JPS6329144Y2 - - Google Patents

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JPS6329144Y2
JPS6329144Y2 JP1982045069U JP4506982U JPS6329144Y2 JP S6329144 Y2 JPS6329144 Y2 JP S6329144Y2 JP 1982045069 U JP1982045069 U JP 1982045069U JP 4506982 U JP4506982 U JP 4506982U JP S6329144 Y2 JPS6329144 Y2 JP S6329144Y2
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JP
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rear end
end plate
tail pipe
outer cylinder
pressure contact
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JP1982045069U
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JPS58146814U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテールパイプに外筒を設ける消音器の
密封性、組立性、耐久性等を向上せしめる内燃機
関の消音器に関する。
車両等の内燃機関における消音器、特にテール
パイプに外筒を設けた構造のものに於ては、外筒
内にテールパイプを内挿せしめ外筒の前面及び後
面を所定の端板にて閉塞し、テールパイプ外周に
外筒を端板にて密閉すべく構成する。また、その
組立てに際しては外筒とテールパイプに施こす外
装仕上げの相違、即ち、外筒はメツキ処理を施こ
し外観性を向上せしめるとともにテールパイプ及
び端板には耐熱を考慮して黒色の耐熱塗装を施こ
し、更にまた、外筒のメツキ処理の場合、処理液
に外筒を浸漬するため処理後外筒内の液抜きを行
う必要性を考慮し、かかる処理作業を円滑容易に
実施するため通常この種の消音器の組立ては外筒
とテールパイプを各別に夫々処理を行つた後に組
立てている。
第5図及び第6図は従来下におけるこの種消音
器の構造を示す一例であり、第5図は中心軸を含
む側面断面図、第6図は背面図である。50は消
音器後部を示し、外筒51の後部にリング状の円
板部52aの周縁を略90゜後方へ折曲した筒状の
外縁部52bを有する取付板52を嵌入するとと
もに、かかる外縁部52bを外筒51の後端を内
周側へ折り返して挾持固定する。また、53はシ
ール材を示し上記挾持部分の密閉用であり以上外
筒51及び取付板52は予じめユニツト化してあ
り、外筒51等はメツキ処理を施してある。
一方、54はテールパイプであり、このテール
パイプ54の後端外周部にはリング状の円板部5
5aの中央部を後方へ筒状に所定長延設して形成
した嵌合口55bを有する端板55を嵌入し、テ
ールパイプ54及び嵌合口55bの縁端を第5図
の如くシール材56、例えば溶接等にて固定密閉
するとともに円板部55aの外周部も同じく後方
へ折曲した筒状の外縁部55cを形成し、第5図
の如く外筒51(ユニツト)にテールパイプ54
を挿入して組付けた際に上記外縁部55cが外筒
51の後端内周部に圧入可能となす。なお、テー
ルパイプ54及び端板55は予じめユニツト化し
てあり、黒色の耐熱塗装を施した後に前記の如く
外筒51内に挿入して組付け、端板55の円板部
55a及び取付板55の円板部52aの所定個
所、例えば実施例の如く所定間隔にて対称的な4
個所をリベツト57,58,59及び60にて固
着している。
しかしながら、かかる従来下における構造にあ
つてはリベツト(ポツプリベツト)を利用して固
着するため組立性が悪く、作業工数、作業コスト
等に於て不利不便を免れない。また、リベツト芯
の錆の発生に基づく固着部分の緩み、更には端板
等の消音器本体の腐食の発生を招来し、上記リベ
ツトを複数外部に露出することと相俟つて外観
性、ひいては商品価値を悪化させていた。
また、外筒の後部に設ける端板は前述した如く
黒色の耐熱塗装が施こされるが、端板の内面には
直接的に熱が伝播するため高温化し、表面の処理
部分である塗装が剥れ易くなる等耐久性に於ても
改善すべき点が存在した。
本考案の目的は上記事情に鑑みリベツトを用い
ることなく密封性、組立性、耐久性、更には外観
性等商品価値を格段と向上せしめた内燃機関の消
音器を提供するものである。
本考案はかかる目的を達成するためテールパイ
プに外筒を設ける内燃機関の消音器に適用し、外
筒の後部に外筒後面を閉塞するとともに中央部を
