JPS6329273B2 - - Google Patents

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JPS6329273B2
JPS6329273B2 JP57139617A JP13961782A JPS6329273B2 JP S6329273 B2 JPS6329273 B2 JP S6329273B2 JP 57139617 A JP57139617 A JP 57139617A JP 13961782 A JP13961782 A JP 13961782A JP S6329273 B2 JPS6329273 B2 JP S6329273B2
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JP
Japan
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data
note
tempo
performance
melody
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JP57139617A
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JPS5929297A (ja
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Eisaku Okamoto
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Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は自動演奏のテンポを制御する電子楽
器に関する。 従来、メロデイ等の楽曲データを記憶してお
き、自動演奏を進めるテンポクロツクを計数する
ことにより前記楽曲データを順次読み出し、読み
出された楽曲データの演奏タイミングと該楽曲デ
ータに対応する鍵の鍵盤での押鍵タイミングとを
比較し、この比較において前記演奏タイミングよ
りも押鍵タイミングが遅いときには前記テンポク
ロツクの発生を停止し、押鍵タイミングの早遅に
関連するテンポ修正データにより前記テンポクロ
ツクの周波数を制御して押鍵による演奏と自動演
奏との進行一致を図つた電子楽器は、昭和55年特
許願第78784号で公知である。 しかし、かかる従来の電子楽器は、演奏進行中
に演奏の難しい箇所にぶつかり押鍵タイミングが
非常に大きくずれた場合には、それ以降のテンポ
を大幅に変更しすぎてしまい、その復帰に非常に
時間がかかつた。 この発明は上記実情に鑑みてなされたもので、
演奏の難しい箇所において押鍵タイミングが大き
くずれた場合には、それ以降のテンポを大幅に変
更しないようにし、初心者に使いやすい電子楽器
を提供することを目的とする。 そこでこの発明は、演奏すべき音符の演奏難易
度を検知し、読出手段によつて読み出された演奏
データと演奏操作手段での演奏に対応する演奏デ
ータとから形成されるテンポ修正データによるテ
ンポ修正度(テンポ修正寄与率)を前記演奏難易
度に対応して制御するようにしている。 以下この発明を添付図面を参照して詳細に説明
する。 第1図はこの発明を適用した電子楽器の一実施
例を示すブロツク図である。第1図において、鍵
盤1は鍵動作に連動するキースイツチを各鍵毎に
有し、押下鍵に応じてその鍵に対応するキースイ
ツチをオンにする。押鍵検出回路2は前記キース
イツチを走査し、キーオンしているキースイツ
チ、すなわち押下鍵を検出してその鍵を表わす鍵
情報(キーコード)KCを時分割出力するととも
に、押鍵されていることを示す2値レベルのキー
オン信号KONを出力する。 キーコードKCは、例えば第1表に示すように
オクターブ音域を表わす2ビツトのオクターブコ
ードB2、B1と1オクターブ内の12の音名を表わ
す4ビツトのノートコードN4、N3、N2、N1
からなる6ビツトの2進化信号である。
【表】 押鍵検出回路2から出力されるキーコードKC
およびキーオン信号KONは、発音チヤンネル割
当回路3およびメロデイ音高データ取出回路4に
加えられる。 発音チヤンネル割当回路3は、値の入力に後述
する和音・オブリガードデータ取出回路200か
ら出力されるオブリガード音高データON、従音
形成回路5から出力される和音構成音を示す複数
のキーコードCKC、およびベース音形成回路6
から出力されるベース音を示すキーコードBKC
が加えられる。 従音形成回路5は、和音・オブリガードデータ
取出回路200から出力される和音名データCH
に基づいて和音構成音を示す複数のキーコード
CKCを形成する。なお、和音名データCHは、和
音の根音の音名を示す4ビツトデータ(第1表参
照)および和音の種類(メジヤ、マイナ、セブン
ス)を示す2ビツトデータからなる6ビツトのバ
イナリコードである。 従音形成回路5におけるキーコードCKC形成
の一例を示すと、和音種類がメジヤのときは根音
に対して完全1度、長3度、完全5度の音程関係
にある音を示すキーコードCKCを形成し、和音
種類がマイナのときは根音に対して完全1度、短
3度、完全5度の音程関係にある音を示すキーコ
ードCKCを形成し、和音種類がセブンスのとき
は根音に対して完全1度、長3度、短7度の音程
関係にある音を示すキーコードCKCを形成する。 ベース音形成回路6は、和音・オブリガードデ
ータ取出回路200から出力される和音名データ
CHおよび自動伴奏パターン信号発生回路7から
出力されるベースパターン信号BPに基づいてベ
ース音を示すキーコードBKCを形成する。ここ
で、自動伴奏パターン信号発生回路7について説
明する。 自動伴奏パターン信号発生回路7は、リズム選
択スイツチ(図示せず)によつて選択したリズム
に対応する和音発音タイミング信号CT、ベース
音発音タイミング信号BT、リズムパターン信号
RPおよびベースパターン信号BPを後述するテン
ポ制御回路500から出力されるテンポクロツク
TCLによつて発生するもので、パターンメモリ
およびアドレスカウンタから構成されている。 パターンメモリは各リズム毎にそれぞれ複数の
和音発音タイミングパターン、ベース音発音タイ
ミングパターン、リズムパターンおよびベースパ
ターンを記憶している。このパターンメモリに記
憶される各リズム毎のパターンはリズム選択スイ
ツチによつて選択され、この選択された上記各パ
ターンはテンポクロツクTCLを計数するアドレ
