JPS6331205Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダに関する。

従来の動作表示部付テープレコーダは一般に第
１図に示すような構成をしている。第１図におい
て、１は再生ヘツド、２はプリアンプ、３は音量
ボリウム、４はパワーアンプ、５はスピーカ、６
は抵抗、７は抵抗６に接続された動作表示用発光
ダイオード、８はモータ、９はアンプ２，４およ
び発光ダイオード７に電源供給する電源スイツ
チ、１０はモータ８に電源を供給する電源スイツ
チ、１１は電源供給端子であり、電源スイツチ
９，１０はプレイ時および早送り、巻戻し時に同
時にONとなる。このような従来例では、早送
り、巻戻し時にもアンプ２，４に電源が供給さ
れ、無駄な電流が流れたり、スピーカ５からのノ
イズが出てくる。従つて電池動作が主の小型ポー
タブルでは、電池寿命を少しでも伸ばすには必要
電流のみに限る必要があり、好ましくない。

本考案はかかる欠点を解消するためのもので、
以下その一実施例を図面に基づいて説明する。

第２図において、第１図と異なる点は、電源ス
イツチ９はプレイ時にのみONとなるように構成
され、電源スイツチ１０はプレイ時および早送
り、巻戻し時にONとなるよう構成されている。
１２は抵抗６と動作表示用発光ダイオード７の接
続点と、モータ８と電源スイツチ１０の接続点と
の間に介装された抵抗で、早送り、巻戻し時に動
作表示用発光ダイオード７を点灯させるための電
源供給用の抵抗である。従つて早送り、巻戻し時
に電源スイツチを１０をONした場合、モータ８
に電源が供給されるとともに、抵抗１２を通して
発光ダイオード７に電源が供給され、早送り、巻
戻し時にダイオード７に流れる電流はプレイ時の
電流より小さくなり、プレイ時とは異なる明るさ
で発光する。しかし発光ダイオード７の両端の電
圧は2V程度と低い電圧であるため、早送り、巻
戻し時にはアンプ２，４の動作は行なわれず、電
流の無駄はなくなる。

以上本考案によれば、プレイ時にのみアンプに
電流が流れるので、電流の無駄はなくなり、その
実用性は極めて大なものである。

しかも、早送り、巻戻し時とプレイ時に表示部
に流れる電流が異なり、プレイ時と早送り、巻戻
し時とを区別して表示できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例のブロツク図、第２図は本考案
の一実施例を示すブロツク図である。 ２……プリアンプ、４……パワーアンプ、６…
…抵抗、７……動作表示用発光ダイオード、８…
…モータ、９，１０……電源スイツチ、１２……
抵抗。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. プレイ時にアンプおよび第１の抵抗を介して動
   作表示部に電源供給をする第１の電源スイツチ
   と、プレイ時および早送り、巻戻し時にモータに
   電源供給をする第２の電源スイツチと、前記動作
   表示部と第１の抵抗の接続点と、前記モータと第
   ２のスイツチの接続点との間に介装した第２の抵
   抗とを有するテープレコーダ。