JPS63314086A - 産業用テレビジョンカメラ監視・制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、１心光ファイバを用いて映像信号と制御信号
を伝送して産業用テレビジョンカメラ（以下、ＩＴＶカ
メラという）で遠方監視等を行うＩＴＶ監視・制御シス
テムに関するものである。

（従来の技術） 従来、このような分野の技術としては、「わが国の光応
用システムの現状に関する調査研究」（昭６０−３　＞
、く財）光産業技術振興協会、Ｐ、１０８−１０９に記
載されるものがあった。以下、その構成を図を用いて説
明する。

第２図は従来のＩＴＶカメラ監視システムの一構成例を
示すブロック図である。

このＩＴＶカメラ監視システムでは、遠方監視すべき各
場所にＩＴＶカメラ１−１〜１−ｎがそれぞれ設置され
、その各ＩＴＶカメラ１−１〜１−ｎには映像伝送用の
光送信部２−１〜２−ｎを介してスター状に配置された
光ファイバ３−１〜３−ｎがそれぞれ接続されている。

各光ファイバ３−１〜３−ｎは、映像信号伝送用の光受
信部４−１〜４−ｎを介して信号選択用の映像スイッチ
５が接続され、さらにその映像スイッチ５に１つの監視
局の映像モニタ６が接続されている。

以上の構成において、各ＩＴＶカメラ１−１〜１−ｎが
それらの設置場所の映像信号をそれぞれ出力すると、そ
の各映像信号は光送信部２−１〜２−ｎで光信号に変換
された後、光ファイバ３−１〜３−ｎを介して光受信部
４−１〜４−ｎ方向へそれぞれ伝送される。各光ファイ
バ３−１〜３−ｎで伝送された光信号は、光受信部４−
１〜４−ｎによりそれぞれ元の映像信号に変換され、映
像スイッチ５に供給される。

１つの監視局では、映像スイッチ５で選択しな映像信号
を映像モニタ６で表示し、各所の映像を監視するように
なっていた。

〈発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記構成のシステムでは、光ファイバ３
−１〜３−ｎをｎ本必要とし、その上、各所の映像信号
を一箇所で監視する構成であるため、光ファイバ３−１
〜３−ｎの全長が長くなってその設置工事に手数を要す
るばかりか、コスト高になるという問題点があった。さ
らに、各ＩＴＶカメラ１−１〜１−ｎの設置場所から相
互に映像の監視及びＩＴＶカメラの制御ができないため
、不利不便であるという問題点があった。

本発明は前記従来技術が持っていた問題点として、光フ
ァイバの設置工事に手数を要しコスト高になる点と、各
ＩＴＶカメラ設置場所において相互の映像監視及びＩＴ
Ｖカメラ制御ができず、不利不便である点について解決
しなＩＴＶカメラ監視・制御システムを提供するもので
ある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記問題点を解決するなめに、光ファイバを用
いたＩＴＶカメラ監視・制御システムにおいて、光伝送
系と、映像スイッチと、制御部とを備えたことを特徴と
する。

ここで、光伝送系は、ＩＴＶカメラ、映像信号伝送用の
光受信部と光送信部、及び制御信号伝送用の光受信部と
光送信部がそれぞれ複数の設置場所に配置され、それら
の各設置場所をループ状に１心光ファイバで接続して前
記各設置場所間を光合分波器を用いた波長多重伝送方式
により映像信号伝送と制御信号伝送を行う２系統のルー
プを構成するものである。映像スイッチは各設置場所の
映像信号伝送用の光受信部と光送信部の間に設けられ映
像信号の伝送経路を切換えるスイッチ、また制御部は各
設置場所の制御信号伝送用の光受信部と光送信部の間に
設けられ少なくとも前記映像スイッチ及びＩＴＶカメラ
の動作を制御する機能を持った回路である。

