JPS63290173A - 超音波サ−ボモ−タ - Google Patents

超音波サ−ボモ−タ

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JPS63290173A
JPS63290173A JP62124645A JP12464587A JPS63290173A JP S63290173 A JPS63290173 A JP S63290173A JP 62124645 A JP62124645 A JP 62124645A JP 12464587 A JP12464587 A JP 12464587A JP S63290173 A JPS63290173 A JP S63290173A
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JP
Japan
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magnetic
servo motor
ultrasonic
encoder
secured
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Pending
Application number
JP62124645A
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English (en)
Inventor
Manabu Shiraki
学 白木
Osami Miyao
宮尾 修美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shicoh Engineering Co Ltd filed Critical Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication of JPS63290173A publication Critical patent/JPS63290173A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野〕 本発明は、超音波振動を利用して超音波振動子の往復運
動を可動子の走行方向の運動に変換させるようにしたも
ので、特にサーボ用に適するようにロータリ磁気エンコ
ーダ一体型の超音波サーボモータに関する。
[従来技術とその問題点] 超音波モータは、超音波の持つ強力な振動エネルギーを
利用して機械エネルギーを得るようにしたアクチュエー
タであり、近年、この種のモータが実用化されるに至っ
ている。
この種の超音波モータとしては、固定子と可動子と備え
、これらの固定子と可動子のうち少なくとも一方は、複
数の電歪素子で駆動される一つの振動子を含み、前記電
歪素子の引き出しリード線は駆動電源に接続され、固定
子と可動子はトルクを伝達する為に振動子の表面上の少
なくとも一点において互いに押し合い、そして電歪素子
に加える超音波エネルギーを機械振動エネルギーに変換
させ、該機械的振動エネルギーを可動子の一方向運動に
変換できるようにした技術が特開昭52−29192号
公報等に開示されている。
なお、ここでは1機械的振動エネルギーとして2表面弾
性波(進行振動波)を用い、該弾性波によって可動子を
摩擦駆動するようにし、かつ。
その際少なくとも、一つの電歪素子の振動によって定在
波を発生させるような構成の超音波モータについて述べ
る。
第12図は、この種の超音波モータの原理を示すもので
、1は可動子、2は弾性振動子とする。
X軸は、振動子2の表面上に起きる表面波(進行振動波
)の進行方向を示し、Z軸はその法線方向とする。
弾性振動子2には9図示しない電歪素子により、振動を
与えると、進行振動波が発生し、振動子2の表面上を伝
搬していく、この振動波は、縦波と横波を伴った振動波
で、その質点の運動は。
楕円軌道を描く振動となる。
質点Aについて着目すると、短軸幅U、長軸幅でいる。
この振動波は、−波長ごとに頂点A、A’ 。
・・・を有し、その頂点速度は、X成分のみであって、
■=2πfu(ただし、fは振動振動数)である、そこ
で、この表面に可動子1の表面を加圧接触させると、可
動子1の表面は、頂点A、A’ 、  ・・・のみに接
触するから、可動子1は振動子2との牽擦力により矢印
N方向に駆動されることになる。
矢印N方向の可動子1の移動速度は、振動数fに比例す
る。また、加圧接触による摩擦駆動を行うため、短軸幅
Uばかりでなく、長軸幅Wにも依存する。すなわち、可
動子1の移動速度は、楕円運動の大きさに比例し、楕円
振動の大きい方が速度が速いことになる。したがって、
可動子1の速度は、電歪素子に加える電圧に比例する。
第13図は1回転形超音波モータにおける弾性振動子と
電歪素子の分解斜視図で、同図に示すように電歪素子3
は、電歪素子3a群と電歪素子3b群とからなる。複数
の電歪素子3a群は、振動波の波長λの2分の1のピッ
チで配列され、複数の電歪素子3b群も同じくλ/2ピ
ッチで配列されている。
なお、電歪素子3は、このように複数並べず。
第14図に示すように環状の単体の素子3にし。
それを上記ピッチに分極処理し1分極処理部3aと3b
とにしてもよい、電歪素子3aと3bの相互のピッチは
、(nQ+1/4)λ(但し+n0=0.1,2.  
