JP2002096029A - 不良品管選別装置 - Google Patents

不良品管選別装置

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JP2002096029A JP2000292356A JP2000292356A JP2002096029A JP 2002096029 A JP2002096029 A JP 2002096029A JP 2000292356 A JP2000292356 A JP 2000292356A JP 2000292356 A JP2000292356 A JP 2000292356A JP 2002096029 A JP2002096029 A JP 2002096029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内面に防錆塗装処理を施された管のうち不良
品と判断された管を内面の塗装膜を傷めることなく安
全、確実に効率よく選別位置で搬送ライン外へ運び出し
て良品の管と選別できる不良品管選別装置を得る。 【解決手段】 不良品管選別装置は、搬送ラインの選別
位置の上方に吊上移動手段A1 を備え、移動台30で吊
下げられた吊上手段40の吊上部材42を回転自在な垂
直ロッド42R と吊上レバー42L の一対とし、吊上レ
バー42L 間に不良品管Pを挾持して吊上げて移動台3
0で搬送ライン外へ運び出し自在に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋳鉄管のような
管の内面に塗布された塗装膜の測定により不良品と判断
された管を搬送経路から戻り経路へ搬送する不良品管搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダクタイル鋳鉄管(以下、鉄管と略称す
る)等については、一般に防錆処理のため鉄管内面にエ
ポキシ樹脂粉体塗装が施される。この塗装膜厚は、JI
S規格(JIS G 5528)では、0.3mm以上
とされ、最小膜厚は規定されているが最大膜厚の規定は
なく、経済的(必要最小限の塗料)な観点から最適な最
大膜厚が採用されている。従って、塗装膜厚を測定し適
正な塗装膜厚の確保が必要である。
【0003】塗装膜厚が適正か否かを測定する装置とし
ては、一般に電磁式の膜厚センサを有する膜厚計が使用
されている。この電磁式膜厚計は、強磁性の金属ロッド
にコイルを巻回したものから成り、このコイルに所定の
電流を流してロッド先端を塗装された金属体の表面に近
づけると、その表面からの距離に応じてコイルの自己イ
ンダクタンスが増減することを利用し、その変化を検出
回路において検出して皮膜の厚さを測定するものであ
る。このような測定原理を利用した膜厚計の1つとして
「一極式二点調整形電磁式膜厚計」が知られている。
【0004】この膜厚計は、一般に検査員が手に持って
被測定面に膜厚計のロッド先端を押し当てて使用するも
のである。このため、上記膜厚計は、被測定体の表面で
の測定に限定され、検査員の手が届く許容範囲内でしか
使用できない。特に、鋼管や鋳鉄管等の内面に防錆処理
として塗布されている塗装面には手が届かず、視認する
ことができない奥行き内での測定には全く対応できな
い。このため、このような管内面の塗装膜の測定に対処
できる膜厚測定方法及び装置が特開平10−30041
2号公報で提案されている。
【0005】この特許公開公報による膜厚測定方法は、
上記測定原理による膜厚センサと同様な膜厚センサを有
する膜厚計をロボットアームの先端に取り付けて管内の
奥行き方向及びこれと直交する方向に移動自在とし、膜
厚測定時には膜厚センサのロッド先端を管内の表面に直
角に押し当てロッド先端と表面との相対する位置関係の
変化により膜厚測定回路の電源を投入して回路を作動さ
せ、膜厚を測定するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
測定手段を用いて膜厚の測定する場合、測定の結果膜厚
が規定寸法以下で不足していると、一般的にはその測定
結果に基づく不良品の判定信号が主測定回路から出力さ
れ、その信号に基づいて鉄管を搬送するライン中からそ
の不良品の鉄管を吊り出して、例えば戻りラインで搬送
して再加工するか、スクラップ処理される。
【0007】しかし、従来は検査品の手作業による膜厚
測定しか行なわれておらず、膜厚測定の結果不良品と判
断された場合でも、不良品を搬送ラインから自動的に吊
り上げて除外する設備は実施されたことがない。一般
に、内面に塗装が施された鋳鉄管のような長尺管を吊り
上げる場合、内面の塗装を傷付けないようにして安全に
