JPS6330271B2 - - Google Patents

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JPS6330271B2
JPS6330271B2 JP57195736A JP19573682A JPS6330271B2 JP S6330271 B2 JPS6330271 B2 JP S6330271B2 JP 57195736 A JP57195736 A JP 57195736A JP 19573682 A JP19573682 A JP 19573682A JP S6330271 B2 JPS6330271 B2 JP S6330271B2
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JP
Japan
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JP57195736A
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JPS5986576A (ja
Inventor
Shintaro Tsuji
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to CA000440609A priority patent/CA1202738A/en
Priority to US06/549,750 priority patent/US4591985A/en
Priority to GB08329782A priority patent/GB2129976B/en
Publication of JPS5986576A publication Critical patent/JPS5986576A/ja
Priority to SG308/88A priority patent/SG30888G/en
Publication of JPS6330271B2 publication Critical patent/JPS6330271B2/ja
Priority to HK710/88A priority patent/HK71088A/xx
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • B66B1/2408Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration where the allocation of a call to an elevator car is of importance, i.e. by means of a supervisory or group controller
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/40Details of the change of control mode
    • B66B2201/402Details of the change of control mode by historical, statistical or predicted traffic data, e.g. by learning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はエレベータによる昇降人数やサービ
ス状態等の交通状態値を測定値に基づいて推定す
るエレベータの交通状態値推定装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
エレベータにおける交通状態値、例えばエレベ
ータを利用して上昇及び下降する人数は、一日に
おいて細かく見れば不規則な変動をしていても数
日間にわたつてみると同じような時間帯では同じ
ような様相を呈している。例えば事務所ビルにお
いては、朝の出勤時間帯には短時間に事務所階に
行く乗客が1階に集中し、また昼食時の前半には
事務所階から食堂階へ行く乗客が多く、同じく後
半には食堂階及び1階から事務所階へ行く乗客が
多い。更にまた、夕方の退勤時間帯には事務所階
から1階へ行く乗客が多い。昼間の上記以外の時
間帯では上り方向、下り方向の交通量はほぼ等し
く、夜間には全体的に交通量は非常に少くなる。
このように変化する建物内の交通を限られた台
数のエレベータで処理する場合、エレベータは群
管理運転されるのが普通である。このエレベータ
の群管理の重要な役割のひとつは、登録された
個々の乗場呼びに対して適切なエレベータを割り
当てることである。この乗場呼びの割当方式には
