JP2005069744A - 磁気検出素子 - Google Patents

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喜代志 仲秋
Jun Morita
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Abstract

【課題】
軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けない磁気検出素子を提供すること。
【解決手段】
磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを基板の上面に設けた一方の磁気検出素子と、前記他方の第1素子と第2素子とを補助基板の下面に設けた他方の磁気検出素子とを形成し、前記一方の磁気検出素子の第1素子と第2素子に前記他方の磁気検出素子の第2素子と第1素子をそれぞれ基板の厚さ方向に重ね合わせて構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、歯車などの軸に取り付けた磁石が回転することによる磁束の変化を検出して回転又は流量を計測したり、磁石が直線運動することによる磁束の変化を検出したりするときに用いられる磁気検出素子に関するものである。
従来より、回転計や流量計では、歯車などの軸に磁石を取り付け、この磁石が回転することによる磁束の変化を磁気検出素子にて検出して回転又は流量を計測する方法が用いられてきた。図6は、従来の磁気検出素子12の構成を示したものであり、この図6において磁気検出素子12は、基板17の上に、第1素子13と第2素子16とを2個1対とし、第1素子14と第2素子15を2個1対とする2組の磁気抵抗素子を配置する。これらのうち対角線の位置にある第1素子13と第1素子14は、磁束方向に対する感度が同一で、他の対角線の位置にある第2素子15と第2素子16が磁束方向に対する感度が90°ずれて配置されている。すなわち、磁束方向が図中の点線方向Bであって、第1素子13と第1素子14が最大感度を持つように磁束に対して垂直に配置されているものとすると、第2素子15と第2素子16が磁束方向に感度を持たないように平行に配置されている。そして、検出素子としての第1素子13とリファレンス素子としての第2素子16を一方の対となるように直列に接続し、また同様に、第1素子14と第2素子15を他方の対となるように直列に接続し、これらをブリッジ接続することにより磁石11のN極とS極の磁界方向の切り替わりによる抵抗値の変化を電圧値に変換して検出するものである。この図6に示すような磁気検出素子12の例として、特許文献1に示すものがある。
特開平07−038174号公報
一般に、磁石11を回転させる機構を持った回転計や流量計においては、軸受けの機械精度の制約から磁石表面と磁気検出素子との位置関係を一定に保つことが難しい。例えば、図7(a)の磁気検出素子12と磁石11の表面とのギャップG0の関係が望ましい位置関係であるとすると、図7(b)のように平行度がずれてしまったり、図7(c)のようにギャップG1が標準状態G0よりも長くなってしまったりする。このような機械精度の問題は、2組の素子が基板の同一平面上に形成されていることにより、磁気検出素子12のそれぞれの組の素子に加わる磁力線の角度や密度が異なってしまうという状態が生じ、その結果、電圧値に変換した波形から生成した矩形波のlow期間44とhigh期間45の比率が変化してしまい、計測精度を悪化させる要因となっていた。
具体的には、一方の組の出力波形が図8(a)の実線のように変化するのに対して、他方の組の出力波形が同図(b)の点線のように変化することで、これらの差動出力波形が同図(c)のようになり、low期間44とhigh期間45のデューティ比が変化してしまっていた(図3の従来品)。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けない磁気検出素子を形成し、計測精度を向上させることを目的としたものである。
請求項1記載の発明は、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記第1素子と第2素子とがそれぞれ基板の厚さ方向に重なるように構成したことを特徴とする磁気検出素子である。
