JPH05240259A - 電気車の歯車形可撓継手 - Google Patents
電気車の歯車形可撓継手Info
- Publication number
- JPH05240259A JPH05240259A JP4076391A JP7639192A JPH05240259A JP H05240259 A JPH05240259 A JP H05240259A JP 4076391 A JP4076391 A JP 4076391A JP 7639192 A JP7639192 A JP 7639192A JP H05240259 A JPH05240259 A JP H05240259A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- track
- electric motor
- gears
- gear coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/18—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts the coupling parts (1) having slidably-interengaging teeth
- F16D3/185—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts the coupling parts (1) having slidably-interengaging teeth radial teeth connecting concentric inner and outer coupling parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気車における走行装置の中で、減速装置や
歯車形継手の歯車面、そして電動機の軸受の電食を防止
する。 【構成】 歯車形可撓継手7における内歯歯車の円筒部
7g,7hを絶縁体である繊維強化プラスチックスで構
成し、強度の必要な内歯歯車7i,7j自身は従来通り
鋼製のものを使用し、これを上記円筒部に埋め込む形で
構成することにより、軌道からの吸い上げ電流を阻止す
るようにした。 【効果】 軽量化と共に、軌道からの吸い上げ電流が阻
止できるため、各機器の電食を防止する効果がある。
歯車形継手の歯車面、そして電動機の軸受の電食を防止
する。 【構成】 歯車形可撓継手7における内歯歯車の円筒部
7g,7hを絶縁体である繊維強化プラスチックスで構
成し、強度の必要な内歯歯車7i,7j自身は従来通り
鋼製のものを使用し、これを上記円筒部に埋め込む形で
構成することにより、軌道からの吸い上げ電流を阻止す
るようにした。 【効果】 軽量化と共に、軌道からの吸い上げ電流が阻
止できるため、各機器の電食を防止する効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電食を防止するよう
にした電気車の歯車形可撓継手に関するものである。
にした電気車の歯車形可撓継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば1983年11月三菱電機
株式会社発行の“カタログA-C7311-A「MITSUBISHI WN D
rive」第2図”に示された従来の走行装置である。図に
おいて、1は軌道、2は車輪、3は両端に車輪2が固着
された車軸、4は所定の軸箱(図示せず)を介して一対
の車軸3で支持された台車枠、5は台車枠4の所定の位
置に取付けられた一対の電動機で、それぞれの出力軸は
車軸3とほぼ平行になるように配置されている。6は各
車軸3に取付けられた減速装置で、端部が台車枠4で支
持されている。7は電動機5と減速装置6とを連結した
歯車形可撓継手、8は車軸3と接触できるように設けら
れた接地装置、9は接地装置8と台車枠4とをそれぞれ
接続した接地線である。
株式会社発行の“カタログA-C7311-A「MITSUBISHI WN D
rive」第2図”に示された従来の走行装置である。図に
おいて、1は軌道、2は車輪、3は両端に車輪2が固着
された車軸、4は所定の軸箱(図示せず)を介して一対
の車軸3で支持された台車枠、5は台車枠4の所定の位
置に取付けられた一対の電動機で、それぞれの出力軸は
車軸3とほぼ平行になるように配置されている。6は各
車軸3に取付けられた減速装置で、端部が台車枠4で支
持されている。7は電動機5と減速装置6とを連結した
歯車形可撓継手、8は車軸3と接触できるように設けら
れた接地装置、9は接地装置8と台車枠4とをそれぞれ
接続した接地線である。
【0003】また、図2は従来の歯車形可撓継手7の詳
細図であり、図において、7a,7bは鋼材で製作され
た円筒の内面に一対の歯車を有した内歯歯車、7c,7
dは上記同様の鋼材で製作された外歯歯車であり、各
々、電動機の出力軸5aと減速装置の入力軸6aに嵌着
されており、上記内歯歯車とかみ合うことで電動機のト
ルクを減速装置側に伝達している。7e,7fは塵埃の
侵入防止を目的として設けられたゴム製の防塵部材、1
0は左右の内歯歯車を結合するための中心結合ボルトで
ある。
細図であり、図において、7a,7bは鋼材で製作され
た円筒の内面に一対の歯車を有した内歯歯車、7c,7
dは上記同様の鋼材で製作された外歯歯車であり、各
々、電動機の出力軸5aと減速装置の入力軸6aに嵌着
されており、上記内歯歯車とかみ合うことで電動機のト
ルクを減速装置側に伝達している。7e,7fは塵埃の
侵入防止を目的として設けられたゴム製の防塵部材、1
0は左右の内歯歯車を結合するための中心結合ボルトで
