JPS63307688A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 本発明は温度過昇防止機能を有した誘導加熱調理器に関
する。

口）　従来の技術 誘導加熱調理器は加熱コイルで発生された高周波交番磁
界により金属製の錫、フライパン等の調理具を誘導加熱
するものである。このような調理器では例えば特開昭６
１−２３０２８８号のように使用される調理具の異常昇
温を肪止するため加熱コイルで高周波交番磁界を発生さ
せて加熱を開始するとき、一定時間だけ加熱出力を弱め
るものがある。

こうした、異常昇温の防止法では、調理具から天板を介
して温度検知素子に遅延して温度が伝えられることに起
因する加熱開始時の異常昇温が堕止される。

ハ）発明が解決しようとする問題点 ところが上述の方式では調理具内に調理物を入れずに誘
導加熱したとき、即ち、空炊き状態における温度過昇状
態になったときに、これを早急に検知出来ないと云う問
題があった。

二）　問題点を解決するための手段 本発明は、このような点に鑑みて為されたものであって
、調理具の温度を検知して温度レベル信号として出力す
る温度検知手段と、この温度検知手段での温度レベル信
号に間欠的に所定の電圧レベルを加算する加算手段と、
この加算手段での加算レベルを保持する保持手段と、こ
の保持手段の保持レベルと、上記温度検知手段での温度
レベルを比較する比較手段と、を設けて成り、この比較
手段で、温度レベルが保持レベルを越えたとき上記誘導
加熱コイルでの交番磁界の発生動作を停止させている。

ホ）　作用 調理具温度の立ち１がりが常時を視きれ、調理具温度の
立ち上がりが急激になったとき、加熱コイルからの交番
磁界の発生が停止され空炊き等による調理具の温度過昇
が防止される。

へ）　実施例 第３図は本発明誘導加熱調理器の回路ブロック図であっ
て、（１）は商用交流（ＡＣ）を余波整流する余波整流
回路、（２）はこの余波整流回路（１）に結ばれた誘導
加熱コイル、（３）はこの誘導加熱コイル（２）ととも
に共振回路を形成する共振−ンデンサ、（４）は上記誘
導加熱コイル（２）に励振電流を生成するためのスイッ
チングトランジスタ、（５）はこのスイッチングトラン
ジスタ（４）に逆並列に接続されたダンパーダイオード
を示し、これ等誘導加熱コイル（２）〜ダンパーダイオ
ード（５〉で高周波インバータが形成されている。（６
）は被加熱物調理具となる金属製の鍋であってセラミッ
ク天板（７）を介して上記誘導加熱コイル（２）直上に
配置されている。（８）は駆動回路く９）を介して上記
スイッチングトランジスタ（４）をＯＮ、　ＯＦＦせし
める制御回路であって、このＯＮ％ＯＦＦ駆動により上
記誘導加熱コイル（２）に高周波電流が供給され、この
加熱コイル（２）から、高周波交番磁界が発生される。

　（１Ｇ＞は天板（７）下面に設けられ、この天板（７
）を介して上記鋼（６）からの温度が伝えられるサーミ
スタ、（１１）はこのサーミスタ（１ｏ）とともに定電
圧＋Ｖｃｃを分圧する分圧抵抗であり、この電圧分割レ
ベルが温度レベル信号として温度過昇防止回路（１２）
へ与えられる。この温度過昇防止回路（１２）は温度レ
ベル信号の状態に応じて上記制御回路（８）へ上記スイ
ッチングトランジスタ（４）の動作を停止する旨の信号
を送る。