吊り上げる方法として、例えばワイヤを掛けてクレーン
等で引き上げる方法が多く用いられている。しかし、こ
のような方法は搬送ラインに組込むには不向きであり、
膜厚不足による不良品の信号で複数本の管を不良品のみ
除外する自動化設備に利用することはできない。
【0008】この発明は、上記の問題に留意して、内面
に防錆塗装処理を施した管のうち、不良品と判断された
管を内面の塗装膜を傷めることなく安全、確実に効率よ
く選別位置で搬送ライン外へ運び出して良品の管と選別
し得る不良品管選別装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決する手段として、内面に塗装を施された管を台車
に載置して搬送する搬送ラインの選別位置にその上方に
管を吊上げて搬送ラインから取り除くよう移動自在な吊
上移動手段を設置し、この吊上移動手段は回転自在かつ
昇降自在なL字状の1対の吊上レバーを管の長手方向に
複数箇所備えたものとし、不良品の信号の指示により1
対の吊上レバーを互いに平行状に下ろして回転させ、吊
上レバー上に管を載置して吊上げ搬送ライン外へ運び出
して不良品を選別するように構成した不良品管選別装置
としたのである。
【0010】上記構成の不良品管選別装置は、内面に塗
装を施した管を搬送する搬送ラインの選別位置に設置す
ることが前提であり、不良品であることが前工程で判断
された管を選別して搬送ラインから取り除こうとするも
のである。又、台車は自走式であり、かつこの台車の昇
降台上に載置される管を一定の高さ範囲内で昇降自在に
支持し得ることを前提とする。搬送ライン上で台車を停
止させ、選別操作ができる位置を選別位置とし、この位
置より上流側の工程位置で、例えばピンホール検査や塗
装膜の測定がそれぞれの管に対して行なわれ、その結果
により管が良品であるか不良品であるかの判断は既に行
なわれており、その判断結果の良品、不良品の検出信号
に基づく制御信号が送られて選別操作が行なわれる。
【0011】不良品の信号に基づく制御信号が吊上移動
装置の駆動部へ送られると、選別位置に待機していた吊
上移動手段は吊上レバーを下降させて管の底面より下へ
降ろし、不良品に対応する吊上レバーだけを回転させて
1対のレバーが互いに対向する向きに保持し、これによ
り吊上レバー間に管を挾持して吊上げ、これにより台車
から不良品の管を取り除く。その後、吊上移動手段は水
平に移動して選別位置から離れ、搬送ラインから不良品
の管を搬出する。
【0012】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。図1は実施形態の不良品管選別
装置の上流側の工程の装置を含む概略配置図である。図
示の不良品管選別装置Aは、上流側の鋳鉄管製造装置
(図示せず)で製造されたダクタイル鋳鉄管(以下、鉄
管という)の内面に塗装装置(図示せず)でエポキシ樹
脂粉体塗装を施した後、ストック台D上に多数並置され
た鉄管をピンホール検査装置Cでピンホールの有無を検
査し、その後塗装膜厚測定装置Bで管内面の塗装膜厚が
正常であるかを測定し、上記検査又は測定で良、不良の
判断をされた管を良品と不良品に選別搬送するものであ
る。
【0013】なお、塗装膜厚測定装置Bの設置範囲内に
は不良品に対し捺印をする不良品捺印装置Sが設置され
ている。又、上記ストック台D〜ピンホール検査装置C
〜塗装膜厚測定装置B〜不良品管選別装置Aの下方には
それぞれの装置間に亘って鉄管を搬送する搬送装置の台
車10がストック台Dまで上流側から管を搬送する搬送
装置C0 とは別に設けられている。符号Rは不良品の戻
り経路である。この搬送装置では1台の台車が、ストッ
ク台Dから不良品管選別装置Aまで3本ずつの鉄管を載
置して移動するのに共通に用いられている。
【0014】図2は不良品管選別装置Aの拡大平面図、
図3は側面図である。不良品管選別装置Aは、図示の選
別位置で選別された鉄管Pの不良品を吊上げて搬送経路
から取り除くための吊上移動手段A1 と、選別位置へ搬
送装置の台車10で送り込まれた鉄管Pをこの選別位置
で移載して一時的に保持する昇降支持手段A2 と、選別
の結果吊上げ不要な良品の管を昇降支持手段A2 を下降
させて排出位置へ送る傾斜送り手段A3 とを備えてい
る。
【0015】搬送装置の台車10は、図3、図4に示す
ように、上流側から上記選別位置まで布設されているレ
ール11上を走行する車輪12を備えた台板13aと、
その上に油圧シリンダ14やリフタ14aなどで昇降自
在に設けられた昇降台13bと、この昇降台13b上に
設けた3本の鉄管Pを支持する支持具15とを備えてい
る。台車10は、後で説明する傾斜送り手段A3 の傾斜
レールの上面より少し高く鉄管Pを持上げた状態で前工
