JPS63312571A - オイルシ−ル装置とその製造方法 - Google Patents

オイルシ−ル装置とその製造方法

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JPS63312571A
JPS63312571A JP62148698A JP14869887A JPS63312571A JP S63312571 A JPS63312571 A JP S63312571A JP 62148698 A JP62148698 A JP 62148698A JP 14869887 A JP14869887 A JP 14869887A JP S63312571 A JPS63312571 A JP S63312571A
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JP
Japan
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spring
seal lip
oil seal
lip
seal device
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JP62148698A
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Takayuki Saito
斉藤 孝幸
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、オイルシール装置、特にシールリップの外周
側にシールリップと同材料で形成された被膜で被覆した
ばねを有するオイルシール装置に関する。
(従来の技術) 従来、このようなオイルシール装置としては、第2図及
び第3図に示すようなオイルシール装置がある。まず第
2図を参照するとオイルシール装置全体を100で示す
、オイルシール装置100は、シールリップlotを有
する。シールリップ101は、シールリップ101を補
強することを目的とする金属補強環102を備えている
。一方、シールリップ101の外周側にSUS製の机ば
ね103が使用されている。板ばね103は、極薄円盤
に切り込みを入れて折り曲げばね作用を持たせたもので
ある。
また、第3図に他の従来技術によるオイルシール装置1
10を示す、このオイルシール装置110は、シールリ
ップ111を備え、シールリップ111のリップ先端1
12の外周側には溝部113が設けられており、この溝
部113内に薄膜のゴム被M114が接着されたコイル
ばね115が嵌め込まれている。また、このオイルシー
ル装置110の製造方法として、コイルばね115の外
周面へのゴム被覆は、コイルばね115の外周面に接着
剤を塗布した後、薄膜のゴム被膜を加硫成形することに
より行なうか、あるいはコイルばね115の外周面に接
着剤を塗布した後シールリップとともに一体成形して得
られる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の技術によるオイルシール装置10
0によれば、板ばね103は製造コストが高く、また成
形してから加硫するまでの工程で変形しやすく、取り扱
いが困難であった。そこで板ばね103の代りにコイル
ばね115を備えたオイルシール装置110が使用され
るが、コイルばね115の場合は、コイルばね115の
線間に異物が侵入した場合、しめしろの低下を補う十分
な収縮が行なわれずシール性の低下を招くことになる。
それを補うためにコイルばね115の表面をゴム被膜に
より被覆する。しかしながら、上記ゴム被膜を有するコ
イルばね115を製造するには、コイルばね115に接
着剤を塗布する工程、それを加硫する工程が必要となり
製造コストが大巾に上昇する。またコイルばね115の
伸縮を許容するゴム被膜を加硫成形する場合加硫時にコ
イルばね115が変形したり、ゴムがコイルばね115
に回らずコイルばねが露出したりする不良品の多発を防
止するため、コイルばね115及び成形型の精度、ゴム
原料の量、大きさ等の精度が要求され製造コストが更に
高くなる。また、被膜とシールリップとの接着が完全で
ない場合、コイルばね115がシールリップ112から
脱落する可能性もある。
一方、コイルばね115とシールリップ112とを成形
型内で一体成形する製造方法の場合は、加硫時に流動化
したゴムの流れによってばねが変形し、シールリップの
真円度が失なわれ、シールリップの断面が不均一になり
、オイルシール装置のシール性能が低下する。コイルば
ね115を成型形内に配置する場合に、コイルばね11
5の位置決め作業が困難である。さらに、コイルばね1
15内にゴムが入り込みばねの自由度がうばわれてばね
効果を発揮し得ないとの問題点がある。
本発明は、従来技術の斯かる諸問題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、製造工程を削
減することによってコストの低減を可能にすると同時に
、シール性能が高(品質の向上したオイルシール装置及
びその製造方法を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明のオイルシール装置
は、シールリップを備え、シールリップの外周側にばね
が装着されたオイルシール装置において、ばねの表面を
シールリップと同材料で形成された被膜で被覆したこと
を特徴とする。
(作 用) 而して本発明のオイルシール装置によれば、ばねの表面
をシールリップと同材料で形成された被膜で被覆したこ
とにより、これまでのばね表面に接着剤を塗布する接着
剤塗布工程、ばねの加硫工程が不要となり、従って、コ
イルばねの精度等が不要となり、製造コストが大巾に低
下する。またコイルばねの表面の被覆は、シールリップ
と同材料により形成するため接着の際の結合強度が高ま
り、コイルばねがシールリップから脱落することがなく
、品質の向上したオイルシール装置が得られる。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図には、本発明によるオイルシール装置1が示され
ている。2は、運動する軸3と接触しながら流体の漏れ
を防ぐ作用をするリップ先端である。リップ先端2は、
機械の振動や圧力の変動のリップ先端2への影響を減少
させ、リップ先端2を安定した状態に保たせるシールリ
ップ4に連続している。さらにシールリップ4 は、シ
ールリップ4を支持するとともにシールリップ4をハウ
