JPH0719500Y2 - スロットマシン玩具 - Google Patents

スロットマシン玩具

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JPH0719500Y2
JPH0719500Y2 JP4377592U JP4377592U JPH0719500Y2 JP H0719500 Y2 JPH0719500 Y2 JP H0719500Y2 JP 4377592 U JP4377592 U JP 4377592U JP 4377592 U JP4377592 U JP 4377592U JP H0719500 Y2 JPH0719500 Y2 JP H0719500Y2
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cam
rotary drum
claw
rotary
drum
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義範 佃
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株式会社ツクダアイデアル
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作ハンドルの操作を
介してモータを駆動させて2個の回転ドラムを回転させ
た後、それらの回転ドラムをストップボタンの操作によ
り逐次的に停止させ、各回転ドラムの外周面に描かれた
数字や文字等の組み合わせによってゲームを行うスロッ
トマシン玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、数字や文字等の組み合わせによ
ってゲームを行うゲーム玩具の1つとしてビンゴゲーム
がある。このビンゴゲームは、ランダムに選択された数
字や文字等の配列によって当否を判定するもので、その
数字や文字等の選択は、ゲーム主催者や参加者等の抽選
等により行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ビンゴゲームにあっては、その数字や文字、絵柄等の選
択をゲーム主催者や参加者等の抽選等で行っていたた
め、ゲーム性に欠けるきらいがあって面白みに欠けると
共に、少人数による家庭的なゲームとしては不向きであ
るという課題があった。
【0004】本考案は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、数字や文字等の配列や組合せ等により
当否を判定してゲームを行うビンゴゲームその他のゲー
ム玩具の使用に好適なスロットマシン玩具を提供するこ
とにより、上記課題を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本考案の目的を達成
するために、本考案に係るスロットマシン玩具は、モー
タの回転軸に動力伝達可能に連結された駆動軸に第1及
び第2の回転ドラムを回転自在に嵌合すると共に、当該
駆動軸と第1及び第2の回転ドラムとをワンウェイクラ
ッチを介して駆動軸から回転ドラムへと動力伝達可能に
連結し、前記第1の回転ドラムにはツメ車を設けると共
に第2の回転ドラムには周方向に延びるカム部を設け、
前記ツメ車の歯形部にスプリングで付勢されて係合して
第1の回転ドラムの回転を停止させると共に前記係合の
解除時には前記モータによって回転駆動される回転カム
を停止させるツメ部材を設けると共に、このツメ部材に
スプリングで付勢されて連動し且つ当該ツメ部材の前記
係合解除時に前記カム部との係合が解除されると共に前
記係合時に回転自由となった前記回転カムにより所定時
間の後に前記カム部に係合されて第2の回転ドラムの回
転を停止させるストッパ部材を設け、これらストッパ部
材及びツメ部材による各回転ドラムの停止状態を解除さ
せると共に始動スイッチを作動させて前記モータを始動
させる始動リンク機構と、前記ツメ部材を係合保持する
係止アームの当該保持状態を解除するストップボタンと
を設けたことを特徴としている。
【0006】また、前記ツメ車は、その歯形部の深さを
2以上の複数段に変化させて設定すると共に、その設定
段数に応じた数の互いに同心をなす複数のトラックで前
記カム部を形成し、前記歯形部に係合される前記ツメ部
