JPS63301201A - アルギン酸ゲルの品質向上法 - Google Patents

アルギン酸ゲルの品質向上法

Info

Publication number
JPS63301201A
JPS63301201A JP13604687A JP13604687A JPS63301201A JP S63301201 A JPS63301201 A JP S63301201A JP 13604687 A JP13604687 A JP 13604687A JP 13604687 A JP13604687 A JP 13604687A JP S63301201 A JPS63301201 A JP S63301201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
gelling agent
alginic acid
outlet
mixer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13604687A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Uchi
内 理
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP13604687A priority Critical patent/JPS63301201A/ja
Publication of JPS63301201A publication Critical patent/JPS63301201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ00発明目的 本発明は、水溶性アルギン酸、又は、その塩と水難溶性
ゲル化剤を連続的に、短時間で混合分散して、所望の形
状に整え、すみやかにゲル化成形するアルギン酸ゲルの
品質向上法に関し、色調、香、食感等5官に頼る判定に
支配される食品の品質、及び、食品の保存性を高め、大
形成形食品の大量生産を可能にすることを目的とする。
アルギン酸は、腸瘍、便秘の防止効果、又血中コレステ
ロールの低下作用、ストロンチェーム、ナトリウムの排
泄作用が認められて居り、又、アルギン酸含有食品であ
るコンブ等は、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、高度不
飽和脂肪酸、その他の薬理効果物質が含まれていること
が判明報導され、薬理保健効果を目的として、−躇却光
をあびている。一方海藻は、消化の悪いことでも知られ
ている。このように有効な海藻を効率よく利用するため
Kは、従来のコンブつくだに等のように低分子化したア
ルギン酸をたべるのではなく、アルギン酸を部分のま〜
膨潤溶解して、そのま〜調味料とするとか、又は、ゲル
化剤によって再び成形してコンニャク様食感をもたせて
、うまく食べられる食品の開発が望まれている。
従来、アルギン酸のゲル化法の工業的方法として、水溶
性カルシウム塩等のゲル化剤溶液に接触させ、ゲル化さ
せる方法が採用されていた。しかし、接触部分は瞬間的
に凝固するが、中心部のゲル化に時間がか〜す、浸漬中
に香味成分は流出し、無味なものしかえられず、故に、
数n以下の球形、線状又は、うtい板状の成形にとyま
りている。
又、大形成形品製造の場合、難溶性ゲル化剤を混合分散
させる方法が知られている。しかし、食感のよい固いゲ
ルを欲する時は、数秒でゲル化する。
反応遅延剤を加えても、1〜2分でゲル化を開始し3〜
5分で固くゲル化し、成形不能となる。従って、急速分
散、急速充填包装の必要があり、大形成形品の大量生産
では、不均一ゲルとなり、又、保存性及び、色調悪く、
異臭発生のため、よい品質のものがえられず、作業性も
悪いので、大量生産が困難であった。未発門人は、特願
昭61−111813号で、この解決法を提案したが、
更に補修、清掃容易で、つぶつぶゼリーの製造の要求が
強かった。
口0発明の構成 未発門人は、上記欠点を解決するため、種々検討した結
果、 1、 アルギン酸又は、その塩を含む膨潤溶解粘稠液と
水難溶性ゲル化剤剤を混合してゼリーを製造するに当り
、液送入口及び液排出口(必要に応じ空気排出口)をを
