JPS63311625A - フロッピィディスク仕上げ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフロッピィディスク（以下ディスクと称する）
を仕上げ加工する工程に於て、円盤状に打ち抜いたディ
スクの打ち抜き端面を仕上げ研磨する装置に関する。

現在マイクロコンピュータの外部記憶装置としては、デ
ィスクを用いた磁気記録装置が普及している。

ディスクは、厚さが０．０２ｍ／臘ないし０．０３■／
璽の円盤状をした可とう性樹脂薄板を基材として、その
゛肩面に磁気記録層を形成した磁気記録媒体である。

従来、ディスクは、幅広かつ長尺の可とう性樹脂薄板の
肩面に塗布や蒸着により磁気記録層を形成したもの（以
下原反と呼ぶ）を所定の金型で円盤に打ち抜いて作られ
ていた。

従来、長尺の薄板から円盤状に打ち抜く際に、打ち抜い
た断面に時として磁気記録層にパリを発生するが、従来
はこの様なディスクに発生していた磁気記録層のパリを
除去するための装置は見当たらず、又、打ち抜いた磁気
記録層に発生したパリは、ディスクの使用中に脱落する
と信号を劣化し、又信号が欠落する原因となり、ディス
クを使用するマイクロコンピュータの出力を誤動作させ
ることとなる。従って、原反からディスクを打ち抜く打
ち抜き作業の際には、打ち抜いた磁気記録層にパリを発
生させないことが重要な要件となる。

そのための対策として、打ち抜き金型を金型の摩耗の少
ない超硬材で作るとか、工具鋼製金型の場合には早期に
交換する等の手段を用いていた。しかしながら超硬金型
は高価であり、工具鋼金型の早期交換は打ち抜き機械の
稼動率を低くするため、ディスクの製造原価を高くする
という問題があった。

本発明は、ディスクの打ち抜き成形時に発生するパリを
確実に、能率よく除去する仕上げ装置を提供することに
ある。

本発明による仕上げ装置は、ディスクの内周部を保持し
てディスクをディスクの中心軸のまわりに回転させる駆
動軸と、ディスクの外周縁、及び外周端面を仕−ヒげる
■漕手段とを備えたことを特徴とするディスク仕上げ装
置である。

本発明の一実施例の要部につき、第１図に正面図を示し
、第２図には側面図を示し、駆動軸の中心線を示す一点
鎖線を境に下半分は駆動軸中心による断面側面図を示す
。

図に於て、１は原反から打ち抜き成形したディスクであ
り、２は駆動軸であり、端面中央部には第２図に示すよ
うに、ディスクには回転駆動軸を中心とする円形の凹部
を設けて環状端面２１を形成し、端面外周縁に形成した
低い段部３１により、駆動軸２と対向駆動軸３により、
ディスク１の内周部を両側から保持してディスク回転時
の脱落を防止し、回転時の仮芯出しを行ない、矢印で示
す方向にディスク１を回転させる。

４は鍔付きの浅い光合形状のスピンドルハブであり、デ
ィスク１の中央孔にはめてディスクｌに固着する。

５、６．７は研磨テープロールであってディスクに当接
するロール表面は、軟質のゴム層で出来ており、図示し
ない支持枠に軸着されている。ロール５は駆動軸２．３
により保持されたディスク１の外周切断端面に対向させ
てディスク１の下方に配置され、ロール６．７はディス
ク１の外周両縁に対向させ、互いに間隔をもたせてディ
スク１の上方、及び下方に配置されている。研磨テープ
ロール５，６．７には、砥粒の粗さが６０００番、ない
し８０００番の砥粒の、テープの走行手段（図示せず）
を備えた研磨テープ８（ロール５についてのみ鎖線で示
す）が巻架されており、ディスク回転方向、又は逆方向
に約１０■／ａ／秒の速度で走行し、ディスク端面の研
磨を行なっている。

