JPS63315364A

JPS63315364A - 電気車の走行装置

Info

Publication number: JPS63315364A
Application number: JP62115772A
Authority: JP
Inventors: Kosuke Sekine; 康祐関根; Haruhisa Fujita; 藤田　晴久; Sadafumi Ikeda; 池田　貞文
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-10-17
Filing date: 1987-05-14
Publication date: 1988-12-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、電蝕を防止するようにした電気車の走行装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

第８図は、例えび工９Ｂ３年１１月三菱電機株式会社発
行のカタログＡ−Ｃ７３３１−Ａ　ｒ　ＭＩＴＳＵＢＩ
ＳＨＩＷＮ　Ｄｒｉｖｅｌの第２図に示された従来の走
行装置である。図において９、（１）は軌道、（２１は
車輪、（３）は両端に車輪（２）が固着された車軸、（
４）は所定の軸箱（図示せず）を介して一対の車軸（３
１Ｆ３１で支持された台車枠、（５）は台車枠（４）の
所定の位置に取付けられた一対の電動機で、それぞれの
出力軸は車軸（３）とはぼ平行となるように配置されて
い、る。（６）は車軸（３）に取付けられた減速装置で
、所定の端部が台車枠（４）で支持されている。α〔は
電動機（５）と減速装置（６）とを連結した歯車継手、
（８）は車軸（３）と接融できるように設けられた接地
装置。（９）は接地装置（８）と台車枠（４）とをそれ
ぞれ接続した接続線である。

このような走行装置は、電動機（５）の回転力を歯車継
手（７）を介して減速装置（６）Ｋ伝達し、電動機（５
）の回転数を減速装置（６）で所定の値に減速して車軸
（３）と車輪（２）とを回転させ、軌道（３）上を走行
する。

このとき、軌道（１）からの吸い上げ電流が、軌道（１
）→車輪（２）→単軸（３）→接地装置（８）→接続線
（９）→台車枠（４）→接続線（９）→接地装置（８）
→車軸（３）→車輪（２１→軌道＋１）の経路で流れる
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の走行装置は以上のように構成されているので、接
地装置の接触抵抗が大きくなると、吸い上げ電流が減速
装置、歯車装置及び電動機を経て台車枠に流れるので、
減速装置や継手装置及び電動機の各軸受や歯車面が電蝕
によって損傷するという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためＫなされ
たもので、減速装置や継手装置の電蝕を防止するようＫ
した電気車の走行装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る電気車の走行装置は、電動機の出力軸と
減速装置とを連結する継手装置に吸上げ電流の流通を阻
止する抵抗要素を備えたものである。

〔作用〕

この発明における電気車の走行装置は、継手装置の抵抗
値が接地装置の接地抵抗よシ大きいので、継手装置に吸
い上げ電流が流れるのを防止する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図及び第２図において、ｆｉｌ〜（６）、　＋８１　、
　（９１は従来のものと同様で、（７）は電動機（５）
と減速装置（６）とを連結した継手装置である。この継
手装置（７）は、第１図に示すように、内周に内歯歯車
を有する第１の容器（７１）、及び第２の容器（７２）
の鍔部（７１ａ）、（７２ａ）の対向部に所定の絶縁抵
抗を有する抵抗要素（７５）を配置し、ボルト及びナツ
ト等からなる結合装置（７４）には上記第１及び第２の
容器（７１）、（７２）の鍔部（７１ａ）　、　（７２
ａ）を貫通する部分に抵抗要素（７６）を設け、結合要
素（７４）が容器（７１）、（７２）と接触する一方の
容器例えば（７２）には抵抗要素（７７）を設けたもの
である。なお、（５ａ）は電動機（５）の出力軸、（６
ａ）は減速装置（６）の入力軸で、それぞれ固着された
歯車が容器（７１）、　（７２）の内歯歯車と噛み合っ
て、回転力を伝達できるようＫされている。

ところで、接地装置（８）（８）間の電気抵抗は一般に
数十ｍΩで、上記抵抗は増大しても数百ｍΩ程度である
。そこで、各抵抗要素（７５）　（７６）（７７）とし
て厚さ１ミルの芳香族ポリアミドからなる耐熱性高分子
である１ノーメツクス」　（デュポン社。