・・・)ずれた位相差的配列がなされる。
電歪素子3aの各々には、リード線4が接続され、電歪
素子3bの各々にはリード線5が接続されて、その各々
は、電源7と90″位相器8に接続される(第15図参
照)、また振動子2には。
リード線6が接続され、交流電源7に接続される。
このように構成された超音波モータの動作原理は、第1
5図に示すようになる。
上記したように電歪素子3a及び3bは1弾性つ1@ 振動子2の共振周波数から最も効率φ良く進行振動波を
得ることのできるような間隔で弾性振動子2に貼着した
1例えばPzT等の電歪素子であり、第15図において
は、振動子2に接着された電歪素子3a、3bは、説明
の便宜上、隣接して現れているが、上記のλ/4の位相
ずれの条件を満足しているため、第13図に示す電歪素
子3a、3b群の配列と実質的に等価なものである。
電歪素子3aはリード線4に、電歪素子3bはリード線
5に接続されている。第15図において、電歪素子3a
、3b中の+は、交流電源が正側の周期にあるとき伸び
、−は正側の周期で縮む状懲になっていることを示して
いる。
振動子2を電歪素子3a及び3bの一方の電極にし、電
歪素子3aには交流電源7から、V=V(、sinω、
という交流電圧を供給しており。
図からも明らかなように、リード線4にはV=V(Is
inω、の交流電圧が加わる。電歪素子3bには90°
位相器8によりV=V□ s i n(ωt±π/2)
の交流電圧が加えられる。
式中の+、−は、可動子1の移動方向にって位相器8に
よって切り換える。すなわち、90°位相器8によって
+側に切り換えると+90°位相がずれて正方向に動き
、−側に切り換えると一90°位相がずれて逆方向に動
く。
いま1位相器8を一側に切り換えてあり、電歪素子3b
には、 V=VOs i n (ω(yr/ 2 )の
交流電圧が印加されるとする。電歪素子3aが、単独で
電圧V=VOsinωtにより振動した場合は、同図(
a)に示すような定在波による振動が起こり、電歪素子
3bが、単独で電圧V=V(,5in(ω、−π/2)
により振動した場合は、同図(b)に示すような定在波
による振動が起こる。上記位相のずれた2つの交流を同
時に各々の電歪素子3a、3bに印加すると、振動波は
進行性になる。
同図(イ〉〜(ニ)は9時間に応じた振動子2の振動状
態を示し、(イ)は時間t=2nπ/ω、(ロ)はt=
π/2ω+2nπ/ω、(ハ)はt=π/ω+2nπ/
ω、(ニ)はt=3π/2ωの時のもので、振動波の波
面はX方向に進行する。
このような進行性の振動波は、縦波と横波を伴っており
、第12図に示すように振動子2の駆動面の任意の質点
は反時計方向の楕円運動を行う、したがって、駆動面に
圧接される可動子1がN方向に移動する。
ここで、90°位相器8によって、+90°位相をずら
せば、振動波は−X方向に進行し、駆動面に圧接される
可動子1はN方向と逆方向に移動する。
このように進行性振動波によって駆動される超音波モー
タは、極めて簡単な構成で正逆転の切換が可能となって
いる。
しかし、このように有用な超音波モータにおいて、これ
をサーボをかけて各種の速度制御1位置制御を行うには
、エンコーダ等の各種の変移量検出手段が必要になる。
特に超音波モータでは、微妙なミクロン単位の回転送り
等の偏位が可能なため、用いるエンコーダも高精度のも
のを用いれば、より高精度の位置決め制御等が可能にな
る。しかしながら、この超音波モータに高精度のエンコ
ーダを付設すると。
このエンコーダ等が大きくなり、また超音波モータは振
動を利用していることから、エンコーダとのカップリン
グ精度もシビアに要求され、大型且つ高価なエンコーダ
付き超音波モータになる欠点があった。また上記のよう
に単体としてのエンコーダを用いる変わりに、エンコー
ダの構成要素をなすロータリエンコーダ用メインスケー
ルを回転軸に固定し、該メインスケールに対向して固定
側にインデックススケールを固定して対向させ、これら
2つのスケールを介して発光素子と受光素子を設けて光
学式エンコーダを内蔵する方法があるが、この方法によ
っても超音波モータを大きくするのみならず、超音波モ
ータから発生する摩耗粉によって、エンコーダ信号に誤
差をきたすので。
信頼性に乏しいものとなっていた。
[発明の課題] 本発明は、高価且つ大型のエンコーダを用いることなく
、超音波モータの構成要素を利用して磁気エンコーダ一
体型とし、超音波モータを超音波サーボモータに構成し
