JPS63294274A - 軸方向接触型超音波サ−ボモ−タ - Google Patents

軸方向接触型超音波サ−ボモ−タ

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JPS63294274A
JPS63294274A JP62127435A JP12743587A JPS63294274A JP S63294274 A JPS63294274 A JP S63294274A JP 62127435 A JP62127435 A JP 62127435A JP 12743587 A JP12743587 A JP 12743587A JP S63294274 A JPS63294274 A JP S63294274A
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JP
Japan
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magnetic
encoder
servo motor
pole
contact type
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JP62127435A
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Manabu Shiraki
学 白木
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Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は、超音波振動を利用して超音波振動子の往復運
動を可動子の走行方向の運動に変換させるようにしたも
ので、特にサーボ用に適するようにロータリ磁気エンコ
ーダ一体型の超音波サーボモータで有り、超音波モータ
の空きスペースを有効利用してロータリ磁気エンコーダ
を組み込み形成したものである。
[従来技術とその問題点] 超音波モータは、超音波の持つ強力な振動エネルギーを
利用して機械エネルギーを得るようにしたアクチュエー
タであり、近年、この種のモータが実用化されるに至っ
ている。
この種の超音波モータとしては、固定子と可動子と備え
、これらの固定子と可動子のうち少なくとも一方は、複
数の電歪素子で駆動される一つの振動子を含み、前記電
歪素子の引き出しリード線は駆動電源に接続され、固定
子と可動子はI・ルクを伝達する為に振動子の表面上の
少なくとも一点において互いに押し合い、そして電歪素
子に加える超音波エネルギーを機械振動エネルギーに変
換させ、該機械的振動エネルギーを可動子の一方向運動
に変換できるようにした技術が特開昭52−29192
号公報等に開示されている。
なお、ここでは1機械的振動エネルギーとして1表面弾
性波(進行振動波)を用い、該振動波によって可動子を
摩擦駆動するようにし、かつ。
その際少なくとも、一つの電歪素子の振動によって定在
波を発生させるような構成の超音波モータについて述べ
る。
第13図は、この種の超音波モータの原理を示すもので
、1は可動子、2は弾性振動子とする。
X軸は、振動子2の表面上に起きる表面波(進行振動波
)の進行方向を示し、Z軸はその法線方向とする。
弾性振動子2には1図示しない電歪素子により、振動を
与えると、進行振動波が発生し、振動子2の表面上を伝
搬していく。この振動波は、縦波と横波を伴った振動波
で、その質点の運動は。
楕円軌道を描く振動となる。
質点Aについて着目すると、短軸幅U、長軸幅Wの楕円
運動を行っており、振動波の進行方向を+X方向とする
と楕円運動は反時計方向に回転している。
この振動波は、−波長ごとに頂点A、A’ 。
・・・を有し、その頂点速度は、X成分のみであって、
■=2πfu(ただし、fは振動振動数)である。そこ
で、この表面に可動子1の表面を加圧接触させると、可
動子]の表面は、頂点A、A’ 、  ・・・のみに接
触するから、可動子1は振動子2との摩擦力により矢印
N方向に駆動されることになる。
矢印N方向の可動子]の移動速度は、振動数fに比例す
る。また、加圧接触による摩擦駆動を行うため、短軸幅
Uばかりでなく、長軸幅Wにも依存する。すなわち、可
動子]の移動速度は、楕円運動の大きさに比例し、楕円
振動の大きい方が速度が速いことになる。したがって、
可動子1の速度は、電歪素子に加える電圧に比例する。
6一 第14図は1回転形超音波モータにおける弾性振動子と
電歪素子の分解斜視図で、同図に示すように電歪素子3
は、電歪素子3a群と電歪素子3b群とからなる。複数
の電歪素子3a群は、振動波の波長λの2分の1のピッ
チで配列され、複数の電歪素子3b群も同じくλ/2ピ
・ンチで配列されている。
なお、電歪素子3は、このように複数並べず。
第15図に示すように環状の単体の索子3にし。
それを上記ピッチに分極処理し1分極処理部3aと3b
