヒステリウムロ、グレオスベラロ又はミリアンギウム目
のコケから抽出される多糖体又は蛋白多糖体(以下、本
物質と略記することがある。)を有効成分とする抗ウィ
ルス剤に関するものである。
因みに、本発明における菌の分類は古村著「原色日本地
衣植物図鑑](昭和52年7月1日保育v発と、近年法
々にウィルス病が話題の焦点となっている。ウィルス病
に対してはこれまでワクチンによる予防接種で対応し、
天然痘根絶をはじめ、黄熱、ポリオの制圧がなされてき
た。しかしAIDSなどのように持続感染や潜伏感染が
問題となる病気に対してはワクチンだけでは対抗できず
、安全ですぐれた効果を示す抗ウイルス感染症剤の開発
が期待されているのが現状である。そこで、本発明者ら
は各種の桑剤を鋭意検討したところ驚くべきことに、°
本発明の前記多糖体又は蛋白多糖体が抗ウイルス感染作
用の薬理効果を有していることを知見し、本発明に至っ
たものである。
本発明のコケから本発明の物質の抽出に際して含有する
水溶液から選択される1種又は2種以上の組合せよりな
るものである。有機溶媒としてはメタノール、エタノー
ル、イソプロピルアル」−ルなどが主として用いられる
。酸としては、塩酸、硫酸、酢酸などである。塩基とし
ては、アンモニ17、苛性ソーダ、苛性ノノリ、炭酸ソ
ーダなどである。抽出は原料〈乾燥X5 t¥)に対し
て5倍乃至200倍mの抽出液を使用し、通常は4℃乃
至120℃で20分乃至20時間処理するものである。
精製処理工程とは、塩析、透析、限外紹過、逆滲透処理
、ゲル濾過、有機溶媒による沈澱処理などの1種又は2
種以上の方法の適用により低分子物を除去することを意
味するものである。工学的には加圧による膜分離法であ
る限外濾過払、逆滲透処理法の単独又は組合せが特に好
ま【ノい。又場合により塩析工程後これらの処理を行っ
てらよい。
塩析工程に用いる塩析剤は硫安、9塩、塩化力り、炭酸
バリウム等であるが、硫安の使用が最ら好ま[)い1.
又塩析工程の後処理として透析、限外濾過、ゲル濾過、
逆滲透処理等のいずれか1つ又はこれらの2以上の工程
の組合せが必要である。
透析は通常セロファン膜、]ロジオン膜なとの半透1模
を用いて実施されるものである。ゲル濾過はデ↑ストラ
ン又はポリアクリルアミドゲルなど→÷+÷を充填した
カラムを用いて実施する。セファデックス、バイオゲル
の名称で販売せられている充填剤が通常用いられる。
限外濾過、逆79透圧法はいずれも加圧下で膜を用いて
分画する方法である。前者は0.5・〜5に!7/cd
1後台は20〜35Kg/cdで行うのが通常である。
有機溶媒による沈澱法はメタノール、xr、タノール、
イソプロパツール、アセトンなどを用いるのが一般的で
ある。又、上記操作に加えて必要に応じイオン交換処理
を行っても良い。
上記精製操作が終った後は噴霧乾燥、凍結乾燥などで水
分を除去した後製品化するものである。
又、本物′ζlをジエチルアミンエチル(DEΔF〉用
いたクロマトグラフィーで更に精製を行ナナ、イしい。
本発明の物質は、α−ナフトール硫酸反応、インドール
1iAF11f反応、アンスロン@酸反応、フェノ分析
の結果、炭素20〜55%、水素3〜9%、窒木0〜1
60%を1成分として含有する。
赤外スペクトルを測定すると、3600〜3200C,
−’付近に水酸基の吸収及び又は、 1700〜160
0c、−1付近には、アミド基に由来する吸収を認める
ことが出来た。
本物質は水系溶媒に可溶で、有機溶媒に不溶である。水
系溶媒は水又は水を主体として水にtTJ溶のアルコー
ル、酸、塩基等を含むものであり、有機溶媒はクロロホ
ルム、ベンピン、T−デル等を言う。
本物質は白色又は褐色で平均分子量はゲルを過クロマト
グラフィーにより103〜106t’ある。
ラット(5童系)4〜5週令、体重100〜1!+03
のものを用い、本物質を1000η/ K9 I! [
−1投!ラシ、7日間観察を行ったが全匹生存していた
本物質は゛その毒性が極めて低く口つ副管用も殆んど生
起しないなど安全な物質である。
一般にウィルスは、標的細胞に付着し、ウイルスの核酸
が、細胞内に注入され、さらに細胞のゲノムにインチグ
レートされる過程を経てウィルスが?82製されること
が知られている。また、特にレトロウィルスについては
、細胞のゲノムにインチグレートされる前に、1クイル
ス由来の核酸であるRNAから、逆転写酵素の作用によ
ってDNAに転写される過程が必要である。
本発明者等は、本発明の多糖体又は蛋白多糖体が1」I
