JPS63308115A

JPS63308115A - 水抜き管及びその施工方法

Info

Publication number: JPS63308115A
Application number: JP62141537A
Authority: JP
Inventors: Shigeto Kumagai; 熊谷　成人
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-06-08
Filing date: 1987-06-08
Publication date: 1988-12-15
Also published as: KR890000740A; KR970010506B1; JPH0517333B2; EP0294740A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、水抜き管及びその施工方法に関し、より詳し
くは、山間部等の法面やトンネル等の水抜き排水に主と
して用いられる水抜ぎ管及びその施工方法に関する。

地盤の弱い山間部の法面等において地中に含まれる水分
が増加すると崖崩れや山津波の発生する恐れがある。こ
のため事前に法面内の水分を後人することが必要となる
。第８図は従来採用されている水抜き方法の概要を示す
ものである。

法面〇の適宜場所にはポーリング等によりまず横孔９が
窃設される。次に図示のごとぎ水抜き管１Ａが挿入され
る。水抜き管１Ａは先端部を閉止された細長な中空パイ
プに多数個の貫通孔１ｏをあけたものから形成される。

法面８内の雨水は貫通孔１０から水抜き管１Ａ内に入り
、やや傾斜して挿設されている管の内壁に沿って出口側
に送られ、排出される。

（発明が解決しようとする問題点）前記従来技術の水抜き方法では、横孔を予め堀削せねば
ならず面倒であると共に、水抜き管１Ａが地圧により押
し潰されるとｄ通孔１０が塞がり、水抜きが円滑にでき
なくなる問題点が生ずる。

本発明は以上の問題点を解決するもので、法面等の地中
内の水分を効率よく吸収し１ｑると共に、横孔を予め堀
削する必要なくそのまま挿入でき、地圧等により押圧さ
れても円滑な水抜きができる水抜き管およびその施工方
法を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）本発明はこのために、第１の発明として、水抜き管を頂
角部が鋭角な円錐状のキャップとこれに連結する細長な
水抜き管体から形成せしめ、前記水抜き管体はその外周
面に軸線方向に沿う複数本のスリットを設け、横断面形
状として中心孔及びこの回りに形成される導水孔を有し
、該中心孔及び導水孔を前記スリットとともに軸線方向
に沿って全長にわたって形成し、かつこれ等とスリット
を連通せしめるべく形成してなる水抜き管を構成するも
のでおり、第２の発明として、該水抜き管を地中に施工
する方法であって、中心孔に剛性の押込棒を挿入し、押
込棒の後端部を打撃して水抜き管を地中に進行させた後
、該押込棒を扱き去ることを特徴とする水抜き管の施工
方法を構成するものである。

（作用）鋭角なキャップと、中心孔と導水孔を有する細長な水抜
き管体との組合体から形成されることにより、水抜きの
管の中心孔に剛性の押込棒を挿入しその後端部に衝撃を
与えることにより、水抜きの管は直接法面等の地中に打
設可能となる。地中の水分は前記スリットを介し、中心
孔及び導水孔内に導かれ、これから後端部側に流出され
る。水抜き管体が地圧により押圧され、変形しても、前
記スリットと中心孔及び導水孔との連通は大きく妨害さ
れないので、この状態においても良好な水抜きが行なわ
れる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図〜第４図は第５図に示す実施例の水抜き管１の構
成部品を説明するための図面である。第５図に示すキレ
ツブ２は第１図の円錐状キャップ３とこれが螺着される
第２図の接続具４から形成される。円錐状キャップ３は
、比較的堅い材質、例えば鉄鋼材から形成され、鋭角状
の頂角部を有する円錐体３ａとこれに連結形成されるね
じ部３ｂとから形成される。接続具４は円錐状キせツブ
３のテーパ角度に見合うテーパを形成する前面側の傾斜
部４ａとこれに接続する中空円管部４ｂとからなり、傾
斜部４ａ内には円錐状キャップ３のねじ部３ｂが螺合す
るねじ部４Ｃ及び後記する水抜き管体５の導水孔６．７
が連通し得る位置に形成される凹溝部４ｄ、４ｅ及びテ
ーパ孔４ｆが形成され、中空円管部４ｂには水（友き管
体５の外周が嵌着される嵌合孔４ｇが形成される。　第
３図に示すごとく、水抜き管体５は細長な中心孔５ｇを
有する中空状管体から形成される。第４図はその横断面
形状を示すもので、中心孔５ｇのまわりには、適宜断面
積を有する導水孔５ａ、５ｂ、５ｃが中心線に対し対称
位置にそれぞれ形成されると共に、外周面にはスリット
５ｄ、　５ｅ、５ｆがぞれぞれ中心線に対し対称に形成
される。スリット５ｄは導水孔５ｂに、スリット５ｅは
導水孔５ａに、スリット５ｆは中心孔５ｇを介し導水孔
５ｃにそれぞれ連通する。　また第３図に示す如く、導
水孔５ａ、５ｂ、５Ｃと中心孔５ｇ及びスリット５ｄ、
　５ｅ、５［はそれぞれ軸線方向に沿って全長にわたり
形成される。