備え、出入口を閉じれば密閉容器となる2軸式混合機の
液送入口より、アルギン酸又は、その塩を含有する膨潤
溶解粘稠液と水難溶性ゲル化剤懸濁液を一定の割合で、
定量的に、しかも2軸式混合機内に空気の残存しない状
態で、連続的に送入し、混合分散して液排出口より排出
させた後、得られた混合分散液をゲル化成形することを
特徴とするアルギン酸ゲルの品質向上法。
2 アルギン酸又はその塩を含む膨潤溶解粘稠液と水難
溶性ゲル化剤と小形の有形物とを混合して小形有形物の
浮遊するゼリーを製造するに当り、液送入口及び液排出
口(必要に応じ空気排出口)を備え、出入口を閉じれば
、密閉容器となる2軸式混合機及び又は、モーシ曹ンレ
スミキサーノ液送入口より、アルギン酸又は、その塩を
含む膨潤溶解粘稠液と水難溶性ゲル化剤と小形有形物と
を一定の割合で、定量的に、しかも2軸式混合機及び又
は、モーションレスミキサー内に空気の残存しない状態
で、連続的に送入し、混合分散して液排出口より排出さ
せた後、得られた混合分散液をゲル化成形することを特
徴とするアルギン酸ゲルの品質向上法。
1 膨潤溶解粘稠液と水難溶性ゲル化剤懸濁液と、必要
に応じて、小形有形物とを混合分散する際に、でんぷん
糊、加工でんぷん粉、カーボキシメチルセルロース、シ
クロデキストリン、グアーガム、ローカストビーンガム
、マンナン、アルギン酸プロピレングライコール、ペク
チン、寒天等の増粘剤溶液に、水難溶性ゲル化剤又は、
小形有形物を単独で、又は、両者を同時に分散させた液
を使用する特許請求の範囲第1項、第2項記載のアルギ
ン酸ゲルの品質向上法。
4、 膨潤溶解粘稠液と水難溶性ゲル化剤懸濁液と、小
形有形物を混合分散するに当り、膨潤溶解粘稠液に小形
有形物を混合分散させた後、水難溶性ゲル化剤懸濁液を
混合分散させる特許請求の範囲第2項記載のアルギン酸
ゲルの品質向上法、を、実施すれば、商品価値の高いゼ
リーかえられること見出し、本発明を完成した。
次に、本発明を更に詳しく説明する。
本発明は、アルギン酸、又は、その塩を含むアルギン酸
の膨潤溶解粘稠液(以下、粘稠液と略記する)に、水難
溶性ゲル化剤(水易溶性ゲル化剤も水難溶−〇もので被
服したものも含む。例えば、コートフマル酸のように酢
酸カルシウム、塩化カルシウムを油等で被服したもの)
を分散させ、高品質のゲル化成形品又は、つぶつぶ入り
ゲル化成形品を得るものである。
アルギン酸とは、水膨潤溶解性のある酸性多糖類であり
、その塩とは、アルミニウム、鉄、カルシウム等の不溶
性塩以外の水膨潤溶解性を示すものの総称で、通常アル
カリ塩、マンネシウム塩等で代表される塩である。これ
らを含むアルギン酸の膨潤溶解粘稠液とは、アルギン酸
の単独溶液は勿論、アルギン酸以外のもの、例えばカラ
ギーナン、CMC,ローカストビーンガム、ペクチン、
蛋白質、藻類、畜肉、魚介類、野菜、豆、穀類、きのこ
類、食塩、グルタミン酸ソーダ、甘味料等の一般調味料
、色素等の混在する粘稠液、特にアルギン酸を含有する
海藻の粘稠液等があり、上記有形物は、小形有形、磨砕
物、エキス等として混在させたもの等が普通用いられる
7 水難溶性ゲル化剤とは、ゲル化剤を水に懸濁させた場合
、溶解度が非常に小さい化合物であって、硫酸カルシウ
ム、水酸化カルシウム、リン酸カルシウム、炭酸カルシ
ウムが通常使用されている。
又、反応調節剤として、弱酸、例えばグルコン酸(グル
コノデルタラクトン)リン酸アルカリ、炭酸アルカリ、
コートフマル酸等を加えることも出来る。水難溶性ゲル
化剤を定量的に分散機に送入する時、従来は、攪拌機を
備えた水懸濁槽を使用していたが、未発門人は、でんぷ
ん糊、加工澱粉、カーボキシメチルセルロース、シクロ
デキストリン、グアーガム、ローカストビーンガム、マ
ンナン、アルギン酸プロピレングライコール、ペクチン
、ゼラチン、寒天等の増粘剤溶液に、水難溶性ゲル化剤
を混合分散させた後使用することにより、従来より更に
均質なゲル化剤懸濁液かえられ、ゲル化を阻害すること
なく、むしろ、粘稠液との均一分散、反応遅延、ゲル化
物の離水防止等の相剰的、効果□込t゛・え・、ら、れ
、食感改善等の品質向上が見られる。増粘剤の使用濃度
は、グアーガムでは0.5〜1重i−%(以下%と記す
)、アミロペクチン糊では3〜6%位でよ(、通常0.