後方へ折曲してテールパイプを嵌挿する筒状の嵌
挿口を形成した内側後端板を一体的に設け、一
方、テールパイプの後部に外筒後面を閉塞し径方
向にわたり縦長状の膨出した複数の補強用リブを
形成するとともに中央部を後方へ折曲してテール
パイプを嵌挿し且つ前記内側後端板の嵌挿口を嵌
入する2段の筒状の取付口を形成した外側後端板
を一体的に設け、前記外筒に前記テールパイプを
組付けた際前記内側後端板と前記外側後端板が並
列し、且つ前記内側後端板の嵌挿口は前記テール
パイプの外周面に圧接するとともに前記外側後端
部の取付口に嵌入し、前記外側後端板の外周縁は
前記外筒の内周面に圧接すべく構成したことを特
徴とする。
以下には本考案を適用する好適な一実施例を挙
げ図面を参照して詳細に説明する。
第1図乃至第4図は本考案に係る消音器の後部
を示し、第1図は第2図中1−1線における側面
断面図、第2図は背面図を示す。なお、第3図及
び第4図は第1図の分解図を夫々示す。
1は消音器である。2は外筒であり、この外筒
2は所定の金属板等にて筒状に形成する。この後
部内周面には、円板部3aを有し、この円板部3
aの周縁に後方へ折曲し外筒2の内周面に嵌入す
る筒状の外縁部3bを有するとともに、円板部3
aの中央部に同じく後方へ折曲しテールパイプの
外周面に嵌入圧接する筒状の嵌挿口3cを有する
内側後端板3を嵌入する一方、外筒2の後端を内
方へ折返し上記外縁部3bを挾持固定する。この
折返し長は上記外縁部3bの筒長と略同じで、折
返した外筒の端縁には全周に亘つて例えば溶接等
にてシール材4を付着せしめ外筒2と内側後端板
3を固定すると共に密封する。なお、上記内側後
端板3の外縁部3bの外径は外筒2の内周径と略
同一に形成すると共に嵌挿口3cの内径は後述す
るテールパイプの外径より僅か小径に形成しテー
ルパイプ外周面に圧接すべくなす。以上ユニツト
化された外筒ユニツト5を第3図に示す。また組
立てに際しては予じめ外筒ユニツト5を組立てた
後全体にメツキ処理を施こしてユニツトは完成す
る。
他方、6はテールパイプであり、所定の金属素
材にて外筒2よりも小径の筒状に形成するととも
に必要によりパイプ面には消音用の小孔が複数穿
設される。このテールパイプ6の後端には、円板
部7aを有しその周縁を後方へ折曲し前記外筒2
の後端折返し部内周面8に圧接する筒状の外縁部
7bを有すると共にその中央部を同じく後方へ折
曲し、テールパイプ6の外周面に挿入可能な筒状
の取付口7cを有する外側後端板7を設ける。上
記取付口7cは第1図の如く2段の筒状に形成
し、後端部7dはテールパイプ6の外周面に嵌入
すべく略同径に形成すると共に挿入部7eは前記
した内側後端板3の嵌挿口3cが嵌入可能な比較
的大径に形成する。しかして、テールパイプ6に
外側後端板7を挿入し、テールパイプ6の後端及
び取付口7cの端部を一致させ、例えば溶接等の
シール材9を全周に付着せしめ両者を固定すると
ともに密封する。なお、テールパイプ6には第4
図の如く外筒2に挿入した際に嵌挿口3cが圧接
する部分に所定数の小孔10を穿設してある。ま
た、外縁部7bの外径は折返し部内周面8に圧接
すべく当該内周面8の内径より僅か大径に形成す
る。以上ユニツト化されたテールパイプユニツト
11を第4図に示す。なお、組立てに際しては予
じめかかるユニツトを組立てた後全体に黒色の耐
熱塗装を施こしてユニツトは完成する。図中符号
12,13,14及び15は円板部7aのラジア
ル方向を長手方向に複数外方へ膨出させて形成し
た補強用リブである。
しかして、表面処理等の完了した第3図に示す
外筒ユニツト5及び第4図に示すテールパイプユ
ニツト11を組付けるには外筒ユニツト5側の嵌
挿口3cの後端側よりテールパイプ6を挿入し、
第1図の如く組付けるとともに、テールパイプ6
の小孔10にプラグ溶接16を施こし嵌挿口3c
内周面と融着することにより両ユニツトを固定す
る。
この際、内側後端板3の嵌挿口3cはテールパ
イプ6に軽圧入され、当該テールパイプ6の外周
面を圧接すると共に、外側後端板7の外縁部7b
は外筒ユニツト5側の折返し部内周面8に軽圧入
され当該内周面8を圧接することにより二重に密
閉される。
なお、以上説明した実施例に於て本考案の要旨
を変更しない範囲の任意の形状変更、例えば角柱
状の外筒を利用し、補強用リブを任意数に設定す
るも自由である。
以上の説明から明らかなように本考案によれば
従来の如きポツプリベツトを利用せずに組立てて
いるため組立性は格段と向上し、作業工数、作業
コスト等の低減を図ることができるとともにリベ
ツトを利用することによる各種弊害、例えば錆・
腐食の発生、固着部分の緩み、外観性等を大幅に
改善することができる。
また、後端板が内側と外側に並列して設けら
れ、しかも、夫々軽圧入されるとともに、外側後
端板には径方向にわたり縦長状の膨出した複数の
