JPS63308099A - 非水滲透性材料の汚れ除去方法 - Google Patents

非水滲透性材料の汚れ除去方法

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JPS63308099A
JPS63308099A JP32155387A JP32155387A JPS63308099A JP S63308099 A JPS63308099 A JP S63308099A JP 32155387 A JP32155387 A JP 32155387A JP 32155387 A JP32155387 A JP 32155387A JP S63308099 A JPS63308099 A JP S63308099A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、非水滲透性材料の汚れ除去剤および、汚れ除
去方法に関するものである。
更に詳しく述べるならば、本発明は構造物用膜体、テン
ト、防水幌、防水服および建築工業用シートなどのよう
な非水滲透性材料表面の汚れ除去剤および、上記材料か
ら汚れ除去剤を用いて汚れを除去する方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、テント地、建物構造用膜材料、簡易倉庫用シート
材料、トラック用膜、防水服地などの防水シートとして
、例えば、繊維布帛の片面又は両面に、非水滲透性重合
体薄膜、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂被覆層、延伸多孔
質ポリテトラフルオロエチレン被覆層などを塗布又はラ
ミネート法により形成して得られる非水滲透性シート材
料が用いられている。これらの材料には、例えば、被膜
材料自体の疎水親油性により、又は、それ自身の劣化変
質により、或は可塑剤等添加物のブリードにより、汚れ
易く、かつこの予後が除去しにくいという問題がある。
また、建築工業用シート、例えば、合成モノフィラメン
トを粗目に編織したシート、構成成分糸条を樹脂材料で
被覆し、これを粗目に編織したシート、および、糸条を
粗目に編織し、得られた基布を樹脂材料で被覆したシー
トなど、においても、上述のような、汚れを除去しにく
いという問題があった。
上記のような非水滲透性材料の汚れ防止のために、被覆
用重合体に汚れ防止剤、例えばシリコーン化合物、およ
び弗素含有化合物などを配合する方法、或は、重合体薄
膜を防汚性加工剤又は防汚性重合体材料、例えばポリア
クリル樹脂、又は弗素含有重合体樹脂で被覆する方法、
などが行われていた。しかし、このような、防汚加工剤
又は防汚性重合体材料を用いたものには、耐寒性不良、
溶融縫合性不良、接着性不良、加工が複雑になること、
および/又は高コストなどの問題がある。
また、非水滲透性材料表面上の汚れを通常の洗剤、又は
有機溶剤を用いて洗浄除去することも試みられているが
、この方法は、材料自身の劣化、防水性の低下、非水滲
透性重合体薄膜中への汚れの滲透など実用上の問題を生
ずることが多く、その効果も不満足なものであって、採
用困難であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記の従来の汚れ除去方法の問題点を解消し
、被洗浄材料の品質を低下させることがなく、また、汚
れの再汚染や滲透を生ずることがなく比較的簡単な操作
と、比較的低いコストで、非水滲透性材料の汚れを効率
よく除去することのできる、汚れ除去剤、および汚れ除
去方法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段およびその作用〕本発明
の非水滲透性材料用汚れ除去剤は、水不溶性・高吸水性
高分子材料を主成分とするものである。
水不溶性・高吸水性高分子材料が吸水膨潤するとき、こ
の吸水膨潤体が、非水滲透性材料表面から汚れをはぎ取
りこれを吸収包含する現象は、本発明者らにより初めて
発見されたものであり、この発見に基いて、本発明が完
成されたのである。
