JPS63312230A - 車両用スライドドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用スライドドアに係り、特に、ドアの内
側に設けられるドア開閉用のガイドレールと、ドア本体
内に設けられるウィンドレギュレータのガイド、レール
とを、ドアの内側より一体的にドア本体に１組付けられ
るようにした車両用スライドドアに関する。

〔従来の技術〕

この種の従来のスライドドアとしては、例えば第４図に
示すように、ドア本体（Ｄ）のインナーパネル（Ａ）の
内側に、車体側に固着された案内装置（図示路）と摺動
自在に嵌合するドア開閉機構（Ｘ）におけるガイドレー
ル（Ｂ）を、ドア本体（Ｄ）の前後方向にほぼ水平に固
着し、ドア本体（Ｄ）内には、窓ガラス（Ｗ）を昇降さ
せるウィンドレギュレータ（Ｒ）における窓ガラス（Ｗ
）の昇降案内用のガイドレール（Ｃ）を、上下のブラケ
ット（Ｅ）をもってインナーパネル（Ａ）の外側にネジ
止めしたものがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のような従来のスライドドアにおいては、両ガイド
レール（Ｂ）（Ｃ）を、互いに独立してインナーパネル
（Ａ）の内外に個別に組付け、しかもつインドレギュレ
ータ（Ｒ）のガイドレール（Ｃ）は。

インナーパネル（Ａ）に穿設した比較的小さな作業孔よ
りドア本体内に挿入し、手さぐりで位置決めをし、かつ
一方の片手で押えつけて、他方の片手でネジ止めすると
いうものであった。

そのため、組付けが繁雑で熟練を要するうえ、作業者へ
の労力負担や組付工数も多く、作業能率の向上が図れな
い等の問題点があった。

また、組付けが繁雑なことから、ウィンドレギュレータ
の組付精度に誤差が生じるおそれもある。

本発明は、上記問題点を解決するために成されたもので
、ドアに対するガイドレールとウィンドレギュレータの
組付けが容易で、かつ組付工数も少なく、作業能率の向
上が図れるとともに、ウィンドレギュレータの組付精度
が向上し得る車両用スライドドアを提供することを目的
としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するための手段は、ドアのインナーパ
ネルの内側に、ドア開閉機構におけるほぼ水平なガイド
レールを設け、かつ前記インナーパネルの外側に、ウィ
ンドレギュレータにおける窓ガラスの昇随案内用のガイ
ドレールを設けてなるスライドドアにおいて、前記ドア
開閉機構のガイドレールと前記ウィンドレギュレータの
ガイドレールとを交差させて一体的に固着するとともに
。

前記インナーパネルに、前記ウィンドレギュレータのガ
イドレールが挿脱し得る大きさの挿入孔を設け、前記両
ガイドレールを、互いに固着した状態でインナーパネル
に装着し得るようにしたことを特徴とするものである。

〔作　　用〕

ドア開閉機構のガイドレールとウィンドレギュレータに
おけるガイドレールとを、予め一体的に固着したのち、
インナーパネルに穿設した挿入孔から、ウィンドレギュ
レータにおけるガイドレールをドア本体内に挿入して、
インナーパネルに双方を同時に組付けることができる。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を１図面に基づいて説明する。

第１図は１本発明を適用した自動車を示すもので、車体
（１）の両側には、一旦外側方に平行移動した後、前方
にスライドして乗降用の開口（２）が形成されるように
したスライドドア（３）が設けられている。

スライドドア（３）は、第２図に示す案内装置（４）に
より支持されて開閉されるようになっている。

案内装置（４）は、車体（１）における開口（２）の前
縁下部に固着されるベース部材（５）と、このベース部
材（５）の後端寄りに、−側方が、はぼ上下方向を向く
軸（６）（７）をもって枢着された互いに平行をなす回
動腕（８）（９）と、この回動腕（８）（９）の他側方
に、はぼ上下方向を向く軸（ｌｏ）（Ｈ）をもって、前
記ベース部材（５）と相対し、かつ車体（１）の側面と
ほぼ平行をなすように枢着された支持ヘッド（１２）と
により構成されている。

これらベース部材（５）と１両回動腕（８）（９）と、
支持ヘッド（１２）とにより、平行四辺形のリンク機構
が形成され、これによって支持ヘッド（１２）は。

車体（１）の側面と常に平行状態を保ちながら、車体（
１）の前後および外側方に移動し得るようになっている
・ 支持ヘッド（１２）の前後の上縁部と下縁部とには。

外周の形状がほぼ菱形のガイドローラ（１３）（１３）
、（１４）　（１４）が、左右方向を向く水平な軸（図
示路）をもって枢支されている。

スライドドア（３）のインナーパネル（１５）には、該
パネル（１５）の下方部を、外方に所定の寸法だけ膨出
させることにより形成された水平の凹所（１５ａ）と、
この凹所（１５ａ）と直交するように、インナーパネル
（１５）の中間部上下方向に、所定の幅と高さをもって
穿設された挿入孔（１６）とが形成されている。

凹所（１５ａ）には、第３図にも示すように、縦断面形
状が内向きほぼコ字形をなし、かつ内面上下にＶ字状の
溝（１７ａ）　（１７ｂ）が形成されたガイドレール（
１７）が固着され、前述の案内装置（４）に設けられた
ガイドローラ（１３）（１４）と係合して摺動するよう
になっている。

