JPH0341842Y2 - - Google Patents

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JPH0341842Y2
JPH0341842Y2 JP1985193947U JP19394785U JPH0341842Y2 JP H0341842 Y2 JPH0341842 Y2 JP H0341842Y2 JP 1985193947 U JP1985193947 U JP 1985193947U JP 19394785 U JP19394785 U JP 19394785U JP H0341842 Y2 JPH0341842 Y2 JP H0341842Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉄鋼更には非鉄の棒線材圧延ライン
におけるオンラインでのサンプリング装置に関す
るものである。
(従来の技術) 鉄鋼等の棒線材の製造において、製品の品質管
理は重要であり、それらは材質、キズの程度(内
質、外質)、機械的強度、寸法精度の検査管理が
主である。
近年、計測機器、電子機器の発達により、寸法
測定におけるプロフイルメーター、キズの測定に
おける渦流、超音波、X線、磁粉等の探傷機が開
発されて一部圧延ラインに組込まれて利用されて
いる。
しかしながら、圧延オンラインでは棒線材は高
温で尚かつ高速であることから、精度の良い探傷
は必ずしも満足すべきものではなかつた。
したがつて、品質管理上オフラインで検査する
方法とか、棒線材製品の一部をサンプルとして取
り出し、その検査を行うことが必ず必要となる。
コイル状の線材の製造フローを第4図に示す。
線材の素材であるビレツトを加熱炉31に入れ、
加熱し、抽出後ピンチローラー32にて圧延機3
3に導き、製品サイズに圧延後冷却装置34にて
線材を冷却し、巻取機40にて巻きとつた後、コ
イルを移載機41にてフツクコンベア42に移載
し、フツクコンベア42上で冷却した後結束機4
3にてコイルを結束し、製品として出荷する。
このような線材の製造ラインにおいてサンプル
を取り出す方法として、線材を巻取つた後、冷却
搬送されている間にフツクコンベア上等の搬送機
器上でサンプリングする方法があるが、線材がコ
イル状になつていることから、その内の一部分を
サンプルとして採取することは人手に頼るしかな
く、それも大きな労力を必要とするものである。
一方、もう1つの採取方法としては、圧延オン
ラインで、即ち圧延機で製品サイズに圧延した
後、冷却が完了し、製品となつたあと巻取機にて
巻取るまでの間でライン上からサンプリングする
方法が考えられ、特公昭57−48282号公報等によ
り開示されている。
線材の走行ラインに切断機1を設け、先端また
は後端を所要の長さだけ切断したセレクター2に
より分岐したサンプルとする手段は、確実な検査
片を得るために有効な方法である。4は本ライ
ン、5はサンプリングラインを示し、35はサン
プリング装置を示す。
このような装置においては、棒線材の先端およ
び/または後端を切断機1で切断し、このサンプ
ルをセレクターと呼ばれるライン切替装置にて、
サンプリングライン5へ導びく。
導びいたサンプルを確実に採取するために次の
ような具体策がとられる。すなわち第1の方式
は、サンプリングラインを寸分に長くとり、サン
プル材を自然に停止させてサンプリングする方式
であり、第2の方式は、サンプリングラインを極
く短かくし、そのうしろにレベルを下げて設置し
たサンプル函を配しておき、サンプル材のもつ運
動エネルギーを利用しサンプル函にとがこませ、
サンプリングする方式である。第3の方式は、サ
ンプリングラインに導びいた後すぐに切断機をつ
け、短いサンプルに切断し、サンプル函にとびこ
ませる方式である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの方法は以下に述べる大
きな実用上の問題点を有している。
即ち、線材の一工場で生産される製品サイズは
例えば19〜50mmφの広い範囲にあり、更に各サイ
ズで線材の圧延速度は、例えば19mmφの場合16
m/sec、50mmφの場合3.5m/secというように
大きく変化する。この線材からサンプルを切断
し、取り出すことから、サンプルはそれぞれ異な
つた運動エネルギー(慣性力)を有している。例
えば19mmφ、長さ2mで16m/secで動いている
サンプルを第1の方式でサンプリングラインの金
物にすべらせて摩擦のみで止めるとすると約30m
のサンプリングラインが必要である。50mmφの径
で2m長さで3.5m/secで動いているサンプルを
同様に止めるとすると約2m弱必要である。した
がつて、第1の方式ではサンプリングラインが実
用上30m以上も必要となり、その設備費は多大な
