JPS63300934A - 自動車の走行試験装置 - Google Patents

自動車の走行試験装置

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JPS63300934A
JPS63300934A JP62136042A JP13604287A JPS63300934A JP S63300934 A JPS63300934 A JP S63300934A JP 62136042 A JP62136042 A JP 62136042A JP 13604287 A JP13604287 A JP 13604287A JP S63300934 A JPS63300934 A JP S63300934A
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traveling
belt
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Eiichiro Kozai
小財 穎一郎
Tsuneo Shimada
嶋田 恒夫
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Nissan Motor Sales Co Ltd
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車の生産ラインに装備して、試験の自動化
と多車種の試験に対応できるとともに、実車走行性を再
現して信頼性の高い試験結果を得られるようにした自動
車の走行試験装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動車の直進性や曲進性に関する走行性能を試験
する装置として、例えば実公昭52−56962号公報
および実開昭59−34345号公報に開示された技術
がある。
このうち、前者には試験場に設けたビット内に前後輪を
載置可能な一対の回転ドラムと、試験車両を支持する昇
降可能な固定台を設け、上記車両の前後端に固定用ロー
プの一端を掛止し、かつその他端を締付具を介しピット
内底部に固定することで、回転ドラム上の試験車両を固
定するようにした試験装置が示されている。
また、後者には無端の走行ベルト上に試験車両の前輪ま
たは後輪を載せて、自動車の走行性能を試験するように
したベルト走行装置が示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、このような装置では前者の場合、車輪の接触面
が曲面状の回転ドラムに規制され、実際の平坦な路面で
の接地面と状況を異にするため、実車走行性の再現が得
られず試験精度に十分な信頼性を得られないばかりか、
固定用ロープの着脱作業および張力調整が煩雑を極め、
この種試験の高速化と多車種の試験に応じられないとい
う不具合があった。
また、後者の場合には前後輪何れか一方の車輪だけを走
行ベルト上に載せて試験を行うものであるから、実車走
行性は再現不可能になり、試験内容も著るしく限られた
ものになる。
本発明はこのような従来の問題を解決し、試験車両の全
車輪を走行ベルト上に載せ、かつ該車両の後部または前
後部を自在に支持することで、試験車両の実車走行性を
再現させ信頼性の高い試験結果を得られるとともに、こ
の種試験の自動化と多車種の試験に応じられ、自動車生
産ラインへの装備を可能にさせた自動車の走行試験装置
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) このため、本発明の自動車の走行試験装置は、試験車両
の全車輪を載せて周回する走行ベルトを備えたベルト走
行装置と、該装置の少なくとも一端に近接して設置され
、上記試験車両の前端または後端を定位置で受け止め、
かつこの前端または後端を保持する一対の車両クランパ
を試験車両の挙動に追従させるようにした車両支持装置
を具備して、実車走行性を再現し実際の走行状悪に適合
した試験結果とその高信頼性を得るようにしたことを特
徴としている。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第1
図乃至第10図において1は自動車生産工場内の作業床