（作用） 本発明によれば、以上のようにＩＴＶカメラ監視・制御
システムを構成したので、１心光ファイバを用いて映像
信号と制御信号を波長多重伝送することにより、１心光
ファイバの全長距離が短くなってその設置工事の簡略化
及び低コスト化が図れる。また、映像スイッチ及び制御
部は、各ＩＴＶカメラの設置場所から相互に各ＩＴＶカ
メラの映像監視及びＩＴＶカメラ制御を可能にさせる。

従って前記問題点を除去できるのである。

（実施例） 第１図は本発明の第１の実施例を示すＩＴＶカメラ監視
・制御システムの構成ブロック図である。

このＩＴＶカメラ監視・制御システムは、複数の場所に
設置された監視局１０−１〜１０−ｎを有し、それらの
各監視局１Ｏ−１７１０−ｎがループ状に１心光ファイ
バ１１−１〜１１−ｎで接続され、その１心光ファイバ
１１−１〜１１−ｎを介して光波長λ１の映像信号と光
波長λ２の制御信号とが双方向に多重伝送される。

各監視局１０−１〜１０−ｎにはそれぞれ、ＩＴＶカメ
ラ（ＣＡＭ）２０−１〜２０−ｎ、映像モニタ２１−１
〜２ｌ−ｒｌ、及び１心光ファイバ１１−ｎ、　１１−
１〜１ｌ−（ｎ−１）にそれぞれ接続された光合分波器
２２−１ａ　、　２２−１ｂ　〜２２−ｎａ　。

２２−ｎｂが設けられている。各監視局１０−１〜１０
−ｎの一方の光合分波器２２−１ａ〜２２−ｎａには、
光／電気変換機能をもつ映像信号伝送用の光受信部２３
−１〜２３−ｎと、電気／光変換機能をもつ制御信号伝
送用の光送信部２４−１〜２４−ｎとがそれぞれ接続さ
れ、さらに他方の光合分波器２２−１ｂ〜２２−ｎｂに
は、電気／光変換機能をもつ映像信号伝送用の光送信部
２５−１〜２５−ｎと、光／電気変換機能をもつ制御信
号伝送用の光受信部２６−１〜２６−〇とがそれぞれ接
続されている。各映像信号伝送用の光受信部２３−１〜
２３−ｎと光送信部２５−１〜２５−ｎとの間には、映
像信号切換用の映像スイッチ２１−１〜２７−ｎがそれ
ぞれ接続され、また各制御信号伝送用の光受信部２６−
１〜２６−ｎと光送信部２４−１〜２４−ｎとの間には
、映像スイッチ制御機能等を有する制御部２８−１〜２
８−ｎがそれぞれ接続されている。各制御部２８−１〜
２８−ｎには、それに対して繰作信号を与えるための制
御パネル２９−１〜２９−ｎがそれぞれ接続されている
。そして、１心光ファイバ１１−１〜１１−ｎ、光合分
波器２２−１ａ　。

２２−１ｂ　〜２２−ｎａ　、　２２−ｎｂ　、光受信
部２３−１〜２３−ｎ。

２６−１〜２６−ｎ、及び光送信部２４−１〜２４−ｎ
、　２５−１〜２５−０は、波長多重伝送方式によって
映像信号伝送と制御信号伝送を行う２系統のループから
なる光伝送系を構成している。

ここで、映像スイッチ２７−１〜２１−ｎ及び制御部２
８−１〜２８−ｎの機能を監視局１０−ｎを例にとって
説明する。

映像スイッチ２７−ｎは次の２つの機能を有する。

■自局のＩＴＶカメラ２０−ｎから出力されるＩＴＶカ
メラ信号Ｖａと映像ループを通して光受信部２３−ｎか
ら出力される映像信号ｖｂとのいずれか一方を選択し、
その選択された映像信号Ｖｃを光送信部２５−ｎに供給
する。■自局のＩＴＶカメラ信号Ｖａと映像ループを通
して光受信部２３−〇から出力される映像信号ｖｂとの
いずれか一方を選択し、その選択された映像信号Ｖｄを
映像モニタ２１−ｎに供給して表示させる。

また制御部２８−〇は、制御パネル２９−ｎの操作に従
って次の（１）■〜■の制御を行う機能を有すると共に
、制御信号伝送用ループを通して光受信部２６−ｎより
出力される制御信号ｃｂに従って次の（２）■、■の制
御を行う機能を有する。

