JPS6330935B2 - - Google Patents
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- JPS6330935B2 JPS6330935B2 JP58165136A JP16513683A JPS6330935B2 JP S6330935 B2 JPS6330935 B2 JP S6330935B2 JP 58165136 A JP58165136 A JP 58165136A JP 16513683 A JP16513683 A JP 16513683A JP S6330935 B2 JPS6330935 B2 JP S6330935B2
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- lldpe
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- foam
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Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
本発明は、改良された強度特性、耐熱性を有す
る非架橋ポリエチレン低率発泡体に関する。 従来、低率発泡体―３倍以下の発泡倍率―とし
ては、高圧法低密度ポリエチレン（以下、
HPLDPEと略す）、ポリエチレンを基材とする発
泡体が商品化されているが、前者は耐熱性及び強
靭性に、後者は強靭性に難点があり、実用上多く
の制約を受けている。 また、線状低密度ポリエチレン（以下、
LLDPEと略す）は、HPLDPEと比較して強靭
性、耐熱性、耐摩耗性に優れているが、その固有
の溶融特性に基因する発泡成形性不良が克服され
ないために、非架橋低発泡体として活用されてい
ない。 本発明者等は、上記の如き状況にある低発泡体
において、LLDPEを用い、架橋等の煩雑な工程
を不要とした経済性にも優れ、しかも強靭性、耐
熱性に優れた低率発泡体をうるべく、その溶融張
力〔メルトインデツクス測定装置（ASTM―
D1238に準拠）を用い、ノズル出口の溶融樹脂を
一定速度（約7.85ｍ／分）にて引き取る時に生ず
る溶融体の張力をいう。〕に着目し、HPLDPEを
配合した場合の検討を行つた結果、図面に示すよ
うにLLDPE重量濃度が20％近傍で溶融張力が極
大値を示し、LLDPEが高濃度であつてもLLDPE
単独に比べ溶融張力上昇効果が大きいことを示し
ている。溶融張力の大きい場合にセルの破裂に起
因する過発泡を防止する作用が生じ、均一発泡体
が得やすい傾向を有することを見出し、本発明を
完成した。 即ち、本発明は、線状低密度ポリエチレン15〜
75重量％と、高圧法低密度ポリエチレン25〜85重
量％とからなる発泡倍率３以下の非架橋ポリエチ
レン低率発泡体である。 本発明に用いられるLLDPEとしては、その製
造法には拘束されず、エチレンとαオレフインと
の共重合体であり、αオレフイン含率20重量％以
下で、αオレフインとしてはブテン―１、ペンテ
ン―１、ヘプテン―１、４メチルペンテン―１、
ヘキセン―１、オクテン―１等が挙げられる。 発泡成形性、物性改良の観点からオクテン―１
が特に好ましい。 LLDPEの基本特性としてのメルトインデツク
ス（以下MIと省略）は0.1〜10、好ましくは0.3〜
3.0である。 MI10を超えると、インフレシヨン成形時のバ
ブル形成及び発泡成形性が低下し、又MI0.1未満
では押出成形性が著るしく低下する。 樹脂密度は0.915〜0.940が適用されるが、発泡
成形性、物性改良の面から特に0.915〜0.930が好
ましい。 本発明に用いられるHPLDPEはその製造法に
は拘束されず、樹脂密度0.915〜0.930ｇ／cm3、
MI0.1〜3.0の通常押出成形に用いられるものであ
る。 LLDPEとの配合時の組合せとして、HPLDPE
のMIは配合組合せ相手組成であるLLDPEのMI
と同等以下とした方が、発泡成形性の向上により
有効である。 本発明に用いられる化学発泡剤は特に制約はな
いが、N2発生型高温分解タイプの発泡剤である
ジアゾカーボンアミド系及びジニトロソペンタメ
チレンテトラミン等が有用である。 核形成剤、助剤との併用も可能である。 本発明の低率発泡体は、LLDPE15〜75重量％、
HPLDPE25〜85重量％及び化学発泡剤0.2〜
2PHRをドライブレンド法による混合または公知
の溶融混合装置を用いて均一の混合体に造粒する
方法により混合したのち、溶融混合装置に投入
し、環状金型より連続的に押出しながら発泡させ
る。尚、化学発泡剤は、マスターバツチ化したも
のを用いてもよい。LLDPEが15重量％未満では
強度特性、耐熱性等が発揮されない。また、75重
量％を超える量では発泡成形体が不良で均一な発
泡体を得ることが困難である。 本発明の低率発泡体は、強靭性、耐摩耗性、耐
熱性に優れ、緩衝性を有するので、包装材料とし
て使用され、また、ヒートシールも容易であるの
で袋物としても有用であり、さらに、収縮ラベル
として利用することも可能である。 以下、実施例及び比較例により本発明を説明す
る。 実施例１〜12及び比較例１〜14 表―１に示すLLDPE、HPDPE及び発泡剤を
用い、表―１に示す配合割合により低率発泡体を
