JPS6326900Y2 - - Google Patents
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- JPS6326900Y2 JPS6326900Y2 JP6763482U JP6763482U JPS6326900Y2 JP S6326900 Y2 JPS6326900 Y2 JP S6326900Y2 JP 6763482 U JP6763482 U JP 6763482U JP 6763482 U JP6763482 U JP 6763482U JP S6326900 Y2 JPS6326900 Y2 JP S6326900Y2
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- cam
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Toys (AREA)
- Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、カムの回動によりそれに従動させ
たスイツチを作動させると共に、主軸の押引操作
によつてもそれに従動させたスイツチを作動させ
得るようにしているタイムスイツチに関するもの
である。
たスイツチを作動させると共に、主軸の押引操作
によつてもそれに従動させたスイツチを作動させ
得るようにしているタイムスイツチに関するもの
である。
そしてその目的とするところは、カムを安定回
動させ得て時限精度を高め得ると共に形態の小嵩
化も図り得るようにした構造のタイムスイツチを
得供することである。
動させ得て時限精度を高め得ると共に形態の小嵩
化も図り得るようにした構造のタイムスイツチを
得供することである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。1はタイマのケースで、相互に離間されて相
対向状に並設された第1地板2、第2地板3及び
カバー4により構成されている。これらの第1、
第2地板2,3はプラスチツク等の合成樹脂材料
によつて成形されている。上記第1地板2におい
て、5は軸孔5aを有する軸受部である。また上
記第2地板3において、6は後述の時限用カムの
中空部と対向する部分をその中空部内に臨むよう
に突設された突設部で、上記軸孔5aの軸線を中
心とする円筒状に形成されている。この突設部6
の外周面には第4図、第5図に示すように周囲を
等分する位置に逃がし凹部7が夫々形成され、外
周面の一部でもつて時限用カムにおける中空部の
内周面を支持し得るようになつている。8は上記
突設部6の反対面を凹陥させて形成された中空部
である。9は軸孔9aを有する軸受部、10は軸
孔9aを中心とする放射方向の案内窓、11は挿
通窓である。次に、12は上記軸孔5a,9aに
正逆回動及び軸線方向への押引を自在に挿通され
た主軸で、一端には時限表示用の指針や手動操作
用の摘み(共に図示省略)が付設されている。こ
の主軸12において上記第2地板3から突出する
端部にはスイツチ駆動部13が設けられ、このス
イツチ駆動部13が第3、4、6図に示すように
上記中空部8内に配設されている。上記スイツチ
駆動部13は主軸12の端部に形成された主軸1
2と同径の太径部14aと、主軸12の端部近く
に形成された細径部14bと、これらの太径部1
4aと細径部14bとの境に形成されたテーパー
部15とで構成してあるが、これは主軸12に別
部材を取付けて構成したり、主軸12にこれより
太い太径部を形成して構成しても良い。16は上
記主軸12に止着された伝動ピンで、主軸12か
らその半径方向に向けて突設されている。17は
上記軸受部5に対し遊転自在に装着された一番車
で、合成樹脂材料によつて成形されている。尚こ
の一番車17は主軸12に直線遊転自在に装着し
ても良い。この一番車17は第2地板3に取付け
られた時計機構Aのタイマーモータ18に歯輪列
20及び一方向クラツチ機構21を介して連繋さ
れ、タイマーモータ18の回動が大きく減速され
て伝達されるようになつている。上記一番車17
において上記伝動ピン16と対向する一面からは
伝動体22,22と感触部材23,23とが夫々
上記伝動ピン16に向けて突設(夫々一番車17
と一体形成)されている。これらの伝動体22と
感触部材23には夫々上記主軸12の軸線と平行
でしかも先端側が開口する溝22a,23aが形