程より選別位置で停止すると、昇降台13bを下降させ
て鉄管Pを昇降支持手段A2 へ移載する。
【0016】昇降支持手段A2 は、図6に示すように、
門形フレーム21に設けた油圧シリンダ22とその左右
に1対に設けたスライドシフタ23で左右の昇降をバラ
ンスさせながら昇降される水平支持フレーム24上に鉄
管P、P、Pを受ける3つの管受具25、25、25か
ら成る昇降支持部20の1対を備えている。油圧シリン
ダ22の昇降ストロークは、台車10で送られてくる鉄
管P、P、Pの下面が傾斜送り手段A3 の傾斜レール上
面より少し高い状態で管受具25、25、25に移載で
きるよう水平支持フレーム24を上昇でき、水平支持フ
レーム24を下降させると鉄管P、P、Pが傾斜レール
上に乗り移るに十分な距離下降するように設定される。
【0017】吊上移動手段A1 は、図3、図7に示すよ
うに、移動台30とこの移動台30が水平に走行移動で
きるように支持する支持フレーム31上に設置した走行
レール32と、移動台30の下方に設けられた吊上手段
40とを備えている。支持フレーム31と走行レール3
2は、前述した搬送装置の搬送方向とは直交方向に鉄管
Pを運び出すように延びて設けられている。支持フレー
ム31は、昇降支持手段A2 で支持される鉄管P、P、
Pの上面に接触しない高さ位置に吊上手段40の下端が
位置するに十分な高さを有し、かつ3本の鉄管P、P、
Pを吊上げる吊上手段40が水平方向に移動するのに支
障のない長さを以って形成されている。
【0018】移動台30は、走行レール32上を走行す
る車輪33を台板34の前後に備えたモータ駆動の自走
式の台車であり台板34には長手方向の前、後端寄りの
2つの位置に中央に1つの油圧シリンダ35とこれを挟
んで1対のスライドガイド36、36がそれぞれ設けら
れ、その下端が吊上手段40の昇降台41に連結されて
いる。油圧シリンダ35の昇降ストロークは、図7に示
す待機状態の高さ位置から昇降支持手段A2 で支持され
ている鉄管P、P、Pの下面に吊上手段40の下端を挿
入し得る高さ位置まで昇降し得る距離に設定される。
【0019】吊上手段40は、図8に示すように、長手
方向の両端の横フレーム41T に複数本の縦フレーム4
L を連結して形成される昇降台41と、その横フレー
ム41T と縦フレーム41L が交叉する位置に対角状に
設けた一対の吊上部材42の3組と、この吊上部材42
のロッドを回転させるリンク機構43の3組とから成
る。吊上部材42は、取付板に軸受を介して回転自在に
取付けた垂直ロッド42 R の下端にL字状の吊上レバー
42L を設けたものから成り、垂直ロッド42Rの上端
にリンク機構43が接続されている。なお、この吊上手
段40は3組の吊上部材42とこれに接続された3組の
リンク機構の各組のそれぞれが独立に動作するように設
けられている。
【0020】リンク機構43は、縦フレーム41L の長
さ方向中央に設けた油圧式ロータリアクチュエータ44
の回転軸に連結された回転レバー45の両端にそれぞれ
接続されるリンク46の他端をV字レバー(回転レバ
ー)47の一端に接続し、このV字レバー47が吊上部
材42の垂直ロッド42R の上端に接続されてロータリ
アクチュエータ44からの回転力がリンク46を介して
垂直ロッド42R へ伝達される。さらに対角線上のもう
1つの垂直ロッド42R に対しても、V字レバー47の
他端にリンク48を接続し、その端に接続した回転レバ
ー49を介して回転力が順次伝達されるようにしてい
る。
【0021】上記構成の吊上手段40は、図8、図9、
図10に示すように、吊上部材42の一対の吊上レバー
42L 、42L を1本の鉄管Pの両脇に挿入、下降させ
て鉄管Pを吊上げる。このとき、図8の(a)図のよう
に挿入前には一対の吊上レバー42L 、42L をその爪
先を互いに平行に向けて下降させ、爪先が鉄管Pの下面
より少し下まで挿入されるとロータリアクチュエータ4
4を作動させて吊上レバー42L 、42L を回転させ、
図8の(b)図のように互いに対向する向きに停止させ
る。こうして吊上レバー42L 、42L が鉄管Pの下面
に挿入されると、移動台30の油圧シリンダ35を作動
させて昇降台41を上昇させて所定高さ位置まで吊上げ
る。
【0022】次に、傾斜送り手段A3 は、図2の選別位
置に設けられた昇降支持手段A2 の直ぐ両外側に設けら
れる左右一対の傾斜レール51、51から成る(図5、
図6参照)。傾斜レール51、51は、選別位置の入口
側を始端とし、一定数の鉄管Pを貯留し得る長さに亘っ
て延び、次の搬送工程に臨む排出位置に至る長さのもの
として設置されている。この傾斜レールは51、51両
端寄りの適宜位置を支持部材52で若干の傾斜状に支持