3〜10%の溶液で、充分、分散効果かえられる。又、
小形有形品を粘稠液に予め混合分散させず、単独に送入
分散させる場合、上記増粘剤に懸濁させて用いることが
出来る。
次K、前記、粘稠液、及び、ゲル化剤等の分散液は、気
泡を含まないことが望ましい。例えば、アルギン酸濃度
0.8%以上では、含有気泡の脱気は困難となり、特に
こんぶ等の膨潤溶解粘稠液のように、細胞膜、せんい等
の膨潤物を含む粘稠液の場合、加熱、真空、遠心分離、
ギキーボンプ等の力を単独で、又は、組合せて利用し、
出来る丈、脱泡することが望ましい。又、特願昭61−
111813号を実施することにより、容易に気泡を含
まない液をうろこと°も出来る。又、旦につきにくい細
い気泡の混入していることがあるが、(品質に大きく影
響しない程度なら致しかたない)従来のゼリーより影響
は僅少で、本発明の効果かえられる。増粘剤液について
も同様である。
次に、粘稠液とゲル化剤の分散の工程は、短時間で、充
填成形に大きく影響を与えないゲル化が開始するので、
ゲル化剤分散後の脱泡は、不可能に近い。従来は、充填
箱に粘稠液を入れ、面積の広いヘラ等を用いて、気泡の
混入しないように、ゆるやかな攪拌でゲル化剤の添加混
合分散作業が行なわれて居り、果実等のつぶっぷ入つゼ
リーの場合、アルギン酸のよいゲル化性能を認めながら
も、大量生産出来ず、殆んど普及していない。未発門人
は、液送入口、及び、液排出口を取付け、この液出入口
を閉じれば密閉容器となり、且つ、送入液が容器内で遅
滞することな(連続的に液排出口へ移送され、移送途中
で混合能を有する分散機に着目し、2軸混合機として、
2軸スクリユ一ネジ式エクストルーダーの筒に液出入口
を設け、更に筒先端上部に空気出口バイブを取付け、こ
の3つの出入口を閉じれば密閉容器となるようにセット
する。これを分散機として、液送入口より定量ポンプを
用いて一定の割合で粘稠液、水難溶性ゲル化剤を送入し
、排出口より分散液が排出された時、容器内に空気の残
存しないことを確認して空気出口を閉じる°。このよう
にして液分散は、容器内に空気の残存しない状態で連続
運転出来る。
液の滞留時間は、軸回転数、各液の送入速度を調節する
ことによって、自由に調節出来る。上記エクストルーダ
ーのスクリューねじの溝の深さを深(し、ねじ巾を広く
すること、又は、スクリューねじの代りに、軸に板羽根
(リボン羽根)を交互に配し、液を前送する形とするこ
とによって液の混合移送と同時に小形有形物の移送が出
来るので小形有形物の分散した浮遊ゼリーの製造が出来
る。
又、パイプ内に送入液の乱流を起すエレメントを配した
ミキサーで、ニレメン)Kよって、大きな空間を流れる
液の流路を強制的に変化させ、液に乱流を起させること
によって混合したい2種以上のものの混合分散を行うモ
ーションレスミキサー(ダウケミカル社等で作られてい
る)は、有形物の移送も出来る。そして、パイプの出入
口を閉じれば、勿論、密閉容器となり、外観は、パイプ
と同じなので、送入口を下にして、液送入を行うことに
よって、パイプ内の残存空気を効率的に排除出来るので
、一度空気を排除すれば、横置運転出来、液滞留時間は
、流速を調節することによってゲル化する前に分散液を
排出し、成形ゲル化することが出来る。2軸式混合機も
モーションレスミキサーも、理解を容易ならしめるため
、積極的に残存空気を排除する方法を記載したが、兎角
、液分散に際し、酸素を含んだ空気のない状態で混合分
散出来れば、良い品質のゼリーが出来る。
又、排出分散液は、形状のこんだ袋や成形箱への定量充
填も容易であり、排出口にカッターを取付け、水溶性ゲ
ル化剤液に滴下(落下)して外皮成形を行い、直ちに引
出して内部ゲル化を行うことも出来るので、一定重量の
成形物かえられる。
送入液は、パイプ入口に倒木でも取付けうるので、多種
類の液の同時分散が出来る。品質向上について理解を深
めるため、更に説明する。
実施例 日高コンブ粉末75gを80%エチルアルコールで湿潤
させ60℃、1時間保持した後、クエン酸ソーダ30y