成され、これらの溝22a,23a内に伝動ピン
16が嵌入されている。上記感触部材23におけ
る溝23aの内面には、上記主軸12を第6図に
示す押位置及び第4図に示す引位置に位置させた
ときに夫々上記伝動ピン16が位置する部分に、
夫々伝動ピン16が嵌合し得るようにした凹部2
4,25が形成され、またこれらの両凹部24,
25以外の部分の溝23aの内面間は上記伝動ピ
ン16の径よりも狭幅に形成され、この部分にお
いては感触部材23を構成する合成樹脂材料の弾
力性によつて伝動ピン16を弾力的に狭み得るよ
うになつている。なお上記凹部24,25は溝2
3aの内面の片面のみに形成しても良い。上記伝
動体22における溝22aは上記主軸12を押引
する過程において常に上記伝動ピン16をその溝
内に位置させ得る長さに形成され、また伝動体2
2は主軸12と一番車17との間において回動力
を確実に伝達し得るような硬さに構成されてい
る。上記一番車17の側面には後述の反転用カム
を支える為の環状の支承片26が一体に形成され
ており、またその内周面には前記伝動体22が固
着(一体成形)されている。次に、27は中空の
円筒状のカムで、複数のカム要素28aによつて
多層状に形成された時限用カム28とこれと一体
に形成されたクイツクカム29とから構成されて
いる。上記カム要素28aの外周面には周知の如
く後述の時限用スイツチを制御する為の凹凸が形
成され、クイツクカム29の外周面には周知の如
く上記時限用カム28の凹凸と対応させた多数の
持上斜面29a及び滑り斜面29bが形成されて
いる。上記カム27において上記第1地板2と対
向する側にはリム部材30が固着され、このリム
部材30は主軸12に回転可能に嵌合されたボス
部材31に固着されている。またカム27におい
て上記第2地板3と対向する側には中空部32が
形成され、この中空部32内に第2地板3の上記
突設部6が突出され、その突設部6の外周面によ
つてカム27における中空部32の内周面が支持
されている。上記ボス部材31には主軸12の軸
線方向の溝によつて係合凹部33が形成され、こ
の係合凹部33内に上記伝動ピン16が嵌入され
ている。この係合凹部33によるボス部材31と
伝動ピン16との連繋状態は、時限用カム28を
クイツク送りし得るように主軸12の回動方向に
周知の知く僅かな遊びをもつた状態にしてある。
次に、34は上記一番車17の支承片26によつ
て回動自在に支承された反転用カムで、上記カム
27と支承片26間に位置決めされている。この
反転用カム34は複数のカム要素34aによつて
多層状に構成され、これらのカム要素34aのカ
ム面には第7図に示すように後述の反転用スイツ
チを制御する為の凹凸が段部35を境にして形成
されている。これらの段部35の形状は、反転用
カム34が逆回転(第7図において右回転)した
ときに後述の反転用スイツチの従動部先端が段部
35を係止して反転用カム34の逆回転を停止さ
せ得るように形成されている。36は上記反転用
カム34と一体に形成された回動歯車で、上記歯
輪列20のうちの中間の歯車に噛合され、上記タ
イマーモータ18によつて時限用カム28よりも
著しく速く(例えば時限用カム28の速さに比べ
て60倍の速さ)回転されるようになつている。3
7はスイツチで、時限用スイツチ38と反転用ス
イツチ39とで構成され、夫々上記時限用カム2
8と反転用カム34に従動するように配設されて
いる。このスイツチ37において、40は第1地
板2に取付けられた接点台で、絶縁材料によつて
形成されている。41,42,43は夫々元部が
接点台40に取付けられた接点板で、何れも良好
な弾力性を有する接点ばね材料にて構成されてい
る。これらの接点板41〜43の自由端近くには
周知の如く接点玉41a〜43aが付設され、そ
れらの相互間に接離可能な接点が構成されてい
る。44は接点板42に取付けられた従動片で、
時限用カム28や反転用カム34のカム面に向け
て突出する従動部を構成し、この従動片44の先
端は上記カム面に弾力的に当接されている。この
従動片44のうち反転用スイツチ39の従動片4
4の先端は、反転用カム34が逆回転したときに
従動片44の先端が上記反転用カム34の段部3
5を係止して反転用カム34の逆回転を停止させ
得る形状に構成されている。尚上記従動部は接点
板42の一部で直接構成しても良い。45は接点
板43に取付けられた間隔保持片である。次に、