ものであつた。
更に径の大き速度の低い線材のサンプルは後端
がセレクターを抜ける前に止まつてしまい、次の
線材が本ラインを通るのを阻害し、生産上障害と
なることがあつた。また採取したサンプルの位置
が変わることから、その後の処理作業が煩雑であ
つた。
第2の方式では、サンプルはその慣性力により
勢いよくサンプル函にぶつかり、表面に疵がつ
き、変形し、サンプルの実質上機能ははたさない
問題があつた。
また、第3の方式は第2の方式と同様の問題点
の他、短いサンプルにしてしまうことから、機械
的強度試験用サンプルとしては使用できないとい
う問題があつた。
本考案はこれらの欠点を改善し、広い範囲のサ
イズの線材から、良好なサンプルを安定的にサン
プリングする装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案は、棒線材の先端および/または
後端を切断機で切断したのちサンプルを本ライン
からセレクターにより切換えてサンプリングライ
ンにみちびくサンプリング装置において、サンプ
リングラインに棒線材サンプルの速度を落すため
のブレーキング力を可変とするためバネ力を変更
可能にしたブレーキング装置とサンプリングライ
ンの末端にストツパーを設置し、更にサンプリン
グラインにサンプルの速度を保つかまたは加速す
ることでサンプルを搬送する機能をもつ手動また
はモーターの動力によつて回転可能な複数個のロ
ーラーを配したことを特徴とする棒線材のサンプ
リング装置である。
(作用、実施例) 次に、本考案の作用を図面に示す実施例に基い
て説明する。
第1図は本考案に係るサンプリング装置の構成
例を示す平面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は第1図に示すブレーキング装置6の
詳細を示す立面図である。
1は圧延ラインを走行中の線材からサンプルを
切断するための切断機である。2はセレクター、
3はガイド、3aはサンプリングラインのガイ
ド、4は線材本体を走行させる本ラインを示す。
5はサンプリングラインである。6はブレーキン
グ装置で、切断機1により線材本体から切断され
セレクター2によつてサンプリングライン5に導
かれたサンプルに適当な制動を加えるためのもの
である。
7はローラーで、サンプルを搬送するためのも
のである。8はローラー7上を走行するサンプル
が他に逸脱しないための函体である。10はレー
ルで、サンプル9の受け体である。ローラー7は
ベース7aに複数個設置されており、このベース
7aはリンク13、回動アーム14、開閉シリン
ダー11により支点15を中心にして回転し、サ
ンプル9をレール10上へ落下せしめることが可
能なように構成されている。12はストツパーで
あり、バネまたは油圧ダンパーを使用した緩衝機
構としている。函体8は内面にライナーを貼付し
た構造であることが望ましく、ローラー7は電動
駆動または手動駆動可能に構成される。
第3図に示すように、ブレーキング装置6はブ
レーキチツプ25と、それを押えるロツド24
と、そのロツド24に押し力を与えるバネ22
と、そのバネの力をかえるためのハンドル21
と、ネジ付ブロツク23、及びバネと接するピー
ス26、更にはそれらをアーム軸27を中心に回
動させて全体的に上下させるシリンダー20から
成る。
第1図に基づいて詳細に説明する。圧延中の線
材の後端のサンプルをサンプリングする場合、本
ライン4を流れている線材の後端より必要な長さ
のサンプルを切断機1にて切断する。線材の本体
は本ライン4を通つて巻取機(図示せず)にて巻
取られる。切断機1の動作後、切断機1の後に設
置されているセレクター2はサンプリングライン
5に切換えられ、サンプルはサンプリングライン
5に導びかれる。
サンプリングライン5では、ガイド3aにより
サンプルはブレーキング装置6に導びかれ、ブレ
ーキングが必要な場合はブレーキング装置6にて
サンプルは減速され、ローラー7にて搬送され、
函体8の後にあるストツパー12で緩やかに止め
られる。
函体8の中に収納されたサンプルは、開閉シリ
ンダー11にて函体8の底部を開けることにより
レール10にそつて自然落下し、回収される。
また、ブレーキング装置6が不要の場合は使用
しないことも可能で、サンプルはローラー7にて
搬送され、ストツパー12にて止められる。
第2図に示すように、函体8内に収容されたサ
ンプル9は、開閉シリンダー11とリンク13に
てライナーをはつた函体8の底部がそこについた
ローラー7ともども下方に開けられるために、レ
ール10にそつて落下し、回収される。
ローラー7は、サンプルの速度が低く、もつて
い慣性エネルギーが小さい場合には途中でサンプ
ルが停止することを回避するために手動もしくは
動力にて回転させるようにすることが好ましく、
ローラーのピツチ間隔は棒線材のサンプル長さの
