JPS63298218A - 反射型投影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、透過型液晶表示素子に投影すべき画像を形成
して反射投影させるＯＨＰ　（オーバ・ヘッド・プロジ
ェクタ）と称される反射型投影装置に関する。

従来技術 従来、この種の反射型ＯＨＰとしては、画像表示媒体と
して用いる透過型液晶表示素子を内蔵させてなるものが
ある。この場合、一般に液晶表示素子の下層には反射型
フレネルレンズが設けられている。これにより、液晶表
示素子の表面から照射光を入射させると、液晶表示素子
に形成された画像に応じた透光部を透過して反射型フレ
ネルレンズに達し、このレンズによって反射される。こ
の反射光は、液晶表示素子を再度透過後、入射面と同一
面側から射出され、結像レンズ、反射ミラー等の投影光
学系を経てスクリーン上に拡大投影される。。

このような液晶利用の投影装置においては、低コストに
て表示品質のよいものが要望されている。

しかるに、従来のものによると、透過型液晶表示素子の
液晶セルはガラス基板間に液晶を封入してなるものが用
いられており、このようなガラス基板の板厚により反射
投影に際して文字や図形が２重像状態にずれてしまうも
のである。かといって、ガラス基板の板厚をＯにするこ
とは無理であり、強度を考えてもある程度の板厚を要し
ているものである。又、透過型液晶表示素子をＯＨＰ装
置の反射型フレネルレンズ上に単に載置しているだけで
あり、両者間に隙間を生じやすい組立て状態となってい
る。このような隙間の存在によっても、液晶表示素子に
形成した画像を反射投影する際に文字や図形などが２重
像としてスクリーンに表示され、表示品質の悪いものと
なっている。

目的 本発明は、このような点に鑑みなされたもので、透過型
液晶表示素子に形成した画像を反射投影する際に液晶基
板の影響や反射型フレネルレンズとの隙間の影響によっ
て２重像となるようなことのない１表示品質がよくて低
コストの反射型投影装置を得ることを目的とする。

構成 本発明は、上記目的を達成するため、文字、図形等の画
像が形成される透過型液晶表示素子を反射型フレネルレ
ンズ上に載置し、前記透過型液晶表示素子側から照明し
前記反射型フレネルレンズで反射させて前記透過型液晶
表示素子に形成された画像を拡大投影させる反射型投影
装置において、下基板の厚さが０．５Ｍ以下の透過型液
晶表示素子を設け、この透過型液晶表示素子と前記反射
型フレネルレンズとを密着状態で一体的に保持する弾性
抑圧部を備えたパッケージ部材を設けたことを特徴とす
るものである。

以下５本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。ま
ず、断面正弦波の如き形状に形成されてその表面に反射
ＡＱ膜１が形成された反射型フレネルレンズ２が設けら
れている。このような反射型フレネルレンズ２はＯＨＰ
装置の照明反射部に設けられる反射型フレネルレンズと
同等のものである。このような反射型フレネルレンズ２
上に載置セットされる液晶表示素子３が設けられている
。

ここに、液晶表示素子３はマトリックス配線透明電極等
を有する透明基板４，５間に液晶６を封入してなる液晶
セルフを表示媒体とするもので、液晶セルフの上下両面
に設けた偏光板８，９と駆動用ＩＣＩ　Ｏとこれらの駆
動用ＩＣｌ０と前記液晶セルフの下側透明基板５との間
を接続するフレキシシブル配線基板１１とにより構成さ
れている。

本実施例では、前記透過型液晶表示素子３の透明基板４
，５及び偏光板８．９はプラスチックスフィルム製とさ
れている。

しかして、前記フレネルレンズ２上に透過型液晶表示素
子３を載置させた状態で、これらのフレネルレンズ２と
透過型液晶表示素子３とを密着させた状態で一体的に保
持するパッケージ部材１２が設けられている。このパッ
ケージ部材１２は可撓性かつ弾性力を持つ透明部材によ
り形成されており、前記フレネルレンズ２の周囲下面を
抱え込み保持する保持部Ｌ２ａと、前記駆動用ＩＣＩ　
Ｏ対応部分よりも凹部状に凹んで前記透過型液晶表示素
子３の上面に押圧接触してフレネルレンズ２上に密着さ
せるための弾性押圧部１２ｂとを備えてなるものである
。なお、１３は補強板である。