面2に設けたピットで、該ピッ+−i内にベルト走行装
置1と車両支持装置上が近接して設置されている。ベル
ト走行装置−3−はピット1の底部に固定された架台5
を有し、この架台5の長さ方向の両端に、駆動軸6と従
動軸7が回転可能に支持されている。これらの軸6.7
には一対のプーリ8,9が離間して固定され、かつこれ
ら一対のプーリ8,9間に走行ベルト10.10が巻き
掛けられている。
上記駆動軸6の一端は減速機11とモータ12からなる
駆動機構に連係しており、該機構を駆動することでその
動力を駆動軸6およびプーリ8,8に伝え、各走行ベル
ト10゜10を介しプーリ9,9に伝達して、走行ベル
ト10.10を矢視方向へ同速で周回動可能にしている
。ベルト走行装置1の上部には、走行ベルト10.10
の周回域に臨む前後二位置に、複数のローラ11′を周
回方向に配列したストッパ12′が設置され、走行ベル
ト10.10上に収容される試験車両13の前後10か
らの軌道逸脱を防止するようにしている。
上記走行ベルト10.10は図示を省略した適宜な弛み
防止装置を介して、試験車両13収容時の弛みを防止さ
れ、また走行ベルト10.10の前端間には、略扇形状
の板状の車両進入位置規制ストッパ16が出没可能に設
けられている。このストッパ16の下端にはベルクラン
ク(図示路)が設けられ、該クランクにはエアーシリン
ダ17のピストンロッド18の先端が連結されていて、
ピストンロッド18を縮小作動させることで、ストッパ
16を起立回動させるようにしている。上記エアーシリ
ンダ17は常時は作動を停止し、ベルト走行装置、3−
の所定位置に設置した光電管等の車両進入確認センサ(
図示時)が、試験車両13の位置を検出した際作動して
、ストッパ16を起立回動可能にしている。
前記車両支持装置上はピット1の底部に固定された機台
19と、該台19上で昇降可能に設けられたテーブルリ
フター20とを備え、該リフター20は図示を省略した
油圧シリンダで昇降可能にされている。この油圧シリン
ダは常時はピストンロッドを引込ませてテーブルリフタ
ー20を最下位置に設定し、ベルト走行装置3−の所定
位置に設置した光電管等の車両停止位置確認センサ(図
示時)が、走行ベルト10上での試験車両13の停止位
置を確認した際、ピストンロッドを伸長させテーブルリ
フター20を上昇可能にしている。
上記油圧シリンダはテーブルリフター20が所定高さ上
昇し、その位置が図示を省略したりミツトス、イッチで
検出されることで、駆動を停止L、かつ当該伸長作動状
態を保持する。テーブルリフター20の上部には昇降テ
ーブル21が固定され、該テーブル21上には昇降フレ
ーム22が固定されていて、該フレーム22の中央に複
数の軸受23が固定されている。これらの軸受23,2
Bには一対のスライドロッド24,24が前後方向へ摺
動可能に支持され、またこれらロッド24゜24間のフ
レーム22上にはブレーキ付のエアーシリンダ25が固
定されている。上記シリンダ25のブレーキ機構は、後
述の車両接触検出器やロードセルからの信号で機能し、
ピストンロッド26の伸長変位を制動し当該伸長変位を
保持可能にしている。
エアーシリンダ25は常時はピストンロッド26の縮小
状態を維持し、テーブルリフター20の所定高さ検出後
出力される前記リミットスイッチからの信号でピストン
ロッド26を伸長し、その伸長変位は昇降フレーム22
に設置したスライドロッド24の変位を検出するリミッ
トスイッチ27を介して、規制されている。
上記ピストンロッド26の前端には連結片28とロード
セル2つが取付けられ、また前記スライドロッド24,
24の両端には連結片30.30が取付けられていて、
これら連結片28.30上に基板31が固定されている
。基板31には一対の補強板32.32が前後方向に離
間して立設され、鎖板32の前端には仕切板33が固定
されている。この仕切板33の両端には一対のブラケッ
ト34゜34が突設され、これらブラケット34,34
間には一対のガイドロッド35.35が上下位置に固定
されていて、これらガイドロッド35.35に沿ってス
ライダ1[が摺動可能に保持され、常時は仕切板33の
長さ方向の中央位置でロックされている。
すなわち、スライダ三りと仕切板33との間にはセンタ
リング機構11が設けられ、該機構1Lは仕切板33の