46は第2地板3に枢着されたクイツクレバー
で、付整ばね47によつて矢印48方向へ付勢さ
れ、その先端部は第2地板3の挿通窓11を通し
て上記クイツクカム29の外周面に弾力的に当接
するように位置されている。49は第2地板3に
枢着された持上レバーで、上記付勢ばね47によ
つて矢印50方向へ付勢され、その先端部は、特
公昭55−10942号公報等にも示されているように、
上記クイツクレバー46がクイツクカム29にお
ける凹部の最下部よりも上方へ持上げられたとき
にこのクイツクレバー46が上記最下部へ復帰す
るのを阻止し得るように位置されると共にその形
状が設定されている。また持上レバー49の中間
部は上記第2地板3の中空部8内において主軸1
2のスイツチ駆動部13に当接され、主軸12の
押引によつて持上レバー49が上記クイツクレバ
ー46を持上げる持上位置とクイツクレバー46
を持上げない非持上位置とに揺動されるように構
成されている、次に、51は第2地板3の案内窓
10や案内部52に案内されて主軸12の半径方
向へ進退動可能に装着されたスイツチ動作部材
で、その先端側の押当部53,54は時限用スイ
ツチ38の接点板41,42に押当可能に配置さ
れ、その元部側の当接部55は第2地板3の中空
部8内において主軸12のスイツチ駆動部13に
当接可能に配置されている。この当接部55は主
軸12の押引によつてスイツチ動作部材51が進
退動されるように斜面に形成されている。
る。1はタイマのケースで、相互に離間されて相
対向状に並設された第1地板2、第2地板3及び
カバー4により構成されている。これらの第1、
第2地板2,3はプラスチツク等の合成樹脂材料
によつて成形されている。上記第1地板2におい
て、5は軸孔5aを有する軸受部である。また上
記第2地板3において、6は後述の時限用カムの
中空部と対向する部分をその中空部内に臨むよう
に突設された突設部で、上記軸孔5aの軸線を中
心とする円筒状に形成されている。この突設部6
の外周面には第4図、第5図に示すように周囲を
等分する位置に逃がし凹部7が夫々形成され、外
周面の一部でもつて時限用カムにおける中空部の
内周面を支持し得るようになつている。8は上記
突設部6の反対面を凹陥させて形成された中空部
である。9は軸孔9aを有する軸受部、10は軸
孔9aを中心とする放射方向の案内窓、11は挿
通窓である。次に、12は上記軸孔5a,9aに
正逆回動及び軸線方向への押引を自在に挿通され
た主軸で、一端には時限表示用の指針や手動操作
用の摘み(共に図示省略)が付設されている。こ
の主軸12において上記第2地板3から突出する
端部にはスイツチ駆動部13が設けられ、このス
イツチ駆動部13が第3、4、6図に示すように
上記中空部8内に配設されている。上記スイツチ
駆動部13は主軸12の端部に形成された主軸1
2と同径の太径部14aと、主軸12の端部近く
に形成された細径部14bと、これらの太径部1
4aと細径部14bとの境に形成されたテーパー
部15とで構成してあるが、これは主軸12に別
部材を取付けて構成したり、主軸12にこれより
太い太径部を形成して構成しても良い。16は上
記主軸12に止着された伝動ピンで、主軸12か
らその半径方向に向けて突設されている。17は
上記軸受部5に対し遊転自在に装着された一番車
で、合成樹脂材料によつて成形されている。尚こ
の一番車17は主軸12に直線遊転自在に装着し
ても良い。この一番車17は第2地板3に取付け
られた時計機構Aのタイマーモータ18に歯輪列
20及び一方向クラツチ機構21を介して連繋さ
れ、タイマーモータ18の回動が大きく減速され
て伝達されるようになつている。上記一番車17
において上記伝動ピン16と対向する一面からは
伝動体22,22と感触部材23,23とが夫々
上記伝動ピン16に向けて突設(夫々一番車17
と一体形成)されている。これらの伝動体22と
感触部材23には夫々上記主軸12の軸線と平行
でしかも先端側が開口する溝22a,23aが形
成され、これらの溝22a,23a内に伝動ピン
16が嵌入されている。上記感触部材23におけ
る溝23aの内面には、上記主軸12を第6図に
示す押位置及び第4図に示す引位置に位置させた
ときに夫々上記伝動ピン16が位置する部分に、
夫々伝動ピン16が嵌合し得るようにした凹部2
4,25が形成され、またこれらの両凹部24,
25以外の部分の溝23aの内面間は上記伝動ピ
