JP2946840B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2946840B2
JP2946840B2 JP3159432A JP15943291A JP2946840B2 JP 2946840 B2 JP2946840 B2 JP 2946840B2 JP 3159432 A JP3159432 A JP 3159432A JP 15943291 A JP15943291 A JP 15943291A JP 2946840 B2 JP2946840 B2 JP 2946840B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0246Arrangements for connecting header boxes with flow lines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車輌用ヒータコアのよう
な熱交換器に係り、特に熱交換器のタンクと該タンクに
熱交換用媒体を供給または排出するために配設されるパ
イプとの接続を簡易な構成にしたものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用ヒータコア等の熱交換器は、一般
に、頂壁の長手方向両側に延在する側壁と該側壁の両端
部を連結する端壁とよりなる筐状のキヤプセルと、該キ
ヤプセルの開口部を閉じる底板とよりなるタンクを、上
下端位置または左右端位置に備え、前記両タンクの底板
に両端部を連結して両タンクに連通せしめた複数個の熱
交換用チユーブと、該熱交換用チユーブ間に配設した熱
交換用フインとを備え、前記キヤプセルの側壁の一部
に、熱交換用媒体を前記タンクに供給し、または前記タ
ンクから排出するためのパイプを取付けている。車輌用
ヒータコアにおいては、エンジン側に連結されているゴ
ムホースを前記タンクに連結するために前記パイプを長
尺のものとする必要が生ずるが、この長尺パイプを直接
前記タンクのキヤプセルに固定すると、長尺パイプに伝
達された振動その他の力が長尺パイプのテコ作用を介し
て前記タンクのキヤプセル側壁に伝達され、アルミニウ
ム,銅等の合金の薄板で形成されているキヤプセルに不
具合を生ずるおそれがあるので、一般に、図8に示すよ
うに短尺パイプを介して長尺パイプをタンクに連結して
いる。
【0003】即ちタンク50のキヤプセル51には、一
方の側壁52にパイプ取付孔53を形成する円筒壁54
が形成され、短尺パイプ55の一端小径部56は前記円
筒壁54の内周面にロー付け等の手段で固着され、前記
短尺パイプ55の他端は同心的に内径を拡大された拡径
部57に形成され、該拡径部57の自由端には半径方向
外方に延びるフランジ58が形成される。一方、長尺パ
イプ60は、前記短尺パイプ55の小径部56と拡径部
57との間の基部内周面に密に嵌合する外径を有し、前
記基部内周面に嵌合する端部61と、該端部61に接続
して前記短尺パイプ55のフランジ58と同一外径のフ
ランジ部62が形成され、前記短尺パイプ55の拡径部
57の内周面と長尺パイプ60の端部61の外周面との
間に環状のシール63が挾持された状態で、前記短尺パ
イプ55のフランジ58および前記長尺パイプ60のフ
ランジ部62の外周縁を跨いで、図9に示すクランプ7
0をその弾力により係合させて長尺パイプ60を短尺パ
イプ55に連結し、かつシール63とクランプ70の弾
力とによつて冷却水の漏洩を遮断することが行われてい
た。なお図8において符号68はタンク50のキヤプセ
ル51の開口縁を閉塞する底板、符号69は熱交換用チ
ユーブを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、短尺
パイプ55を熱交換器のタンク50におけるキヤプセル
51の側壁52に固着することにより、長尺パイプ60
に伝達された振動その他の力が直接前記キヤプセル51
に伝達されることなく、かつ長尺パイプ60は車輌機種
の相異により曲げ角度の異なるものをクランプ70によ
り連結することを可能とするが、短尺パイプ55を熱交
