JPS6329837B2 - - Google Patents

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JPS6329837B2
JPS6329837B2 JP55123874A JP12387480A JPS6329837B2 JP S6329837 B2 JPS6329837 B2 JP S6329837B2 JP 55123874 A JP55123874 A JP 55123874A JP 12387480 A JP12387480 A JP 12387480A JP S6329837 B2 JPS6329837 B2 JP S6329837B2
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JP
Japan
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current paths
output terminal
connection point
magnetic field
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JP55123874A
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English (en)
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JPS5748282A (en
Inventor
Yoshimi Makino
Hiroshi Yamanoi
Kazuo Terao
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPS5748282A publication Critical patent/JPS5748282A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N50/00Galvanomagnetic devices
    • H10N50/10Magnetoresistive devices

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁電変換素子に関し、例えば自動車等
の回転検出機構に用いる素子として極めて有用な
ものである。
自動車用の回転検出機構には、従来、光検出素
子やホール素子が用いられていた。ところが、こ
れらの素子に依る検出は、汚れに弱い事、その出
力が非正弦波である事及びこれらの素子が温度に
依る影響を受け易い事といつた欠点を有してい
る。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもの
であつて、例えば自動車等の回転検出機構に用い
て好適な磁電変換素子を提供しようとするもので
ある。
以下、本発明を実施例につき図面を参照して説
明する。
第1図に示すように、本実施例の磁電変換素子
1に於いては、ガラス等から成る基板2の表面第
1の素子部Aと第2の素子部Bとの薄膜が互に近
接して形成されている。各素子部A,Bは、Ni
−Coような磁気抵抗効果の異方性を有する、即
ち、磁界の方向に依つて電気抵抗が変化する強磁
性体から成る各々2個の同一パターンの素子3,
4及び5,6を具備している。各素子3〜6は、
複数の互に平行な直線部分から成る主電流通路
7,8,9,10とこれらを連通する屈曲部1
1,12,13,14とから夫々構成されてい
る。その際、第1の素子部Aの主電流通路3と4
及び第2の素子部Bの主電流通路5と6とが夫々
平行になるように配され、且つ、主電流通路3,
4と主電流通路5,6とが互に直角方向をなすよ
うに構成されている。第1の素子部Aの素子3と
4とは互に直列に接続され、その接続点に出力端
子15が設けられている。又、第2の素子部Bの
素子5と6もやはり互に直列に接続され、その接
続点に出力端子16が設けられている。一方、素
子3及び5の他端部からは共通の電流供給端子1
7が引出され、又、素子4及び6の他端部からも
やはり共通の電流供給端子18が引出されてい
る。このような構成の素子3〜6は、例えばパタ
ーン状に強磁性材料を蒸着するか又は全面に蒸着
した後エツチングして形成することが出来る。
上述のように構成された磁電変換素子1は、図
示の如く、例えば自動車等の検出される回転軸に
関連されたロータ19の外周部近傍に1mm程度の
クリアランスdをおいて設けられ、その際、基板
2のパターン面がロータ19の回転軸に対して
ほゞ直角となるように配される。このロータ19
の外周部には等間隔の磁極N,Sが交互に着磁さ
