JP2767281B2 - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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JP2767281B2
JP2767281B2 JP1124133A JP12413389A JP2767281B2 JP 2767281 B2 JP2767281 B2 JP 2767281B2 JP 1124133 A JP1124133 A JP 1124133A JP 12413389 A JP12413389 A JP 12413389A JP 2767281 B2 JP2767281 B2 JP 2767281B2
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時雄 関口
操 市川
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【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は磁気センサに係り、特に電動機等の回転子の
位置又は速度等の検出に使用される磁気エンコーダに利
用される磁気センサに関するものである。
[従来の技術] 第3図は従来より実施されている磁気エンコーダの概
念を示すもので、(a)は回転軸1に固着された磁気ド
ラム2と該磁気ドラム2の外周と空隙を介して対向配設
された磁気センサ3との関係を示す斜視図、(b)は磁
気ドラム2の磁気記録と磁気センサ3に設けられた複数
のMR素子R1〜R4の夫々の配設ピッチの関係を示す展開
図、(c)は磁気センサ3の4個のMR素子R1〜R4をブリ
ッジに組み磁気ドラム2の回転を検出する電気回路であ
る。
第3図に示した磁気エンコーダの動作概要を第4図
(a)により説明する。
第4図(a)において(イ)MRはMR素子の入力磁界H
と抵抗Rとの関係を示す特性曲線、(ロ)MHは磁気ドラ
ム2の磁界Hの変化を示す曲線でsinθに比例するもの
とする、MHの変化によりMRの抵抗変化は、(ハ)R1,R2
のようになり、第3図(c)に示した電気回路において
出力端子aの電圧は(ニ)のような曲線で表され、磁気
ドラムの磁気記録の周期の2倍の周期で変化する電圧が
出力し、この出力電圧の周期の逆数が磁気ドラムの回転
速度に比例するので、磁気ドラムを固着した回転軸の速
度を検出できる。
[発明が解決しようとする課題] ところが第4図(a)に示した磁気エンコーダの出力
電圧は理論的にはMR素子に作用する磁界がsinに比例す
るものであると、同じようにsinとなるはずであるが、
種々の原因により正しいsinとはならず多くの高調波を
含んだ歪波形となっている。
この歪波形を発生させる原因の一つとしてMR素子に作
用する磁界がsinでなく高調波を含んでいることによる
もので、特に第3高調波の影響が大きく第4図(b)に
示すような関係で、基本波V1に第3高調波V3が重畳しV0
のような波形をとなっている。
又第2の原因として磁気エンコーダは多くの実施例に
おいて電動機、特に永久磁石を界磁に使用したサーボモ
ータに直結して使用される場合が多く、サーボモータの
永久磁石からの漏れ磁界が、磁気センサのMR素子に体し
バイアス磁界として作用する。
即ち磁気エンコーダの磁気ドラムの磁気記録のピッチ
は極めて細かいのに対し、サーボモータの永久磁石の磁
界のピッチは大きいので漏れ磁界の極性は実質的に一方
の極性のみである見て良くバイアス磁界として作用する
ものと考えられる。
其の結果第4図(c)に示すように(イ)MR素子の抵
抗特性に対し(ロ)の作用磁界Hが、磁気ドラムの磁界
MHの上に+方向のバイアス磁界Hbが加えられるので、中
心に対し+−で非対称となるからMR素子R1,R2の抵抗変
化が(ハ)のように1サイクル毎に振幅の大小が繰返し
出現するようになり、出力電圧(ニ)も振幅の変化が大
小が繰返し出現し、しかも波形のピッチが磁気記録のピ
ッチに対し+−の変化を生ずる。
そこで本発明者は第1の歪波形の原因である第3高調
波による問題を解決する手段を発明し、特願昭62−2103
39号に開示し、又第2の原因を解決できる作用を備えた
MR素子の配列を発明し、特願平1−051891号に夫々開示
