JPS633134Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS633134Y2 JPS633134Y2 JP1979124772U JP12477279U JPS633134Y2 JP S633134 Y2 JPS633134 Y2 JP S633134Y2 JP 1979124772 U JP1979124772 U JP 1979124772U JP 12477279 U JP12477279 U JP 12477279U JP S633134 Y2 JPS633134 Y2 JP S633134Y2
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- Japan
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- core
- magnetic
- magnetic core
- saturation
- magnetic flux
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- Expired
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 10
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims description 6
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000990 Ni alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
- 229910000889 permalloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、磁気増巾器等に使用する可飽和リ
アクトルにおける可飽和インダクタンス素子用フ
エライトコアに関するものである。
アクトルにおける可飽和インダクタンス素子用フ
エライトコアに関するものである。
一般に、可飽和リアクトルは制御巻線を有して
おり、この巻線を流れる直流電流を可変すること
により可飽和鉄心(磁心)の飽和度を変えられる
ようになつている。
おり、この巻線を流れる直流電流を可変すること
により可飽和鉄心(磁心)の飽和度を変えられる
ようになつている。
すなわち、可飽和鉄心(磁心)は極くわずかの
起磁力NIが加わるとすぐ飽和し、飽和後は一定
の磁速密度Bを保つような磁化特性をもつ鉄心で
あつて、適当な熱処理を行つた鉄、ニツケル合
金、冷間圧延けい素鋼板などの材料、又はパーマ
ロイ、フエライトなどの材料がこのような特性を
もつている。そして、これは磁気増巾器、直流変
流器などの鉄心として用いられている。
起磁力NIが加わるとすぐ飽和し、飽和後は一定
の磁速密度Bを保つような磁化特性をもつ鉄心で
あつて、適当な熱処理を行つた鉄、ニツケル合
金、冷間圧延けい素鋼板などの材料、又はパーマ
ロイ、フエライトなどの材料がこのような特性を
もつている。そして、これは磁気増巾器、直流変
流器などの鉄心として用いられている。
そこで第2図に示すごとく、E型コアの場合、
中央磁脚の幅bは両側磁脚の幅aよりも広く、
2a=bなる形状に成形されており、第1図イの
ごとく極くわずかな起磁力NIが加わるとすぐ飽
和するが、実際には第1図ロに示すごとく拡大し
てみるならば、E型コアにおけるB−NI特性の
飽和点の起磁力NIを発生させるためにバイアス
巻線の巻数を多くする必要があり、かつ直流バイ
アス電流を大にする必要があつた。従つて、巻線
の作業性及び消費電力の点で問題があつた。
中央磁脚の幅bは両側磁脚の幅aよりも広く、
2a=bなる形状に成形されており、第1図イの
ごとく極くわずかな起磁力NIが加わるとすぐ飽
和するが、実際には第1図ロに示すごとく拡大し
てみるならば、E型コアにおけるB−NI特性の
飽和点の起磁力NIを発生させるためにバイアス
巻線の巻数を多くする必要があり、かつ直流バイ
アス電流を大にする必要があつた。従つて、巻線
の作業性及び消費電力の点で問題があつた。
又、上記E型コアにI型コアを組み合わせたも
のにおいては、外部からの磁路への干渉を受けた
り外部への磁速洩れを生じたりし易い問題があつ
た。
のにおいては、外部からの磁路への干渉を受けた
り外部への磁速洩れを生じたりし易い問題があつ
た。
この考案は上述した事情に基づいてなされたも
のであり、B−NI特性曲線の飽和点に達する入
力値を小さくするために直流バイアス電流のバイ
アス巻線を減少し、かつ磁心特性による形状を変
