JPH0510567Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0510567Y2
JPH0510567Y2 JP8942887U JP8942887U JPH0510567Y2 JP H0510567 Y2 JPH0510567 Y2 JP H0510567Y2 JP 8942887 U JP8942887 U JP 8942887U JP 8942887 U JP8942887 U JP 8942887U JP H0510567 Y2 JPH0510567 Y2 JP H0510567Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seeding
sowing
soil
seedling
seedling raising
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8942887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63196910U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8942887U priority Critical patent/JPH0510567Y2/ja
Publication of JPS63196910U publication Critical patent/JPS63196910U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0510567Y2 publication Critical patent/JPH0510567Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sowing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、田植機用マツト状苗を育成する前工
程に用いる播種プラントの播種処理部に関する。
〔従来の技術〕
上記播種プラントとしては、例えば実開昭56−
111716号公報で示されるように、育苗箱を搬送す
る搬送装置の上方に、床土供給装置、灌水装置、
播種装置、覆土装置を並べて設け、床土供給から
覆土までの播種処理を流れ作業で行えるように構
成してあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、旧来の播種プラントでは、人手を
ほとんど使うことなく大量の播種処理を行うこと
ができるのであるが、しかし、各育苗箱の床土面
に種子を播く際に既存の播種装置では、供給ブラ
シに種子が刺さつたり、湿り具合に応じてブリツ
ジ現象を引起こすことも少なくなく、各育苗箱へ
の供給量や床土面での分布が均一になり難く、播
種不良を発生することがよくある。
従つて、種子の播かれた床土面を常時監視する
作業員を傍に立たせて播種状況が適正かどうかを
判断させるとともに、不良を認めた場合には即座
に播かれる種子の量が適正になるように播種装置
を調節させる必要があつた。そして、そのことが
播種処理を完全無人化するための一つのネツクに
なつていた。
本考案の目的は、床土面の播種状況の監視を電
気的手段に委ねることによつて、播種処理の完全
無人化を促進することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、播種装置と覆土装置との
間に床土面撮像用の撮像装置を設けるとともに、
この撮像装置の撮像画像情報を量子化して複数の
小領域に分割し、各小領域における播種状況を解
析し、播種状況が適正である小領域の数と適正で
ない小領域の数の割合で各育苗箱における播種状
況が適正がどうかを判断する画像処理装置を備え
てある点にあり、その作用・効果は次の通りであ
る。
〔作用〕
つまり、覆土される以前に、種子の播かれた床
土面を撮像装置によつて撮像する。次に、撮像装
置に接続された画像処理装置が、撮像画像情報を
量子化するとともに、複数の小領域に等分割す
る。そして、各小領域における播種状況が適正で
ある小領域の数と適正でない小領域の数の割合を
求め、各育苗箱における全体の播種状況が適正か
どうかを判断する。
〔考案の効果〕
その結果、床土面の播種状況監視を作業員に代
わつて電気的手段で精度良く行えるようになつ
た。特に、撮像画像情報を小領域に分割する方法
を採用していることから種子の分布状況を監視す
ることも可能で、播種処理の完全無人化に向けて
大きく前進した。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第4図に示すように、マツト状苗を生産するた
めの播種プラントを、育苗箱供給部A、播種処理
部B、及び育苗箱積重ね装置Cを連設して構成し
てある。
前記育苗箱供給部Aは、積重ねた状態の育苗箱
群1g…を送るフイードコンベア2と、このフイ
ードコンベア2からの育苗箱群1gを吊下げた状
態で作業レベルまで下降させるエレベータユニツ
ト3と、このエレベータユニツト3からの育苗箱
群1gから育苗箱1を1つずつ取出し、かつ、横
方向に送り出す育苗箱供給装置4とで構成してあ
る。
前記播種処理部Bは、前記育苗箱供給装置4か
らの育苗箱1を載置状態で送る搬送コンベア5
と、育苗箱1に床土を供給する床土供給装置6
と、床土に水を散布する灌水装置7と、床土上に
種籾を播く播種装置8と、播種後の育苗箱1に対
して覆土を行う覆土装置9とで構成してある。
前記育苗箱積重ね装置Cは、前記搬送コンベア
5によつて連続的に送り込まれる育苗箱1を略水
平状態の棚状に保持して上方に持ち上げるリフト