商品名）のシートを用いて、はぼ１オームの絶縁抵抗と
したものを継手装置（７）の結合部に構成した。

このように、継手装置（７）に絶縁要素（７５）（７６
）（７７）を設けた走行装置は、電動機（５）の駆動に
よる走行中は、継手装置（７）が接地装置（８）よりも
高い抵抗値を有するので、軌道（１）からの吸い上げ電
流は、接地装置（８）（８）を通って軌道（１）に流れ
ることを検証した。

ところで上記実施例では抵抗要素を鍔部（７１ａ）。

（７２ａ）の貫通孔部（７３）と結合部！（７４）との
対向部の全面に設ける場合について説明したが、例えば
第３図に示す第２の実施例のように一方の容器、例えば
（７２）の鍔部（７２ａ）の部分にのみ抵抗要素（７６
）を設けても同゛様の効果が得られる。要するに継手装
置（７）を吸上げ電流が通流するのを阻止する構成であ
ればよい。

なお、上記抵抗要素は接地装置よシも高い抵抗値を有す
ることが望ましく、絶縁体であっても差支えない。

第４図はこの発明の第３の実施例の要部を示すもので、
この実施例では鍔部（７１ａ）、（７２ａ）の貫通孔部
（７３）と結合装置（７４）との間に金属製のブツシュ
（７８）を介装し、抵抗要素（７６）はこのブツシュ（
７８）と上記貫通孔部（７３）との間に、抵抗要素（７
７）は上記ブツシュ（７８）の鍔（７８ａ）と鍔部（７
２ａ）との当接部にそれぞれ介装している。

この実施例では、結合装置（７４）を着脱する場合にお
いてもブツシュ（７８）はそのままでよく、従って抵抗
要素（７６）　、　（７７）の損傷を防ぐことができる
。

なお、第４図における（７４ａ）はワッシャーであるが
、第５図に示すこの発明の第４の実施例の如く、ブツシ
ュ（７８）の向きを逆にすることでブツシュ（７８）の
鍔（７８ａ）をワッシャーの代シとして用いることもで
きる。

また、第４図、第５図に示す実施例においては、ブツシ
ュ（７８）として金属製のものを用いたが、これを絶縁
性のブツシュに置き換えても差支えない。この場合には
ブツシュ自体が抵抗要素としての役割を果すので、第４
図、第５図に示す抵抗要素の内（７６）、　（７７）で
示すものは省略することができる。

第６図はこの発明の第５の実施例の要部を示すもので、
この実施例ではブツシュ（７８）は絶縁性のものであシ
、ブツシュ（７８）の一端部に設けられた鍔（７８ａ）
は一方の容器（７２）の鍔部（７２ａ）　ＩＩＣ係合し
、その他端部は上記一方の容器（７２）の鍔部（７２ａ
）の貫通孔部（７３）内に収まっている。この実施例に
おいても絶縁性のブツシュ（７８）は抵抗要素としての
機能を有しておシ、抵抗要素（７５）との共働によシ吸
上げ電流が容器（７１）、（７２）間を通流するのを実
施的に阻止する。

第７図はこの発明の第６の実施例の要部を示すもので、
この実施例では上記第６図に示す実施例のブツシュを金
属製のものとし、第２の容器の鍔部（７２ａ）との接触
面に抵抗要素（７６）及び（７７）を設けたものであシ
、第６図のものと同様の効果を達成する。

なお、第６図、第７図に示す実施例の双方共、結合部［
１（７４）の方向を逆に′１−ることでブツシュ（７８
）の鍔（７８ａ）にワッシャーの機能をもたらせること
Ｋよシ図示のワッシャー（７４ａ）を省略できることは
第４図、第５図に示す実施例と同様である。

