JPS63315357A - 液圧ブレ−キ装置 - Google Patents

液圧ブレ−キ装置

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JPS63315357A
JPS63315357A JP15095187A JP15095187A JPS63315357A JP S63315357 A JPS63315357 A JP S63315357A JP 15095187 A JP15095187 A JP 15095187A JP 15095187 A JP15095187 A JP 15095187A JP S63315357 A JPS63315357 A JP S63315357A
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Genji Mizuno
水野 玄治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等車両において採用される液圧ブレー
キ装置、特に、パワー液圧源と、ブレーキペダルの操作
によって液圧を発生させるマスタシリンダと、該マスタ
シリンダをパワー液圧源からのパワー液圧により助勢す
る液圧ブースタとを備えた液圧ブレーキ装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の液圧ブレーキ装置として、特開昭58−
61057号公報に示されるものがあった。
この液圧ブレーキ装置は、パワー液圧源と、ブレーキペ
ダルの操作によって液圧を発生させるマスタシリンダと
、該マスタシリンダをブレーキペダルの操作に応じてパ
ワー液圧源からの液圧により助勢する液圧ブースタとを
備え、ブレーキペダルのストローク低減のために液圧ブ
ースタのパワー室内の液圧をリヤホイールシリンダへ、
またマスタシリンダの圧力室内の液圧をフロントホイー
ルシリンダへ、それぞれ導くように配管した、所謂リヤ
フルパワーブレーキシステムとしている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の液圧ブレーキ装置においては、リヤフル
パワーブレーキシステムとしているため、車両の制動力
配分を適性化するために、マスタシリンダの発生する液
圧と、液圧ブースタの発生する液圧とを各車両ごとに適
性化する必要があり、特に液圧ブースタ、マスタシリン
ダの内径、液圧ブースタのパワーピストン径及びサーボ
比等の組み合わせに制約が生じる。そのために、各車両
に対し、マスタシリンダ及び液圧ブースタを新設計する
必要性が生じ、コストが増大するという問題があった。
また、制動時の車両の安定性の面からは、リヤホイール
シリンダの液圧の立ち上がりは、フロントホイールシリ
ンダのそれと同じ又はやや遅い方が望ましいが、上記し
た従来の液圧ブレーキ装置においては、液圧ブースタの
パワーピストンのリターンスプリングの付勢力や摺動抵
抗のため、どうしてもリヤホイールシリンダ液圧(液圧
ブースタ液圧)がフロントホイールシリンダ液圧(マス
タシリンダ液圧)よりも早く立ち上がり、車両の安定性
の面、特に高速時の制動時における走行安定性が低下す
るという問題があった。
そこで本発明は、この種の液圧ブレーキ装置において、
液圧ブースタ及びマスタシリンダの設計上の制約を招く
ことなく且つ各車両において共用し得つつ、前後輪の適
性な制動力配分を得られるようにすることを、その技術
的課題とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記した技術的課題を解決するために講じた技術的手段
は、当該液圧ブレーキ装置をパワー液圧源と、ブレーキ
ペダルの操作によって液圧を発生させるマスタシリンダ
と、ブレーキペダルの操作に応じてそのパワー室内に前
記パワー液圧源からパワー液圧が供給され、該パワー液
圧により該マスタシリンダの作動を助勢する液圧ブース
タと、該液圧ブースタの前記パワー室内液圧又はこれに
相当する前記マスタシリンダの圧力室内液圧を基準圧と
して前記パワー液圧源からのパワー液圧を調圧して出力
するレギュレータ弁とを備え、前記マスタシリンダの圧
力室液圧を前輪側ブレーキ液圧配管に導入させると共に
、後輪側ブレーキ液圧配管に前記レギュレータ弁から出
力されるレギュレータ液圧をを導入させる、構成とする
ことである。
(作用) レギュレータ弁により調圧されたレギュレータ液圧を後
輪側ブレーキ液圧配管に導入させることによって、レギ
ュレータ液圧を任意に設定することで液圧ブースタ、マ
スタシリンダの設計上の制約を招くことなく、他車種間
で共用し得つつ、前後輪の制動力配分を適性化すること
ができ、コストが増大することがない。また、レギュレ
ータ弁をその基準液圧とそのレギュレータ液圧の圧力比
を任意に設定可能にすることにより、前輪側に比し、後
輪側のブレーキ液圧の初期立ち上がりを任意に設定でき
る(下げることができる)ので、車両の安定性、特に高
速時における制動時の走行安定性を向上させることがで