材の係合時の姿勢変化により前記ストッパ部材の姿勢を
変化させ、前記歯形部の深さに応じて前記ストッパ部材
が係合されるカム部のトラックを変化させることができ
る。
【0007】
【作用】始動リンク機構の始動操作により、ツメ部材に
よる第1の回転ドラムの停止状態及びストッパ部材によ
る第2の回転ドラムの停止状態がそれぞれ解除されると
共に、始動スイッチが投入されてモータが回転駆動され
る。これにより、モータの回転軸に動力伝達可能に連結
された駆動軸からワンウェイクラッチを介して第1及び
第2の回転ドラムに回転力が伝達され、両回転ドラムが
回転駆動されると共に、同じく動力伝達可能に連結され
たカム軸から回転カムに回転力が伝達されるが、ツメ部
材とストッパ部材との働きにより回転カムの回転が停止
される。両回転ドラムが回転を開始してから適宜時間経
過した後、ストップボタンを押すと、ツメ部材の係止が
解除されてスプリングの付勢力により当該ツメ部材がツ
メ車の適宜な歯形部に係合して第1の回転ドラムが停止
されると共に、ツメ部材に連動するストッパ部材と回転
カムの働きにより、第2の回転ドラムが所定角度回転し
た後ストッパ部材がカム部に係合して第2の回転ドラム
が停止される。これにより、第1の回転ドラムの窓穴及
び第2の回転ドラムの窓穴に各種の数字や文字等が表さ
れ、その組み合わせを用いてビンゴゲーム等の各種のゲ
ームを行うことができる。
【0008】また、ツメ車に設けた歯形部の深さが2以
上の複数段に設定されているため、スプリングの付勢力
によって第1の回転ドラムに付勢されるツメ部材の姿勢
が、その歯形部の深さに応じて変化する。そのため、ツ
メ部材の姿勢変化に応じてストッパ部材の姿勢が変化
し、これにより第2の回転ドラムに設けたカム部に対向
するカムツメの位置が変化するため、その歯形部の深さ
に対応した位置に設定された特定の数字や文字等が、特
定の数字や文字等に対応して表れるのを防止することが
できる。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図7は本考案の一実施例を示すものであ
り、図1は前カバーを取り外した状態を示す正面図、図
2は外観斜視図、図3は前カバーを取り外した状態の側
面断面図、図4は駆動軸と回転ドラムを示す分解斜視
図、図5はワンウエイクラッチを示す正面図、図6はカ
ム駆動系の斜視図、図7はツメ部材及びストッパ部材を
示す斜視図である。
【0010】まず、構成を説明する。図1,4等に示
す、1は第1の回転ドラム、2は第2の回転ドラム、3
は連動ドラム、4はドラム駆動ギア、5は駆動軸、6は
クラッチ部材であり、ドラム駆動ギア4は駆動軸5の一
端部に固定されていて一体に回転することができる。駆
動軸5には、ドラム駆動ギア4側から順に連動ドラム3
と第1の回転ドラム1とクラッチ部材6と第2の回転ド
ラム2とが回転自在に嵌合されており、それらの抜けを
当該駆動軸5の他端部に固定された固定スリーブ7で防
止している。第1の回転ドラム1は10桁の数字を表す
ドラムであり、その外周面には0から7までの8種類の
数字が適当な配列により互いに一定間隔あけて描かれて
いる。第2の回転ドラム2は1桁の数字を表すドラムで
あり、その外周面には0から9までの10種類の数字が
適当な配列により互いに一定間隔あけて描かれている。
連動ドラム3は、3個の回転ドラムを有する一般のスロ
ットマシンとドラム数を合せるために設けたものであ
り、そのため外周面には1種類の絵柄が第1の回転ドラ
ム1と同一の位置で8個所に描かれていると共に、第1
の回転ドラム1と一体に回転するよう、それぞれの筒軸
部1a,3aにホゾ継手8を設けて回転方向を一体に構
成している。
【0011】第1の回転ドラム1は、一方の端面側にツ
メ車9が一体に形成されており、そのツメ車9の内側に
は、クラッチ部材6の半面が挿入される円筒状の凹部で
あるシリンダ穴10が形成されている。ツメ車9は、第
1の回転ドラム1の外周面に描かれた数字の数に対応さ
せて設けた8個の歯形部11を有し、各歯形部11を形
成する凹部は回転方向の前側から後側に掛けて緩やかな
傾斜面によって形成されていると共に、各凹部の後端部
には内側に大きく凹んだ凹陥部12がそれぞれ形成され
ている。凹陥部12は、深さが最も深い1個の凹陥部1
2aと、この凹陥部12aと直径方向に対向する位置に
