JPS6052675A - 吸放湿性防水シ−ト - Google Patents

吸放湿性防水シ−ト

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JPS6052675A
JPS6052675A JP15808383A JP15808383A JPS6052675A JP S6052675 A JPS6052675 A JP S6052675A JP 15808383 A JP15808383 A JP 15808383A JP 15808383 A JP15808383 A JP 15808383A JP S6052675 A JPS6052675 A JP S6052675A
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JP
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water
moisture
breathable
absorbing
waterproof
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JP15808383A
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English (en)
Inventor
大林 勉
忍 渡辺
龍一 萩原
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Hiraoka and Co Ltd
Original Assignee
Hiraoka and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は繊維性基布に、水不溶性吸水性物質の固体粉末
馨含有する非通気性吸放湿性透湿防水被膜を形成せしめ
てなる防水シートl二関する。
従来技術 従来、トラック幌、積荷シート等に用いる防水性シート
類は、綿等の天然繊維からなる織物にパラフィン、金属
石けん等C二より防水処理されだもので、これらは通気
性を有し、使用時その織目が完全に塞がれていないため
、該織目から空気が通過して、内部にムレや凝縮水を生
じることがない利点を有していた。しかし、天然繊維が
比較的弱く、シートの強力?十分に確保するためにはか
なりの厚地とせねばならず、この結果重量が大となる欠
点があった。これがため、近時は強力があり、しかも、
軽量である合成繊維シートが多用されるに至った。
しかし、合成繊維シートの場合、本来的C二線水性で、
かつ、水膨潤性に欠けることから、従来の綿シート等が
吸水すると次第に膨潤し結果的に漏水音防止しうる長所
があったのに対し、合成繊維には、この結果が期待し得
す、従って、全く水を通さないシート娶得るために、基
布表面に完全非通気性防水被膜を形成せしめざるを得な
くなり、結局は、これ娶もって幌等を構成せしめると前
述の凝縮水を生起する現象があられれ、これか落下して
積荷等?濡らす等の事故を招き適当ではなかった0しか
して、これを解決すべく種々の試みがなされて来たか、
十分な対策となりうるものが見出されなかった。
発明の概要 本出願人は、合成繊維シートのかかる問題点を解決すべ
く種々検&、t’&重ね、基布自体の疎水性に基づく非
水膨潤性の問題はやむ?得ないものとしても、非通気性
防水性被膜に水吸収性?付与すれば防水被膜上に生ずる
凝縮水の問題も解決されることt発見し、疎水性繊維性
基布の片面又は両面に合成樹脂、ゴム等からなる非通気
性防水被膜?形成してなる防水シートにおいて、該被膜
中に水不溶性吸水性物質の固体粉末粒子が互に離れて分
散含有されているような防水シー)Y見出し、特(3) 願昭54−9641.7号として提案した。然し、その
后更に検討?進めた結果、水不溶性吸水性物質の固体粉
末を分散させている合成樹脂、ゴム等からなる非通気性
被膜が透湿性?有することC二より、よりその効果が著
しいこと?見出し、不発明乞゛児成した。
本発明によりは、繊維性基布の片面又は両面に合成樹脂
、ゴム等からなる非通気性防水被膜?形成してなる防水
シートが提供されるのであって、このシートは前記非通
気性防水被膜中に水不溶性吸水性物質の固体粉末が互に
離れて分散含有されており、前記非迫気性防水被膜が透
湿性娶有すること?特徴とする。
発明の構成の具体的説明 繊維性基布としては、疎水性のものが打着しく、例えば
、予め撥水処理された天然f& XICの編織物、不織
布等であってもよく、また、本来的に疎水性?有する合
成繊維さらに撥水処理された合成vt(維の編織物、不
織布等であ−てもよく、さらに、撥水処理された天然繊
維に、疎水性、合成繊維又は(4) 無機線維を混用し7’C%、のでもよい。こわらの線維
は、スパン、フィラメント、スプリット、モノフィラメ
ント、テープ状物その他のいすむであ。でもよく、これ
らは編織物、不織布或いは紙状物などの形状で用いらt
するが、その繊維密度も自由に選択することができる。
繊維性基布に予じめ施される撥水処理);[、従来公知
の方法か適用できるが、例示fflげ、線維性基布を、
予め精練乾燥し、又はこれらの前処理なしで、ステアリ
ン酸アルミニウム、ヌテア)ノン酸亜鉛、脂肪酸アミン
のアクリレート、アルキルメラミン若しくはこtlのパ
ラフィンエマルジョン混合物、酢酸ジルコニウム等のジ
ルコニウム塩、パラフィン等から選ばれ1こ少くとも1
種?含む処理液で処理し乾燥丁2)。この場合、こむら
の撥水剤は一般に基布の0.1〜=I 、 F)%重1
−IS付着せしめられる。
本発明の特徴部分について詳述する。本発明C二おいて
は、基イ11の片面又は画面に形成される非通気性透湿
性防水被膜はJ’ T S −Z −1121) 8−
(5) 1976%防湿包製材料の透湿度試験方法(カップ法)
“条件B(@度40±0.5℃、相対湿度90±2係)
に基〈透湿度が膜厚20μの時100 t / yr?