各種の方式が提案されている。
例えば、新たに乗場呼びが登録されると各エレ
ベータごとに上記乗場呼びを仮りに割り当ててみ
て全ての乗場呼びの待時間を推定したり、また、
満員の可能性等を推定してその中から適切なエレ
ベータを選択する方式が採用されていた。このよ
うな推定計算をするには建物固有の交通状態値に
関するデータが必要である。例えば交通状態値と
して満員の可能性を推定するには途中階での乗降
人数に関するデータが必要となる。このような
時々刻々移り変わる交通状態値データをその都度
記憶するようにすると膨大な記憶量を必要とする
ため、実用的ではなくなる。そこで通常一日の運
転時間をいくつかの時間帯に分割し、各時間帯毎
の平均交通状態値を記憶するようにして記憶量が
少なくて済むようにしている。しかし、建物が完
成されて間もないときは、その後の建物内人員の
構成の変化に応じて交通状態値データも変化する
可能性が大きい。このような人員構成の変化に対
しても交通状態値を精度高く推定するために建物
内の交通状態値を測定してその変化に追従させて
逐次交通状態値データを修正していく方式が提案
されている。
すなわち、1日の運転時間をk個の時間帯(以
下区間という)に分割し、区間k−1と区間kと
に分割する時刻(以下境界という)をtk(k=2、
3、…、K)で表わす。t1及びtk+1はそれぞれ
エレベータの運転開始時刻及び終了時刻である。
また第l日目における区間kの平均交通状態値
Pk(l)を下記(1)式とする。
ここで、Xu k(l)は第l日目の時間帯kにおける
各階床での上り方向の乗車人数を要素とする(F
−1)次元(Fは階床数を表わす)の列ベクトル
である。同様にXd k(l)、Yu k(l)、Yd k(l)はそれぞれ下
り方向の乗車人数、上り方向の降車人数、下り方
向の降車人数を表わす列ベクトルでエレベータ停
止時における荷重の変化や工業用テレビや超音波
等を使用した人数検出装置によつて計測されるも
のである。
まず、時間帯分割時刻である境界tkが固定の場
合に各時間帯の平均交通状態値Pk(l)の代表値を
逐次修正することを考える。
毎日測定される平均交通状態値の列{Pk(1)、
Pk(2)、…}はある代表値Pkの付近にばらついて
いると考えられる。この代表値Pkの値は未知で
あるので何らかの方法で推定する必要がある。こ
の場合、代表値Pkの値は、それ自体も変化する
可能性があるので下記の(2)式及び(3)式に示す線形
荷重平均をとり最新に測定された平均交通状態値
Pk(l)を他の平均交通状態値Pk(1)、Pk(2)、…、
Pk(l−1)よりも重視することにより推定され
る。
P^k(l)=(1−a)lPk(o)+li=1 λiPk(i) ……(2) λi=a(1−a)l-i ……(3) ここで、P^k(l)は第l日までに測定された平均
交通状態Pk(1)、…、Pk(l)から推定された代表
値、Pk(o)は初期値であり、あらかじめ適当な
値を設定するものである。λiは第i日目に測定さ
れた平均交通状態値Pk(i)の重みであり、(3)式で
表わされるとおりパラメータaによつて変化す
る。すなわち、パラメータaの値を大きくすると
最新に測定された平均交通状態値Pk(l)を他の平
均交通状態値Pk(1)、…、Pk(l−1)よりも重
視した推定となり、推定された代表値Pk(l)は代
表値Pkの変化に速く追従することになる。しか
し、パラメータaの値があまり大きいと日々のデ
ータのランダム性にひきずられて変化が激しくな
る恐れがある。また(2)式及び(3)式は次のように書
き換えられる。
P^k(l)=(1−a)P^k(l−1)+aPk(l) ……(4) P^k(o)=Pk(o) ……(5) 上記(4)、(5)式によれば過去の平均交通状態値の
測定値Pk(i)(i=1、2、…、l−1)を記憶
しておかなくても(2)式の荷重平均を算出できるも
のである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来、休日や祭日などのように
周期的に変動する交通状態値ではあるが、平日と
極端に異なる交通状態値であつたり、また、会議
や集会の開始直前や終了直後のような一時的に急
増するという不定期的な交通状態値であつても、
その測定結果は他と区別されることなく採用され
て交通状態値の推定が行われていた。このため、
推定値が平日における実際の交通状態値と大きな
差異を生じてエレベータが意図されたように群管
理されないという不具合を生ずるという問題点が
あつた。
この発明は上記問題に鑑みなされたものであ
り、推定値が実際の交通状態と大きな差異を生ず
ることのないエレベータの交通状態値推定装置を