設けた深さが2番目に深い1個の凹陥部12bと、その
他の深さが最も浅い6個の凹陥部12cとの3種類のも
のからなり、これらの凹陥部12の深さを変えることに
より、このツメ車9に係合するツメ部材50の姿勢を変
化させている。
【0012】第2の回転ドラム2は、第1の回転ドラム
1側に設けた筒軸部14と、この筒軸部14とは反対側
の端面に設けた円周方向に延びるカム部15とを有し、
筒軸部14の内周面の直径はシリンダ穴10と等しく設
定されており、この筒軸部14内にクラッチ部材6の他
の半面が挿入される。クラッチ部材6は、ボス部の外周
面に突設した略レ字状をなす4個の弾性片16を有し、
各弾性片16の先部は同方向に延びていて、その先端部
には径方向外側に突出する円弧状の突部16aが形成さ
れている。弾性片16の外周面を結ぶ直径はシリンダ穴
10等の穴径よりも若干小さくする一方、突部16aの
外周面を結ぶ直径はシリンダ穴10等の穴径よも若干大
きく設定されており、4個の突部16aのみがシリンダ
穴10等の内周面に接触するようにしている。従って、
クラッチ部材6の弾性により、当該クラッチ部材6が突
部16a側に回転する時は摩擦力で弾性片16が外側に
開いて駆動軸5の回転力が各回転ドラム1,2に伝達さ
れる一方、クラッチ部材6が反対側に回転する時には弾
性片16が内側に閉じられて各回転ドラム1,2の回転
力が駆動軸5に伝達されなくなる。このクラッチ部材6
とシリンダ穴10と筒軸部14とで、駆動軸5の回転力
を第1及び第2の回転ドラム1,2には伝達できるが、
その逆方向には回転力を伝達できないワンウェイクラッ
チを構成している。
【0013】第2の回転ドラム2のカム部15は、図3
に示すように、同心上に配置された互いに直径の異なる
3個のトラック15a〜15cからなり、各トラック1
5a〜15cは円周方向に分割される10区分により形
成されている。これらトラック15a〜15cのうち、
外側のトラック15aは、1箇所にのみ2区分を連続さ
せた1個の大突部17aと8個の小突部17bとからな
り、中央のトラック15bは、4箇所に2区分を連続さ
せた4個の大突部17aと2個の小突部17bとからな
り、内側のトラック15cは、10個の突部が全て小突
部17からなっていて、各突部17a,17bは全てノ
コ歯状に形成されている。このように、突部の大きさ変
えることにより、回転カム43が回転を停止されてから
カムツメ73がカム部15に係合されるまでの時間を変
えて第2の回転ドラム2の停止時間を調整している。
【0014】上記駆動軸5は、ケース本体18と蓋体1
9とからなるケーシングに両端が回動自在に支持されて
おり、固定スリーブ7とケース本体18との間には揺動
レバー20が揺動自在に遊嵌されている。揺動レバー2
0は、図1,3に示すように、直径方向両側に突出して
おり、その上突出部には二又部20aが形成されてい
て、その二又部20aには、人形の左腕として表された
操作ハンドル21に設けた作動突起22が摺動可能に挿
入されている。操作ハンドル21は、腕の形をなしてL
字状に形成されており、その基部に設けた円板23をケ
ース本体18と蓋体19とで回動自在に保持することに
より、その円板23を中心として揺動可能に構成してい
る。操作ハンドル21の基部にはねじりバネ24が装着
されており、そのねじりバネ24の一端をケース本体1
8に係止することにより、通常状態では操作ハンドル2
1の先端部が上方を向くように設定されている。従っ
て、操作ハンドル21を手前に引いて約90度旋回させ
ることにより、揺動レバー20の下端部は後方へと揺動
される。
【0015】右腕として表された揺動アーム25は、同
じく腕の形をなしてL字状に形成されており、その基部
に設けた円板26をケース本体18と蓋体19とで回動
自在に保持することにより、その円板26を中心として
揺動可能に構成されている。揺動アーム25の内端部に
はL字状をなす腕レバー27が固定されていて、その腕
レバー27の一方の突片は、首リンク28の一端に設け
た二又部28aに摺動可能に挿入されている。首リンク
28の他端は、ケース本体18の上部中央に揺動自在に
支持されたヘッド29の揺動軸に固定されており、当該
ヘッド29と一体的に揺動可能に構成されている。腕レ
バー27の他方の突片には半径方向に延びる長穴が形成