 V (Human lm1unodeficienc
y Virus)のヒト由来リンパ系細胞への吸着およ
びそれに引き続く感染を阻害すること、および、逆転写
酵素活性を阻害することを見出した。すなわち、HI 
Vを5・−1000埒/dのm度の本物質で0℃にて2
時間処理したlt−11Vを洗浄し、M T =4細胞
に加えて感染させ、3日間培養後のHIV抗原陽性細胞
を測定する方法にて、本物質の効果を検討したところ、
本物質による前処理により、HIV抗原陽性細胞がはと
lυど消失し、1」I Vのヒト由来リンパ系細胞に対
する強い吸着阻害効果が認められた。
一方、本物質の逆転写酵素活性に及ぼす影響をラット肝
臓全メツセンジャーRNAを鋳型として測定したところ
、本物質500/#/−の添加により強い逆転写酵素活
性の阻害がみられた。
これらのことは本物質がウィルスの感染を阻害する作用
をもつこと、特に逆転写酵素をもつしトロウィルスの感
染を阻害すること、就中、1」I V感染によって引き
起こされるAIDS−一渉一疹1=e−に碑4補軸l綽
に有効であることを示すものである。
3′− 抗ウィルス剤としてすでに使用されてい牙うジドー3°
−アAヤシチミジン(AZT)の場合、正常細胞に対し
ても分裂阻害作用を示す副作用がみられるが、本発明の
多糖体又は蛋白多糖体は急性毒性も極めて低く、安全な
物質であり、ウィルス感染、特にレトロウィルス感染を
阻害する作用を示−づことより抗ウイルス感染症剤とし
て有用である。
即ち、ウィルス感染症、特にレトロウィルス感染症、就
中AIDSに有効である。
本発明の多糖体又は蛋白多糖体は、抗ウイルス感染症剤
として用いる場合、任意の剤型にすることかできる。又
、投与も各経路で行なわれる。更に、本発明の薬剤は、
ウィルス感染症治療剤として用いられている前記のAZ
Tなどとの併用においてら効力を減することがなく、こ
れら他の薬剤との併用は有効な手段として使用し得る。
経口投与の場合には、それに適用される錠剤、顆粒剤、
散剤、カプセル剤などは、それらの組成物中に製剤上一
般に使用される結合剤、包含剤、賦形剤、潤滑剤、崩壊
剤、湿潤剤のような添加物を含有していてもよく、又経
日用液体製剤とし′(用いる場合は、内用水剤、振盪合
剤、懸濁液剤、乳剤、シロップ剤の形態であってもよく
、又使用する前に再溶解させる乾燥生成物の形態であっ
てもよい。さらに、このような液体製剤は6通用いられ
る添加剤、保存剤のいずれを含有してもよい。
注射用の場合には、その組成物は安定剤、緩衝剤、保存
剤、等張化剤などの添加剤を含んでいてもよく、単位投
与量アンプル、又は多投5量容器中で提供される。なお
、上記組成物は水溶液、懸濁液、溶液、油性または水性
ビヒクル中の乳液のような形態であってもよく、一方活
性成分は使用する前に適当なビヒクルたとえば発熱物質
不含の滅菌した水で再溶解させる粉末であってもよい。
本発明の抗ウイルス感染症剤は人間及び動物に経口的ま
たは非経口的に投与される。経口的投与は舌下投与を包
含する。非杼口的投与は注射例えば皮下、筋肉、静脈注
射、点滴などを含む。本発明の抗ウイルス感染症剤の投
与量は動物か人間ににより、また年齢、個人差、病状な
どに影響されるので、場合によっては下記範囲外の吊を
投与する場合も生ずるが、一般に人間を対象とする場合
、本発明活性物質の経口投与値は体重IK9.1日当り
0.1〜11000IR、好ましくは1〜100 #I
!]を1回から3回に分けて投与覆る。
以下、実施例を示す。
実施例 ル カレラ目イワタケ科のイワタケ100gを細片化し、容
l1i131のステンレス製タンクに入れ200〇−の
水を加えて撹拌しつつ温度を90〜95℃に保った。約
3時間抽出したのち、室温まで冷Fl’lた。
抽出スラリーを遠心分離機により抽出液と残漬とに分離
した。更に残漬に0.4N−Na0112000 tr
tlを加えて90〜95℃にて3時間抽出したのち、室
温まで冷却し、2N−HCIでpHを7.0に調整後、
遠心分離し抽出液と残漬に分離した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により4QQdまで濃縮し
、限外濾過により)脱塩1股凍結乾燥により乾燥し、2
6.0びの乾燥物をiFJた。
実燕例 2 レカノラ目イワノリ科カワホリゴケ100gを細片化し
、容量3避のステンレス製タンクに入れ2000mの水
を加えて撹拌しつつ温度を90〜95℃に保った。約3