このようにパッケージ部材１２により一体化構成してな
る液晶ユニットは、反射型ＯＨＰ装置において使用する
際には、この反射型ＯＨＰ装置に設けられている反射型
フレネルレンズを取外し、レンズ面が同一となるような
位置、状態に本実施例の反射型フレネルレンズ２がなる
ように設置する。これにより、反射型０）（Ｐ本来の使
用時と光学的に同一条件にて照明し反射投影に供するこ
とができる。つまり、液晶ユニットは○ＨＰ装置に対し
着脱自在であり、使用用途の拡大を図ることができる。

しかして、本実施例の液晶ユニット使用時の動作につい
て検討する。まず、照明はパッケージ部材１２を介して
上偏光板８側から行なわれ、透過型液晶表示素子３を透
過した後、反射型フレネルレンズ２側にて反射される。

この際、下偏光板９の板厚（１，とする）と、液晶セル
フの下透明基板５の板厚（ｔ２とする）との関係が、１
．＋１゜＝０であれば、液晶セルフに形成された画像を
反射投影する際の画像ずれはＯとなるが、何れも板厚を
持つため、このような構成は不可能である。

しかるに、板厚を持つといえども、本実施例ではこれら
の偏光板９や透明基板５はプラスチックスフィルムによ
り形成されており、その板厚ｔｌｌｔ２がｔ、＝Ｏ，１
２ｍｍなる偏光板９．１．＝０゜１Ｍなる透明基板５、
更には板厚ｔ、＝Ｑ、４ｍｍの反射型フレネルレンズ２
を用いて構成した場合には、ｔ、十ｔ、十ｔ、＝０．６
２ｍｍとなり、拡大投影した場合においても、画像ずれ
は表示上、問題とならない程度に小さなものとなったも
のである。つまり、薄くし得るので、反射ずれの影響を
小さくすることができる。又、反射型フレネルレンズ２
との関係について考えても、透過型液晶表示素子３がパ
ッケージ部材１２の弾性押圧部１２ｂにより押圧され、
密着状態で保持されており、両者間に隙間がないため、
隙間による反射像ずれもなくなる。特に、本実施例では
透過型液晶表示素子３がプラスチックスフィルムを主体
として構成されているので、密着性のよい状態となる。

このようにして、本実施例の液晶ユニットを用いれば、
反射画像に２重像となるような画像ずれのない高品質の
表示画像とすることができる。又、このような液晶ユニ
ットは透過型液晶表示素子３と反射型フレネルレンズ２
とをパッケージ部材１２により一体化してなるものであ
り、極めて薄型・軽量で部品点数が少なく低コストのも
のでもある。

効果 本発明は、上述したように下基板の厚さが０゜５Ｍ以下
の透過型液晶表示素子と反射型フレネルレンズとをパッ
ケージ部材により密着状態で一体的に保持させるように
したので、特にプラスチックスフィルム製の場合には密
着性のよい条件下に押圧されて液晶表示素子とフレネル
レンズとの間に隙間を生ぜず、かつ、液晶表示素子自体
の基板等も薄いものとすることができ、よって、反射投
影に際して基板厚の影響や隙間の影響などによる画像ず
れを極力防止し得るものとなり、表示品質のよいものと
することができ、又、接着していないので偏光板の種類
を変えることにより好みの背景色を選択することもでき
、更には、パッケージ部材による一体的構造により、薄
型・軽量で低コストのものとすることもできるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 文字、図形等の画像が形成される透過型液晶表示素子を
   反射型フレネルレンズ上に載置し、前記透過型液晶表示
   素子側から照明し前記反射型フレネルレンズで反射させ
   て前記透過型液晶表示素子に形成された画像を拡大投影
   させる反射型投影装置において、下基板の厚さが０．５
   ｍｍ以下の透過型液晶表示素子を設け、この透過型液晶
   表示素子と前記反射型フレネルレンズとを密着状態で一
   体的に保持する弾性押圧部を備えたパッケージ部材を設
   けたことを特徴とする反射型投影装置。