得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るエレベータの交通状態値推定装
置は、エレベータの稼動時間を複数の時間帯に分
割し、各時間帯におけるエレベータの交通状態値
を各周期毎にそれぞれ測定する需要測定手段と、
現時点から見た各周期の時間的位置に対応して、
古い周期の測定値よりも新しい周期の測定値の方
が重み係数が大きくなるようにそれぞれ重み係数
を設定する重み係数設定手段と、上記各時間帯毎
に測定された測定値を上記重み係数に基づいて重
み付けし、かつ平均して各時間帯における上記交
通状態値の推定値をそれぞれ演算する交通状態値
推定手段と、最新の周期における測定値をそれま
での推定値と比較する比較手段を備え、上記重み
係数設定手段は、上記比較手段の比較結果に基づ
いて最新の周期に対応する重み係数の値を修正す
る修正手段を備えたものである。
〔作用〕
この発明においては、交通状態値の測定値と既
演算の推定値とを比較手段で比較し、この比較結
果に基づいて重み付け手段により上記測定値に重
み付けをし、更に修正手段によりこの重み付けし
た測定値を用いて新たに推定値を修正するもので
ある。
〔実施例〕
以下第1図〜第12図によつてこの発明の一実
施例を2次元で表わされる交通状態値について説
明する。
まず、第1図は、この発明の実施例の全体構成
図で、1はエレベータ制御装置、2は例えば上り
方向の人数(PU)や下り方向人数(PD)等の交
通状態値を測定する需要測定手段、3は測定値に
対応した重み係数を設定する重み係数設定手段、
4は重み係数に基づいて交通状態値を推定する交
通状態値推定手段、5は交通状態値の測定値と推
定値とを比較する比較手段、6はこの比較結果に
基づいて重み係数値を修正する修正手段である。
次に、第2図及び第3図は建物内における上り
方向及び下り方向へそれぞれ移動する人数からな
る需要を交通状態値として示したもので、LDU
は所定の時刻に上り方向へ移動する人数を測定し
て全階床を通して合計し、更に、この合計値を単
位時間DT(5分に設定される)ごとに累積する
ことにより得られる上り方向需要、LDDは同様
に所定の時刻に下り方向へ移動する人数を測定し
て全階床を通して合計し、更に、この合計値を単
位時間DTごとに累積することにより得られる下
り方向需要である。T1は区間の開始時刻から
なる境界、T2は区間と区間との境界、T3
は区間と区間との境界、T4は区間の終了
時刻からなる境界である。PU1及びPD1はそれ
ぞれ区間における平均上り方向需要及び平均下
り方向需要で、上り方向需要LDU及び下り方向
需要LDDを区間において累積して得られた他
をそれぞれの(1)式における列ベクトルXu k(l)及び
Xd k(l)に代入し、更に列ベクトルYu k(l)=0、Yd k(l)
=0としたときの平均交通量Pk(l)に相当するも
のである。PU2及びPD2並びにPU3及びPD3
も同様にして区間における平均上り方向需要及
び平均下り方向需要並びに区間における平均上
り方向需要及び平均下り方向需要である。
次に第4図はエレベータの全体を示す概念図
で、図中、11は3台のエレベータ12a,12
b,12cを群管理する群管理装置、12D1〜
12D3はそれぞれエレベータ12a,12b,
12cによつてサービスされる1階〜3階を示
し、12D1a〜12D3aはそれぞれ1階12
D1〜3階12D3に設けられ、上り乗場呼び及
び下り乗場呼びを登録できる1階乗場ボタン〜3
階乗場ボタンを示す。
13a,13b,13cはそれぞれエレベータ
12a,12b,12cのかご14a,14b,
14c床下に設けられた周知のはかり装置からな
る人数検出手段で、実際の乗客数に比例した人数
信号15a,15b,15cを出力するものであ
る。16a,16b,16cは例えば特開昭51−
97155号公報に記載されているとおり、かご14
a,14b,14cに乗り込んだ人数を算出する
乗込人数演算手段で、戸(図示しない)が開いて
いるときの人数信号15a,15b,15cの最
小値を検出し、更に戸を閉じてかご14a,14
b,14cが起動する直前の人数信号15a,1
5b,15cから上記人数信号15a,15b,
15cの最小値を減算して乗込人数信号17a,
17b,17cを出力するものである。18a,
18b,18cはそれぞれエレベータ12a,1
2b,12cが上昇運転を継続している間は乗込
人数信号17a,17b,17cを信号線19
a,19b,19cへ送出し、また下降運転を継
続している間は乗込人数信号17a,17b,1
7cを信号線20a,20b,20c、へ送出す
る切換手段、21は信号線19a,19b,19