請求項2記載の発明は、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを基板の上面に設けた一方の磁気検出素子と、前記他方の第1素子と第2素子とを補助基板の下面に設けた他方の磁気検出素子とを形成し、前記一方の磁気検出素子の第1素子と第2素子に前記他方の磁気検出素子の第2素子と第1素子をそれぞれ基板の厚さ方向に重ね合わせたことを特徴とする磁気検出素子である。
請求項3記載の発明は、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを基板の上面に設けた一方の磁気検出素子を形成し、この一方の磁気検出素子の第1素子と第2素子の上面に絶縁層を形成し、前記一方の第1素子及び第2素子、並びに、他方の第2素子及び第1素子がそれぞれ基板の厚さ方向に重なるようにして、前記他方の第1素子と第2素子とを前記絶縁層の上に形成して構成したことを特徴とする磁気検出素子である。
請求項4記載の発明は、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを前記基板の一方の面に設けて一方の磁気検出素子を形成し、前記一方の第1素子及び第2素子、並びに、他方の第2素子及び第1素子がそれぞれ基板の厚さ方向に重なるようにして、前記他方の第1素子と第2素子を前記基板の他方の面に設けて他方の磁気検出素子を形成したことを特徴とする磁気検出素子である。
請求項5記載の発明は、各組の第1素子と第2素子は、基板の同一面上に互いに並んで設けられたことを特徴とする請求項1記載の磁気検出素子である。
請求項6記載の発明は、各組の第1素子と第2素子は、互いに基板の厚さ方向に重ねて設けられたことを特徴とする請求項1記載の磁気検出素子である。
請求項7記載の発明は、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記第1素子と第2素子との2個を1対とした2組を第1素子同士及び第2素子同士が互いに対角線に配置されるように基板上に形成し、この2組の上面に絶縁層を形成し、この絶縁層の上に前記第1素子と磁力線に対する感度方向が45°異なる第3素子と前記第2素子と磁力線に対する感度方向が45°異なる第4素子とを一対とした2組を基板の厚さ方向に重なるように形成したことを特徴とする磁気検出素子である。
請求項8記載の発明は、第1素子、第2素子、第3素子及び第4素子はそれぞれ、素子の形状を正方形で形成し、磁力線に対する感度方向が正方形の辺と平行となるように構成したことを特徴とする請求項7記載の磁気検出素子である。
請求項9記載の発明は、第1素子、第2素子、第3素子及び第4素子はそれぞれ、素子の形状を正方形で形成し、磁力線に対する感度方向が正方形の対角線と平行となるように構成したことを特徴とする請求項7記載の磁気検出素子である。
請求項10記載の発明は、第1素子及び第2素子はそれぞれ、素子の形状を正方形で形成し、磁力線に対する感度方向が正方形の辺と平行となるように構成し、また、第3素子及び第4素子はそれぞれ、素子の形状を正方形で形成し、磁力線に対する感度方向が正方形の対角線と平行となるように構成したことを特徴とする請求項7記載の磁気検出素子である。
請求項1記載の発明によれば、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記第1素子と第2素子とがそれぞれ基板の厚さ方向に重なるように構成したので、重ねることによって2次元的に同じ位置に配置された2つの素子は、磁石からの磁力線が同一の角度と密度となり、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けない磁気検出素子を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを基板の上面に設けた一方の磁気検出素子と、前記他方の第1素子と第2素子とを補助基板の下面に設けた他方の磁気検出素子とを形成し、前記一方の磁気検出素子の第1素子と第2素子に前記他方の磁気検出素子の第2素子と第1素子をそれぞれ基板の厚さ方向に重ね合わせたので、一方の磁気検出素子と他方の磁気検出素子とを厚さ方向に重ねることによって2次元的に同じ位置に配置された2つの素子は、磁石からの磁力線が同一の角度と密度となり、