スカウンタの計数値をアドレス信号として順次読
み出される。なお、和音発音タイミング信号CT
およびベース音発音タイミング信号BTはそれぞ
れ自動コード音および自動ベース音の発音タイミ
ングを示す信号であり、リズムパターン信号RP
は発音すべきリズム音の種類とその発音タイミン
グを示す信号であり、ベースパターン信号BPは
発音すべき自動ベース音の根音に対応する音程関
係を示す信号である。 ベース音形成回路6は、入力する和音名データ
CHのうち和音の根音を示すキーコードと前記ベ
ースパターン信号BPとを加算することにより根
音に対して所定の音程関係にあるベース音を示す
キーコードBKCを形成する。なお、ベース音形
成回路6はベースパターン信号BPが長3度の音
程に対応し、かつ和音名データCHの和音種類が
マイナの場合には前記ベースパターン信号BPを
短3度の音程に対応するように修正して加算す
る。 発音チヤンネル割当回路3は、押鍵検出回路2
から出力されるキーコードKCを専用に割当てる
チヤンネル、和音・オブリガードデータ取出回路
200から出力されるオブリガード音高データ
ONを専用に割当てるチヤンネル、従音形成回路
5から出力される和音構成音を示すキーコード
CKCを専用に割当てるチヤンネル、およびベー
ス音形成回路6から出力されるベース音を示すキ
ーコードBKCを専用に割当てるチヤンネルから
なる所定数の発音チヤンネルを有し、これらの発
音チヤンネルに上記各キーコードを適宜割当てる
とともに、各チヤンネルに割当て記憶したキーコ
ードKC*を時分割的に楽音形成回路8に出力す
る。 楽音形成回路8は発音チヤンネル割当回路3か
ら時分割的に加わるキーコードKC*に基づき楽音
信号を形成する。なお、押鍵検出回路2から出力
されるキーコードKCに基づいて形成される楽音
信号は、押鍵検出回路2から出力されるキーオン
信号KONによつて開閉エンベロープ制御され、
また、和音構成音を示すキーコードCKCおよび
ベース音を示すキーコードBKCに基づいて形成
される楽音信号は、それぞれ自動伴奏パターン信
号発生回路7から発生される和音発音タイミング
信号CTおよびベース音発音タイミング信号BT
に基づいて開閉エンベローブ制御される。 楽音形成回路8によつて形成された楽音信号は
増幅器9で増幅されてスピーカ10に加わり、こ
こでメロデイ音、和音、ベース音、オブリガード
音として発音される。 また、リズム音源回路11は自動伴奏パターン
信号発生回路7から発生されるリズムパターン信
号RPに応じて各種リズム音を示すリズム音信号
を発生し、これを増幅器9を介してスピーカ10
に加え、リズム音として発音させる。 次に、電子楽器の自動演奏のテンポ制御につい
て説明する。 まず、外部記録手段12から出力される自動演
奏データのデータフオーマツトについて説明す
る。外部記録手段12は磁気カード/テープ、パ
ンチカード、バーコード等であつて、第2図に示
すようにメロデイ音高データ、メロデイ符長デー
タ、オブリガード音高データ、オブリガード符長
データおよび和音データを記載順序にしたがつて
シリアルデータの形で記録している。なお、各デ
ータの頭には各データを識別するためのマークデ
ータDM1〜DM5を記録している。 メロデイ音高データおよびオブリガード音高デ
ータはそれぞれ音高を示すもので、6ビツトのバ
イナリコードで構成されている(第1表参照)。
メロデイ符長データおよびオブリガード符長デー
タはそれぞれ音符又は休符の長さ、すなわち符長
を示すもので、6ビツトのバイナリコードで構成
される。符長データの一列を示すと第2表のよう
になる。
【表】 和音データは、発生すべき和音の和音名を示す
和音名データおよび和音の発生タイミングを示す
タイミングデータを含むもので、それぞれ6ビツ
トおよび10ビツトのバイナリコードで構成され
る。なお、和音名データは前記オブリガード音高
データの読み出しに伴なつて読み出されるもの
で、前記タイミングデータは、同時に発音すべき
オブリガード音のオブリガード音高データが後述
するデータメモリ14に転送された後の該データ
メモリ14における記憶アドレスに対応するもの
である。 外部記録手段12に記録された上記各データ
は、楽音データ入力装置13にシリアルデータの
形で読み取られる。楽音データ入力装置13は読
み取つたシリアルデータをパラレルデータに変換
し、メロデイ音高データ、メロデイ符長データ、
オブリガード音高データ、オブリガード符長デー
タおよび和音データをデータメモリ14に供給す
るとともに、マークデータDM1〜DM5を含む書
込制御データをRAM(ランダム、アクセス・メ
モリ)書込制御回路15に供給する。 データメモリ14は各データ群毎に記憶領域を
有し、各データ群の対応する記憶領域への書込お
よび記憶領域からの読出は各記憶領域に対応する
アドレス信号を出力する5つのカウンタ16a〜
16eからなるアドレスカウンタ16によつて行
なわれる。 RAM書込制御回路15は楽曲データ入力装置
13からデータメモリ14に供給される各データ
群を、データメモリ14の各データに対応する記
憶領域別に書き込み制御するもので、まず楽曲デ
ータ入力装置13からマークデータDM1を入力
すると、メロデイ音高データの記憶領域に対応す
るアドレスカウンタ16のカウンタ16aを動作
可能にし、前記楽曲データ入力装置13からメロ
デイ音高データが送出される毎に該カウンタ16
aをカウントアツプさせる。カウンタ16aはそ
の計数値をアドレス信号としてデータメモリ14
に出力し、アドレス信号の示すアドレスにメロデ
イ音高データを書き込む。なお、RAM書込制御
回路15は、マークデータDM1を入力すると同
時に前記カウンタ16aのアドレス信号がメロデ
イ音高データの記憶領域の先頭アドレスを示すよ
うに該カウンタを初期セツトする。 このようにして全てのメロデイ音高データの書
込が終了すると、RAM書込制御回路15はマー
クデータDM2を入力し、前記と同様にしてデー
タメモリ14のメロデイ符長データに対応する記
憶領域に該記憶領域の先頭アドレスからメロデイ
符長データを書き込む。以下、RAM書込制御回
路15はマークデータDM3,DM4,DM5を入力
する毎に、マークデータに対応する記憶領域に、
該記憶領域の先頭アドレスからオブリガード音高
データ、オブリガード符長データ、和音データを
書き込む。 次に、データメモリ14に全ての自動演奏デー
タが書き込まれた後、スタートスイツチ17を投
入した場合について説明する。 スタートスイツチ17が投入されると、RAM