きる。
(実施例) 以下、本発明に従った一実施例を図面に基づき説明する
第1図は本発明の一実施例に係わる液圧ブレーキ装置を
示していて、同装置はパワー液圧源IQと、マスタシリ
ンダ14と、液圧ブースタ20と、レギュレータ弁30
を備えている。
液圧ブースタ20は、公知のレバー作動型のもので、プ
ランジャ21.制御バルブ22.パワー室23.パワー
ピストン24.及びレバー機構(図示せず)を備えてい
る。これにより、ブレーキペダル25の踏み込みに応じ
てブランシア21が押動されることにより、レバー機構
を介して制御バルブ22が作動してパワー液圧源10の
アキュムレータ11から供給されるパワー液圧が制御さ
れ、パワー室23に液圧が発生すると共に、該液圧によ
りパワーピストン24が押動されてマスタシリンダ14
の圧力室(図示せず)に液圧を発生させるようになって
おり、ブレーキペダル25の非踏み込み時(非操作時)
にはパワー室23が制御バルブ22の通路22a及びド
レン通路POを介してリザーバRに接続されてパワー室
23内に液圧が発生しないようになっている。なお、ア
キュムレータ11内には電動モータ等により駆動される
ポンプ12によりチェックバルブ13を介してリザーバ
Rの作動液が必要に応じて蓄圧されるようになっている
マスタシリンダ14は公知のタンデム型のもので、プラ
イマリピストンの後端部が液圧ブースタ20のパワーピ
ストン24に弾性ピストンを介して押動されるようにな
っており、各圧力室は前輪40.41のホイールシリン
ダ40’a、41aへの液圧回路P5.P6に連通され
ている。
レギュレータ弁30は、第2図に示すように、液圧ブー
スタ20のパワー室23からの液圧回路P3を通して付
与される液圧(この液圧はマスタシリンダ14の作動を
助勢するための液圧でありマス多シリンダ液圧に対応し
た値である)を基準圧としてパワー液圧源10から液圧
回路P2を通して付与されるパワー液圧を基準圧に略等
しいレギュレータ液圧に調圧して後輪42.43のホイ
ールシリンダ42a、43aに連通された液圧回路P4
に出力するものである。レギュレータ弁30は4つのボ
ートを有したハウジング31と、ハウジング31内に液
密的に摺動可能に組み込まれたピストン32と、ハウジ
ング31に固設されたシート部材33と、チェック弁3
4と、シート部材33内に移動可能に組み込まれたバル
ブ35と、スプリング36より構成されている。ピスト
ン32は、両側に液圧回路P3に連通ずる液室R1と後
輪ホイールシリンダ42a、43aに連結された液圧回
路P4に連通する液室R2を形成しており、内部に液室
R2をリザーバRに配管されたドレン回路P2に連通可
能な通路32aを有している。バルブ35は、ピストン
32の通路32aを開閉可能なボール35aとチェック
弁34を開閉可能なロッド35bを一体的に有し、その
外周面とシート部材33の内孔の内周面との間に通路を
形成している。
かかる構成のレギュレータ弁30においては、液室R1
内の液圧が液室R2内の液圧とスプリング36の取付荷
重との和よりも高(なると、ピストン32が図示右方に
押動されてボール35aに当接し、通路32aが遮断さ
れた状態でバルブ35を押動するため、ロッド35bが
チェック弁34を開弁させ、パワー液圧が液室R2内に
流入し、液室R2内の液圧が昇圧する作用が得られ、ま
た液室R2内の液圧が液室R1内の液圧より高くなると
、ピストン32が図示左方へ押動されてチェック弁34
が閉弁し、次いで通路32aが開かれ、液室R2内の液
圧が通路32aからドレン回路P2を経てリザーバRに
排出され、液室R2内の液圧が減圧される作用が得られ
る。このように、レギュレータ弁30は、液圧ブースタ
20の前記パワー室23内液圧又はこれに相当する前記
マスタシリンダ14の圧力室内液圧に略等しいレギュレ
ータ圧(液圧ブースタ20の前記パワー室23内液圧又
はこれに相当する前記マスタシリンダ14の圧力室内液
圧からスプリング36の取付荷重による圧力を差し引い
た圧力)を出力する。
また本実施例においては、マスタシリンダ14の各圧力
室から前輪40.41のホイールシリンダ40a、41
aに連通ずる液圧回路P5.P6には、通常時(消磁時
)マスタシリンダ14の各圧力室から前輪40.41の
ホイールシリンダ40a、41aの連通を許容し、制御
装置60からの信号により励磁して切り替わり液圧回路
P5.P6のマスタシリンダ14の各圧力室との連通を
遮断し、液圧回路P5.P6にレギュレータ弁30の出
力液圧が供給される液圧回路P4に連通させる3ボ一ト
2位置電磁弁から成る供給切換弁50,51がそれぞれ
介装されている。
また液圧回路P5.P6の供給切換弁50,51と前輪
ホイールシリンダ40a、41aとの間、及び、レギュ
レータ弁30と後輪ホイールシリンダ42a’、43a
との間には、通常時(消磁時)その連通を許容し、制御
装置60からの信号により励磁して切り替わり、その連
通を遮断する2ボ一ト2位置弁から成る供給弁52.5
3.54がそれぞれ介装されており、各液圧回路P4.
