JPS63296002A - 無機コート膜を有する光学物品及びその製造方法 - Google Patents

無機コート膜を有する光学物品及びその製造方法

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JPS63296002A
JPS63296002A JP62132630A JP13263087A JPS63296002A JP S63296002 A JPS63296002 A JP S63296002A JP 62132630 A JP62132630 A JP 62132630A JP 13263087 A JP13263087 A JP 13263087A JP S63296002 A JPS63296002 A JP S63296002A
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Etsuo Okanoe
岡上 悦男
Mikito Nakajima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無機コート模の表面状口の改質法に関する。
〔従来の技術〕
真空蒸肴法、イオンブレーティング法、スパッタリング
法などによって得られる、無機コート膜は、眼鏡、レン
ズ、 ディスプレイHF&のパネル等、光学材料の反射
防止膜、バー′ドコート膜、各種機能性膜などに広く用
いられている。特にSiO3膜は、その基板との付着力
、硬度、取扱い易さなどの点で幅広く使用されている。
また、表面改質に関しては、無機コート膜に係わらず、
アルコキシシラン、ハロゲン化シラン、アルキルポリシ
ロキサンを用いた処理方法が開示されている。(例えば
、特公昭35−97801特開昭49−12833、特
公昭50−15473、特開昭81−130り02など
) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、これら無機コート膜の表面には、表面に付着し
た水滴の乾燥過程において、光学ガラスに発生する千ケ
!2象に似たヤケが発生し、外観、′光学特性などに、
好ましくない影響を及ぼしている。特に眼鏡レンズは、
玉摺加工時及び使用時に水滴が付着しやすく、水滴が付
着した吠能で短時間でも放置すると、ヤケが発生してい
た。一般に光学ガラスに発生するヤケの原因は次の様に
考えられている。先ず、表面に付着した水滴にガラス内
部のイオンであるNa” 、Ba十、Pb’十などが溶
けだし、水滴がアルカリ性の溶液となる。
次に、この溶液と空気中のCO* 、S O*等の酸性
ガスが反応し、Nag COs 、NaHCOs、Na
g SOa 、BaCO5、PbCO5、Ba5o、 
、pbso、 、などが化合物として生成して表面に残
りヤケの原因となる。一方、合成樹脂製基板表面に形成
したS i O*膜などの無機コート膜には、陽イオン
が含まれておらず、発生するヤケの原因は、未だ不明の
所が多かった。本発明者らが、実験、分析を行なった□
結果、これらのコート股上に発生するヤケの原因は、付
着した水滴から生ずるSt化合物を中心とした蒸発残留
物が、表面に強固に付口して起こることが判明した。こ
のことは以下に述べる事実から明らかにされたものであ
る。
■ 超純水をコート膜表面に付着させた場合、ヤケは発
生しない。(光学ガラスに発用するヤケの生成過程では
、超純水に於いてもヤケは発生する。) ■ 透過型電子顕微鏡(TEM)により、ヤケの発生し
たコート膜表面付近を断面観察したところ、表面に付着
物が観察された。
■ ■で観察された付着物の元素分析を行なったところ
、Siが主に検出された。
そこで本発明は、このような問題点を解決するもので、
その目的とするところは、無機コート膜の表面状聾を改
質し、この問題を解消できつる機能を表面に持たせると
ころにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、無機コート膜に、下式&で示され
るシラン化合物、あるいは、aのオリゴマー、あるいは
ポリマーを少なくとも1種以上含む混合物よりなる組成
物を反応あるいは吸着させたことを特徴とする。
(ここで Rtはフッ素を含む育機基、 R1、R” 
、R’は、水素または育機基、仇、b、cはそれぞれ次
の範囲である。1≦a≦8.0≦b≦2.1≦C≦3) 前記に示した様に、無機コート膜表面でのヤケの発生原
因は、水滴中の成分が蒸発残留物として表面に付着する
為である。蒸発残留物の成分は、Siを中心としており
、5iotの様な無機コート膜との親和性が大きく、コ