・24 hrp、、 IJ、上のものが好1−.<、3
00 f / m’・24 hrs μ上のものが詩に
好ましい。その1例としては大目木インキ化学工業0)
製のウレタン樹脂CRISVON−,33] 4−EL
がある0 本発明においては、この非通気性透湿性防水被膜に水不
溶性吸水性物質の固体粉末粒子を互に離れて分散含有せ
しめてい60粉末粒子が互に接触していると、被膜中に
連続した通水孔を形成し、このため、すぐれた耐水性馨
示すことができなくなる。
吸水性物質は、水不溶性で吸水能が吸水性物質の自重に
対し10倍臥上好ましくは100倍μ上のもので具体的
には、バルブ製物質、或は水溶性高分子物質等を架橋剤
?用いて栗橋するか、親水基の一部を親油基で置換させ
て水不溶性C二変性したもの等で、例えばポリエチレン
オキシド、ボリビニルピロリドン、スルホン化ボリスチ
1/ン、又はポリアクリル酸ソーダ等?架橋1−/r、
 <>の、→′ルローズ誘導体、ポリアクリロニトリル
又はデンプン−アク110ニトリルクラフト共重合体の
鹸化物等があるがこれらに限定さぜするものではない。
このうち、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合
体の吸水能+=r自重の数百倍もあjフ、本発明目的か
ら好ましい物質であるが、長期間含水状態で使用する場
合デンプン成分の腐敗によるゲル構造の破壊が心配され
るので十分注意が必要である。
本発明において特C二好ま16.い他の吸水性物質は、
自己架橋しにアクリル酸アルカリ金属塩ポリマー(特開
昭53− /I638 り )、ビニルエステルとエチ
レン系不飽和カルボン酸又はその共重合#鹸化物、ビニ
ルエステルとアクリル酸、(又はメタクリル酸)エステ
ルとの共重合体鹸化物(特開昭53−5 (1290)
、ビニルアルコール/アクリル酸基との共重合体があり
、また、アクリロニトリル?少くとも85重−tSt有
するアクリル系繊維を、ヒドロキシルアミン又はヒドラ
ジンで処理(7) するか、或いは塩基性触媒の存在下(ニホルマ+lン処
理する等により得られる実質的に架橋されたポリアクリ
ロニトリル系繊維及びその粉末、側鎖にキレー性官能基
ン有する水溶性ポリマーからなるキレート性架橋結合?
有する重合体(特開昭48−74547)等も有効であ
る。
本発明に適用される吸水性物質は上記のものに限定され
、6ものではなく、要は、水不溶性で吸水能が10倍以
上特に好ましくは10000倍以上質であればよい。こ
こで吸水能とは、吸水性物質−足置ンイオン交換水中に
分散投入し、この分散液馨弱く攪拌し1ことのち、室温
で30分間放置し、吸水性物質?十分に吸水膨潤せしめ
、余分の水?除去して吸水し罠吸水性物質の重量?測定
し、この重量の、吸水前の重量に対する比?も−て表示
する。
本発明は、この様に繊維性基布の片面又は両面に吸水性
物質含有非通気性透湿被膜?形成するものであるが、そ
の実施態様として片面(外表面)には従来の非通気性疎
水性被@t、そして反対面(8) (内表面)には吸水性物質含有非通気性透湿被膜?形成
すると、v!に好ましいものとする。そしてこの場合、
非通気性疎水性被膜は、合成樹脂として、ポリ塩化ビニ
ル(PVC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体([VA
)、ポリウレタン、ポリアクリル1N脂、ナイロン、ポ
リエステル樹脂、その他の公知の防水用樹脂が使用され
る。ま1ζ、ゴムとして、天然、合成ゴムのいずれも使
用でき、そのうち合成ゴムとして、クロロスルホン化ポ
リエチレン(ハイパロン)、シリコンゴム、ネオブレン
その他の公知のものが使用できる。また、上記防水用樹
脂およびゴムの混合物2使/llするこJ:も差支えな
い。
また、これら非通気性疎水性被膜、非通気性透湿性被膜
の何れの防水性被膜も、繊維性基布の片面又は両面に、
カレンダー法、ラミネート法、トッピング法、コーティ
ング法、ディッピング法その他公知の方法により形成す
ることができる。
本発明のシートにおいては、被膜中に水不溶性吸水性物
質の固形粉末ケ含有しているから、被膜に亀裂が生じた
場合であっても、該亀裂部に存在する吸入性物質の膨潤
作用によって、水の滲入?防止することができる。しか
も、吸水性物質の固形粉末は、非通気性防水被膜中に互
に離れて分散しているので、それらが吸水しても、防水
被膜2通して水が漏れることはない。
実施例 μ下実施例に基づいて本発明?説明する。
目付 360f/lr? を基布とし、湯通し乾燥後、 以下余白 110) CRISVON 3314 HAULACA−Color CRISVON ADDITffE 添加剤) ラフト共重合体の銹導体) IPA (溶 剤) 13部 トルエン (溶 剤) 13部 ”20μ4の透湿度約3,501) tllri・24
hrsからなる加工液に浸漬したのちローラーで絞り、
70〜121) uで3分間処理し、片面膜厚20μの
製品(試料]二)’!r’?t7た。
比較の罠め、吸水性物質のみ?含まず他は実施例1と同
様の加工液で同様工程防水シート(試料■)?得た。
試料■、同■はいずれも防水性能は150 (1’/。
水柱以上あり、その他の物性も殆んど同一であう(11
) た0上記試料■により、その吸水性物質含有防水被膜面
を内側にしてテント(2tn X 2 m X 2 n
t )2作成し、このテントの内部の空気?温度40℃
、相対湿度80優に調節し、これ全最低気温5℃の戸外
に一夜放置し7た。このテントの内側表面には、結露は
全く認めらnなかった。同様のテストに試料ITY用い