（１）■　自局の映像スイッチ２７−ｎの切換え動作を
制御するための制御信号Ｃｄを送出する。

■　自局のＩＴＶカメラ２０−ｎの動作を制御するため
の制御信号Ｃｅを送出する。

■　制御信号Ｃｃを光送信部２４−ｎを通して制御信号
伝送用ループへ送出し、他局の制御部２８−（ｎ−１）
〜２８−１を経由して他局の映像スイッチ２７−（ｎ−
１）〜２７−１、及びＩＴＶカメラ２Ｏ−（ｎ−１）〜
２０−１の動作を制御する。

（２）■　他局の制御パネル２９−（ｎ−１）〜２９−
１の操作に従って、自局の映像スイッチ２１−ｎ及びＩ
ＴＶカメラ２０−ｎを制御するための制御信号Ｃｄ、　
Ｃｅを送出する。

■　光受信部２６−ｎから出力される制御信号ｃｂをそ
のまま制御信号Ｃｃの形で光送信部２４−ｎを通して制
御信号伝送用ループへ送出する。

以上のように構成されるＩＴＶカメラ監視・制御システ
ムの動作を説明する。

映像信号は、光波長λ１の形で光伝送系を例えば次のよ
うに伝送される。

監視局１０−１における映像スイッチ２７−１の出力映
像信号Ｖｃ−光送信部２５−１で光波長λ１の映像信号
に変換→光合分波器２２−１ｂ→光ファイバ１１−１→
監視局１０−２における光合分波器２２−２ａ−光受信
部２３−２で電気的な映像信号ｖｂに変換→映像スイッ
チ２７−２で選択され映像信号Ｖｃの形で出力→光送信
部２５−２で波長λ１の光信号に変換→光合分波器２２
−２ｂ→光ファイバ１１−２→・・・・・・→光ファイ
バ１ｌ−（ｎ−１）→監視局１０−ｎの光合分波器２２
−ｎａ　→光受信部２３−ｎで電気的な映像信号ｖｂに
変換→映像スイッチ２７−２で選択され映像信号Ｖｃの
形で出力→光送信部２５−ｎで光波長λ１の光信号に変
換→光合分波器２２−ｎｂ→光ファイバ１１−ｎ→監視
局１ｏ−１の光合分波器２２−１ａ→光受信部２３−１
で電気的な映像信号ｖｂに変換→映像スイッチ２７−１
゜ また制御信号は、光波長λ２の形で光伝送系を例えば次
のように伝送される。

監視局１０−１における制御部２８−１の出力制御信号
Ｃｃ−光送信部２４−１で光波長λ２の制御信号に変換
−光合分波器２２−１ａ→光ファイバ１１−ｎ→監視局
１０−ｎの光合分波器２２−ｎｂ→光受信部２６−ｎで
電気的な制御信号ｃｂに変換→制御部２８−ｎがら制御
信号Ｃｃの形で出力→光送信部２４−ｎで光波長λ２の
光信号に変換→光合分波器２２−ｎａ→光ファイバ１ｌ
−（ｎ−１）→・・・・・・→監視局１０−２の光合分
波器２２−２ｂ→光受信部２６−２で電気的な制御信号
ｃｂに変換−制御部２８−２から制御信号Ｃｃの形で出
力→光送信部２４−２で光波長λ２の光信号に変換→光
合分波器２２−２ａ→光ファイバ１１−１→監視局１０
−１の光合分波器２２−１ｂ→光受信部２６−１で電気
的な制御信号ｃｂに変換→制御部２８−１゜ 次に、例えば監視局１において、自局のＩＴＶカメラ２
１−１と他の監視局１０−ｎのＩＴＶカメラ２０−ｎと
の監視を行う場合について説明する。

