JPS6329898Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6329898Y2 JPS6329898Y2 JP15816683U JP15816683U JPS6329898Y2 JP S6329898 Y2 JPS6329898 Y2 JP S6329898Y2 JP 15816683 U JP15816683 U JP 15816683U JP 15816683 U JP15816683 U JP 15816683U JP S6329898 Y2 JPS6329898 Y2 JP S6329898Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam ring
- annular groove
- ring
- housing
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000011038 discontinuous diafiltration by volume reduction Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案はロータリベーンポンプの改良に関する
ものである。
ものである。
従来技術
この種ベーンポンプとして、特開昭58−155289
号公報に記載されたものがある。
号公報に記載されたものがある。
そして、このカムリングとして、USP4342545
に示す如くシールリングを用いる場合には、第1
図a,bの如き構造となる。
に示す如くシールリングを用いる場合には、第1
図a,bの如き構造となる。
即ち第1図a、第1図bは、従来のロータリベ
ーンポンプのカムリングのハウジング本体側から
見た正面図であるが、この場合、吐出側領域(切
欠き5cを設けてある領域)で圧力を高められた
オイルがシールリング12を通過して環状溝5a
に侵入する。従つてこの環状溝5aを伝わつて吐
出側領域の高圧が吸入側領域に導かれることにな
る。このため吸入側領域では、環状溝5a内でO
リングの弾性力の他に更に導かれた高圧が作用し
カムリングをポンプカバー3に強く押付け、また
シールリング12をハウジング本体1に強く押付
けることになる。従つて従来のカムリングにあつ
ては、カムリング5が枢支ピン14の周りに回動
する際、当接し合う面に摩耗を生ずるという問題
点がある。
ーンポンプのカムリングのハウジング本体側から
見た正面図であるが、この場合、吐出側領域(切
欠き5cを設けてある領域)で圧力を高められた
オイルがシールリング12を通過して環状溝5a
に侵入する。従つてこの環状溝5aを伝わつて吐
出側領域の高圧が吸入側領域に導かれることにな
る。このため吸入側領域では、環状溝5a内でO
リングの弾性力の他に更に導かれた高圧が作用し
カムリングをポンプカバー3に強く押付け、また
シールリング12をハウジング本体1に強く押付
けることになる。従つて従来のカムリングにあつ
ては、カムリング5が枢支ピン14の周りに回動
する際、当接し合う面に摩耗を生ずるという問題
点がある。
考案の目的
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、シール部材を収納する環状溝に
侵入したオイルを逃がすためのドレン溝を設ける
ことにより、上記問題点を解決することを目的と
している。
なされたもので、シール部材を収納する環状溝に
侵入したオイルを逃がすためのドレン溝を設ける
ことにより、上記問題点を解決することを目的と
している。
考案の構成
この目的のため、本考案ロータリベーンポンプ
は、カムリングの吸入ポートに対応する領域で、
シール部材を収納する環状溝を設けたカムリング
の側面に、この環状溝から半径方向の両側方に延
びるドレン溝を掘設したことを特徴とする。
は、カムリングの吸入ポートに対応する領域で、
シール部材を収納する環状溝を設けたカムリング
の側面に、この環状溝から半径方向の両側方に延
びるドレン溝を掘設したことを特徴とする。
実施例
次に、図面につき本考案の実施例を説明する。
ロータリベーンポンプは、第2および3図のよ
うに構成される。即ち、ハウジング本体1及びそ
の開口部を塞ぐように本体1にボルト2で取付け
たカバー3よりなるハウジング4内にカムリング
5と、このカムリングに内接する複数個のベーン
6を径方向へ進退可能に有するロータ7とを互い
に偏心させて配設し、ロータ7をポンプ駆動軸8
により矢印の方向に回転する。ロータ7にはその
両側面に環状窪み7aを形成し、これらベーンリ
ング9をそれぞれ収納し、このベーンリングに複
数個のベーン6を半径方向外方に向けて突設し、
各ベーン6をカムリング5の内周面に接触させた
状態に保持し、互いに隣接するベーン6間にポン
プ室10を画成する。
うに構成される。即ち、ハウジング本体1及びそ
の開口部を塞ぐように本体1にボルト2で取付け
たカバー3よりなるハウジング4内にカムリング
5と、このカムリングに内接する複数個のベーン
6を径方向へ進退可能に有するロータ7とを互い
に偏心させて配設し、ロータ7をポンプ駆動軸8