ート膜表面と強固に伸行していると考えられる。ヤケの
発生を防ぐには、無機コート膜表面を改質し、表面と蒸
発残留物との親和性を小さくすることが必要である。
鋭意研究の結果、撥水性を表面に持たせることにより、
蒸発残留物の無機コート膜表面との付着強度が弱まり、
たとえ表面に残留物が残っても、布等で軽く拭きとれる
ことが判った。さらに、撥水性を持たせることにより、
水滴自体も表面に付着しに(くなり、ヤケの発生低下に
役立つことも判った。ここで言う撥水性の基準としては
、純水の表面に対する接触角が70°以上あるのが望ま
しい。
また、無機コート膜に処理を行なうには、すでに、基材
上に存在しているコート膜の性質、密着性、耐久性を低
下させることな(処理を行なう必要がある。特に、合成
樹脂製基板上に設けた無機コー)IIに処理を行う場合
、高温で処理を行なうと、無機コート膜にクラックが発
生し、外観、耐久性が、著しく低下する。従って、処理
前の密着性、耐久性、外観、反射防止膜における分光特
性などに悪影響を与えない程度の処理層の厚み、温度範
囲、環境で処理できることが望ましい。
本発明で、無機コート膜表面との反応、あるいは吸着に
用いる物質は、処理温度範囲が常温付近から高温までと
広(、上記の条件を清足し、常温に於いても十分な処理
膜が得られる。また、従来使用されているta水処理剤
であるアルフキシシラ/、ハロゲン化シラン、アルキル
ポリシロキサンなどと比較して、瑣扱いも簡単で、液の
寿命も長い。
本発明に使用する物質として、例えば次の様なものがあ
げられる。
2.2.2−)リフルオロエチルトリアミノシラ7.3
.3.3−)リフルオロプロピルトリアミ/シラン、2
.2.2.3.3.3−ヘキサフルオロトリアミノシラ
ン、4.4.4−トリフルオロブチルトリアミ/シラン
、2−(パーフルオロエチル)エチルトリアミノシラン
、5.5.5−トリフルオロペンチルトリアミノシラン
、3−(パーフルオロエチル)プロピルトリアミノシラ
ン、2−(パーフルオロプロピル)エチルトリアミノシ
ラン、(パーフルオロプロピルメチル)トリアミノシラ
ン、(パーフルオロブチルメチル゛)トリアミノシラ’
+  6.8.8−)リフルオロドデシルトリアミノシ
ラン、4−(パーフルオロエチル)ブチルトリアミノシ
ラン、3−(パーフルオロプロピル)プロピルトリアミ
ノシラン、4−(パーフルオロブチル) エチルトリア
ミノンラン、5−(パーフルオロペンチル)メチルトリ
アミノシラン、7.7.7−)リフルオロへブチルトリ
アミノシラン、5−(パーフルオロエチル)ペンチルト
リアミノシラン、4−(パーフルオロプロピル)ブチル
トリアミノシラン、3−(パーフルオロブチル)プロピ
ルトリアミノシラン、2−(パーフルオロペンチル)エ
チルトリアミノシラン、(パーフルオロヘキシルメチル
)トリアミノシラ:/、8.8.8−)リフルオロオク
チルトリアミ7シラ7.8−(パーフルオロエチル)ヘ
キシルトリアミノシラン、5−(パーフルオロプロピル
)ペンチルトリアミノシラン、4−(パーフルオロブチ
ル)ブチルトリアミノシラン、3−(パーフルオロペン
チル)ブチルトリアミ/シラン、2−(パーフルオロヘ
キシル)エチルトリアミノシラン、(バールオロヘプチ
ルメチル)トリアミノシラン、9.9.9−)リフルオ
ロノニルトリアミ/シラン、7−(パーフルオロエチル
)ヘプチルトリアミノシラン、6−(パーフルオロプロ
ピル) ヘキシルトリアミノシラン、  5−(パーフ
ルオロブチル)ベアチルトリアミノシラン、4−(パー
フルオロペンチル)ブチルトリアミノシラン、3−(パ
ーフルオロヘキシル)プロピルトリアミ/シラン、2−
(パーフルオロヘプチル)エチルトリアミノシラン、(
パーフルオロオクチルメチル)トリアミノシラン、  
 10.10、 10−)リフルオロエチルトリアミノ
シラン、8−(パーフルオロエチル)オクチルトリアミ
ノシラン、7−(パーフルオロプロピル)ヘプチルドリ
アミノシラン、6−(パーフルオロブチル)へキシルト
リアミノシラン、5−(パーフルオロペンチル)ペンチ
ルトリアミノシラン、4−(パーフルオロヘキシル)ブ
チルトリアミノシラン、3−(パーフルオロヘプチル)
プロピルトリアミノシラン、2−(パーフルオロオクチ
ル)エチルトリアミノシラン、(パーフルオロノニルメ
チル)トリアミノシラン、   1ill、11−トリ
フルオロウンデシルトリアミノシラン、8−(パーフル
オロエチル) /ニルトリアミノシラ:/、8−(パー
フルオロプロピル)オクチルトリアミノシラン、7−(
パーフルオロブチル)へブチルトリアミノシラ:/、8
−(パーフルオロペンチル)ヘキシルトリアミノシラン
