JPS63310439A

JPS63310439A - 延伸機制御装置

Info

Publication number: JPS63310439A
Application number: JP14516587A
Authority: JP
Inventors: Motochika Shintaku; 基親新宅
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-06-12
Filing date: 1987-06-12
Publication date: 1988-12-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、フィルムなどのシート材を延伸加工する延伸
機に係り、特に、一旦停止、再起動を行う、延伸機制御
装置に関する。

（従来の技術）フィルムを延伸加工する場合、加熱したシート材をロー
ルで搬送し、そのロール間に速度差を持たせることで、
シート材を縦方向に延伸している。

そこで、延伸機の一例として、ドロー制御をおこなう、
延伸機料ｍ装置の概略構成図を第４図に示す。

同図において、運転中はシート材１を送って延伸してい
るが、シート材１の巻取ロール交換等により、延伸機の
運転を停止させることがおる。停止させた後、再起動す
るにあたって、出側ロール３を起動し、ブレーキを解放
した瞬間に延伸機により延伸されたシート材１がもとに
戻ろうとする。

このため、出側ロール３が逆転しく矢印方向と逆方向）
、その後正転方向に回転、起動する。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、この起動時の逆転動作により延伸機の張力が変
動し、加工されるシート材１の品質が安定しないという
不具合が生じていた。

この不具合は巻替動作等のための一旦停止時で説明した
が、シート材１が入った状態での起動時も、同様の不具
合がおこる。

本発明は上記の不具合を解決するためになされたもので
、シート材の延伸動作の停止、再起動時においてもスム
ーズな起動ができる延伸機制御装置を提供することを目
的とする。

（発明の構成）（問題点を解決するための手段及び作用）本発明は上記
目的を達成するために、次の手段及び作用から成る。即
ら、シート材を送る入側ロールと、シート材を延伸しな
がら送る出側ロールと、これら人・出側ロールを駆動さ
ける各電動機と、各電動機を速度制御する各速度制御装
置と、速度制御装置に基準を与える速度基７ｔＪ設定器
と、入・出側ロール間に与える速度差を設定するドロー
設定器を持つ延伸機料′ｇＡ装置において、出側ロール
駆動型９ｊＪ機の電流を検出した電流を記憶する電流記
憶装置と、延伸機停止時間の経過を検出する経時計測器
と、延伸機の温度を検出する温度検出器と、この温度検
出器で検出した温度変化に対応した張力値を発生させる
第１の関数発生器と、経時計測器からの経時時間変化に
対応した張力値を発生ざゼる第２の関数発生器と、これ
ら両関数発生器の出力にゲインをかけるゲイン回路を備
え、ゲインのかかった経時時間及び温度変化を電流記憶
装置の出力に補正として加える制御回路とを設け、この
補正値に基き一旦停止後、出側ロールを起動させる延伸
機制御装置である。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
。

第１図に本発明の延伸機料ｔａ装置の概略構成図である
。

第１図は、第４図における従来の延伸機制御装置の構成
に対し、温度検出装置１１と、検出した温度から停止中
の温度変化を検出する温度変化検出器１２、停止中の時
間を計測する経時計測器１３、及びそれらから補正を算
出する関数発生器１４及び１８と、補正算出回路１４の
出力にゲインを掛けるゲイン設定器１５、ゲイン回路１
６を持ち、ざらに、出側の電流を記憶する電流記憶装置
１７と、締出された電流基準と設定電流基準の切替をお
こなう接点１９を付加した構成をとっている他は、第２
図と同じである。

今、シート材の巻替のため、延伸機が停止するとき、停
止直前の電流値を電流記憶信＠２０のタイミングで電流
記憶装置１７により記憶させる、同時に経時計測器１３
が計測を開始する。さらに、温度検出器１１で停止中の
温度変化を検出し、温度変化記憶装置１２に記憶する。