上記、水不溶性・高吸水性高分子材料を用いて非水滲透
性材料の汚れを除去する本発明方法は、非水滲透性材料
の汚れ除去すべき表面域上に、乾燥状態で前記表面域に
付着し、かつ、水不溶性・高吸水性高分子材料を有効成
分とする汚れ除去剤層を形成し、前記汚れ除去剤層に水
を主成分とする膨潤剤を供給して、前記高分子材料を吸
収膨潤させるとともに、前記表面域上の汚れを前記高分
子材料の吸水膨潤体中に吸収包含させ、次に前記高分子
材料の吸水膨潤体を含む前記汚れ除去剤層を汚れととも
に前記表面域から除去する、ことを含むものである。
本発明の汚れ除去剤の有効成分として有用な高分子材料
は、水に不溶性であるが、多量の水を吸収して膨潤し、
吸水膨潤体を形成するものである。
このような高分子材料としては、デンプン−ポリアクリ
ロニトリルグラフト重合体の加水分解(鹸化)物、デン
プン−アクリル酸共重合体、デンプン−アクリレート共
重合体およびデンプン−アクリル酸塩(例えばアクリル
酸アルカリ金属塩)共重合物などのようなデンプン誘導
体;カルボキシメチルセルロースの架橋体およびセルロ
ース−ポリアクリロニトリルグラフト重合体の加水分解
物などのようなセルロース誘導体;並びに、酢酸ビニル
−アクリル酸(又はその塩)共重合体の加水分解物、酢
酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体の加水分解物、
酢酸ビニル−メタクリル酸(又はその塩)共重合体の加
水分解物、酢酸ビニル−メタクリル酸エステル共重合体
の加水分解物、酢酸ヒニルーα、β−不飽和ジカルボン
酸エステル共重合体、の加水分解物、アクリル酸(又は
その塩)−アクリルアミド共重合体、ポリビニルアルコ
ールの架橋物、ポリアクリル酸(又はその塩)の架橋物
、ポリアクリロニトリルの加水分解物、ポリアルキレン
オキサイド(例えばポリエチレンオキサイド)の架橋物
、ポリビニルピロリドンの架橋物、スルホン化ポリエチ
レンの架橋物、ビニールエステル−エチレン性不飽和モ
ノマー(例えば、アクリル酸、およびその塩、メタクリ
ル酸およびその塩)共重合体の加水分解物、無水マレイ
ン酸−エチレン性不飽和炭化水素(例えば、イソブチレ
ン、イソプレン等)共重合体および側鎖にキレート官能
基を有する水溶性ポリマーのキレート架橋物、などから
選ばれた少なくとも1種を用いることができる。
上記のような水不溶性・高吸水性高分子材料は水溶性高
分子物質を架橋により水不溶性化したもの、水溶性高分
子物質の親水性基の一部を、疎水(親油)性基で置換し
たものなどを包含する。
本発明に用いられる水不溶性・高吸水性高分子材料は、
自重に対し数十倍乃至数千倍以上の水を吸収して膨潤す
る吸水能を有し、この吸水膨潤体はかなりの圧力をかけ
ても水を脱離しないという特性を有している。
高分子材料の吸水能を測定するには、所定重量(Wo)
の供試高分子材料をイオン交換水中に常温において分散
し、この分散液を供試高分子材料に変!(例えば弱いポ
リマー鎖の切断など)を生じないように緩徐に攪拌し、
室温で30分間放置し、得られた高分子材料吸水膨潤体
を水から分離し、過剰な付着水を除去してその重! (
W)を秤量する。
この高分子材料の吸水能は下記式により算出する。
本発明の汚れ除去剤は、水不溶性・高吸水性高分子材料
に加えて、所要量の防腐剤、防パイ剤、付番剤、着色顔
料および漂白剤などの少なくとも1種を含んでいてもよ
い。
また、本発明の汚れ除去剤とともに、その水膨潤性を向
上させ、また、その水洗除去(流去)性を向上させるた
めに、滲透剤或は親水性化剤として用いられる界面活性
剤を併用してもよい。界面活性剤は、汚れ除去剤ととも
に非水滲透性材料表面に付着してもよいし、又は、膨潤
剤とともに、汚れ除去剤層に供給されてもよい。
このような目的に使用される界面活性剤としては、下記
のようなものを用いることができる。
すなわち、ソルビタン脂肪酸エステル、(ポリ)グリセ
リン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールモノステ
アレート、脂肪酸ジェタノールアミド、ステアリン酸モ
ノグリセライド、モノステアリン酸ソルタビン、モノオ
レイン酸ソルビタン、多価アルコール脂肪酸エステル、
グリセリンモノオレエート、ポリオキシエチレングリセ
リンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタン
モノオレエート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタ
ンモノラウレ−ト、ペンタエリスリ上−ル脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、脂肪
酸ポリエチレングリコールエステル、脂肪酸ソルビタン
エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタンエステ
ル、脂肪酸グリセリンエステル、アルキルポリエチレン
イミン、脂肪酸アミン塩、アルキル燐酸エステル塩、ポ
リオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、アルキル硫
酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステ
ル塩、アルキルアミン塩、アルキル第4級アンモニウム
塩、アルキルイミダシリン誘導体、アルキルベタイン、
アルキルイミダシリン誘導体、N−アルキルβアラニン
、各種高級脂肪酸グリセライド、(但し、脂肪酸とじて
ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン
酸、モンタン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸等
が用いられ、これらのモノ、ジ又はトリグリセライドが
用いられる。)トリブチルホスフェート、トリイソオク
チルホスフェート、トリベンジルホスフェート、トリフ
ェニルホスフェート、フェニルデシルホスフェート、ジ
フェニルイソデシルホスフェート、トリフェニルホスフ
ェート、ベンゼンスルフォン酸、バラトルエンスルフォ
ン酸或いはそれらの塩又は水和物等、を用いることがで
きる。
本発明方法による汚れ除去処理は、非水滲透性材料の汚
れを有する表面域に対して施される。
非水滲透性材料としては、非水滲透性重合体樹脂(例え
ば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アクリル樹脂、シリコーン樹脂、弗素含有重合体樹脂、
エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエチレン−エ
チレン/酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリ塩化ビニルグラ
フトポリマー、および、エチレンープロピレンジエンポ
リマーなどの合成樹脂類、並びに、天然ゴム、および合
成ゴム(例えば、ネオブレンゴム、塩素化ポリエチレン
ゴム、ポリニトリルゴム、SBR。
イソブチレンゴム、ブチルゴム、ポリブタジェン、EP
T、アクリルゴム、ポリウレタンゴム、弗素含有ゴム、
シリコーンゴム)などのゴム類)などの被覆層を有する
材料、例えば、ターポリン、テント地、建築構造物用膜
体、幌、建築工業用シート、およびその他の防水シート
、延伸多孔性ポリテトラフルオロエチレンシート或はポ
リウレタン被覆層により被覆された防水服、防水バッグ
類、などがあり、これらは材料内部への水の滲透を許さ
ないものであり、一般に疎水性の表面を有している。
また、他の非水滲透性材料としては水が滲透しにく−1
かつ乾燥の速いタイル、陶磁器材料、コンクリート、金
属、プラスチック、竹、木材などからなる材料があり、
これらに対しても本発明を有効に適用することができる
本発明の高分子材料を含む乾燥状態にある汚れ除去剤が
汚れを有する非水滲透性材料の表面上で水を主成分とす
る膨潤剤と接触すると、急速に水を吸収して膨潤し、こ
のとき、非水滲透性材料の表面上の汚れを引きはがして
これを吸収包含することができる。このように汚れを吸