、5−(パーフルオロヘキシル)ペンチルトリアミノシ
ラン、4−(パーフルオロヘプチル)ブチルトリアミノ
シラy、3−(パーフルオロオクチル)プロピルトリア
ミノシラン、2−(パーフルオロノニル)エチルトリア
ミ/シラ/、(パーフルオロデシルメチル)トリアミノ
シラン、12,12.12−)リフルオロドデシルトリ
アミノシラン、  1〇−(パーフルオロエチル) デ
シルトリアミノシラ:/、9−(パーフルオロプロピル
)/ニルトリアミノシラン、8−(パーフルオロブチル
)オクチルトリアミノシラン、7−(パーフルオロペア
チル)へブチルトリアミノシラン、6−(パーフルオロ
ヘキシル)へキシルトリアミノシラン、5−(パーフル
オロヘプチル)ペンチルトリアミノシラン、4−(パー
フルオロオクチル)ブチルトリアミノシラン、3−(パ
ーフルオロノニル)プロピルトリアミノシラン、2−(
パーフルオロデシル)エチルトリアミノシラン、(パー
フルオロウンデシルメチル)トリアミノシラン、   
13.13.13、−)リフルオロトリデシルトリアミ
ノシラン、11−(パーフルオロエチル)ウンデシルト
リアミノシラン、10−(パーフルオロプロピル)デシ
ルトリアミノンラン、  9−(パーフルオロブチル)
ノニルトリアミノシラン、  8−(パーフルオロペン
チル)オクチルトリアミノシラン、7−(パーフルオロ
ヘキシル)へブチルトリアミノシラン、6−(パーフル
オロヘプチル)へキシルトリアミノシラン、  5−(
パーフルオロオクチル)ペンチルトリアミノシラン、 
 4−(パーフルオロノニル) ブチルトリアミノシラ
ン、3−(パーフルオロデシル)プロピルトリアミノシ
ラン、2−(パーフルオロウンデシル)エチルトリアミ
ノシラン、(パー7ルオロヘキシルメナル)トリアミノ
シラン。
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)ジアミノシラ
/、ビス(3,3,3−)リフルオロプロピル)ジアミ
ノシラン、ビス(2,2,2,3,3,3−ヘキサフル
オロ)ジアミンシラン、ビス(4,4,4−)リフルオ
ロノニル)ジアミノシラン、  ビス(2−(パーフル
オロエチル)エチル)ジアミノシラン、ビス(5,5,
5−トリフルオロペンチル)ジアミノシラン、  ビス
(3−(パーフルオロエチル)プロピル)ジアミノシラ
ン、  ビス(2−(パーフルオロプロピル)エチル)
ジアミノシラン、ビス(パーフルオロプロピルメチル)
ジアミノシラン、ビス(パーフルオロブチルメチル)ジ
アミノシラン、ビス(6,6、ロートリフルオロヘキシ
ル)ジアミノシラ/、ビス(4−(パーフルオロエチル
)ブチル)ジアミノシラン、ビス(3−(パーフルオロ
プロピル)プロピル)ジアミノシラン、ビス(4−(パ
ーフルオロブチル)エチル)ジアミノシラン、  ビス
(5−(パーフルオロペンチル)メチル)ジアミノシラ
ン、ビス(7,7,7−)リフルオロヘプチル)ジアミ
ノシラン、ビス(5−(パー7 JL/オロエチル)ペ
ンチル)ジアミノシラン、ビス(4−(パーフルオロプ
ロピル)ブチル)ジアミノシラン、ビス(3−(パーフ
ルオロブチル)プロピル)ジアミノシラン、ビス(2−
(パーフルオロペンチル)エチル)ジアミノシラン、ビ
ス(パーフルオロヘキシルメチル)ジアミノシラン、ビ
ス(8,8,8−トリフルオロオクチル)ジアミノシラ
ン、ビス(e−(パーフルオロエチル)ヘキシル)ジア
ミノシラン、ビス(5−(パーフルオロプロピル)ペン
チル)ジアミノシラン、  ビス(4−(パーフルオロ
ブチル)ブチル)ジアミノシラン、ビス(3−(パーフ
ルオロペンチル)ブチル)ジアミノシラン、  ビス(
2−(パーフルオロヘキシル)エチル)ジアミノシラン
、  ビス(バールオロヘプチルメチル)ジアミノシラ
ン。
ビス(9,9,9−)リフルオロノニル)ジアミノシラ
ン、ビス(7−(パーフルオロエチル)ヘプチル)ジア
ミノシラン、ビス(6−(パーフルオロプロピル)ヘキ
シル)ジアミノシラン、ビス(5−(パーフルオロブチ
ル)ペンチル)ジアミノシラン、ビス(4−(パーフル
オロペンチル)ブチル)ジアミノシラン、ビス(3−(
パーフルオロヘキシル)プロピル)ジアミノシラ乙 ビ
ス(2−(パーフルオロヘプチル)エチル)ジアミノシ
ラン、ビス(パーフルオロオクチルメチル)ジアミノシ
ラン、ビス(10,10,10−)リアリオロデシル)
ジアミノシラン、  ビス(8−(パーフルオロエチル
)オクチル)ジアミノシラン、ビス(7−(パーフルオ
ロプロピル)ヘプチル)ジアミノシラン、ビス(6−(
パーフルオロブチル)へキシル)ジアミノシラン、ビス