監視局１０−１において、自局のＩＴＶカメラ２０−１
で監視を行う場合、制御パネル２９−１を操作してその
制御パネル２９−１から制御部２８−１へ制御信号Ｃａ
を与える。すると制御部２８−１は、制御信号Ｃｅを出
力してｒＴＶカメラ２０−１の動作を制御すると共に、
制御信号Ｃｄを出力して映像スイッチ２７−１を切換え
、ＩＴＶカメラ２０−１の出力映像信号Ｖａをその映像
スイッチ２７−１を通して映像信号Ｖｄの形で映像モニ
タ２１−１へ供給する。これにより、ＩＴＶカメラ２０
−１の出力映像信号Ｖａが映像モニタ２１−１に表示さ
れる。

また、監視局１０−１において監視局１０−ｎのＩＴＶ
カメラ２０−ｎを見る場合、制御パネル２９−１を操作
してその制御パネル２９−１がら制御部２８−１へ制御
信号Ｃａを与える。制御部２８−１は、他局のＩＴＶカ
メラ制御用の制御信号Ｃｃを出力すると共に映像スイッ
チ２７−１を切換えるための制御信号Ｃｄを出力する。

制御信号Ｃｄにより映像スイッチ２７−１は、光受信部
２３−１と映像モニタ２１−１とを接続する。さらに制
御信号Ｃｃは、光送信部２４−１で光波長λ２の光信号
に変換された後、光合分波器２２−１ａ及び光ファイバ
１１−ｎを通して監視局１０−ｎ側へ伝送される。伝送
された光波長λ２の光信号は、光合分波器２２−ｎｂを
通して光受信部２６−〇で電気的な制御信号ｃｂに変換
され、制御部２８−ｎへ与えられる。制御部２８−〇は
制御信号Ｃｄ、　Ｃｅを出力して映像スイッチ２７−ｎ
を切換えると共にＩＴＶカメラ２０−ｎを制御する。こ
のｒＴＶカメラ２０−ｎの出力映像信号Ｖａは、映像ス
イッチ２７−ｎを通して光送信部２５−ｎで光波長λ１
の光信号に変換され、光合分波器２２−ｎｂ及び光ファ
イバ１１−ｎを通して監視局１０−１側へ伝送される。

伝送された光信号は、光合分波器２２−１ａを通して光
受信部２３−１で電気的な制御信号ｖｂに変換され、映
像スイッチ２７−１を通して制御信号Ｖｄの形で映像モ
ニタ２１−１へ供給され、その映像モニタ２１−１で表
示される。これにより、監視局１０−１において、他の
監視局１０−ｎのＩＴＶカメラ２０−ｎの監視が行える
。

このように本実施例では、ＩＴＶカメラ２０−１〜２０
−ｎがそれぞれ設置された各監視局１０−１〜１０−ｎ
において、相互に各ＩＴＶカメラ２０−１〜２０−ｎの
映像監視及びそれらのＩＴＶカメラ制御が可能になる。

従ってテレビジョン会議システム等にも適用できる。

また、各監視局１０−１〜１０−ｎを１本の光ファイバ
１１−１〜１１−ｎでループ状に接続して２系統の光伝
送系を構成しているので、光ファイバ１１−１〜１１−
ｎの全長距離が短くなり、それによって光ファイバ設置
工事の簡略化と低コスト化が図れる。

第３図は本発明の第２の実施例を示すＩＴＶカメラ監視
・制御システムの構成ブロック図であり、第１図中の要
素と同一の要素には同一の符号が付されている。

このシステムが第１図のものと異なる点は、映像信号伝
送用のループと制御信号伝送用のループとを同方向にし
ている点のみである。このようにしても、第１の実施例
とほぼ同様の作用、効果が得られる。

ここで、第１図と第３図のシステムを比較してみる。

例えば、光ファイバ１１−１〜１１−〇がループの途中
で切断された場合、第１図のシステムでは制御信号と映
像信号の伝送ルートが逆方向であり、制御を行っても映
像が届かなかったり゛、映像が届いても制御ができない
だけであるが、第３図のシステムでは制御信号と映像信
号の伝送ルートが同方向であるため、制御及び映像の伝
送ができなくなる。