ある。
【0004】このように構成された走行装置は、電動機
5の回転力を歯車形可撓継手7を介して減速装置6に伝
達し、電動機5の回転数を減速装置6で所定の値に減速
して車軸3と車輪2とを回転させ、軌道1上を走行す
る。この時、軌道1からの吸い上げ電流が軌道1→車輪
2→車軸3→接地装置8→接地線9→台車枠4→接地線
9→接地装置8→車軸3→車輪2→軌道1の経路で流れ
る。
5の回転力を歯車形可撓継手7を介して減速装置6に伝
達し、電動機5の回転数を減速装置6で所定の値に減速
して車軸3と車輪2とを回転させ、軌道1上を走行す
る。この時、軌道1からの吸い上げ電流が軌道1→車輪
2→車軸3→接地装置8→接地線9→台車枠4→接地線
9→接地装置8→車軸3→車輪2→軌道1の経路で流れ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の走行装置(歯車
形可撓継手を含む)は以上のように構成されているが、
接地装置の接触抵抗が大きくなると、吸い上げ電流が減
速装置、歯車形可撓継手、及び電動機を経て台車枠に流
れるので、減速装置や歯車形可撓継手の歯車面、及び電
動機の軸受が電食によって損傷するという問題点があっ
た。
形可撓継手を含む)は以上のように構成されているが、
接地装置の接触抵抗が大きくなると、吸い上げ電流が減
速装置、歯車形可撓継手、及び電動機を経て台車枠に流
れるので、減速装置や歯車形可撓継手の歯車面、及び電
動機の軸受が電食によって損傷するという問題点があっ
た。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、減速装置や歯車形可撓継手の歯
車面、そして電動機の軸受の電食を防止できる歯車形可
撓継手を得ることを目的とする。
ためになされたもので、減速装置や歯車形可撓継手の歯
車面、そして電動機の軸受の電食を防止できる歯車形可
撓継手を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電気車の
歯車可撓継手は、該継手の内歯歯車円筒部品を部分的に
繊維強化プラスチックス等の絶縁材で構成するようにし
たものである。
歯車可撓継手は、該継手の内歯歯車円筒部品を部分的に
繊維強化プラスチックス等の絶縁材で構成するようにし
たものである。
【0008】
【作用】この発明における電気車の歯車可撓継手は、円
筒部が絶縁材で構成されていて、その抵抗値が接地装置
の接触抵抗よりはるかに大きいので、減速装置、歯車可
撓継手、及び電動機に吸い上げ電流が流れるのを防止す
る。
筒部が絶縁材で構成されていて、その抵抗値が接地装置
の接触抵抗よりはるかに大きいので、減速装置、歯車可
撓継手、及び電動機に吸い上げ電流が流れるのを防止す
る。
【0009】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、7g及び7bは繊維強化プラスチ
ックス製の円筒容器で、その内面の所定個所に鋼製の内
歯歯車7i及び7jが一体に埋め込まれている。なおそ
の他の構成は上記従来例と同様である。
する。図1において、7g及び7bは繊維強化プラスチ
ックス製の円筒容器で、その内面の所定個所に鋼製の内
歯歯車7i及び7jが一体に埋め込まれている。なおそ
の他の構成は上記従来例と同様である。
【0010】次に動作について説明する。以上のように
構成された歯車形可撓継手は、電動機の出力軸5a及び
減速装置の入力軸6aにそれぞれ嵌合された外歯歯車7
c,7dが円筒容器7g,7hの内歯歯車7i,7jと
かみ合って回転力を伝達できるようにされている。とこ
ろで、接地装置8,8間の抵抗は一般には数10mΩで
あり、増大しても数百mΩ程度である。従って、繊維強
化プラスチックス製の外歯歯車の抵抗値は1Ω以上の絶
縁特性を有する材料で構成すればよいことになる。但
し、内歯歯車は機械的強度も必要なため、円筒容器部の
み繊維強化プラスチックスを使用する。電気車の場合、
高荷重、高トルク域で使用されるため、繊維方向にのみ
強い上記プラスチックスでは歯車強度としては限界があ
り、このため、内歯歯車部は従来通り鋼材を使用し、円
筒容器に埋め込む構成として、継手の強度上の信頼性を
保証している。このように構成することで、絶縁抵抗値
も数kΩ〜数mΩの確保が可能である。このように、継
手の歯車部の一部を絶縁材にて構成した走行装置は、電
動機5の駆動による走行中は継手7が接地装置よりも高
い抵抗値を有するので、軌道1からの吸い上げ電流は接
地装置8−8を通って軌道1に流れることを検証した。
構成された歯車形可撓継手は、電動機の出力軸5a及び
減速装置の入力軸6aにそれぞれ嵌合された外歯歯車7
c,7dが円筒容器7g,7hの内歯歯車7i,7jと
かみ合って回転力を伝達できるようにされている。とこ
ろで、接地装置8,8間の抵抗は一般には数10mΩで
あり、増大しても数百mΩ程度である。従って、繊維強
化プラスチックス製の外歯歯車の抵抗値は1Ω以上の絶
縁特性を有する材料で構成すればよいことになる。但
し、内歯歯車は機械的強度も必要なため、円筒容器部の
み繊維強化プラスチックスを使用する。電気車の場合、
高荷重、高トルク域で使用されるため、繊維方向にのみ
強い上記プラスチックスでは歯車強度としては限界があ
り、このため、内歯歯車部は従来通り鋼材を使用し、円
筒容器に埋め込む構成として、継手の強度上の信頼性を
保証している。このように構成することで、絶縁抵抗値
も数kΩ〜数mΩの確保が可能である。このように、継
手の歯車部の一部を絶縁材にて構成した走行装置は、電
動機5の駆動による走行中は継手7が接地装置よりも高
い抵抗値を有するので、軌道1からの吸い上げ電流は接