(5−(パーフルオロペンチル)ペンチル)ジアミノシ
ラン、ビス(4−(パー7ルオロヘキシルル)ジアミノ
シラン、ビス(3−(パーフルオロヘプチル)プロピル
)ジアミノシラン、ビス(2−(パーフルオロオクチル
)エチル)ジアミノシラン、ビス(パーフルオロノニル
メチル)ジアミノシラン、  ビス(11、11、11
−トリフルオロウンデシル)ジアミノシラン、  ビス
(9−(パーフル>:°ロエチル)ノニル) ジアミノ
シラン、ビス(8−(パーフルオロプロピル)オクチル
)ジアミノシラン、ビス(7−(パーフルオロブチル)
へブチル)ジアミノシラン、ビス(6−(パーフルオロ
ペンチル)ヘキシル)ジアミノシラン、ビス(5−(パ
ーフルオロヘキシル)ペンチル)ジアミノシラン、ビス
(4−(パーフルオロヘプチル)ブチル)ジアミノシラ
ン、ビス(3−(パーフルオロオクチル)プロピル)ジ
アミノシラン、ビス(2−(パーフルオロノニル)エチ
ル)ジアミノシラン、ビス(パーフルオロデシルメチル
)ジアミノシラン、ビス(12,12,12−トリフル
オロドデシル)ジアミノシラン、ビス(10−(パーフ
ルオロエチル)デシル)ジアミノシラン、  ビス(9
−(パーフルオロプロピル)ノニル)ジアミノシラン、
ビス(8−(パーフルオロブチル)オクチル)ジアミノ
シラン、ビス(7−(パーフルオロペンチル)へブチル
)ジアミノシラン、  ビス(6−(パーフルオロヘキ
シル)ヘキシル)ジアミ・ノシラン、  ビス(5−(
パーフルオロヘプチル)ペンチル)ジアミノシラン、ビ
ス(4−(パーフルオロオクチル)ブチル)ジアミノシ
ラン、ビス(3−(パーフルオロノニル)プロピル)ジ
アミノシラン、ビス(2−(パーフルオロデシル) エ
チル)ジアミノシラン、ビス(パーフルオロウンデシル
メチル)ジアミノシラン、ビス(13,13,13、−
トリフルオロトリデシル)ジアミノシラン、ビス(11
−(パーフルオロエチル)ウンデシル)ジアミノシラン
、ビス(10−(パーフルオロプロピル)デシル)ジア
ミノシラン、ビス(9−(パーフルオロブチル)ノニル
)ジアミノシラン、ビス(8−(パーフルオロペンチル
)オクチル)ジアミノシラン、ビス(7−(パーフルオ
ロヘキシル)ヘプチル)ジアミノシラン、ビス(6−(
パーフルオロヘプチル)ヘキシル)ジアミノシラン、ビ
ス(5−(パーフルオロオクチル)ペンチル)ジアミノ
シラン、ビス(4−(パーフルオロノニル)ブチル)ジ
アミノシラン、ビス(3−(パーフルオロデシル)プロ
ピル)ジアミノシラン、  ビス(2−(パーフルオロ
ウンデシル)エチル)ジアミノシラン、  ビス(パー
フルオロドデシルメチル)ジアミノシラン。
トリス(2,2,2−)リフルオロノニル)アミノシラ
ン、トリス(3,3,3−)リフルオロプロピル)アミ
ノシラン、  トリス(2,2,2,3,3,3−へキ
サフルオロ)アミノシラン、トリス(4,4,4−)リ
フルオロブチル)アミノシラン、トリス(2−(パーフ
ルオロエチル)エチル)アミノシラン、トリス(5,5
,5−)リフルオロペンチル)アミノシラ/、トリス(
3−(パーフルオロエチル)プロピル) アミノシラン
、トリス(2−(パーフルオロプロピル)エチル)アミ
ノシラン、トリス(パーフルオロプロピルメチル)アミ
ノシラン、トリス(パーフルオロブチルメチル)アミノ
シラン、トリス(6,6、ロートリフルオロヘキシル)
アミノシラン、トリス(4−(パーフルオロエチル)ブ
チル)アミノシラン、トリス(3−パーフルオロプロピ
ル)プロピル)アミノシラン、トリス(4−(パーフル
オロブチル)エチル)アミノシラン、トリス(5−(パ
ーフルオロペンチル)メチル)アミノシラ/、トリス(
7,7、フートリフルオロヘプチル)アミノシラン、ト
リス(5−(パーフルオロエチル)ペンチル)アミノシ
ラン、トリス(4−(パーフルオロプロピル)ブチルア
ミノシラン。
トリス(3−(パーフルオロブチル)プロピル)アミノ
シラン、トリス(2−(パーフルオロペンチル)エチル
)アミノシラン、  トリス(パーフルオロヘキシルメ
チル)アミノシラン、  トリス(8,8,8−)リフ
ルオロオクチル)アミノシラン、トリス(6−(パーフ
ルオロエチル)ヘキシル)アミノシラン、トリス(5−
(パーフルオロプロピル)ペンチル)アミノシラン、 
 トリス(4−(パーフルオロブチル)ブチル)アミノ
シラン、トリス(3−(パーフルオロペンチル)ブチル
)アミノシラン、トリス(2−(パーフルオロヘキシル
)エチルアミノシラン、トリス(パーフオロエチルメチ
ル)アミノシラ7、   )リス(9,9,9−)リフ
ルオロノニル)アミノシラン、トリス(7−(パーフル