されており、その長穴には腕リンク30の一端に設けた
スライドピンが摺動可能に係合されている。腕リンク3
0の他端には二又部30aが形成されていて、その二又
部30aには偏心輪31が摺動自在に挿入されている。
【0017】図1に示す、32は、ケース本体18に着
脱自在に保持された乾電池の電力によって駆動されるモ
ータであり、ケース本体18の下部に設置されていて、
その前面がホルダ33によってカバーされている。回転
軸に固定されたモータギア34には中間ギア35を介し
て入力ギア36が噛合されている。入力ギア36にはド
ラムギア37とカムギア38とが一体に固定されてい
て、これらのギアはカム軸39に回動自在に嵌合されて
いると共に、ドラムギア37は前記ドラム駆動ギア4と
噛合され、またカムギア38はアーム駆動ギア40と噛
合されている。アーム駆動ギア40には出力ギア41と
前記偏心輪31とが一体に形成されており、これらアー
ム駆動ギア40等はケース本体18とホルダ33とで回
転自在に支持されている。また、出力ギア41には、カ
ム軸39の一端部に固定されたカム駆動ギア42が噛合
されており、そのカム軸39はケース本体18とホルダ
33とで回転自在に支持されている。而して、モータ3
2の回転力は、そのモータギア34から中間ギア35を
介して入力ギア36に入力され、一方ではドラムギア3
7からドラム駆動ギア4を介して駆動軸5に伝達され、
他方ではカムギア38からアーム駆動ギア40と出力ギ
ア41とカム駆動ギア42とを介してカム軸39に伝達
される。
【0018】カム軸39の他端には、図6に示すよう
に、回転カム43が回転自在に嵌合されており、その回
転カム43の両側には、当該カム軸39にそれぞれ固定
された固定スリーブ44と押圧部材45とが配設されて
いる。押圧部材45は、ボス部の外周面に設けた2個の
押圧片46を有し、各押圧片46は円弧状に形成されて
いて適度の弾性を有し、回転カム43を固定スリーブ4
4側に付勢している。従って、回転カム43に作用する
外力が押圧片46の付勢力だけの時には、その付勢力に
よって回転カム43はカム軸39と一体的に回転する一
方、回転カム43に回転阻止力が作用すると、押圧部材
45の付勢力に抗して停止状態が保持される。かかる回
転カム43は、周方向の一部に切欠き47を設けたリン
グ状のカム部48と、切欠き47の外側に設けたカム突
起49とを有している。
【0019】図1,3,7等に示す、50はツメ部材で
あり、70はストッパ部材である。ツメ部材50は、ツ
メアーム51と支持アーム52とからなり、両アーム5
1,52は、それぞれの基部を貫通する連結軸53によ
り連結されて一体的に形成されている。連結軸53の両
端はケース本体18とホルダ33とで回転自在に保持さ
れており、これによりツメ部材50が上下方向へ揺動可
能に構成されている。ツメアーム51は、上方に突出形
成されたツメ部54と、側方に突出形成された係止ピン
55と、下方に突出形成された2個のフック56a,5
6bとを有し、一方のフック56aとホルダ33に設け
たフック57との間に掛け渡されたスプリング58によ
り、常時ツメ部材50が回転ドラム側に付勢されてい
る。ツメ部54はツメ車9の前方に配設されており、ス
プリング58のバネ力でツメ車9側に回転変位すること
により当該ツメ部54が8個の歯形部11のうちの1つ
に入り込み、これにより第1の回転ドラム1の回転が停
止される。
【0020】係止ピン55は、ツメ部材50が前方へ旋
回移動した時に、蓋体19の内面に揺動自在に配設され
た係止アーム60に係止され、これにより第1の回転ド
ラム1の係合解除状態が保持され、第1の回転ドラム1
が回転を継続することができる。係止アーム60は、そ
の基部を貫通する軸部によってストップボタン61と一
体に形成されており、その軸部に取着されたねじりバネ
62により常時蓋体19側に付勢されている。ストップ
ボタン61の下端部は蓋体19の前面を貫通して前方に
突出されており、その突出部をねじりバネ62の付勢力
に抗して押し込むことにより、係止アーム60を後方へ
旋回させることができる。係止アーム60は、係止ピン
55を回転ドラム側から係止できる保持部63を有して
おり、ツメ部材50を最も下方に押し下げた状態で係止
ピン55が係止アーム60の内側に入り込んで保持部6