により矢印の方向に回転する。ロータ7にはその
両側面に環状窪み7aを形成し、これらベーンリ
ング9をそれぞれ収納し、このベーンリングに複
数個のベーン6を半径方向外方に向けて突設し、
各ベーン6をカムリング5の内周面に接触させた
状態に保持し、互いに隣接するベーン6間にポン
プ室10を画成する。
カムリング5の一側面に環状溝5aを形成し、
これにOリング11およびフリクシヨンシールリ
ング12よりなるシール部材13を収納して、カ
ムリング5の上記一側面とハウジング本体1との
間をシールするとともに、Oリング11の圧縮反
力によりカムリング5をカバー3に押付けてこれ
ら両者間のシールも行う。カムリング5は更にそ
の外周の一部をピン14でハウジング4に枢支し
てその周りに矢印βまたはγ方向に回動可能と
し、この回動によりロータ7に対するカムリング
5の偏心量を変更し得るようにする。尚、カムリ
ング5の回動位置は図示しないコントロールシリ
ンダからプツシユロツド15に加わる第2図中下
向きの力とリターンスプリング16との釣合いに
よつて決定し、これにより偏心量ε、従つてポン
プ容量を制御する。
これにOリング11およびフリクシヨンシールリ
ング12よりなるシール部材13を収納して、カ
ムリング5の上記一側面とハウジング本体1との
間をシールするとともに、Oリング11の圧縮反
力によりカムリング5をカバー3に押付けてこれ
ら両者間のシールも行う。カムリング5は更にそ
の外周の一部をピン14でハウジング4に枢支し
てその周りに矢印βまたはγ方向に回動可能と
し、この回動によりロータ7に対するカムリング
5の偏心量を変更し得るようにする。尚、カムリ
ング5の回動位置は図示しないコントロールシリ
ンダからプツシユロツド15に加わる第2図中下
向きの力とリターンスプリング16との釣合いに
よつて決定し、これにより偏心量ε、従つてポン
プ容量を制御する。
軸8によるロータ7の回転中、各ポンプ室10
は、カムリング5の環状溝5aを設けた側とは反
対側面(カバー側の側面)の内周縁に設けた切欠
き5bおよびこれに重なり合うようカバー3に設
けた吸入ポート17を通過する容積増大中に吸入
ポート17から流体を吸込み、切欠き5bに直径
方向に互いに対向してカムリングのカバー側の側
面の内周縁に設けた切欠き5cおよびこれに重な
り合うようカバー3に設けた吐出ポート18を通
過する容積減少中に吐出ポート18から吸入流体
を吐出して所定のポンプ作用を行う。この間ポン
プ室10の容積変化量(ポンプ容量)は偏心量ε
で決まり、偏心量最大となるカムリング5の回動
位置でポンプ容量が最大となる。このとき、ポン
プ容量が大き過ぎると、プツシユロツド15がリ
ターンスプリング16に抗してカムリング5を矢
印γ方向に回動して偏心量εを小さくし、ポンプ
容量を適正値に制御することができる。
は、カムリング5の環状溝5aを設けた側とは反
対側面(カバー側の側面)の内周縁に設けた切欠
き5bおよびこれに重なり合うようカバー3に設
けた吸入ポート17を通過する容積増大中に吸入
ポート17から流体を吸込み、切欠き5bに直径
方向に互いに対向してカムリングのカバー側の側
面の内周縁に設けた切欠き5cおよびこれに重な
り合うようカバー3に設けた吐出ポート18を通
過する容積減少中に吐出ポート18から吸入流体
を吐出して所定のポンプ作用を行う。この間ポン
プ室10の容積変化量(ポンプ容量)は偏心量ε
で決まり、偏心量最大となるカムリング5の回動
位置でポンプ容量が最大となる。このとき、ポン
プ容量が大き過ぎると、プツシユロツド15がリ
ターンスプリング16に抗してカムリング5を矢
印γ方向に回動して偏心量εを小さくし、ポンプ
容量を適正値に制御することができる。
第4図に、本考案によるロータリベーンポンプ
のカムリングの第1図と同様の正面図を示す。
のカムリングの第1図と同様の正面図を示す。
本考案によれば、シール部材13を収納する環
状溝5aを設けたカムリング5の側面に、吸込側
領域(切欠き5bを設けた領域)で、環状溝5a
から半径方向内方および外方にそれぞれ延びるド
レン溝5dを設ける(第4図のV−V線上の断面
を示す第5図参照)。
状溝5aを設けたカムリング5の側面に、吸込側
領域(切欠き5bを設けた領域)で、環状溝5a
から半径方向内方および外方にそれぞれ延びるド
レン溝5dを設ける(第4図のV−V線上の断面
を示す第5図参照)。
考案の効果
このように、吸入側領域で環状溝5aにドレン
溝5dを設けたため、吐出側領域で環状溝5aに
侵入し、吸入側領域に導かれてきた高圧のオイル
はドレン溝5dを経て流出するとともに、吸入側
領域でロータリベーン6の作用で積極的にポンプ
室10に再び吸引される。従つて、環状溝5aの
吸入側領域で高圧の吐出圧による背圧が作用せ
ず、カムリング5はカバー3に強く押付けられ
ず、またシールリング12もハウジング本体1に
強く押付けられることがなくなる。
溝5dを設けたため、吐出側領域で環状溝5aに
侵入し、吸入側領域に導かれてきた高圧のオイル
はドレン溝5dを経て流出するとともに、吸入側
領域でロータリベーン6の作用で積極的にポンプ
室10に再び吸引される。従つて、環状溝5aの