オロエチル)へブチル)アミノシラ/、トリス(6−(
パーフルオロプロピル)ヘキシル)アミノシラン、トリ
ス(5−(パーフルオロブチル)ペンチル)アミノシラ
ン、トリス(4−(パーフルオロペンチル)ブチル)ア
ミノシラ/、トリス(3−(パーフルオロヘキシル)プ
ロピル)アミノシラン、トリス(2−(パーフルオロヘ
プチル)エチル)アミノシラノ、トリス(パーフルオロ
オクチルメチル)トリアミノンラン、トリス(10,1
0,10−)リフルオロデシル)アミノシラン、  ト
リス(8−(パーフルオロエチル)オクチル) アミノ
シラノ、トリス(7−(パーフルオロプロピル)ヘプチ
ル)アミノシラン、トリス(6−(パーフルオロブチル
)ヘキシル)アミノシラン、トリス(5−(パーフルオ
ロヘプチル)ペンチル)アミノシラン、トリス(4−(
パーフルオロへキシル)ブチル)アミノシラン、トリス
(3−(パーフルオロヘプチル)プロピル)アミノシラ
ン、  トリス(2−(パーフルオロオクチル)エチル
)アミノシラン、トリス(パーフルオロノニルメチル)
アミノシラン、トリス(11,11,11−)リフルオ
ロラフデシル)アミノシラン、トリス(9−(パーフル
オロエチル)ノニル)アミノシラン。
トリス(8−(パーフルオロプロピル) オクチル)ア
ミノシラン、トリス(7−(パーフルオロブチル)ヘプ
チル)アミノシラン、トリス(6−(パーフルオロペン
チル)ヘキシル)アミノシラン、トリス(5−(パーフ
ルオロヘキシル)ペンチル)アミノシラン、トリス(4
−(パーフルオロヘプチル)ブチル)アミノシラン、ト
リス(3−(パーフルオロオクチル)プロピル)アミノ
シラン、トリス(2−(パーフルオロノニルル)アミノ
シラン、トリス(パーフルオロデシルメチル)アミノシ
ラン、トリス(12、12、12−トリフルオロドデシ
ル)アミノシラン、トリス(10−(パーフルオロエチ
ル)デシル)アミノシラン、  トリス(8−(パーフ
ルオロプロピル)ノニル)アミノシラン、トリス(8−
(パーフルオロブチル)オクチル)アミノシラン、トリ
ス(7−(パーフルオロペンチル)ヘプチル)アミノシ
ラン、  トリス(6−(パーフルオロヘキシ;シ)ヘ
キシル)アミノシラン、  トリス(5−(パーフルオ
ロヘプチル)ペンチル)アミノシラン、トリス(4−(
パーフルオロオクチル)ブチル)アミノシラン、トリス
(3−(パーフルオロ/ニル)プロピル)アミノシラン
、トリス(2−(パーフルオロデシル)エチル)アミノ
シラン。
トリス(パー7ルオロウンデシルメチル)アミノシラン
、トリス(13、13,13、−)リフルオロトリデシ
ル)アミノシラン、トリス(11−(パーフルオロエチ
ル)ウンデシル)アミノシラン、トリス(10−(パー
フルオロプロピル)デシル)アミノシラン、トリス(9
−(パーフルオロブチル)ノニル)アミノシラン、トリ
ス(8−(パーフルオロペンチル)オクチル)アミノシ
ラン、トリス(7−(パーフルオロヘキシル)ヘプチル
)アミノシラン、)リス(8− (パーフルオロヘプチ
ル)ヘキシル)アミノシラン、  トリス(5−(パー
フルオロオクチル)ペンチル)アミノシラン、トリス(
4−(パーフルオロノニル)ブチル)アミノシラ/,ト
リス(3−(パーフルオロデシル)プロピル)アミノシ
ラン、  トリス(2−(パーフルオロラフデシル)エ
チル)アミノシラン、  トリス(パーフルオロドデシ
ルメチル)アミノシラン。
2−(パーフルオロヘプチル)エチルジアミノシラン、
2−(パーフルオロヘプチル)エチル−メチル−ジアミ
ノシラン、2−(パーフルオロヘプチル)エチル−プロ
ピル−ジアミノシラン、2−(パーフルオロヘプチル)
エチル−ブチル−ジアミノシラン、2−(パーフルオロ
ヘプチル)エチル−ベンチルージアミノシラン、2−(
パーフルオロヘプチル)エチル−ヘキシル−ジアミノシ
ラ乙 ビス− (2−(パーフルオロヘプチル)エチル)−ア
ミノシラン、ビス−(2−(パーフルオロヘプチル)エ
チル−メチル−アミノシラン、ビス−(2−(/f−フ
ルオロヘプチル)エチル)ーエチルジアミノシラン,ビ
ス−(2−(パー7 )Ltオロヘプチル)エチル) 
−プチルーアミノシラン、ビス−(2−(パーフルオロ
ヘプチル)エチル)−プロピル−アミノシラン、  ビ
ス−(2−(パーフルオロヘプチル)エチル)−ペンチ
ル−アミノシラ/、ビス−(2−(パーフルオロヘプチ
ル)エチル−ヘキシル−アミノシラン。
2−(パーフルオロヘプチル)エチルジメチルアミノシ
ラン、2−(パーフルオロヘプチル)エチルメチルエチ
ルアミノシラン、2−(パーフルオロへブチル)エチル