停止時間が長い程、又、温度変化が大ぎい程、シート材
１は延伸され固化されたものになるので、元の状態にも
どる力が弱くなり、逆転する母も小さくなる。

従って、温度変化記憶装置１２に記憶している温度変化
をたとえば第２図に示す様な減少関数の特性を持つ関数
発生器１４に入力し、温度に対する補正値を算出する。

又、経時計測器１３により測定された停止時間を、たと
えば第３図に示す様な減少関数の特性を持つ関数発生器
１８に入力し、時間に対する補正値を算出する。

前記関数発生器１４及び１８の出力を加算し、停止中の
張力変化に対する補正値とする。

さらに、その補正値にシート材の材質による調整要求の
ゲイン設定器１５によりゲインを設定し、ゲイン回路１
６によって、電流基準に対する補正値を亦出する。

前記電流基準補正出力を電流記憶装置１７で記憶してい
る電流値に補正として加えた（減算する）ものを、出側
ロールの電流基準として、加え、起動することにより、
出側ロールは逆転することなく停止直前の状態で運転が
開始される。

一旦起動し、安定した後は、基準切替接点１９を切替え
て、速度基準を速度制御装置９に与えて運転をおこなう
。この速度制御装＠９の出力は電流制ｉＩｌ装置８に入
力され、入力値に対応して、この電流制御装置８は出側
駆動電動機５を駆動する。

尚、上記説明では、電流記憶装置、経時計測器、温度変
化記憶装置、ゲイン回路及びこれら以上の制御回路は、
個別的に機能を有するものとしたが、デジタル方式のス
トアードプログラム方式の計算機を用いて、これらのす
べての機能を有するものとしてよいことはもちろんであ
る。

（発明の効果）以上説明した様に、本発明によれば起動時の出側ロール
の逆転を防ぐことにより、延伸様間の張力変動をおさえ
て安定した起動力ができ、シート材の厚みのバラツキ等
、ムダ部分を節約することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す概略構成図、第２図
、第３図は各関数発生器の特性図、第４図は従来の延伸
機制御装置の概略構成図である。１・・・シート材　　　　２・・・入側駆動ロール３・
・・出側駆動ロール　４・・・入側駆動電動機５・・・
出側駆動電動は　６・・・電流制！Ｉｌ装置７・・・速
度制御装置　　８・・・電流制御装Ｎ９・・・速度制御
装置　　１０・・・ドロー設定器１１・・・温度検出器
　　　１２・・・温度変化記憶装置１３・・・経時計測
器　　　１４・・・関数発生器１５・・・ゲイン設定器
　　１６・・・ゲイン回路１７・・・電流記憶装置　　
１８・・・関数発生器１９・・・切替接点　　　　２０
・・・電流記憶信号代理人　弁理士　則　近　憲　右周　　山王　− 第　１　図１洩１０１１間第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シート材を送る入側ロールと、シート材を延伸し
ながら送る出側ロールと、前記入・出側ロールを駆動さ
せる各電動機と、前記各電動機を速度制御する各速度制
御装置と、前記速度制御装置に基準を与える速度基準設
定器と、前記入・出側ロール間に与える速度差を設定す
るドロー設定器を持つ延伸機制御装置において、前記出
力側ロール駆動電動機の電流を検出した電流を記憶する
電流記憶装置と、延伸機停止時間の経過を検出する経時
計測器と、延伸機の温度を検出する温度検出器と、この
温度検出器で検出した温度変化に対応した張力値を発生
させる第１の関数発生器と、前記経時計測器からの経時
時間変化に対応した張力値を発生させる第２の関数発生
器と、これら両関数発生器の出力にゲインをかけるゲイ
ン回路を備え、ゲインのかかった経時時間及び温度変化
を、前記電流記憶装置の出力に補正として加える制御回
路とを設けたことを特徴とする延伸機制御装置。
（２）前記電流記憶装置と、経時計測器と、温度変化記
憶装置と、ゲイン回路と、及び制御回路としてストアー
ドプログラム方式の計算機を使用することを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の延伸機制御装置。