補強用リブが設けられているため、外側後端板の
剛性が高まり、外側後端板の外周縁と外筒内周面
との圧接部における圧接力および外側後端板の取
付口と内側後端板の嵌挿口との嵌入部における圧
接力が増加し、組付強度および密封性が格段と向
上するとともに、外部への放熱防止効果が向上
し、外側後端板の高温化は阻止され、この結果、
塗装の剥れ等は生じにくく耐久性も格段と向上す
る。
更に、後端板は夫々他方のユニツトに圧接する
構造を有するためテールパイプの内側よりプラグ
溶接が可能となり組付け強度を損うことなく上記
リベツトの廃止と相俟つてより外観性向上を図る
ことができる等種々多大な実用的利点を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係る消音器の後部
を示し、第1図は第2図中1−1線における側面
断面図、第2図は背面図、第3図及び第4図は第
1図の分解図、第5図及び第6図は従来下の消音
器の一例を示し、第5図は中心軸を含む側面断面
図、第6図は背面図である。 尚図面中、3は内側後端板、3a,7aは円板
部、3bは外縁部、3cは嵌挿口、7は外側後端
板、7cは取付口、7dは後端部、7eは挿入部
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テールパイプに外筒を設ける内燃機関の消音器
    において、 外筒の後部に外筒後面を閉塞するとともに中央
    部を後方へ折曲してテールパイプを嵌挿する筒状
    の嵌挿口を形成した内側後端板を一体的に設け、 一方、テールパイプの後部に外筒後面を閉塞し
    径方向にわたり縦長状の膨出した複数の補強用リ
    ブを形成するとともに中央部を後方へ折曲してテ
    ールパイプを嵌挿し且つ前記内側後端板の嵌挿口
    を嵌入する2段の筒状の取付口を形成した外側後
    端板を一体的に設け、 前記外筒に前記テールパイプを組付けた際前記
    内側後端板と前記外側後端板が並列し、且つ前記
    内側後端板の嵌挿口は前記テールパイプの外周面
    に圧接するとともに前記外側後端部の取付口に嵌
    入し、前記外側後端板の外周縁は前記外筒の内周
    面に圧接すべく構成したことを特徴とする内燃機
    関の消音器。
JP4506982U 1982-03-30 1982-03-30 内燃機関の消音器 Granted JPS58146814U (ja)

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JP4506982U JPS58146814U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 内燃機関の消音器

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JP4506982U JPS58146814U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 内燃機関の消音器

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JPS58146814U JPS58146814U (ja) 1983-10-03
JPS6329144Y2 true JPS6329144Y2 (ja) 1988-08-05

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ID=30056108

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JP4506982U Granted JPS58146814U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 内燃機関の消音器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4503862B2 (ja) * 2001-01-19 2010-07-14 三恵工業株式会社 端末排気管の加工法
JP5604045B2 (ja) * 2009-01-23 2014-10-08 三恵技研工業株式会社 自動車の排気系消音器及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943455Y2 (ja) * 1980-03-24 1984-12-24 三恵技研工業株式会社 オ−トバイ用消音器

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JPS58146814U (ja) 1983-10-03

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