読出制御回路18はアドレスカウンタ16の各カ
ウンタがそれぞれ対応する記憶領域の先頭アドレ
スを指示するようにアドレスカウンタ16を初期
セツトし、続いてデータメモリ14からメロデイ
の第1音、第2音に対応するメロデイ音高データ
およびメロデイ符長データ、オブリガードの第1
音に対応するオブリガード音高データおよびオブ
リガード符長データを順次読み出すべくアドレス
カウンタ16を制御する。 すなわち、RAM読出制御回路18は、メロデ
イ音高データおよびメロデイ符長データの記憶領
域に対応するアドレスカウンタ16のカウンタ1
6a,16bを動作可能にし、該各カウンタ16
a,16bのアドレス信号に基づいてデータメモ
リ14からメロデイの第1音に対応するメロデイ
音高データおよびメロデイ符長データを読み出
し、続いて各カウンタ16a,16bをカウント
アツプしてメロデイの第2音に対応するメロデイ
音高データおよびメロデイ符長データを読み出
す。同様にして、オブリガード音高データおよび
オブリガード符長データの記憶領域に対応するア
ドレスカウンタ16のカウンタ16c,16dを
動作可能にし、該各カウンタ16c,16dをカ
ウントアツプさせることによりオブリガードの第
1音に対応するオブリガード音高データおよびオ
ブリガード符長データを読み出す。 なお、RAM読出制御回路18は、アドレスカ
ウンタ16のカウンタ16aおよび16bをカウ
ントアツプする毎に次メロデイ読出要求信号
MNRを出力し、アドレスカウンタ16のカウン
タ16cおよび16dをカウントアツプする毎に
次オブリガード読出要求信号ONRを出力する。
また、RAM読出制御回路18は、和音データの
記憶領域に対応するアドレスカウンタ16のカウ
ンタ16eを高速駆動し、オブリガード音高デー
タおよびオブリガード符長データの読み出し時に
データメモリ14から全ての和音データを読み出
す。 データ出力回路19は和音サーチ回路19aを
含み、データメモリ14から読み出される各デー
タのうち、オブリガード音高データON1、オブ
リガード符長データOL1、および和音名データ
CH1を和音・オブリガードデータ取出回路20
0に出力し、メロデイ音高データMN2およびメ
ロデイ符長データML2をメロデイデータ取出回
路100に出力する。なお、和音サーチ回路19
aはオブリガード音高データを読み出す際にアド
レスカウンタ16のカウンタ16cから出力され
るアドレス信号に基づいて、データメモリ14か
ら高速で読み出される和音データの中から前記ア
ドレス信号と同一アドレスを示す和音データのタ
イミングデータをサーチし、このタイミングデー
タと一対の和音名データCH1を出力する。 メロデイデータ取出回路100はデータ出力回
路19からメロデイ音高データMN2およびメロ
デイ符長データML2が加えられ、RAM読出制
御回路18から次メロデイ読出要求信号MNRが
加えられ、後述するテンポ制御回路500からテ
ンポクロツクTCLが加えられており、これらの
信号に基づいて演奏すべきメロデイ音(1音符先
行するメロデイ音)のメロデイ音高データMN1
およびメロデイ符長データML1、演奏されてい
るメロデイ音のメロデイ音高データMNおよびメ
ロデイ符長データML、テンポ制御回路500か
らのテンポクロツクの出力を停止するために用い
られる停止指令信号MP、およびデータメモリ1
4からのメロデイデータ(メロデイ音高データお
よびメロデイ符長データ)の読出指令信号MLU
を取り出すものである。 第3図は上記メロデイデータ取出回路100の
詳細構成例を示したもので、RAM読出制御回路
18からメロデイデータの読み出しに伴なつて次
メロデイ読出要求信号MNRが加えられると、ラ
ツチ回路101および102はそれぞれデータ出
力回路19から加えられているメロデイ音高デー
タMN2およびメロデイ符長データML2をラツ
チし、ラツチ回路103および104はそれぞれ
ラツチ回路101および102で前回ラツチされ
たメロデイ音高データMN1およびメロデイ符長
データML1をラツチし、メロデイ符長カウンタ
105はリセツトされる。なお、スタートスイツ
チ17の投入直後においては、2つのメロデイデ
ータの読み出しに伴つて信号MNRは1回出力さ
れているため、ラツチ回路101および102で
ラツチされたメロデイ音高データMN1およびメ
ロデイ符長データML1はそれぞれこれから演奏
しようとするメロデイの第1音目に対応し、ラツ
チ回路103および104は無音高データ(第1
表に示されるキーコード以外のバイナリコード)
および無符長データ(全て“0”)をラツチして
いる。 ラツチ回路101でラツチされたメロデイ音高
データMN1はテンポ修正度制御回路300、テ
ンポ制御回路500および表示装置20に加えら
れ、ラツチ回路102および103でラツチされ
たメロデイ符長データML1およびメロデイ音高
データMNはそれぞれテンポ修正度制御回路30
0に加えられ、ラツチ回路104でラツチされた
メロデイ符長データMLは比較器106のB入
力、テンポ修正度制御回路300およびテンポ制
御回路500に加えられる。 表示装置20は各鍵毎に配設されたランプから
構成され、入力するメロデイ音高データMN1に
対応するランプを点灯することによつて押下すべ
き鍵を表示する。したがつて、表示装置20はメ
ロデイ音高データMN1によつてメロデイの第1
音目に対応する鍵を点灯表示している。 比較器106は、テンポクロツクTCLを計数
するメロデイ符長カウンタ105から下位2ビツ
トを除く上位ビツトのパラレル出力が符長データ
としてA入力に加えられており、A入力とB入力
に加えられる各符長データを比較し、これらが一
致したときメロデイ符長一致信号MLEQを出力
する。この場合、メロデイ符長カウンタ105は
信号MNRによつてリセツトされ無符長データを
出力しているため(リセツト後メロデイ符長カウ
ンタ105には3つのテンポクロツクTCLが加
えられるが、4番目のテンポクロツクTCLが後
述する停止指令信号MP(第4図d参照)によつ
て停止されているため)、比較器106は一致信
号MLEQ(“1”)(第4図c参照)をアンド回路
107に加え、アンド回路107を動作可能にす
る。 メロデイ符長カウンタ105はリセツト後3つ
のテンポクロツクTCLを入力し(第4図a参
照)、その下位2ビツトの出力がともに“1”と
なつているため、アンド回路108はアンド回路
107を介して信号“1”を出力する。したがつ
てアンド回路107は、メロデイ符長カウンタ1