製造し、溶融張力、発泡成形性、発泡状況及び
ASTMD1709による衝撃強度の測定を行つた。 その結果を表―１に示す。 なお、発泡はインフレーシヨンフイルム成膜装
置（モダンマシナリ―EA―50）を用い、スクリ
ユーＬ／Ｄ＝28、圧縮比3.5、ダイとしてスパイ
ラル型環状ダイ100mmφ、ギヤツプ1.0mmで実施し
た。
る非架橋ポリエチレン低率発泡体に関する。 従来、低率発泡体―３倍以下の発泡倍率―とし
ては、高圧法低密度ポリエチレン（以下、
HPLDPEと略す）、ポリエチレンを基材とする発
泡体が商品化されているが、前者は耐熱性及び強
靭性に、後者は強靭性に難点があり、実用上多く
の制約を受けている。 また、線状低密度ポリエチレン（以下、
LLDPEと略す）は、HPLDPEと比較して強靭
性、耐熱性、耐摩耗性に優れているが、その固有
の溶融特性に基因する発泡成形性不良が克服され
ないために、非架橋低発泡体として活用されてい
ない。 本発明者等は、上記の如き状況にある低発泡体
において、LLDPEを用い、架橋等の煩雑な工程
を不要とした経済性にも優れ、しかも強靭性、耐
熱性に優れた低率発泡体をうるべく、その溶融張
力〔メルトインデツクス測定装置（ASTM―
D1238に準拠）を用い、ノズル出口の溶融樹脂を
一定速度（約7.85ｍ／分）にて引き取る時に生ず
る溶融体の張力をいう。〕に着目し、HPLDPEを
配合した場合の検討を行つた結果、図面に示すよ
うにLLDPE重量濃度が20％近傍で溶融張力が極
大値を示し、LLDPEが高濃度であつてもLLDPE
単独に比べ溶融張力上昇効果が大きいことを示し
ている。溶融張力の大きい場合にセルの破裂に起
因する過発泡を防止する作用が生じ、均一発泡体
が得やすい傾向を有することを見出し、本発明を
完成した。 即ち、本発明は、線状低密度ポリエチレン15〜
75重量％と、高圧法低密度ポリエチレン25〜85重
量％とからなる発泡倍率３以下の非架橋ポリエチ
レン低率発泡体である。 本発明に用いられるLLDPEとしては、その製
造法には拘束されず、エチレンとαオレフインと
の共重合体であり、αオレフイン含率20重量％以
下で、αオレフインとしてはブテン―１、ペンテ
ン―１、ヘプテン―１、４メチルペンテン―１、
ヘキセン―１、オクテン―１等が挙げられる。 発泡成形性、物性改良の観点からオクテン―１
が特に好ましい。 LLDPEの基本特性としてのメルトインデツク
ス（以下MIと省略）は0.1〜10、好ましくは0.3〜
3.0である。 MI10を超えると、インフレシヨン成形時のバ
ブル形成及び発泡成形性が低下し、又MI0.1未満
では押出成形性が著るしく低下する。 樹脂密度は0.915〜0.940が適用されるが、発泡
成形性、物性改良の面から特に0.915〜0.930が好
ましい。 本発明に用いられるHPLDPEはその製造法に
は拘束されず、樹脂密度0.915〜0.930ｇ／cm3、
MI0.1〜3.0の通常押出成形に用いられるものであ
る。 LLDPEとの配合時の組合せとして、HPLDPE
のMIは配合組合せ相手組成であるLLDPEのMI
と同等以下とした方が、発泡成形性の向上により
有効である。 本発明に用いられる化学発泡剤は特に制約はな
いが、N2発生型高温分解タイプの発泡剤である
ジアゾカーボンアミド系及びジニトロソペンタメ
チレンテトラミン等が有用である。 核形成剤、助剤との併用も可能である。 本発明の低率発泡体は、LLDPE15〜75重量％、
HPLDPE25〜85重量％及び化学発泡剤0.2〜
2PHRをドライブレンド法による混合または公知
の溶融混合装置を用いて均一の混合体に造粒する
方法により混合したのち、溶融混合装置に投入
し、環状金型より連続的に押出しながら発泡させ
る。尚、化学発泡剤は、マスターバツチ化したも
のを用いてもよい。LLDPEが15重量％未満では
強度特性、耐熱性等が発揮されない。また、75重
量％を超える量では発泡成形体が不良で均一な発
泡体を得ることが困難である。 本発明の低率発泡体は、強靭性、耐摩耗性、耐
熱性に優れ、緩衝性を有するので、包装材料とし
て使用され、また、ヒートシールも容易であるの
で袋物としても有用であり、さらに、収縮ラベル
として利用することも可能である。 以下、実施例及び比較例により本発明を説明す
る。 実施例１〜12及び比較例１〜14 表―１に示すLLDPE、HPDPE及び発泡剤を
用い、表―１に示す配合割合により低率発泡体を
製造し、溶融張力、発泡成形性、発泡状況及び
ASTMD1709による衝撃強度の測定を行つた。 その結果を表―１に示す。 なお、発泡はインフレーシヨンフイルム成膜装
置（モダンマシナリ―EA―50）を用い、スクリ
ユーＬ／Ｄ＝28、圧縮比3.5、ダイとしてスパイ
ラル型環状ダイ100mmφ、ギヤツプ1.0mmで実施し
た。
【表】
図面は、本発明の実施例及び比較例における樹
脂配合割合と溶融張力の関係を示すグラフであ
る。
脂配合割合と溶融張力の関係を示すグラフであ
る。
Claims (1)
- １ 線状低密度ポリエチレン15〜75重量％と、高
圧法低密度ポリエチレン25〜85重量％とからなる
発泡倍率３倍以下の非架橋ポリエチレン低率発泡
