JPS63307161A - 高密度圧電セラミックスの製造方法 - Google Patents

高密度圧電セラミックスの製造方法

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JPS63307161A
JPS63307161A JP62140099A JP14009987A JPS63307161A JP S63307161 A JPS63307161 A JP S63307161A JP 62140099 A JP62140099 A JP 62140099A JP 14009987 A JP14009987 A JP 14009987A JP S63307161 A JPS63307161 A JP S63307161A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はジルコン酸鉛、チタン酸鉛を主成分とする高密
度セラミックスの製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来圧電セラミックスを高密度化する方法としては、ホ
ットプレス法、酸素雰囲気中での焼結法。
HIP法などがある。先ずホットプレス法について説明
すると、アルミナ製あるいは炭化硅素製のダイスと・ぐ
ンチの中に圧粉体金離型用の粉末を介して装入し、大気
中800℃〜1300℃の温度範囲で100〜500k
g/1Yn2の圧力で数時間処理するものである。理論
密度の99チ以上のものが容易に得られる比較的安価な
装置で高密度材料の製造が可能である。
次に酸素雰囲気中での焼結法を説明すると、酸素雰囲気
中で焼成するものであり圧粉体中に酸素ガスが充満され
ながら焼結が進行し焼結の初期の段階ではクローズドポ
ア内は酸素が充満されている焼結反応の進行に伴ってポ
ア内の酸素原子は順次ペロブスカイト構造の酸素格子点
を通過しながら焼結体外へ排除されて焼結が進行し最終
的にボアのない緻密な焼結体が得られる。次に第3のH
IP法においては、高温高圧の不活性ガス中で一次焼結
体を再処理する方法が一般に用いられている。現在最も
量産に適している方法である。一定の密度以上に一次焼
結された焼結体のボアは表面層の一部を除いてクローズ
ドポアとなっておシ。
高圧ガス中では焼結体は雰囲気の圧力で等方的に加圧さ
れるため、高温での塑性流動と粒子の再配列が進行して
緻密化する。
900℃〜1200℃の温度範囲で1000に9/cm
2以上の圧力で1〜4時間処理するとほぼ理論密度に近
い密度まで緻密化する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の如き従来の技術において、第1のホットプレス法
では原理上は小量生産向きであり大量生産は不適当でコ
ストが高くなる。また第2の焼結方法では焼結過程での
雰囲気の管理が面倒なこと。
焼結の時間がホットプレスに比較して長くなること、酸
素雰囲気にできる大型の焼結炉は炉芯管構造に費用がか
さみ大量生産が困難であるという問題点がある。そして
第3のHIP法においては、不活性ガス中で処理した場
合還元作用により酸素格子点に欠陥が生じ変色、絶縁抵
抗の低下、圧電誘電特性の劣化が生ずるため、再度大気
中もしくは酸素雰囲気中の加熱にょ9酸化処理を行う必
要がある。
ところがこの過程で表面層近辺が剥離したシ。
剥離が中心部まで至り焼結体が破損し歩留りを著しく低
下する問題があった。
熱処理(酸化処理)過程で表面層の剥離が生ずる原因を
考察する。
第1図はHIP法による一次焼結体のモデルである。−
次焼結体は内部に多量の、空孔(ボア)を有しほとんど
はクローズドポア(閉孔)となっているが表面層近辺の
空孔の1部は微細構造上の欠陥やマイクロクラックによ
ってオープンポア(開孔)となシ外気と通じている。高
温高圧のガス内にFig −1に示す1次焼結体が置か
れた場合高圧ガスは焼結体に対し等方的に加圧するが表
面層近辺ではミクロ的にはオープンポア内にガスが進入
し。
さらに圧力の程度によって微細構造内に進入してゆく、
シたがって焼結密度にむらがあれば密度の低い部分はポ
ア内にガスが進入し易すく緻密化しにくくなる。したが
って表面層近辺に緻密化しない部分と緻密化する部分と
が出来る。この場合収縮する部分と収縮しない部分との
間で大きな歪応力が発生している。このような状態のH
IP処理上りを熱処理すると歪応力のため緻密化の進行
しない部分は剥離し飛散すbその状態を第2図に示す。
また焼結密度にむらがない場合でも一次焼結密度が一定
の値以下になると表面層近辺は緻密化せず内部のみに緻
密化した部分が生じる。この場合もその後の熱処理によ
って表面層の緻密化していない部分は応力によって飛散
してしまうその様子を第3図に示す。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はジルコン酸鉛、チタン酸鉛を主成分とする圧電
セラミックスの高密度焼結体を得る方法として800℃
〜1200℃の温度範囲で圧力が200kg/crn以
下の不活性ガス雰囲気中で所定時間HIP処理した後再
度同じ温度の範囲内で圧力が1000に910n以上の
不活性ガス雰囲気中で所定時間)IIP処理するもので
、その後の酸化処理過程での表面層の剥離や破損がなく
高品質の高密度圧電セラミックスが安定して得られる。
〔実験例〕
表−1にチタン酸鉛、ジルコン酸鉛を主成分とするPZ
T系圧電セラミックスのPb((Mn、/3Nb273
)。j]5zrO,45”0.55)03組成について
、その−次焼結体のHIP条件と密度及び研磨面の表面
状態について調べた実験結果を示す。また第4図はこの