従ってこの場合には第１図のシステムの方が有利である
。

なお、本発明は図示の実施例に限定されず、各監視局１
０−１〜１０−ｎにおける回路構成を、例えば光合分波
器、光送信部及び光受信部を一体化する等、種々の変形
が可能である。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明によれば、各ＩＴＶ
カメラの設置場所を１本の光ファイバでループ状に接続
し、各ＩＴＶカメラの設置場所間を波長多重伝送方式に
より映像信号伝送ループと制御信号伝送ループの２つの
光伝送系で連結し、さらに各ｔＴＶカメラの設定場所に
映像スイッチ及び制御部を設けたので、各ＩＴＶカメラ
の設置場所から相互に各ＩＴＶカメラの映像監視及びＩ
ＴＶカメラ制御が可能になる。その上、光ファイバの全
長距離が短くなって、その光ファイバの設置工事の簡略
化及び低コスト化という効果も期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示すＩＴＶカメラ監視
・制御システムの構成ブロック図、第２図は従来のＩＴ
Ｖカメラ監視システムの構成ブロック図、第３図は本発
明の第２の実施例を示すＩＴＶカメラ監視・制御システ
ムの構成ブロック図である。 １０−１〜１０−ｎ・・・・・・監視局、１１−１〜１
１−ｎ・・・・・・１心光ファイバ、２０−１〜２Ｏ−
ｎ−−−−−−ＩＴＶカメラ５２１−１〜２ｌ−ｎ−・
−・・・映像モニタ、２２−１ａ　、　２２−１ｂ　〜
２２−ｎａ　。 ２２−ｎｂ−−−−−−光合分波器、２３−１〜２３−
ｎ、　２６−１〜２６−ｎ・・・・・・光受信部、２４
−１〜２４−ｎ、　２５−１〜２５−ｎ・・・・・・光
送信部、２７−１〜２７−ｎ・・・・・・映像スイッチ
、２８−１〜２８−ｎ・・・・・・制御部、２９−１〜
２９−ｎ・・・・・・制御パネル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、産業用テレビジョンカメラ、映像信号伝送用の光受
   信部と光送信部、及び制御信号伝送用の光受信部と光送
   信部がそれぞれ複数の設置場所に配置され、それらの各
   設置場所をループ状に１心光ファイバで接続して前記各
   設置場所間を光合分波器を用いた波長多重伝送方式によ
   り映像信号伝送と制御信号伝送を行う２系統のループを
   構成する光伝送系と、 前記各設置場所の映像信号伝送用の光受信部と光送信部
   の間に設けられ映像信号の伝送経路を切換える映像スイ
   ッチと、 前記各設置場所の制御信号伝送用の光受信部と光送信部
   の間に設けられ少なくとも前記映像スイッチ及び産業用
   テレビジョンカメラの動作を制御する機能を持った制御
   部とを、 備えたことを特徴とする産業用テレビジョンカメラ監視
   ・制御システム。 ２、前記映像スイッチは、 映像信号伝送用光送信部に、自局の産業用テレビジョン
   カメラ信号と映像信号伝送用光受信部の映像出力とを選
   択して送出する機能と、 自局の映像モニタに供給する映像信号を自局の産業用テ
   レビジョンカメラ信号と映像信号伝送用光受信部の映像
   出力により選択する機能とを、有する特許請求の範囲第
   １項記載の産業用テレビジョンカメラ監視・制御システ
   ム。 ３、前記制御部は、 外部からの操作に基づき、自局の映像スイッチ及び産業
   用テレビジョンカメラと、制御信号伝送用光送信部及び
   他局の制御部を介して他局の映像スイッチ及び産業用テ
   レビジョンカメラとを制御する機能と、 制御信号伝送用光受信部より供給される制御信号に基づ
   き、他局の操作信号に従って自局の映像スイッチ及び産
   業用テレビジョンカメラを制御すると共に、制御信号伝
   送用光受信部より供給される制御信号をそのまま制御信
   号伝送用光送信部に送出する機能とを、 有する特許請求の範囲第１項記載の産業用テレビジョン
   カメラ監視・制御システム。