このガイドレール（１７）と案内装置（４）とにより、
ドア開閉機構（Ｘ）が形成されている。

挿入孔（１６）には、上記ガイドレール（１７）の外側
面に、取付板（１８）を介して一体的に、かつほぼ直交
状に固着されたウィンドレギュレータ（Ｒ）における窓
ガラス（２２）昇降用のガイドレール（１９）が、ドア
本体（３）内に位置するように挿入され、インナーパネ
ル（１５）の外側に固定されている。

（２０）は、ウィンドレギュレータ（Ｒ）を駆動するた
めの駆動モータで、同じく挿入孔（１６）より挿入され
てインナーパネル（１５）に固定されている。

（２１）は、ウィンドレギュレータ（Ｒ）におけるガイ
ドレール（１９）の固定金具で、これは予めガイドレー
ル（１９）の内側に固着されており、ウィンドレギュレ
ータ（Ｒ）を挿入孔（１６）からドア（３）内に挿入し
た際に、その屈曲した固定部（’２１　ａ　）がインナ
ーパネル（１５）の内側に当接し、ドア（３）の内側か
らネジ止めにより固定することができる。

ガイドレール（１７）がインナーパネル（１５）の凹所
（１５ａ）に固定されると、固定金具（２１）の取付穴
とインナーパネル（１５）に形成されたネジ穴（図示１
ＩＩ８）とが必然的に答致し、ガイドレール（１９）は
、正確に位置決めされてインナーパネル（１５）に組付
けられる。

この結果、ウィンドレギュレータ（Ｒ）により昇降させ
られる窓ガラス（２２）の取付は精度も向上し、窓枠に
対する密着不良やガタ等を防止し得るようになる。

また、インナーパネル（１５）に穿設した挿入孔（１６
）は、ドア（３）の強度剛性を保つために、取付板（１
８）とウィンドレギュレータ（Ｒ）とが挿入し得る最小
の大きさとしている。

なお、ガイドレール（１９）を固定している取付板（１
８）は、必ずしも必要でなく、ドア開閉機構のガイドレ
ール（１７）に、ウィンドレギュレータ（Ｒ）における
ガイドレール（１９）を直接固着するようにしてもよい
。

上記実施例のスライドドアにおいては、インナーパネル
（１５）の内側に凹所（１５ａ）を形成してガイドレー
ル（１７）を固着するとともに、ガイドレール（１７）
とウィンドレギュレータ（Ｒ）におけるガイドレール（
１９）とを一体的に固着しているので、従来のスライド
ドアに比較してドア（３）の厚さを薄くできる利点があ
り、室内の有効スペースの拡大と、ドア（３）が開いた
際における車体側方への飛出し寸法の縮減が可能となる
。

しかし、このような凹所（１５ａ）を特に設けなくても
、実施することができる。

この場合、ガイドレール（１７）をインナーパネル（１
５）の表面に密接させたとき、ウィンドレギュレータ（
Ｒ）におけるガイドレール（１９）がインナーパネル（
１５）よりドア（３）の内方に位置するようにするため
、取付板（１８）の板厚を若干大とするのがよい。

〔発明の効果〕

本発明のスライドドアによると、ドアのインナーパネル
に、ウィンドレギュレータのガイドレールが挿入し得る
大きさの挿入孔を穿設するという簡単な構成として、予
めドア開閉機構のガイドレールとウィンドレギュレータ
のガイドレールとを互いに一体的に固着した状態で、ド
アの内側よりインナーパネルに同時に組付けることがで
きることから、従来に比べて組付けが容易であり、かつ
組付工数も少なく作業能率の向上が図れる。

また、組付けが容易なことから、ウィンドレギュレータ
の位置決めが正確になし得、組付精度が向上し得る効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のスライドドアを備える自動車の外観
図、 第２図は、本発明の一実施例を車内側から見た斜視図、 第３図は、第２図における夏−１線縦断面図、第４図は
、従来のスライドドアにおける縦断面図である。 （１）車体　　　　　　（３）スライドドア（４）案内
装置　　　　（１５）インナーパネル（１５ａ）凹所　
　　　　（１６）挿入孔（１７）ドア開閉機構のガイド
レール （１８）取付板 （１９）ウィンドレギュレータのガイドレール（２１）
固定金具　　　　（Ｒ）ウィンドレギュレータ（Ｘ）ド
ア開閉機構 第１図 ｒイドシール 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ドアのインナーパネルの内側に、ドア開閉機構における
   ほぼ水平なガイドレールを設け、かつ前記インナーパネ
   ルの外側に、ウィンドレギュレータにおける窓ガラスの
   昇降案内用のガイドレールを設けてなるスライドドアに
   おいて、前記ドア開閉機構のガイドレールと前記ウィン
   ドレギュレータのガイドレールとを交差させて一体的に
   固着するとともに、前記インナーパネルに、前記ウィン
   ドレギュレータのガイドレールが挿脱し得る大きさの挿
   入孔を設け、前記両ガイドレールを、互いに固着した状
   態でインナーパネルに装着し得るようにしたことを特徴
   とする車両用スライドドア。