収包含した高分子材料吸水膨潤体は、これを水により容
易に洗い流すことができる。或は、払拭によっても容易
に除去することができる。
本発明方法において、非水滲透性材料の表面域に付着し
た乾燥状態の汚れ除去剤層を形成するために汚れ除去剤
を液状媒体中に分散し、得られた分散液を、前記非水滲
透性材料の汚れを除去すべき表面域上に塗布し、この分
散液塗布層を乾燥してもよい。この方法により、汚れ除
去剤を、均一に、所望材料表面域上に付着させることが
できる。
上記の汚れ除去剤の分散液の塗布は、通常の方法、すな
わち、刷毛塗布法、スプレー法および浸漬法などを用い
ることができる。
汚れ除去剤の分散液における高分子材料の濃度に、格別
の限定はないが、一般に0.1 g / l〜50 g
/lの範囲内にあることが好ましく、1g/l〜20g
/l、の範囲内にあることがより好ましい。
汚れ除去剤分散液は、汚れ分散液を液状媒体中に添加し
、高分子材料が粒状化、ゲル化しないように、十分に撹
拌して作成する。このとき、液状媒体は、水のみよりな
るものであってもよく、或は、水を主成分とし、高分子
材料に対する膨潤調節剤を含む水溶液であってもよい。
膨潤調節剤は、一般に、エチルアルコール、メチルアル
コール、n−プロピルアルコール、ブチルアルコールお
よび、イソプロピルアルコールなどの揮発性・水溶性・
極性有機溶剤から選ばれたものが好ましく、その含有率
は20〜700g/j!程度であることが好ましく、一
般には50〜100g/l程度であることがより好まし
い。膨潤調節剤は、分散液中の高分子材料の吸水膨潤の
程度を抑制調節して、そのゲル化を防止し、また、水性
分散液の粘度や塗布性を適宜に調節するとともに、水性
分散液と、非水滲透性材料表面との親和性を改善するこ
ともでき、従って汚れ除去剤の付着強さを向上させるこ
とができる。
また、汚れ除去剤の分散媒体として、揮発性有機溶剤、
例えば炭化水素系、ハロゲン化炭化水素系、アルコール
系、エーテル系、アセタール系、ケトン系、エステル系
、多価アルコールおよびその誘導体系、脂肪酸系、フェ
ノール系、窒素化合物系有機溶剤などから選ばれた高吸
水性高分子材料を膨潤させない媒体を用いてもよい。
汚れ除去剤分散液塗布層は、乾燥により、乾燥状態の汚
れ除去剤塗布(付着)層に変成される。
この乾燥は、本発明方法に重要な工程であって、汚れ除
去剤分散液を塗布しただけでは、汚れの除去は達成でき
ない。
汚れ除去剤分散液の塗布層の乾燥は、θ℃〜150″C
の温度範囲でなされ、熱風乾燥、輻射線乾燥などの強制
乾燥を行ってもよいが、一般には、0℃〜60℃の低温
乃至室温において、自然乾燥、又は、低温乾燥を施すこ
とが好ましい。このような自然、又は低温乾燥により後
の吸水膨潤処理における汚れの除去効果が向上する。
乾燥状態における汚れ除去剤層は0.01g/rd〜3
0g/rdの範囲内にあることが好ましく、0.05g
/n?〜20 g/rdの範囲内にあることがより好ま
しく、Ig/n(〜10 g/rdの範囲内にあること
が、更に一層好ましい。
上述のようにして、非水滲透性材料の表面域に付着した
汚れ除去剤層に、水を主成分とする膨潤剤を供給する。
この膨潤剤は、水のみからなるものであってもよく、或
は、前述の界面活性剤および/又は水溶性有機溶剤を含
む水溶液であってもよい。この操作により汚れ除去剤層
中の水不溶性・高吸水性高分子材料は、急速に吸水膨潤
し、その中に、汚れを吸収包含する。この吸水膨潤処理
は0℃〜60℃の温度で行われることが好ましく、一般
には、10℃〜40℃の温度で行われることがより好ま
しい、また、吸水膨潤処理は1〜30分間に行われるこ
とが好ましい。
次に、汚れを吸収包含している高分子材料吸水膨潤体を
含む汚れ除去剤を、水洗により又は払拭により非水滲透
性材料表面から除去する。
本発明の汚れ除去剤および汚れ除去方法は、上述のよう
な作用機構により汚れ除去を達成することができる。従
って汚れ除去すべき材料の表面は平滑なものであっても
よく、或は、凹凸があり、又は、複雑に変形したもので
あってもよく、その表面に汚れ除去剤層を形成すること