ン16の径よりも狭幅に形成され、この部分にお
いては感触部材23を構成する合成樹脂材料の弾
力性によつて伝動ピン16を弾力的に狭み得るよ
うになつている。なお上記凹部24,25は溝2
3aの内面の片面のみに形成しても良い。上記伝
動体22における溝22aは上記主軸12を押引
する過程において常に上記伝動ピン16をその溝
内に位置させ得る長さに形成され、また伝動体2
2は主軸12と一番車17との間において回動力
を確実に伝達し得るような硬さに構成されてい
る。上記一番車17の側面には後述の反転用カム
を支える為の環状の支承片26が一体に形成され
ており、またその内周面には前記伝動体22が固
着(一体成形)されている。次に、27は中空の
円筒状のカムで、複数のカム要素28aによつて
多層状に形成された時限用カム28とこれと一体
に形成されたクイツクカム29とから構成されて
いる。上記カム要素28aの外周面には周知の如
く後述の時限用スイツチを制御する為の凹凸が形
成され、クイツクカム29の外周面には周知の如
く上記時限用カム28の凹凸と対応させた多数の
持上斜面29a及び滑り斜面29bが形成されて
いる。上記カム27において上記第1地板2と対
向する側にはリム部材30が固着され、このリム
部材30は主軸12に回転可能に嵌合されたボス
部材31に固着されている。またカム27におい
て上記第2地板3と対向する側には中空部32が
形成され、この中空部32内に第2地板3の上記
突設部6が突出され、その突設部6の外周面によ
つてカム27における中空部32の内周面が支持
されている。上記ボス部材31には主軸12の軸
線方向の溝によつて係合凹部33が形成され、こ
の係合凹部33内に上記伝動ピン16が嵌入され
ている。この係合凹部33によるボス部材31と
伝動ピン16との連繋状態は、時限用カム28を
クイツク送りし得るように主軸12の回動方向に
周知の知く僅かな遊びをもつた状態にしてある。
次に、34は上記一番車17の支承片26によつ
て回動自在に支承された反転用カムで、上記カム
27と支承片26間に位置決めされている。この
反転用カム34は複数のカム要素34aによつて
多層状に構成され、これらのカム要素34aのカ
ム面には第7図に示すように後述の反転用スイツ
チを制御する為の凹凸が段部35を境にして形成
されている。これらの段部35の形状は、反転用
カム34が逆回転(第7図において右回転)した
ときに後述の反転用スイツチの従動部先端が段部
35を係止して反転用カム34の逆回転を停止さ
せ得るように形成されている。36は上記反転用
カム34と一体に形成された回動歯車で、上記歯
輪列20のうちの中間の歯車に噛合され、上記タ
イマーモータ18によつて時限用カム28よりも
著しく速く(例えば時限用カム28の速さに比べ
て60倍の速さ)回転されるようになつている。3
7はスイツチで、時限用スイツチ38と反転用ス
イツチ39とで構成され、夫々上記時限用カム2
8と反転用カム34に従動するように配設されて
いる。このスイツチ37において、40は第1地
板2に取付けられた接点台で、絶縁材料によつて
形成されている。41,42,43は夫々元部が
接点台40に取付けられた接点板で、何れも良好
な弾力性を有する接点ばね材料にて構成されてい
る。これらの接点板41〜43の自由端近くには
周知の如く接点玉41a〜43aが付設され、そ
れらの相互間に接離可能な接点が構成されてい
る。44は接点板42に取付けられた従動片で、
時限用カム28や反転用カム34のカム面に向け
て突出する従動部を構成し、この従動片44の先
端は上記カム面に弾力的に当接されている。この
従動片44のうち反転用スイツチ39の従動片4
4の先端は、反転用カム34が逆回転したときに
従動片44の先端が上記反転用カム34の段部3
5を係止して反転用カム34の逆回転を停止させ
得る形状に構成されている。尚上記従動部は接点
板42の一部で直接構成しても良い。45は接点
板43に取付けられた間隔保持片である。次に、
46は第2地板3に枢着されたクイツクレバー
で、付整ばね47によつて矢印48方向へ付勢さ
れ、その先端部は第2地板3の挿通窓11を通し
て上記クイツクカム29の外周面に弾力的に当接
するように位置されている。49は第2地板3に
枢着された持上レバーで、上記付勢ばね47によ
つて矢印50方向へ付勢され、その先端部は、特
公昭55−10942号公報等にも示されているように、