1炭酸ソーダo、s、p、ヘキサメタリン酸ソーダ3g
を添加し、煮沸後40℃に冷却した水1500 mlを
加え、空気の混入をさけて1時間ゆるやかに攪拌し膨潤
させた。この時、液は、粘性をおび、懸濁状態となり、
コンブ粘性懸濁液かえられた。この液約5gに50cc
の水を加え攪拌分散した所、0.5〜3 m1位の吸水
膨潤したコンブ細胞塊が沈澱した。この粘性懸濁液を用
いて、次の(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の
実験を行った。
(1) 500 gを回転力を有する家庭用ミキサーに
入れ、5分間剪断・破砕力を加え、微分散して黄色の強
い膨潤溶解粘稠液をえた。この粘稠液は、多くの微細気
泡を含んでいたので、この50gを100ccビーカー
にとり、700mmHgの真空デシケータ−中に入れた
所、膨張し、表面部の気泡は、わずかに抜けたが、完全
脱泡は到底望めない状態であった。又、この約5gに5
0ccの水を加え、水に攪拌分散させた所、沈澱する細
胞塊は見られず、アルギン酸は、十分に膨潤溶解してい
た。別に、硫酸カルシウム粉末4.5yを20ccの水
に懸濁し、ミキサー中の粘稠液に注ぎ、1分攪拌分散し
、ポリプロピレンの小箱に移シタ。約4分後には、軟い
粘稠液のべたつきが減り、成形箱に充填する限界のゲル
化を開始したことが認められた。出来た成形品は、黄色
強く、乳濁して見え、しかも、海綿のような食感を示し
た。(2) 500yを家庭用ミキサーに入れ、粘性懸
濁液の表面に空気が残存しないようにビニール袋で覆い
、5分間剪断・破砕力を加え、微分散した。この液は、
緑色が強く、濁ってはいるが、殆んど気泡を含まず、実
験(1)より、緑色の濃い膨潤溶解粘稠液が得られた。
この約5gに50ccの水を加え分散させた所、沈澱す
る細胞塊は見られず、アルギン酸は、十分に膨潤溶解し
ていた。別に、硫酸カルシウム粉末4.51を20cc
の水に懸濁し、ミキサー中の粘稠液表面中央部に凹みを
作り、そこに注ぎ入れ、直ちにビニール袋で空気の残存
しないように粘稠液表面を覆い、1分攪拌微分散し、直
ちにポリプロピレンの成形小箱に移した。約4分後には
、粘稠液のべたつきが減少し、成形箱に充填する限界の
ゲル化を開始したことが認められた。
出来た成形品は麹ってはいるが、殆んど気泡を含まず、
実験(1)より、均質で、はるかに緑色強く、しかも歯
切れのよい、弾力ある食感を示した。(3)粘性懸濁液
約600gを実験用ニーダ−に入れ、気泡を巻込まない
程度のゆるい攪拌を6時間行った所、粘度が上昇し、実
験(4)から、ゲル化能を有する粘稠液と認められた。
しかし、その約5Iiに50ccの水を加え、攪拌分散
させた所、0.5〜3朋の細胞塊が沈澱し1、膨潤溶解
は不完全であった。そこで、この粘稠液は、粘性懸濁液
として、その450gを、家庭用ミキサーに入れ、その
中央表面に凹部を作り、そこに水20ccに懸濁した硫
酸カルシウム4Iを入れ、実験(2)と同様に、表面を
ビニールで覆い1分攪拌微分散して、膨潤溶解粘稠液に
すると同時に、硫酸カルシウムを混合分散させ、直ちに
成形小箱に流入した。この時直ちに粘稠液の59をとり
、水50ccを加え、速やかに分散させた所、細胞塊の
沈澱は殆んど見られなかった。又成形小箱中の粘稠液は
、約4分後には、べたつきが減少し、成形箱へ流入する
限界と思われた。又、このゲル化物は、゛緑色で、実験
(2)と略同様の品質を示した。(4)、実験(3)で
残ったニーダ−中の粘性懸濁液40Fを200c’cビ
ーカーに入れ、更に水2.5 c cに懸濁した硫酸カ
ルシウム0.6.9を添加し、スプーンで、手早く3分
攪拌して、分散させ、ビーカー中でゲル化させた。この
時、一応成形出来た。しかし、食感は柔らかいトコロラ
ン様で、時々、粒状感を与えた。
又、この成形品は約1〜10朋の大きさの気泡を含み黄
緑色で、ゲル化食品としては、不満足なものであった。
又、このゲルの中には白色の粒や細い紐状物が散見され
、硫酸カルシウムの分散が不充分な事が判明した。(5
)、実験(1)、及び(2)で得られたゲル化物を2等