05に4番目のテンポクロツクTCLが加わるま
で前記信号“1”を停止指令信号MP(第4図d
参照)としてテンポ制御回路500に出力すると
ともに、アンド回路109に出力する。 ここで、メロデイの第1音目に対応するメロデ
イ演奏が演奏時点tKONで行なわれ(第4図b参
照)、テンポ制御回路500から符長カウンタ1
05のリセツト後4番目のテンポクロツクTCL
が出力されると、アンド回路109は、このテン
ポクロツクTCLをメロデイデータの読出指令信
号MLU(第4図e参照)としてRAM読出制御回
路18に出力する。 RAM読出制御回路18は読出指令信号MLU
を入力すると、アドレスカウンタ18のカウンタ
18aおよび18bを直ちにカウントアツプして
メロデイの第3音目に対応するメロデイデータを
データメモリ14から読み出すとともに、次メロ
デイ読出要求信号MNR(第4図f参照)を出力
する。 これにより、ラツチ回路101および102は
それぞれメロデイの第2音目に対応するメロデイ
音高データMN1およびメロデイ符長データML
1を出力し、ラツチ回路103および104はそ
れぞれメロデイの第1音目に対応するメロデイ音
高データMNおよびメロデイ符長データMLを出
力する。表示装置20は、ラツチ回路101から
出力されるメロデイの第2音目に対応するメロデ
イ音高データMN1により次に押下すべき鍵を点
灯表示し、比較器106はB入力にラツチ回路1
04から出力されるメロデイの第1音目に対応す
るメロデイ符長データMLを入力する。 比較器106は、A入力にメロデイ符長カウン
タ105から前記メロデイ演奏時点tKON後の時間
に対応する符長データが加えられており、これら
の符長データが一致した時点t0から前記と同様に
メロデイ符長一致信号MLEQを出力する(第5
図c参照)。そして、アンド回路107は信号
MLEQが出力された後、テンポ制御回路500
からメロデイ符長カウンタ105に3番目のテン
ポクロツクTCLが出力されると停止指令信号MP
(第5図d参照)を出力し、アンド回路109は
4番目のテンポクロツクTCLが出力されると読
出指令信号MLU(第5図e参照)を出力する。な
お、第5図bに示すように演奏時点tKONが一致時
点t0よりも早い場合には、メロデイ一致信号
MKEQによつて一致時点t0後の4番目以降のテ
ンポクロツクTCLは停止されないようになつて
いる。 このようにしてメロデイデータ取出回路100
は、メロデイ演奏毎に、1音符先行するメロデイ
音のメロデイ音高データMN1およびメロデイ符
長データML1、演奏されているメロデイ音のメ
ロデイ音高データMNおよびメロデイ符長データ
ML、停止指令信号MP、およびメロデイ読出指
令信号MLUを取り出す。 和音・オブリガードデータ取出回路200は、
データ出力回路19からオブリガード音高データ
ON1、オブリガード符長データOL1および和
音名データCH1が加えられ、RAM読出制御回
路18から次オブリガード読出要求信号ONRが
加えられ、後述するテンポ制御回路500からテ
ンポクロツクTCLが加えられており、これらの
信号に基づいて前記メロデイデータ取出回路10
0と同様にして自動演奏されるオブリガード音の
オブリガード音高データON、自動演奏される和
音・ベース音に対応する和音名データCH、およ
びデータメモリ14からのオブリガードデータ
(オブリガード音高データおよびオブリガード符
長データ)の読出指令信号MLUを取り出すもの
である。 第6図は上記和音・オブリガードデータ取出回
路200の詳細構成例を示すもので、RAM読出
制御回路18からオブリガードデータの読み出し
に伴つて次オブリガード読出要求信号ONRが加
えられると、ラツチ回路201,202および2
03はそれぞれデータ出力回路19から加えられ
るオブリガード音高データON1、和音名データ
CH1、およびオブリガード符長データOL1をラ
ツチし、またオブリガード符長カウンタ204は
この信号ONRによつてリセツトされる。なお、
スタートスイツチ17の投入直後においては、信
号ONRは出力されていないため、ラツチ回路2
01および203ではオブリガードの第1音目に
対応するオブリガード音高データON1およびオ
ブリガード符長データOL1はラツチさせていず、
またラツチ回路202ではオブリガードの第1音
目とともに発音される和音を示す和音名データ
CH1もラツチされていない。ラツチ回路203
では無符長データ(全て“0”)がラツチされて
いる。 ラツチ回路203でラツチされたオブリガード
符長データOL(無符長データ)は、比較器205
のB入力に加えられる。比較器205のA入力に
は、テンポクロツクTCLを計数するオブリガー
ド符長カウンタ204から下位2ビツトを除く上
位ビツトのパラレル出力が符長データとして加え
られる。比較器205はA入力とB入力に加えら
れる各符長データを比較し、これらが一致したと
きオブリガード一致信号OLEQを出力する。オブ
リガード符長カウンタ204は、前記メロデイ符
長カウンタ105と同様に無符長データを出力し
ているため、比較器205は一致信号OLEQをア
ンド回路206に加え、アンド回路206を動作
可能にする。 オブリガード符長カウンタ204は、リセツト
後3つのテンポクロツクTCLを入力し、その下
位2ビツトの出力がともに“1”となつているた
め、アンド回路207はアンド回路206を介し
て信号“1”を出力する。 ここで、メロデイの第1音目に対応するメロデ
イ演奏が行なわれ、テンポ制御回路500から符
長カウンタ204のリセツト後4番目のテンポク
ロツクTCLが出力されると、アンド回路208
は、このテンポクロツクTCLをオブリガードデ
ータの読出指令信号OLUとしてRAM読出制御回
路18に出力する。 RAM読出制御回路18は読出指令信号OLUを
入力すると、アドレスカウンタ18のカウンタ1
8cおよび18dを直ちにカウントアツプしてオ
ブリガードの第2音目に対応するオブリガードデ
ータをデータメモリ14から読み出すとともに、
次オブリガード読出要求信号ONRを出力する。 この信号ONRにより、ラツチ回路201はオ
ブリガードの第1音目に対応するオブリガード音
高データON1をラツチし、これをオブリガード
音高データONとして出力する。このオブリガー
ド音高データONは前述した発音チヤンネル割当
回路3(第1図)に加えられるため、スピーカ1
0では第1音目のオブリガード音が発音される。
また、ラツチ回路202はオブリガードの第1音
目とともに発音される和音を示す和音名データ