cによつて入力された各乗込人数信号17a,1
7b,17cを加算し、かつ単位時間DT累積
し、この累積によつて得られた上り方向乗込人数
信号21aを出力する上り人数加算手段、22は
信号線20a,20b,20cによつて入力され
た各乗込人数信号17a,17b,17cを加算
し、かつ単位時間DT累積し、この累積によつて
得られた下り方向乗込人数信号22aを出力する
下り人数加算手段、23は単位時間DTが経過す
るごとに時刻信号23aを発して上り方向乗込人
数信号21a及び下り方向乗込人数信号22aを
零にリセツトする時計手段、30はマイクロコン
ピユータ等の電子計算機からなる需要推定装置
で、上り方向人数信号21a、下り方向人数信号
22a、及び時刻信号23aを取り込むための変
換器からなる入力回路31と、この入力回路31
によつて取り込まれた上記各信号を演算処理する
中央処理装置32と、この中央処理装置(以下
CPUという)32の演算結果等のデータを記憶
する読み書き可能メモリ(以下RAMという)3
3と、プログラム及び一定値データ等を記憶する
読み出し専用メモリ(以下ROMという)34
と、CPU32からの信号を出力する変換器から
なる出力回路35とで構成されたものである。3
5a,35bはそれぞれ出力回路35の信号を群
管理装置11へ伝達する信号線である。
第5図はRAM33の内容を示すものであり、
図中、41は時刻信号23aから得られた時刻
TIMEが記憶されたメモリ、42は上り方向乗込
人数信号21aが取り込まれてなる上り方向需要
LDUが記憶されたメモリ、43は下り方向乗込
人数信号22aが取り込まれてなる下り方向需要
LDDが記憶されたメモリ、44は区間〜を
示す変数として使用されるカウンタJが記憶され
たメモリ、45は各区間ごとの最新の推定平均需
要と測定された平均需要の類似の程度を表わす変
数として使用される距離Xが記憶されたメモリ、
46は(4)式におけるパラメータaに相当する変数
として使用される重み係数SAが記憶されたメモ
リ、47〜49はそれぞれ区間〜における平
均上り方向需要PU1〜PU3が記憶されたメモ
リ、50〜52はそれぞれ区間〜における平
均下り方向需要PD1〜PD3が記憶されたメモ
リ、53〜55はそれぞれ平均上り方向需要PU
1〜PU3を(4)式に代入することによつて得られ
る代表値P^k(l)に相当する推定平均上り方向需要
PUL1〜PUL3が記憶されたメモリ、56〜5
8はそれぞれ平均下り方向需要PD1〜PD3を(4)
式に代入することによつて得られる代表値Pk(l)
に相当する推定平均下り方向需要PDL1〜PDL
3が記憶されたメモリ、59〜61はそれぞれ区
間〜において測定された平均需要PU1〜PU
3,PD1〜PD3が通常と異なり、距離Xが基準
値以上のとき1に設定されるフラグFLAG1〜
FLAG3が記憶されたメモリである。
第6図はROM34の内容を示すものであり、
図中71〜74はそれぞれ境界T1〜T4が85
(=7時05分)、99(=8時15分)、108(=9時00
分)、及び122(=10時10分)と設定されて記憶さ
れたメモリ、75及び76は(4)式におけるパラメ
ータaに相当する重み係数SA0及びSA1がそれ
ぞれ0.2及び0.01と設定されて記憶されたメモリ、
77は距離Xを判定するための基準値Lが400と
設定されたメモリ、78〜80はそれぞれ推定平
均上り方向需要PUL1〜PUL3の初期値PU1〜
PU3が65(人/5分)、130(人/5分)、及び109
(人/5分)と設定されて記憶されたメモリ、8
1〜84はそれぞれ推定平均下り方向需要PDL
1〜PDL3の初期値PD1〜PD3が5(人/5
分)、7(人/5分)、及び20(人/5分)と設定さ
れて記憶されたメモリである。
第7図は平均需要を推定するためにROM34
に記憶されたプログラムの全体構成を示し、図
中、91は各データの初期値を設定するための初
期値設定プログラム、92は入力回路31から信
号を取り込んでRAM33に設定する入力プログ
ラム、93は各区間〜において測定された平
均上り方向需要PU1〜PU3を演算する上り方向
需要演算プログラム、94は同じく平均下り方向
需要PD1〜PD3を演算する下り方向需要演算プ
ログラム、95は測定された平均上り方向需要
PU1〜PU3、及び平均下り方向需要PD1〜PD
3が通常とは異なるかどうか比較を行う比較プロ
グラム、96Aは測定値に重み付けをする重み付
けプログラム、96は各区間〜における推定
平均上り方向需要PUL1〜PUL3、及び推定平
均下り方向需要PDL1〜PDL3を演算する平均
需要推定プログラム、97は推定平均上り方向需
要PUL1〜PUL3及び推定平均下り方向需要