分し、その半分を、レトルトパウチの袋に入れ少量の水
と共に真空シールした後、沸騰湯浴中で20分殺菌した
所、実験(1)は膨張し、体積が増加していた。しかし
、冷却後は、体積が減少したが、形状が悪かった。以上
の殺菌品と、残り未殺菌品を室温に放置し観察した結果
を表−1にまとめる。
表−1 注)表面菌叢;−異状なし、+コロニー観察さる。
++十菌叢全面拡散。異臭;新鮮なコンブゲル化物と比
較して、差のないものを正常、差の見られたものを異臭
と判定した。
以上の結果、品質のよい膨潤溶解粘稠液又はゲル化物を
短時間に得るためには、強い微分散能を■ 有する容器中で、出来る大空気の残存しない状態で、粘
性懸濁液を強攪拌して膨潤溶解粘稠液を得る必要のある
こと、又懸濁粘性液及び/又は膨潤溶解粘稠液とゲル化
剤を混合する時も、同じような方法で強攪拌して、ゲル
化剤を分散させる必要のあることが認められた。
ハ0本発明の効果 本発明で得られるゲル化食品は、本来の色調、香を十分
発揮したものであり、製菓、冷菓、飲料又は、ゲル化食
品の香、色調、保存性、食感の改善、原料の節約に、大
きな効果が得られる。ゲル化食品の場合、塩化カルシウ
ム、酢酸カルシウム等易溶性塩の凝固浴と組合せて球状
、線状、シート状食品を作る場合、凝固浴中で、成形品
の中心部迄凝固させる必要がなく、単に外形を整える丈
でよいから、作業が短時間で終了する。又、分散機より
排出された分散液を定量的に充填出来、連続化により工
程の合理化及びコンパクトな設備、設備費安価、人件費
節減のメリットが得られ、しかも、小形設−備で大量生
産出来る。
実施例1 細切コンブ1.25kl?を、クエン酸62.5.9を
含む水6.3で洗浄し、水洗いコンブと洗浄液を得た。
水洗いコンブに水12.5tクエン酸250#を加え酸
処理した後、2規定苛性ンーダ2,2tを加え、混合攪
拌した後へキサメタリン酸ソーダ10g、アスコルビン
酸1g、)コ7エロール2.5.li”’に含有させた
先の洗浄上澄液を加え、空気を巻込まない状態で微分散
し表皮細胞以外の細胞塊の見られないアシギン酸の膨潤
溶解粘稠液Aを得た。別に硫酸カルシウム2水塩150
Iを0.5重量%のグアーガム水溶液に均質分散したゲ
ル化剤懸濁液(以下B液と略記)1.5tを作った。次
に液送入口及び液排出口(必要に応じ空気排出口)を備
えた各出入口を閉じれば密閉容器となる2軸式混合機(
市販のリバーススクリュー等を配置しない移送形エクス
トルーダー等)の液送入口より、A液19部、B液1部
の割合いで、かつシリンダー内に空気の残存しない状態
で送入し、滞留時間30秒でAB混合分散液を作り、サ
ンプルとしてただち忙ポリエチレン成形箱に充填し蓋を
して密封、4分後にゲル化成形された。このサンプルを
80度で10分殺菌したところ、加熱中このサンプルは
膨化することもなく順調に殺菌出来た。又、サンプルは
気泡もなく、均質にゲル化成形されており、商品価値の
高いゲル化物の製造に2軸混合機の適していることがわ
がりだ。又得られたコンブゲル化成形物は、勿論不透明
であるが気泡を含まないようにして作った本実施例品は
従来のバッチ攪拌混合法により作った気泡の混入した従
来品より透明感があり、冷蔵庫に1t月保存したものも
菌の繁殖もなく、かつ香り、色共に異常はなかった。一
方従来法によるものは、冷蔵庫保管1週間で菌の繁殖が
見られ、香り、色の異常が見られた。
実施例2 市販のアルギン酸ソーダを使用して1.5重量%のアシ
ギン酸ソーダ水溶液3kgに、ヘキサメタリン酸ソーダ
1g、リン酸1カリo、 s y 、  リン酸2カリ
o、syを加え、混合溶解した後干しブドウ3kgを加
え、よく混合攪拌しつつ、この7.5部を、又、ゲル化
剤として、0.5重量%のグアーガム溶液に懸濁させた
10重量%の硫酸カルシウム懸濁液1部を定量的に同時
にモーションレスミキサーに送入し空気の残存しない状
態で混合分散させ、排出口に取付けたカッターで切り、
滴下させながら1%乳酸カルシウム溶液中で、径約2c
!rLの球状に表面を凝固させ、5秒後に取上げ丸め機