CH1をラツチし、これを和音名データCHとし
て従音形成回路5およびベース音形成回路6に出
力し、ラツチ回路203はオブリガードの第1音
目に対応するオブリガード符長データOL1をラ
ツチし、これを現在演奏されているオブリガード
音の符長データOLとして比較器205のB入力
に出力する。また、信号ONRによりオブリガー
ド符長カウンタ204はリセツトされる。 比較器205はB入力に符長データOLが加え
られ、A入力にオブリガード符長カウンタ204
からリセツト後の時間に対応する符長データが加
えられており、これらの符長データが一致したと
き前記と同様にオブリガード符長一致信号OLEQ
を出力する。そして、アンド回路206は信号
OLEQが出力された後、テンポ制御回路500か
らオブリガード符長カウンタ204に3番目のテ
ンポクロツクTCLが出力されると、アンド回路
208を動作可能にし、アンド回路208は4番
目のテンポクロツクTCLが出力されると、この
テンポクロツクTCLを読出指令信号OLUとして
出力する。 このようにして和音・オブリガードデータ取出
回路200は、メロデイ演奏が行なわれテンポ制
御回路500からテンポクロツクTCLが出力さ
れていると、上記オブリガード音高データON、
和音名データCH、およびオブリガードデータ読
出指令信号OLUを取り出す。 テンポ修正度制御回路300は、演奏すべき音
符の演奏難易度を検知し、この演奏難易度に対応
するテンポ修正度データ(テンポ修正寄与率デー
タ)TMPCをテンポ制御回路500に出力して
テンポ制御回路500における前記音符の演奏に
基づくテンポ修正を制御するものである。 第7図は上記テンポ修正度制御回路300の詳
細構成例を示したもので、演奏難易度を検知する
ための6つの検知器301〜306と加算器30
7とから構成されている。検知器301〜306
は、それぞれ第3表に示すように演奏すべき音符
のメロデイ音高データMN1あるいはメロデイ符
長データML1がいずれの演奏難易度区分に属す
るかに応じて演奏難易度に対応するデータ(「0」
〜「3」)を出力する。
【表】 すなわち、音高差検知器301は、減算器と上
記第3表に示す演奏難易度区分および該区分に対
応するデータを記憶するリードオンリイメモリ
(ROM)とを有し、減算器によつてメロデイ高
音データMNとMN1との音高差データの絶対値
をとり、この絶対値と前記ROMの演奏難易度区
分とを比較し、一致した演奏難易度区分に対応す
るデータを出力する。第3表から明らかなよう
に、音高の変化が大きい場合には押鍵が難しいの
で、音高変化が大きい程、テンポ修正寄与率デー
タTMPCを形成する上記データを小さい値にす
る。 白/黒鍵検知器302は、白鍵に対応するキー
コードを記憶するROMを有し、入力するメロデ
イ音高データMN1がROMの記憶データと一致
する場合には「2」を示すデータを出力し、一致
しない場合には「0」に対応するデータを出力す
る。すなわち、黒鍵は白鍵に比べて押鍵が難しい
ので、演奏すべき鍵が黒鍵の場合にはテンポ修正
寄与率データTMPCを形成する上記データを小
さい値にする。 符長基検知器303は、音高差検知器301と
同様に減算器と第3表に示す演奏難易度区分およ
び該区分に対応するデータを記憶するROMとを
有し、減算器によつてメロデイ符長データMLと
ML1との符長差データの絶対値をとり、この絶
対値と前記ROMの演奏難易度区分とを比較し、
一致した演奏難易度区分に対応するデータを出力
する。すなわち、符長変化が大きい場合にはタイ
ミングがとりにくいので、符長変化が大きい程、
テンポ修正寄与率データTMPCを形成する上記
データを小さい値にする。また、この回路は前回
符長との変化比を検出するようにすることもでき
る。 符長検知器304は、第3表に示す演奏難易度
区分および該区分に対応するデータを記憶する
ROMを有し、入力するメロデイ符長データML
1と前記演奏難易度区分とを比較し、一致した演
奏難易度区分に対応するデータを出力する。すな
わち、符長が非常に長い場合または短い場合は、
タイミングがとりにくいので、4分音符長を基準
にして、これよりも符長が長い程または短い程、
テンポ修正寄与率データTMPCを形成する上記
データを小さくする。 音高頻度検知器305および符長頻度検知器3
06はそれぞれ演奏すべき音符のメロデイ音高デ
ータMN1およびメロデイ符長データML1の楽
曲中における出現頻度に応じてデータ「0」〜
「3」を出力するもので、音高頻度検知器306
および符長頻度検知器307にはそれぞれメロデ
イ音高データMN1およびメロデイ符長データ
ML1の他に出現頻度サーチ回路400から音高
頻度および符長頻度を検知するための音高データ
MNFおよび符長データMLFが加えられるように
なつている。 ここで、第8図に示す出現頻度サーチ回路40
0の詳細構成例を参照して出現頻度サーチ回路4
00について説明する。 この出現頻度サーチ回路400はコントロール
回路401、ワーキングメモリ(RAM)40
2、音高頻度順レジスタ403、および符長頻度
順レジスタ404から構成されている。コントロ
ール回路401は、まずデータメモリ14が外部
記録手段12からの楽曲データの読取完了後、デ
ータメモリ14からメロデイ音高データおよびメ
ロデイ符長データを高速で順次読み出すように
RAM読出制御回路18に制御信号を送出する。
ワーキングメモリ402は、データメモリ14か
ら高速で読み出されたメロデイ音高データおよび
メロデイ符長データを各音高データ別、各符長デ
ータ別に計数し、その計数値(出現回数)を蓄え
る。ワーキングメモリ402に各音高データ、各
符長データの出現回数が蓄積されると、コントロ
ール回路401はそれぞれ出現回数の多い順に7
つの音高データおよび符長データを音高頻度順レ
ジスタ403および符長頻度順レジスタ404に
順次格納する。音高頻度順レジスタ403および
符長頻度順レジスタ404に格納された音高頻度
順の音高データMNFおよび符長頻度順の符長デ
ータMLFは、それぞれ音高頻度検知器305お
よび符長頻度検知器306からの読出データ
MNFRおよびMLFRによつて読み出される。 音高頻度検知器305は、メロデイ音高データ
MN1を入力すると、読出データMNFRをコン
トロール回路401に出力して音高頻度順レジス
タ403から出現頻度の高い順に音高データ
MNFを入力し、メロデイ音高データMN1を順
次入力する音高データMNFと比較することによ
り、第3表に示す音高出現頻度順位(演奏難易度