第１図は本発明の要部、即ち、サーミスタ（１０）分割
抵抗（１１）及び温度過昇防止回路（１２）部分の回路
図である。これ等の図において、タイマ回路（１３〉、
時限抵抗（１４）、時限コンデンサ（１５）及びノイズ
藺止コンデンサ（１６）で周期パルス発生回路が構成さ
れていて、第４図に示すような周期２Ｔのパルスが生成
される。また、時限抵抗（１７）、時限コンデンサ（１
ｇ）、保護用ダイオード（１９）、保護用抵抗（２０）
及びＮＡＮＤゲー）　（２１）＜２２）（２３）（２４
）により単安定マルチバイブレータが形成きれ、上述の
周期２Ｔのパルスを受ける毎にその立ち上がりに同期し
て比較的短いパルス幅でのパルスを生成する。

一方、サーミスタ（１０）及び分割抵抗（１１）で形成
される温度レベル信号はコンデンサ（２５）で平滑され
る。こうした温度レベル信号（Ｖ、）は抵抗（２６）を
介してフンパレータ（２７）のｅ入力端子に与えられて
いる。またこの温度レベル信号（Ｖ？）は、上′配車安
定マルチバイブレータからの時間幅τのパルスにより導
通するアナグロスイッチ（２８）を介しｍ２Ｔ周期で次
段のコンデンサ（２９）に充電される。そして、分圧抵
抗（３０＞（３１）が所定の電圧（Ｖ）レベルを生成し
、抵抗（３２）（３３）（３４）（３５）及びオペアン
プ（３６）により形成される加算回路でこの電圧（Ｖ）
と温度レベル信号（ｖ７）が加算される。この加算出力
は保持コンデンサ〈３７）により保持電圧（Ｖ、Ｉｌ）
として保持きれ、上記フンパレータ（２７）の■入力端
子に与えられる。こうしたフンパレータ（２７）出力は
ダイオード（３８）を介して制御回路（８）へ送られる
。

従って、このような誘導加熱調理器において鍋（６）内
に調理物が入った状態でインバータの発振動作が行なわ
れると、サーミスタ（１０）で検知される鍋（６）の温
度は緩やかに上昇し、温度レベル信号（Ｖｔ）も緩やか
に上昇する。一方、一定周期２Ｔ間隔でそのときの温度
レベル信号（Ｖ？）と定電圧（Ｖ）との加算により生成
され、保持コンデンサ（３７）で保持される際特電圧（
Ｖ□８）は第４図のように段階的に上昇する。上述した
ように温度レベル信号（ｖｌ）は緩やかに上昇するため
、Ｖｔａ＞Ｖｔの関係が常に保たれ、コンパレータ（２
７）の出力は“Ｈ”に保たれ、制御回路（８）へ発振停
止が掛けられることはない。

これに対し、鍋く６〉内に何も入っていない状態でイン
バータ発振が行われると、鍋（６）の温度上昇は急激に
なる。このため、温度レベル信号（ｖｌ）は第５図のよ
うに急激に上昇し、上述の如＜２Ｔ周期で更新される保
持電圧（Ｖｔｗ）より高くなる時点が生じ、この時点で
コンパレータ（２７）出力は′Ｈ”レベルから“Ｌ”レ
ベルになる。このＬ”レベル信号を受けて制御回路（８
）はスイッチングトランジスタ（４）のＯＮ、　ＯＦＦ
駆動を停止し、鍋（６）の加熱動作は停止する。

こうした第１図のような温度過昇防止回路において、温
度に対してサーミスタ（１０）の抵抗変化が一定でない
ため、温度レベル信号（ｖ７）は第６図のように非線形
に変化し、温度レベル信号（ｖ７）の変化率は第７図の
ように低温部、高温部では小さく、中温部では大きくな
っている。このため鍋（６）温度が均一に上昇しても、
鍋（６）温度が中温域に入った時点で温度レベル信号（
ｖｌ）の上昇率が大きくなり、空炊き検知をしてしまう
惧れがある。これを防止するため２Ｔ周期で温度レベル
信号（ｖｌ）に加算１゛る所定電圧（Ｖ）を高くすると
、鍋の低温部及び高温部での過昇温検知が遅れると言う
不都合がある。