時間抽出したのら、室温まで冷却した。
抽出スラリーを遠心分1ift機により抽出液と残漬と
に分離した。更に残渣に0.48−NaOH2000m
を加えて90〜95℃にて3時間抽出したのら、室温ま
で冷却し、2N −HclでI’11を7.0に調整後
、遠心分離し抽出液と残渣に分離した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400InIlまで
Ill縮し、限外濾過により低分子吊物を除き、凍結乾
燥により乾燥し、11.29の乾燥物を得た。
実施例 3 ビンボケ目ビンゴヶ科オオビンゴケ100gを細片化し
、容ケ31のステンレス製タンクに入れ2000dの水
を加えて撹拌しつつ温度を90〜95℃に保った。約3
時間抽出したのら、室温まで冷却した。
抽出スラリーを遠心分M機により抽出液と残漬とに分離
した。更に残漬に2000a&の水を加えて90〜95
℃にて3時間抽出したのち、室温まで冷却し、遠心分離
し抽出液と残漬に分離した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400dまで濃縮し
、凍結乾燥により乾燥し、14.39の乾燥物を得た。
実施例 4 ヒステリウムロイワボシゴケ科イワボシゴケ100 g
を細片化し、容M 31!のステンレス製タンクに入れ
2000dの水を加えて撹拌しつつ温度を90〜95℃
に保った。約3時間抽出したのち、室温まで冷却した。
抽出スラリーを遠心分miにより抽出液と残渣とに分離
した。更に残渣に20007の水を加えて90〜95℃
にて3時間抽出したのち、室温まで冷却し、遠心分離し
抽出液と残漬に分離した。
抽出液は合し、減り濃縮装!により400−まで濃縮し
、凍結乾燥により乾燥し、10.2 gの乾燥物を得た
実施例 5 実施例3で得られたオオビンゴケ熱水抽出乾燥物2グを
lN−Na011に溶解し、120℃、20分間加熱処
理を行った。加熱処理終了後、室温に冷却し、6N −
HCIでpHを7.0に調製したのら、不溶物は遠心分
離により分離した。1消は限外濾過により脱塩を行なっ
たのち凍結乾燥により乾燥し、乾燥物0.6gを19だ
実施例1〜5で各種コケより新しく抽出された物質の物
理化学的性質を表1にまとめて示した。
木表において、フェノール硫酸呈色反応は糖類の存在を
示し、ローリイ・フォーリン法はペプチド結合の存在を
示している。分子量についてはゲルe適法によって平均
的に多く存在する両分を記載した。
実施例 6 実施例1〜5で得られた物質について、レトロウィルス
が特異的に保持する逆転写酵素の阻?&F度を以下の方
法により測定した。
被験物質はづべて凍結乾燥品10IIgを滅菌蒸留水1
0dに溶解した(11度:11III/d)。
1gの20慣HO,T、T、 (ジチオスレイトール:
シグマ社製)、5J11の5倍濃度酵素反応液(250
18TriS−lIC1l(1)H8,3)−2501
118KCj −4018NoC1!2 )、1薦の3
d NTP溶液(1mHdATP−1mHGTP−1−
HdTTP:シグマ社製)、2成の1004 / se
オリゴ(dT)    (PI−biochemica
ls社!J)、1屑のメ12〜18 ラセンジャーRNA(正常ラット肝臓由来:1埒/成)
、0.57dのRNase Inhibitor (1
G unit/ pl :宝酒造社製)と鷹の[α−3
”P ]  dCTP(約800Ci/mnol 、 
10μCi/i11:アマジャムジャパン社製)を1.
57容けの1ツペンドルフチユーブに加え、37℃ウォ
ーターバス中においた。
5分後、先に調製した11!g/l11!濃度の被験物
質12.5mを反応チューブに添加し、更に1pの逆転
写酵素(7コニツト/μ:宝酒造社製、ROtlSas
sociated virus由来)を加え、最終反応
液量を254として、31℃で反応さゼた。
1時間侵5成の反応液を2 cya X 2 asのD
EAE紙(!a洋鑵紙社製)にしみこませ、風乾俊、&
1紙1枚あたり10mの0.58−N a 28 P 
O4水溶液に浸し振盪しながら、濾紙上のDNA合成に
使用されなかった[α−32P 1  dCTPを洗浄
した(この操作を5分間おきに5回実施した)。
その41)10Idの液体シンチレーションカクテル(
アマジャムジャパン社製)の入っているガラスバイヤル
瓶に上記DEAE紙を入れ、シンチレーションカウンタ
ー(70力社製)にて1分間放射活性(C,D、1.)