上記クイツクレバー46がクイツクカム29にお
ける凹部の最下部よりも上方へ持上げられたとき
にこのクイツクレバー46が上記最下部へ復帰す
るのを阻止し得るように位置されると共にその形
状が設定されている。また持上レバー49の中間
部は上記第2地板3の中空部8内において主軸1
2のスイツチ駆動部13に当接され、主軸12の
押引によつて持上レバー49が上記クイツクレバ
ー46を持上げる持上位置とクイツクレバー46
を持上げない非持上位置とに揺動されるように構
成されている、次に、51は第2地板3の案内窓
10や案内部52に案内されて主軸12の半径方
向へ進退動可能に装着されたスイツチ動作部材
で、その先端側の押当部53,54は時限用スイ
ツチ38の接点板41,42に押当可能に配置さ
れ、その元部側の当接部55は第2地板3の中空
部8内において主軸12のスイツチ駆動部13に
当接可能に配置されている。この当接部55は主
軸12の押引によつてスイツチ動作部材51が進
退動されるように斜面に形成されている。
次に上記構成のものの動作について説明する。
先ず、タイマーの時限設定を行う場合には、主軸
12を第4図に示す引位置から第6図に示す押位
置へ押し込む。このように主軸12を引位置から
押位置へ押操作する場合(あるいはその逆方向へ
引操作する場合)、伝動ピン16は感触部材23
の溝23aを感触部材23の弾性力に抗して押し
開げて凹部24又は25に「パチン」と嵌まり込
み、その感触が主軸12を操作する者の手に伝わ
り、これにより主軸12の操作者は上記主軸12
の位置の切替わりを明瞭に知ることができ、また
主軸12は伝動ピン16が凹部24又は25に嵌
合することによつてその切替わつた位置に確実に
保持される。また上記感触部材23は主軸12の
回転を一番車17に伝える為の伝動体22とは別
置されているので、感触部材23の弾力の大きさ
を適当に設定することによつて主軸12を押引す
る際の伝動ピン16に加わる抵抗力を任意に設計
することができ、これにより主軸12の押引操作
を比較的小さい力でスムーズに行えるようにする
ことができる。上記のように主軸12を押位置に
押し込むと、スイツチ動作部材51はその当接部
55がスイツチ駆動部13の太径部14aに対接
して第6図の左方向へ移動され、これによりスイ
ツチ動作部材51の押当部53,54が接点板4
1,42をカム27の側とは反対の側へ大きく押
し上げ、時限用スイツチ38の各接点を時限用カ
ム28の凹凸とは無関係に強制的に開放させ、タ
イマーモータ18への通電が停止される状態とな
る。一方、持上レバー49はその中間部がスイツ
チ駆動部13の細径部14bに対接して付勢ばね
47のばね力により持上位置に揺動され、これに
より持上レバー49の先端部はクイツクレバー4
6の先端部をクイツクカム29の側とは反対側へ
持上げてクイツクレバー46をクイツクカム29
に係合しない位置又は僅かしか係合しない位置に
保持する。尚、持上レバー49が付勢ばね47の
ばね力によつてクイツクレバー46を押上げるこ
とができない場合には、次に示す如く主軸12を
時限設定方向(第5図において左回り方向)に回
動させたとき、クイツクレバー46がクイツクカ
ム29の持上斜面29aにより持ち上げられるこ
とによつて持上レバー49の先端がクイツクレバ
ー46の先端を持上げる。
先ず、タイマーの時限設定を行う場合には、主軸
12を第4図に示す引位置から第6図に示す押位
置へ押し込む。このように主軸12を引位置から
押位置へ押操作する場合(あるいはその逆方向へ
引操作する場合)、伝動ピン16は感触部材23
の溝23aを感触部材23の弾性力に抗して押し
開げて凹部24又は25に「パチン」と嵌まり込
み、その感触が主軸12を操作する者の手に伝わ
り、これにより主軸12の操作者は上記主軸12
の位置の切替わりを明瞭に知ることができ、また
主軸12は伝動ピン16が凹部24又は25に嵌
合することによつてその切替わつた位置に確実に
保持される。また上記感触部材23は主軸12の
回転を一番車17に伝える為の伝動体22とは別
置されているので、感触部材23の弾力の大きさ
を適当に設定することによつて主軸12を押引す
る際の伝動ピン16に加わる抵抗力を任意に設計
することができ、これにより主軸12の押引操作
を比較的小さい力でスムーズに行えるようにする
ことができる。上記のように主軸12を押位置に
押し込むと、スイツチ動作部材51はその当接部