換器のタンク50に固着しなければ長尺パイプ60が熱
交換器に取付けられないため、熱交換器として少なくと
も1個の部品点数を増し、かつ短尺パイプ55の固着の
ための製造工数を増すとともに、短尺パイプ55の存在
により長尺パイプ60の長さを短尺パイプ55の長さを
考慮した短い寸法のものとしなければならず、長尺パイ
プ60の取り回し(曲げ)が不利となるという問題点を
有する。本発明は、熱交換器のタンクにおけるキヤプセ
ルの側壁に連結するパイプの長さおよび曲げ形状の如何
に拘らず、直接前記キヤプセルに取り付けることができ
るようにし、前記短尺パイプを不要とする熱交換器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、前記キヤプセルの一方の側壁に形成したパ
イプ取付孔の周縁部に、前記側壁より前記タンクの内部
に向けて凹設され、外周段部が前記パイプ取付孔と同心
の円形を呈する第1の平坦部と、前記パイプ取付孔の周
縁に前記第1の平坦部をさらに凹設して外周段部が前記
パイプ取付孔と同心で前記第1の平坦部の外周段部より
小径の円形を呈する第2の平坦部を形成し、前記キヤプ
セルのパイプ取付孔に挿入される端部と、該端部に接続
した位置に前記第1の平坦部の外周段部に外周縁で係合
するフランジ部とを備えたパイプを、前記フランジ部の
第1の面と前記キヤプセルの第2の平坦部との間に環状
のシールを挾持せしめて装着し、一端部に前記パイプを
挿入して前記フランジ部の第2の面に当接する第1の弾
接部と、他端部に前記キヤプセルの他方の側壁に当接す
る第2の弾接部を形成したほぼコ字状の弾性部材よりな
るクランプを、前記キヤプセルの頂壁を跨いで配設した
ことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】図1ないし図4に本発明の一実施例を示し、
図5ないし図7に本発明において用いるクランプの変形
例を示す。図1は前記実施例の熱交換器におけるタンク
の、パイプ取付部の断面図、図2はその側面図、図3は
その上面図、図4はそのクランプの斜面図を示す。図に
おいて、タンク1はキヤプセル2と底板3とよりなり、
熱交換器の上下端位置にその長手方向を水平方向に位置
させてそれぞれ1個づつ配設される。キヤプセル2は金
属薄板により一体に成形され、前記タンク1の頂板21
の長手方向に沿う側縁より前記頂板にほぼ直角方向に折
曲された側板22,23と、前記頂板21の長手方向両
端において該頂板21と側板22,23を連結する端板
24とにより、一面を開放した筐状に形成される。底板
25は金属薄板より成り、その全周縁にわたり曲げ起さ
れている周縁部26を前記キヤプセル2の側板22,2
3および端板24の自由端部に沿わせて、ロー付けや溶
接等の手段により前記キヤプセル2に固着せしめられ、
タンク1を形成する。複数個の平坦な断面形状に成形さ
れた金属薄板よりなる熱交換用チユーブ27が、その両
端において、前記タンク1の底板25にそれぞれ前記チ
ユーブ27の断面形状に形成された挿入孔28に嵌入さ
れ、ロー付け等の手段により前記底板25に固着され、
これら熱交換用チユーブ27相互間に金属薄板により波
状等に成形された熱交換用フイン29がロー付け等の手
段により前記チユーブ27に固着される。前記キヤプセ
ル2,底板25,チユーブ27およびフイン29には、
アルミニウムまたは銅等の合金が用いられる。
【0007】前記タンク1のキヤプセル2における一方
の側板22の所定の場所、例えば前記タンク1の長手方
向の一方の端部には、プレス加工によりパイプ取付孔3
が開口せしめられ、該パイプ取付孔3の周縁には、プレ
ス加工時にパイプ取付孔3に同心の円筒状の周縁部4が
形成される。このプレス加工時に、同時に前記パイプ取
付孔3と同心の2個の円形の凹陥部がプレス加工により
形成される。その1つが前記側板22の表面と外周段部
5を介してタンク1の内方に環状の平面を呈するように
凹設される第1の平坦部6であり、他の1つは前記第1
の平坦部6の半径方向内方位置において該第1の平坦部
6と外周段部7を介してタンク1の内方に凹設され、前
記パイプ取付孔3を内周縁とする環状の平面を呈する第