されている。
【0023】傾斜レール51、51の終端寄り位置を支
持する支持部材52の上端は回転連結部材53を介して
傾斜レール51、51に接続されており、又始端寄り位
置の支持部材52の頂部には支持台54が設けられ、こ
の支持台54に設けたねじ式の調整ロッド55によりレ
ール51、51の始端側高さ位置を微調整してレール5
1、51の傾き状態(角度)を調整できるようにしてい
る。又、レール51、51の終端付近にはストッパ56
とこれを駆動する油圧シリンダの駆動部57が設けられ
ている。
【0024】上記のように構成した実施形態の不良品管
選別装置Aの作用は次の通りである。内面に塗装を施さ
れた鉄管Pを搬送装置の台車で搬送し、ピンホール検査
装置Cや塗装膜厚測定装置Bによる検査、測定をした
後、鉄管P、P、Pを選別位置へ送り込むと、ここで既
に上記検査、又は測定により良品、不良品と判断された
結果に従って不良品を吊り上げて搬送装置のラインから
取り除き、良品を搬送ラインの排出位置へと送るように
選別作業が行なわれる。
【0025】不良品管選別装置Aの吊上移動手段A
1 は、鉄管Pが選別位置へ送り込まれる前又は同時に選
別位置の真上の待機位置に予め待機させておく。但し、
この待機位置に待機していなくても、遅れて待機位置へ
移動して来れば、その後選別作業は可能であるから、待
機位置に待機させることは必須ではないが、作業効率を
上げるためには待機位置に予め待機させておくのが好ま
しい。選別位置では、台車10で支持されて送り込まれ
た鉄管Pを昇降支持手段20へ受け渡しする作業が行な
われる。
【0026】台車10で支持されて送り込まれる鉄管P
は、台車10の支持具15による支持高さが傾斜送り装
置A3 の傾斜レール51の始端高さより所定距離高い状
態で選別位置に送り込まれ、その鉄管Pを昇降支持手段
2 へ受渡しするため、図5、図6に示すように、水平
支持フレーム24を油圧シリンダ22により上昇させて
台車10の支持具15が支持していた高さまで管受具2
5、25、25を上昇させ、その後台車10のリフタ1
4aを下降させると、これにより管受具25、25、2
5に3本の鉄管P、P、Pは受渡しされ、この状態で一
定時間保持される。
【0027】上記受渡し作業が終わると、上記検査、測
定による判断結果に基づく制御信号が、図示しない制御
回路から吊上移動手段A1 の吊上駆動部である油圧シリ
ンダ35の電磁弁(図示せず)に送られて吊上手段40
全体を下降させる。この場合、吊上手段40の各独立に
作動する3組の吊上部材42は吊上レバー42L が互い
に平行状態で予め待機している。そして、保持されてい
る3本の鉄管P、P、Pのうち、例えば真中の鉄管Pが
不良品、他の2本は良品であると判断されていたとする
と、この真中の鉄管Pに対応する吊上手段40の駆動部
であるリンク機構43のロータリアクチュエータ44へ
も制御信号が送られる。
【0028】ロータリアクチュエータ44の作動により
対応する組の吊上レバー42L が回転されて爪先端が真
中の鉄管Pの下面に挿入され、互いに対向する向きとな
る。この状態で吊上手段40が上昇駆動され、これによ
り真中の鉄管Pが所定高さに吊上げられる。そして、移
動台30が水平方向に移動を始め、これにより選別位置
から真中の鉄管Pを運び出し、戻り経路Rへと搬送さ
れ、再生加工するか、スクラップ処理される。
【0029】一方、良品と判断された両側の鉄管P、P
は吊上手段40が下降しても、吊上レバー42L で拘束
されないため、吊上手段40が上昇するとそのまま昇降
支持手段A2 の管受具25、25上に残る。この残った
鉄管P、Pは良品であるから、昇降支持部20が下降す
ると傾斜送り手段A3 の傾斜レール51に移載される。
傾斜レール51上に移載された鉄管P、Pは傾斜レール
51上を転がり、排出位置へ向って送られる。
【0030】上記実施形態では選別位置に昇降支持手段
2 を設置して台車10から鉄管Pを受渡して移載し、
一時的にこの位置で支持するとしたが、これは台車10
が1台であることが前提であり、鉄管Pを昇降支持手段
2 に預けて直ちに台車10を前工程へ戻すことができ
るようにするためである。従って、例えば台車10を2
台に分けて設け、そのうち1台は塗装膜厚測定装置から
選別位置へ鉄管Pを搬送する専用台車とし、もう1台を
ストック台Dからピンホール検査装置C、塗装膜厚測定
装置Bへ鉄管Pを搬送する台車とすれば、専用台車を選
別位置に選別操作が終了するまで停車させることができ
る。
【0031】従って、選別位置に専用台車を停車させて
いる間に台車上の鉄管を選別して吊上移動手段A1 によ
り直接不良品を吊上げ、その後台車の昇降台13bを降