て行ったところ、テント内側表面C二、多数の水滴の形
成が認められ、゛また多数の水滴がテント内床面に落下
していた。
実施1312 ポリエステル繊維帆布生機で次の規格を有するもの: 45 X 3 B []イジ コ36 () ≦−/フi?に撥水剤ステア
リン階亜鉛1.5重量%を付着せしめて下処理し、90
℃で1分間乾燥したものン基布とした。これに、 (12) PVCレジン 80重量部 プチルベンジルフタレー) 68 # エポキシ化大豆油 71 炭酸カルシウA 207 Cd −Ba系安定剤 3 〃 顔料 8# トルエン【稀釈剤) 130 # からなる加工液を片面コートし、90℃で1分間乾燥し
、さらに、1611℃で1分間熱部J」シて膜厚0.2
mの非通気性疎水性膜2作り、更に片面に実施例1の加
工液を塗布して、実施例1と同様の処理?施こして、試
料TID′?r:得1こ。比較の罠め、PVC配合加工
液のみt両面に付着させた試料■Y作り、実施例1記載
の方法によりテント内面における結露の有無tテストし
た。その結果、試料■によるテントにおいては結露は全
く飴められなかったが、試料1■によるテントにおいて
は、内面に多蓋の結露が認めらtl、π0 また、外表面は何れも疎水性であり、雨水?十分にはじ
き、耐久性のありテントとして使用(−得た0 以上の如く非通気性透湿性膜に吸水性物質?含有させる
と、透湿性により、内部に分散している吸水性物質が結
露水分?吸湿して結露を防ぎ、また放湿することにより
目的?達成し得る。然し2非通気性透湿性膜のみではう
・・面の結露?形成する湿分ン吸収しきれず、表面に結
露を生じることがわかる。
特許出願人 平岡織染株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士 西 舘 和 之 弁理士 吉 1)維 夫 弁理士 山 口 昭 之 弁理士 西 山 雅 也 手続補正書(自発) 昭和58年10月ノ2日 特許庁長官若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年 特許願 第158[]83 号2、発明の
名称 吸放湿性防水シート 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称平岡m染株式会社 4、代理人 (外 4名) 5、 補正の対象 明細書全文 6 補正の内容 別紙の通り l 添付書類の目録 全文補正明細書 1面 金文補正明細書 1、発明の名称 吸放湿性防水シート 2、特許請求の範囲 1、l@維注性基布片面又は両面に合成樹脂、ゴム等か
らなる非通気性防水被膜を形成してなる防水シートにお
いて、前記非通気性防水被膜が透湿性を有するとともに
この被膜をマトリックスとしてこの被膜中に水不溶性吸
水性物質の固体粉末が互いに離れて分散含有されている
ことを特徴とする非通気性吸放湿性防水シート。
2、前記非通気性透湿性防水被膜の、J工5−Z−02
08−197<S “防湿包製材料の透湿度試験方法(
カップ法)”条件Bに基く透湿度が、膜厚20μの時に
、100グ/mF 、24 hrs以上である特許請求
の範囲第1項記載のシート。
6、前記透湿度が500 ?/m? ・24 hrs以
上である特許請求の範囲第2項記載のシート。
4、前記透湿度が1000 Ft/m” −24hrs
以上である特許請求の範囲第3項記載のシート。
5、前記非通気性fS湿性防水被膜が気泡を含む特許請
求の範囲第1項記載のシート。
6、繊維性基布に合成樹脂、ゴム等からなる非通気性防
水被膜を形成してなる防水シートにおいて、片面の前記
非通気性防水被膜が透湿性を有するとともに前記非通気
性防水被膜中に水不溶性吸水性物質の固体粉末が互に離
れて分散含有されており、かつ、他面の前記非通気性防
水被膜が非透湿性であることを特徴とする非通気性吸放
湿性防水シート。
Z 前記非通気性透湿性防水被膜の、J工5−Z−02
08−1976″防湿包製材料の透湿度試験方法(カッ
プ法)”条件Bに基く透湿(9)が、膜厚20μの時に
、100グ/イ・24 hrs以上である特許請求の範
囲第6項記載のシート。
8、前記透湿度が500グ/rrl・24 hr日以上
である特許請求の範囲第7項記載のシート。
9 前記′f8湿度が1000 P/m’ ・24 h
rs以」:である特許請求の範囲第1項記載のシート。
10、吸水性物質を含む前記非通気性透湿性防水被膜が
気泡を含む特許請求の範囲第6項記載のシート。
6、 発明の詳細な説明 技術分野 本発明は繊細性基布に、非通気性透湿性合成樹脂、ゴム
等に水不溶性吸水性物質の固体粉末を含有させた非通気
性吸放湿性透湿防水被膜を形成せしめてなる防水シート
に閃する。
従来技術 従来、トラック幌、積荷シート等に用いる防水性シート
類は、綿等の天然繊維からなる織物にパラフィン、金属
石けん等により防水処理されたもので、これらは通気性
を有し、使用時その織目が完全に塞がれていないため、
該織目から空気が通過して、内部にムレや凝縮水を生じ
ることがない利点を有していた。しかし、天然繊維が比
較的弱く、シートの強力を十分Gこ硫保するためにはか
なりの厚地とせねばならず、この結果重量が大となる欠
点があった。これがため、近時は強力があり、しかも、
軽量である合成繊維シートが多用されるに至った。
しかし、合成繊維シートの場合、本来的に疎水性で、か
つ、水膨dXζ性に欠けることから、従来の綿シート等
が吸水すると次第に膨潤し結果的に漏水を防止しつる長
所があったのに対し、合成繊維には、この結果が期待し
得す、従って、全く水を通さないシートを得るために、