ができ、かつ水洗可能なものである限り、本発明により
表面汚れの除去が、極めて効率よく達成される。
上述のような本発明方法において、汚れ除去剤とともに
、汚れ防止剤を併用して、付着・乾燥処理および、吸水
膨潤汚れ除去処理を施し、この間に非水滲透性材料表面
に汚れ防止処理を施してもよい。汚れ防止剤としては、
シリコーンt8水剤、弗素含有化合物(重合体)系1n
水剤などを用いることができる。
〔実施例〕
本発明を以下に実施例により更に説明する。
1〜5および +11および2、 実施例1〜5および比較例1〜2の夫々において、下記
組織のポリエステル繊維紡績糸平織物:20 S/1x
2OS、/1 92本/ 2.54cm X 55本X2.54CIm
目イ寸:  195g/n? を常法により精錬、乾燥して、防水シート用基布とした
別に、下記組成の樹脂組成物: 底−一分          里1部 ポリ塩化ビニル樹脂       100D、O,P 
(可塑剤)75 二酸化チタン(白色顔料)       8三酸化アン
チモン(防炎剤)     5ステアリン酸亜鉛(安定
剤)      3をカレンダーで混練し、かつ、厚さ
0.1酊のフィルムに成形した。このポリ塩化ビニル樹
脂フィルムを、基布の両面に重ね合わせ、加熱圧着した
得られた防水シートは、0.58 amの厚さを有し、
か・つ白色で汚れの目立つ表面を有していた。
この白色防水シートを、タテ:1m、ヨコ:5mの枠体
に展張固定した。この汚れ曝露試験試料を都市部内の3
階建て建物の屋上に、屋根面から11の高さに、垂直面
から30度の角度で、南面して固定し、これに3ケ月問
屋外曝露を施した。曝露試料は、かなり顕著に汚れてい
た。
この汚れ試料の汚れ表面域に対し、第1表に示された組
成の処理液を塗布し、温度20℃〜25℃で自然乾燥し
た。
以下余白 へ さ   八 昧 昧 ト【iト  球 刺 7  / 米 臣 慨   慨 亜 # 1 1    l  1 ミ 畳  養      養  チ  ÷ 乾燥した汚れ除去剤層に水を静かに噴霧給水し、層中の
高分子材料を十分に吸水膨潤させてこの状態に10分間
放置し、次に、これに水を強くシャワー給水し、汚れ除
去剤層を洗浄流去した。
その後試料の洗浄面を観察し、汚れ除去効果を評価した
。結果を第1表に示す。
1に海!IP1b ポリエステルマルチフィラメントヤーンを経緯に使用し
て、もじり織を作成した。その組織は下記の通りであり
、糸条間間隙の大きさは平均3.511×3.5璽璽で
あった。
7 × 7  (本/25.411) この基布シートを、下記組成: P V C100重量部 DOP (可塑剤)80〃 安定剤              1 ・酸化アンチ
モン(防炎剤)30〃 顔料(グリーン)           2 〃トリク
レン            25〃の重合体組成物処
理液に浸漬し、絞り、乾燥してゲル化させ、これを前記
基布シートに十分に付着させた。その結果、基布シート
とそれに付着した基布シート重量に対し100重量%の
重合体組成物とからなる粗目シートが得られた。
この粗目シートの四隅を折り返えし、これに補強用ロー
プを挿入し、この折り返えし部を補強布とともに縫合し
、この部分に鳩目を形成し、幅1.8摺、長さ5.4n
の建築工業用シートを作成した。
この建築工業用シートを、建築現場において、展張固定
して、3ケ月作用した。
工事終了後、この汚れを有するシートを折りたたみ、こ
れをKIゲル10 g / lを含有する大量の加工液
に浸漬し、引き上げて、天日乾燥した。
次に、このシートを回転式ワッシャーに入れ、水を十分
に供給しながら回転洗浄したところ、汚れが十分に除去
され、新品に近い外観となり、次の工事現地に使用する
ことができた。
〔発明の効果〕
本発明の汚れ除去剤および汚れ除去方法は、従来汚れ除
去が困難とされていた非水滲透性材料の汚れ表面を、簡
単な操作により、かつ、極めて効率よく、洗浄すること
ができる。また、本発明の汚れ除去剤および汚れ除去方
法によって、各種シート材料はもとより、その他にも、