3に係合保持される。
【0021】支持アーム52は、連結軸53より前方に
突出し且つストッパ部材70の一方のメンバを構成する
ストッパアーム71を下方から支持するストッパ受部6
4と、このストッパ受部64の側方に連続し且つ前記揺
動レバー20の下端が圧接される受圧部65と、ストッ
パ受部64とは反対側に突出し且つストッパ部材70の
他方のメンバを構成する揺動アーム72に下方から接触
する作動突起66と、この作動突起66よりツメアーム
51側に形成され且つ前記回転カム43のカム突起49
を係止できる係止突起67とを有し、これらストッパ受
部64と受圧部65と作動突起66と係止突起67とは
一体に形成されている。
【0022】ストッパアーム71は平板状の部材からな
り、その一面側には前記第2の回転ドラム2のカム部1
5に係合可能なカムツメ73とフック74とが形成さ
れ、他面側にはケース本体18に配設された始動スイッ
チ68に当接して当該始動スイッチ68をオン・オフさ
せる始動突起75が形成されている。ストッパアーム7
1の下部前端はツメ部材50のストッパ受部64に載置
されており、フック74とツメアーム51のフック56
bとの間に縮設されたスプリング69により当該ストッ
パアーム71が支持アーム52側に付勢されている。更
に、ストッパアーム71の下部後端には軸穴76が穿設
されており、その軸穴76には揺動アーム72に設けた
枢軸77が軸動自在に嵌合されている。
【0023】揺動アーム72はL字状をなしていて、そ
の基部に設けた支持穴78をケース本体18に設けた軸
部が貫通しており、これにより揺動アーム72がケース
本体18に対して左右方向へ揺動自在に支持されてい
る。揺動アーム72の一端には回転カム43のカム部4
8に設けた切欠き47に係合可能な係止ツメ79が形成
されていると共に、他端には支持アーム52の作動突起
66に上方から接触する連動突起80が形成されてい
る。而して、ストッパ部材64のストッパアーム71と
揺動アーム72とは、支持穴78に嵌合された軸部によ
り左右方向には一体的に傾動可能であるが、更にストッ
パアーム71は、揺動アーム72に対してツメ部材50
と一体的に傾動可能に構成されている。図2に示す81
は、蓋体19に設けた窓穴であり、3個の回転ドラム1
〜3に対応させて横並びに3個形成されている。
【0024】次に、作用について説明する。本実施例に
係るスロットマシン玩具は、例えばオスロゲームにおけ
る数値を決定する場合等に使用することができる。本実
施例に係るオスロゲームには00から75までの76種
類の数字が使用されており、これに合わせて本玩具も0
0から75までの76種類の数字が表れるように設定さ
れている。従って、10桁の数字を表す第1の回転ドラ
ム1には0から7までの8種類の数字を表し、1桁の数
字を表す第2の回転ドラム2には0から9までの10種
類の数字を表していると共に、ツメ車9の歯形部11の
深さを3段階に設定し、これに合わせて第2の回転ドラ
ム2のカム部15を3個のトラック15a〜15cで形
成することにより、10桁の数字が7の時には1桁の数
字が0から5までの数字のみが選択されるように構成し
ている。
【0025】上記数字選択を実現するために、本実施例
では上述したように、ツメ部材50とストッパアーム7
1をスプリング69により連結して、歯形部11の深さ
に応じてトラックの位置が変化するように設定してい
る。即ち、ツメ部材50のツメ部54が歯形部11の最
も浅い凹陥部12cに挿入された時、ストッパアーム7
1のカムツメ73はカム部15の最も内側のトラック1
5cに対面し、ツメ部54が歯形部11の中間の深さの
凹陥部12bに挿入された時にはカムツメ73が中央の
トラック15bに対面し、ツメ部54が歯形部11の最
も深い凹陥部12aに挿入された時にはカムツメ73が
最も外側のトラック15aに対面するよう、ツメ部材5
0の姿勢変化に応じてストッパ部材70の姿勢変化が生
じるように構成されている。
【0026】次に、本スロットマシン玩具の具体的動作
について説明する。3個の回転ドラム1〜3を回転させ
るには、始動リンク機構の入力部をなす操作ハンドル2
1を手前に引き倒すことにより行う。操作ハンドル21
を手前に引いて略90度回転させると、基部に設けた円
板23を中心に入力突起22が回転し、この入力突起2