基布表面に完全非通気性防水被膜を形成ぜしぬざるを得
なくなり、結局は、これをもって幌等を・構成せしめる
と01f述の凝縮水を生起する現象があられれ、これが
落下して積荷等を州らす等の事故4・招き適当ではなか
った。しかして、これを解決すべく押々の試みがなされ
て来たが、十分なえ1策となりうるものが見出されなか
った。
発明の概要 本出願人は、合成繊維シートのかかる間(り点を解決す
べく種々検討を重ね、^1;布自体の疎水性に基づく非
水膨潤性の問題はやむを得ないものとしても、非通気性
防水性被膜に水吸収性を付与すれば防水被膜上に生ずる
凝縮水の間%も解決されることを発見し、疎水性繊維性
基布の片面又は両面に合成樹脂、ゴム等からなる非通気
性防水被膜を形成してなる防水シートにおいて、該被膜
中に水不溶性吸水性物質の固体粉末粒子が互に離れて分
散含有されているような防水シートを見出し、特願昭5
4−96417号として提案した。然し、その后更に検
討を進めた結果、水不溶性吸水性物質の固体粉末を分散
させている合成樹脂、ゴム等からなる非通気性被膜が、
従来用いられている如き比較的疎水性のものでなく、透
湿性を有することにより、よりその効果が著しいことを
見出し、本発明を完成した。
本発明によれば、tlAfP性基布の片面又は両面に合
成樹脂、ゴム等からなる非通気性防水被膜を形成してな
る防水シートが提供されるのであって、このシートは前
記非通気性防水被膜が透湿性を有するとともにこの被膜
をマトリックスとしてこの被膜中に水不溶性吸水性物質
の固体粉末が互に離れて分散含有されていることを特徴
とする。
繊維性基布としては、疎水性のものが好ましく、例えば
、予め1◎水々ル理された天然繊維の編織物、不織布等
であってもよく、また、本来的に疎水性を有する合成繊
維ざらに撥水処理された合成、iJ維の編織物、不織布
等であってもよく、さらに、撥水処理された天然繊維に
、疎水性、合成繊維又は無機繊組°を混用したものでも
よい。これらの繊維は、スパン、フィラメント、スプリ
ット、モノフィラメント、テープ状物その111Lのい
ずれであってもよく、これらは編織物、不織布或いは紙
状物などの形状で用いられるが、その繊維密度も自由に
選択することができる。
繊維性基布に予じめ癩される撥水処理は、従来公知の方
法が適用できるが、例示すれば、繊維性基布を、予め精
練乾燥し、又はこれらの前処理なしで、ステアリン酸ア
ルミニウム、ステアリン6ン亜鉛、脂肪酸アミンのアク
リレート、アルキルメラミン若しくはこれのパラフィン
エマルジョン混合物、酢酸ジルコニウム等のジルコニウ
ム地、パラフィン、シリコーンもしくはフッ紫系撥水剤
等から選ばれた少くとも1抑を含む処理液で処理しコー
浄する。この場合、これらの撥水剤ζ1一般に基だのα
1〜4.0%n【he%付着せしめられる0:、ド発明
の特徴部分についてM’+j述する。本発明にS:いて
11、礒41の片面又は両面に形成される非油、 ’、
; tl、A ?V n Kji水!11191:t 
JX9−7.−0208−1976 ”防t)シタリi
t料の^〜9試険方法(力、プ法)°条件DI(:’A
KfAQ±α5C,相欠t〜度90±2%)に□塙本発
明においてし!、非通気性透〜性ff/i *破膜を形
成する上記のようなul!通気性透〜性防水性合成樹脂
やゴムに水不溶性吸水性物質の固体粉末粒子を互にII
IIlれて分散含有せしめている。粉末粒子が互に接触
していZ)と、被膜中に連続した;10水孔を形成し、
このため、すぐれた耐水性を示すことができなくなる。
吸水性物’It Yl ’Pの分散状坤は、被膜中に均
一に分FTftされていてもよく、口約によっては被I
l1層中の特>I’n部分に4度差をもって存在されて
いてもよく、またFlli Jfi性^(布とKli水
性被膜との界面に集中すZ)ように存在されていてもよ
い。
吸水性物質は、水不溶性で吸水0)シが+p>水性物I
II:の自重に対し10(+′S以上好:rしくは10
0倍以」二のもので、具体的には、パルプ1IIII物
實、戊は水m性高分子物′cJ等を架鴫剤を用いて乍掘
するか、親水基の一部を6J、fit、斌で1#/僅p
alて水不溶性に変事マミしたもの等で、例又はポリエ
チレンオキシド、ポリビニルピロリドン、スルホン化ホ
0リスチレン、 。
又はlリアクリル酔ソーダ等を架橋したもの、七1ル石
少くとも85爪!1%含イjするアクリル永世1゛?、
ヒドロキレルアミン又はヒドラジンで処理7るか、呪い
は塩基性りc!11;の存在下にホルマリン二゛幻テる
)により得られる実質的に架セ°鳥されたポ、゛アクリ
ロニトリル系J?:深1:ノ乏σその粉末、(till
 6(+にルロース誘〕、9体、ポリアクリロニトリル
又はデン(8) ヤt’ −) t’l’r’r 、11□□□ア、8□
7.1Jy−+bヶ するキレート性架橋結合を有する
)1(合体(特開昭48−74547)等も−(j ’
d+である。
本発明に適用される吸水性物τjは」−記のものに :
限定されるものではなく、要は、水不溶性で吸水能が1
0倍以」−特に好ましくは100倍以上の物質であれば
よい。ここで吸水n1(とは、吸水性物質一定計をイオ
ン交換水中に分散投入し、この分散液を弱く滑拌したる
のち、室湛で30分間散1?/ L、吸水性物質を十分
に吸水膨ポ(せしめ、余分の水を □除去して吸水した
吸水性物1tの1[晴を測b: U %この重駁の、吸
水前の1()ルに対する比をもって表示する。
本発明は、この様に社(紐性縞布の片面又は両面 □に
吸水性物質含有JI4曲気性;^〜性被股P形成するも