メチルプロピルアミノシラン、2−(パーフルオロヘプ
チル)エチルジエチルアミ/シラン、2−(パーフルオ
ロヘプチル)エチルエチルプロピルアミノシラン、2−
(パーフルオロヘプチル)エチルジプロピルアミノシラ
乙 2−(パーフルオロヘプチル)エチル−メチルアミノ−
ジアミノシラン、2−(パーフルオロヘプチル)エチル
−ビス(メチルアミノ)−アミノシラン、2−(パーフ
ルオロヘプチル)エチル−トリス(メチルアミノ)シラ
ン、2−(パーフルオロヘプチル)エチル−エチルアミ
ノ−ジアミノシラ:/、2−(パーフルオロヘプチル)
エチル−ビス (エチルアミノ)−アミノンラン、  
2−(パーフルオロヘプチル)エチル−トリス(エチル
アミノ)シラン。
2−(パーフルオロオクチル)エチルジアミノシラン、
2−(パーフルオロオクチル)エチル−メチル−ジアミ
ノシラン、2−(パーフルオロオクチル)エチル−プロ
ピル−ジアミノシラン、2−(パーフルオロオクチル)
エチル−ブチル−ジアミノシラン、2−(パーフルオロ
オクチル)エチル−ペンチル−ジアミノシラン、2−(
パーフルオロオクチル)エチル−ヘキシル−ジアミノシ
ラン。
ビス−(2−(パーフルオロオクチル)エチル)−アミ
ノシラン、ビス−(2−(パーフルオロオクチル)エチ
ル−メチル−アミノシラン、ビス−(2−(パーフルオ
ロオクチル)エチル)−エチルジアミノシラン、ビス−
(2−(パーフルオロオクチル)エチル) −ブチル−
アミノシラ化 ビス−(2−(パーフルオロオクチル)
エチル)−プロピル−アミノシラン、  ビス−(2−
(パーフルオロオクチル)エチル)−ペンチル−アミノ
シラ化 ビス−(2−(パーフルオロオクチル)エチル
−ヘキシル−アミノシラン。
2−(パーフルオロオクチル)エチルジメチルアミノシ
ラン、2−(パーフルオロオクチル)エチルメチルエチ
ルアミノシラン、2−(パーフルオロオクチル)エチル
メチルプロピルアミノシラ:/、2−(パーフルオロオ
クチル)エチルジエチルアミ/シラン、2−(パーフル
オロオクチル)エチルエチルプロピルアミノシラン、2
−(パーフルオロオクチル)エチルジプロピルアミノシ
ラン。
2−(パーフルオロオクチル)エチル−メチルアミノ−
ジアミノシラン、2−(パーフルオロオクチル)エチル
−ビス(メチルアミノ)−7ミノシラン、2−(パーフ
ルオロオクチル)エチル−トリス(メチルアミノ)シラ
ン、2−(パーフルオロオクチル)エチル−エチルアミ
ノ−ジアミノシラン、2−(パーフルオロオクチル)エ
チル−ビス (エチルアミノ)−アミノシラン、  2
−(パーフルオロオクチル)エチル−トリス(エチルア
ミノ)シラン。
2−(パーフルオロノニル)エチルジアミノシラン、2
−(パーフルオロノニル)エチル−メチル−ジアミノシ
ラy、2−(パーフルオロノニル)エチル−プロピル−
ジアミノシラン、2−(パーフルオロノニル)エチル−
ブチル−ジアミノシラン、2−(パーフルオロノニル)
エチル−ベンチルージアミノシラン、  2−(パーフ
ルオロノニル)エチル−ヘキシル−ジアミノシラン。
ビス−(2−(パーフルオロノニル)エチル)−アミノ
シラン、ビス−(2−(パーフルオロノニル)エチル−
メチル−アミノシラン、  ビス−(2−(パーフルオ
ロノニル)エチル)−エチル−アミノシラン、ビス−(
2−(パーフルオロノニル)エチル)−ブチル−アミノ
シラン、ビス−(2−(パーフルオロノニル)エチル)
−プロピル−アミノシラン、ビス−(2−(パーフルオ
ロノニル)エチル)−ベンチルーアミノシラン、ビスー
(2−(パーフルオロノニル)エチル−ヘキシル−アミ
ノシラン。
2−(パーフルオロノニル)エチルジメチルアミノシラ
ン、2−(パーフルオロノニルメチルエチルアミノシラ
ン、2−(パーフルオロノニル)エチルメチルプロピル
アミノシラン、2−(パーフルオロノニル)エチルジエ
チルアミノシラン、2−(パーフルオロノニル)エチル
エチルプロピルアミノシラン、2−(パーフルオロノニ
ル)エチルジプロピルアミノシラン。
2−(パーフルオロノニル)エチル−メチルアミノ−ジ
アミノシラン、2−(パーフルオロノニル)エチル−ビ
ス(メチルアミノ)−アミノシラン、2−(パーフルオ
ロノニル)エチル−トリス(メチルアミノ)シラン、2
−(パーフルオロノニル)エチル−エチルアミ゛ノージ
アミノシラン。
2−(パーフルオロノニル)エチル−ビス(エチルアミ
ノ)−アミノシラン、2−(パーフルオロノニル)エチ
ル−トリス(エチルアミノ)シラン本発明では、これら
に限定されるのではな(、特許請求範囲に示される一般
式のものであれば、本発明の目的を、達成できることは