区分)に対応するデータを出力する。 符長頻度検知器306も音高頻度検知器305
と同様にしてメロデイ符長データML1を入力す
ると、読出データMLFRをコントロール回路4
01に出力して符長頻度順レジスタ404から出
現頻度の高い順に符長データMLFを入力し、メ
ロデイ符長データML1を順次入力する符長デー
タMLFと比較することにより、第3表に示す符
長出現頻度順位(演奏難易度区分)に対応するデ
ータを出力する。 すなわち、音高頻度検知器305および符長頻
度検知器306は、それぞれメロデイ音高データ
MN1およびメロデイ符長データML1の楽曲中
における出現頻度が高い程、テンポ修正寄与率デ
ータTMPCを形成するデータを大きくする。こ
れは、楽曲中における出現頻度が高い程、その演
奏に慣れるからである。 上記各検知器301〜306から出力される演
奏難易度に対応するデータは加算器307に加え
られる。加算器307はこれらのデータを加算
し、この加算値を演奏難易度に対応するテンポ修
正寄与率データTMPCとしてテンポ制御回路5
00に出力する。なお、上記テンポ修正寄与率デ
ータTMPCは「0」〜「17」の値を示すデータ
であり、演奏が難しい程小さい値をとる。 テンポ制御回路500は、テンポ修正寄与率デ
ータTMPCの他に、メロデイデータ取出回路1
00からメロデイ音高データMN1、メロデイ符
長データMLおよび停止指令信号MPが加えられ、
RAM読出制御回路18から次メロデイ読出要求
信号MNRが加えられ、更にメロデイ音高データ
取出回路4から鍵盤1での押鍵に基づくメロデイ
音高データMMNが加えられており、これらの信
号に基づいてテンポクロツクTCLの発生を停止
制御するとともに、テンポクロツクTCLの周波
数を制御するものである。なお、メロデイ音高デ
ータ取出回路4は、押鍵検出回路2から時分割的
に入力するキーコードKCのうち、キーオン信号
KONの立ち上がり時に入力するキーコードKCの
みをメロデイ音高データMMNとして取り出す。 第9図は上記テンポ制御回路500の詳細構成
例を示したもので、選択スイツチ501および5
02の操作状態に応じてこの発明に係るテンポ制
御を行なう。 選択スイツチ501は、メロデイ一致信号
MKEQの立ち上がり条件を選択するもので、選
択スイツチ501の接点501a,501bおよ
び501cにはそれぞれオア回路503の出力、
比較器504の出力および微分回路506の出力
が加えられている。オア回路503はメロデイ音
高データMMN(6ビツトのバイナリーコード
(第1表参照))のオア条件をとるため、鍵盤1で
いずれかの鍵が押下(エニイキーオン)される
と、その押鍵時に信号“1”を出力する。なお、
鍵盤1の鍵域には6ビツト全てが“0”のキーコ
ードに対応する鍵は含まれていない。比較器50
4は、1音符先行する音符のメロデイ音高データ
MN1および鍵盤1での押下鍵を示すメロデイ音
高データMMNが加えられるようになつており、
これらの音高データが一致したとき、すなわち鍵
盤1で適正な鍵が押下されたとき信号“1”を出
力する。微分回路506は、鍵盤1以外のキース
イツチである自己復帰型スイツチ505がオンさ
れ信号“1”を入力すると、この信号“1”の立
ち上がり微分をとつて接点501cに出力する。
なお、自己復帰型スイツチ505はワンキーブレ
イ時に利用されるものである。 したがつて、選択スイツチ501は、その可動
接点501dを接点501aに接続すると、鍵盤
1でいずれかの鍵が押下されたとき信号“1”を
出力し、接点501bに接続すると押鍵一致があ
つたとき信号“1”を出力し、接点501cに接
続すると自己復帰型スイツチ505の投入時に信
号“1”を出力する。 選択スイツチ501から出力される信号“1”
は、オア回路507を介してアンド回路508に
加えられる。アンド回路508の他の入力には、
次メロデイ読出要求信号MNRを反転するインバ
ータ509の出力が加えられているが、次メロデ
イ読出要求信号MNRは、第4図fおよび第5図
fに示すようにメロデイ読出指令信号MLUの直
後に出力されるため、メロデイ一致検出時にはア
ンド回路508は動作可能になつている。したが
つて、選択スイツチ501から出力される信号
“1”は、オア回路507、アンド回路508を
介してDフリツプフロツプ510に加えられる。 Dフリツプフロツプ510は入力する信号
“1”を所定時間遅延してこれをメロデイ一致信
号MKEQ(“1”)として出力する。このメロデイ
一致信号MKEQは、オア回路507、アンド回
路508を介してDフリツプフロツプ510に帰
還されるため、次メロデイ読出要求信号MNRが
出力されるまで保持される(第4図bおよび第5
図b参照)。 選択スイツチ502は、その可動接片502d
を接点502a,502b、および502cのい
ずれかに接続することによつて、第4表に示すよ
うにテンポ修正寄与率制御回路511の固定モー
ド、複数可変モードおよび単一可変モードのいず
れか1つを選択するものである。テンポ修正寄与
率制御回路511は、選択モードに応じて演算回
路512における演算を指示するもので、選択モ
ードが複数可変モードまたは単一可変モードの場
合には、更にテンポ修正寄与率データTMPCの
値に応じて異なつた演算を指示する。
【表】 演算回路512は、4種類の演算機能を有し
(第4表参照)、A入力およびB入力に加えられる
データをテンポ修正寄与率制御回路511によつ
て指示される演算に基づいて処理する。ここで、
A入力に加えられるデータをA、B入力に加えら
れるデータをBとすると、演算回路512は、次
の演算、 A+3B/4、A+B/2、3A+B/4 A(寄与なし) のいずれか1つの演算を行なう。 次に、テンポ制御回路500の動作について説
明する。自動演奏開始前には、ラツチ回路51
3,514および515は、それぞれ基準テンポ
クロツクの周波数情報(テンポデータ)をラツチ
している。また、カウンタ523は計数値が前記
テンポデータと一致するようにプリセツトされて
いる。 ラツチ回路513および514でラツチされた
テンポデータは、それぞれ演算回路512のA入
力およびB入力に加えられる。演算回路512は
前述したようにテンポ修正寄与率制御回路511
によつて指示される演算に基づいて前記2入力を
演算処理する。なお、この場合、いずれの演算が
行なわれてもその演算値は基準テンポクロツクの
テンポデータと一致する。演算回路512から出
力されるテンポデータは、リミツタ516を介し