PDL1〜PDL3を出力回路35からそれぞれ信
号線35a及び35bを介して群管理装置11へ
伝える出力プログラムである。
上記のとおり構成されたエレベーターの交通状
態値推定装置の動作を第8図〜第12図に示す流
れ図にもとづいて述べる。
まず、かご14a〜14cに乗り込んだ人数は
乗込み人数演算手段16a〜16cで演算され、
そのうち、上昇運転のものは乗込み人数信号17
a〜17cが切換え手段18a〜18cによつて
切換えられて上り人数加算手段21に入力され、
また下降運転のものは下り人数加算手段22に入
力される。そして、各乗込み人数が加算されて上
り方向乗込人数信号21a及び下り方向乗込人数
信号22aが出力され、入力回路31へ伝えられ
る。また時計手段23からは時刻0時から5分ご
とに値1をカウントしたときのカウント数が時刻
信号23aとして出力され、入力回路31へ伝え
られる。
一方、最初に需要推定装置30が電源(図示し
ない)に接続されると初期値設定プログラム91
が作動する。すなわち、第7図に詳細を示すとお
り、手順98で推定平均上り方向需要PUL1〜
PUL3にそれぞれ初期値PU1〜PU3が設定さ
れ、推定平均下り方向需要PDL1〜PDL3にそ
れぞれ初期値PD1〜PD3が設定されると、入力
プログラム92に移る。
入力プログラム92は入力回路31から入力信
号をRAM33に取り込む周知のプログラムであ
つて、例えば時刻が8時ならば入力回路31から
値96を読み取つてメモリ41に移し、時刻TIME
を96と設定するものである。同様に上り方向乗込
人数信号21aが取り込まれて上り方向需要
LDUとして記憶され、また、下り方向乗込人数
信号22aが取り込まれて下り方向需要LDDと
して記憶される。
次に上り方向需要演算プログラム93の動作に
ついて述べる。
手順121では平均需要の演算を行う時間帯に
入つたかどうかを判断し、時刻TIMEが境界T1
よりも小さい時は手順121へ進み、ここで平均
需要の演算のための初期値設定として平均上り方
向需要PU1〜PU3、を全て0に設定する。手順
121で時刻TIMEが境界T1以上になると手順
123へ進み、ここで時刻TIMEが境界T2より
も小さければ手順124へ進んで新たに測定され
た上り方向需要LDUにより区間の平均上り方
向需要PU1は単位時間DT(=5分)当りの上り
方向需要LDU/(T2−T1)だけ増加するよ
うに修正される。時刻TIMEがT2≦TIME<T
3のときは手順123→125→126へと進
み、ここで区間の平均上り方向需要PU2が手
順124と同様にして修正される。さらに時刻
TIMEがT3≦TIME<T4であれば手順125
→127→128へと進み、ここで区間の平均
上り方向需要PU3が手順124と同様にして修
正される。
このようにして上り需要演算プログラム93で
は区間〜の平均上り方向需要PU1〜PU3が
逐次修正される。
次に下り方向需要演算プログラム94は上り方
向需要演算プログラム93と同様にして区間〜
の平均下り方向需要PD1〜PD3を逐次修正す
るプログラムであり、上述の上り方向需要演算プ
ログラム93と同様であり、詳細説明は省略す
る。
次に比較プログラム95の動作について述べ
る。
一般に、多次元空間において2つの多次元変数
を比較して類似度を調べる場合には多次元空間に
おける2点間の距離に相当する「ノルム」がよく
用いられる。例えば平均需要の測定値Pk(l)とそ
れまでに推定された平均需要の推定値P^k(l−
1)がどの程度類似しているかを判断する場合の
ノルムXを X=‖P^k(l−1)−Pk(l)‖2 ……(6) なる式で計算し、ノルムXの値が0に近いほど平
均需要の推定値P^k(l−1)と平均需要の測定結
果Pk(l)はよく類似していると判断され、またノ
ルムXの値が大きくなればなるほど平均需要の推
定値P^k(l−1)と平均需要の測定結果Pk(l)は
大きく異なると判断される。
さて、本実施例の比較プログラム95において
時刻TIMEが区間の開始時刻である境界T1に
一致したとき、手順131から手順132へと進
み、ここでフラグFLAG1〜FLAG3を0に再設
定する。
時刻TIMEが区間の終了時刻(すなわち区間
の開始時刻)である境界T2に一致したときは
手順131→133→134へと進み、ここで、
カウンタJを1にセツトし、手順139におい
て、区間において測定された平均上り方向需要
PU1及び平均下り方向需要PD1がそれまでの推
定平均上り方向需要PUL1及び推定平均下り方
向需要PDL1とどの程度類似しているかを評価
するための距離Xが計算される。例えば平均上り
方向需要PU1及び平均下り方向需要PD1がそれ