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けない磁気検出素子を得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを基板の上面に設けた一方の磁気検出素子を形成し、この一方の磁気検出素子の第1素子と第2素子の上面に絶縁層を形成し、前記一方の第1素子及び第2素子、並びに、他方の第2素子及び第1素子がそれぞれ基板の厚さ方向に重なるようにして、前記他方の第1素子と第2素子とを前記絶縁層の上に形成して構成したので、絶縁層を介して厚さ方向に重ねることによって2次元的に同じ位置に配置された2つの素子は、磁石からの磁力線が同一の角度と密度となり、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けない磁気検出素子を得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを前記基板の一方の面に設けて一方の磁気検出素子を形成し、前記一方の第1素子及び第2素子、並びに、他方の第2素子及び第1素子がそれぞれ基板の厚さ方向に重なるようにして、前記他方の第1素子と第2素子を前記基板の他方の面に設けて他方の磁気検出素子を形成したので、上面と下面で厚さ方向に重ねることによって2次元的に同じ位置に配置された2つの素子は、磁石からの磁力線が同一の角度と密度となり、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けない磁気検出素子を得ることができる。
請求項5記載の発明によれば、各組の第1素子と第2素子は、基板の同一面上に互いに並んで設けたので、同一面上の素子は互いに感度方向が異なり、かつ、厚さ方向に重なった素子も感度方向が異なるように構成されるため、2次元的に同じ位置に配置された2つの素子は、磁石からの磁力線が同一の角度と密度となり、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けない磁気検出素子を得ることができる。
請求項6記載の発明によれば、各組の第1素子と第2素子は、互いに基板の厚さ方向に重ねて設けたので、厚さ方向に重ねることによって2次元的に同じ位置に配置された2つの素子は、磁石からの磁力線が同一の角度と密度となり、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けない磁気検出素子を得ることができる。
請求項7、8、9及び10記載の発明によれば、第1素子と第2素子で形成した層の上に、絶縁層を介して前記第1素子と磁力線に対する感度方向が45°異なる第3素子と前記第2素子と磁力線に対する感度方向が45°異なる第4素子とで形成した層を形成したので、第1素子と第2素子とで構成するブリッジ回路で生成する波形と、第3素子と第4素子とで構成するブリッジ回路で生成する波形とでは、位相差が変化することがなく、安定した波形を得ることができるため、磁気の方向の検出を正確に行うことができる。
本発明は、磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記第1素子と第2素子とがそれぞれ基板の厚さ方向に重なるように構成することで、2次元的に同じ位置に配置された2つの素子は、磁石からの磁力線が同一の角度と密度となり、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けない磁気検出素子を得ることを目的としたものであり、詳しくは、以下の実施例を用いて説明する。
図1は、本発明による磁気検出素子20の構成を示した斜視図であり、この図1を用いて説明する。図1(a)に示すものは、一方の磁気検出素子18であり、この一方の磁気検出素子18は、図中における0.3〜1.0mmの厚さの補助基板21の下面に、図の点線方向の磁力線Bに最大感度を持つ検出素子としての第1素子22と、第1素子22と磁力線に対する最大感度の方向が90°異なるリファレンス素子としての第2素子23とが2個1対として設けてある。ここで、第1素子22と第2素子23は、どちらも強磁性体磁気抵抗薄膜による多数の短冊部の直列接続で構成されており、第1素子22と第2素子23とでは短冊部の方向が90°異なる点以外は共通の構成である。第1素子22の一方端には電極24が接続され、第1素子22の他方端と第2素子23の一方端の接続点には共通の電極25が接続され、第2素子23の他方端には電極26が接続されている。また、この一方の磁気検出素子18の第1素子22と第2素子23を設けた側の面には、電極24、25、26を除いた部分に薄く絶縁コーティングが施される。なお、一方の磁気検出素子18の下面に設けた第1素子22と第2素子23、及び、電極24、25、26は、図面の角度からは本来見えない角度であるが、図面を分かり易くするため実線で記載した。