55がスイツチ駆動部13の太径部14aに対接
して第6図の左方向へ移動され、これによりスイ
ツチ動作部材51の押当部53,54が接点板4
1,42をカム27の側とは反対の側へ大きく押
し上げ、時限用スイツチ38の各接点を時限用カ
ム28の凹凸とは無関係に強制的に開放させ、タ
イマーモータ18への通電が停止される状態とな
る。一方、持上レバー49はその中間部がスイツ
チ駆動部13の細径部14bに対接して付勢ばね
47のばね力により持上位置に揺動され、これに
より持上レバー49の先端部はクイツクレバー4
6の先端部をクイツクカム29の側とは反対側へ
持上げてクイツクレバー46をクイツクカム29
に係合しない位置又は僅かしか係合しない位置に
保持する。尚、持上レバー49が付勢ばね47の
ばね力によつてクイツクレバー46を押上げるこ
とができない場合には、次に示す如く主軸12を
時限設定方向(第5図において左回り方向)に回
動させたとき、クイツクレバー46がクイツクカ
ム29の持上斜面29aにより持ち上げられるこ
とによつて持上レバー49の先端がクイツクレバ
ー46の先端を持上げる。
次に、主軸12を時限設定方向へ時限設定の長
さに応じた角度だけ回動させる。この主軸12の
回動は伝動ピン16と伝動体22との係合によつ
て一番車17に伝達されると同時に、伝動ピン1
6とボス部材31との係合によつてカム27に伝
達され、主軸12と共に一番車17及びカム27
も回動される。尚、この場合一番車17の回動は
一方向クラツチ機構21の働きによつて歯輪列2
0やタイマーモータ18等に伝達されることはな
い。
さに応じた角度だけ回動させる。この主軸12の
回動は伝動ピン16と伝動体22との係合によつ
て一番車17に伝達されると同時に、伝動ピン1
6とボス部材31との係合によつてカム27に伝
達され、主軸12と共に一番車17及びカム27
も回動される。尚、この場合一番車17の回動は
一方向クラツチ機構21の働きによつて歯輪列2
0やタイマーモータ18等に伝達されることはな
い。
次に、上記の如く主軸12を所望角度だけ回し
て時限設定が終わつたならば、主軸12を引つ張
つて第4図に示す引位置に位置させる。このよう
に主軸12を引位置に位置させると、スイツチ動
作部材51はその当接部55が今度はスイツチ駆
動部13の先端に対接されて接点板41,42の
ばね力によつて主軸12側へ移動され、これによ
り接点板41,42は押当部53,54による押
し上げが解除されて時限用スイツチ38の接点板
42と43が電気的に接続した状態となり、タイ
マーモータ18への通電が開始される。一方、持
上レバー49はその中間部がスイツチ駆動部13
の太径部14aに対接されて非持上位置即ちクイ
ツクレバー46の先端と係合しない位置に揺動さ
れ、この位置に保持される。従つて、クイツクレ
バー46の先端はクイツクカム29のカム面に当
接され、クイツク送りが可能な状態となる。上記
タイマーモータ18への通電によつてこのタイマ
ーモータ18が回転し始めると、この回転力は歯
輪列20、一方向クラツチ機構21、一番車1
7、伝動ピン16等を介して主軸12及びカム2
7に伝達され、この主軸12及びカム27を一定
速度でゆつくりと時限回動させる。また上記タイ
マーモータ18の回転力は歯輪列20の一部を介
して反転用カム34に伝達され、この反転用カム
34を上記カム27の回動速度よりも著しく速い
速度で定速回動させる。これにより、時限用カム
28は時限用スイツチ38をクイツクカム29に
よるクイツク作用により素速く切替えて所定の時
限動作を行い、反転用カム34は反転用スイツチ
39をひんぱんに切替えて所定の時限動作を行
い、2様の時限動作を行う。上記の如く時限動作
を行う場合、カム27は第2地板3からそのカム
27の中空部32内に突設させた突設部6によつ
て支えられているので、クイツクカム29がクイ
ツクレバー46を動作させたり時限用カム28が
時限用スイツチ38を動作させるときにカム27
が半径方向にふらつくのを防止してこのカム27
を定位置で安定に回動させることができ、これに
より上記時限用スイツチ38の時限動作を正しく
行わせることができる。上記の如くタイマーモー
タ18に通電して作動を開始させた場合、タイマ
ーモータ18が逆方向に回り始めた場合には第8
図に示すように反転用カム34の逆回転がこの反
転用カム34の段部35と反転用スイツチ39の
従動片44との係合によつて阻止され、これによ