ぞれ70(人/5分)及び7(人/5分)であり、推
定平均上り方向需要PUL1及び推定平均下り方
向需要PDL1がそれぞれ60(人/5分)及び10
(人/5分)と設定されている場合には距離Xは
(6)式により、X=(60−70)2+(10−7)2=109と
計算される。次に手順140へ進み、ここで距離
Xと基準値Lとが比較される。もし上述のように
距離X=109の場合には基準値L(=400)よりも
小さいのでそのまま出口へ進むが、例えば、平均
上り方向需要PU1及び平均下り方向需要PD1が
それぞれ30(人/5分)及び2(人/5分)と測定
された場合には距離X=(60−30)2+(10−2)2
964>基準値L(=400)となるため手順141へ
と進み、ここで当日測定された区間の需要が通
常の日とは異なつていることを表わすために区間
のフラグFLAG1を1に設定する。
時刻TIMEが区間の終了時刻である境界T3
に一致するときは手順131→133→135→
136へ進みカウンタJを2に設定し、また時刻
TIMEが区間の終了時刻である境界T4に一致
するときは手順131→133→135→137
→138へ進みカウンタJを3に設定し、区間
の場合と同様に距離Xを演算し、需要の変化を調
べる。
このように比較プログラム95では、区間〜
の終了時刻T2〜T4において、各区間〜
で測定された平均上り方向需要PU1〜PU3、及
び平均下り方向需要PD1〜PD3が通常と異なつ
ていることを表わすフラグFLAG1〜FLAG3を
設定する。
次に、重み付け係数修正プログラム96A及び
平均需要推定プログラム96の動作について述べ
る。
手順151において時刻TIMEが区間の終了
時刻である境界T4に一致したときのみ以下の手
順152〜158が実行される。手順152にお
いてカウンタJを1に初期設定すると、まず区間
、すなわちJ=1において、測定された平均上
り方向需要PU1及び平均下り方向需要PD1が通
常の平均需要であるとされたとき、すなわちフラ
グFLAG1=0のときは手順153から手順15
4へと進み、ここで重み係数SAは、通常の場合
の重み係数SAO(=0.2)の値が設定され手順15
6へ進む。ここで、前日までに演算された推定平
均上り方向需要PUL1を(1−SA)倍した値と
当日測定されたばかりの平均上り方向需要PU1
をSA倍した値とを加算して新たに推定平均上り
方向需要PUL Jを設定する。同様にして推定平
均下り方向需要PDL Jも再設定される。もし、
区間において設定された平均上り方向需要PU
1及び平均下り方向需要PD1が通常の平均需要
とは異なるとされたとき、すなわちフラグFLAG
1=1のときは手順153から155へ進む。
ここで、重み係数は通常と異なる場合の重み係
数SA1(=0.01)が設定される。手順153〜1
55は重み付け係数SAを設定する重み付けプロ
グラムからなる重み付け手段である。手順156
へ進み上述したようにここで、推定平均上り方向
需要PUL1及び推定下り方向需要PDL1の演算
が行われる。手順157及び158において、カ
ウンタJ≧3となるまでカウンタJは1ずつ増加
され、区間及びについて区間の場合と同様
の手順153〜156の演算が繰り返される。
このようにして平均需要推定プログラム96で
は、毎日平均需要の演算を行う前に、その日に測
定した平均需要の測定結果がそれまでに推定した
平均需要の推定値と大きく異なるとされていると
重み係数SAの値を通常より小さい値に設定して、
平均需要の推定値を演算し需要の推定値に悪影響
が及ばないようにしている。
上述のようにして演算された各区間〜にお
ける推定平均上り方向需要PUL1〜PUL3及び
推定平均下り方向需要PDL1〜PDL3は出力プ
ログラム97によつて出力回路35から信号線3
5a及び35bを介して群管理装置11に伝えら
れる。まず区間(T1≦TIME<T2)におい
ては手順161→162へと進み、区間におけ
る推定平均上り方向需要PUL1が信号線35a
上に出力され、推定平均下り方向需要PDL1が
信号線35b上に出力される。同様に、区間
(T2≦TIME<T3)においては手順161→
163→164へと進み、区間における推定平
均上り方向需要PUL2及び推定平均下り方向需
要PDL2がそれぞれ信号線35a及び35b上
に出力され、区間(T3≦TIME<T4)にお
いては手順161→163→165→166へと
進み、区間における推定平均上り方向需要
PUL3及び推定平均下り方向需要PDL3がそれ
ぞれ信号線35a及び35b上に出力される。群
管理装置11はこれらの推定平均上り方向需要
PUL1〜PUL3及び推定平均下り方向需要PDL