図1(b)に示すものは、他方の磁気検出素子19であり、この他方の磁気検出素子19には、図中における基板27の上側の面に、前記第1素子22の感度方向と同様に図の点線方向の磁力線Bに最大感度を持つ第1素子28と、この第1素子28と磁力線に対する最大感度の方向が90°異なる第2素子29とが2個1対として設けてある。ここで、一方の磁気検出素子18の下面と他方の磁気検出素子19の上面を合わせたときに、一方の組の第2素子23の位置に他方の組の第1素子28が重なるように設けてあり、また、一方の組の第1素子22の位置に他方の組の第2素子29が重なるように設けてある。第2素子29の一方端には電極30が接続され、第2素子29の他方端と第1素子28の一方端の接続点には共通の電極31が接続され、第1素子28の他方端には電極32が接続されている。また、一方の磁気検出素子18の下面と他方の磁気検出素子19の上面を合わせたときに、電極24、25、26と重なるそれぞれの位置に、電極33、34、35が設けてあり、この電極33、34、35には、電極36、37、38が接続されている。なお、この他方の磁気検出素子19の第1素子28と第2素子29を設けた側の面には、電極部分を除いて薄く絶縁コーティングが施される。
このように構成した図1(a)に示す一方の磁気検出素子18と図1(b)に示す他方の磁気検出素子19とを、一方の組の第2素子23と他方の組の第1素子28が重なり、一方の組の第1素子22と他方の組の第2素子29が重なるようにして接合することにより、図1(c)に示すような、磁力線に対する感度方向が90°異なる2つの素子同士が厚さ方向に重なった磁気検出素子20を構成する。
次に、本発明による磁気検出素子20の作用を図面に基づいて説明する。
図2は、図1(c)に示す磁気検出素子20を実際に使用する場合の回路構成を示した図である。この図2において、磁気検出素子20の電極36と電極30の接続点をVcc入力端子41に接続する。同様に、電極38と電極32の接続点をGND端子42に接続する。電極37は、比較回路39の+入力に接続され、電極31は、比較回路39の−入力に接続され、また、比較回路39の+入力と出力端子43との間には、抵抗40が接続されている。このような接続状態において、比較回路39にはVccが供給され、比較結果を出力端子43から出力する構成となっている。図2の回路図からも分かるように、一方の組の第1素子22と第2素子23、他方の組の第1素子28と第2素子29はホイートストーンブリッジ型に接続されており、このブリッジ部分に磁力線を受けることによって各素子の抵抗値が変化して、比較回路39から出力される電圧値が変化する。
さらに図2の回路の作用について詳しく説明する。図2の回路図において、一方の組の検出素子である第1素子22とリファレンス素子である第2素子23の接続点に設けた電極37における電圧は比較回路39の+入力に入力され、他方の組における第1素子28と第2素子29の接続点に設けた電極31における電圧は比較回路39の−入力に入力される。ここで、電極37における電圧と、電極31における出力電圧は、磁石11の回転に伴って、図8(a)(b)に示すようなサイン波形となる。