上で成形しつつ20分放置して、内部をゲル化凝固させ
、粒々入りゼリーを作った。干しブドウが略均−に分散
したゼリーが得られた。
実施例3 実施例2と同様にして作ったアルギン酸ソーダ、ヘキサ
メタリン酸ソーダ、リン酸カリを含む混合溶液にみかん
の砂の53 kfilを加え、よく混合し攪拌しつつ、
この7.5部、またゲル化剤として実施例2同様の硫酸
カルシウム懸濁液1部を、定量的に同時に軸にリボン羽
根を備えた2軸式混合機に送入し、かつ内部に空気の残
存しない状態で混合し、排出口に取付けたカッターで切
り、滴下させながら1%乳酸カルシウム溶液中で、表面
にゲル化膜を形成させ、5秒後に取上げ20分放置して
内部をゲル化凝固させ、粒々入りゼリーを作った。
みかん砂の5は、つぶれることなく、しかも略均−に分
散したゼリーが得られた。更にみかん缶詰汁と共に真空
包装して80度で10分殺菌I−て冷。
蔵保存した。翌日ゼリーは、適度の酸味を有し食欲をそ
そる美しいゼリーが得られ、80℃で10分の殺菌でも
食感に異常はなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アルギン酸又は、その塩を含む膨潤溶解粘稠液と水
    難溶性ゲル化剤剤を混合してゼリーを製造するに当り、
    液送入口及び液排出口(必要に応じ空気排出口)をを備
    え、出入口を閉じれば密閉容器となる2軸式混合機の液
    送入口より、アルギン酸又は、その塩を含有する膨潤溶
    解粘稠液と水難溶性ゲル化剤懸濁液を一定の割合で、定
    量的に、しかも2軸式混合機内に空気の残存しない状態
    で、連続的に送入し、混合分散して液排出口より排出さ
    せた後、得られた混合分散液をゲル化成形することを特
    徴とするアルギン酸ゲルの品質向上法。 2、アルギン酸又はその塩を含む膨潤溶解粘稠液と水難
    溶性ゲル化剤と小形の有形物とを混合して小形有形物の
    浮遊するゼリーを製造するに当り、液送入口及び液排出
    口(必要に応じ空気排出口)を備え、出入口を閉じれば
    、密閉容器となる2軸式混合機及び又は、モーションレ
    スミキサーの液送入口より、アルギン酸又は、その塩を
    含む膨潤溶解粘稠液と水難溶性ゲル化剤と小形有形物と
    を一定の割合で、定量的に、しかも2軸式混合機及び又
    は、モーションレスミキサー内に空気の残存しない状態
    で、連続的に送入し、混合分散して液排出口より排出さ
    せた後、得られた混合分散液をゲル化成形することを特
    徴とするアルギン酸ゲルの品質向上法。 3、膨潤溶解粘稠液と水難溶性ゲル化剤懸濁液と、必要
    に応じて、小形有形物とを混合分散する際に、でんぷん
    糊、加工でんぷん粉、カーボキシメチルセルロース、シ
    クロデキストリン、グァーガム、ローカストビーンガム
    、マンナン、アルギン酸プロピレングライコール、ペク
    チン、寒天等の増粘剤溶液に、水難溶性ゲル化剤又は、
    小形有形物を単独で、又は、両者を同時に分散させた液
    を使用する特許請求の範囲第1項、第2項記載のアルギ
    ン酸ゲルの品質向上法。 4、膨潤溶解粘稠液と水難溶性ゲル化剤懸濁液と、小形
    有形物を混合分散するに当り、膨潤溶解粘稠液に小形有
    形物を混合分散させた後、水難溶性ゲル化剤懸濁液を混
    合分散させる特許請求の範囲第2項記載のアルギン酸ゲ
    ルの品質向上法。
JP13604687A 1987-05-31 1987-05-31 アルギン酸ゲルの品質向上法 Pending JPS63301201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13604687A JPS63301201A (ja) 1987-05-31 1987-05-31 アルギン酸ゲルの品質向上法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13604687A JPS63301201A (ja) 1987-05-31 1987-05-31 アルギン酸ゲルの品質向上法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63301201A true JPS63301201A (ja) 1988-12-08