てラツチ回路513および515に加えられる。
ここで、リミツタ516は、演算回路512から
出力されるテンポデータの最大値および最小値を
制限するものである。 ラツチ回路515は前述したように予め基準テ
ンポクロツクのテンポデータをラツチし、これを
比較器517に加えている。比較器517の他の
入力には高速クロツクパルスφを計数するカウン
タ518から計数値がテンポデータとして加えら
れており、比較器517は2入力データが一致し
たとき、信号“1”をアンド回路519に出力す
る。 アンド回路519は他の入力に高速クロツクパ
ルスφが加えられているため、比較器517から
信号“1”が加えられたときのみ、このクロツク
パルスφをラツチ回路515のロード入力LD、
カウンタ518のリセツト端子R、およびアンド
回路520に出力する。 これにより、ラツチ回路515はリミツタ51
6から入力するテンポデータをラツチしてこれを
比較器517に出力し、またカウンタ518はリ
セツトされ再び高速クロツクパルスφを計数して
この計数値を比較器517に出力する。したがつ
て、比較器517はラツチ回路515から加わる
テンポデータに対応する周期で一致信号“1”を
出力する。 アンド回路520は、他の入力にオア回路52
1の出力が加えられている。オア回路521はメ
ロデイ一致信号MKEQと停止指令信号MPを反転
するインバータ522の出力とのオア条件をとる
もので、信号MKEQおよび信号MPがそれぞれ第
5図bおよび第5図dの場合には常に信号“1”
を出力し、信号MKEQおよび信号MPが第4図b
および第4図dの場合には、信号MPの立ち上が
りから信号MKEQの立ち上がりまでの時間を除
いて信号“1”を出力する。すなわち、オア回路
521は、正規の演奏時点t0よりも実際の演奏時
点tKONが早い場合には常に信号“1”を出力し、
遅い場合には信号MPの立ち上がり(正規の演奏
時点t0から3番目のテンポクロツクが出力された
時点)から実際の演奏時点tKONまで信号“0”を
出力する。 アンド回路520はオア回路521のオア条件
が成立しているとき動作可能となり、アンド回路
519から周期的に加わる高速クロツクパルスを
テンポクロツクTCLとして出力する。もち論、
オア回路521が信号“0”を出力しているとき
は、前記テンポクロツクTCLの発生は停止され
る。すなわち、オア回路521の出力によつてテ
ンポクロツクTCLの発生が停止制御される。 ここで、メロデイの第1音目に対応する演奏が
行なわれメロデイ一致信号MKEQが出力される
と、微分回路524はこの信号MKEQを微分し、
その立ち上がり時にパルス信号をラツチ回路51
3および514のロード端子LDに加える。ラツ
チ回路513はリミツタ516から加わるテンポ
データをラツチし、ラツチ回路514はカウンタ
523から加わるテンポ修正データをラツチす
る。なお、カウンタ523は前述したように予め
基準テンポクロツクのテンポデータがプリセツト
されている。したがつて、ラツチ回路513およ
び514にラツチされるテンポデータはともに基
準テンポクロツクのテンポデータである。 一方、メロデイ一致信号MKEQがオア回路5
21を介してアンド回路520に加わり、アンド
回路520からテンポクロツクTCLが出力され
ると、直ちにメロデイデータ取出回路100から
はメロデイデータ読出指令信号MLUが出力され
RAM読出制御回路18からは次メロデイ読出要
求信号MNRが出力される。この信号MNRは、
インバータ509およびカウンタ523のリセツ
ト端子Rに加えられる。これにより、信号
MKEQは“0”となり、カウンタ523はリセ
ツトされる。また、メロデイデータ取出回路10
0からはメロデイの第1音目に対応するメロデイ
符長データMLが可変分周器525に出力され
る。 可変分周器525は入力するメロデイ符長デー
タMLに対応する分周比で高速クロツクパルスφ
を分周出力するもので、この可変分周器525か
ら分周出力されるクロツクの周期は入力するメロ
デイ符長データMLの示す符長に比例する。例え
ば、4分音符に対応する符長データMLに基づい
て分周出力されるクロツクの周期は、8分音符に
対応する符長データMLに基づいて分周出力され
るクロツクの周期の2倍となる。 可変分周器525から出力されるクロツクはア
ンド回路526を介してカウンタ523のクロツ
ク入力CKに加えられる。アンド回路526の他
の入力にはナンド回路527の出力が加えられて
いる。ナンド回路527はカウンタ523からラ
ツチ回路514に出力される計数値(バイナリコ
ード)のナンド条件をとるもので、通常信号
“1”を出力してアンド回路526を動作可能に
し、カウンタ523の全てのビツト出力が“1”
になるとアンド回路526に信号“0”を出力し
てアンド回路526からのクロツクの出力を阻止
する。 ここで、メロデイの第2音目に対応する演奏が
行なわれ、メロデイ一致信号MKEQが出力され
ると、ラツチ回路513および514はこの信号
MKEQの立ち上がり時に入力するテンポデータ
をラツチする。このとき、ラツチ回路514がラ
ツチするテンポデータは、カウンタ523の計数
値であり、その値は前記演奏時点が正規の演奏時
点よりも早いときには小さい値となり、遅いとき
には大きい値となる。ラツチ回路514によつて
ラツチされたテンポデータは、テンポ修正データ
として演算回路512のB入力に加えられる。 演算回路512は、前述したようにテンポ修正
寄与率制御回路511によつて指示される演算に
基づいて2入力データの演算処理を行なう。今、
選択スイツチ502の可動接片502dが接点5
02bに接続されテンポ修正寄与率制御回路51
1の複数可変モードが選択されると、テンポ修正
寄与率制御回路511は、メロデイの第2音目に
対応する音符の演奏が難しい程(テンポ修正寄与
率データTMPCの値が小さい程)、第4表に示す
ようにB入力に加わるテンポ修正データによるテ
ンポ修正寄与率が低くなる演算を指示する。 すなわち、初心者にあつては演奏が難しい程、
演奏時点が大幅にずれることが考えられるが、こ
の場合にはカウンタ523から出力されるテンポ
修正データによる現テンポデータへのテンポ修正
寄与率を低くしているため、現テンポデータが大
幅に変更されるといつたことがなくなる。 このようにして、テンポ制御回路500は、テ
ンポクロツクTCLの発生を制御するとともに、
テンポクロツクの周波数を制御している。 なお、この実施例では演奏の難易度を検知する
ために6つの検知器を用いたが、これらのうちい