ジング(図示せず)に固定する金属補強環5に接続され
ている。
一方、シールリップ4のリップ先端2の外周側にリップ
先端2を軸3に押しつける押しつけ力を高め押しつけ力
を長い期間に亘って維持するためのばね6が配置されて
いる。ばね6は、シールリップ4の外周側に設けられた
環状溝7内に配置されている。環状溝7は、ばね6の外
形と同じ輪郭の半円形の断面を有する。ばね6は、その
表面がシールリップ4を組成する材料と同じ材料で形成
されている被膜8で被覆されている。この被膜8に使用
する材料は、ばね6を接着させるシールリップと同一種
のポリマーをメタノール、メチルエチルケトン等の有機
溶剤に溶解したものを使用する0例えば、NBRにトリ
ルゴム)に接着させる場合は、NBRのポリマーを溶剤
に溶かして生成し、フッ素ゴムの場合は、フッ素ゴムの
ポリマーを溶剤に溶解して生成する。
上記した2つの例、すなわち、シールリップがNBRの
場合及びフッ素ゴムの場合の具体例を以下の表11表2
に示す。
(例1)シールリップがNBRの場合 表    1 (例2)シールリップがフッ素ゴムの場合表    2 次に上記接着剤兼被覆材料を用いて、オイルシール装置
を製造するには次のように行なう、まず、金属補強環5
を金型(図示せず)内に位置決めし、シールリップ4を
形成するゴム状弾性体素材を金型内に配置する。ゴム状
弾性体素材は環状に未加硫状態で成形されており、加熱
圧縮により流動化して加硫硬化するようになっている0
次に金型を型締めして下型上に載置されたゴム状弾性体
素材を加熱加圧する。するとゴム状弾性体素材が流動化
して成型最内のキャビティ内に充填され、この時金属補
強環5とも接合する。金1内、め、1ゴム状弾性体素材
が硬化した後、型開きして金型内の成形品を取り出し成
形品の余剰部分を切断する。
このようにしてまずシールリップ4を準備する。
次に、接着剤とコーティング剤とを兼ねた上記溶剤を、
ジツイント済のばね6の表面にスプレー等によってスプ
レーし、被膜8を形成する。
表面に被19Bが形成されたばね6を上記のように準備
されたシールリップ4の環状溝7に装着する。
次に環状溝7にばね6が装着されたシールリップ4を加
熱装置、例えば温風炉等の内部に配置して加熱する。こ
の加熱によって、ばね6の表面の被H8がシールリップ
4の環状溝7内に接着され、ばね付のオイルシール装置
が完成する。
本発明のオイルシール装置によれば、ばね表面をシール
リップと同一材料で被覆するためばね6の防錆効果が得
られるとともに、ばね6と環状溝7との結合強度が強ま
り従来のオイルシール装置のように、ばね6が環状溝7
から脱落することがない。
また従来の製造方法における、ばね6の加硫成形等に要
求されるばね6、型等の精度が要求されることがなく製
造コストを低減し得る。一体成形の場合に生じるばね6
の変形等によるシール性の低下をも防止し得る。
(発明の効果) 本発明のオイルシール装置によれば、シールリップを備
え、シールリップの外周側にばねが装着されたオイルシ
ール装置において、ばねの表面を゛シールリップと同材
料で形成された被膜で被覆した故にばねの防錆効果が得
られるとともにばねと環状溝との間に強い結合強度が得
られ、ばねが環状溝から脱落することを確実に防止し得
る。製造時においてばねの変形及びばね全体にゴムが回
らずばねが露出するような不良品を排除し得るとともに
シールリップの真円度が維持され、シールリップによる
シール性が向上した高品質のオイルシール装置を提供し
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるオイルシール装置の縦断面図、
第2図は従来技術によるオイルシーJ調Y4’a@@喝
、’!J @は従来技術によるオイルシール装置のシー
ルリップの縦断面図である。 符号の説明 l・・・オイルシール装N 2・・・リップ先端3・・
・軸         4・・・シールリップ5・・・
金属補強環    6・・・ばね7・・・環状溝   
   8・・・被膜第1蓼 3軸 第2図 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シールリップを備え、シールリップの外周側にば
    ねが装着されたオイルシール装置において、ばねの表面
    をシールリップと同材料で形成された被膜で被覆したこ
    とを特徴とするオイルシール装置。
  2. (2)シールリツプを加硫成形する工程と、シールリッ
    プに装着するばねの表面をシールリップと同材料で形成
    された被膜で被覆する工程と、ばねをシールリップに装
    着する工程と、ばねが装着されたシールリップとを加熱
    してシールリップとばね表面とを接着する工程とからな
    ることを特徴とするオイルシール装置の製造方法。
JP62148698A 1987-06-15 1987-06-15 オイルシ−ル装置とその製造方法 Expired - Lifetime JPH0726687B2 (ja)

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JPS63312571A true JPS63312571A (ja) 1988-12-21
JPH0726687B2 JPH0726687B2 (ja) 1995-03-29

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0323259U (ja) * 1989-07-18 1991-03-11
JPH0630565U (ja) * 1992-09-25 1994-04-22 キーパー株式会社 ガータースプリング付きオイルシール
JP2007100915A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Nok Corp オイルシール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0323259U (ja) * 1989-07-18 1991-03-11
JPH0630565U (ja) * 1992-09-25 1994-04-22 キーパー株式会社 ガータースプリング付きオイルシール
JP2007100915A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Nok Corp オイルシール

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