なお上記ブツシュ（７８）の材料としては金属製、絶縁
材料製共、特に制限されず所望のものを用いて差支えな
い。

ところで上記第１〜第６の実施例はこの発明の理解を容
易にするために例示したものに過ぎず、種々の変形、変
更が可能であることは勿論である。

なお、上記実施例においては、抵抗要素としてノーメッ
クスシートを用いた場合について説明したが、これは限
定されるものではなく、例えば通常用いられている絶縁
性塗料や絶縁性のシール材料を用いてもよく、あるいは
セラミックの溶射忙よって形成しても上記実施例と同様
の効果を期待できる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、電動機と減速装置とを
連結する継手装置に軌道からの吸上げ電流の流通を阻止
する抵抗要素を設けたので、走行装置が電蝕によって損
傷するのを防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による電気車の走行装置の
歯車継手部を示す一部破断正面図、第２図は上記実施例
になる走行装置を示す平面図、第３図、第４図、第５図
、第６図及び第７図はそれぞれこの発明の第２．第３．
第４．第５及び第６の実施例の要部を示す断面図、第８
図は従来のものを示す平面図である。図において、（りは軌道、（２）は車輪、（３）は車軸
、（４）は台車枠、（５）は電動機、（６）は減速装置
、（７）は継手装置としての歯車継手、（７５）。（７６）　、　（７７）は抵抗要素である。なお各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。１〜代理人　　曾　　我　　道　　照　２．、：：　１、−
・二□　゛第１図第３図　　　　　第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）軌道上を走行できる車輪を有する少なくとも一対
の車軸で台車輪を支持し、上記台車輪で支持された電動
機の回転力を継手装置と減速装置を介して上記車軸に伝
達し、上記電動機が駆動されたとき上記軌道からの吸上
電流が上記車軸と上記台車枠とに流れるようにしたもの
において、上記継手装置に上記吸上げ電流の流通を阻止
する抵抗要素を備えたことを特徴とする電気車の走行装
置。
（２）継手装置は歯車継手であることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の電気車の走行装置。
（３）歯車継手は鍔部を有する第１の容器と、鍔部を上
記第１の容器の鍔部に対向し、この第１の容器と共働し
て歯車部を包囲する第２の容器と、上記第１及び第２の
容器の鍔部相互を貫通して設けられた貫通孔部と、この
貫通孔部に挿入され上記鍔部相互にそれぞれ係合するこ
とにより上記第１及び第２の容器を結合する結合装置と
からなることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の
電気車の走行装置。
（４）抵抗要素は第１及び第２の容器の鍔部対向部なら
びに上記結合装置と上記第１及び第２の容器の内何れか
一方の容器の鍔部との係合部及び上記結合装置と貫通孔
部との間であつて少なくとも上記一方の容器の鍔部にお
ける貫通孔部にそれぞれ介装され、上記第１及び第２の
容器間に吸上げ電流が流通するのを阻止するものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の電気車の
走行装置。
（５）歯車継手は鍔部を有する第１の容器と、鍔部を上
記第１の容器の鍔部に対向し、この第１の容器と共働し
て歯車部を包囲する第２の容器と、上記第１及び第２の
容器の鍔部相互を貫通して設けられた貫通孔部と、一端
部に鍔を有し、この鍔を上記第１及び第２の容器の何れ
か一方の容器の鍔部に係合し、他端部を上記貫通孔部の
内少なくとも上記一方の容器の鍔部内に延在してなる中
空状のブッシュと、このブッシュを介して上記貫通孔に
挿入され上記鍔部相互に係合することによつて上記第１
及び第２の容器を結合する結合装置とからなることを特
徴とする特許請求の範囲第２項記載の電気車の走行装置
。
（６）ブッシュは抵抗体ないしは絶縁体であることを特
徴とする特許請求の範囲第５項記載の電気車の走行装置
。
（７）ブッシュは金属からなり、かつ上記ブッシュと貫
通孔部との間及び上記ブッシュの鍔と第１または第２の
容器の鍔部との係合部ならびに第１及び第２の容器の鍔
部対向部にそれぞれ抵抗要素を介装したことを特徴とす
る特許請求の範囲第５項記載の電気車の走行装置。
（８）抵抗要素は芳香族ポリアミドのシートからなるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項〜第７項の何れか
に記載の電気車の走行装置。
（９）抵抗要素はセラミックの溶射体からなることを特
徴とする特許請求の範囲第１項〜第７項の何れかに記載
の電気車の走行装置。