2が二又部20aに係合された揺動レバー20が駆動軸
5を中心に揺動し、当該揺動レバー20の下端部がツメ
部材50の受圧部65を下方へ押圧する。これにより、
ツメ部材50が図3において反時計方向へ回転し、ツメ
部54がツメ車9の凹陥部12から外れる一方、支持ア
ーム52の係止突起67が上方に突出して回転カム43
のカム突起49の通過を制限するため、回転カム43が
所定角度回転した後、その係止ツメ79が係止突起67
に係止されて回転カム43にスリップが生じると共に、
作動突起66が揺動アーム72の連動突起80を下方か
ら押し上げてストッパ部材70を起こすため、揺動アー
ム72の係止ツメ79が回転カム43の切欠き47に嵌
り込むことがなく、また、それまでカム部15に係合さ
れていたストッパアーム71のカムツメ73の係合が解
除される。これと同時に、ストッパアーム71の姿勢変
化により始動突起75が外側に突出して始動スイッチ6
8の内側端子を押圧し、これにより始動スイッチ68が
オンされてモータ32に電力が供給され、当該モータ3
2が回転駆動される。この際、ツメ部材50が前に倒さ
れると、その係止ピン55が蓋体19の内面に配設され
た係止アーム60の内側に入り込んで保持部63に係合
保持されるため、当該ツメ部材50の前傾状態は上記係
合が解除されるまで保持される。
【0027】モータ32の回転力は、モータギア34か
ら中間ギア35を介して入力ギア36に伝達され、これ
と一体のドラムギア37からドラム駆動ギア4を介して
駆動軸5に伝達され、これにより駆動軸5にクラッチ部
材6が固定されたワンウェイクラッチを介して第1の回
転ドラム1と第2の回転ドラム2とに回転力が伝達さ
れ、両回転ドラム1,2が一体的に回転駆動される。こ
の時、連動ドラム3はホゾ継手8を介して第1の回転ド
ラム1に連結されているため、連動ドラム3も第1の回
転ドラム1と一体に回転駆動される。これら回転ドラム
1〜3の回転により、蓋体19に形成された3個の窓穴
81のうち、連動ドラム3に対応する窓穴81には1つ
の絵柄が繰り返し表れ、10桁の数字を表す第1の回転
ドラム1に対応する窓穴81には0から7までの8種類
の数字が表れ、1桁の数字を表す第2の回転ドラム2に
対応する窓穴81には0から9までの10種類の数字が
表れる。
【0028】これと同時に、モータ32の回転力の一部
が入力ギア36と一体のカムギア38を介してアーム駆
動ギア40に伝達され、一方ではアーム駆動ギア40と
一体の出力ギア41からカム駆動ギア42を介してカム
軸39に伝達されると共に、他方ではアーム駆動ギア4
0と一体の偏心輪31から腕リンク30に伝達される。
カム軸39の回転により、回転カム43は押圧部材45
の押圧力により発生した摩擦力で当該カム軸39と一体
的に回転するが、上述したように所定角度回転してカム
突起49が係止突起67に係止された後は、押圧部材4
5の押圧力による摩擦力に抗してスリップが生じ、回転
カム43の回転停止状態が保持される。また、上記偏心
輪31の回転により腕リンク30に往復運動が生じ、こ
の腕リンク30の他端に腕レバー27の1片が連結され
ていて、その腕レバー27の基部に揺動アーム25が固
定されているため、円板26を中心に揺動アーム25が
略90度程度腕振り運動される。これと同時に、腕レバ
ー27の揺動により首リンク28の一端が上下に揺動さ
れ、その他端に連結されたヘッド29が同様に揺動され
るため、これによりヘッド29に首振り運動を行わせる
ことができる。
【0029】次に、上記回転ドラム1〜3を回転させて
から適宜時間経過した後、蓋体19の中央に突出したス
トップボタン61を押圧する。すると、ストップボタン
61と一体の係止アーム60が後方に旋回して係止ピン
55の係止が解除され、スプリング58のバネ力により
ツメ部材50が回転ドラム側に引き戻される。その結
果、ツメ部54がツメ車9の歯形部11の適宜な1つの
凹陥部12内に入り込み、これにより第1の回転ドラム
1の回転が停止されるため、その窓穴81に表れた数字
によって10桁の数字が決定される。この際、第1及び
第2の回転ドラム1,2と駆動軸5との間にはワンウェ
イクラッチが介在されており、そのクラッチはドラム側
から駆動軸側に作用する力に対しては回転力を伝達し得
ない構造のものであるため、ツメ部54の係合後も駆動