1/2以下とすると搬送が良好となる。
慣性エネルギーが小さく、摩擦抵抗が大きい太
径の棒線材に対しては、ブレーキング装置6のブ
レーキチツプ25をシリンダー20で押し上げ、
棒線材のサンプル9と接触しないようにする。こ
れにより、サンプルはブレーキング装置により摩
擦抵抗を受けることなく、途中に止まることなく
搬送され、ストツパー12に緩やかに当たり、曲
がりのないサンプルの回収が可能となる。
もし更に慣性エネルギーの小さいサンプルで、
途中で止める場合は、搬送用ローラー7を駆動す
ることでサンプルを所定の位置まで搬送すること
も可能である。
慣性エネルギーが大きく摩擦抵抗が小さい細径
の棒線材に対しては、ブレーキング装置6のブレ
ーキチツプ25を棒線材サンプルと接触するよう
にセツトし、サンプルが摩擦抵抗を受けるように
して慣性エネルギーを減衰させ、ストツパー12
に緩やかに当て、曲がりのないサンプルの回収が
可能となる。
更に、慣性エネルギーと摩擦抵抗の大きさによ
り、ブレーキチツプ25の押しつけ力を、ハンド
ル21を回転してバネ力をかけることにより変化
させることも可能である。
(考案の効果) 本考案により、細径サイズから太径サイズの棒
線材のサンプルを安価な短いサンプリングライン
で安定的にサンプリングすることが可能となると
同時に、曲り、キズがなく、寸法検査、機械的強
度測定、キズ検査及び材質検査に十分供されるサ
ンプルを容易に採取することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る棒線材のサンプリング装
置の一例を示す平面図、第2図は第1図のA−A
断面図、第3図はブレーキング装置を示す図、第
4図は棒線材製造ラインを示すフロー図である。 1……切断機、2……セレクター、3,3a…
…ガイド、4……本ライン、5……サンプリング
ライン、6……ブレーキング装置、7……ローラ
ー、7a……ベース、8……函体、9……サンプ
ル、10……レール、11……開閉シリンダー、
12……ストツパー、13……リンク、14……
回動アーム、15……支点、20……シリンダ
ー、21……ハンドル、22……バネ、23……
ネジ付ブロツク、24……ロツド、25……ブレ
ーキチツプ、26……ピース、27……アーム
軸、31……加熱炉、32……ピンチローラー、
33……圧延機、34……冷却装置、35……サ
ンプリング装置、40……巻取機、41……移載
機、42……フツクコンベア、43……結束機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 棒線材の先端および/または後端を切断機で
    切断したのちサンプルを本ラインからセレクタ
    ーにより切り換えてサンプリングラインにみち
    びくサンプリング装置におて、サンプリングラ
    インに棒線材サンプルの慣性エネルギーを摩擦
    低抗で減衰させるブレーキチツプ25と、バネ
    22およびシリンダー20を介して該ブレーキ
    チツプの摩擦抵抗を可変可能にするブレーキチ
    ツプ押えのロツド24とからなるブレーキング
    装置6を配置し、また前記サンプリングライン
    の末端にサンプルを緩やかに止めるストツパー
    12を配し、さらにサンプリングラインに手動
    またはモーターの動力によつてサンプルを搬送
    する回転可能な複数個のローラー7を配し、該
    ローラー上のサンプルが走行中他に逸脱しない
    ように囲む函体8から構成したことを特徴とす
    る棒線材のサンプリング装置。 (2) ストツパーは、バネもしくは油圧ダンバーを
    使用した緩衝機構を有する実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の棒線材のサンプリング装
    置。 (3) ローラーはそのピツチ間隔が棒線材のサンプ
    ル長さの1/2以下である実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の棒線材のサンプリング装置。
JP1985193947U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0341842Y2 (ja)

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JPS62101606U JPS62101606U (ja) 1987-06-29
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JPS62101606U (ja) 1987-06-29

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