JPH0716905Y2 - 可撓継手 - Google Patents

可撓継手

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JPH0716905Y2
JPH0716905Y2 JP7725489U JP7725489U JPH0716905Y2 JP H0716905 Y2 JPH0716905 Y2 JP H0716905Y2 JP 7725489 U JP7725489 U JP 7725489U JP 7725489 U JP7725489 U JP 7725489U JP H0716905 Y2 JPH0716905 Y2 JP H0716905Y2
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JP
Japan
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joint
leaf spring
shaft
mounting bolt
mounting
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JP7725489U
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JPH0317425U (ja
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秋夫 及川
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気車等における電動機軸を駆動軸とし、車
輪軸に結合された減速装置の小歯車軸を被駆動軸とする
駆動装置に係り、駆動軸と被駆動軸の連結に用いる板ば
ねをたわみ板とした可撓継手に関するものである。
〔従来の技術〕
板ばねを利用した従来の可撓継手の一例を第3図〜第5
図について説明する。
第3図は従来の可撓継手の構造を示す側断面図で、第4
図のA-A線に沿う断面を示す。第4図は第3図のB-B断面
の矢視図、第5図は板ばね締結部の詳細を示す拡大断面
図である。
1は駆動軸、11は駆動軸1と軸方向に対向する被駆動
軸、2,12はボス部がそれぞれ駆動軸1および被駆動軸11
のテーパー状の先端部分に嵌着されるとともに、このボ
ス部外周に互いに反対方向に放射状の継手腕2a,12aが形
成される継手である。
3,13はそれぞれ一方の先端部分に互に反対方向に形成さ
れた放射状の継手腕3a,13aを有するとともに、他方の先
端部分にはフランジが形成されこれ等フランジ相互を複
数個のボルトナット21により結合し一体化された中間継
手である。4,14はそれぞれ一方の対角線上の角隅部分が
座板6を介して、リーマボルト5ナット8により継手2,
12の放射状の継手腕2a,12aの先端の座面2b,12bに締結さ
れ、ナット8が座金7により回り止めされている正四辺
形枠形の板ばねである。板ばね4,14のもう一方の対角線
上の角隅部は、座板6を介してリーマボルト5およびナ
ット8によりそれぞれ中間継手3,13の放射状の継手腕3
a,13aの先端の座面3b,13bに締結され、ナット8が座金
7により回り止めされている。
このように構成された可撓継手においては、駆動軸1か
らの回転動力は継手2,板ばね4,中間継手3,中間継手13,
板ばね14,継手12を介して被動軸11に伝達される。この
動力伝達中に生ずる駆動軸1と被駆動軸11の軸心間の相
対変位は両板ばね4,14によって吸収される。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の可撓継手は、その構成部品を全て鋼等の導電材を
使用しているため、電気車においては、制御電流等の一
部が車体,台車,電動機,可撓継手,減速装置および車
輪軸を経由してレールに戻るバイパス回路が形成される
ことが発生する。
このバイパス回路は、電動機においては電動機外枠より
軸受箱および軸受を経由して電機軸に電流が流れ、減速
機においては小歯車軸より大歯車を経由して車軸に流れ
る回路と、小歯車軸より小歯車軸受,小歯車軸箱歯車
箱,大歯車軸受箱,大歯車軸受を経由して車軸に流れる
回路が形成される。
この為、電動機の軸受,減速装置の軸受および歯車の噛
合い面に電蝕が発生し、その寿命を著しく低下させる恐
れがあった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はかかる欠点を解消するために、軸に嵌着した継
手または中間継手と板ばね締結部の一対個所以上を、継
手または中間継手の締結部に設けた取付穴に嵌合する胴
外径を有し、かつ取付ボルトが貫通する穴を有するセラ
ミック等の絶縁材よりなる2種類の鍔付ブッシュを継手
取付穴の両側より装着し、板ばねと継手間を絶縁する。
そして、鍔付ブッシュのうち取付ボルト頭側になるもの
は、取付ボルト頭の平らな側面に当接し、かつ継手に刻
設された縁に当接する切欠きを設けてある。
さらに、鍔付ブッシュに設けられた縁に締付ボルトの頭
の平らな側面が当って、締付ボルトの回り止めをする。
板ばねは鍔付ブッシュを介装して締付ボルトナット,座
金によって継手腕に従来と同様に取付けられるが、板ば
ねと継手腕は鍔付ブッシュの鍔部で絶縁され、締付ボル