軸5が回転力を伝達しつづけるにも係らず、第1の回転
ドラム1と連動ドラム3の回転のみが停止され、第2の
回転ドラム2は駆動軸5の回転力により引き続き回転駆
動される。
【0030】ツメ部材50に上記姿勢変化が生じると、
係止突起67がカム突起49から外れるため回転カム4
3が回転を開始する一方、作動突起66による連動突起
80の押上力が解除されるためスプリング69のバネ力
で揺動アーム72が回転ドラム側に倒れ、その係止ツメ
79が所定角度回転変位した後の回転カム43の切欠き
47に係合し、当該回転カム43の回転が停止される。
これと同時に、同じくスプリング69のバネ力でストッ
パアーム71が回転ドラム側に倒れるため、そのカムツ
メ73が第2の回転ドラム2のカム部15内に入り込
み、ツメ部材50の姿勢に対応したトラックの適宜な突
部17に係合する。このストッパアーム71の姿勢変化
により、始動突起75が始動スイッチ68から離れるた
め当該始動スイッチ68がオフされてモータ32の駆動
が停止されると共に、カムツメ73の上記係合により第
2の回転ドラム2の回転が停止されるため、その窓穴8
1に表れた数字によって1桁の数字が決定される。
【0031】この場合、10桁の数字を表す第1の回転
ドラム1の窓穴81に表れた数字が1から6までの数字
である時には、ツメ部材50のツメ部54は3種類の深
さを有する歯形部11のうち、深さの最も浅い凹陥部1
2cに係合するように構成されており、その時のカムツ
メ73は内側のトラック15cに対面している。その結
果、トラック15cには大きさの等しい10個の小突部
17bが形成されているため、この場合には、回転カム
43が回転を開始してから全て同一のタイミングでツメ
部54が小突部17bに係合し、同一の停止時間で第2
の回転ドラム2が停止されると共に、その窓穴81には
0から9までの10種類の数字が表示される。
【0032】一方、第1の回転ドラム1の窓穴81に表
れた数字が7である時には、ツメ部材50のツメ部54
は中間の深さの凹陥部12bに係合しており、従って、
カムツメ73は中央のトラック15bに対面している。
その結果、トラック15bには4個の大突部17aと2
個の小突部17bが形成されており、4個の大突部17
aによって第2の回転ドラム2では6から9までの数字
が選択されないように形成されているため、この場合に
は、1桁の数字を表す第2の回転ドラム2においては0
から6までのいずれかの数字のみが選択表示されること
になる。また、第1の回転ドラム1の窓穴81に表れた
数字が0である時には、ツメ部材50のツメ部54は最
も深い凹陥部12aに係合しており、従って、カムツメ
73は外側のトラック15aに対面している。その結
果、トラック15aには1個の大突部17aと8個の小
突部17bが形成されており、その大突部17aによっ
て数字0が選択されないように形成されているため、こ
の場合には数字0のみが選択されないことになり、1か
ら9までいずれかの数字が選択表示される。これは、組
み合わされた数字のうち、数字00となるのを防止する
ためである。
【0033】なお、上記実施例においては、2個の回転
ドラム1,2の外周面に数字をそれぞれ描き表し、2つ
の数字を機械的に選択してゲームを行う場合について説
明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、こ
の他にも文字や絵柄等の各種のものを適用することがで
きることは勿論である。
【0034】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案は上述
のとおり構成されているので、次に記載するような効果
を奏する。即ち、始動リンク機構の作動によって2個の
回転ドラムを回転駆動し、適宜時間経過した後ストップ
ボタンを押圧することにより、2個の回転ドラムを逐次
的に停止させ、数字や文字等の配列や組合せ等の変化を
楽しむことができるスロットマシン玩具を提供すること
ができる。しかも、数字や文字等の配列や組合せ等を機
械的構成によって任意に選択することができるため、そ
れら数字や文字等の配列や組合せ等によって当否を判定
して行うビンゴゲームその他の遊戯具に使用するに際し
て、ゲーム性を持たせつつ面白く使用することができ
る。更に、少人数による家庭的なゲームの使用にも好適