機構10と、リフト機構10で上方に持ち上げら
れた育苗箱1を略水平状態のまま積重ね作業位置
に送り出す往復作動構造の横送り機構11と、横
送り機構11によつてリフト機構10から送り出
された育苗箱1を、送り出されたレベルにおいて
略水平状態で保持すると共に、育苗箱1の送り出
し方向で育苗箱1の全幅が前記積重ね位置の略上
方に達した後、育苗箱1を落下させるべく両側に
開放する開閉棚機構12と、横送り機構11から
の育苗箱1を積重ね作業位置において、運搬台車
13に順次載置させるべく、運搬台車13に育苗
箱1は積重ねられる毎に下降作動する運搬台車搭
載用のエレベータ機構14とで構成してある。
この播種プラントは育苗箱1を連続的に送り出
し、かつ、この育苗箱1に播種を行うと共に、播
種処理後の育苗箱1を積重ねることで、出芽まで
の期間、積重ね育苗を行えるよう構成され、運搬
台車13に積重ねられた育苗箱1…が運搬台車1
と共に第5図に示すように出芽ユニツト15に送
り込まれ、所定の湿度と温度の条件下で出芽させ
た後、育苗箱積込み装置16によつて緑化用育苗
棚17に積換えられて更に成育されるようになつ
ている。
前記播種装置8と覆土装置9との間には、育苗
箱1が搬送されてくる毎にその床土面を撮像し、
撮像画像情報として出力する撮像装置としてのカ
ラービデオカメラCAを設けてある。カラービデ
オカメラCAには、画像処理装置18を接続して
ある。この画像処理装置18は、前記撮像画像情
報を量子化して床土面上の種籾の色のみに対応し
た2値化色素画像に変換すると共に、その画像を
小領域Pに等分割し、(第2図参照)、各小領域P
ごとに抽出された種籾数を演算し、その結果と予
め記憶された設定数とを比較する。そして、演算
結果が設定数よりも大きい場合には播種が適正に
行われた小領域P1とみなし、小さい場合には播
種が適正に行われなかつた小領域P2とみなす
(第3図参照)。播種状況が適正である小領域P1
の数に対する適正でない小領域P2の数の割合を
求め、その割合が予め設定した値よりも高くなる
場合には、換言すると、適正でない小領域P2
数が一定以上になる場合には、各育苗箱1におけ
る全体の播種状況が適正でないと判断する。この
ように判断されると、画像処理装置18に接続さ
れたブザーBZが鳴り出し、作業者に警告を発す
るようになつている。
第1図に示すように、前記画像処理装置18に
よつて解析された各小領域Pにおける種籾数は、
後述するシヤツタ開閉制御機構19の制御用デー
タとしてメモリーM内に蓄えられる。
前記カラービデオカメラCAの搬送下手側には、
補充用播種装置20を設置してある。この補充用
播種装置20は、播種が適正に行われなかつた床
土上の小領域P2に相当する部分に種籾を再度播
いていくものである。具体的には、搬送コンベア
5の巾方向に亘つて4連の吐出口21を有し、全
ての吐出口21が4つのシヤツタ22によつて独
立に開閉する構造となつている。前記シヤツタ2
2を開閉操作するのは、各シヤツタ22ごとに設
けられた4つの電磁ソレノイドSLであり、これ
らの電磁ソレノイドSLを駆動するのは、各電磁
ソレノイドSLごとに接続されたドライバー23
である。これらのドライバー23は、前記シヤツ
タ開閉制御機構19に接続されていて、この制御
機構19から送られてきた信号に基づいて作動す
る。
即ち、播種後の育苗箱1が補充用播種装置20
の手前にくると、センサーSがそれを感知してそ
の情報を画像処理装置18へ送る。画像処理装置
18は、それを受けると同時にメモリーM内に蓄
えられたデータをシヤツタ開閉制御機構19に送
る。シヤツタ開閉制御機構19では、送られてき
たデータの中から種籾数が特に少なくて播種状況
が適正でない小領域P2を検出する。そして、育
苗箱1が補充用播種装置20の下方を通過中、そ
の小領域P2が吐出口21の真下に位置すると、
先のデータに基づいて該当するドライバー23が
作動し、電磁ソレノイドSLを駆動すると共に、
シヤツタ22を一時的に開放操作して目的とする
小領域P2に種籾を補充する。このように、育苗
箱1の床土上に播種状況が適正でない小領域P2
があれば、搬送方向下手側から順次補充されてい
くことになる。尚、目的とする小領域P2が吐出
口21の真下に位置しているかどうかの判断は、
搬送コンベア5が一定速度で動いていることを前
提として、前記センサーSが育苗箱1を感知して
からの経過時間を計測して行われる。
前記播種処理部Bの後方に位置する搬送コンベ
ア5下手側部分には、播種処理部Bでの高さレベ
ルと育苗箱積重ね装置Cとの高さレベルとの落差
に対処するために傾斜搬送コンベア5aを介在さ
せてある。この傾斜搬送コンベア5aは、実質的
に播種処理部Bと育苗箱積重ね装置Cとを接続す
るものであり、播種プラント全体の大きさを考慮
するとできるだけ短い方が望ましい。但し、余り
短くすると傾斜角が急になり、播種処理部Bによ
つて水平姿勢で搬送されてきた育苗箱1が傾斜搬
送コンベア5aの前端に到達する際、下方に大き
く倒れ込んで床土が片寄つたり弾んだりしてしま
うことがあるため、その傾斜角が急になり過ぎな
いように長さを定める必要がある。
前記傾斜搬送コンベア5aの前端下部には、後
端下部を支点として傾斜角を変更するための油圧
シリンダCyを設けてある。この油圧シリンダCy
を短縮して傾斜搬送装置5aを水平姿勢にする
と、前記育苗箱積重ね装置Cでの搬送コンベア5
の高さレベルと同一になり、第1図中仮送線で示
すように、育苗箱積重ね装置Cを水平姿勢となつ
た傾斜搬送コンベア5a上へ移動させて前記出芽
ユニツト15の外部に退避させることが可能とな
る。また、前記傾斜搬送コンベア5aの後端に
は、前記油圧シリンダCyの作動制御弁(図示せ