化させて磁心の飽和度を助長すると共に外部から
の磁路への干渉を少なくすることを目的とした可
飽和リアクトルにおける可飽和インダクタンス素
子用フエライトコアを提供するものである。
のであり、B−NI特性曲線の飽和点に達する入
力値を小さくするために直流バイアス電流のバイ
アス巻線を減少し、かつ磁心特性による形状を変
化させて磁心の飽和度を助長すると共に外部から
の磁路への干渉を少なくすることを目的とした可
飽和リアクトルにおける可飽和インダクタンス素
子用フエライトコアを提供するものである。
以下、この考案の原理を第3図ないし第4図を
参照して具体的に説明する。
参照して具体的に説明する。
第3図に示す如くトロイダル型磁心の一部に切
欠きを形成したものでは、一般にB(磁束密度)=
φ/S…(1)、φ=NI/R…(2)となり、R=R1+
R2+…+Ro…(3)で表される。ここでφは磁束、
Sは磁心の断面積、Rは磁気抵抗である。ここで
第3図の場合、Soはトロイダル磁心の太い断面
積、Sはトロイダル磁心の切欠いた細い側の断面
積、μは磁心の透磁率、loは磁心の太い側の磁路
長さ、lは磁心の切欠いた側の磁路長さとして磁
束密度Bの断面積Sにおける式をつくると上記(3)
式より全磁気抵抗は、 R=lo/μSo+l/μS=1/μ・Slo+Sol/S・So
…(4) また、上記(2)式より磁束は、 φ=μS・So/Slo+Sol・NI …(5) となる。
欠きを形成したものでは、一般にB(磁束密度)=
φ/S…(1)、φ=NI/R…(2)となり、R=R1+
R2+…+Ro…(3)で表される。ここでφは磁束、
Sは磁心の断面積、Rは磁気抵抗である。ここで
第3図の場合、Soはトロイダル磁心の太い断面
積、Sはトロイダル磁心の切欠いた細い側の断面
積、μは磁心の透磁率、loは磁心の太い側の磁路
長さ、lは磁心の切欠いた側の磁路長さとして磁
束密度Bの断面積Sにおける式をつくると上記(3)
式より全磁気抵抗は、 R=lo/μSo+l/μS=1/μ・Slo+Sol/S・So
…(4) また、上記(2)式より磁束は、 φ=μS・So/Slo+Sol・NI …(5) となる。
上記(1)式へ(5)式を代入し、断面積S部分の磁速
密度Bを求めると、 B=μSo/Slo+SolNI …(6) が得られる。
密度Bを求めると、 B=μSo/Slo+SolNI …(6) が得られる。
上記(6)式よりSの値が大きいと磁束密度Bは小
さくなり、逆にSの値が小さいと磁束密度Bは大
きくなることが判る。
さくなり、逆にSの値が小さいと磁束密度Bは大
きくなることが判る。
従つて、同一磁束密度Bを得るのにSの値が小
さい方が起磁力NIを小さくできることになり、
その原理はつぼ型コアにおいても同一である。
さい方が起磁力NIを小さくできることになり、
その原理はつぼ型コアにおいても同一である。
この考案は上述した点に着目したもので、少な
くとも1ケ所にリード線引き出し用の引き出し溝
を形成したつぼ型コアの中央磁脚の一部を切欠い
て、磁路の一部の断面積を小さくすることにより
従来の磁心に比較して小さな起時力NIで大きな
磁束密度Bを得たものである。換言すれば、第4
図に示したB−NI特性曲線のごとく、飽和状態
に達する立ち上がりを早くすることができるもの
である。
くとも1ケ所にリード線引き出し用の引き出し溝
を形成したつぼ型コアの中央磁脚の一部を切欠い
て、磁路の一部の断面積を小さくすることにより
従来の磁心に比較して小さな起時力NIで大きな
磁束密度Bを得たものである。換言すれば、第4
図に示したB−NI特性曲線のごとく、飽和状態
に達する立ち上がりを早くすることができるもの
である。
このことは、入力(起磁力NI)が小さくても
すぐ飽和現象を呈し、かつ小さな入力を大きく増
巾できることを意味している。
すぐ飽和現象を呈し、かつ小さな入力を大きく増
巾できることを意味している。
次に、この考案の実施例を第5図、第6図を用
いて具体的に説明する。
いて具体的に説明する。
第5図イないし第6図イに示すP型、Q型等の
つぼ型コア等、いわゆる閉磁路磁心において、従
来の少なくとも1ケ所にリード線引き出し用の引
き出し溝を形成したつぼ型コアの中央磁脚部1,
3に第5図ロ及び第6図ロのごとく小径部1a,
3aが形成され、上記中央磁脚部1,3はこれと
連設される小径部1a,3aより長尺に形成され
ている。従つて、上記した原理により飽和状態へ
の立ち上がりを早くすることができ、また、この
小径部の形状により、B−NI特性曲線の飽和状
態に達する立ち上がりを適宜設定できるものであ
る。
つぼ型コア等、いわゆる閉磁路磁心において、従
来の少なくとも1ケ所にリード線引き出し用の引