、当該超音波サーボモータを安価且つ小型に構成できる
ようにしたものである。特に、磁気エンコーダ一体型と
しているのて発生する粉塵等による悪影響が全く生じな
い。
また、磁気エンコーダ一体型とすることにより、超音波
サーボモータの振動によっても、正確なエンコーダ信号
が得られ、しかも磁気エンコーダの磁気センサとして磁
気抵抗素子を用いることで、磁気抵抗素子から得られる
エンコーダ信号を電気的に分解能を上げることによって
、高精度な磁気エンコーダを安価に構成できる。
更に磁気エンコーダ一体型としても、従来の超音波モー
タに特別大きなスペースを占領することがないようにし
、わずかな改良を施すのみで、磁気エンコーダ一体型の
超音波サーボモータを小型且つ安価に量産できるように
すること。
本発明は、上記の効用を発揮させることができる超音波
サーボモータを得ることを課題に成されたものである。
[発明の実施例] 第1図は1本発明の超音波サーボモータ9の縦断面図、
第2図は同超音波サーボモータ9の一部切欠斜視図であ
る。
主に、第1図及び第2図を用いて本発明の一実施例とし
ての超音波サーボモータ9を説明していく。
超音波サーボモータ9は、アルミニウム等で構成された
固定体10と、この固定体10に固定された同じくアル
ミニウム等で構成されたカップ型ケーシング11によっ
て超音波サーボモータ本体12を形成している。固定体
10の下部には1図示しない透孔が形成され、リード線
を通すようにしている。
固定体10の内周部には、リング状突起13が一体形成
され、その内周部にはベアリングハウス14が固定され
、ベアリングハウス14に装着されたベアリング15に
よって回転軸16が回動自在に支持されている。
また固定体10の上には1円環状の振動吸収体17が固
定され、該振動吸収体17の上には当該吸収体17側の
面に上記第13図又は第14図に示したと同じような電
歪素子3を接着した第3図に示すような円環状のリン青
銅等の金属によって形成された弾性振動子18が固定さ
れている。この弾性振動子18の内周下面は、上記リン
グ状突起13の上面に固定されている。
回転軸16の上部は、上記ケーシング11の凸部19の
内周に固定されたベアリングハウス20装着されたベア
リング21によって回動自在に支持されている0回転軸
16には、金属で形成された円板状ロータ22が固定さ
れ1回転軸16と一体回動するようになっている。
円板状ロータ22の外周には、上下に突出する円環状突
起23が一体形成され1円環状突起23の下面には厚み
の薄い耐摩耗性に優れた円環状の樹脂24が固定され、
上記弾性振動子18と牽擦接触するようになっている6
円板状ロータ22の上面には、樹脂25を介して金属円
板26が固定され、この金属円板26を板バネ27が下
方向に押圧付勢し1円板状ロータ22と弾性振動子18
が樹脂24を介して圧接している。
上記弾性振動子18は、第1図乃至第3図から明らかな
ように円板状の円環体になっているが。
中央部は内外周に比較して厚みの薄い凹部18aに形成
され、振動効率を高めるようにしてる。また内周部18
bを比較的厚みを持たせて形成しているのは、当該弾性
振動子18を固定体10に堅固に固定できるようにする
ためで、外周部18cを更に厚みのあるものに形成して
いるのは、この部分18cに振動がかかるために強度性
を持たせるため、並びに弾性率を高めて振動効率を上げ
るためである。
また第2図及び第3図に示すように弾性振動子18の外
周部18cの上記樹脂24と摺接する面には、多数のス
リット28を形成している。これは1弾性振動子18と
樹脂24とが、摩擦接触することにより生ずる樹脂24
の摩耗粉を接触面から逃がすためと、振動効率を高める
ためである。
円板状ロータ22の外周には、第4図に示すようにプラ
スチックマグネット、ゴムマグネット。
あるいは塗布等の手段により着磁できる材質の磁性塗料
等の被着磁層体29を形成している。
または、第5図に示すように円板状ロータ22の外周に
磁性体リング30を固定し、その外周に上記被着磁層体
29を形成しても良い、なお、この実施例では2円環状
のプラスチックマグネットをロータ22の外周に貼り着
けて被着磁層体29を形成している。
円環状の被着磁層体29の外周には、第4図に示すよう
に周方向に沿ってN極、S極の磁極を交互に微細なピッ
チ(第4図では1図面の便宜上。
N極、S極の磁極は比較的大きく描いている)で1例え