をカウントした。
阻害率mは以下の式により求めた。
Co−C5 M害率m=        X100 O Co:被験物質非添加の放射活性 C8:被験物質添加の放射活性 各被験物質の逆転写酵素活性阻害効果を表2に示V。
表2 逆転写酵素活性阻害効果 +:20%<>40%、  ++:4(1%<>80%
  、  +44:80%<実施例 7 被験物質によるHIV(AIDSウィルス)のヒトリン
パ球への吸着阻害は以下の方法により実施した(尚、す
べての操作は無菌条fl″′Fで71なった)。
1−(I V (lluman Immunodcfi
ciency Virus)浮′yrL液1dと被験物
質溶液(800埒/d)1mを試験管に入れ、水中に静
置した。2時間俊試験管から 1成のウィルス浮遊液を
とり、ヒトリンパ球由来細胞株MT−4[Jpn、 J
、 Cancer Res、  (Gann) 、 2
8゜219−229 (1982)]に多多感感染度)
1.0.1.)勾2て゛ウィルスを吸着させた。遠心(
毎分2,000回転。
10分間)後、上清を1で、沈澱したM−r−4!II
胞を20%FC8を含むRP M I 1640(GI
BCOLaborato−riGS、NYl中に、細胞
温度2x10”/瀬になるように〃遊させた。
96穴プレートに上記MT−4細胞浮遊液を 1007
Jづつ分注して、5%CO2,37℃の条件下で培養し
た。培養3日口に間接蛍光抗体法により)−ITVネー
1〜結合「クサギ抗ヒトIgG(免疫グロブリン)と3
7℃で反応させた。
蛍光顕微鏡下で500個のMT−4細胞を1察し、蛍光
陽性細胞をHI V感染細胞として算出した。
被験物質のHI Vのヒトリンパ球への吸着阻害効果を
表3に示す。
表 3  吸着阻害効果 実施例 8 圧力式自動充填機を用い、OD硬カブ廿ルに本物質を3
30Itg充填しカプセルを作成した。
手続補正書 1.事イゴの表示   昭和62年特許願第15209
1号2、発明の名称   抗ウィルス剤 3、補正をする者 事例との関係  特許出願人 名 称    (110)呉羽化学工業株式会社4、代
 理 人   東京都新宿区新宿1丁目1番14号 山
田ピル明    細    書 1、発明の名称 抗ウィルス剤 2、特許請求の範囲 〈1)  子嚢菌類(子嚢地衣類、^5COIvCet
eS)に属する菌より生産した多糖体又は蛋白多糖体を
有効成分とづる抗ウィルス剤。
■ 子嚢菌類に属する菌がレカレラ目、スフエリアロ、
ビンゴケロ、ヒスチリウム目、プレオスベラ口又はミリ
アンギウム目から選ばれたちのである特許請求の範囲第
1項に記載の抗ウィルス剤。
■ イワタケ属、イワノリ属、イワボシゴケ属、ビンボ
ケ属より選ばれたものである特許請求の範囲第2項に記
載の抗ウィルス剤。
ω) α−す゛フトール硫酸反応、インドール硫酸反応
、アンスロン硫酸反応、フェノール硫酸反応及び又はロ
ーリイーフォーリン法、塩酸加水分解後のニンヒドリン
反応で陽性又は微陽性を示し、元素分析値として炭素2
0〜55%、水素3〜9%、窒素16%未満を主成分と
して含有し、3600〜3200値−1付近に水酸暴の
赤外線吸収スペクトルの吸収及び又は1700〜160
0c、−1付近にアミド基に由来する赤外線吸収スペク
トルの吸収を有し、(il+は60〜I5を示し、水系
溶媒に可溶で、有機溶媒に不溶であり、白色又は褐色で
平均分子量はゲルe過クロマトグラフィーにより10 
〜3X106である特許請求の範囲第1項〜第3項のい
ずれかに記載の抗ウィルス剤。
■ 特許請求の範囲第1項の多糖体又は蛋白多糖体を有
効成分とする抗レトロウィルス剤。
S) 特許請求の範囲第1項の多糖体又は蛋白多糖体を
有効成分とする抗エイズウィルス剤。
3、発明の詳細な説明 本発明は子嚢菌類(子嚢地衣類、八scomycete
s)に属づるレカレラ目、スフエリアロ、ビンゴケロ、
ヒステリウムロ、ブレオスペラ目又はミリアンギウム目
のコケから抽出される多糖体又は蛋白多糖体(以下、本
物質と略記する。)をイi効成分とする抗ウィルス剤に
関する乙のである。因みに、本発明における菌の分類は
古祠著[原色日本地衣植物図鑑J  (lv7和5和洋
2年7月日保育社介b )に拠る。
イワタケ属、イワノリ属、イワボシゴケ属、ビンボケ属
が好ましい。
B型肝炎、成人下細胞白血病さらにはAIDS(Acq
uired Immunodeficicncy Sy
ndrome)と、近年法々にウィルス病が話題の焦点
となっている。
ウィルス病に対してはこれまでワクチンによる予防接穂
で対応し、天然痘根絶をはじめ、黄熱、ポリオの制圧が
なされてきた。しかしAIDSなどのように持続感染や
潜伏感染が問題となる病気に対してはワクチンだけでは
対抗できず、安全ですぐれた効果を示す抗ウィルス剤の
開発が期待されているのが現状である。そこで、本発明
者らは各種の薬剤を12意検討したところ驚くべきこと
に、本物質が抗ウィルス作用の薬理効果を有しているこ
とを知見し、本発明に至ったものである。
本発明のコケから本物質の抽出に際して用いる水系溶媒
とは水又は水に可溶な有機溶媒、酸、塩基又は塩のいず
れかを少量、例えば10%程度以下含有する水溶液から
選択される1種又は2種以Fの組合せよりなるものであ
る。有機溶媒としてはメタノール、エタノール、イソプ
ロピルアル」−ルなどが主として用いられる。酸として
は、i!l、硫酸、酢酸などである。塩基としては、ア
ンモニヤ、苛性ソーダ、苛性カリ、炭酸ソーダなどであ
る。抽出は原料(乾燥基型)に対して5倍乃至200倍
吊0抽出液を使用し、通常は4℃乃至120℃で20分
乃至20時間処理するものである。
精製処理工程とは、塩析、透析、限外濾過、逆滲透処理