ずれか1つまたは2〜5つの検知器の組み合わせ
からなる検知器によつて演奏の難易度を検知して
もよい。 また、符長検知器304は符長の長短を同等に
扱つたが、所定の音符長(例えば4分音符長)よ
りも短い符長のみを検知するようにしてもよく、
同様に、符長差検知器303は符長差の絶対値を
検知しているが、符長データMLよりも符長デー
タML1が小さい場合のみ符長差を検知してもよ
い。また、音高差検知器301および符長差検知
器303は、2音符間の音高差および符長差を検
知しているが、2音符よりも大きい音符数の音符
間における平均音高差および平均符長差を検知し
てもよい。更に、音高頻度検知器305および符
長頻度検知器306は、複数音符列の出現頻度を
検知するようにしてもよい。 また、この実施例では過去の制御テンポデータ
と今回の測定テンポデータ(テンポ修正データ)
により、新たな制御テンポデータを形成したが、
昭和55年特許願第78784号のように過去の複数回
の測定テンポデータと今回の測定テンポデータに
基づいて新たな制御テンポデータを形成するよう
にしてもよい。この場合、過去の複数回の測定テ
ンポデータの平均と基準テンポデータとを比較す
ることにより今回の測定テンポデータの寄与率を
制御する。 また、押鍵一致進行の代わりに、エニイキーオ
ンまたはワンキープレイによつて自動演奏を進行
させる場合には、自動演奏によるメロデイ演奏を
行なうとよい。この場合、メロデイデータ取出回
路100から取り出したメロデイ音高データMN
を発音チヤンネル割当回路3に入力させることに
より容易に実現することができる。 以上説明したようにこの発明によれば、演奏す
べき音符の演奏難易度に応じて測定したテンポ修
正データによる現テンポデータへのテンポ修正寄
与率を制御することができる。これにより、演奏
進行中、難しい箇所で押鍵タイミングが大きくず
れた場合でも、テンポが大幅に変更されず、特に
初心者にとつて極めて有効なテンポ制御が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した電子楽器の一実施
例を示すブロツク図、第2図はこの発明に利用さ
れる自動演奏データの一例を示すデータフオーマ
ツト、第3図はこの発明に係るメロデイデータ取
出回路の詳細例を示すブロツク図、第4図および
第5図は、それぞれこの発明に係る各信号のタイ
ミングチヤート、第6図はこの発明に係る和音・
オブリガードデータ取出回路の詳細例を示すブロ
ツク図、第7図はこの発明に係るテンポ修正度制
御回路の詳細例を示すブロツク図、第8図はこの
発明に係る出現頻度サーチ回路の詳細例を示すブ
ロツク図、第9図はこの発明に係るテンポ制御回
路の詳細例を示すブロツク図である。 1……鍵盤、8……楽音形成回路、10……ス
ピーカ、13……楽曲データ入力装置、14……
データメモリ、15……RAM書込制御回路、1
6……アドレスカウンタ、17……スタートスイ
ツチ、18……RAM読出制御回路、19……デ
ータ出力回路、20……表示装置、100……メ
ロデイデータ取出回路、200……和音・オブリ
ガードデータ取出回路、300……テンポ修正度
制御回路、400……出現頻度サーチ回路、50
0……テンポ制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 演奏操作手段と、 少くとも前記演奏操作手段での演奏に対応する
    演奏データを記憶する記憶手段と、 楽曲の進行に合わせて前記記憶手段から演奏デ
    ータを読み出す読出手段と、 前記読出手段によつて読み出された演奏データ
    と前記演奏操作手段での演奏に対応する演奏デー
    タとからテンポ修正データを形成し、該テンポ修
    正データに基づいて前記読出手段の読出しテンポ
    を前記演奏操作手段での演奏テンポに対応して自
    動的に追従制御するテンポ制御手段と、 演奏すべき音符の演奏難易度を a 演奏すべき音符とそれより前の音符との音高
    差、 b 演奏すべき音符とそれより前の音符との符長
    差、 c 演奏すべき音符に対応する鍵が白鍵か、黒鍵
    か、 d 演奏すべき音符の符長、 e 演奏すべき音符の音高の楽曲中における出現
    頻度、 f 演奏すべき音符の符長の楽曲中における出現
    頻度、 等の少なくとも1つの条件に基づき検出する検出
    手段と、 該検出手段で検出された演奏難易度に対応して
    前記テンポ制御手段におけるテンポ修正データに
    よるテンポ修正の度合を制御するテンポ修正度制
    御手段と を具えた電子楽器。 2 前記テンポ修正データは、前記読出手段によ
    つて読み出された演奏データの演奏タイミングに
    対応する速度で前記演奏操作手段での演奏操作時
    間の間隔を計測することによつて形成されるデー
    タである特許請求の範囲第1項記載の電子楽器。 3 鍵盤と、 少なくとも前記鍵盤での演奏に対応する演奏デ
    ータを記憶する記憶手段と、 楽曲の進行に合わせて前記記憶手段から演奏デ
    ータを読み出す読出手段と、 前記読出手段によつて読み出された演奏データ
    に基づいて押下すべき鍵を表示する表示装置と、 前記読出手段によつて読み出された演奏データ
    と前記鍵盤での演奏に対応する演奏データとから
    テンポ修正データを形成し、該テンポ修正データ
    に基づいて前記読出手段の読出しテンポを前記鍵
    盤での演奏テンポに対応して自動的に追従制御す
    るテンポ制御手段と、 演奏すべき音符の演奏難易度を、 a 演奏すべき音符とそれより前の音符との音高
    差、 b 演奏すべき音符とそれより前の音符との符長
    差、 c 演奏すべき音符に対応する鍵が白鍵か、黒鍵
    か、 d 演奏すべき音符の符長、 e 演奏すべき音符の音高の楽曲中における出現
    頻度、 f 演奏すべき音符の符長の楽曲中における出現
    頻度、 等の少なくとも1つの条件に基づき検出する検出
    手段と、 該検出手段で検出された演奏難易度に対応して
    前記テンポ制御手段におけるテンポ修正データに
    よるテンポ修正の度合を制御するテンポ修正度制
    御手段と を具えた電子楽器。 4 前記読出手段は、1音符先行する演奏データ
    を前記表示装置に読み出す特許請求の範囲第3項
    記載の電子楽器。
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