ば、200μmピッチで交互に微細着磁して上記被着磁
層体29にロータリ磁気エンコーダの為のロータリ磁気
エンコーダ磁極31を形成している。
尚、被着磁層体29に磁気エンコーダ磁極31を着磁形
成するには、ロータ22に被着磁層体29を形成した後
に着磁を行っても良く、あるいは円環状のプラスチック
マグネットを被着磁層体29として用いる場合には、予
め磁気エンコーダ磁極31を着磁しておき、これをロー
タ22の外周に接着等の手段を用いて固定しても良い。
該磁気エンコーダ磁極31と径方向の微細な空隙を介し
て、上記ケーシング11の内周に配設された少なくとも
A相、B相のエンコーダ信号を得ることのできる磁気抵
抗素子32を対向させている。尚、磁気抵抗素子32の
上記磁気エンコーダ磁極31と対向する反対側の背面l
は1図示しない磁性体2例えば、パーマロイが配設され
ていて、外界の磁界からの影響を受けに<<シている。
また、この磁気抵抗素子32の変わりに、ホール素子、
ホールIC,磁気ヘッド等の他の磁気センサを用いても
良いが、磁気エンコーダ磁極31は、微細なピッチでN
極、S極が交互に形成されているため、A相、B相の磁
気エンコーダ信号を得るには、2個の磁気センサを互い
に電気角で90”位相をずらせて配設しなくてはならな
いため5組立調整が厄介になるので、できれば磁気セン
サとしては磁気抵抗素子32を用いるのが望ましい。特
にこの磁気抵抗素子32は、一つの磁気センサでありな
がら、A相及びB相の磁気エンコーダ信号が得られるの
みならず、磁気抵抗素子32のパターンの設計仕様によ
ってはZ相の信号まで得ることができて望ましいものと
なる。したがって、この実施例では、磁気センサとして
、磁気抵抗素子32を用いている。
上記磁気エンコーダ磁極31と磁気抵抗素子32とで、
ロータリ磁気エンコーダ33を形成している。
第6図は、上記磁気エンコーダ31と磁気抵抗素子32
とで構成されるロークリ磁気式エンコーダ33の説明図
で1円環状の被着磁層体29の外周には、上記したよう
にN極34N、S極34Sの磁極を交互等間隔に微細ピ
ッチで多極着磁した磁気エンコーダ磁極31を有する被
着磁層体29のロータと径方向の空隙35を介して対向
する固定側(上記ケーシング11)位置に磁気抵抗素子
(MRセンサ)32を対向配設して形成している。
上記磁気エンコーダ磁f!31のN極34N、S極34
Sそれぞれの磁極幅は、λ(電気角で2πで表される幅
に等しい)幅で着磁されている。
また磁気抵抗素子32は1例えば強磁性体磁気抵抗効果
素子を用いるとして、先ず磁気エンコーダ33の原理を
説明するために、磁気抵抗素子32を構成する強磁性体
薄膜で形成された素線である磁気抵抗エレメント36に
ついて第7図を用いて説明する。
この磁気抵抗エレメント36は、数千A単位程度の厚み
でNi−Co系の金属薄膜(強磁性金属薄膜)をガラス
等の基板に真空蒸着やエツチング等の手段で形成するこ
とで上記磁気抵抗素子32を形成できる。
磁気抵抗エレメント36は、第7図に示すように、これ
に流れる電流Iと磁界(磁束)37との方向が垂直とな
るように配設しておくと、磁束37は、N極34Nから
S極34Sに向かう。
この磁気抵抗エレメント36は、第8図に示すように磁
界37内において横方向の磁束37Xによって、抵抗値
の減少をきたす、尚、37Yは。
縦方向の磁束を示す。
このときの磁気抵抗エレメント36の抵抗の変化率は、
数%で、磁気エンコーダ磁極31の一磁極の幅をλとし
たとき、λ/4及び3λ/4の位置における時の磁気抵
抗エレメント36の抵抗値をR1抵抗の変化値をΔrと
すると、磁極(34Nまたは34S)と磁気抵抗エレメ
ント36の位相θ(−磁極幅34N、34Sをそれぞれ
電気角で2πとしたときの位相θとする)における抵抗
値R(θ)は。
R(θ)=R−Δr−cosθ  (1)で表すことが
できる。
横方向の磁束(磁界)37Xは1位相θ、磁気抵抗エレ
メント36及び磁気エンコーダ磁極31の距離に関係し
、磁気抵抗エレメント36も、それに応じた抵抗値Rを
とる。
尚、磁気抵抗素子32の場合、ホール素子等の他の磁気
センサと異なり、磁界中心(N極34N、S極34Sそ
れぞれの中間部のところの磁界状態)では、無磁界(N
極34NとS極34Sの境界部のところの磁界状態)と
同様に出力信号が変化しないという特徴がある。
上記した1本の磁気抵抗エレメント36を有する磁気抵
抗素子32によっては、A相及びB相の磁気エコーダ信