、ゲル濾過、有機溶媒による沈澱処理などの1種又は2
種以上の方法の適用により低分子物を除ムすることを意
味するものである。工学的には加圧による膜分離法であ
る限外e適法、逆滲透処m法の単独又は組合せが特に好
ましい。又場合により塩析工程後これらの処理を行って
もよい。
塩析■稈に用いる塩析剤は硫安、食塩、塩化カリ、炭酸
バリウム等であるが、硫安の使用が最し好よしい。又塩
析工程の後処理として透析、限外濾過、ゲル濾過、逆滲
透処理等のいずれか1つ又はこれらの2以上の工程の組
合せが必要である。
透析は通常t?Oファン膜、コロジオン膜などの崖透膜
を用いて実施されるものである。グル紹過(よデlスト
ラン又はポリアクリルアミドゲルなどを充填したカラム
を用いて実X−する。ゼフ7fツクス、バイオゲルの名
称で販売せられている充頃剤が通常用いられる。
限外濾過、逆滲透圧法はいずれも加圧下で膜を用いて分
画する方法である。館者は0.5〜5Kg/ci、後者
は20〜35に9/ctiで行うのが通常である。
有様溶媒による沈澱法はメタノール、エタノール、イソ
プロパツール、アセトンなどを用いるのが一般的である
。又、上記操作に加えて必要に応じイオン交換処理を行
っても良い。
L記聞製操作が終った後は噴霧乾燥、凍結乾燥などで水
分を除去した優製品化するものである。
又、本物質をジエチルアミノエチル(DEAE)−ヒル
ロース等のイオン交換ヒルロース等を用いたクロマトグ
ラフィーで更に精製を行ない、その吸着物質中塩、アル
カリ等で溶出させると、抗ウイルス効果が強いものが得
られるのでより好ましい。
本物質は、α−ナフトール硫酸反応、インドール硫酸反
応、アンスロン硫酸反応、ノIノール硫酸反応及び又は
ローリイーフォーリン法、塩酸加水分解優のニンヒドリ
ン反応で陽性又は微陽性を示す。元素分析の結果、炭素
20〜55%、水素3〜9%、窒jll!i16%未満
を主成分として含有する。
赤外線吸収スペクトルを測定すると、3600〜320
0cIII−’付近に水W1基の吸収及び又41700
〜1600cm−1付近には、アミド基に由来する吸収
を認めることが出来た。
pHは6.0〜7.5を丞す。
本物質は水系溶媒に可溶で、有機溶媒に不溶である。水
系溶媒は水又は水を主体として水に可溶のアル1−ル、
酸、塩基等を含むものであり、有機溶媒はクロ0ボルム
、ベンゼン、エーテル等を言う。
本物質は白色又は褐色で平均分子量はゲル濾過り0マド
グラフイーにより10 〜3X106である。
ラット(6竜系)4〜5週令、体重100〜150りの
ものを用い、本物質を110001n/Ai9経口投与
し、7日間観察を行ったが仝匹生存していた。
本物質はその毒性が極めて低くdつ副作用も殆んど生起
しないなど安全な物質である。
一般にウィルスは、標的細胞に吸着し、ウィルスの核酸
が、細胞内に注入され、さらに細胞のゲノムにインチグ
レートされる過程を経てウィルスが複製されることが知
られている。また、特にレトロウィルスについては、細
胞のゲノムにインチグレートされる前に、ウィルス由来
の核酸であるRNAから、逆転写酵素の作用によってD
NAに転写される過程が必要である。
本発明者等は、本物質がH1(Hulanlmluno
deficiency Virus)のヒト由来リンパ
系細胞への吸着およびそれに引き続く感染を阻害するこ
と、および、逆転写酵素活性を阻害することを見出した
。すなわら、HI Vヲ5〜1000/79/d(7)
濃度の本物質で0℃にて2時間処理した後HIVを洗浄
し、M T−41ffl胞に加えC吸着させ、3日間培
t&後のHIV抗原陽性細胞を測定する方法にて、本物
質の効果を検討したところ、本物質による前処理により
、HIV抗原Ill竹細胞がほとんど消失し、HI V
のヒト由来リンパ系細胞に対する強い吸着阻害効果が認
められた。一方、本物質の逆転写酵素活性に及ぼす影響
をラット肝臓全メツセンジャーRNAを鋳型として測定
したところ、本物質500ps/ dの添加により強い
逆転写酵素活性の阻害がみられた。
これらのことは本物質がウィルスの感染を阻害する作用
をもつこと、特に逆転写酵素をもつレトロウィルスの感
染を阻害すること、就中、HIV感染によって引き起こ
されるAIDSに有効であることを示ずものである。
抗ウィルス剤としてづでに使用されている3°−アジド
−3−デオキシチミジン(△ZT)の場合、正常細胞に
対しても分裂阻害作用を示す副作用がみられるが、本物
質は急性毒性も極めて低く、安全な物質であり、ウィル
ス感染、特にレト[1ウイルス感染をflit害づる作
用を示J−ことより抗ウィルス剤として有用である。即
ら、ウィルス感染症、特にしi−ロウイルス感染症、就
中AIDSに有効である。
本物質は、抗ウィルス剤として用いる場合、任意の剤型
にすることができる。又、投与も各経路で行なわれる。
更に、本発明の薬剤は、抗ウィルス剤として用いられて
いる前記のへZTなどとのat用に33いても効力を減
することがなく、これら他の薬剤との併用は有効な手段
として使用し得る。
経口投与の場合には、それに適用される錠剤、顆粒剤、
散剤、カプセル剤などは、それらの組成物中に製剤上一
般に使用される結合剤、包含剤、賦形剤、潤滑剤、崩壊
剤、湿潤剤のような添加物を含有していてもよく、又経
口用液体製剤として用いる場合は、内用水剤、振盪合剤
、懸濁液剤、乳剤、シロップ剤の形態であってもよく、
又使用する前に再溶解さける乾燥生成物の形態であって
しよい。さらに、このような液体製剤は普通用いられる
添加剤、保存剤のいずれを含有してもよい。
注射用の場合には、その組成物は安定剤、緩衝剤、保存
剤、等張化剤などの添加剤を含んでいて−bよく、単位