前部に固定された一対の同様なエアーシリンダ38.3
8を有し、これらのシリンダ38.38は第10図に示
すように上下に若干位置をずらせて対向配置され、かつ
それらのピストンロッド39,39が互いに反対方向へ
等変位突出可能にされている。上記シリンダ38.38
は常時は作動を停止して、ピストンロッド39.39の
伸長状態を保持し、該ロッド39,39の先端を後述の
係合板に押し付けることで、スライダ1[の移動を阻止
し、かつこれをガイドロッド35の中央位置でロックさ
せている。
また、上記シリンダ38.38は後述する車両クランプ
検出器からの信号によって、ピストンロッド39,39
を縮小させることでスライダ1[のロック状態を解除し
、上記ロッド39,39の縮小変位相当分、スライダ1
fLを移動可能にしている。
一方、スライダ1Eは仕切板33と平行に配設された架
板40を有し、この板4oの背面には一対の係合板41
.41が離間して後方に突設され、鎖板41と一体のス
ライドベアリング42.42が、前記ガイドロッド35
.35に摺動可能に嵌合されている。図中、43.43
は架板40の後方に突設された支持ブラケットで、それ
らの先端がガイドロッド35に摺動可能に嵌合しており
、また架板40の前部には上下一対の支持板44.44
が突設され、これらの先端にビン45を介して、揺動ア
ーム46が回動自在に枢着されている。
上記アーム46は断面略コ字形の長尺部材で構成され、
その屈曲主片47と相対する架板40には、揺動クラン
プ機構■、を構成する一対のエアーシリンダ49.49
が取付けられていて、そのピストンロッド50,50が
屈曲主片47に向けて配設されている。上記シリンダ4
9.49は常時はピストンロッド50,50の伸長状態
を維持し、その先端を屈曲主片47に押し付けることで
揺動アーム46の旋回動を阻止し、後述する車両クラン
プ検出器からの信号でピストンロッド50゜50を後退
させ、上記アーム46の旋回動を可能にさせている。
揺動アーム46は図示のように略コ字形の平面形状をし
ており、その両端間に上下一対のガイドシャフト51.
51を架設し、これらシャフト51.51の両端に車両
クランパ52.52が摺動可能に装着されている。これ
らのクランパ52,52は実質的に同様に構成され、こ
れらは略り字形平面形状のクランパフレーム53を有し
、その内側にスライドシャフト54が突設されていて、
該シャフト54にアタッチメント55が一対のブラケッ
ト56.56を介して前後に摺動可能に支持されている
上記アタッチメント55はスプリング57を介して常時
前方へ付勢され、その内側面には柔軟な緩衝部材58が
装着されており、このうち一方のアタッチメント55は
端部を回動可能に枢着され、その回動変位をクランプ検
出器5つで検出させることで、アタッチメント55.5
5による車両13の後端部、実施例では後部バンパ60
側面のクランプ状況を検出可能にしている。この場合、
実施例では上記アタッチメント55.55の上下幅が幅
広に形成され、バンパ60の高さ位置を異にする各種車
両13へのクランプを可能にしている。
前記クランパフレーム53.53の内側端には張出片6
1.61が対向して固定され、この一方の張出片61に
はエアーシリンダ62が固定され、そのピストンロッド
63の先端が、ガイドシャフト51.51に固定された
連結片64に連結されている。上記シリンダ62は常時
はピストンロッド63の伸長状態を維持し、クランパ5
2.52の径間を最大幅に設定することで、全試験車両
13への速やかなバンパ60のクランプを可能にしてお
り、後述する車両接触検出器からのクランプ信号によっ
てピストンロッド63を縮小させ、クランパ52.52
の径間を縮小させることで、バンパ60の両側面を挟持
可能にしている。
前記張出片61.61の端部にはリンク65.66の一
端が回動可能に連結され、それらの他端にはリンク67
の両端が枢着されていて、このリンク67が屈曲主片4
7に突設したピン68に回動可能に枢着されている。
また、上記屈曲主片47の前部には各一対の脚片69,
69が離間して突設され、この脚片69,69の先端に
は箱型のストッパ70゜70が突設され、それらの前端
面に柔軟な緩衝材71を添着したアタッチメント72.