号を得ることができないので、第9図に示すように4本
の磁気抵抗エレメント36a、36b、36a’ 、3
6b’ をそれぞれ順次に λ/4だけずらして形成し
、A相及びB相の磁気エンコーダ信号を得るようにして
いる。
この磁気抵抗素子32は2人相の磁気エンコーダ信号を
得るために2つの磁気抵抗エレメント36a、36a’
と、B相の磁気エンコーダ信号を得るために磁気抵抗エ
レメント36b。
36b′を形成したものとなっている。
磁気抵抗エメント36aと36a°は、互いに逆位相と
なるように、磁気エンコーダ磁極31の一磁極(N極3
4NまたはS極34S)の幅をλ(電気角で2π)とす
るとき、λ/2幅ずらせて形成している。
同様に磁気抵抗エレメント36bと36b°とは、互い
に逆位相となるように、λ/2幅ずらせて形成している
また磁気抵抗エレメント36aと36b、及び36a′
と36b°とは、互いにλ/4幅ずらして形成されてい
る。
従って、磁気抵抗素子32は、λ/4ピッチずれて順次
、磁気抵抗エレメント36a、36b。
36a’ 、36b’を形成している。
このように形成された磁気抵抗素子32からの磁気エン
コーダ信号を処理する回路としては1例えば第7図に示
すようなものを用いる。
この磁気エンコーダ信号処理回路38は、抵抗器39−
1.  ・・・、39−4により、ブリッジを構成して
抵抗変化を電圧変化に変換し、コンパレータ40−1.
40−2により、第7図(a)、(b)に示すような9
0°位相が異なる2つの矩形波のエンコーダ信号41−
1.41−2を得ることができるようにしている。
この矩形波のエンコーダ信号41−1.41−2をカウ
ンタによって計数すれば、ロータリ磁気エンコーダ33
の回転角を計測できる。
この矩形波のエンコーダ信号41−1.41−2は、2
逓倍形回転方向弁別回路42に加えることで、右回転パ
ルス及び左回転パルスを得て。
このアップ信号またはダウン信号を、アップダウンカウ
ンタ43に加えることで、現在の回転角を得る。
したがって1本発明の超音波サーボモータ9によると、
上記したように電歪素子3に位相のずれた2つの交流を
同時に印加して、進行性振動波を発生させることによっ
て1円板状ロータ22を所定方向に回転させることがで
き、該ロータ22が回転するとこの外周に形成された磁
気エンコーダ磁fi31も回転するので、これを磁気抵
抗素子32で検出すれば1回転角1回転方向9回転速度
等が判別し、フィードバックループして図示しないコン
トローラを介して、電歪素子3への通電をコントロール
することにより、当該超音波サーボモータ9の回転速度
1回転方向9位置決め等をサーボすることができる。
[発明の効果] 以上から明らかなように2本発明の超音波サーボモータ
は、従来の超音波モータをほとんど大きくすることなく
、磁気エンコーダを超音波モータと一体型に構成できる
ため、小型高精度のロータリ磁気エンコーダ一体型の超
音波サーボモータを安価且つ容易に量産できる0本発明
では、ロータの外周に磁気エンコーダ磁極を形成し、該
磁極を磁気抵抗素子で検出しているので、超音波サーボ
モータのロータの上下動の振動が発生したとしても、そ
の影響が少ないため狂いもなく、従ってエンコーダ信号
を正確に得ることができる。また磁気抵抗素子からのエ
ンコーダ信号は、電気的な手段によって分解能を非常に
上げることができるので、特に従来の市販されている高
価なレゾルバやエンコーダ等の回転角計測装置を使用す
る必要がないので、サーボモータとして適する超音波サ
ーボモータを得ることができ、その利用分野も格段と広
げることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての超音波サーボモータ
の縦断面図、第2図は同超音波サーボモータの一部切欠
斜視図、第3図は同超音波サーボモータの弾性振動子の
一部切欠斜視図、第4図及び第5図はロータリ磁気エン
コーダを構成するロータリ磁気エンコーダ磁極を形成し
た超音波サーボモータの円板状ロータの斜視図、第6図
はロータリ磁気エンコーダ磁極と磁気抵抗素子で構成さ
れるロータリ磁気エンコーダの概略説明図、第7図乃至
第9図はロータリ磁気エンコーダ磁極と磁気抵抗素子と
の関係説明図、第10図はロータリ磁気エンコーダ信号
処理回路の説明図、第11図は同磁気エンコーダ信号処
理回路から得られるエンコーダ信号の波形図、第12図
は超音波モータの原理の説明図、第13図は弾性振動子