投与量アンプル、又は多投与吊容器中で提供される。な
お、上記組成物は水溶液、懸濁液、溶液、油性または水
性ビヒクル中の乳液のような形態であってもよく、一方
活性成分は使用する前に適当なビヒクルたとえば発熱物
質不含の滅菌した水で再溶解さゼる粉末であってもよい
本発明の抗ウィルス剤は人間及び動物に杼口的または非
経口的に投与される。経口的投与は舌下投与を包含する
。非経口的投与は注射例えば皮下、筋肉、静脈注射、点
滴などを含む。本発明の抗ウィルス剤の投与聞は動物か
人間により、また年齢、個人差、病状などに影響される
ので、場合によっては下記範囲外のmを投与する場合も
生ずるが、一般に人間を対像とする場合、本物質の経口
投与済は体@ 1に’J、1日当り01〜1000rI
!F11好ましくは1〜+oo qを1回から3回に分
けて投与する。
以下、実施例を示す。
実施例 ル カレラロイワタケ科イワタケ属のイワタケ1003を細
片化し、容量31のステンレス製タンクに入れ2000
dの水を加えて!017しつつ温度を90〜95℃に保
った。約3時間抽出したのら、室温まで冷却した。
抽出スラリーを遠心分inにより抽出液と残渣とに分離
した。更に残渣に0.4N−NaOII 2000 ’
trtlを加えて90〜95℃にて3時間抽出したのら
、室温まで冷却し、2N−HClでpHを70に調整後
、遠心分離し抽出液と残渣に分離した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400dまで濃縮し
、限外濾過により脱塩後凍結乾燥により乾燥し、26、
Ogの乾燥物を得た。
実施例 2 レカノラ目イワノリ科イワノリ属のカワホリゴケ100
9を細片化し、容FPi3j!のステンレス製タンクに
入れ2000−の水を加えて撹拌しつつ温度を90〜9
5℃に保った。約3時間抽出したのら、室温まで冷却し
た。
抽出スラリーを遠心分111fflffにより抽出液と
残渣とに分離した。史に残渣に0.4N−NaOH20
00dを加えて90〜95℃にて3時間抽出したのち、
室温まで冷却し、2N〜110!でpl+を7. Of
、:調茎後、遠心分離し抽出液と残渣に分子Pit し
た。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400#11!まで
濃縮し、限外濾過により低分子吊物を除き、凍結乾燥に
より乾燥し、11.29の乾燥物を得た。
実施例 3 ビンゴケロビンゴヶ羊1ピンゴケ属のオオビンゴケ10
0gを細片化し、容量 312のステンレス製タンクに
入れ2000dの水を加えて撹拌しつつ温度を90〜9
5℃に保った。約3時間抽出したのら、室温まで冷却し
た。
抽出スラリーを遠心分M機により抽出液と残渣とに分離
した。更に残漬に2000dの水を加えて90〜95℃
にて3時間抽出したのち、室温まで冷却し、速心分離し
抽出液と残渣に分離した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400dまで濃縮し
、凍結乾燥により乾燥し、14.37の乾燥物を得た。
実施例 4 ヒスチリウム目イワボシゴケ科イワボシゴグ属イワボシ
ゴケ100gを細片化し、容1i3j)のステンレス製
タンクに入れ2000mの水を加えて撹拌しつつ温度を
90〜95℃に保った。約3時間抽出したのち、室温ま
で冷却した。
抽出スラリーを遠心分l!1機により抽出液と残漬とに
分離した。更に残渣に2000mの水を加えて90〜9
5℃にて3時間抽出したのら、室温まで冷却し、遠心分
離し抽出液と残渣に分離した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400meまで濃縮
し、凍結乾燥により乾燥し、10.2]の乾燥物を得た
実施例 5 実施例3°で得られたオオビンゴケ熱水抽出乾燥物2g
を18−NaOHに溶解し、120℃、 20分間加熱
処理を行った。加熱処理終了復、室温に冷却し、6N 
−1114) F pHを7.0にvA製したのち、不
溶物は遠心分離により分離した。上清は限外濾過により
鋭塩を行なったのち凍結乾燥により乾燥し、乾燥物0、
(i 9を得た。
実施例1〜5で各種コケより新しく抽出された物質の物
理化学的性質を表1にまとめて示した。
木表において、フェノール硫酸呈色反応は糖類の存在を
示し、ローリイ・フォーリン法はペプチド結合の存在を
示している。分子Wについてはゲル濾過法によって平均
的に多く存在する両分を記載した。
実施例 6 実施例1〜5で得られた物質について、レトロウィルス
が特異的に保持する逆転写酵素の阻害度を以下の方法に
より測定した。
本物質はすべて凍結乾燥品10■を滅菌蒸留水10m1
に溶解したく濃度:19/d)。
1/7j!の20 m)l D、T、T、 (ジヂオス
レイト−ル:シグマ社製)、5ρの50濃度酵素反応液
(250mH丁riS−HCj  (1)H8,3)−
250mHKCI  −40mHHgC42)  、1
度の3d NTP溶液(1mHd^TP−1mHdGI
P−1mHdTTP:シグマ社製)、2mの100〜/
dオリゴ(dT)12〜18(PL−biochemi
cals社製)、1piのメッレンジャーRNA (正
常ラット肝臓由来:11197μl)、 0.5成のR
Nasc Inhibitor (16unit/ p
mt :宝酒造社製)と1μの[α−32P ] dC
TP (約800Ci/ma+ol 、 10.czc
i/111: ア?シvムシャパン社製)を1.57容
萌のエツベンドルフチューブに加え、37℃つA−ター
バス中においた。
5分後、先に調製した1■/d濶度の本物質12.5p