吸入側領域で高圧の吐出圧による背圧が作用せ
ず、カムリング5はカバー3に強く押付けられ
ず、またシールリング12もハウジング本体1に
強く押付けられることがなくなる。
このように、本考案ロータリベーンポンプによ
れば、吸入側領域におけるカムリングとハウジン
グとの摩耗を防止することができ、従つて長期間
にわたり性能が高い確実な作動を約束することが
できる。
れば、吸入側領域におけるカムリングとハウジン
グとの摩耗を防止することができ、従つて長期間
にわたり性能が高い確実な作動を約束することが
できる。
第1図aは、従来型ロータリベーンポンプのカ
ムリングのハウジング本体側から見た正面図、第
1図bは第1図aのb−b線上の断面図、第2図
は、本考案の対象とするロータリベーンポンプの
構造を示す縦断面図、第3図は、第2図のロータ
リベーンポンプのカバーを取除いて内部を示す正
面図、第4図は、本考案によるロータリベーンポ
ンプのカムリングを示す第1図と同様の正面図、
第5図は、第4図のV−V線上の縦断面図であ
る。 1……ハウジング本体、3……カバー、4……
ハウジング、5……カムリング、5a……環状
溝、5b……吸入用切欠き、5c……吐出用切欠
き、5d……ドレン溝、6……ベーン、7……ロ
ータ、8……ポンプ駆動軸、9……ベーンリン
グ、10……ポンプ室、11……Oリング、12
……フリクシヨンシールリング、13……シール
部材、14……枢支ピン、15……プツシユロツ
ド、16……リターンスプリング、17……吸入
ポート、18……吐出ポート。
ムリングのハウジング本体側から見た正面図、第
1図bは第1図aのb−b線上の断面図、第2図
は、本考案の対象とするロータリベーンポンプの
構造を示す縦断面図、第3図は、第2図のロータ
リベーンポンプのカバーを取除いて内部を示す正
面図、第4図は、本考案によるロータリベーンポ
ンプのカムリングを示す第1図と同様の正面図、
第5図は、第4図のV−V線上の縦断面図であ
る。 1……ハウジング本体、3……カバー、4……
ハウジング、5……カムリング、5a……環状
溝、5b……吸入用切欠き、5c……吐出用切欠
き、5d……ドレン溝、6……ベーン、7……ロ
ータ、8……ポンプ駆動軸、9……ベーンリン
グ、10……ポンプ室、11……Oリング、12
……フリクシヨンシールリング、13……シール
部材、14……枢支ピン、15……プツシユロツ
ド、16……リターンスプリング、17……吸入
ポート、18……吐出ポート。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 枢支ピンの周りに回動自在のカムリングと、こ
のカムリングに内接する複数個のベーンを径方向
に進退可能に設けてカムリング内で回転自在のロ
ータとを互いに偏心させてハウジング内に配設
し、前記カムリングの一側面に設けた環状溝内に
シール部材を収納してハウジングとの間のシール
を行うとともに、カムリングの他側面に接して吸
入ポートおよび吐出ポートを有するロータリベー
ンポンプにおいて、 カムリングの吸入ポートに対応する領域で、前
記環状溝を設けたカムリングの側面に、この環状
溝から半径方向に両側方に延びるドレン溝を掘設
したことを特徴とするロータリベーンポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15816683U JPS6066884U (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | ロ−タリベ−ンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15816683U JPS6066884U (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | ロ−タリベ−ンポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6066884U JPS6066884U (ja) | 1985-05-11 |
JPS6329898Y2 true JPS6329898Y2 (ja) | 1988-08-10 |
Family
ID=30348514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15816683U Granted JPS6066884U (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | ロ−タリベ−ンポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6066884U (ja) |
-
1983
- 1983-10-14 JP JP15816683U patent/JPS6066884U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6066884U (ja) | 1985-05-11 |
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