ず)の操作スイツチSWを付設してある。そし
て、前記育苗箱積重ね装置Cを移動させてその一
部操作スイツチSWが接当してONになると、油
圧シリンダCyが自動的に短縮作動し、傾斜搬送
装置5aが育苗箱積重ね装置Cの搬送コンベア5
と同一の高さレベルに切換わるようになつてい
る。
尚、本考案を実施するに撮像画像情報を解析す
るのに種籾と床土の明暗を利用したり、床土面上
に播かれた種籾の色による濃淡を利用してもよ
い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にするために符号を記すが、該記入によ
り本考案は添付図面の構造に限定されるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る播種プラントの播種処理部
の実施例を示し、第1図は補充用播種装置の制御
系を示す図、第2図は小領域に分割された画像を
示す図、第3図は播種が各小領域に対して適正に
行われたかどうかを示す図、第4図は播種プラン
トの積重ね処理までの処理系を示す図、第5図は
播種プラントの積重ね処理から緑化処理までの処
理系を示す図である。 1……育苗箱、5……搬送装置、6……床土供
給装置、8……播種装置、9……覆土装置、18
……画像処理装置、P……小領域、CA……撮像
装置、P1……播種状況が適正である小領域、P2
……播種状況が適正でない小領域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 育苗箱1を載置状態で搬送する搬送装置5の上
    方に、前記育苗箱1に床土を供給する床土供給装
    置6と、床土面に種子を播く播種装置8と、播種
    後の床土上に覆土を行う覆土装置9とを搬送方向
    上手側から下手側に亘つて順次配設してある播種
    プラントの播種処理部であつて、前記播種装置8
    と覆土装置9との間に床土面撮像用の撮像装置
    CAを設けるとともに、この撮像装置CAの撮像画
    像情報を量子化して複数の小領域Pに分割し、各
    小領域Pにおける播種状況を解析し、播種状況が
    適正である小領域P1の数と適正でない小領域P2
    の数の割合で各育苗箱1における播種状況が適正
    かどうかを判断する画像処理装置18を備えてあ
    る播種プラントの播種処理部。
JP8942887U 1987-06-09 1987-06-09 Expired - Lifetime JPH0510567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8942887U JPH0510567Y2 (ja) 1987-06-09 1987-06-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8942887U JPH0510567Y2 (ja) 1987-06-09 1987-06-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63196910U JPS63196910U (ja) 1988-12-19
JPH0510567Y2 true JPH0510567Y2 (ja) 1993-03-16

Family

ID=30948405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8942887U Expired - Lifetime JPH0510567Y2 (ja) 1987-06-09 1987-06-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0510567Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63196910U (ja) 1988-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2562007C (en) Conveyance positioning system for an air cart in an agricultural seeder
US9258939B2 (en) Hill-compensating planter and method
KR102471050B1 (ko) 다수개의 육묘상자공급기가 구비되는 육묘상자 공급용 컨베이어
JPH0510567Y2 (ja)
JPH0521526B2 (ja)
KR102471053B1 (ko) 다수의 육묘상자공급기를 갖는 육묘상자 공급용 컨베이어의 육묘상자 공급 공정
KR100491169B1 (ko) 대립종자 정렬파종기
JPH0520044B2 (ja)
JPH0137368Y2 (ja)
JPS63309109A (ja) 播種プラントの播種処理部
JPH06898Y2 (ja) 播種プラント
JP2828554B2 (ja) 苗床供給装置
JPS63309108A (ja) 播種プラントの播種処理部
JPH02134843U (ja)
JPH08242618A (ja) 播種プラントの作業速度制御装置
JPH0420163Y2 (ja)
KR102285596B1 (ko) 자주식 마늘 파종기
JP2815794B2 (ja) 播種プラント
JP2777039B2 (ja) 苗床供給装置
JPH0353606Y2 (ja)
JP2644463B2 (ja) 育苗箱処理施設
JPS6371026A (ja) 育苗箱積重ね装置
JPH04210505A (ja) 育苗システム
JPS6368010A (ja) 播種プラント
JP2547681Y2 (ja) 播種装置