と電歪素子の分解図、第14図は電歪素子の別の実施例
の平面図、第15図は超音波モータの駆動原理の説明図
である。 [符号の説明] 1・・・可動子、2・・・弾性振動子。 3.3a、3b・・・電歪素子。 4.5.6・・・リード線、7・・・交流電源。 8・・・90°位相器、9・・・超音波サーボモータ、
10・・・固定体、11・・・カップ型ケーシング、1
2・・・超音波サーボモータ本体。 13・・・リング状突起、14・・・ベアリングハウス
、15・・・ベアリング、16・・・回転軸、17・・
・振動吸収体、18・・・弾性振動子、19・・・凸部
、20・・・ベアリングハウス、21・・・ベアリング
、22・・・円板状ロータ、23・・・円環状突起、2
4.25・・・樹脂、26・・・金属円板、27・・・
板バネ。 28・・・スリット、29・・・被着磁層体。 30・・・磁性体リング、31・・・ロータリ磁気エン
コーダ磁極、32・・・磁気抵抗素子。 33・・・ロータリ磁気エンコーダ。 34N・・・N極、34S・・・S極。 35・・・空隙、36.36a、36a’ 、36b、
36b’  ・・・磁気抵抗エレメント。 37・・・磁界、37X・・・横方向の磁束。 37Y・・・縦方向の磁束、38・・・磁気エンコーダ
信号処理回路。 3つ−1・・・、39−4・・・抵抗器。 40−1.40−2・・・コンパレータ。 41−1.41−2・・・エンコーダ信号。 42・・・2逓倍形方向弁別回路、43・・・アップダ
ウンカウンタ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.振動子に進行弾性波を発生させ,これによりロータ
    を駆動する超音波モータにおいて,ロータの外周に被着
    磁層を形成し,該被着磁層に周方向に沿ってN極,S極
    の磁極を交互等間隔に微細ピッチで多極着磁してロータ
    リ磁気エンコーダ磁極を形成し,該ロータリ磁気エンコ
    ーダ磁極に径方向の空隙を介して少なくともA相及びB
    相の磁気エンコーダ信号が得られるように磁気エンコー
    ダ用磁気センサを対向配設してなる,超音波サーボモー
    タ。
  2. 2.上記磁気エンコーダ磁極を着磁形成するための被着
    磁層は,円環状に形成したマグネットであり,このマグ
    ネットに上記多極着磁の磁気エンコーダ磁極を径方向配
    向に着磁してなる,特許請求の範囲第1項記載の超音波
    サーボモータ。
  3. 3.上記ロータリ磁気エンコーダ磁極は,ロータの外周
    に円環状の磁性体リングを介して設けられた被着磁層に
    形成してなる,特許請求の範囲第2項記載の超音波サー
    ボモータ。
  4. 4.上記超音波サーボモータは,軸方向接触構造である
    ,特許請求の範囲第2項乃至第3項いずれかに記載の超
    音波サーボモータ。
  5. 5.上記ロータは,円板状をなし,その外周部は軸方向
    に長く伸びた円環状突起を形成しており,この突起の外
    周に上記ロータリ磁気エンコーダ磁極を形成した被着磁
    層を形成してなる,特許請求の範囲第1項乃至第4項い
    ずれかに記載の超音波サーボモータ。
  6. 6.上記磁気センサは,少なくともA相及びB相の磁気
    エンコーダ信号を得ることのできる磁気抵抗素子である
    ,特許請求の範囲第1項乃至第5項いずれかに記載の超
    音波サーボモータ。
  7. 7.上記磁気センサは,ロータリ磁気エンコーダ磁極と
    対向する反対側の背面に磁性体を配設してなる,特許請
    求の範囲第1項乃至第6項記載の超音波サーボモータ。
JP62124645A 1987-05-21 1987-05-21 超音波サ−ボモ−タ Pending JPS63290173A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0414488U (ja) * 1990-05-28 1992-02-05
JPH0428794U (ja) * 1990-06-27 1992-03-06

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JPH0414488U (ja) * 1990-05-28 1992-02-05
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