れており、磁電変換素子1の素子3と4及び5と
6との間の間隔lは、このロータ19の磁極Nと
Sとの間隔Lの1/2に予め設定されている。
この状態でロータ19が一定方向に回転する
と、第2A図及び第2B図に示すように、磁極N
から出てSに向う磁力線は各主電流通路7〜10
に対して相対的に垂直方向と水平方向とに交互に
しかも連続的に変化する。この時、第1の素子部
Aの主電流通路7と8との間及び第2の素子部B
の主電流通路9と10との間では夫々磁力線の方
向がほゞ90゜異なることになり、又、主電流通路
7と9との間及び8と10との間でもやはり90゜
異なつている。そこで、この時、電流供給端子1
7と18との間に所定の電圧Epを印加しておく
と、出力端子15,16からは互に位相が180゜だ
けずれた正弦波出力が得られる。
このことを、第3図〜第5図を参照して説明す
る。第3図は本実施例の磁電変換素子1の動作原
理図で、電流供給端子17,18が電源Epに接続
され、且つ一方の電流端子18はアースされてお
り、全体として2つの磁電変換回路20,21を
構成している。
先ず、磁電変換回路20について考える。今、
強磁性体3,4を飽和磁化させるに充分な強さの
磁界Hを、強磁性体3,4のなす平面に於いて、
強磁性体3の主電流通路7の方向、即ち電流方向
に対して角度θを以つて加えると、強磁性体3,
4の各電気抵抗ρ3,ρ4が変化し、その変化は角度
θにより次式で表わされる。
ρ3=ρ⊥sin2θ+ρcos2θ …… ρ4=ρ⊥cos2θ+ρsin2θ …… 但し、ρ⊥は強磁性体3,4を電流と垂直方向
に飽和磁化したときの強磁性体3,4の電気抵
抗、ρは同じく電流と平行方向に飽和磁化した
ときの強磁性体3,4の電気抵抗である。また出
力端子15の電圧eは、強磁性体3,4が直列接
続であるから、電源電圧をEpとすれば次式で表わ
される。
e=ρ4/ρ3+ρ4Ep …… 止に,式を代入して整理すると、 e=Ep/2−Δρ/2(ρ+ρ⊥)・cos2θ・Ep
… (但し、Δρ=ρ−ρ⊥とする。) となり、この式に於いて右辺第1項は基準電圧
を表し、第2項は変化量Δeを表すものとなり、 Δe=Δρ/4ρpcos2θ・Ep …… で表わされる。但し2ρp=ρ+⊥とし、ρpは消磁
状態の電気抵抗である。従つて、出力端子15の
電圧eは、磁界Hの方向により変化し、その出力
変化は、第5図に実線で示すように、0°,180゜で
最小値、90゜,270゜で最大値をとる正弦波形とな
る。
一方、磁電変換回路21について考えると、こ
の回路21に於ける強磁性体5と6との間の関係
は、上述した磁電変換回路20に於ける強磁性体
3と4との間の関係を90゜だけ回転させたもので
ある。そこで、上述の式において、θをθ−90゜
と置換えて、出力端子16の出力e′を、 e′=Ep/2−Δρ/2(ρ+⊥) ・cos2(θ−90゜)・Ep …… と求めることが出来、その変化量Δe′は、 Δe′=Δρ/4ρpcos2(θ−90゜)・Ep …… となる。即ち、出力端子16の電圧e′は、第5図
に破線で示すように、上記出力端子15の電圧e
を90゜だけずらせたものとなる。従つて、出力端
子15と16との間の電位差E1は、 ΔE1=Δρ/2ρpcos2θ・Ep …… で表わされる正弦波の形で変化することになり、
その変化量は各出力端子15,16に於ける変化
量の2倍になつている。
第4図は本実施例の磁電変換素子1の等価回路
を示すもので、各強磁性体3〜6を可変抵抗と
し、その抵抗値が磁界Hの方向に依り変化するも
のとして考えることが出来る。
今、ロータ19の周囲にn対のN,S極が着磁
されているとすると、このロータ19が1回転す
る間にθは360゜×nだけ変化することになる。そ
こで、ロータ19の角速度をωとすると、ロータ
19の1回転に要する時間は360゜/ωであるか
ら、 θ=nωt …… となる。この式を、前述した式に代入する
と、 ΔE1=Δρ/2ρpcos2nωt・Ep …… となり、従つて、このΔE1を検出することに依
り、ロータ19の角速度ωを求めることが出来る
のである。
以上、本発明を一実施例につき説明したが、上
記実施例は本発明の技術的思想に基いて種々の変
更が可能である。例えば、電流供給端子17,1
8は、第1の素子部Aと第2の素子部Bとで別々
に設けられても良い。又、上記実施例に於いて
は、第1の素子部Aと第2の素子部Bとを同一平
面上に形成したが、例えば、これら第1の素子部
Aと第2の素子部Bとを互に積層構造にして形成
しても良い。この場合、磁界の状態に依つては第
1の素子部Aと第2の素子部Bとの相対位置を予
めずらせておいて、磁界との関係を補正すること
も出来る。
以上説明したように、本発明に依る磁電変換素
