JPS63309107A - 播種プラントの播種処理部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、田植機用マント状苗を育成する前行程に用い
る播種プラントの播種処理部に関する。

〔従来の技術〕

上記播種プラントとしては、例えば実開昭５６−１１１
７１６号公報で示されるように、育苗箱を搬送する搬送
装置の上方に、床土供給装置、潅水装置、播種装置、覆
土装置を並べて設け、床土供給から覆土までの播種処理
を流れ作業で行えるように構成してあった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、旧来の播種プラントでは、人手をほとんど
使うことなく大量の播種処理を行うことができるのであ
るが、しかし、各育苗箱に種子を播く際に既存の播種装
置では、供給ブラシに種子が刺さったり、湿り具合に応
じてブリッジ現象を引起こすことも少なくなく、各育苗
箱への供給量や床土面での分布が均一になり難く、播種
不良を発生することがよくある。

従って、種子の播かれた床土面を常時監視する作業員を
傍に立たせて播種状況が適正かどうかを判断させると共
に、不良を認めた場合には即座に播かれる種子の量が適
正になるように播種装置を調節させる必要があった。そ
して、そのことが播種処理を完全無人化するための一つ
のネックになっていた。

本発明の目的は、床土面の播種状況の監視を電気的手段
に委ねることによって、ｔｉ種処理の完全無人化を促進
することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は、播種装置と覆土装置との間に床土
面描像用の撮像装置を設け、この撮像装置を、描像画像
情報に基づいて播種状況を解析してそれが適正かどうか
を判断する画像処理装置に接続すると共に、この画像処
理装置に、Ｉ最像画像情報から播種の分布状況を解析す
る手段と播種の供給量を解析する手段を設け、これらの
手段を切換え可能にしてある点にあり、その作用・効果
は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、覆土される以前に、種子の播かれた床土面を撮
像装置によって撮像する。次に、撮像装置に接続された
画像処理装置が、描像画像情報に基づいて播種状況を解
析し、それが適正かどうかを判断する。画像処理装置に
は、播種の分布状況を解析する手段と播種の供給量を解
析する手段とが設けられていて、中・成苗育生のための
ばら播きや条播き等の薄播きの場合には、分布状況を解
析する手段を用いる。また、稚苗育生のための厚播きの
場合には色彩の濃淡から供給量を解析する手段に切換え
て用いる。

要するに、その場合の播種状況を勘案して適当な解析手
段を選択して用いる。

〔発明の効果〕

その結果、床土面の播種状況の監視を作業員に代わって
電気的手段で精度良く行えるようになり、播種処理の完
全無人化に向けて大きく前進した。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に示すように、マット状苗を生産するための播種
プラントを、育苗箱供給部（Ａ）、播種処理部（Ｂ）、
及び育苗箱積重ね装置（Ｃ）を連設して構成してある。

前記育苗箱供給部（Ａ）は、積重ねた状態の育苗箱群（
１ｇ）・・を送るフィードコンベア（２）と、このフィ
ードコンベア（２）からの育苗箱群（Ｉｇ）を吊下げた
状態で作業レベルまで下降させるエレベータユニット（
３）と、このエレベータユニット（３）からの育苗箱群
（Ｉｇ）から育苗箱（１）を１つずつ取出し、かつ、横
方向に送り出す育苗箱供給装置（４）及びその育苗箱（
１）に敷紙を送り出す敷紙繰出し装置（４ａ）とから構
成してある。

前記播種処理部（Ｂ）は、前記育苗箱供給装置（４）か
らの育苗箱（１）を載置状態で送る搬送コンベア（５）
と、育苗箱（１）に床土を供給する床土供給装置（６）
と、床土に水を散布する潅水装置（７）と、床土上に種
籾を播く播種装置（８）と、播種後の育苗箱（１）に対
して覆土を行う覆土装置（９）とで構成してある。

前記育苗箱積重ね装置（Ｃ）は、前記搬送コンベア（５
）によって連続的に送り込まれる育苗箱（１）を略水平
状態の棚状に保持して上方に持ち上げるリフト機構（１
０）と、リフト機構（１０）で上方に持ち上げられた育
苗箱（１）を略水平状態のまま積重ね作業位置に送り出
す往復作動構造の横送り機構（１１）と、横送り機構（
１１）によってリフト機構（ｌＯ）から送り出された育
苗箱（１）を、送り出されたレベルにおいて略水平状態
で保持すると共に、育苗箱（１）の送り出し方向で育苗
箱（１）の全幅が前記積重ね位置の路上力に達した後、
育苗箱（１）を落下させるべく両側に開放する開閉棚機
構（１２）と、横送り機構（１１）からの育苗箱（１）
を積重ね作業位置において、運搬台車（１３）に順次載
置させるべく、運搬台車（１３）に育苗箱（１）が積重
ねられる毎に下降作動する運搬台車搭載用のエレベータ
機構（１４）とで構成してある。