2の平坦部8である。上述したように第1の平坦部6の
外周段部5および第2の平坦部8の外周段部7はパイプ
取付孔3と同心の円形状を呈する。
【0008】パイプ10はタンク1と同様の金属材料に
より前記パイプ取付孔3の内径と同一の外径を有するも
のであつて、その一端に前記パイプ取付孔3に嵌入され
その周縁部4の内面に密に嵌合する端部11が形成さ
れ、該端部11に接続した位置に、外径が前記キヤプセ
ル2の側板22に形成した第1の平坦部6の外周段部5
の内周面に係合する寸法のフランジ部12を備える。図
示したフランジ部12は、パイプ10の一部を半径方向
外方に膨出するように塑形加工した後、膨出部をパイプ
10の軸方向に圧縮して、パイプ10の外径より大なる
外径を有するフランジ部12を、前記パイプ10に一体
的に、かつ該パイプ10の軸方向に垂直に形成したもの
を図示している。前記フランジ部12は図示のもののほ
かに、パイプ10とは別体に円環状に形成したものを、
パイプ10の外周に溶接その他の手段で固着して形成し
てもよい。前記パイプ10は、前記端部11の外周に環
状のシール18を嵌めて、前記端部11をキヤプセル2
の側壁22に形成したパイプ取付孔3に嵌入させ、前記
環状のシール18を前記キヤプセルの側壁22に形成し
た第2の平坦部8、その外周段部7および前記フランジ
部12の側壁22に面する第1の面13との間で圧縮せ
しめるように、後述するクランプ30により前記タンク
1のキヤプセル2に取付けられる。
【0009】クランプ30は、ばね鋼板等の弾性の大な
る金属板をその板厚方向にほぼコ字状に曲げ成形し、ほ
ぼ平行に延在する一方の端部を、前記キヤプセル2の前
記一方の側壁22の表面上に延びて前記パイプ10の第
2の面14に当接する第1の弾接部31とし、他方の端
部を前記キヤプセル2の他方の側壁23の表面上に延び
て該側壁23に当接する第2の弾接部32とし、これら
第1および第2の弾接部31,32を接続する中央部
を、前記キヤプセル2の頂壁21に沿つて延在して前記
第1および第2の弾接部31,32に前記パイプ10の
フランジ部12を前記キヤプセル2の一方の側壁22に
向けて圧接する弾力を生ぜしめるばね部33に形成した
ものである。前記クランプ30の第1の弾接部31に
は、パイプ10の外径に等しいかまたはこれより僅かに
大なる幅を有する切欠き34が、その自由端に開口せし
められて形成され、前記クランプ30がタンク1のキヤ
プセル2に装着されたとき、パイプ10を前記第1の弾
接部31の切欠き34内に位置させ、前記第1の弾接部
31がパイプ10のフランジ部12に十分に大なる面積
で当接するように考慮されている。図5は、前記クラン
プ30の変形例を切欠き34を含む断面で示したもの
で、図中(a)は、第1および第2の弾接部31,32
を平行せしめて形成したクランプ30、図中(b)は、
第1および第2の弾接部31,32の自由端間の距離を
ばね部33の長さより小としたクランプ30、図中
(c)は、第1および第2の弾接部31,32を平行せ
しめるとともに、ばね部33を円弧状に形成したクラン
プ30、図中(d)は、第1および第2の弾接部31,
32とばね部33との接続部に小径の弯曲部35を形成
したクランプ30を、それぞれ示す。
【0010】上記実施例によるときは、パイプ10の端
部11の外周部に環状のシール18を装着して前記端部
11をタンク1のキヤプセル2の側壁22に形成したパ
イプ取付孔3に装着するときは、前記シール18は前記
側壁22に形成した第2の平坦部8とその外周段部7お
よびパイプ10に設けたフランジ部12の第1の面13
との間に挾持され、さらにクランプ30の第1の弾接部
31をパイプ10のフランジ部12の第2の面14に当
接させ、第2の弾接部32を前記キヤプセル2の他方の
側壁23に当接させるときは、前記パイプ10のフラン
ジ12は主としてクランプ30のばね部33の弾力によ
りその第2の面14に加えられる力で環状シール18を
該フランジ12と前記キヤプセル2の側壁22に形成さ
れた第2の平坦部8との間で圧縮して、該側壁22に形
成したパイプ取付孔3とパイプ10の端部11との間の
水密を保持するとともに、前記パイプ10は、そのフラ