言うまでもない。また、本発明において、使用するシラ
ン化合物同士が無機コート膜との反応前、もしくは反応
後結合し、ポリマー化することがありえるが、本発明の
目的とするところの、重合度を得るように11!i−す
ればなんら問題はない.また、目的に応じて、1!1以
上のシラン化合物を混合して用いても良い。
上記に示した物質を無機コート膜に反応あるいは吸着さ
せるには、DiP法、スピンナー法、スプレー法等によ
り表面に塗布し、反応、吸着させる方法、または真空雰
囲気中あるいは大気中でガスとして反応、吸着させる方
法など用いることができる。
前者の場合、塗布中の雰囲気、例えば、湿度、温度をコ
ントロールすることにより反応速度が制御出来、また浸
漬時間、液温、シラン化合物の濃度を11節することに
より所望の処理膜を得ることが出来る。さらに、塗布後
、コート膜の特性に影響を与えない程度の加熱や光照射
を行うことにより、反応を促進すればより効果的である
。後者の場合、真空槽内で無機コート膜を形成中、ある
いは形成後にシラン化合物のガスを導入し、反応させて
もよい。また、アルゴンや酸素等のプラズマ雰囲気中に
シラン化合物のガスを導入し、反応性蒸着、反応性イオ
ンブレーティング等を行うことも可能である。
シラン化合物との反応性を高める為に前処理として、無
機コート膜表面を、洗浄、薬品処理、プラズマ処理等行
うことはより効果的である。
反応に用いるシラン化合物は、単体もしくは混合で用い
てもよく、溶媒で希釈したり、酸や塩基で前処理して使
用することも可能である。
反応が終了後、大気中の水分子と反応したシラン化合物
、コート膜表面付近との反応、吸着に寄与できなかった
シラン化合物を洗浄により洗い流すことにより、処理前
の反射防止特性などの外観が変わらない処理を行うこと
ができる。
〔作用〕
無機コート膜、たとえば%  S i O *膜などで
は、その表面に極性の大きな一〇HMが露出して右り、
これが、水滴中に含まれる不純物を吸着し易いため、ヤ
ケが起こると説明できる.したがって、無機コート膜表
面を極性の小さな、あるいは撥水性の基で置換すること
により、ヤケの防止ができる。
以下、実施例に基づき本発明の詳細な説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〕 ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)製樹
脂からなる合成樹脂製レンズを、アセトンで洗浄し、室
温で5分間、5%水酸化ナトリウム水溶液を用いて表面
処理を行い、以下に述べるコーテイング液をディッピン
グ法により、液温5℃、引き上げ速度40cm/min
の条件で塗布した。次に熱風乾燥炉中で80℃、30分
間、130℃で2時間加熱硬化させた。
コーテイング液は次の様にして作成した。
撹拌装置を備えた反応容器中にエタノール206部、エ
タノール分散コロイダルシリカ396部(触媒化成工業
株式会社製“オスカル1232”固形分30%)、γ−
グルシドキシプロビルトリメトキシシランの部分加水分
解物、312部、フローコントロール剤0.2部(日本
ユニカーー製”L−7804”)及び0.05N酢酸水
溶液86部を加え、室温で3時間撹拌をし、コーテイン
グ液とした。
上記の様にして得られたレンズを真空槽内にセットし、
真空蒸着法により、基板温度50”Cで、樹脂表面に反
射防止処理を行なった。膜構成はレンズ側から、5in
s!21がλ/ 4 % Z r O! Hと5ins
層の合成膜厚がλ/4、Z r Os層がλ/4、最上
層のSiO,llがλ/4とした(ここでλ= 520
 n m ) 6次にこのレンズをア七トンで洗浄し、
十分乾燥させた後、液温20”Cの2−(パーフルオロ
オクチル) エチルトリアミノシラン、を1wt%含む
1.1.2−)リクロロー1.2.2−)リフルオロエ
タン溶液に5分間浸漬した。浸漬後、相対湿度50%、
温度50”C雰囲気中に取り出し、10分間放置した。
その後、1.1.2−トリクロロ−1,2,2−トリフ
ルオロエタンにより洗浄を行なった。
洗浄後のレンズの外観、反射防止の特性に大きな変化は
みられなかった。
得られたコート膜の評価方法は以下に示す方法を用いた
■ ヤケ性:水道水をコート膜表面にたらし乾燥させた
のち、布で残留物を拭き取った。残留物が残ればC1完
全に拭きとれればA1一部残ればBと評価した。
■ 接触角:接触角計 (t8和科学■製CA−D)を
用いて液滴法(純水)により測定した。
■ 温水試験:80℃の温度に5時間浸漬後■と同様に
ヤケ性の試験を行なった。