子に於いては、磁気抵抗効果の異方性を有する強
磁性体から成る4つの主電流通路を設け、これら
4つの主電流通路の内、ロータ等の着磁体に近接
して等距離に配される第1及び第2の主電流通路
を互いに平行で且つ所定の間隔l(l=1/2・L、
L;着磁体の隣接するN極及びS極の間の距離)
を置いて配すると共に、これら第1及び第2の主
電流通路に対して直角方向の第3及び第4の主電
流通路をやはり互いに所定の間隔lを置いて前記
第1及び第2の電流通路の近傍に配している。そ
して第1及び第2の主電流通路を互いに直列接続
して第1の素子部と成し、第3及び第4の主電流
通路を互いに直列接続して第2の素子部としてい
る。そして第1及び第2の主電流通路の接続点と
第3及び第4の主電流通路の接続点との間から出
力電圧を取り出すようにしている。
従つて、本発明に依る磁電変換素子では、各素
子部を構成する互いに平行な主電流通路が、単一
の磁界発生源との位置関係に依らず、磁界に関し
て常に互いに直角の関係になる。しかも、互に位
相が逆の2つの素子部の間の電位差を出力電圧と
している為、比較的大きく且つ安定な正弦波出力
が得られ、しかも、この正弦波出力は、従来のホ
ール素子に依り得られるものの倍の周波数を有し
ている。又、本発明に依る素子は、その製造が非
常に簡単である。この為、本発明に依る磁電変換
素子は、例えば、高出力(対ノイズ性)及び1回
転当りの多数の安定した出力が要求される自動車
用の回転検出機構に用いて非常に有用なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に依る磁電変換素子
をロータの近傍に配設した状態を示す平面図、第
2A図は上記磁電変換素子の各主電流通路とロー
タからの磁力線との関係を示す慨略平面図、第2
B図は上記各主電流通路と磁力線との関係を示す
第2A図とは別の状態の概略平面図、第3図は上
記磁電変換素子の動作原理図、第4図は同等価回
路図、第5図は同出力波形図である。 なお図面に用いた符号において、1……磁電変
換素子、7,8,9,10……主電流通路、1
5,16……出力端子、A……第1の素子部、B
……第2の素子部、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 N極及びS極が交互に着磁された着磁体が1
    つの平面内で移動することに依つて発生する周期
    的磁界変化を検出する為の磁電変換素子におい
    て、 (a) 磁界の方向に依つて電気抵抗が変化する強磁
    性体から成る第1及び第2の主電流通路が同一
    平面上に所定の間隔l(l=1/2・L、L;前記
    着磁体の隣接するN極及びS極の間の距離)で
    互いに平行に配され、これら第1及び第2の主
    電流通路が互いに直列に接続されて、この接続
    点に第1の出力端子が設けられると共に、前記
    第1及び第2の主電流通路の前記接続点とは反
    対側の端部に夫々電流供給端子が設けられてい
    る第1の素子部と、 (b) 磁界の方向に依つて電気抵抗が変化する強磁
    性体から成り且つ前記第1及び第2の主電流通
    路とは直角方向の第3及び第4の主電流通路が
    同一平面上に前記所定の間隔lで互いに平行に
    配され、これら第3及び第4の主電流通路が互
    いに直列に接続されて、この接続点に第2の出
    力端子が設けられると共に、前記第3及び第4
    の主電流通路の前記接続点とは反対側の端部に
    夫々電流供給端子が設けられている第2の素子
    部と、 を夫々具備し、前記第1の素子部の前記第1及び
    第2の主電流通路が前記着磁体から等距離でその
    近傍に配されると共に、前記第1及び第2の素子
    部が互いに近接して配されて前記第1の出力端子
    と前記第2の出力端子との間から出力電圧が取り
    出されるように構成された磁電変換素子。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55130186A (en) * 1979-03-30 1980-10-08 Sony Corp Magnetoelectric transducer
JPS5726862B2 (ja) * 1979-06-15 1982-06-07

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JPS55130186A (en) * 1979-03-30 1980-10-08 Sony Corp Magnetoelectric transducer
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