こうした不都合を解決するため、２Ｔ周期で加算する所
定電圧（Ｖ）を鍋温度に応じて変化させる場合を第２図
に示す、同図において、所定電圧（Ｖ）を決める分圧抵
抗（３０）＜３１）の内、分圧抵抗（３１）に並列に抵
抗（３９）及びトラ〉・ジスタ（４０）から成る直列回
路と、抵抗（４１）及びトランジスタ（４２）から成る
直列回路が設けられている。そして、フンパレータ（４
３）により温度レベル信号（Ｖ？）が所定の温度Ｔ１に
対応するレベルＶ□に達したかどうかを比較して上記ト
ランジスタ（４０）のＯＮ、　ＯＦＦを制御している。

また、コンパレータ（４４）により温度レベル信号（Ｖ
ｔ）が所定の温度Ｔバ＜’ｒ＋）に対応するレベルＶ□
（＜ｖ７□）に達したかどうか比較して上記トランジス
タ〈４２）のＯＮ、　ＯＦＦを制御している。従ってト
ランジスタ（４Ｇ）（４２）の動作及び加算すべき電圧
（Ｖ）は下表のようになる。

（ただし、Ｖｌ〉ｖＡ％　Ｖｌ＞ｖｃ）このような温度
過昇防止回路（１２）を用いたときの正常加熱（Ｒ１４
理物を入れての鍋加熱）と、異常加熱（空炊き番コよる
鍋加熱）と、における各点の電圧波形を夫々第８図及び
第９図に示す。

ト）　発明の効果 以北述べた如く、本発明誘導加熱調理器は、調理具の温
度を検知して温度レベル信号として出力する温度検知手
段と、この温度検知手段での温度レベル信号に間欠的に
所定の電圧レベルを加算する加算手段と、この加算手段
での加算レベルを保。

持する保持手段と、この保持手段の保持レベルと、上記
温度検知手段での温度レベルを比較する比較手段と、を
設けて成り、この比較手段で、温度レベルが保持レベル
を越えたとさ、上記誘導加熱コイルでの交番磁界の発生
動作を停止しているので、常時加熱状態がを視され広い
範囲に亘って安全性が確保されるとともに、調理具の温
度の立ち上がりが急になったことを検知して、調理具の
加熱が停止され、早急な空炊き保護が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明誘導加熱調理器の要部回路図、第２図は
本発明誘導加熱調理器の他の実施例要部回路図、第３図
は本発明誘導加熱調理器の回路ブロック図、第４図、第
５図は本発明誘導加熱調理器の各点の電圧波形を示す電
圧波形図、第６図は温度レベル信号の特性図、第７図は
温度レベル信号の変化率を示す特性図、第８図、第９図
は本発明誘導加熱調理器の他の実施例における各点の電
圧波形を示す電圧波形図である。 （１）・・・全波整流回路、（２）・・・誘導加熱調理
器、（３）・・・共振コンデンサ、（４）・・・スイッ
チングトランジスタ、（６）・・・鍋、（７）・・・セ
ラミック天板、（１０）・・・サーミスタ、（１１）・
・・分割抵抗、（１２）・・・温度過昇肪止回路、（１
３）・・・タイマ回路、（２７）（４３）（４４）・・
・コンパレータ、（２ｇ）・・・アナログスイッチ、（
３６）・・・オペアンプ、（３７）・・・保持コンデン
サ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）誘導加熱コイルから発生される交番磁界により調理
   具を誘導加熱する誘導加熱調理器において、調理具の温
   度を検知して温度レベル信号として出力する温度検知手
   段と、この温度検知手段での温度レベル信号に間欠的に
   所定の電圧レベルを加算する加算手段と、この加算手段
   での加算レベルを保持する保持手段と、この保持手段の
   保持レベルと、上記温度検知手段での温度レベルを比較
   する比較手段と、を設けて成り、この比較手段で、温度
   レベルが保持レベルを越えたとき、上記誘導加熱コイル
   での交番磁界の発生動作を停止せしめることを特徴とし
   た誘導加熱調理器。