なお水抜き管体５の外周は接続具４の螺合孔４ｇに挿入
される直径のものから形成される。

第２図に示した接続具４は複雑な形状のものから形成さ
れるが、これらは合成樹脂材ら形成されるもので、型成
形、射出成型等により容易に製作することができる。ま
た、水抜ぎ管体５は押出成形により容易に製作すること
ができる。

第５図は前記したごとく円錐状キャップ３及び接続具４
からなるキャップ２及び水抜き管体５を連結してなる水
抜き管１の全体構造を示すもので、円錐状キャップ３が
先端に位置され、水抜き管体５が細長に後方に向かって
伸延し、その後端面を形成する。水抜き管体５の中心孔
５ｇは接続具４のテーパ孔４ｆに同心状に連結する。

第６図は一体的に組立形成された水抜き管１を法面（図
示しない）に打設する手段を示すものでおる。水抜き管
１とほぼ同長の押込棒６は中心孔５ｇに挿入し得る外径
を有する細長なロンドからなり、その先端部にはテーパ
孔４ｆに当設するテーパ部６が形成される。このように
押込棒６は中心孔５ｇにうまく挿入、当接する形状寸法
となっているため、その後端部を打撃する際にも、横方
向への振動（いわゆる、ビビリ）を生ずることなく、打
撃力を効率的に地中への押込進入に活用することができ
る。テーパ部６ａがテーパ孔４ｆに当接結合した状態で
押込棒６の後端部は水抜き管体５の後端面から若干突出
する。突出した押込棒６の後端部には押圧金具７がねじ
止めなどにより固定される。水抜き管１を法面に挿設（
打設）するには、まず円錐状キャップ３を法面に当設せ
しめたのら、後端側をやや下げた状態に姿勢合せし、押
圧金具７をハンマ（図示しない）等により殴打する。こ
れにより水抜き管筒１は次第に斜面内に押し込まれるこ
とになる。

第７図は複数本（図示では２本）の水抜き管１を法面８
内に打設した状態を示すものである。水抜き管１の後端
部が法面８の表面とほぼ一致した状態で押込作業は中止
される。水抜き管１の後端部に挿入されたカラ１１は装
飾用のものである。

次に、本実施例の作用を更に詳細に説明する。

前記したごとく、水抜き管１は鋭角なキャップ２を有す
るため、水抜き管体５の後端部（詳細には抑圧金具７）
を殴打することにより容易に法面８内に挿入される。従
って従来技術のごとく、予め溝孔９等を掘削する必要が
なく、作業が迅速、かつ簡単に行われる。

法面８内に含まれる水分はスリット５ｄ、５ｅ、　５ｆ
から管内に侵入する。スリット５ｄ等が管全長にわたっ
て形成されているため、多量な水分が管内に導入される
。管内に導入された水分は、導水孔５ａ、５ｂ、５Ｃ及
び中心孔５ｇに流れる。水抜き管１仝体が第７図に示す
ごとく、後下りの傾斜状態に挿設されているため、導水
孔５ｄ、５ｂ、５Ｃ及び中心孔５ｇに入った水分は後方
に向って流れ、水抜き管１の後端部から排出される。こ
れにより円滑な水抜きが行なわれる。水抜ぎ管１の後端
部を図示しない排水パイプ等に連結することにより、夫
夫された水分は排水パイプを介し、適宜場所に送ること
ができる。