した。
前記の先願は夫々単独の原因については解決できる
が、両方の原因が同時に作用する場合は両方を同時に解
決できないという問題が残されていた。
本発明は磁界の第3高調波による波形歪と、外部より
作用する直流磁界による波形歪の両方を低減できる磁気
センサを得るのを目的とする。
(2)発明の構成 [課題を解決するための手段] 本発明においては磁気センサを構成するMR素子の配置
を、磁気センサと対向して配設されて磁気エンコーダを
構成する移動体(磁気ドラム)に設けられた磁気記録の
配設ピッチ2πに対し、1/9のピッチで3個のMR単素子
を1回半折り返しの形に接続した単位のMR素子を、前記
磁気記録の配設ピッチ2πの1/2のピッチで複数個を順
次配列し、前記単位のMR素子の端から1番目と3番目と
を直列に接続し、1番目の一端を6番目の端子に、3番
目の一端を1番目の端子に夫々接続し、2番目と4番目
とを直列に接続し、2番目の一端を1番目の端子に、4
番目の一端を2番目の端子に夫々接続し、5番目と7番
目とを直列に接続し、5番目の一端を3番目の端子に7
番目の一端を4番目の端子に夫々接続し、6番目と8番
目とを直列に接続し、6番目の一端を4番目の端子に、
8番目の一端を5番目の端子に夫々接続する構成により
達成する。
[作用] 本発明になる磁気センサにおけるMR素子の配置は、3
個のMR単素子を磁気記録の配設ピッチ2πの1/9ピッチ
で1回半折り返しの形に接続した単位のMR素子が先願の
特願昭62−210339号で開示したように磁界の第3高調波
成分の影響を打ち消すように作用し、前記単位のMR素子
を磁気記録の配設ピッチ2πの1/2ピッチで順次配列
し、1個飛びの間隔で直列に接続した構成であるから、
直列に接続された2個の単位のMR素子は夫々1ピッチ離
れた位置の磁界の作用を受けることになるので、両者に
作用する磁気記録の磁界の極性が反対となり、外部の直
流磁界に因る磁界の作用が+−で打ち消され、外部直流
磁界に因る波形歪の原因を除くことができるから、第3
高調波及び外部直流磁界の影響を共に減少させる作用が
ある。
[実施例] 第1図は本発明を実施した磁気センサのMR素子の配置
を示した平面図(a)と、磁気記録との関係を示した展
開図(b)と、単位MR素子の詳細図(c)と、電気回路
図(d)である。
(a)図においてガラス等の絶縁基板5の上にパーマ
ロイ等の磁気異方性を有する磁性体の薄膜で形成した単
位のMR素子R11〜R42を一定ピッチで配設し、各単位のMR
素子と外部接続端子6−1〜6−6との間を導体4で接
続し構成してある。単位のMR素子は(c)の詳細図に示
すように3個のMR単素子R0を、磁気記録の配設ピッチ2
πの1/9のピッチで配設し1回半折り返しの形と成るよ
うに接続して形成してあり、この単位のMR素子を(b)
図に示す展開図のように磁気記録のピッチ2πの1/2の
ピッチで順次配列し、各単位のMR素子にR11〜R42と符号
を付け、R11とR12とを直列に接続してR11の一端を端子
6−1に、R12の一端を端子6−6に夫々接続し、R31
R32とを直列に接続してR31の一端を端子6−1に、R32
の一端を端子6−2に夫々接続し、R41とR42とを直列に
接続し、R41の一端を端子6−3に、R42の一端を端子6
−4に夫々接続し、R22とR21とを直列に接続し、R22
一端を端子6−4に、R21の一端を端子6−5に夫々接
続してあり、各単位のMR素子R11〜R42を(d)図のよう
に接続してブリッジを形成する。
(d)図に示すブリッジの各辺を構成するR11R12直列
回路、R31R32直列回路、R41R42直列回路、及びR21R22
列回路において、夫々の2個の単位のMR素子は(b)図
の展開図に示すように対向する磁気記録の配設ピッチ2
πの1ピッチ離れて配設されているから、磁気記録の磁
界より作用する磁界の極性は反対であり、一方外部から
作用する直流磁界の極性は同じ極性であるから、各辺を
構成する2個の単位のMR素子に作用する外部直流磁界の
影響は、一方の単位ののMR素子に置いては+の影響を与
え、他方の単位のMR素子に対しては−の影響を与えるこ
とと成り、この影響の大きさは+−略同じとなるので外
部直流磁界の影響を打消すことができる。
又、(c)図に示した単位のMR素子の配置は先願の特