のであるが、その実施?9110として片面(外表面)
には従来の弁面2性非iA〜性1+i +I/vを、そ
して反対面(内表面)には吸水性物γq含(r 、Jl
+通気性;ち箔I神膜を形成すると、すfに好Jζしい
ものとなる。そし”Cコ(7) u!+ 合、非1if
i 気n非is iW f’l Fil Il’J G
et、合IQ tart flitとして、ポリ塩化ビ
ニル(pva)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(ET
A)、ポリウレタン、ポリアクリル樹脂、ナイロン、ポ
リエステル樹脂、その他の公知の防水用樹脂が使用され
る。また、ゴムとして、天然、合成ゴムのいずれも使用
でき、そのうち合成ゴムとして、クロロスルホン化ポリ
エチレン(ハイパロン)、シリコンゴム、ネオプレンそ
の他の公知のものが使用できる。また、上記防水用樹脂
およびゴムの混合物を使用することも差支えない。
また、これら非通気性非透湿性被膜、非通気性透湿性被
膜の何れの防水性被膜も、繊維性基布の片面又は両面に
、カレンダー法、ラミネート法、トッピング法、コーテ
ィング法、ディッピング法その他公知の方法により形成
することができる。
尚、非通気性透湿性被膜には、気泡が、全体的に均一に
存在してもよく、または部分的に、例えば、断面方向に
おいて基布側内面を除いて外表面側部分に偏在しかつこ
の偏在する気泡が面方向全域に又は地域的に存在してい
てもよい。
本発明のシートにおいては、肢膜巾に水不溶性吸水性物
質の固形粉末を含有しているから、被膜に亀裂が生じた
場合であっても、該亀裂部に存在する吸水性物質の膨潤
作用によって、水の滲入を防止することができる。しか
も、吸水性物質の固形粉末は、非通気性防水被膜中に互
に離れて分散しているので、それらが吸水しても、防水
被膜を通して水が溺れることはない。
実施例 以下実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例1 ビニロン繊維帆布生機で次の規格を有するもの:目付 
360’i!/lr? を基布とし、湯通し乾燥後、 0RISVON 3314 (大日本インキ化学工業(株)製 100部ウレタン樹
脂 ) 旧) HAULAOA−Oolor (大日本インキ化学工業(株)製顔料) 10部OR工
5VON ADDITIVID Nnlo(大日本インキ化学工業(株)0.2部製タッ
ク防止、柔軟化添加剤) 吸水性樹脂サンウエットエM −300(三洋化成工梨
(株)製のデンプン− アクリロニトリルグラフト共重合 10部体の誘導体) 工PA (溶剤) 13部 トルエン(溶剤) 13部 *120μ厚のi秀湿度約6+ 500 ?/ml ・
24 hrsからなる加工液に浸漬したのちローラーで
絞り、70〜120Cでろ分間処理し、片面膜厚20μ
の製品(試料■)を得た。
比較のため、吸水性物質のみを含まず他は実施例1と同
様の加工液で同様工程防水シート(試料■)を得た。
試料■、同■はいずれも防水性能は1500rV水柱以
上あり、その他の物性も殆んど同一であった。上記試料
■により、テント(2mX 2 mX 2m)を作成し
、このテントの内部の空気を温度40C1相対湿度80
%に調節し、これを最低気温5Cの戸外に一夜放置した
。このテントの内側表面には、結露は全く認められなが
った。同様のテストを試料■を用いて行ったところ、テ
ント内側表面に、多数の水滴の形成が認められ、また多
数の水滴がテント内床部に落下していた。
実施例2 ポリエステル繊維帆布生機で次の規格を有するもの工 目付 3605’/i に撥水剤ステアリン酸亜鉛1.5重量%を付着せしめて
下処理し、90t:’で1分間乾燥したものを基布とし
た。これに、 pvoレジン 8o重量部 ブチルベンジルフタレート 68 〃 エポキシ化大豆油 7 〃 炭醗カルシウム 20/1 0d −Ba系安定剤 3 〃 顔 料 8重量部 トルエン(稀釈剤) 30 〃 からなる加工液を片面コートし、90Cで1分mJ乾燥
し、さらに、160Cで1分間熱処理して膜厚0.2 
TnI4の非通気性疎水性膜を作り、更に片面に実施例
1の加工液を塗布して、実施例1と同様の処理を施こし
て、試料1■を得た。比較のため、pva配合加工液の
みを両面に何着させた試料■を作り、実施例1記載の方
法によりテント内面における結露の有無をテストした。
その結果、試料■によるテントにおいては結露は全く認
められなかったが、試料■によるテントにおいては、内
面に多量の結露が認められた。
また、外表面は何れも疎水性であり、雨水を十分にはじ
き、耐久性のあるテントとして使用し得た。
以上の如く非通気性透湿性1漠に吸水性物質を含有させ
ると、透湿性により、内部に分散している吸水性物質が
結露水分を吸湿して結露を防ぎ、また放湿することによ
り目的を達成し得る。然し、非通気性透湿性膜のみでは
表面の結露を形成する湿分奈吸収しきれず、表面に結露
を生じることがわかる。
特許出願人 平岡#Il染株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士西舘和之 弁理士 吉 1)維 夫 弁理士山口昭之 弁理士 西 山 雅 也 手続補正書(自発) 昭和58年12月74日 特許庁長官 若 杉 第1」 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第158083号 2、発明の名称 吸放湿性防水シート 3、補正をする名 事件との関係 特許出願人 名称平岡織染体式会社 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5、