ンジ部12の第1の面13と前記側壁22に形成した第
1の平坦部6との当接および前記フランジ部12の外周
縁と前記第1の平坦部6の外周段部5との係合、および
クランプ30より前記フランジ部12の第2の面14に
加えられる力によつてその位置を安定せしめられるか
ら、パイプ10の軸方向長さまたは軸方向に沿う形状が
異なるものであつても、直接タンク1に水密に取付ける
ことができ、熱交換器の組付けを少ない部品点数で簡易
に行うことができる。また前記パイプ10にエンジンの
振動その他の外力が加わつた場合でも、前記クランプ3
0の弾性および環状のシール18の範囲内であれば、前
記外力を吸収して水密を保持し、かつ熱交換器を構成す
るキヤプセル2の側壁22に変形を生じさせる不具合を
解消することができる。
【0011】図6に示すクランプ30は、第1の弾接部
31に切欠き34を設けるとともに、第2の弾接部32
にも前記パイプ10の外径に等しいかまたはこれより僅
かに大なる幅を有する前記切欠き34と同一形状の切欠
き34を形成したものである。この変形例のクランプ3
0は、前述したように第1の弾接部31によりパイプ1
0に形成したフランジ部12をキヤプセル2に押圧せし
めることが可能であるとともに、第2の弾接部32の切
欠き34にパイプ10を容入してフランジ部12をキヤ
プセル2に押圧せしめることも可能であるから、熱交換
器の組付け時にクランプ10の向きに方向性がなく、組
付けを容易ならしめることができる。以上説明した本発
明の実施例は2個のタンク1を熱交換器の上下端部また
は左右端部に対向して配設し、熱交換用媒体を供給しま
たは排出するためのパイプ10をそれぞれのタンク1に
取付けた構成のものを示したが、熱交換器の他の実施例
として、1個のタンク1をその長手方向の中央部におい
て長手方向に垂直な仕切壁によつて仕切り、その内部に
それぞれ独立した第1の室と第2の室とを形成し、複数
個の熱交換用チユーブ27を、それぞれの一端を前記第
1の室に連通するように底板25に固着し、それぞれの
他端を前記第2の室に連通するように底板25に固着
し、前記タンク1のキヤプセル2の一方の側壁22に
は、前記第1の室に連通せしめて媒体供給用のパイプ1
0を、第2の室に連通せしめて媒体排出用のパイプ10
を、それぞれ取付けたものが知られている(特に図示せ
ず)。図7に示すクランプ40は前記の構成を有する熱
交換器に用いるものであつて、当該熱交換器のタンク1
のキヤプセル2の一方の側壁22には前記仕切壁の両側
に図1ないし図3に基いて説明した周縁段部5を備えた
第1の平坦部6、周縁段部7を備えた第2の平坦部8お
よびパイプ取付孔3をそれぞれ形成し、フランジ部12
を備えたパイプ10の端部11に環状のシール18を嵌
めてそれぞれのパイプ取付孔3に挿入した後、2本のパ
イプ10のそれぞれのフランジ部12を同時に前記側壁
22に押圧せしめることを可能とするため、前記キヤプ
セル2の一方の側壁22側に当接する第1の弾接部41
には、第1の室に連通するパイプ10の外径に等しいか
またはこれより僅かに大なる幅を有する第1の切欠き4
4と、第2の室に連通するパイプ10の外径に等しいか
またはこれより僅かに大なる幅を有する第2の切欠き4
5とを形成し、ばね部43がキヤプセル2の頂壁に沿う
ように跨つて配設されたとき、両パイプ10が前記切欠
き44,45内に容入されるようにされる。このクラン
プ40においても、図6に示すと同様に第2の弾接部4
2にも2個の切欠き44,45を形成しておくと、組付
け時にクランプ40の装着に方向性をなくすことができ
る。
【0012】
【発明の作用および効果】本発明によれば、タンクのキ
ヤプセルの側壁に形成したパイプ取付孔にパイプの端部
を嵌入せしめたとき、該パイプに形成したフランジ部の
第1の面と前記キヤプセルの側壁に形成した外周段部を
備えた第2の平坦部との間において環状のシールが挾持
されて、クランプの弾力により圧縮せしめられるから、
パイプ取付孔とパイプの端部との間の液密が保持され、
またシールが第2の平坦面に密着するのみならずその外
周段部にまで密着するときは、広い液密面積を提供して
有効に熱交換用媒体の漏洩を防止できる。またパイプに