〔実施例2〕 ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)製樹
脂からなる合成樹脂製レンズをアセト/で洗浄し、その
後、真空蒸着法により基板温度50℃で、樹脂表面に反
射防止処理を行なった。反射防止処理は実施例1と同様
の処理を行ない、処理後イソプロピルアルコールで洗浄
を行なった。
次にこのレンズを実施例1で用いた処理液で実施例1と
同様に処理した。
洗浄後のレンズの外観、反射防止の特性に大きな変化は
みられなかった。
〔実施例3〕 実施例1で用いた反射防止層の最上層であるSi Os
 届を、次の様にして形成した。電子銃を用いて、si
o*を溶解しながら、アルゴンとビス(パーフルオロプ
ロピルメチル)ジアミノシランを9:1に混合した気体
を真空度が0.01T。
rrになる様、真空槽内に導入し、13.56MHzの
高周波電場により、雰囲気をプラズマ化した。、基板に
は300V直流電圧を印加し、高周波出力300wで反
応性イオンブレーティングを行ないながらSiO*Je
lを形成した。
〔実施例4〕 実施例1で得られたレンズに、実施例1と同様に反射防
止処理を行ない、その後、ビス−(2−パーフルオロヘ
プチル)エチル)−ブチル−アミノシランを5wt%含
む1.1.2、−トリクロロ−1,2、j−)リフルオ
ロエタン溶液に1分間浸漬した。浸漬後、相対湿度70
%、温度60℃雰囲気中に取り出し、5分間放置した。
放置後テトラヒドロフランにより洗浄を行なった。洗浄
後の外観は処理前とほとんど変化がなかった。
〔実施例5〕 クラウンガラスからなるレンズ表面に、レンズ側から、
5iotを1μm厚にアルゴンプラズマ中でイオンブレ
ーティングした。この様にして得られたレンズを、純水
で洗浄後、十分に水を切り乾燥させた。次に液温20℃
の2−(パーフルオロノニル)エチル−ブチル−ジアミ
ノシランを10wt%含む1.1.2−トリクロロ−1
,2,2トリフルオロエタン溶液に2分間浸漬した。浸
漬後、相対湿度20%、温度50”C中に15分間放置
した。その後1.1.2−)リクロロ−1,2,2−)
リフルオロエタンにより洗浄を行なった。
洗浄後のレンズの外観に大きな変化はみられなかった。
〔比較例1〕 実施例1で用いた処理前の反射防止膜付レンズを液温1
5℃のジメチルジクロロシラン98%溶液に、1分間浸
漬した。浸漬後、湿度60%、温度25°Cの雰囲気中
で、10cm/秒の速度でレンズを引き上げた。引き上
げ後、トリクロロエチレンにより洗浄を行なった。
〔比較例2〕 実施例1で用いた処理前の反射防止膜付レンズを、ジメ
チルジェトキシシラ750gとインプロピルアルコール
450 g s及び0.05N塩酸20gを混合した液
温10℃の溶液に3分間浸漬した。浸漬後、湿度75%
、温度50℃の雰囲気中で15分間放置し、その後アセ
トンにより洗浄を行なった。
〔比較例3〕 実施例1で得られたシラン化合物による処理をする前の
反射防止膜つきの合成樹脂製レンズを比較例1とした。
上記実施例1〜5、比較例1〜3の評価結果をまとめて
表1に示す。
表1 〔発明の効果〕 無機コート膜表面に撥水性を侍たせたことにより、表面
エネルギーが低下し、水及び水中の不純物との親和性が
低下し、ヤケ現象を防止することができた。さらに表面
エネルギー低下に伴い、人体から分泌される汗、脂肪ま
たは食用油などの育機物による汚れも、ティッシュペー
パーなどで拭くだけで簡単に取り除くことができた。ま
た本発明で用いる物質は、他の表面処理剤と比較して低
温での反応性も十分で、表面処理の持続性も良い事が判
った。
本発明は、合成樹脂製およびガラス製眼鏡レンズ、精密
機器用光学レンズ、表示パネル、時計用カバーガラス、
窓ガラス等無機コート膜を使用した製品に広く適用でき
る方法であり、その用途はさらに拡大されるであろう。
以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 無機コート膜に、下式aで示されるシラン化合物、ある
    いはaのオルゴマー、あるいはポリマーを少なくとも1
    種以上含む混合物よりなる組成物を反応あるいは吸着さ
    せたことを特徴とする無機コート膜の表面改質法。 a、▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R^1はフッ素を含む有機基、R^2、R^
    3、R^4は水素または有機基、a、b、cはそれぞれ
    次の範囲である。 1≦a≦3、0≦b≦2、1≦c≦3)
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