JPS6331326Y2 - - Google Patents

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JPS6331326Y2
JPS6331326Y2 JP17748782U JP17748782U JPS6331326Y2 JP S6331326 Y2 JPS6331326 Y2 JP S6331326Y2 JP 17748782 U JP17748782 U JP 17748782U JP 17748782 U JP17748782 U JP 17748782U JP S6331326 Y2 JPS6331326 Y2 JP S6331326Y2
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JP
Japan
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knob
shaft
knob shaft
cam
timer
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JP17748782U
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  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は摘みを回動させることによつてカム
を回動させこれにより一定時間の時限設定を行な
うようにしたタイマに関するものである。
従来のタイマにおいては、時計機構とカムとを
連結する為の歯輪列のうちの一つの歯車に摘み軸
を差着して両者を固着し所望の摘み操作を行ない
得れるようにしていることは周知のことである。
かかる場合上記歯車と摘み軸との固着作業に手間
がかかり、それだけタイマのコストを向上させる
問題点があつた。これを解決する為に歯車と摘み
軸とをプラスチツク材(本明細書においては塑性
成形手段を用いて成形できるものをプラスチツク
材料と呼ぶ)で一体成形することも試みられてい
るが、円盤状の薄い歯車と棒状の摘み軸(大きな
回転モ−メントに耐えるべき摘み軸)とを一体に
成形するには成形時にひけが発生して、両者の関
係位置を正確に形成することは非常に困難を伴な
う問題点があつた。
そこで本考案は摘み軸を補強して丈夫にするは
勿論のこと、上記のひけの問題も予め防止し得る
構造の摘み軸を提供することによつて、対応歯車
と摘み軸との一体成形を可能ならしめる構造を有
するタイマを提供しようとするものである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。1は凹状に形成されたケ−ス本体、2は蓋体
で、これらは相互に合着されてタイマの基枠を構
成している。尚3は嵌合部、4は嵌合片で、これ
らの嵌合によつて本体1と蓋体2とが一体化され
るようになつている。5,6は夫々止付片で、
夫々透孔7が穿設されており、第2図に示される
如く止付用のねじ棒9でもつてタイマが使用され
る装置の基板8に取付け得るようになつててい
る。次に上記基枠内に備えられた部材について説
明する。10は主軸で、基枠に対し周知の如く回
動自在に備えられている。11は主軸10に回動
自在に周設したカムで、その一部には周知の如く
作動用の凹部12や嵌合孔13が設けられてい
る。15は主軸10と一体に形成された1番歯車
で、周囲には周知の如く歯を備え、中間部には成
型時のひけ防止用の凹部15aや凸部15bが形
成されている。16は周知の減速用の複数の歯車
を示す。上記1番歯車15及び歯車16は周知の
歯輪列17を形成している。18は1番歯車15
と一体に形成された駆動片で、前記嵌合孔13内
に位置している。19は時計機構として例示する
タイマモ−タで、周知の如く交流電流が供給され
ることによつて一定の速度で回動し得るようにな
つており、又そのモ−タ軸は前記歯輪列17に連
結している。次に20は従動部材を示す。これに
おいて21は従動片で、本体1と一体形成の軸片
22に対して周知の如く回動自在に装着してあ
り、その自由端は前記カム11の外周面に当接し
ている。23は周知の接点板で、その基部はケ−
ス本体1に固定してあり又先部には周知の接点2
4を備えている。次に26は摘み軸で、プラスチ
ツク材料(例えばジユラコン)を型成形すること
によつて前記主軸10及び1番歯車15と同軸状
態でしかも一体に形成されている。27,28,
29は夫々摘み軸26と一体に形成された回り止
め用のリブを示す。これらのリブは第4図に明示
される如く、リブ27の幅寸法Aとリブ28,2
9の幅寸法Bとを相互に異ならしめてあり、又リ
ブ28における放射方向の張出寸法Cとリブ29
における放射方向の張出寸法Dとは相互に異なら
しめてある。リブ29において、29aは元部、
29bは欠如部、29cは係合部を夫々示す。尚
本例においては欠如部29bを形成することによ
つて係合部29cを形成してあるが、その構造は
異ならしめてもよい。即ち例えば元部29aと同
じ幅で同じ張出寸法のものを係合部29cが設け
られている点まで延長し、その延長されたものか
ら摘み軸26の放射方向(半径方向)に向けて張
出状に係合部を形成してもよい。次に31は摘み
で、合成樹脂材料を型成型することによつて製造