1〜PDL3に基づいてエレベータ12a〜12
cを群管理するものである。
なお、上記実施例では、3つの区間において、
上り方向及び下り方向の需要を合計した需要を推
定する場合について示したが、4以上の区間にお
いて需要を推定する場合や、階床毎(方向別)に
需要を推定する場合にもこの発明を適用できるこ
とは明らかである。
また、上記実施例では、重み係数SAは平均需
要の測定結果と推定値が所定値以上異なるときに
通常より小さい値に設定するというように二者択
一としたが、重み係数SAの設定の仕方はこれに
限られるものではない。測定結果と推定値の異な
り具合に応じて3以上の段階に分けて重み係数
SAを設定することも容易である。また重み係数
SAの値を0.2又は0.01に設定するようにしたが、
これらの値は建物の用途、各階床の性格、時間帯
の特徴等を考慮して設定することが望ましい。な
お、重み係数SA1の値を特別に0に設定すれば通
常とは異なつた測定結果を推定値の演算に使用し
ないことと等価になることは(4)式からも明らかで
ある。
さらにまた上記実施例では境界T1〜T4は固
定されているものとしたが、境界T1〜T4が需
要の変化に伴つて変わる場合についてもこの発明
を適用できるものである。
ところで、上記実施例においては、交通状態値
を上り方向及び下り方向へそれぞれ移動する人数
からなる需要としたが、各階の乗場呼びの数を交
通状態値としてもよいものである。この場合は LDU:単位時間内に乗場ボタンによつて登録さ
れた乗場の上り呼びを全階を通して合計するこ
とにより得られる乗場上り呼びの数 LDD:単位時間内に乗場ボタンによつて登録さ
れた乗場の下り呼びを全階を通して合計するこ
とにより得られる乗場下り呼びの数 とすることにより乗場呼びの数を推定できる。ま
た、かご呼びの数を交通量とする場合は、LDU
及びLDDにそれぞれ下方階から上方階へのかご
呼びの数及び上方階から下方階へのかご呼びの数
とすることによりかご呼びの数を推定できる。
更にまた、待時間を交通量とする場合は、 LDU:区間〔k、k+1〕における乗場の上り
呼びに対する待時間を全階通して合計された値
を上り呼びの数で除し、その商に上記区間
〔k、k+1〕の時間を乗算して得られる値 LDD:区間〔k、k+1〕における乗場の下り
呼びに対する待時間を全階通して合計された値
を下り呼びの数で除し、その商に上記区間
〔k、k+1〕の時間を乗算して得られる値 とすることにより待時間を推定できる。
更にまた、最大待時間を交通量とする場合は、 LDU:区間〔k、k+1〕における全階を通し
た乗場の上り呼びに対する最大の待時間に、上
記区間〔k、k+1〕の時間を乗算して得られ
た値 LDD:区間〔k、k+1〕における全階を通し
た乗場の上り呼びに対する最大の待時間に、上
記区間〔k、k+1〕の時間を乗算して得られ
た値 とすることにより最大待時間を推定できる。
更にまた、乗車時間を交通量とする場合は、 LDU:区間〔k、k+1〕において、下方階か
ら上昇する乗客がかごに乗つている平均乗車時
間、すなわち、(各乗客の乗車時間の合計)/
(乗客数)に、区間〔k、k+1〕の時間を乗
算して得られた値 LDD:区間〔k、k+1〕において、上方階か
ら下降する乗客がかごに乗つている平均乗車時
間、すなわち、(各乗客の乗車時間の合計)/
(乗客数)に、区間〔k、k+1〕の時間を乗
算して得られた値 とすることにより乗車時間を推定できる。
更にまた、満員通過回数を交通量とする場合
は、 LDU:区間〔k、k+1〕において、下方階か
ら上昇するかごが満員のために上り方向呼びを
通過した回数 LDD:区間〔k、k+1〕において、上方階か
ら下降するかごが満員のために下り方向呼びを
通過した回数 とすることにより満員通過回数を推定できる。
〔発明の効果〕
この発明は、以上述べたとおり、エレベータの
稼働時間を複数の区間に分割し、これらの区間ご
とにエレベータに関する交通状態値を測定し、こ
れらの測定値から対応する区間の交通状態値を推
定手段で推定するエレベータの交通状態値推定装
置において、測定値と既に推定された推定値とを
比較手段で比較し、この比較結果に基づいて測定
値に重み付けをする重み付け手段を設け、この重
み付けされた測定値から新たに交通状態値を推定
するようにしたので、推定値が実際の交通状態と
大きく異なることのないようにすることができ、
エレベータを意図したように群管理できるという
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図はこの発明の一実施例を示
し、第1図は全体構成図、第2図及び第3図はエ
レベータに対する交通状態値の変動を示す説明用