72が取付けられている。このうち、一方のアタッチメ
ント72の一端はストッパ70の端面に回動可能に取付
けられ、かつその自由端は車両接触検出器73のブツシ
ュロッド74と当接していて、該ロッド74の後退変位
を検出することで試験車両13の接触を検知するように
されている。
この他、図中75は昇降フレーム22の上方に架設され
たカバーで、テーブルリフター20と同動可能にされ、
常時は作業床面2と同高の最下位置に置かれて、試験車
両13の乗入れを可能にしている。
(作用) このように構成した走行試験装置は、常時はベルト走行
装置1のモータ12の駆動が停止され、走行ベルト10
.10の周回動が停止されて静止しており、また上記袋
(1の前端部下方に設置されたエアーシリンダ17は、
ピストンロッド18の伸長変位を維持して静止し、該ロ
ッド18に連結された車両進入位置規制ストッパ16を
走行ベルト10の下方へ避退させている。
一方、車両支持装置上のテーブルリフター20は常時は
下降状態に設定され、その昇降テーブル21と昇降フレ
ーム22並びにカバー75等がそれらの最下位置に置か
れて、上記カバー75が第1図上実線で示すように作業
床面2および上側周回側の走行ベルト1゜高さと同高位
置に置かれている。また、昇降フレーム22の中央に設
置されたエアーシリンダ25は常時はピストンロッド2
6を縮小し、該ロッド26とスライドロッド24の連結
片29.30上に固定した基板31を後方へ引き込ませ
て、基板31上のガイドロッド35やスライダ1Lおよ
び揺動アーム46とガイドシャフト51、並びに車両ク
ランパ52とストッパ70等を、第1図および第2図に
示すように走行ベルト装置1の後方がっ下方位置に避退
させている。
このような状況の下では、センタリング機構LLt!−
構成するエアーシリンダ38.38の各ピストンロッド
39.39が伸長状態に置かれ、それらの先端がスライ
ダ1Lと一体の係合板41.41に異方向がら当接して
いて、ガイドロッド35.35に対するスライダ1[の
移動を阻止している。しかも、一対のエアーシリンダ3
8.38のピストンロッド39,39が互いに異方向へ
同一量伸長し、係合板41.41の移動を拘束すること
で、スライダ1旦上ガイドロツド35の中央に位置付け
ている。
また、揺動クランプ機構18−を構成するエアーシリン
ダ4つは、上記のように定位置に制止されたスライダ1
[の架板40に固定されて、ピストンロッド50,50
の伸長状態を維持し、該ロッド50,50の先端を揺動
アーム46の屈曲主片47に押し付けることで、上記ア
ーl\46の旋回動を阻止し、ガイドロッド35と平面
的に平行位置に位置付けている。
したがって、上記揺動アーム46の両端に取付けられた
車両クランパ52.52も静止状態に置かれ、常時はエ
アーシリンダ62のピストンロッド63が伸長状態を維
持することで、クランパ52.52の径間が最大幅に設
定されている。上記クランパ52.52のアタッチメン
ト55.55はスプリング57゜57によって前方へ付
勢され、常時はスライドシャフト54.54の前部に位
置付けられていて、このうちクランプ検出器59に連係
するアタッチメント55が、内側方向への回動力を付勢
されて斜状に置がれている。また、揺動アーム46の前
方に突出したストッパ70.70のうち、車両接触検出
器73に連係する一方のアタッチメント72は外側方向
への回動力を付勢され、その一端に上記検出器73のブ
ツシュロッド74が当接している。
このような状況の下で自動車の走行試験を行う場合は、
生産ラインで組立てられた試験車両13を車両支持装置
上の後方からカバー75上に乗り入れ、更にカバー75
の前部よりベルト走行装置1の走行ベルト10.10上
に乗り移らせる。車両13のこのよう1な移動に伴ない
、上記装置3−2先に対する車両13の進入が車両進入
確認センサ(図示路)で検出され、その信号がエアーシ
リンダ17に送られると、3亥シリンダ17のピストン