図1(a)に示す点線Bと同じ方向から磁力線を受けると、ブリッジ接続において対角線に配置した一方の第1素子22、及び、他方の第1素子28の抵抗値が変化するため、電極37における電圧と電極31における電圧は、一方が増加し他方が減少する。ここで、磁石11が90°回転すると、一方の第1素子22、及び、他方の第1素子28は、磁力線に対して感度を持たない方向となるため抵抗値が減少し、一方の第2素子23、及び、他方の第2素子29は、磁力線に対して最大感度を持つ方向となるため抵抗値が増加し、これによって、90°回転前とは逆に、電極37における電圧と電極31における電圧は、一方が減少し他方が増加する。このように、電極37における電圧と電極31における電圧は、それぞれ、磁石11が90°回転する毎に最大値と最小値が入れ替わる波形であり、これは図8(a)(b)に示すように、互いに位相関係が180°ずれているサイン波のような波形となる。この2つの信号を比較回路39から見るときは差動的に受け取るため、180°位相が異なる同一振幅の2つの波形は、図8(c)に示すような2倍の振幅を持つサイン波のように処理される。このような2つの信号を差動的にとらえることによって生成された波形に基づいて、比較回路39において、図8(d)に示すような矩形波が生成される。本発明の磁気検出素子20は、この矩形波を用いて磁石の回転の計測や磁石の位置の検出等を行うときに利用される。なお、上記のような矩形波におけるlow期間44とhigh期間45の時間の比率をデューティ比と呼ぶ。
ここで、図3に示すグラフは、図6に示す磁気検出素子12と図1に示す本発明の磁気検出素子20について、それぞれ図2に示す回路接続を行って、それぞれの磁気検出素子でギャップの長さを5mm〜9mmまで変化させた場合のデューティ比の変化を調べたものである。この図3からも分かるように、従来の磁気検出素子12では、ギャップの長さを5mm〜9mmまで変化させると、デューティ比は60%〜96%まで大幅に変化している。これに対して、本発明の磁気検出素子20では、ギャップの長さを5mm〜9mmまで変化させても、デューティ比は50%〜53%に留まっており、ギャップ長の変化の影響を受けていないことが分かる。
このように、従来の磁気検出素子12がギャップ長の変化の影響を大きく受けているのに対して、本発明による磁気検出素子20は、磁力線方向に感度を持つ一方の組の第1素子22と磁力線方向に感度を持たない他方の組の第2素子29が重なり、同様に、磁力線方向に感度を持たない一方の組の第2素子23と磁力線方向に感度を持つ他方の組の第1素子28が重なるように構成されており、重ねることによって2次元的に同じ位置に配置された(基板の厚さ方向に重なるようにして配置された)2つの素子は、磁石からの磁力線が同一の角度と密度となるため、磁石との平行度やギャップの間隔に左右されることがなくデューティ比は安定したものとなる。
前記実施例では、一方の組の第1素子22と第2素子23とを一方の磁気検出素子18の補助基板21の下面に設け、他方の組の第1素子28と第2素子29とを他方の磁気検出素子19の基板27の上面に設け、この一方の磁気検出素子18と他方の磁気検出素子19とを素子面を対向させて貼り合わせることによって、一方の第1素子22と他方の第2素子29、一方の第2素子23と他方の第1素子28とを重なるようにすることで磁気検出素子20を構成したが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、一方の磁気検出素子18と他方の磁気検出素子19とを重ね合わせる替わりに、図4(a)に示すように、他方の組の第1素子28と第2素子29とが形成された他方の磁気検出素子19の同一の基板上に極薄い絶縁層46を形成し、この絶縁層46の上に、他方の第2素子29と重なる位置に一方の第1素子22を形成し、他方の第1素子28と重なる位置に一方の第2素子23を形成するようにしてもよい。この場合、絶縁層46は、酸化膜を蒸着などの手段によって他方の磁気検出素子19の上に形成し、この絶縁層46の上に一方の組の第1素子22及び第2素子23を形成するようにする。このようにして形成した図4(b)に示す磁気検出素子47は、前記実施例による磁気検出素子20と同様に、重ねることによって2次元的に同じ位置に配置された2つの素子に対する磁石からの磁力線は同一の角度と密度となるため、磁石との平行度やギャップの間隔に左右されることがなくデューティ比は安定したものとなる。
また、図5に示すように、他方の組の第1素子28と第2素子29とを基板の上面に形成し、その裏面に、他方の第2素子29の下に重なる位置に一方の組の第1素子22を形成し、他方の第1素子28の下に重なる位置に一方の組の第2素子23を形成する。このようにして形成した磁気検出素子48は、磁気検出素子20、磁気検出素子47に比べて、基板の厚さの分だけ素子の間隔が広くなっているが、実際の基板の厚さは0.3mm〜1.0mmと非常に薄いものであるため、図6に示す従来の磁気検出素子12に比べれば、磁石からの磁力線が略同一の角度と密度となり、2次元的に同じ位置に配置された2つの素子は、磁石との平行度やギャップの間隔に左右されることがなくデューティ比は安定したものとなる。