願昭62−210339号に開示してあるように磁気記録の配設
ピッチ2πの1/9のピッチで配設された3個のMR単素子R
0を1回半折り返しの形と成るように接続してあるの
で、3個の各MR単素子R0に作用する磁界の変化は夫々1/
9ピッチずれて作用することとなり、作用する磁界の第
3高調波分の和が零と成るから出力電圧が基本波成分の
みとなる。
従って本発明になる磁気センサは、第3高調波を除去
するようにMR単素子R0を配置した単位のMR素子を、外部
直流磁界の作用を打ち消すように2個の単位のMR素子を
直列に接続して各単位のMR素子を夫々磁気記録の1ピッ
チ離れた位置に配置して、反対の極性の磁界を受けるよ
うに構成することにより、第3高調波と外部直流磁界の
両方の影響を除去することができる。
次に第2の実施例として第2図に示すように、第1図
に示した単位のMR素子R11〜R42を配置した第1のMR素子
群と、同じ配置の第2のMR素子群を磁気記録の配設ピッ
チ2πの、1/4のピッチ離れた位置に配設することによ
り電気的に90度の位相差を有するA相とB相の出力が得
られる磁気センサを構成できる。
[発明の効果] 本発明になる磁気センサは前記のような構成であるか
ら、作用する磁気記録の磁界中に含まれる第3高調波成
分に因る波形歪と、外部直流磁界に因る波形歪とを共に
除去できる効果が有り波形歪が少ない磁気エンコーダを
構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる磁気センサの平面図(a)と、対
向する磁気記録と単位のMR素子の配置を示す展開図
(b)と、単位のMR素子の構成を示す詳細図(c)と、
電気回路図(d)であり、第2図は第2の実施例のMR素
子の配置を示す展開図、第3図は従来より実施されてい
る磁気エンコーダの概念を示す図(a)と、磁気記録と
MR素子の配置を示す展開図(b)と、電気回路図(c)
であり、第4図は第3図に示された磁気エンコーダの動
作の説明図(a)と、第3高調波の説明図(b)と、外
部直流磁界に因る波形歪の説明図(c)である。 符号の説明 1……回転軸,2……磁気ドラム,3……磁気センサ,4……
導体,5……絶縁基板,6−1〜6−6……端子,R1〜R4
…MR素子,R0……MR単素子,R11〜R82……単位のMR素子。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 43/02 G01D 5/245 G01R 33/09

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強磁性体の薄膜で形成され、其の電気抵抗
    が磁界の強さで変化する磁気抵抗効果素子(以下MR素子
    と呼ぶ)で形成された磁気センサにおいて、この磁気セ
    ンサと対向して配設されて位置検出装置(磁気エンコー
    ダ)を構成する移動体に設けられた複数個の繰返し磁気
    記録の配設ピッチ2πに対し、1/9のピッチで3個のMR
    単素子を1回半折り返しの形に接続した単位のMR素子
    を、前記磁気記録の配設ピッチ2πの1/2のピッチで複
    数個を順次配列し、前記単位のMR素子の端から1番目と
    3番目とを直列に接続し、1番目の一端を6番目の端子
    に、3番目の一端を1番目の端子に夫々接続し、2番目
    と4番目とを直列に接続し、2番目の一端を1番目の端
    子に、4番目の一端を2番目の端子に夫々接続し、5番
    目と7番目とを直列に接続し5番目の一端を3番目の端
    子に、7番目の一端を4番目の端子に夫々接続し、6番
    目と8番目とを直列に接続し、6番目の一端を4番目の
    端子に、8番目の一端を5番目の端子に夫々接続した構
    造を特徴とする磁気センサ。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載された構造の
    MR素子群2組みが、対向する磁気記録の配設ピッチ2π
    の1/4ピッチ分、移動方向に離れた位置に設けられてい
    ることを特徴とする磁気センサ。
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