ロッド18が縮小変位して、車両進入位置規制ストッパ
16が走行ベルト10.10の下方から起立回動し、第
1図の仮想線位置で停止する。
したがって、試験車両13の運転者は上記ストッパ16
位置を目安にして、車体前部がストッパ16の近接位置
に移動したところで停車させ、この停車状況がベルト走
行装置1の前後両端に設置した車両停止位置確認センサ
で検出されると、それらの信号がテーブルリフター20
を駆動する油圧シリンダ(図示略〉に送られ、そのピス
トンロッドが伸長変位して該リフター20が上昇する。
テーブルリフター20の上昇高さは図示を省略したリミ
ットスイッチで規制され、その高さ位置は実施例の場合
、種々の試験車両13が採り得る車高ないしは後部バン
バ60の高さの上下限寸法の中心高さに設定され、多車
種の試験に応じられるようにしている。
こうして、テーブルリフター20が上昇すると、該リフ
ター20上のエアーシリンダ25.38.49.62や
ガイドロッド35、揺動アーム46や車両クランパ52
等が一体に同動し、該リフター20が所定高さ上昇しな
ところで上記リミットスイッチが動作し、その信号が油
圧シリンダに送られてテーブルリフター20の上昇が停
止され、当該上昇高さを保持する。
一方、上記リミッI・スイッチの検出信号はエアーシリ
ンダ25にも送られ、そのピストンロッド26が前方へ
伸長することで、該ロッド26上に装備された基板31
上のガイドロッド35やスライダ1L、揺動アーム46
や車両クランパ52等がベルト走行装置主に向かって一
勢に移動する。上記ピストンロッド25が所定量伸長す
るとスライドロッド2.4も同量変位し、その変位が所
定量に到達したところでリミットスイッチ27が動作し
、該スイッチ27からエアーシリンダ25へ停止信号が
送られる。
このため、ピストンロッド25の伸長変位が停止され、
前記車両クランパ52等の前進動も停止される。この場
合の最前端に位置する車両クランパ52の停止位置は、
この試験装置で試験される最長の試験車両13の後端位
置よりも後方に規定され、そのような所定位置を前記リ
ミットスイッチ27で検出させている。
上記リミットスイッチ27の検出信号はモータ12へも
送られ、該モータ12が駆動すると、その動力は減速機
11を介して駆動軸6に伝達され、該軸6に固定された
プーリ8゜8と該プーリ8,8に巻き掛けられた走行ベ
ルト10,10を介し、従動軸7と該軸7に固定された
プーリ9に伝達されてプーリ8゜9が回転し、走行ベル
ト10.10が第2図上矢視方向へ周回動する。
このため、走行ベルト10.10上に収容された試験車
両13が後方へ移動され、その後端部が車両クランパ5
2,52間に介入し、かつ後部バンパ60がストッパ7
0,7]:当接する。この場合、上記クランパ52,5
2の径間は当初最大幅に拡開されているから、大型車両
やベルト走行装置、3−に対し偏心若しくは斜状に進入
した試験車両13でも、クランパ52.52内に円滑に
介入し得ることになる。
こうして、クランパ52,52内に試験車両13の後端
部が介入したところで、前記モータ12の駆動が停止さ
れる。一方、ストッパ70のアタッチメント72がバン
バ60に押し付けられブツシュロッド74が所定変位後
退すると、車両接触検出器73が車両との接触状況を検
出し、該検出器73からエア−シリンダ62ヘクランプ
信号が送られる。
このため、上記シリンダ62のピストンロッド63が縮
小生動し、シリンダ62の一端を固定した一方のクラン
パフレーム53がガイドシャフト51.51に沿って内
側へ引き寄せられ、該フレーム53と一体の張出片61
に連結されたリンク66が内側へ押されて、リンク67
がピン68を中心に第9図上時計方向へ回動する。この
ため、上記リンク67の他端に連結したリンク65が内
側へ引き寄せられ、該リンク65に連結された他方のク
ランパフレーム53がガイドシャフト51゜51に沿っ