とにしてもよい。
電歪素子3aと3bの相互のピッチは、(nO+1/4
)λ(イ旦し、no ==Q、1,2.・・・)ずれた
位相差的配列がなされる。
電歪素子3aの各々には1リード線4が接続され、電歪
素子3bの各々にはリード線5が接続されて、その各々
は、電源7と90°位相器8に接続される(第17図参
照)。
また振動子2には、リード線6が接続され、交流電源7
に接続される。
このように構成された超音波モータの動作原理は、第1
6図に示すようになる。
上記したように電歪素子3a及び3bは1弾性振動子2
の共振周波数から最も効率の良く進行振動波を得ること
のできるような間隔で弾性振動子2に貼着した2例えば
PAT等の電歪素子であり、第16図においては、振動
子2に接着されな電歪素子3a、3bは、説明の便宜上
、隣接して現れているが、上記のλ/4の位相ずれの条
件を満足しているため、第14図に示す電歪素子3a、
3b群の配列と実質的に等価なものである。
電歪素子3aはリード線4に、電歪素子3bはリード線
5に接続されている。第16図において、電歪素子3a
、3b中の+は、交流電源が正側の周期にあるとき伸び
、−は正側の周期で縮む状態になっていることを示して
いる。
振動子2を電歪素子3a及び3bの一方の電極にし、電
歪素子3aには交流電源7から、V−Vosinの、と
いう交流電圧を供給しており。
図からも明らかなように、リード線4にはV=is i
 nω、の交流電圧が加わる。電歪素子3bには906
位相器8によりV=Vosin(ωt±π/2)の交流
電圧が加えられる。
式中の+、−は、可動子1の移動方向にって位相器8に
よって切り換える。すなわち、90°位相器8によって
+側に切り換えると+90’位相がずれて正方向に動き
、−側に切り換えると一90°位相がずれて逆方向に動
く。
いま2位相器8を一側に切り換えてあり、電歪素子3b
には、V=V、)sin(ωを一π/2)の交流電圧が
印加されるとする。電歪素子3aが、単独で電圧V=V
osinω、により振動した場合は、同図(a)に示す
ような定在波による振動が起こり、電歪素子3bが、単
独で電圧■−V、)sin(ω、−π/2)により振動
した場合は、同図(b)に示すような定在波による振動
が起こる。上記位相のすれた2つの交流を同時に各々の
電歪素子3a、3bに印加すると、振動波は進行性にな
る。
同図(イ)〜(ニ)は7時間に応じた振動子2の振動状
態を示し、(イ)は時間t=2nπ/ω、(ロ)はt−
π/2ω+2nπ/ω、()旬はt−π/2+2nπ/
ω、(ニ)はt=3π/2ωの時のもので、振動波の波
面はX方向に進行する。
このような進行性の振動波は、縦波と横波を伴っており
、第13図に示すように振動子2の駆動面の任意の質点
は反時計方向の楕円運動を行う。したがって、駆動面に
圧接される可動子1がN方向に移動する。
ここで、90°位相器8によって、+90°位相をずら
せば、振動波は−X方向に進行し、駆動面に圧接される
可動子1はN方向と逆方向に移動する。
このように進行性振動波によって駆動される超音波モー
タは、極めて簡単な構成で正逆転の切換が可能となって
いる。
しかし、このように有用な超音波モータにおいて、これ
をサーボをかけて各種の速度制御1位置制御を行うには
、エンコーダ等の各種の変移量検出手段が必要になる。
特に超音波モータでは、微妙なミクロン単位の回転送り
等の偏位が可能なため、用いるエンコーダも高精度のも
のを用いれば、より高精度の位置決め制御等が可能にな
る。
しかしながら、この超音波モータに高精度のエンコーダ
を付設すると、このエンコーダ等が大きくなり、また超
音波モータは振動を利用していることから、エンコータ
とのカップリング精度もシビアに要求され、大型且つ高
価なエンコーダ付き超音波モータになる欠点があった。
また上記のように単体としてのエンコーダを用いる変わ
りに、エンコーダの構成要素をなすロータリエンコーダ
用メインスケールを回転軸に固定し、該メインスケール
に対向して固定側にインデックススケールを固定して対
向させ、これら2つのスケールを介して発光素子と受光
素子を設けて光学式エンコーダを内蔵する方法があるが
、この方法によっても超音波モータを大型且つ高価にす
るのみならず、超音波モータから発生する摩耗粉によっ
て、光学式エンコーダの場合にはエンコータ信号に誤差
をきたすので、信頼性に乏しいものとなっていた。
特に最近では、光学式エンコーダに比較して。
信頼性が高く、シかも長寿命であり、安価且つ容易に量
産できる磁気式エンコーダを用いるのが望ましいケース
か増加している。
その他にエンコーダに変わるものとしては、レゾルバが
知られているものの、このレゾルバは。
構造が複雑であり、高価ななめ、安価且つ従来の超音波
モータを大型化することなく、当該レゾルバを組み込む
ことは非常に困難なことであった。
[発明の課題] 本発明は、高価且つ大型のエンコーダやレゾルバを用い
ることなく、超音波モータの構成要素および従来の超音