補止の対象 明細書全文 6、補正の内容 別紙の通り 7、添附を類の目録 全文補正明細書 1通 全文補正明細書 1、発明の名称 吸放湿性防水シート 2、特許請求の範囲 1、S!維性基布と、 その少なくとも1面上に形成され、合成樹脂およびゴム
類から選ばれた少なくとも]ffiからなる重合体材料
を主成分として含む非通気性防水被膜層と、 を含んでなる防水シートにおいて、 前記非通気性防水被膜層が透湿性を有するとともにこの
被膜をマトリックスとしてこの被膜中に水不溶性吸水性
物質の固体粉末が互いに離れて分散含有されていること
fttP!f徴とする非通気性吸放湿性防水シート。
2、前記非通気性透湿性防水被膜の、JIS−Z−02
08−1976”防湿包装材料の透湿度試験方法(カッ
プ法)”条件Bに基〈透湿度が、膜厚20μの時に、1
 o o y/−・24 hrg以−ヒである特許請求
の範囲第1項記載のシート。
3、前記透湿度が50017m ・24 hrs以上で
ある特許請求の範囲第2項記載のノート。
4、前記透湿度が1000 ?/rri′・24 hr
s以上である特許請求の範囲第3項記載のシート。
5、前記非通気性透湿性防水被膜が気泡を含む特許請求
の範囲第1項記載のシート。
6、繊維性基布と、 その両面上に形成され、合成樹脂およびゴム類から選ば
れた少なくとも1槓からなる重合体利料を主成分として
ぎむ2つの非通気性防水被膜層と、を含んでなる防水シ
ートにおいて、 片面の前記非通気性防水被膜層が透湿性を有するととも
に前記非通気性防水被膜中に水不溶性吸水性物質の固体
粉末が互に離れて分散含有されておシ、かつ、他面の前
記非通気性防水被膜層が非透湿性であることを特徴とす
る非通気性吸放湿性防水シート。
7、前記非通気性透湿性防水被膜の、JIS −Z −
0208−1976”防湿包製拐料の透湿度試験方法C
カップ法)°°条件Bに基く透湿度が、膜厚20μの時
に、100f/rI?・24hrs以上である特許請求
の範囲第6項記載のシート。
8、前記透湿度が500f’/m’24hrs以」二で
ある特許請求の範囲第7項記載のシート。
9、前記透湿度が1.000 f/rl・24 hrs
以上である特許請求の範囲第8項記載のシート。
10、吸水性物質を含む前記非通気性透湿性防水被膜が
気l¥ilを含む特許請求の範囲第6項記載のシート。
3、発明の詳細な説明 技術分野 本発明は、非通気性防水シートに関し、更に詳しく述べ
るならば、吸放湿性を有する非通気性防水シートに関す
る。
従来技術 従来、トラック幌、積荷シート等に用いる防水性シート
類としては、綿等の天然繊維からなる織物にノやラフイ
ン、金属石けん等により防水処理されたものが用いられ
ていた。これら←j1、その織目間隙が防水剤により完
全に塞がれていないため、この織目間隙を空気や湿気が
通過して、内部にムレや凝縮水を生じることがない利点
を有していた。
しかし、天然fi&維の強度が比較的低く、このため十
分に強いシートを得るためには、かなりの厚地とせねば
ならず、この結果l量が大となる欠点があった。これが
ため、近時は強度が高く、しかも、軽量である合成繊維
シートが多用されるに至った。
しかし、合成繊維シートの場合、本来的に疎水性で、か
つ、水膨潤性に欠けることから、従来の綿シート等が吸
水すると次第に膨潤し結果的に漏水を防止しうる長所が
あったのに対し、合成繊維には、この結果が期待し得す
、従って、全く水を通さないシートを得るために、基布
表面に完全非通気性防水被1IIi¥全形成せしめざる
を得ない。このため合成繊維防水シートをもって幌等を
構成すると、その内部に凝扁水を生起する現象があられ
れ、これが落下して積荷等を濡らす等の事故を招くなど
の問題がある。このような問題を解決すべく&!棟の試
みがなされて来たが、必ずしも満足できる結果がイqら
れて込なかった。
本出願人は、合成繊維シートのかかる問題点を解決すべ
く椎々検肘を1(ね、基布自体の疎水性に基づく非水膨
潤性の問題はやむ(r−得ないものとしても、非通気性
防水性被膜に水吸収性を付与すれば防水被膜上に生ずる
凝縮水の問題も解決されることを発見し、疎水性繊維性
基布の片面又は両面に合成樹脂、ゴム等からなる非通気
性防水被膜を形成してなる防水シートにおいて、該被膜
中に水不溶性吸水性物質の同体粉末粒子が互に離れて分
散含有されているような防水シートを見出し′fC。
然し、その後史に検+t=Jを進めた結果、水不溶性吸
水性物質の固体粉末を分散させている合成樹脂、ゴム等
からなる非通気性被膜が、従来用いられている如き比較
的疎水性のものでなく、透湿性を有することにより、よ
シその効果が著しいことを見出し、本発明を完成した。
発明の構成 本発明の非通気性吸放湿性防水シートは、繊維性基布と
、 その少なくとも1面上に形成され、合成樹脂およびゴム
類から選ばれた少なくとも1種からなる重合体材料を主
成分として含む非通気性防水被膜層と、 を含んでなる防水シートにおいて、 前記非通気性防水被膜層が透湿性を有するとともにこの
被膜をマトリックスとしてこの被膜中に水不溶性吸水性
物質の固体粉末が互いに離れて分散含有されていること
を特徴とする。
本発明の他の非通気性吸放湿性防水シートは、繊m、性
基布と、 その両面上に形成きれ、合成樹脂およびゴム類から選ば
れた少なくとも1柚からなる重合体材料を主成分として
含む2つの非通気性防水被膜層と、を含んでなる防水シ
ートにおいて、 片面の前記非通気性防水被膜層が透湿性を有するととも