て内側へ移動する。
したがって、クランパフレーム53.53の前端部に設
けられた車両クランパ52.52が内側へ移動し、それ
らの径間を縮小させることで、後部バンパ60の側方を
第7図に示すように挾持する。その際、一方のクランパ
52のアタッチメント55が上記バンパ60に押されて
回動し、その所定の回動変位がクランプ検出器59で検
出されると、該検出器59からエアーシリンダ38.3
8および49.49へロック解除信号が送られる。
このうち、上記信号がエアーシリンダ38゜38へ送ら
れると、それらのピストンロッド39.39が縮小作動
して、それらの先端が係合板41.41から離れる。す
なわち、ピストンロッド39,39の先端と係合板41
゜41との間に隙間が形成されることで、スライダ1比
のロック状態が解除され、その隙間分備合板41.41
と一体のスライダ1Eがガイドロッド35.35に沿っ
て移動し、スライダ1Lに連結された揺動アーム46な
いしは車両クランパ52.52と同動可能になる。
したがって、試験車両13が走行ベルト10.10上に
偏心若しくは斜状に進入した場合に生ずる、車両クラン
パ52.52に作用する接触面圧力の相違によって、ス
ライダー3−がか面圧力の大きなりランパラ2側がら他
方のクランパ52側へ移動し、両者の面圧力が等しくな
ったところで移動を停止する。すなわち、上記のように
進入した試験車両13に対しても、その同心位置にスラ
イダ1Lを移動させることで、この後行なわれる試験時
での車両13の挙動が忠実に再現されることとなる。
一方、上記クランプ解除信号がエアーシリンダ49.4
9へ送られると、それらのピストンロッド50.50が
縮小作動して、それらの先端が屈曲主片47から後退す
る。すなわち、ピストンロッド50,50の先端と屈曲
主片47との間に隙間が形成されることで、揺動アーム
46のロック状態が解除され、その隙間分ピン45を中
心とした上記アーム46の旋回動が可能になる。
したがって、試験車両13が走行ベルト10.10上に
斜状に進入した場合に生ずる、クランパ52.52の接
触面方向における力の相違によって、揺動アーム46が
ピン45を中心に自在に回動し、クランパ52.52を
上記車両13の後端部状況に見合った位置に設定する。
そして、このようにスライダ1比と揺動アーム46が相
次いでロック状態を解かれ、それらが複合的に変位する
ことで、車両クランパ52..52が試験車両13の進
入状況に応じて、最適なりランプ状態を形成する。この
ように本発明では試験車両13の一連のクランプ行程を
順次自動的に行なうようにしているから、従来のこの種
工程のように試験車両13にロープを掛は渡して固定す
る作業の煩雑から解消され、作業性を向上し得るものと
なる。
こうして試験車両13のクランプ行程が完了すると、上
記モータ12を駆動させて前述のように走行ベルト10
.10を第2図上矢視方向へ周回させ、当該車両13の
直進性や曲進性等の走行試験を開始する。この試験は試
験車両13に試験員が乗り込み、該車両13のシフトレ
バ−を中立位置にしハンドル操作をしながら、上記性能
を評価することで行なわれる。
上記試験中は試験車両13が走行ベルト10.10の周
回力を受け、該車両13の後端部をストッパ70.70
で支持することで、車両13の後退勤が阻止されている
。つまり、このような状況の下では一方のストッパ70
のアタッチメント72が、試験車両13の後端部に押さ
れてブツシュロッド74を押し下げ、その所定変位が車
両接触検出器73で検出されて、該検出器73からエア
−シリンダ25ヘブレーキ作動信号が送られる。したが
って、上記信号によりエアーシリンダ25がブレーキ動
作を開始し、定常負荷の下でのピストンロッド26の伸
長状態を維持することで、車両13の後退勤が阻止され
る。
一方、上記試験中は例えば曲進性試験の場合、ハンドル
が左右に回転操作され、その度に試験車両13が走行ベ