りタイマーモータ18の逆方向への回動が直ちに
阻止される。この為タイマーモータ18はすぐさ
ま正転状態に移行し、極めて短時間のうちに即ち
時限用カム28がほとんど回動されない間に正常
なタイマー動作を開始させることができる。尚上
記段部35と従動片44の先端部との関係は、カ
ム34が逆回転したときにそれを係止できるよう
に定められるものであり、それらの形状は必要な
係止力やカム34に対する従動片44の押当力等
に応じて定めるのがよい。
て時限設定が終わつたならば、主軸12を引つ張
つて第4図に示す引位置に位置させる。このよう
に主軸12を引位置に位置させると、スイツチ動
作部材51はその当接部55が今度はスイツチ駆
動部13の先端に対接されて接点板41,42の
ばね力によつて主軸12側へ移動され、これによ
り接点板41,42は押当部53,54による押
し上げが解除されて時限用スイツチ38の接点板
42と43が電気的に接続した状態となり、タイ
マーモータ18への通電が開始される。一方、持
上レバー49はその中間部がスイツチ駆動部13
の太径部14aに対接されて非持上位置即ちクイ
ツクレバー46の先端と係合しない位置に揺動さ
れ、この位置に保持される。従つて、クイツクレ
バー46の先端はクイツクカム29のカム面に当
接され、クイツク送りが可能な状態となる。上記
タイマーモータ18への通電によつてこのタイマ
ーモータ18が回転し始めると、この回転力は歯
輪列20、一方向クラツチ機構21、一番車1
7、伝動ピン16等を介して主軸12及びカム2
7に伝達され、この主軸12及びカム27を一定
速度でゆつくりと時限回動させる。また上記タイ
マーモータ18の回転力は歯輪列20の一部を介
して反転用カム34に伝達され、この反転用カム
34を上記カム27の回動速度よりも著しく速い
速度で定速回動させる。これにより、時限用カム
28は時限用スイツチ38をクイツクカム29に
よるクイツク作用により素速く切替えて所定の時
限動作を行い、反転用カム34は反転用スイツチ
39をひんぱんに切替えて所定の時限動作を行
い、2様の時限動作を行う。上記の如く時限動作
を行う場合、カム27は第2地板3からそのカム
27の中空部32内に突設させた突設部6によつ
て支えられているので、クイツクカム29がクイ
ツクレバー46を動作させたり時限用カム28が
時限用スイツチ38を動作させるときにカム27
が半径方向にふらつくのを防止してこのカム27
を定位置で安定に回動させることができ、これに
より上記時限用スイツチ38の時限動作を正しく
行わせることができる。上記の如くタイマーモー
タ18に通電して作動を開始させた場合、タイマ
ーモータ18が逆方向に回り始めた場合には第8
図に示すように反転用カム34の逆回転がこの反
転用カム34の段部35と反転用スイツチ39の
従動片44との係合によつて阻止され、これによ
りタイマーモータ18の逆方向への回動が直ちに
阻止される。この為タイマーモータ18はすぐさ
ま正転状態に移行し、極めて短時間のうちに即ち
時限用カム28がほとんど回動されない間に正常
なタイマー動作を開始させることができる。尚上
記段部35と従動片44の先端部との関係は、カ
ム34が逆回転したときにそれを係止できるよう
に定められるものであり、それらの形状は必要な
係止力やカム34に対する従動片44の押当力等
に応じて定めるのがよい。
以上のようにこの考案にあつては、時計機構A
によりカム27を定速回動させて、そのカム27
に従動させたスイツチ37を時限動作させられる
は勿論のこと、主軸12を手動で押引してスイツ
チ駆動部13を作動させ、それに従動させるスイ
ツチ37を任意に操作できる特長がある。
によりカム27を定速回動させて、そのカム27
に従動させたスイツチ37を時限動作させられる
は勿論のこと、主軸12を手動で押引してスイツ
チ駆動部13を作動させ、それに従動させるスイ
ツチ37を任意に操作できる特長がある。
しかも上記カムに従動させたスイツチ37を動
作させる場合、一方の地板3から上記カム27の
中空部32内に突設させた突設部6によつてカム
27を支えるようにしているから、上記カム27
を定位置で安定に(半径方向にふらつくことな
く)回動させることができ、上記スイツチ37の
時限作動を正しく行なわせ得る効果がある。
作させる場合、一方の地板3から上記カム27の
中空部32内に突設させた突設部6によつてカム
27を支えるようにしているから、上記カム27