法面８の地圧により、仮に水抜き管１が押し潰されるよ
うな場合が生じても、スリット５ｄ、　５ｅ、５ｆのす
べてが閉止する恐れはなく、またスリット５ｄ等と導水
孔５ａ等および中心孔５ｇとの連通が遮断されることも
考えられない。従って常に円滑、かつ良好な水抜きが可
能となる。これらにより山間部等の斜面やトンネル等か
らうまく水抜きでき、斜面崩壊、山津波、落盤などの発
生を防止することができる。

本実施例において水抜き管体５の横断面形状を図示の如
きものとしたが、もちろんこの形状に限定するものでな
い。

（発明の効果）以上の説明で明らかな如く、本発明によれば、山間部等
の法面やトンネル等の地中の水分を十分に、迅速かつ容
易に水抜きすることかでき被害発生を防止し得ると共に
、取付は作業が容易で、かつ大きな地圧がかかった状態
でも円滑な水抜きを行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の円錐状キャップの平面図、第
２図は実施例の接続具の軸断面図、第３図は実施例の水
抜ぎ管体の平面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線断面
図、第５図は実施例の水抜き管の全体構造を示す一部軸
断面図、第６図は実施例の水抜き管を法面に打ち込む手
段を説明するための軸断面図、第７図は実施例の水抜き
管を法面に打設した状態を示す断面図、第８図は従来の
水抜き管の打設状態を示す断面図である。１・・・水抜ぎ管、　　　２・・・キ【７ツプ、３・・
・円錐状キャップ、　　４・・・接続具、５・・・水抜
き管体、　５ａ、５ｂ、５ｃ・・・導水孔、５ｔｌ、　
５ｅ、　５ｆ・・・スリット、　５ｇ・・・中心孔、６
・・・押　込　棒　、　　７・・・押圧金具、８　・・
・斜　　　面　　　、　　　　９　・・・構　　孔　　
、１０・・・貫　通　孔　、　　１１・・・カ　ラ　。出願人　　熊　　谷　　直　　樹代理人　　舘　　野　　公　　− 第１図ス、二〇３・・円錐状キャップ４・・（純真４ｆ・・・・ｆ−パ礼第２図第３図５ａ＋５ｂ＋５ｃ・・・・・％末礼５ｄ、５ｅ、５ｆ・・・・スリ〜ト５９・・・・・・・・・・・中１ビ犯第４図第５図１・・・・・・永扱き管２・・−キャ・Ｉプ３・・・・・円錐ズキャ、プ４・・　・−（純真５−・・・・・幻ｉ管体４ｆ・・・・〒−バー礼

Claims

【特許請求の範囲】

（１）鋭角な頂角部を有する円錘状のキャップと、該キ
ャップに連結する細長な管体であって、その外周面に軸
線方向に沿う複数本のスリットを形成するとともに、そ
の横断面形状において中心孔及びこの回りに形成される
導水孔を有し、該中心孔及び導水孔は前記スリットとと
もに軸線方向に沿い管体全長にわたって形成され、前記
スリットに連通してなることを特徴とする水抜き管。
（２）鋭角な頂角部を有する円錐状のキャップと、該キ
ャップに連結する細長な管体であって、その外周面に軸
線方向に沿う複数本のスリットを形成するとともに、そ
の横断面形状において中心孔及びこの回りに形成される
導水孔を有し、該中心孔及び導水孔は前記スリットとと
もに軸線方向に沿い管体全長にわたって形成され、前記
スリットに連通してなる水抜き管を土中に施工する方法
であって、中心孔に剛性の押込棒を挿入し、押込棒の後
端部を打撃して水抜き管を地中に進行させた後、押込棒
を抜き去ることを特徴とする水抜き管の施工方法。