ろして良品の鉄管Pを傾斜送り手段A3 へ移載するよう
にすれば、選別操作は実施できるから、このような設備
とすれば昇降支持手段A2 は設けなくてもよい。但し、
この場合選別位置に専用台車を停車させる際に停車位置
に安定して停止するようブレーキ装置を設けておくとよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、この発明
の不良品管選別装置は搬送ラインの選別位置に設けた吊
上移動手段を1対のL字状の吊上レバーから形成し、吊
上レバーを互いに対向回転させて不良品管を吊上げ、搬
送ライン外へ運び出すよう移動自在に設けたから、並置
された複数の管同士の狭い間隔の間であっても吊上レバ
ーを挿入でき、内面に塗装された管であっても傷つける
ことなく不良品と判断された管のみを確実に、安定して
効率よく吊上げ、移動できるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳鉄管製造ラインの不良品管選別装置付近の概
略配置図
【図2】不良品管選別装置の平面図
【図3】同上の側面図
【図4】搬送ラインの台車の概略図
【図5】台車から昇降支持手段への移載動作説明図
【図6】図2の矢視VI−VIから見た断面図
【図7】図2の矢視VII −VII から見た断面図
【図8】吊上手段の部分平面図
【図9】図8の矢視IX−IXから見た側面図
【図10】吊上手段の要部斜視図
【符号の説明】
10 台車 11 レール 12 車輪 13a 台板 13b 昇降台 14 油圧シリンダ 15 支持具 20 昇降支持部 21 門形フレーム 22 油圧シリンダ 23 スライドシフタ 24 水平支持フレーム 25 管受具 30 移動台 31 支持フレーム 32 走行レール 33 車輪 34 台板 35 油圧シリンダ 36 スライドガイド 40 吊上手段 41 昇降台 42 吊上部材 42R 垂直ロッド 42L 吊上レバー 43 リンク機構 44 油圧式ロータリアクチュエータ 45 回転レバー 46、48 リンク 47 V字レバー 49 レバー 51 傾斜レール 52 支持部材 53 回転連結部材 54 支持台 55 調整ロッド 56 ストッパ 57 駆動部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に塗装を施された管を台車に載置し
    て搬送する搬送ラインの選別位置にその上方に管を吊上
    げて搬送ラインから取り除くよう移動自在な吊上移動手
    段を設置し、この吊上移動手段は回転自在かつ昇降自在
    なL字状の1対の吊上レバーを管の長手方向に複数箇所
    備えたものとし、不良品の信号の指示により1対の吊上
    レバーを互いに平行状に下ろして回転させ、吊上レバー
    上に管を載置して吊上げ搬送ライン外へ運び出して不良
    品を選別するように構成した不良品管選別装置。
  2. 【請求項2】 前記選別位置の台車上の管のうち良品の
    管を移載されると排出位置へ傾斜レールで送る傾斜送り
    手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の不良品
    管選別装置。
  3. 【請求項3】 前記選別位置に管支持部材を昇降させる
    ことにより台車から管を移載して支持する昇降支持手段
    を設け、この昇降支持手段で支持されている管のうち良
    品の管を昇降支持手段の下降により移載され排出位置へ
    傾斜レールで送る傾斜送り手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の不良品管選別装置。
  4. 【請求項4】 前記1対の吊上レバーを吊上移動手段の
    昇降台に取り付けて昇降台の昇降により昇降自在とし、
    昇降台に設けた回転駆動部の出力軸にリンク機構を連結
    し、リンク機構を1対の吊上レバーの上端に連結して回
    転自在としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の不良品管選別装置。
  5. 【請求項5】 前記リンク機構が回転駆動部の出力軸に
    取付けた回転レバー及び1対の吊上レバーの上端のそれ
    ぞれに取付けた回転レバーに対し第1リンクと第2リン
    クでそれぞれの回転レバーを順次連結して構成され、回
    転駆動部の正逆回転により1対の吊上レバーの向きを互
    いに対向状態と平行状態に回転させるようにしたことを
    特徴とする請求項4に記載の不良品管選別装置。
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