されている。この摘み31において、32は嵌合
穴で、前記摘み軸26がガタつきなく差込まれ得
る寸法に形成してある。33,34,35は夫々
リブ差込孔を示し、これらは前記各リブ27,2
8,29がガタつきなく差込み得るようそれらの
リブの幅寸法及び張出寸法に対応した大きさに形
成されている。36,36はスリツトで、前記リ
ブ差込孔35に通ずるように形成されており、そ
の結果、リブ差込孔35に対して摘み軸26とは
反対となる側に腕部35aが形成されている。3
5bは係合部で、腕部35aの先端部に備えられ
ており、前記リブ29における係合部29cと係
合し得るようになつている。尚37は凹部で摘み
31を成形する時のひけ防止用に形成されたもの
である。38は摘み31におけるダイヤル部で、
周知の如く時間目盛(又は指標)が表記されてお
り、基板8に形成される凹部39に存置されて基
板8に表記される指標(又は時間目盛)との間で
タイマの動作時限を表示するようになつている。
一方ケ−ス本体1に取付けられた周知の部材にお
いて、40は接続端子で、前記タイマモ−タ19
或いは接点板23に夫々接続している。41は本
体1と一体形成の支持柱でその先端にはベル42
が取付けられている。又このベル42は前記従動
片21に連繁する打子によつて打撃されるように
周知の如く構成してある。
上記構成のタイマにあつて、摘み軸26に対し
て摘み31を取付ける場合には、摘み軸26に付
設された各リブ27,28,29が前記のような
寸法関係に形成されており、又摘み31における
リブ差込孔33,34,35も前記のようなリブ
に対応する寸法に形成されている為、摘み31は
摘み軸26に対して回動方向の位置を正確に対応
させた状態でのみ装着することができる。即ち寸
法Aと寸法Bとに差があることによつて摘み31
は90゜の角度での差し間違いを防止することがで
き、又寸法Cと寸法Dとに差があることによつて
摘み31は180゜の角度での差し間違いも防止する
ことができる。これによつて正しい状態に摘み3
1を装着することができる。又この装着の場合、
摘み31を摘み軸26の先端に被せつけた状態で
その軸26の軸線方向へ押し付けることにより、
腕部35aが弾力的に第3図において左方へ曲が
つて係合部35bが係合部29cの進入軌跡から
退避し、その後摘み31が更に押し込まれること
によつて、腕部35aの弾力性により係合部35
bは第3図に示される如く係合部29cと係合す
る位置まで復帰する。
次に上記構成のタイマの使用に当つては、周知
の如く摘み31を操作して摘み軸26を回し、上
記時間目盛及び指標を利用して所定の時限をセツ
トする。この操作によりカム11も対応位置まで
回され、接点24相互が接触する。次に図示外の
スイツチを入れることによりタイマモ−タ19が
作動し、その回動力は歯輪列17及び駆動片18
を介してカム11に伝えられそのカム11が回動
(上記手動操作方向とは反対方向。尚同方向の機
種もある。)する。やがて上記設定時間が経過す
ると従動片21は凹部12に落ち込み、接点板2
3は自体の弾力性により復帰して接点24相互は
離反する。又構造は図示しないが連繁機構を介し
て上記従動片21に対して打子が連繁作動し、ベ
ル42が打撃されて報知音を発する。
次に、上記摘み軸26を一体形成する歯車は、
上記1番歯車に限ることはなく歯輪列17中の他
の歯車であつてもよい。また回り止め用のリブ
は、摘み軸26の軸心に対し対称な状態でより多
数個を形成具備させてもよい。
以上のようにこの考案にあつては、タイマの基
枠には、時計機構19を備えさせると共に、従動
部材20を一定時限でもつて作動させるように構
成したカム11を回動自在に具備させ、更に上記
時計機構19と上記カム11とは歯輪列17でも
つて連結し、更に、上記歯輪列17における一つ
の歯車15はその軸心に摘み軸26を備えさせる
と共に該歯車15と摘み軸26とはプラスチツク
材料でもつて一体に形成してあり、更に上記摘み
軸26の一端には、軸方向への差込みを可能に嵌
合穴32を有する摘み31を、該摘み軸の一端に
嵌着状取付け、該摘み31を時限設定方向へ回動
させることによつてカム11を一方向へ回動さ
せ、その後は時計機構19でもつて上記カム11
を回動させるようにしてあるから、 (イ) 上記摘み31を適当な回転角だけ回して通常
のタイマと同様に時限設定を行ない、その後は
時計機構19によつてカム11を回動させて従
動部材20を作動させるというタイマ作用を利
用することのできる実用効果がある。
その上本考案においては前記の構成に加えて、
上記摘み軸26の周囲には複数の回り止用のリブ
27,28,29を軸心を対称とする位置に夫々
具備させ、しかも上記の各リブ27,28,29
は放射方向の張出し寸法又はその幅寸法において
相互に寸法を異ならしめてある一方、上記の摘み
31における嵌合穴32の周囲には、該嵌合穴3
2に摘み軸26の軸端を差込んだ状態において
夫々回り止用のリブの各差込みを可能に対応リブ
差込孔33,34,35を具備させ、更に上記リ
ブにおける少なくとも一箇所においては係合部2
9cを形成具備させる一方、上記リブ差込孔35
において上記係合部29cに対応する部分には、
上記嵌合穴32に摘み軸26の軸端を差込んだ状
態において上記係合部29cの係合を可能にする
対応係合部35bを具備させているから、上記(イ)