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16513683A JPS6058440A (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 非架橋ポリエチレン低率発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16513683A JPS6058440A (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 非架橋ポリエチレン低率発泡体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6058440A JPS6058440A (ja) | 1985-04-04 |
| JPS6330935B2 true JPS6330935B2 (ja) | 1988-06-21 |
Family
ID=15806578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16513683A Granted JPS6058440A (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 非架橋ポリエチレン低率発泡体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6058440A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60222222A (ja) * | 1984-04-20 | 1985-11-06 | Japan Styrene Paper Co Ltd | ポリエチレン押出発泡体の製造法 |
| JPH02217220A (ja) * | 1989-02-20 | 1990-08-30 | Sekisui Plastics Co Ltd | ボリエチレン系発泡体の製造方法 |
| FR2662538A1 (fr) * | 1990-05-23 | 1991-11-29 | Framatome Sa | Dispositif et procede de decontamination de la surface interieure de la paroi d'une cuve de reacteur nucleaire. |
| KR101287732B1 (ko) * | 2003-07-07 | 2013-07-18 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 얇은 발포 폴리에틸렌 시트 |
| JP2011102379A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-05-26 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 発泡シート |
| US10899902B2 (en) | 2015-09-02 | 2021-01-26 | Sika Technology Ag | Heat expandable foam |
| JP7252805B2 (ja) * | 2019-03-26 | 2023-04-05 | 株式会社カネカ | ポリエチレン系無架橋押出発泡体 |
| JP7130080B1 (ja) * | 2021-03-15 | 2022-09-02 | 株式会社ジェイエスピー | ポリエチレン系樹脂発泡粒子、ポリエチレン系樹脂発泡粒子の製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5092967A (ja) * | 1973-12-22 | 1975-07-24 | ||
| JPS5236159A (en) * | 1975-09-18 | 1977-03-19 | Sekisui Plastics | Process for producing polyolefin foam |
| JPS55127440A (en) * | 1979-02-22 | 1980-10-02 | Dow Chemical Co | Compression strength improved polyethylene blend foam |
-
1983
- 1983-09-09 JP JP16513683A patent/JPS6058440A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5092967A (ja) * | 1973-12-22 | 1975-07-24 | ||
| JPS5236159A (en) * | 1975-09-18 | 1977-03-19 | Sekisui Plastics | Process for producing polyolefin foam |
| JPS55127440A (en) * | 1979-02-22 | 1980-10-02 | Dow Chemical Co | Compression strength improved polyethylene blend foam |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6058440A (ja) | 1985-04-04 |
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