図、第4図はエレベータの全体を示す概念図、第
5図は読み書き可能メモリのメモリマツプ図、第
6図は読み出し専用メモリのメモリマツプ図、第
7図はプログラムの概略全体図、第8図は初期設
定プログラムの一例を示すフローチヤート、第9
図は上り方向需要演算プログラムの一例を示すフ
ローチヤート、第10図は比較プログラムの一例
を示すフローチヤート、第11図は平均需要推定
プログラム図、第12図は出力プログラム図であ
る。 図中、1はエレベータ制御装置、2は需要測定
手段、3は重み係数設定手段、4は交通状態値推
定手段、5は比較手段、6は修正手段、12a,
12b,12cはエレベータ、95は比較プログ
ラム(比較手段)、96は平均需要推定プログラ
ム(推定手段)、96Aは重み付け係数修正プロ
グラム、PU1〜PU3は平均上り方向需要(測定
値)、PD1〜PD3は平均下り方向需要(測定
値)、PUL1〜PUL3は推定平均上り方向需要
(推定値)、PDL1〜PDL3は推定平均下り方向
需要(推定値)である。なお、図中同一符号は、
同一部分又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ほぼ周期的に変動するエレベータの稼働時間
    を複数の時間帯に分割し、各時間帯におけるエレ
    ベータの交通状態値を各周期毎にそれぞれ測定す
    る需要測定手段と、 現時点から見た各周期の時間的位置に対応し
    て、古い周期の測定値よりも新しい周期の測定値
    の方が重み係数が大きくなるようにそれぞれ重み
    係数を設定する重み係数設定手段と、 上記各時間帯ごとに測定された測定値を上記重
    み係数に基づいて重み付けし、かつ平均して各時
    間帯における上記交通状態値の推定値をそれぞれ
    演算する交通状態値推定手段と、 最新の周期における測定値をそれまでの推定値
    と比較し、その差が所定値より大きいことを検出
    すると動作する比較手段と、 上記比較手段が動作すると上記最新の周期にお
    ける測定値の重み係数の値を通常より小さく設定
    するように修正する修正手段とを備えたことを特
    徴とするエレベータの交通状態値推定装置。
JP57195736A 1982-11-08 1982-11-08 エレベ−タの交通状態値推定装置 Granted JPS5986576A (ja)

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CA000440609A CA1202738A (en) 1982-11-08 1983-11-07 Apparatus for estimating traffic condition value of elevators
US06/549,750 US4591985A (en) 1982-11-08 1983-11-08 Apparatus for estimating traffic condition value of elevators
GB08329782A GB2129976B (en) 1982-11-08 1983-11-08 Apparatus for estimating traffic condition for lift control
SG308/88A SG30888G (en) 1982-11-08 1988-05-19 Apparatus for estimating traffic condition value of elevators
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CA (1) CA1202738A (ja)
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HK (1) HK71088A (ja)
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JPS5986576A (ja) 1984-05-18
GB8329782D0 (en) 1983-12-14
US4591985A (en) 1986-05-27
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GB2129976A (en) 1984-05-23
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SG30888G (en) 1988-09-30

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