Family

ID=15165911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13604687A Pending JPS63301201A (ja) 1987-05-31 1987-05-31 アルギン酸ゲルの品質向上法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63301201A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5482932A (en) * 1992-09-04 1996-01-09 Courtaulds Fibres (Holdings) Limited Alginate gels to the form of fibrous pastes useful as wound dressings

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5482932A (en) * 1992-09-04 1996-01-09 Courtaulds Fibres (Holdings) Limited Alginate gels to the form of fibrous pastes useful as wound dressings

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK167092B1 (da) Fremgangsmaade til fremstilling af et rekonstitueret dyrefoder
KR102414800B1 (ko) 해조류 가공국수 제조방법
KR100214296B1 (ko) 식용 섬유식품 및 그의 제조방법
KR0185532B1 (ko) 해조류의 알긴산을 이용한 젤리형 가공식품의 제조방법
KR20010099294A (ko) 다이어트를 위한 겔 식품의 제조방법
KR100202097B1 (ko) 해조류를 이용한 식품가공방법
JPS63301201A (ja) アルギン酸ゲルの品質向上法
JPS6222587B2 (ja)
CN1832748B (zh) 含低粘度角叉胶的均质热可逆凝胶及由其制备的产品
KR100837735B1 (ko) 해조류 마카로니 및 이의 제조장치 및 제조방법
KR0135114B1 (ko) 저칼로리 국수 및 그 제조방법
JPS62270601A (ja) コンニヤクマンナン及び/又はアルギン酸の処理法
JP3122565B2 (ja) 海藻麺の製造装置
JP4319902B2 (ja) カードラン含有物及びその製造方法、並びにカードラン溶液
KR0155474B1 (ko) 전분을 이용한 국수형상의 완숙된 연묵의 제조방법
JPH0738781B2 (ja) 新規食品素材の製造法
JPS6016570A (ja) 味付蒟蒻および味付豆腐蒟蒻の製造法
KR100536760B1 (ko) 겔 상 우유 혹은 두유의 제조방법
JP3447370B2 (ja) ゼリー状健康食品
US20020182305A1 (en) Dietary fibrous feed for domestic animals and method of producing the same
JPS63301762A (ja) 軟質食品の成形被覆法
JPH07322832A (ja) 粉末ミックスの製法
JPH0324194B2 (ja)
KR820001412B1 (ko) 복합체 조성물
JP3774408B2 (ja) コンニャク製品の製造方法