トは板ばねと導通しているが鍔付ブッシュによって継手
腕とは絶縁される。
他は従来と同様に構成される。したがって、駆動軸の回
転動力の伝達および駆動軸と被駆動軸の軸心間の相対変
位も従来と同様に伝達吸収する。
〔作用〕
かくの如き構成により、駆動軸と被駆動軸との間は可撓
継手に介装された鍔付ブッシュによって絶縁され、従来
の電気車に見られるバイパス回路が形成されず、軸受や
歯車が電蝕される恐れを解消することができる。
すなわち、継手締結部に絶縁物の鍔付きブッシュを装着
してあるため継手と板ばねが絶縁され、駆動軸の電動機
軸より被駆動軸の減速機の小歯車軸の間に電流が流れる
回路がしゃ断され、電動機および減速機の軸受または歯
車噛合い面の電蝕が防止され、それぞれ本来のもつ寿命
をまっとうすることができる。
また、取付ボルト頭側の鍔付きブッシュは、取付ボルト
頭の平らな側面に当接し、かつ継手に刻設された縁に切
欠きが当接して取付ボルトの回り止めをする。なお、締
付ナットは従来と同様に座金により回り止めされるの
で、この取付ボルトが弛む恐れはない。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて詳細説明する。
第1図は本考案実施例の板ばね、締結部分の詳細を示す
拡大断面図で、第2図は第1図のC-Cより見た正面図を
示す。
第1図および第2図において、31,32は鍔付ブッシュで
あり、鍔付ブッシュ31はセラミック等の絶縁材よりな
り、その軸外径部は継手2,12の継手腕2a,12aまたは中間
継手3,13の継手腕3a,13aとのそれぞれ締結用穴の板ばね
4側に嵌合し、鍔付ブッシュ32は同じくセラミック等の
絶縁材よりなり、かつ締付ボルト33頭の平らな側面が当
接する縁32aが鍔の一部に刻設され、さらに継手に刻設
された縁2c,3cに当接するように鍔の一部22bが半月状に
切欠かれ、継手腕2a,3a,12a,13aの締結穴の反板ばね側
に嵌合している。鍔付ブッシュ31,32の内径部は締付ボ
ルト貫通し、鍔付ブッシュ32の切欠き部32bが継手腕に
刻設された縁2c,3cに当接してブッシュの回り止めにな
っている。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、継手の板ばね取付
部に2種類一対以上の鍔付絶縁ブッシュを介装せしめる
丈で可撓継手が電気的に絶縁され、特に電気車において
は、電動機および減速装置の軸受および歯車の電蝕が防
止される格別な装置を提供できる。
さらに、軸受および歯車の寿命が正常になるとともに電
蝕の恐れがある場合は分解点検用組立の保守回期を短か
くしなければならないのに対し、この保守回期も大巾に
長くできるなど、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる実施例の板ばね締結部分の詳細
を示す拡大断面図、第2図は第1図のC-Cより見た正面
図、第3図は第4図のA-A線に沿う断面を示す従来の可
撓継手の側断面図、第4図は第3図のB-B線より見た従
来の可撓継手の矢視図、第5図は第3図の継手腕部の板
ばね締結部分拡大図である。 1……駆動軸、11……被駆動軸、2,12……継手、3,13…
…中間継手、2a,12a,3a,13a……継手腕、2b,12b,3b,13b
……板ばね締付面、2c,3c……縁、4,14……板ばね、5
……リーマボルト、6……座板、7……座金、8……ナ
ット、21……ボルト・ナット、31,32……鍔付ブッシ
ュ、32a……縁、32b……切欠き、33……締付ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸に嵌着した第1の継手と中間継手と
    の間、および該中間継手と被駆動軸に嵌着した第2の継
    手との間をそれぞれ板ばねで連結した可撓継手におい
    て、前記各継手と板ばねとの締結部の一対個所以上を該
    各継手の締結部に設けた取付穴に嵌合する胴外径を有し
    かつ取付ボルトが貫通する穴を有する絶縁材よりなる2
    種類の鍔付ブッシュ、該ブッシュのうち1個は取付ボル
    ト頭部の平らな側面に当接するとともに、継手に刻設さ
    れた縁に当接して取付ボルトの回り止めとなる切欠きを
    有する鍔付ブッシュを、前記各継手の取付穴の両側より
    装着したことを特徴とする可撓継手。
JP7725489U 1989-06-30 1989-06-30 可撓継手 Expired - Lifetime JPH0716905Y2 (ja)

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JPH0317425U JPH0317425U (ja) 1991-02-21
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JP7313193B2 (ja) 2019-05-29 2023-07-24 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 軸継手装置および軸継手装置の回転位相調整方法

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