この播種プラントは育苗箱（１）を連続的に送り出し、
かつ、この育苗箱（１）に播種を行うと共に、播種処理
後の育苗箱（１）を積重ねることで、出芽までの期間、
積重ね育苗を行えるよう構成され、運搬台車（１３）に
積重ねられた育苗箱（１）・・が運搬台車（１）と共に
第２図に示すように出芽ユニット（１５）に送り込まれ
、所定の湿度、温度の条件下で出芽させた後、育苗箱積
込み装置（１６）によって緑化用育苗棚（１７）に積換
えられて更に成育されるようになっている。

前記播種装置（８）と覆土装置（９）との間には、育苗
箱（１）が搬送されてくる毎にその床土面を描像し、描
像画像情報として出力する撮像装置としてのカラービデ
オカメラ（ＣＡ）を設けである。

このカラービデオカメラ（ＣＡ）には、前記画像情報を
量子化して播種状況を解析し、それが適正かどうかを判
断する画像処理装置（１８）を接続してある。

この画像処理袋！　（１Ｂ）は、床土面上の種籾の色の
み対応した２値化色素画像に変換し、小頭域ごとに抽出
された種籾数を演算し、播種の分布が適正かどうかを判
断する手段と、床土面上の播種量をその画像の平均的濃
淡値として求めると共に、その濃淡値が設定された範囲
内にあるかどうか、換言すると播種が適ｌであるかどう
かを判断する手段とを備えている。播種の分布を判断す
る手段と供給量を判断する手段は、画像処理装置（１８
）のソフトウェア−的な手法によって実現されており、
それらの切換えは、播種装置（８）の供給量の調節に連
動して行われる。

供給量が少ないときは播種分布で判断し、多いときは播
種量で判断することになる。また、前記画像処理装置（
１８）には、ブザー（ＢＺ）が接続してあり、播種状況
が適正でないと判断された場合に鳴り出し、作業者に警
告を発する仕組みとなっている。

前記覆土装置（９）の下方に位置する搬送コンベア（５
）下手側部分を、播種処理部（Ｂ）での高さレベルと育
苗箱積重ね装置（Ｃ）での高さレベルとの落差に対処す
るために下方に傾斜させである。更に傾斜した後端部と
育苗箱積重ね装置（Ｃ）側の搬送コンベア（５）との間
に下手側が下方に傾斜した傾斜搬送コンベア（５ａ）を
介在させである。この傾斜搬送コンベア（５ａ）は、実
質的に播種処理部（Ｂ）と育苗箱積重ね装置（Ｃ）とを
接続するものであり、播種プラント全体の大きさを考慮
するとできるだけ短い方が望ましい。但し、余り短くす
ると傾斜角が急になり、播種処理部（Ｂ）によって水平
姿勢で搬送されてきた育苗箱（１）が傾斜搬送コンベア
（５ａ）の前端に到達する際、下方に大きく倒れ込んで
床土が片寄ったり弾んだりしてしまうことがあるため、
その傾斜角が急になり過ぎないように長さを定める必要
がある。そのため前述したように、播種処理部（Ｂ）側
の搬送コンベア（５）の下手側をも下方に屈曲し、全体
的な傾斜を緩くしているのである。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするた
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る播種プラントの播種処理部の実施例
を示し、第１図は播種プラントの積重ね処理までの処理
系を示す図、第２図は播種プラントの積重ね処理から緑
化処理までの処理系を示す図である。 （１）・・・・・・育苗箱、（５）・・・・・・搬送装
置、（６）・・・・・・、床土供給装置、（８）・・・
・・・播種装置、（９）・・・・・・覆土装置、（１８
）・・・・・・画像処理装置、（ＣＡ）・・・・・・撮
像装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　育苗箱（１）を載置状態で搬送する搬送装置（５）の
   上方に、前記育苗箱（１）に床土を供給する床土供給装
   置（６）と、床土面に種子を播く播種装置（８）と、播
   種後の床土上に覆土を行う覆土装置（９）とを搬送方向
   上手側から下手側に亘って順次配設してある播種プラン
   トの播種処理部であって、前記播種装置（８）と覆土装
   置（９）との間に床土面撮像用の撮像装置（ＣＡ）を設
   け、この撮像装置（ＣＡ）を、撮像画像情報に基づいて
   播種状況を解析してそれが適正かどうかを判断する画像
   処理装置（１８）に接続すると共に、この画像処理装置
   （１８）に、撮像画像情報から播種の分布状況を解析す
   る手段と播種の供給量を解析する手段を設け、これらの
   手段を切換え可能にしてある播種プラントの播種処理部
   。