!!を反応チューブに添加し、更に1μの逆転写酵素〈
7ユニツト/111:宝酒造ネ1製、Rousasso
ciated virus由来)を加え、最終反応液H
11を25鱈として、37℃で反応させた。
1時間415/Iliの反応液を2 crtt X 2
 atrのDEAE紙(東洋濾紙社製)にしみこませ、
風乾後、濾紙1枚あたり10dの0.58−N a 2
1−I P 04水溶液に浸し振盪しながら、濾紙上の
DNA合成に使用されなかった[α−”2P ]  d
CTPを洗浄した(この操作を5分間おきに5回実施し
た)。
その110mの液体シンチレーションカクテル(アマジ
ャムジャ′パン社製)の入っているガラスバイヤル瓶に
上記DEAE紙を入れ、シンブレーションカウンター(
アロカ社製)にて1分間放射活性(c、 p、 m、 
)をカウントした。
逆転写酵素活性阻害率(x)は以下の式により求めた。
逆転写酵素活性  Go−Cs ■害率f%)=     xtOO O CO:本物質非添加の放射活性 C5:重物質添加の放射活性 各本物質の逆転写酵素活性明方率を表2に示す。
表2 逆転写酵素活性阻害率 +:20%<>40%、  ++:40%<>80% 
 、  +++:80%<実施例 7 本物質による111V(AIDSウィルス)のヒトリン
パ球への吸着阻害は以下の方法により実施した(尚、す
べての操作は無菌条件下で行なった)。
HIVE”71液1!dと本物質溶液(800p!i/
m) 1dを試験管に入れ、水中に静置した。2時間後
試験管から1j!1!のウィルス浮遊液をとり、ヒトリ
ンパ球由来WA胞株M T−4[Jpn、 J、 Ca
ncer Rcs。
(Gann) 、 28.219−229 (1982
)]に多i)感染度(H,0,1,)ζ2でウィルスを
吸着させた。遠心(毎分2,000回転、10分間〉後
、上澄液をすて、沈澱したMT−4細胞を20%FC8
を含むRPM11640(GIBCOLaborato
ries、 NY)中に、細胞濃度2x105/d’に
なるように浮遊させた。
96穴プレートに上記M T−4WJ胞浮遊液を100
度ずつ分注して、空気中5%CO2,37℃の条件下で
培養した。培養3[1目に間接蛍光抗体法によりH[V
吸着細胞と非吸着IQ11を算出した。
ずなわちMT−4細胞をメタノール処理により固定化し
、抗HIV感染gA?!血清と31℃で反応させた。3
0分後1’R8で細胞を洗浄し、フルオレッセインイン
チオシアネート結合ウサギ抗ヒト1(]G(免疫グロブ
リン)と37℃で反応させた。
1311微鎮下r 50011u(7)MT−4111
1faを観察し、蛍光陽性m胞をHIV吸着11B&と
してn出した。
本物質のHIVのヒトリンパ球への吸着阻害率を表3に
示す。
)HIVM着阻害率(%)は次式で求めた。
本物質のHIVのヒトリンパ球への吸着阻害率を表3に
示す。
表 3  吸着阻害率 実施例 8 圧力式自動充填機を用い、0号硬カプセルに実施例1の
本物質を330#+9充填し、カプセルを作成した。。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)子嚢菌類(子嚢地衣類、Ascomycetes
    )に属する菌より生産した多糖体又は蛋白多糖体を有効
    成分とする抗ウィルス剤。
  2. (2)特許請求の範囲第1項の多糖体又は蛋白多糖体を
    有効成分とする抗レトロウィルス剤。
  3. (3)特許請求の範囲第1項の多糖体又は蛋白多糖体を
    有効成分とする抗エイズウィルス剤。
JP62152091A 1987-06-18 1987-06-18 抗ウイルス剤 Expired - Lifetime JPH07110814B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62152091A JPH07110814B2 (ja) 1987-06-18 1987-06-18 抗ウイルス剤
CA 569768 CA1339308C (en) 1987-06-18 1988-06-17 Polysaccharides and antiviral drug containing polysaccharides as active ingredient
EP88305582A EP0295961A3 (en) 1987-06-18 1988-06-17 Polysaccharides and antiviral drug containing polysaccharides as active ingredient

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62152091A JPH07110814B2 (ja) 1987-06-18 1987-06-18 抗ウイルス剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63316735A true JPS63316735A (ja) 1988-12-26
JPH07110814B2 JPH07110814B2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=15532851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62152091A Expired - Lifetime JPH07110814B2 (ja) 1987-06-18 1987-06-18 抗ウイルス剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07110814B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0925237A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Genkou Yakuhin Kk 冬虫夏草を含有するウイルス性疾病治療剤