支持枠１１に軸着されたロール９．１０はクリーニング
テープロールであり、ディスク面に当たる部分は軟質の
ゴムで出来ており、ロール５の近傍にディスク１の両側
に対向させて配置してあり、一方のロール（例えば９）
はディスク１の面にディスクとロールとの間には薄い紙
製のテープを挟んで弾接するように取り付けており、回
転するディスク１を支えディスク１の周端面の研磨によ
るディスク１の屈曲を防止する。この際クリーニングテ
ープロール９，１０とディスクとの間に挟んだ紙テープ
は、ディスク面の磁気記録媒体面を保護するために用い
るもので、極薄の紙テープをディスクの回転面と同じ速
度か、それ以下の速度でディスク回転方向に送られてい
る。

尚、ディスク表面に対し、はぼ４５度の角度で研磨する
研磨テープロールのロール６、ロール７の部分は、二つ
のロールは相接近して設置してあり、しかもディスクの
上下面に対し、はぼ４５度方向よりおさえる形となるた
めディスクはロールにより保持される故、ロール６、ロ
ール７の部分にはクリーニングテープロールは用いてい
ない。

このような構成の仕上げ装置であるから、原反の打ち抜
き成形の際に発生したディスク１の磁気記録層のパリは
、ディスク１の外周端部を三方（外周端面と外周両縁）
から個別に設けた研磨テープにより研磨することにより
、確実に迅速に除去され、良質の磁気記録用ディスクに
仕上げることができる。

次に、本発明の実施例につき、図を用い詳細に説明する
。

第２図に於て、原版より打ち抜かれたディスクは、駆動
軸両側により固定する。

次に駆動軸を毎分約２０００回転／分で回転させ、ディ
スク両側よりクリーニングテープを介したクリーニング
テープロール９．１０により、ディスクを固定する。ク
リーニングテープ９．１０がディスク面を固定すると、
それと同時に、研磨テープを介した研磨テープロール５
，６．７）よディスクに接し、研磨テープを約１Ｏｎ＋
／ｍ／秒の速度で送りながら、ディスク外周端面を研磨
する、ディスクの回転は約２０００ｒｐＭであり、研磨
テープがディスク端面に当接し、ディスクの端面を研磨
する蒔間はディスク一枚当たりせいぜい１ないし２秒で
ある。

本発明による仕上げ装置によれば、原反の打ち抜き成形
作業に於て、ディスク端面に若しパリが発生した場合１
こは本装置を用い、パリを除去することが出来るため、
工具鋼金型の交換期間を従来より長期にでき、打ち抜き
幾械の稼動率の向上による製造原価の低減ができ、かつ
従来不良としていたパリ発生品も再生できる様になった
。

以下余白

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による仕上げ装置の要部を示す平面図
。 第２図は、同じく要部を示す一部断面図及び側面図であ
る。 １・・・フロッピィディスク。 ２．３・・・駆動軸。 ２１・・・環状端面。 ３１・・・段部。 ４・・・スピンドルハブ。 ５．６．７・・・研磨テープロール。 ８・・・研磨テープ。 ９．１０・・・クリーニングテープロール。 １１・・・支持枠。 特許出願人　　東北金属工業株式会社 第７図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）磁気記録層を肩面に形成した幅広の可とう性樹脂薄
   板を円盤状に打ち抜き成形したフロッピィディスクを、
   該ディスクの内周部を保持してディスクの中心のまわり
   に回転させる駆動軸と、前記ディスクの外周縁及び外周
   端面を仕上げる研磨手段とを備え、円盤状に打ち抜いた
   フロッピィディスクを回転しながら、少なくともディス
   ク面に対し直角方向、及び上下ディスク面に対し４５度
   方向の３方向以上の切断面を研磨する様にしたことを特
   徴とするフロッピィディスク仕上げ装置。 ２）前記研磨手段は表面が軟質ゴムから成る研磨テープ
   ロールと研磨テープとからなり、研磨テープは端面研磨
   時にはテープ送りされる構造とした特許請求の範囲第１
   項記載のフロッピィディスク仕上げ装置。 ３）ディスク面に直角な面を研磨する部分には、ディス
   ク面を上下方向からクリーニングテープロールによりお
   さえる様構成した特許請求の範囲第１項記載のフロッピ
   ィディスク仕上げ装置。