前記実施例では、第1素子22と第2素子23を隣接して同一層に配置したものを一方の組とし、第1素子28と第2素子29を隣接して同一層に配置したものを他方の組となるようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。本発明では、磁力線に対する感度方向が90°異なる2つの素子が2次元的に同じ位置に配置されることが重要であり、これを満たす配置であれば、例えば、上下に配置した第1素子22と第1素子28を一方の組とし、同様に、上下に配置した第2素子23と第2素子29を他方の組とするように電極と配線をしても、同様の効果を持つ磁気検出素子を得ることができる。
また、磁力線に対する感度方向が同じ第1素子22と第1素子28を同一層に配置し、同様に、第2素子23と第2素子29を同一層に配置し、これらの2つの層を厚さ方向に重ね合わせるような構成であっても、同様の効果を持つ磁気検出素子を得ることができる。
前記実施例では、2個1対とする2組の素子は、磁力線に対する感度方向が同一の第1素子22と第1素子28と、磁力線に対する感度方向が90°異なる第2素子23と第3素子29とで構成し、これらの素子は全て同一面積であるように構成したが、本発明はこれに限られるものではない。磁気抵抗素子は、太くて長い素子と細くて短い素子とが同一の抵抗値となるように構成することも可能であるため、互いに同一の抵抗値であるが磁力線を感知するための面積が異なる素子を形成して、感度を変えた素子をそれぞれの層に配置して必要な波形だけを取り出すような構成にしてもよい。この場合、面積の大きな素子を磁気検出用抵抗とし、面積の小さな素子をリファレンス用抵抗として用いるようにしてもよい。
また、前記実施例では、第1素子と第2素子の磁力線に対する感度方向を90°異ならせて構成したが、必ずしも90°である必要はなく、45°など適宜の角度とすることもできる。
前記実施例1、2及び3では、磁気検出素子は、磁力線方向に感度を持つ一方の組の第1素子と磁力線方向に感度を持たない他方の組の第2素子が基板の厚さ方向に重なり、同様に、磁力線方向に感度を持たない一方の組の第2素子と磁力線方向に感度を持つ他方の組の第1素子が基板の厚さ方向に重なるように構成し、この磁気検出素子を用いて図2に示すようなブリッジ回路を構成することにより、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきによってもデューティ精度が悪化せず、常にディーティ比の安定した磁気検出素子を構成したが、本発明はこれに限られるものではない。前記の例ではディーティ比を安定させるための構成として説明したが、この他にも、磁気の方向を検出する機能を実現するにあたって、A相(sin波)及びA層と90°位相差を持つB相(cos波)の2つの波形を使用するが、このA相及びB相の位相関係が軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けず、常に位相差が変化しない磁気検出素子を構成することもできる。
図9(a)は、本発明の第4実施例としての磁気検出素子59の組立て前の構成を示す斜視図であり、図9(b)は、組立て後の磁気検出素子59を示す斜視図である。この図9(a)において、基板57の上には、磁力線に対する感度方向が同一の一方の第1素子49及び他方の第1素子50と、前記第1素子49、50と感度方向が90°異なる一方の第2素子51及び他方の第2素子52とが、対角線上にそれぞれ第1素子同士及び第2素子同士となるように配置して設けられている。この基板57の上に設けられた4つの素子49、50、51、52の上には、これらの素子を覆うように絶縁層58が設けられ、この絶縁層の上からさらに、磁力線に対する感度方向が同一の一方の第3素子53及び他方の第3素子54と、前記第3素子53、54と感度方向が90°異なる一方の第4素子55及び他方の第4素子56とが、対角線上にそれぞれ第3素子同士及び第4素子同士となるようにし、かつ、前記第1素子49、50及び第2素子51、52の磁力線に対する感度方向と45°ずつずれるように配置して設けられている。このようにして磁気検出素子59が構成され、図9(b)に示すように、前記第1素子49、50及び第2素子51、52からなる層と、前記第3素子53、54及び前記第4素子55、56からなる層とが中心を同じにして45°ずれた状態で形成されている。