KR100441289B1 (ko) * 2001-05-18 2004-07-21 학교법인고려중앙학원 수퍼옥사이드 음이온 라디칼에 대한 생성억제 활성을 갖는 Ectropothecium zollingeri 냉수추출물
KR100441288B1 (ko) * 2001-05-18 2004-07-21 학교법인고려중앙학원 퍼옥시나이트라이트에 대한 세포보호 활성을 갖는 Thuidium cymbifolium 열수추출물

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0925237A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Genkou Yakuhin Kk 冬虫夏草を含有するウイルス性疾病治療剤
KR100441289B1 (ko) * 2001-05-18 2004-07-21 학교법인고려중앙학원 수퍼옥사이드 음이온 라디칼에 대한 생성억제 활성을 갖는 Ectropothecium zollingeri 냉수추출물
KR100441288B1 (ko) * 2001-05-18 2004-07-21 학교법인고려중앙학원 퍼옥시나이트라이트에 대한 세포보호 활성을 갖는 Thuidium cymbifolium 열수추출물

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07110814B2 (ja) 1995-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900007498B1 (ko) 다당류 및 그것을 활성성분으로 함유하는 항바이러스 약제
CN111658664B (zh) 海参多糖在抗新型冠状病毒中的应用
CA1338849C (en) Lectins and antiretroviral drugs containing the lectins as active ingredient
EP0235474A1 (fr) Antigènes purifiés ayant des propriétés vaccinantes contre B. pertussis, moyens notamment ADNs recombinants pour les produire et compositions de vaccins les contenant
CA1339308C (en) Polysaccharides and antiviral drug containing polysaccharides as active ingredient
JPS63316735A (ja) 抗ウイルス剤
JP2001505583A (ja) 抗ウイルス活性を有するサルビア種の抽出物
NO173655B (no) Fremgangsmaate for ekstrahering av et tetrapeptid fra biologisk materiale
JPS63316731A (ja) 抗ウイルス剤
GB1601870A (en) Process for the separation of lipids of bacterial endotoxins
JPS63316732A (ja) 抗ウイルス剤
JPS63316733A (ja) 抗ウイルス剤
KR900005170B1 (ko) 항레트로바이러스 약제
CA1339111C (en) Antiviral agent
US5223258A (en) Antiviral disinfecting composition and method of inactivating the aids virus in vitro
JP2522946B2 (ja) 抗レトロウイルス剤
EP0198878B1 (fr) Application du diethyldithiocarbamate (dtc) a la preparation d'un medicament et son procede de preparation
JPS63316734A (ja) 抗ウイルス剤
JP2522945B2 (ja) 抗レトロウィルス剤
FR2828687A1 (fr) Nouveaux peptides et leur utilisation comme medicaments contre l'infection par le fiv chez le chat
JP2001517715A (ja) ヘルペスおよび関連ウイルス感染症の治療用の組成物、および該組成物を含む医薬製剤
IL29066A (en) Pharmaceutical preparations containing multi-chain poly-nucleotides to encourage interferon production in humans, animals or cell cultures
Vepřek et al. Transmission of avian myeloblastosis by BAI strain A virus ribonucleic acid
JPS62130B2 (ja)
KR820000697B1 (ko) 다당류의 제조방법