を定位置で安定に(半径方向にふらつくことな
く)回動させることができ、上記スイツチ37の
時限作動を正しく行なわせ得る効果がある。
更に上記地板3において突設させた側とは反対
の側の凹陥状中空部には押引操作用のスイツチ駆
動部13を沈降状に位置させたから、主軸12の
軸方向寸法を小さくでき、もつてタイマの小型化
を図り得る効果がある。
の側の凹陥状中空部には押引操作用のスイツチ駆
動部13を沈降状に位置させたから、主軸12の
軸方向寸法を小さくでき、もつてタイマの小型化
を図り得る効果がある。
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は一
部を省略して示す分解斜視図、第2図はカバーを
取外して示す平面図、第3図は一部を省略して示
す縦断面図、第4図は−線断面図、第5図は
−線断面図、第6図は作動状態を示す第4図
と同様の図、第7図は−線断面図、第8図は
作動状態を示す第7図と同様の図。 2……第1地板、3……第2地板、A……時計
機構、6……突設部、8……中空部、12……主
軸、13……スイツチ駆動部、27……カム、3
2……中空部、37……スイツチ。
部を省略して示す分解斜視図、第2図はカバーを
取外して示す平面図、第3図は一部を省略して示
す縦断面図、第4図は−線断面図、第5図は
−線断面図、第6図は作動状態を示す第4図
と同様の図、第7図は−線断面図、第8図は
作動状態を示す第7図と同様の図。 2……第1地板、3……第2地板、A……時計
機構、6……突設部、8……中空部、12……主
軸、13……スイツチ駆動部、27……カム、3
2……中空部、37……スイツチ。
Claims (1)
- 相対向状に並設された第1地板と第2地板に対
し主軸を回動及び押引自在に貫挿させ、更に上記
両地板の間においては上記主軸に付設したカムを
配設し、しかも該カムには、これを定速回動させ
るようにした時計機構を連繋させると共に、スイ
ツチを従動可能に対接させ、更に上記主軸におい
て第2地板から突出する端部には主軸の押引によ
つて作動させるスイツチを駆動し得るようにした
スイツチ駆動部を備えさせているタイムスイツチ
において、上記カムにおいて上記第2地板と対向
する側は中空の筒状に構成する一方、上記第2地
板において上記カムの中空部と対向する部分には
上記カムの中空部内に突設させるように中空の突
設部を設け、その突設状態は突設部の外周面によ
つて上記カムにおける中空部の内周面を支持させ
るように形成し、更に上記第2地板における反対
面側においては、上記突設部の中空部には上記ス
イツチ駆動部を配設したことを特徴とするタイム
スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6763482U JPS58169641U (ja) | 1982-05-10 | 1982-05-10 | タイムスイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6763482U JPS58169641U (ja) | 1982-05-10 | 1982-05-10 | タイムスイツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58169641U JPS58169641U (ja) | 1983-11-12 |
JPS6326900Y2 true JPS6326900Y2 (ja) | 1988-07-21 |
Family
ID=30077451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6763482U Granted JPS58169641U (ja) | 1982-05-10 | 1982-05-10 | タイムスイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58169641U (ja) |
-
1982
- 1982-05-10 JP JP6763482U patent/JPS58169641U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58169641U (ja) | 1983-11-12 |
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