ルト10.10上を左右に揺動して、車両クランパ52
.52の接触面圧力が変動する。このような場合にはこ
れらの力の作用を両端に受ける揺動アーム46がビン4
5を中心に回動し、かつこの回動変位に応じてスライダ
y比がガイドロッド35.35に沿って移動することに
よって、車両クランパ52.52が平面上を複合かつ自
在に移動する。しかも、その間エアーシリンダ62はピ
ストンロッド63の縮小状態を終始維持し、車両クラン
パ52.52による車両13のクランプ状態を保持させ
ているから、車両13の挙動を規制したり変化させるこ
となく当該挙動に追従し、真正な実車走行性が確保され
ることになる。なお、前記ハンドル操作に際しては、車
両13の前方中心位置に突出した車両進入位置規制スト
ッパ16が一応の目安に供される。
更にこの装置では、走行ベルト10.10上に試験車両
13の全車輪を収容して試験させているから、実際の走
行状態に適合した平坦な路面での走行試験と同等な試験
結果が得られ、回転ドラム上に両輪を収容して行なって
いた従来のこの種試験に比べ、信頼性の高い試験結果が
得られることになる。
こうして所定の試験終了後はモータ12の駆動を停止し
、走行ベルト10.10の周回動を停止させた後、例え
ばエアーシリンダ62を伸長作動させて車両クランパ5
2.52を互いに離反動させ、それらの径間を拡開する
ことで、上記クランパ52.52による車両13のクラ
ンプ状態を解除する。次に、エアーシリンダ49.49
を伸長作動させ、そのピストンロッド50,50の先端
を屈曲主片47の背面に押し付けることで揺動アーム4
6をロックし、更にエアーシリンダ38゜38を伸長作
動させ、ピストンロッド39゜39の両端を係合板41
.41に当接させることで、係合板41.41と一体の
スライダ1[をガイドロッド35.35の中心位置でロ
ックする。この後、エアーシリンダ25を縮小作動させ
、車両クランパ52,52や揺動アーム46、スライダ
1[やガイドロッド35.35等を基板31と一緒にベ
ルト走行装置1から後退させ、これらを昇降フレーム2
2とカバー75の間に格納する。
こうしてテーブルリフター20の下降体勢が整ったとこ
ろで上記リフター20を下降させ、カバー75を作業床
面2と同高位置に設定する一方、エアーシリンダ17を
伸長作動させて、車両進入位置規制ストッパ16を走行
ベルト10.10の上面から避退させ、試験車両13を
ベルト走行装置1から脱出させればよい。
なお、上述した実施例では試験車両13ないしはベルト
走行装置、3−の後端に車両支持装置4−を位置付けて
、ベルト駆動による車両の走行試験を行なっているが、
試験車両13の前端に同様な装置4−を装備させれば、
ベルト駆動の代わりに実際に試験車両13を自走させて
走行試験を行なえることになる。
(発明の効果) 本発明の自動車の走行試験装置は以上のように、試験車
両の全車輪を載せて周回する走行ベルトを備えたベルト
走行装置と、該装置の少なくとも一端に近接して設置さ
れ、上記試験車両の前端または後端を定位置で受け止め
、かつこの前端または後端を保持する一対の車両クラン
パを試験車両の挙動に追従させるようにした車両支持装
置を具備し、実際の路面状態に符合する走行ベルトを介
し、試験車両に対し実際の走行環境と同等な環境を設定
して走行試験を行なっているから、従来のこの種装置の
ように回転ドラム上に車輪を載せて試験を行なうものに
比べて、実際の走行状態に適合した試験結果が得られる
とともに、実車走行性を再現できる効果がある。
しかも、本発明では上記のような走行環境の下で、試験
車両の挙動を制約または変化させることなく真正な挙動
状態を維持させているから、実車走行と同等な環境で信
頼性の高い試験結果が得られる効果がある。
したがって、本発明の自動車の走行試験装置は、走行ベ
ルトを備えたベルト走行装置に向けて近接離反動可能な
基板を設け、鎖板に上記走行ベルトの周回方向と直交方
向にガイドロッドを架設し、このガイドロッドにスライ