P5゜R6の各供給弁52.53.54と各ホイールシ
リンダ40 a、  41 a、  42 a、  4
3 aの間には、通常時(消磁時)ホイールシリンダと
リザーバRに連通したドレン回路P2との連通を遮断し
、制御装置60からの信号により励磁して切り替わり、
その連通を開放する2ボ一ト2位置弁から成る排出弁5
5,56.57が介装されている。
以上の構成から成る本実施例の作用を説明する。
ブレーキペダル25が踏み込まれると、ブランシア21
が押動されることにより、レバー機構を介して制御パル
プ22が作動してパワー液圧源10のアキュムレータ1
1から供給されるパワー液圧が制御され、パワー室23
に液圧が発生する。
これによって、パワー室23内の液圧によりパワーピス
トン24が押動されてマスタシリンダ14の圧力室(図
示せず)に液圧を発生させ、該圧力室内液圧が液圧回路
P5.P6を経て前輪ホイールシリンダ40a、41a
に導かれ、前輪の制動作用がなされる。これと同時に液
圧ブースタ20のパワー室23内の液圧は液圧P3を経
てレギュレータ弁30の液室R1内に導かれ、この液圧
を基準として上述した如(レギュレータ弁3oが作動し
、液圧ブースタ20のパワー室23内液圧又はこれに相
当するマスタシリンダ14の圧力室内液圧に略等しいレ
ギュレータ圧(液圧ブースタ20のパワー室23内液圧
又はこれに相当するマスタシリンダ14の圧力室内液圧
からスプリング36の取付荷重による圧力を差し引いた
圧力)を液圧回路P4を経て後輪ホイールシリンダ42
a。
43aに導き、後輪の制動がなされる。
この時、レギュレータ弁30がら出力されるレギュレー
タ圧は液圧ブースタ20のパワー室23内液圧又はこれ
に相当するマスタシリンダ14の圧力室内液圧からスプ
リング36の取付荷重による圧力を差し引いた圧力であ
るので、ピストンのリターンスプリングの付勢力や摺動
抵抗により、リヤホイールシリンダ423.43a内液
圧がフロントホイールシリンダ40a、41a内液圧よ
りも早く立ち上がることがなく、制動時の走行安定性を
確保できる。また、なおのことレギュレータ弁30のス
プリング36の取付荷重を大きく設定し、液圧ブースタ
20のパワー室23内液圧とレギュレータ弁30のレギ
ュレータ圧(出力圧)の液圧差を液圧ブースタ20の発
生液圧とマスタシリンダ14の発生液圧の差以上に設定
すれば、後輪ホイールシリンダ42a、43aの初期制
動力を低下することができ、高速時における制動時に前
輪が後輪に先立ち、制動をなさしめることができ走行安
定性を向上できる。
また、前後輪のロック状Li(車輪速度の変化量)を検
出するセンサ(番号符号なし)から車輪速度の降下量が
設定値以上となりロック信号が発せられると、制御装置
60からの信号により供給切換弁50.51が励磁して
切り替わり、マスタシリンダ14の圧力室と前輪ホイー
ルシリンダ40゜41との連通を遮断させるとともに、
前輪ホイールシリンダ40.41とレギュレータ弁30
の出力圧が供給される液圧回路P4を連通させる。それ
と共に、供給弁52,53.54及び排出弁55.56
.57を車輪のロック状態に応じて、励磁、消磁を繰り
返させ、車輪ロックを適確に防止させる。本実施例にお
いては、このアンチスキッド作動時の間、供給切換弁5
0.51によりマスタシリンダ14の圧力室とホイール
シリンダとの連通は遮断されているため、マスタシリン
ダの圧力室内には液圧媒体が消費されることなく残り、
レギュレータ弁30のレギュレータ液圧が変動するにす
ぎず、レギュレータ液圧の変動に起因してマスタシリン
ダ14の作動が変動することはないので、運転者にブレ
ーキペダル25を介して不快感(ペダルショック)を与
えないという利点がある。
第3.第4図は、本発明のレギュレータ弁30の他の実
施例を示し、第2図に示したレギュレータ弁のピストン
の液圧ブースタ20のパワー室23からの液圧回路P3
を通して付与される液圧(この液圧はマスタシリンダ1
4の作動を助勢するための液圧であり、マスタシリンダ