前記磁気検出素子59を使用する際の回路構成を図10に基づいて説明する。図10(a)は、前記第1素子49、50及び第2素子51、52を用いてブリッジ回路を構成する場合の回路図を示したもので、前記実施例1で説明した図2に示すブリッジ回路と同様の構成である。このような構成において、ブリッジの一方端からA相の波形を得て、他方端からA´相の波形を得る。同様に、図10(b)は、前記第3素子53、54及び前記第4素子55、56を用いてブリッジ回路を構成する場合の回路図を示したもので、このような構成において、ブリッジの一方端からB相の波形を得て、他方端からB´相の波形を得る。
図10(a)に示すブリッジ回路、及び、図10(b)に示すブリッジ回路は、それぞれ磁束の変化を検出して回転又は流量を計測することが可能であるが、これらを組み合わせることによって、軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきに影響を受けず、常に位相差が変化しない磁気検出素子を構成することができる。前記磁気検出素子59は、第1素子49、50及び第2素子51、52からなる層と第3素子53、54及び前記第4素子55、56からなる層とが基板の厚さ方向に重なっており、この状態でそれぞれブリッジ回路を構成すると、図10(c)に示すように、2つのブリッジ回路の各素子が重なった状態となり、この状態で得られるA相の波形とB相の波形、及び、A´相の波形とB´相の波形は、磁石との位置関係のばらつきに影響を受けず、常に位相差が変化しない。この位相差の安定したA相の波形とB相の波形、又は、A´相の波形とB´相の波形を用いることで、磁石の回転方向や移動方向を正確に判別することができる。
ここで、図10(c)に示す2つのブリッジ回路における各素子の構成の具体例としては、次のようなものが挙げられる。1つ目としては、図11(a−1)のように正方形方の素子を均等に配置した配置パターン60と、図11(a−2)のように前記配置パターン60を45°回転させた配置パターン61とを基板の厚さ方向に重ね合わせることで、図11(a−3)に示すような構成の磁気検出素子62を構成することができる。また、2つ目としては、図11(b−1)と図11(b−2)のように、占領する面積は同一であるが、素子の磁力線に対する感度方向が45°ずつずれて構成された配置パターン63と配置パターン64とを重ね合わせることによって、図11(b−3)に示すような構成の磁気検出素子65を構成することができる。
前記実施例では、磁気検出素子20を用いて歯車などの軸に取り付けた磁石が回転することによる磁束の変化を検出して回転又は流量を計測する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、磁石が直線運動することによる磁束の変化を検出して、磁石の位置検出として用いるようにしてもよい。
本発明による磁気検出素子20の構成を示した斜視図である。 本発明による磁気検出素子20を実際に使用する場合の回路構成を示した回路図である。 本発明による磁気検出素子20と従来の磁気検出素子12とを用いて、磁石とのギャップの長さを5mm〜9mmまで変化させた場合のデューティ比の変化を調べた特性図である。 本発明の他の実施例としての磁気検出素子47を示した斜視図である。 本発明の他の実施例としての磁気検出素子48を示した斜視図である。 従来の磁気検出素子を示した斜視図である。 軸受けなどの機構的制約から生じる磁石との位置関係のばらつきの例を示した模式図であり、(a)を標準状態とすると、(b)は、平行度が悪い状態を示したもので、(c)は、ギャップが長い状態を示したものである。 図2の回路構成を用いた場合の各部の波形を示した波形図である。 本発明の他の実施例としての磁気検出素子59を示した斜視図である。 図9における磁気検出素子59を実際に使用する場合の回路構成を示した回路図である。 図9における磁気検出素子59に用いられる各素子の構成を説明した模式図である。
符号の説明