自動車、住宅、洗面所、トイレット、風呂場、流し、化
粧室、料理室、床、建築物外壁、など広範囲にわたる非
水滲透性材料を上記と同様に効率よく洗浄することがで
きる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水不溶性・高吸水性高分子材料を有効成分とする非
    水滲透性材料の汚れ除去剤。 2、前記水不溶性・高吸水性高分子材料が、デンプン−
    ポリアクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、デ
    ンプン−アクリル酸共重合体、デンプン−アルリレート
    共重合体、デンプン−アクリル酸塩共重合体、カルボキ
    シメチルセルロースの架橋体、セルロース−ポリアクリ
    ロニトリルグラフト重合体の加水分解物、酢酸ビニル−
    アクリル酸(又はその塩)共重合体の加水分解物、酢酸
    ビニル−アクリル酸エステル共重合体の加水分解物、酢
    酸ビニル−メタクリル酸(又はその塩)共重合体の加水
    分解物、酢酸ビニル−メタクリル酸エステル共重合体の
    加水分解物、酢酸ビニル−α,β−不飽和ジカルボン酸
    エステル共重合体の加水分解物、アクリル酸(又は塩)
    −アクリルアミド共重合体、ポリビニルアルコールの架
    橋物、ポリアクリル酸(又はその塩)の架橋物、ポリア
    クリロニトリルの架橋物の加水分解物、ポリアルキレン
    オキサイドの架橋物、ポリビニルピロリドンの架橋物、
    スルホン化ポリエチレンの架橋物、ビニールエステル−
    エチレン性不飽和モノマー共重合体の加水分解物、側鎖
    にキレート官能基を有する水溶性ポリマーのキレート架
    橋物および、無水マレイン酸−エチレン性不飽和炭化水
    素共重合体、 から選ばれた少なくとも1種からなる、特許請求の範囲
    第1項記載の汚れ除去剤。 3、非水滲透性材料の汚れ除去すべき表面域上に、乾燥
    状態で前記表面域に付着し、かつ、水不溶性・高吸水性
    高分子材料を有効成分とする汚れ除去剤層を形成し、前
    記汚れ除去剤層に水を主成分とする膨潤剤を供給して、
    前記高分子材料を吸水膨潤させるとともに、前記表面域
    上の汚れを前記高分子材料の吸水膨潤体中に吸収包含さ
    せ、次に、前記高分子材料の吸水膨潤体を含む前記汚れ
    除去剤層を、汚れとともに前記表面域から除去する、こ
    とを含む、非水滲透性材料の汚れ除去方法。 4、前記乾燥状態の汚れ除去剤層の形成において、前記
    汚れ除去剤を液状媒体中に分散し、この分散液を非水滲
    透性材料の汚れ除去すべき表面域上に塗布し、この分散
    液塗布層を乾燥する、特許請求の範囲第3項記載の方法
    。 5、前記乾燥状態の汚れ除去剤層の量が0.01g/m
    ^2〜30g/m^2の範囲内にある、特許請求の範囲
    第3項記載の方法。 6、前記汚れ除去剤の分散媒体が水のみよりなる、特許
    請求の範囲第4項記載の方法。 7、前記汚れ除去剤の分散媒体が、前記高分子材料に対
    する膨潤度調節剤を含む水溶液からなる、特許請求の範
    囲第4項記載の方法。 8、前記膨潤度調節剤が、エチルアルコール、メチルア
    ルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコールおよ
    びイソプロピルアルコールから選ばれた少なくとも1員
    からなる、特許請求の範囲第3項記載の方法。 9、前記膨潤処理が0℃〜60℃の温度範囲内で行われ
    る、特許請求の範囲第3項記載の方法。 10、前記高分子材料の吸水膨潤体を含む前記汚れ除去
    剤層の除去が水洗による、特許請求の範囲第3項記載の
    方法。 11、前記高分子材料の吸水膨潤体を含む前記汚れ除去
    剤層の除去が払拭による、特許請求の範囲第3項記載の
    方法。
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