ダを摺動可能に設けるとともに、該スライダに揺動アー
ムを回動可能に連結し、該アームの両端に試験車両の前
端または後端を保持する一対の車両クランパを設け、こ
れら車両クランパを互いに近接離反動可能とした車両支
持装置を具備することで、試験車両の前端または後端を
定位置で受け止め、かつ該車両を保持したまま車両の挙
動に追従させることができ、しかも車両のクランパを互
いに近接離反動させることで、車長と車幅が相違する種
々の車両の試験に応じられる効果がある。
なお、本発明の自動車の走行試験装置は、スライダを摺
動可能に架設したガイドロッドの近接位置に、不動に固
定された一対の同様なエアーシリンダとスライダに突設
された一対の係合板からなり、上記エアーシリンダの各
ピストンロッドの伸長域に前記係合板を臨ませ、これら
各板にピストンロッドを当接させることで、前記スライ
ダをガイドロッドの中心位置でロックするようにしたセ
ンタリング機構と、スライダと該スライダに回動可能に
連結された揺動アームとの間に、スライダに固定された
一対のエアーシリンダと揺動アームと一体の屈曲主片か
らなり、該主片に上記エアーシリンダのピストンロッド
を当接させることで、揺動アームの旋回動をロックする
ようにした揺動クランプ機構を有する車両支持装置を具
備することで、例えば試験車両の試験終了時にスライダ
と揺動アームのロックを介し、それらの格納と保守を容
易に行なえるとともに、作業上の安全性を確保できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図の平面図、第3図は車両支持装置を拡大して示す正面
図、第4図は第3図の平面図、第5図はブレーキ付きエ
アーシリンダの設置状況を示す正面図、第6図は第3図
の側面図、第7図は車両支持装置の要部を示す平面図、
第8図は第7図のA−A’線に沿う断面図、第9図は第
7図の正面図、第10図は第7図のB−B’線に沿う断
面図で若干縮小して示している。 1・・・ベルト走行装置、A工・・・車両支持装置、1
0・・・走行ベルト、 13・・・試験車両、14.1
5・・・車輪、 31・・・基板、35・・・ガイドロ
ッド、3f・・・スライダ、31−・・センタリング機
構横、 38.49・・・エアーシリンダ、 39.50・・・ピストンロッド、 41・・・係合板、   46・・・揺動アーム、IL
−・・揺動クランプ機構、 52・・・車両クランパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)試験車両の全車輪を載せて周回する走行ベルトを
    備えたベルト走行装置と、該装置の少なくとも一端に近
    接して設置され、上記試験車両の前端または後端を定位
    置で受け止め、かつこの前端または後端を保持する一対
    の車両クランパを試験車両の挙動に追従させるようにし
    た車両支持装置を具備したことを特徴とする自動車の走
    行試験装置。
  2. (2)上記ベルト走行装置に向けて近接離反動可能な基
    板を設け、該板に上記走行ベルトの周回方向と直交方向
    にガイドロッドを架設し、このガイドロッドにスライダ
    を摺動可能に設けるとともに、該スライダに揺動アーム
    を回動可能に連結し、該アームの両端に試験車両の前端
    または後端を保持する一対の車両クランパを設け、これ
    ら車両クランパを互いに近接離反動可能とした車両支持
    装置を具備したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の自動車の走行試験装置。
JP62136042A 1987-05-31 1987-05-31 自動車の走行試験装置 Granted JPS63300934A (ja)

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