き出し溝を形成したつぼ型コアの中央磁脚部1,
3に第5図ロ及び第6図ロのごとく小径部1a,
3aが形成され、上記中央磁脚部1,3はこれと
連設される小径部1a,3aより長尺に形成され
ている。従つて、上記した原理により飽和状態へ
の立ち上がりを早くすることができ、また、この
小径部の形状により、B−NI特性曲線の飽和状
態に達する立ち上がりを適宜設定できるものであ
る。
以上詳述したように、この考案による可飽和イ
ンダクタンス素子用フエライトコアは、複雑な制
御回路や制御装置を必要とすることなく、容易に
特性の調整を行い得ると共に、外部からの磁路へ
の干渉を受けたり、外部への磁束漏れを生じたり
しない等の効果を奏する。
ンダクタンス素子用フエライトコアは、複雑な制
御回路や制御装置を必要とすることなく、容易に
特性の調整を行い得ると共に、外部からの磁路へ
の干渉を受けたり、外部への磁束漏れを生じたり
しない等の効果を奏する。
第1図イ,ロは一般の磁心におけるB−NI特
性曲線図、第2図は従来のE型コアを示す説明
図、第3図はこの考案による磁心の原理を示す説
明図、第4図は従来品と本考案のB−NI特性曲
線図、第5図イ及び第6図イは従来品を示す斜視
図、第5図はロ及び第6図ロは従来品をこの考案
による原理に基づいて改造した実施例の斜視図で
ある。
性曲線図、第2図は従来のE型コアを示す説明
図、第3図はこの考案による磁心の原理を示す説
明図、第4図は従来品と本考案のB−NI特性曲
線図、第5図イ及び第6図イは従来品を示す斜視
図、第5図はロ及び第6図ロは従来品をこの考案
による原理に基づいて改造した実施例の斜視図で
ある。
Claims (1)
- 少なくとも1ケ所にリード線引き出し用の引き
出し溝を形成したつぼ型コアと別個の磁心を組み
合わせてなる閉磁路磁心であつて、この磁心に入
力側、出力側の2種の巻線を施し、入力側の直流
電流によつてコアの交番磁束の飽和時期を制御す
るリアクトルにおいて、上記コアの円柱状の中央
磁脚部をこれと連設される小径部より長尺に形成
したことを特徴とする可飽和インダクタンス素子
用フエライトコア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979124772U JPS633134Y2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979124772U JPS633134Y2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5643138U JPS5643138U (ja) | 1981-04-20 |
JPS633134Y2 true JPS633134Y2 (ja) | 1988-01-26 |
Family
ID=29356657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979124772U Expired JPS633134Y2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS633134Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642327Y2 (ja) * | 1984-01-07 | 1994-11-02 | 富士電気化学株式会社 | 鉄共振トランス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5160954A (ja) * | 1974-11-22 | 1976-05-27 | Nichicon Capacitor Ltd | Kahenriakutoru |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5516457Y2 (ja) * | 1974-12-26 | 1980-04-17 |
-
1979
- 1979-09-10 JP JP1979124772U patent/JPS633134Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5160954A (ja) * | 1974-11-22 | 1976-05-27 | Nichicon Capacitor Ltd | Kahenriakutoru |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5643138U (ja) | 1981-04-20 |
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