に前記非通気性防水被膜中に水不溶性吸水性物質の固体
粉末が互に離れて分散含有されており、かつ、他面の前
記非通気性防水被膜層が非透湿性であることを特徴とす
る。
(5) 明の構成の具体的説明 繊維性基布としては格別の限定はないが、疎水性のもの
が好ましく、例えば、予め撥水処理された天然繊維の編
織物、不織布等であってもよく、また、本来的に疎水性
を有する合成繊維さらに撥水処理された合成繊維の編織
物、不織布等であってもよい。さらに、撥水処理された
天然#l!維に、疎水性、合成繊維又は無機繊維を混用
したものでもよい。これらの繊維は、スパン、フィラメ
ントスジリット、モノフィラメント、チーブ状物その他
のいずれであってもよく、これらは編織物、不織布或い
は紙状物などの形状で用いられるが、その繊維密度も自
由に選択することができる。
繊維性基布に予じめ施される撥水処理は、従来公知の方
法が適用できるが、例示すれば、繊維性基布を、予め精
練乾燥し、又はこれらの前処理なしで、ステアリン酸ア
ルミニウム、ステアリン酸亜鉛、脂肪酸アミンのアクリ
レート、アルキルノラミン若しくはこれのパラフィンエ
マルジョン混合物、酢酸ジルコニウム等のジルコニウム
塩、パ(6) ラフイン、シリコーンもしくはフッ素系撥水剤等から選
ばれた少くとも1種を含む処理液で処理し乾燥する。こ
の場合、これらの撥水剤は一般に基布の0.1〜4.0
重a %付着せしめられる。
本発明の特徴部分について詳述する。本発明においては
、基布の片面又は両面に形成される非通気性透湿性防水
被膜層は、JIS−Z−0208−19766防湿包製
材料の透湿度試験方法(カップ法)″条件B(温度40
±0.5℃、相対湿度9o±2%)に基く透湿度が膜厚
20μの時100 f/−・24hrs以上のものが好
ましく、50097m” ・24 hrs以上のものが
更忙好ましく、1000f/m’・24hrs以上のも
のが特に好ましい。このような透湿度を有する被膜を形
成することのできる重合体材料の1例としてはシリコー
ン樹脂や大日本インキ化学工業■製のウレタン41(J
IN CRISVON−3314=EL がある。因み
に、従来一般に使用されている比較的疎水性の被膜材料
、例えば、pvcの透湿度は80.9797m・24 
hrs 、ポリウレタンノソれは94.52 f/rl
 ・24 hrsのレベルにあシ、防水の目的からこの
ような非透湿性を有する旧料金用いるのが常識的であっ
た。
本発明においては、非通気性透湿性防水被膜を形成する
上記のような非通気性透湿性防水性合成樹脂やゴムに水
不溶性吸水性物質の固体粉末粒子を互に離れて分散含有
せしめている。粉末粒子が互に接触していると、被膜中
に連続した通水孔を形成し、このため、すぐれた耐水性
を示すことができなくなる。吸水性物質粒子の分散状態
は、被膜中に均一に分散されていてもよく、目的によっ
ては被膜層中の特定の部分に濃度差をもって存在されて
いてもよく、首た繊維性基布と防水性被膜との界面KM
中するように存在されていてもよい。
吸水性物質は、水不溶性で吸水能が吸水性物質の自重に
対し10倍以上、特に1.00倍以上のものであるのが
好ましい。このような物質としては、例えば、パルプ製
物質、或は水溶性高分子物質等を架橋剤を用いて架橋す
るか、親水基の一部を親油基で置換させて水不溶性に変
性したもの等で、例えばチリエチレンオキシド、ポリビ
ニルピロリドン、スルホン化ポリスチレン、又はポリア
クリル酸ソーダ等を架橋したもの、士ルローズ誘導体、
ポリアクリロニトリル又はデンゾンーアクリロニトリル
グラフト共重合体の鹸化物等があるがこれらに限定され
るものではない。このうち、デンプン−アクリロニトリ
ルグラフト共重合体の吸水能は自負の数百倍もあ夛、本
発明目的から好ましい物質であるが、長期間含水状態で
使用する場合デンノン成分の腐敗による?” # 楊造
の破壊が心配されるので十分注意が必要である。
本発明において特に好ましい他の吸水性物質は、自己架
橋したアクリル酸アルカリ金属塩ポリマー(特開昭53
−46389)、ビニルエステルとエチレン系不飽和カ
ル?ン酸又はその共重合体鹸化物、ビニルエステルとア
クリル酸(又はツタクリル酸)エステルとの共1合体鹸
化物(%開昭53−50290)、ビニルアルコール/
アクリル酸塩との共重合体があり、猷た、アクリロニト
リルを少くとも85重@襲含治するアクリル系繊維を、
ヒドロギシルアミン又はヒドラジンで処理するか、或い
は塩基性触媒の存在下にホルマリン処理する等により得
られる実句的に架橋されたポリアクリロニ) IJル系
線繊維びその粉末、側鎖にキレート性官能基を有する水
溶性ポリマーからなるキレート性架橋結合を有する重合
体(特開昭48−74547)等も有効である。
本発明に適用される吸水性物質の吸水能は、吸水性物質
の一定量をイオン交換水中に分散投入し、この分散液を
弱く攪拌したるのち、室温で30分間放置し、吸水性物
質を十分に吸水膨潤せしめ、余分の水を除去して吸水し
た吸水性物質の重置を測定し、この重量の、吸水前のi
tに対する比をもって表示する。
本発明の防水シートの他の態様として、繊維性シートの
片面(好ましくは外表面)には従来の非通気性非透湿性
被膜が、そして反対面(好ましくは内表面)には吸水性
物質含有非通気性透湿被膜が形成されているシートがあ
る。そしてこの場合、非通気性非透湿性被膜の形成には
、合成樹脂として、例えば、ポリ塩化ビニルCPVC)
、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリワレ
クン、ポリアクリル樹脂、ナイロン、ポリエステル樹脂
、その他の公知の防水用樹脂が使用される。また、コ8
ムとして、例えば、天然、合成ゴムのいずれも使用でき
、そのうち合成ゴムとして、クロロスルホン化ホリエチ
レン(ハイパロン)、シリコンゴム、ネオプレンその他
の公知のものが使用できる。
また、上記防水用樹脂およびゴムの混合物を使用するこ
とも差支えない。
また、これら非通気性非透湿性被膜、非通気性透湿性被
膜の何れの防水性被膜も、繊維性基布の片面又は両面に
、カレンダー法、ラミネート法、トッピング法、コーテ
ィング法、ディッピング法その他公知の方法によ多形成
することができる。
尚、非通気性透湿性被膜層には、気泡が、全体的に均一
に存在してもよく、または部分的に、例えば、断面方向
において基布側内面を除いて外表面側部分に偏在しかつ
この偏在する気泡が面方向全域に又は地域的に存在して
いてもよい。この気泡の存在は、防水性被膜層の透湿性
を高めるために有効である。
本発明のノートにおいては、被膜中に水不溶性吸水性物
質の固形粉末を含有しているから、被膜に亀裂が生じた
場合であっても、該亀裂部に存在する吸水性物質の膨潤
作用によって、水の滲入を防止することができる。しか
も、吸水性物質の固形粉末は、非通気性防水被膜中に互
に離れて分散しているので、それらが吸水しても、防水
被膜を通して水が漏れることはない。
実施例 以下実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例1 ビニロン繊紙帆布生機で次の規格を有するもの:目付 
36at/rr? を基布とし、湯通し乾燥後、 CRISVON 331−4 (大日本インキ化学工業(a)製 100部ウレタン樹
脂*1) HAULACA −Co1or (大日本インキ化学工業(イリ袈顔料) 10部製タッ
ク防止、柔軟化添加剤) アクリロニトリルグラフト共B&10611体の誘導体
) IPA (溶剤) 13s トルエン(溶剤) 13部 中120μ厚の透湿度約3,500 f/rr?・24
 hrsからなる加工液に浸漬したのちローラーで絞り
、70〜120℃で3分間処理し、片面膜厚20μの製
品(試料■)を得た。
比較のため、吸水性物質のみを含まず他は実施例1と同
様の加工液で同様工程防水シート(試料H)を礼た。
試料I、同■はいずれも防水性能は1500m/m水柱
以」二あり、その他の物性も殆んど同一であった。上記
試料rにより、テントc2m×2tn×2m)を作成し
、このテントの内部の空気を温度40℃、相対湿度80
チに調節し、これを最低気温5℃の戸外に一夜放置した
。このテントの内側表面には、結露は全く認められなか
った。同様のテストを試料■を用いて行ったところ、テ
ント内側表面に、多数の水滴の形成が認められ、また多
数の水滴がテント内床面に落下していた。
実施例2 ポリエステル繊維帆布生機で次の規格を有するもの: 目付 360f/d に撥水剤ステアリン酸亜鉛1.5重量%を付着せしめて
下処理し、90℃で1分間乾燥したものを基布とした。
これに、 pvcレジ7 80重量部 ブチルベンジルフタI/−ト 68 〃エポキシ化大豆
油 7 〃 炭酸カルシウム 20 〃 Cd −Ha系安定剤 3 〃 顔料 8重量部 トルエン(稀釈剤) 30 〃 からなる加工液を片面コートし、90℃で1分間乾燥し
、さらに、160℃で1分間熱処理して膜厚0.2 v
trの非通気性疎水性膜を作り、更に片面に実施例1の
加工液を塗布して、実施例1と同様の処理を施こして、
試料■を得た。比較のため、PvC配合加工液のみを両
面に付着させた試料IV’を作り、実施例1記載の方法
によシテント内面における結露の有無をテストした。そ
の結果、試料■によるテントにおいては結露は全く認め
られなかったが、試料■によるテントにおいては、内面
に多量の結露が認められた。
また、外表面は何れも疎水性であり、雨水を十分にはじ
き、耐久性のあるテントとして使用し得た。
以上の如く非通気性透湿性膜に吸水性物質を含有させる
と、透湿性によシ、内部に分散している吸水性物質が結
露水分を吸湿して結露を防ぎ、また放湿することによシ
目的を達成し得る。然し、非通気性透湿性膜のみでは表
面の結露を形成する湿分を吸収しきれず、表面に結露を
生じることがわかる。
特許出願人 平岡織染株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士西舘和之 弁理士吉田維夫 弁理士 山 口 昭 之 弁理士西山雅也 (17)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、繊維性基布の片面又は両面に合成樹脂、ゴム等から
    なる非通気性防水被膜?形成してなる防水シートにおい
    て、前記非通気性防水被膜中に水不溶性吸水性物質の固
    体粉末が互に離れて分散含有されており、前記非通気性
    防水被膜が透湿性を有することを特徴とする非通気性吸
    放湿性防水シート。 2、繊維性基布に合成樹脂、ゴム等からなる非通気性防
    水被膜を形成してなる防水シート!−おいて、前記非通
    気性防水被膜中に水不溶性吸水性物質の固体粉末が互に
    離れて分散含有されており、片面の前記非通気性防水被
    膜が透湿性?有し、かつ、他面の前記非通気性防水被膜
    が疎水性を有することを特徴とする非通気性吸放湿性防
    水シート。
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