地装置8−8を通って軌道1に流れることを検証した。
【0011】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、電動機
と減速装置とを連結する歯車形可撓継手に軌道からの吸
い上げ電流の流通を阻止する絶縁要素を設けたので、走
行装置が電食によって損傷するのを防止できるととも
に、軽量化が図れる効果もある。
と減速装置とを連結する歯車形可撓継手に軌道からの吸
い上げ電流の流通を阻止する絶縁要素を設けたので、走
行装置が電食によって損傷するのを防止できるととも
に、軽量化が図れる効果もある。
【図1】この発明の一実施例による歯車可撓継手の断面
図である。
図である。
【図2】従来の歯車形可撓継手の断面図である。
【図3】電気車の走行装置の平面図である。
1 軌道 2 車輪 3 車軸 4 台車枠 5 電動機 6 減速装置 7 歯車可撓継手 7g,7h 円筒容器 7i,7j 内歯歯車 8 接地装置 9 接地線
Claims (1)
- 【請求項1】 軌道上を走行できる車輪を有する少なく
とも一対の車軸で台車枠を支持し、この台車枠で支持さ
れた電動機の回転力を歯車形継手と減速装置を介して上
記車軸に伝達し、上記電動機が駆動されたとき、上記駆
動からの吸い上げ電流が上記車軸と上記台枠とに流れる
ようにしたものにおいて、上記歯車形継手の内歯歯車円
筒部分を絶縁材で構成し、この絶縁材に鋼製の内歯歯車
を一体に埋め込んだ電気車の歯車形可撓継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4076391A JP2779286B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 電気車の歯車形可撓継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4076391A JP2779286B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 電気車の歯車形可撓継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05240259A true JPH05240259A (ja) | 1993-09-17 |
JP2779286B2 JP2779286B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=13604024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4076391A Expired - Lifetime JP2779286B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 電気車の歯車形可撓継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2779286B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07238950A (ja) * | 1994-02-23 | 1995-09-12 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 可撓継手 |
JP2001509862A (ja) * | 1996-09-20 | 2001-07-24 | エスコ トランスミッションズ | 伝達継手 |
WO2010046003A1 (de) | 2008-10-22 | 2010-04-29 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Elektrofahrzeug |
WO2015135832A1 (de) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Zahnkupplung |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4076391A patent/JP2779286B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07238950A (ja) * | 1994-02-23 | 1995-09-12 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 可撓継手 |
JP2001509862A (ja) * | 1996-09-20 | 2001-07-24 | エスコ トランスミッションズ | 伝達継手 |
WO2010046003A1 (de) | 2008-10-22 | 2010-04-29 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Elektrofahrzeug |
WO2015135832A1 (de) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Zahnkupplung |
US9765824B2 (en) | 2014-03-12 | 2017-09-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Gear coupling |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2779286B2 (ja) | 1998-07-23 |
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