なスロットマシン玩具を提供することができる。
【0035】また、ツメ車の歯形部の深さを複数段に変
化させると共に、これに対応させてカム部のトラック数
を設定することにより、第2の回転ドラムに表示された
数字や文字等のうち、特定の数字や文字等のみが表れな
いようにすることができ、不必要な数字や文字等の組合
せのみを取り除いて必要な組合せだけを表示することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す前カバーを取り外した
状態を示す正面図である。
【図2】同じく外観斜視図である。
【図3】同じく前カバーを取り外した状態の側面断面図
である。
【図4】本考案に係る駆動軸と回転ドラムを示す分解斜
視図である。
【図5】同じくワンウエイクラッチを示す正面図であ
る。
【図6】同じくカム駆動系を示す斜視図である。
【図7】同じくツメ部材及びストッパ部材を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 第1の回転ドラム 2 第2の回転ドラム 3 連動ドラム 4 ドラム駆動ギア 5 駆動軸 6 クラッチ部材 9 ツメ車 11 歯形部 12,12a,12b,12c 凹陥部 15 カム部 15a,15b,15c トラック 20 揺動レバー 21 操作ハンドル 25 揺動アーム 32 モータ 39 カム軸 43 回転カム 45 押圧部材 50 ツメ部材 51 ツメアーム 52 支持アーム 58,69 スプリング 60 係止アーム 61 ストップボタン 63 保持部 66 作動突起 67 係止突起 68 始動スイッチ 70 ストッパ部材 71 ストッパアーム 72 揺動アーム 73 カムツメ 75 始動突起 79 係止ツメ 80 連動突起 81 窓穴

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転軸に動力伝達可能に連結さ
    れた駆動軸に第1及び第2の回転ドラムを回転自在に嵌
    合すると共に、当該駆動軸と第1及び第2の回転ドラム
    とをワンウェイクラッチを介して駆動軸から回転ドラム
    へと動力伝達可能に連結し、前記第1の回転ドラムには
    ツメ車を設けると共に第2の回転ドラムには周方向に延
    びるカム部を設け、前記ツメ車の歯形部にスプリングで
    付勢されて係合して第1の回転ドラムの回転を停止させ
    ると共に前記係合の解除時には前記モータによって回転
    駆動される回転カムを停止させるツメ部材を設けると共
    に、このツメ部材にスプリングで付勢されて連動し且つ
    当該ツメ部材の前記係合解除時に前記カム部との係合が
    解除されると共に前記係合時に回転自由となった前記回
    転カムにより所定時間の後に前記カム部に係合されて第
    2の回転ドラムの回転を停止させるストッパ部材を設
    け、これらストッパ部材及びツメ部材による各回転ドラ
    ムの停止状態を解除させると共に始動スイッチを作動さ
    せて前記モータを始動させる始動リンク機構と、前記ツ
    メ部材を係合保持する係止アームの当該保持状態を解除
    するストップボタンとを設けたことを特徴とするスロッ
    トマシン玩具。
  2. 【請求項2】 前記ツメ車は、その歯形部の深さを2以
    上の複数段に変化させて設定すると共に、その設定段数
    に応じた数の互いに同心をなす複数のトラックで前記カ
    ム部を形成し、前記歯形部に係合される前記ツメ部材の
    係合時の姿勢変化により前記ストッパ部材の姿勢を変化
    させ、前記歯形部の深さに応じて前記ストッパ部材が係
    合されるカム部のトラックを変化させることを特徴とす
    る請求項1記載のスロットマシン玩具。
JP4377592U 1992-06-02 1992-06-02 スロットマシン玩具 Expired - Lifetime JPH0719500Y2 (ja)

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JPH0595585U JPH0595585U (ja) 1993-12-27
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