液圧に対応した値である)の受圧面積Slをパワー液圧
源10から液圧回路P2を通して付与されるパワー液圧
の受圧面積S2より大きく、又は小さく設定したもので
、この面積比を任意に設定することにより(Sl >3
2  ;増圧レギュレータ、  Sl <S2  ;減
圧レギュレータ)マスタシリンダ14と液圧ブースタ2
0の発生圧力比を任意に設定することができ、換言すれ
ば、レギュレータ弁によりその比を補正することにより
マスタシリンダ及び液圧ブースタ等の構成機器をそのま
ま各種の車両に共通して使用することができ、それによ
り大幅なコストダウンを図ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、レギュレータ弁の基準圧と出力圧の圧
力比を任意に設定することにより前後輪の適性な制動力
配分を得ることができるため、マスタシリンダと液圧ブ
ースタを各車両間で共通化でき、それにより大幅なコス
トダウンが図れるばかりでなく、レギュレータ弁の出力
圧の立ち上がりを任意に設定できることから、前輪の制
動初期液圧に対し後輪の制動初期液圧を任意に低く設定
できるため、高速走行時における制動時の走行安定性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従った液圧ブレーキ装置の一実施例を
示す全体構成図、第2図は第1図におけるレギュレータ
弁の断面図、第3図、第4図は本発明におけるレギュレ
ータ弁の他の実施例を示す断面図である。 10・・・パワー液圧源、11・・・アキュムレータ、
12・・・ポンプ、14・・・マスタシリンダ、20・
・・液圧ブースタ、23・・・パワー室、30,130
.230・・・レギュレータ弁、31.1.31.23
1・・・ハウジング、32.132,232・・ ・ピ
ストン、33,133.233・・・シート部材、34
,134゜234・・・チェック弁、35,135.2
35・・・バルブ、36,136,236・・・スプリ
ング、40a、41a・・・前輪ホイールシリンダ、4
2a、43a・・・後輪ホイールシリンダ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パワー液圧源と、ブレーキペダルの操作によつて
    液圧を発生させるマスタシリンダと、ブレーキペダルの
    操作に応じてそのパワー室内に前記パワー液圧源からパ
    ワー液圧が供給され、該パワー液圧により該マスタシリ
    ンダの作動を助勢する液圧ブースタと、該液圧ブースタ
    の前記パワー室内液圧又はこれに相当する前記マスタシ
    リンダの圧力室内液圧を基準圧として前記パワー液圧源
    からのパワー液圧を調圧して出力するレギュレータ弁と
    を備え、前記マスタシリンダの圧力室液圧を前輪側ブレ
    ーキ液圧配管に導入させると共に、後輪側ブレーキ液圧
    配管に前記レギュレータ弁から出力されるレギュレータ
    液圧をを導入させたことを特徴とする液圧ブレーキ装置
  2. (2)レギュレータ弁が、基準液圧とそのレギュレータ
    液圧の圧力比を任意に設定可能であることを特徴とする
    特許請求の範囲(1)に記載の液圧ブレーキ装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592961A (ja) * 1982-06-25 1984-01-09 Aisin Seiki Co Ltd 自動車用アンチスキツド装置
JPS6047750A (ja) * 1983-08-17 1985-03-15 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 自動車のブレ−キ装置
JPS6249476U (ja) * 1985-09-09 1987-03-27

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