11…磁石、12…磁気検出素子、13…第1素子、14…第2素子、15…第1素子、16…第2素子、17…基板、18…一方の磁気検出素子、19…他方の磁気検出素子、20…磁気検出素子、21…補助基板、22…第1素子、23…第2素子、24〜26…電極、27…基板、28…第1素子、29…第2素子、30…〜38…電極、39…比較回路、40…抵抗、41…Vcc入力端子、42…GND端子、43…出力端子、44…low期間、45…high期間、46…絶縁層、47…磁気検出素子、48…磁気検出素子、49…第1素子、50…第1素子、51…第2素子、52…第2素子、53…第3素子、54…第3素子、55…第4素子、56…第4素子、57…基板、58…絶縁層、59…磁気検出素子、60〜65…配置パターン。

Claims (10)

  1. 磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記第1素子と第2素子とがそれぞれ基板の厚さ方向に重なるように構成したことを特徴とする磁気検出素子。
  2. 磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを基板の上面に設けた一方の磁気検出素子と、前記他方の第1素子と第2素子とを補助基板の下面に設けた他方の磁気検出素子とを形成し、前記一方の磁気検出素子の第1素子と第2素子に前記他方の磁気検出素子の第2素子と第1素子をそれぞれ基板の厚さ方向に重ね合わせたことを特徴とする磁気検出素子。
  3. 磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを基板の上面に設けた一方の磁気検出素子を形成し、この一方の磁気検出素子の第1素子と第2素子の上面に絶縁層を形成し、前記一方の第1素子及び第2素子、並びに、他方の第2素子及び第1素子がそれぞれ基板の厚さ方向に重なるようにして、前記他方の第1素子と第2素子とを前記絶縁層の上に形成して構成したことを特徴とする磁気検出素子。
  4. 磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記一方の第1素子と第2素子とを前記基板の一方の面に設けて一方の磁気検出素子を形成し、前記一方の第1素子及び第2素子、並びに、他方の第2素子及び第1素子がそれぞれ基板の厚さ方向に重なるようにして、前記他方の第1素子と第2素子を前記基板の他方の面に設けて他方の磁気検出素子を形成したことを特徴とする磁気検出素子。
  5. 各組の第1素子と第2素子は、基板の同一面上に互いに並んで設けられたことを特徴とする請求項1記載の磁気検出素子。
  6. 各組の第1素子と第2素子は、互いに基板の厚さ方向に重ねて設けられたことを特徴とする請求項1記載の磁気検出素子。
  7. 磁力線により抵抗値の変化する磁気抵抗素子であって、磁力線に対する感度方向が互いに異なる第1素子と第2素子との2個を1対として2組を基板に形成してなる磁気検出素子において、前記第1素子と第2素子との2個を1対とした2組を第1素子同士及び第2素子同士が互いに対角線に配置されるように基板上に形成し、さらに、この2組の上面に絶縁層を形成し、この絶縁層の上に前記第1素子と磁力線に対する感度方向が45°異なる第3素子と前記第2素子と磁力線に対する感度方向が45°異なる第4素子とを一対とした2組を基板の厚さ方向に重なるように形成したことを特徴とする磁気検出素子。
  8. 第1素子、第2素子、第3素子及び第4素子はそれぞれ、素子の形状を正方形で形成し、磁力線に対する感度方向が正方形の辺と平行となるように構成したことを特徴とする請求項7記載の磁気検出素子。
  9. 第1素子、第2素子、第3素子及び第4素子はそれぞれ、素子の形状を正方形で形成し、磁力線に対する感度方向が正方形の対角線と平行となるように構成したことを特徴とする請求項7記載の磁気検出素子。
  10. 第1素子及び第2素子はそれぞれ、素子の形状を正方形で形成し、磁力線に対する感度方向が正方形の辺と平行となるように構成し、また、第3素子及び第4素子はそれぞれ、素子の形状を正方形で形成し、磁力線に対する感度方向が正方形の対角線と平行となるように構成したことを特徴とする請求項7記載の磁気検出素子。
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