の効果を有するその上に、 (ロ) 摘み軸26と歯車15とは一体でしかもプラ
スチツク材料形成であるから軽く且つ歯車15
における噛合音を低くすることができ、その上
一体成形であるから製造コストも安くなり、ひ
いてはタイマの価格を低下させて安価に提供す
ることのできる優れた構造上の効果がある。
(ハ) その上、摘み軸26の周囲には軸心を対称と
して回り止用のリブ27,28,29を放射方
向へ夫々延びた状態で具備させるものであるか
ら、上記摘み軸26が機械的強度の弱いプラス
チツク材料であつても強度的に強くすることが
できるは勿論のこと、成形時に生じるひけに基
づく摘み軸の曲がりが予め防止できて、良質の
もの(真つすぐの軸)となる画期的特長があ
る。このことは成形方法を極めて容易にして成
形価格を安くする上に効果がある。
(ニ) 更に本考案は上記の如く軸心対称に回り止用
リブ27,28,29を複数取付けたものであ
つても、それらのリブ27,28,29は幅方
向寸法或いは径方向の張出し寸法を相互に異な
らしめて、摘み31と軸26との回転方向の位
置関係が間違つた状態で差込まれないように創
意したものであるから、当然組立時ないしは修
理をして再組立する時に軸26に対応する摘み
31の回転方向位置関係を誤るようなことはな
く、組立後において摘み31とカム11との回
転角対応関係の誤りによる事故を誘発する等の
危険を予め防止できる特長がある。
(ホ) 更に本考案にあつては、上記のリブの一部を
独立させて係合部29cとしこれを摘み側の対
応係合部35bに係合可能に構成するものであ
るから、組立てた後においては軸心に対して摘
みは容易に抜け難くなる特長もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は分
解斜視図、第2図及び第3図は取付状態を示す一
部破断図、第4図は摘み軸の平面図、第5図は
−線断面図(摘み軸は平面を示した)、第6図
は−線断面図。 11……カム、19……時計機構、17……歯
輪列、26……摘み軸、27,28,29……リ
ブ、31……摘み、32……嵌合穴、33,3
4,35……リブ差込孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイマの基枠には、時計機構を備えさせると共
    に、従動部材を一定時限でもつて作動させるよう
    に構成したカムを回動自在に具備させ、更に上記
    時計機構と上記カムとは歯輪列でもつて連結し、
    更に、上記歯輪列における一つの歯車は、その軸
    心に摘み軸を備えさせると共に該歯車と摘み軸と
    はプラスチツク材料でもつて一体に形成してあ
    り、更に上記摘み軸の一端には、軸方向への差込
    みを可能に嵌合穴を有する摘みを、該摘み軸の一
    端に嵌着状取付け、該摘みを時限設定方向へ回動
    させることによつてカムを一方向へ回動させ、そ
    の後は時計機構でもつて上記カムを回動させるよ
    うにしてあるタイマにおいて、上記摘み軸の周囲
    には複数の回り止用のリブを軸心を対称とする位
    置に夫々具備させ、しかも上記の各リブは放射方
    向の張出し寸法又はその幅寸法において相互に寸
    法を異ならしめてある一方、上記の摘みにおける
    嵌合穴の周囲には、該嵌合穴に摘み軸の軸端を差
    込んだ状態において夫々回り止用のリブの各差込
    みを可能に対応リブ差込孔を具備させ、更に上記
    リブにおける少なくとも一箇所においては係合部
    を形成具備させる一方、上記リブ差込孔において
    上記係合部に対応する部分には、上記嵌合穴に摘
    み軸の軸端を差込んだ状態において上記係合部の
    係合を可能にする対応係合部を具備させたことを
    特徴とするタイマ。
JP17748782U 1982-11-24 1982-11-24 タイマ Granted JPS5980948U (ja)

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JP17748782U JPS5980948U (ja) 1982-11-24 1982-11-24 タイマ

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JPS5980948U JPS5980948U (ja) 1984-05-31
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JP17748782U Granted JPS5980948U (ja) 1982-11-24 1982-11-24 タイマ

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JP7490380B2 (ja) * 2020-02-12 2024-05-27 ホシデン株式会社 操作レバーの連結構造体及びこれを備えた入力装置

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JPS5980948U (ja) 1984-05-31

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