実験のHIP圧力と密度の関係を示したものである。図
から明らかなように密度に関する限#)100ユ/cI
IL2以上の圧力であれば理論密度の99優は容易に達
成できることが示された。しかしながら研磨面のディト
についてみると明らかに圧力の依存性があシ圧力の上昇
に伴って表面状態は改善されてゆく。
さらに熱処理過程後の表面層の剥離程度を比較すると、
圧力の低下に伴ってこの剥離の深さは減少してゆき10
0 kg/crnの圧力ではほとんど観察されないこの
現象を前項のモデルを用いて説明すると、圧力の低下に
伴って表面層から内部ボアへのガスの進入は少なくなシ
、緻密化しない部分の厚みが減少してゆくと推定できる
次に表−1に示した各条件のHIP処理上りで熱処理を
しないものについて再度同一温度(1100℃)100
0に97tm の圧力でHIP処理したものについて5
00kp 、 1000kg密度及び研磨面のディト状
況さらに熱処理過程での表面層近辺の剥離状況について
調べた結果を表−2に示した。
表から明らかなように1000に9/cIn2でHIP
 L、た全試料間を通じて密、度はわずかに上昇し研磨
面のボアも著しく減少しておシこの点で試料間に大きな
差を認められず、いずれも理論密度に近い高密度材料が
得られていることを示している。しかしながら熱処理過
程における表面層の剥離は試料間で大きく異なシ初回の
HIPの圧力が下るにつれて剥離は減少し100 kg
/cm2以下ではほとんど発生していない。
したがって最初に100kg/crn2以下の圧力でI
(IP処理して表面層近辺まで一定以上の密度に緻密さ
せてから再度1000kg/6n以上の圧力でI(IP
処理すると、熱処理の過程でほとんど剥離を発生しない
で理論密度に近い高密度圧電セラミック材料が製造でき
ることが確認できた。
以下舎日 以上の実験例から以下の判断が可能となる。表−2の剥
離の発生程度から初回のHIP圧力i Zo。
kg/crn2以下とした。また同じく表−2の研磨面
?イドの状況から2回目のHIP圧力は1000 kg
/cm2以上が好しい。
また温度の範囲については、800℃以下ではI(IP
の効果が期待できないこと、1200℃以上では鉛蒸発
が発生したり、還元作用が著しくなり充分な効果が得ら
れない。
以上のごとく本発明によればジルコン酸鉛チタン酸鉛を
主成分とする圧電セラミックについて理論密度99%以
上でボアフリーの高密度材料が安定して得られるように
なった。本発明は熱処理過程でほとんどチッピングが発
生しないため焼成後研磨加工しないで用いる各種振動子
や、ガラスディレーライン用素子9表面波デバイス用基
板、超音波モーター用素子等の製造に最適である。
〔発明の効果〕
以上述べたごとく本発明によれば熱処理過程でほとんど
チッピングの発生しない利点をもった高密度でボアフリ
ーのチタン酸鉛、ジルコン酸鉛を主成分とする圧電セラ
ミックスの?イド(空孔)の減少による材料強度の向上
1表面状態の改善による表面波特性の改善誘電圧特性の
向上が得られる製造方法の提供ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はHIP法による一次焼結体のモデルを示す図。 第2図はHIP法によって表面層近辺の1部が緻密化し
ないモデル全示す図。 第3図はHIP法によって中心部のみが緻密化した状態
図。 第4図はHIP条件と密度及び研磨面の表面状態の実験
結果からHIP圧力と密度の関係を示したグラフである
。 第1図 一次焼結体のモデル 第2図 表面層近辺の1部力ゞ寂要硲ヒしない七デル第3図 中心部のみが纜密化したHIP体 第4図 HIP圧力と相ヌ寸@度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、800〜1200℃の温度範囲でかつ圧力が100
    kg/cm^2以下である不活性ガス雰囲気中でHIP
    処理した後、前記と同じ温度範囲で圧力が1,000k
    g/cm^2の不活性ガス雰囲気中でHIP処理をする
    ことを特徴とするジルコン酸鉛、チタン酸鉛を主成分と
    する高密度圧電セラミックスの製造方法。
JP62140099A 1987-06-05 1987-06-05 高密度圧電セラミックスの製造方法 Expired - Lifetime JP2551431B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014080312A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Sumitomo Chemical Co Ltd 酸化亜鉛系焼結体の製造方法およびターゲット
JP2014218398A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 信越化学工業株式会社 透光性金属酸化物焼結体の製造方法及び透光性金属酸化物焼結体

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JP2014218398A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 信越化学工業株式会社 透光性金属酸化物焼結体の製造方法及び透光性金属酸化物焼結体

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JP2551431B2 (ja) 1996-11-06

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