形成したフランジ部の第1の面の周縁部は前記第2の平
坦面より外径の大なる第1の平坦面にその直径の大なる
外周部において当接せしめられ、コ字状のクランプはそ
の一方の第1の弾接部が前記フランジ部の第2の面に当
接されるとともに、前記キヤプセルの頂壁を跨いで他方
の第2の弾接部が前記キヤプセルの他方の側壁に当接さ
れ、該クランプの弾力で前記パイプのフランジ部の外周
部を前記第1の平坦面に押圧してこれを保持するととも
に、前記第1の弾接部には前記パイプを挿入する切欠き
が形成されているから、前記クランプはパイプとの干渉
を回避して広い面積でそのフランジ部の第2の面に当接
することにより、前記パイプを安定せしめて前記キヤプ
セルに保持することができる。
【0013】そして本発明によれば、熱交換器における
タンクのキヤプセルに形成したパイプ取付孔に直接パイ
プの端部を挿入してクランプで止着するのみでパイプの
取付けを行うことができ、従来技術のように短尺パイプ
を予めキヤプセルに固定しておく必要がないので、熱交
換器へのパイプの取付けは容易であるとともに、パイプ
の軸方向寸法の長短および軸方向の曲げ形状の如何を問
わず、すべて同一のクランプで取付けることができ、設
計上の自由度が大幅に向上するとともに、特に長尺パイ
プの取付けにあたつてはその取り回しが極めて容易とな
る利点を有する。またクランプは従来技術のものに比し
大型のものが使用でき、パイプのフランジ部とキヤプセ
ルとの結合を強固ならしめることができ、クランプの弾
力もパイプとキヤプセルとの結合およびシールの緊締の
両者に共用しているので、簡易な構成で安定したパイプ
の水密結合を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器の一実施例における要部断面
図。
【図2】その側面図。
【図3】その上面図。
【図4】そのクランプの斜面図。
【図5】クランプの変形例の断面図。
【図6】クランプの他の変形例の斜面図。
【図7】クランプのその他の変形例の斜面図。
【図8】従来の熱交換器の要部断面図。
【図9】そのクランプの斜面図。
【符号の説明】
1,50 タンク 2,51 キヤプセル 25,68 底板 3,53 パイプ取付孔 22,23,52 キヤプセルの側壁 10,60 パイプ 11 その端部 12 そのフランジ部 30,40 クランプ 31,41 その第1の弾接部 32,42 その第2の弾接部 34,44,45 切欠き 6 第1の平坦部 5 その外周段部 8 第2の平坦部 7 その外周段部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キヤプセルと底板とにより構成される少
    なくとも1個のタンクと、該タンクの前記底板に端部を
    連結されて前記タンクと連通する複数個の熱交換用チユ
    ーブとを備える熱交換器において、前記キヤプセルの一
    方の側壁に形成したパイプ取付孔の周縁部に、前記側壁
    より前記タンクの内部に向けて凹設され、外周段部が前
    記パイプ取付孔と同心の円形を呈する第1の平坦部と、
    前記パイプ取付孔の周縁に前記第1の平坦部をさらに凹
    設して外周段部が前記パイプ取付孔と同心で前記第1の
    平坦部の外周段部より小径の円形を呈する第2の平坦部
    を形成し、前記キヤプセルのパイプ取付孔に挿入される
    端部と、該端部に接続した位置に前記第1の平坦部の外
    周段部に外周縁で係合するフランジ部とを備えたパイプ
    を、前記フランジ部の第1の面と前記キヤプセルの第2
    の平坦部との間に環状のシールを挾持せしめて装着し、
    一端部に前記パイプを挿入する切欠きを備えて前記フラ
    ンジ部の第2の面に当接する第1の弾接部を、他端部に
    前記キヤプセルの他方の側壁に当接する第2の弾接部
    を、それぞれ形成したほぼコ字状の弾性部材よりなるク
    ランプを、前記キヤプセルの頂壁を跨いで配設せしめた
    ことを特徴とする熱交換器。
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