波モータの空きスペースを利用して磁気エンコーダ一体
型とし、超音波モータを超音波ザーボモータに構成し、
当該超音波サーボモータを安価且つ小型に構成てきるよ
うにしたものである。特に、磁気エンコーダ一体型とし
ているので、光学式エンコーダを内蔵した場合のように
超音波モータの可動子と振動子との摩擦接触によって発
生する粉塵等による悪影響が全く生じない。
また、磁気エンコーダ一体型とすることにより、超音波
サーボモータの振動によっても、正確なエンコーダ信号
が得られ、しかも磁気エンコーダの磁気センサとして磁
気抵抗素子を用いることで、磁気抵抗素子から得られる
エンコーダ信号を電気的に分解能を」二げることによっ
て、高精度な磁気エンコーダを安価に構成できる。
更に磁気エンコーダ一体型としても、従来の超音波モー
タに特別大きなスペースを占領することがないようにし
、わずかな改良を施すのみで、磁気エンコーダ一体型の
超音波サーボモータを小型且つ安価に量産できるように
すること。
本発明は、上記の効用を発揮させることができる超音波
サーボモータを得ることを課題に成されたものである。
[発明の課題達成手段] =13− かかる本発明の課題は、振動子に進行弾性波を発生させ
、これによりロータを駆動する超音波モータにおいて、
ロータとして円板状ロータを用い、該ロータの一方の面
に被着磁層を形成し、該被着磁層に周方向に沿ってN極
、S極の磁極を交互等間隔に微細ピッチで多極着磁して
ロータリ磁気エンコーダ磁極を形成し、該ロータリ磁気
エンコーダ磁極に軸方向の空隙を介した固定側に少なく
ともA相及びB相の磁気エンコーダ信号が得られるよう
に磁気エンコーダ用磁気センサを対向配設した超音波サ
ーボモータを提供することで達成できる。
[発明の実施例] 第1図は1本発明の超音波サーボモータ9の縦断面図、
第2図は同超音波サーボモータ9の一部切欠斜視図であ
る。
主に、第1図及び第2図を用いて本発明の第1実施例と
しての超音波サーボモータ9を説明していく。
超音波サーボモータっは、アルミニウム等で構成された
固定体10と、この固定体10に固定された同じくアル
ミニウム等で構成されたカップ型ケーシング1]によっ
て超音波サーボモータ本体]2を形成している。固定体
]0の下部には2図示しない透孔か形成され、リード線
を通ずようにしている。
固定体10の内周部には、リング状突起13が一体形成
され、その内周部にはベアリングハウス14が固定され
、ベアリングハウス14に装着されたベアリング15に
よって回転軸16が回動自在に支持されている。
また固定体10の上には1円環状の振動吸収体17が固
定され、該振動吸収体17の上には当該吸収体17側の
面に上記第14図又は第15図に示したと同じような電
歪素子3を接着した第3図に示すような円環状のリン青
銅等の金属によって形成された弾性振動子18が固定さ
れている。この弾性振動子18の内周下面は、上記リン
グ状突起13の上面に固定されている。
回転軸16の上部は、上記ケーシング11の凸−1,5
一 部1つの内周に固定されたベアリングハウス20に装着
されたベアリング2]、によって回動自在に支持されて
いる。回転軸16には、金属て形成された円板状ロータ
22か固定され9回転軸16と一体回動するようになっ
ている。
円板状ロータ22の外周には、上下に突出する円環状突
起23が一体形成され1円環状突起23の下面には厚み
の薄い耐摩耗性に優れた円環状の樹脂24が固定され、
上記弾性振動子18と摩擦接触するようになっている。
円板状ロータ22の上面には、樹脂25を介して金属円
板26が固定され、この金属円板26を板バネ27が下
方向に押圧付勢し2円板状ロータ22と弾性振動子18
が樹脂24を介して圧接している。
上記弾性振動子18は、第1図乃至第3図から明らかな
ように円板状の円環体になっているが。
中央部は内外周に比較して厚みの薄い凹部18aに形成
され、振動効率を高めるようにしてる。この凹部18a
の後記するロータリ磁気エンコーダ磁極31と対向する
面には1図示しないバーマロイ等の薄膜の磁性体を介し
て磁気抵抗素子32を配設固定している。この磁気抵抗
素子32の出力用の図示しないリード線は、上記凹部1
8aに設グ けられた透孔4戸を介してその下面に導き通されている
また弾性振動子18の内周部18bを比較的厚みを持た
せて形成しているのは、当該弾性振動子18を固定体1
0に堅固に固定できるようにするなめで、外周部18c
を更に厚みのあるものに形成しているのは、この部分1
8cに振動がかかるために強度性を持たせるため、並び
に弾性率を高めて振動効率を上げるためである。
また第2図及び第3図に示すように弾性振動子18の外
周部18cの上記樹脂24と摺接する面には、多数のス
リット28を形成している。これは1弾性振動子18と
樹脂24とが、摩擦接触することにより生ずる樹脂24
の摩耗粉を接触面から逃がすためと、振動効率を高める
ためである。
円板状ロータ22は、第4図及び第5図に示すようフラ
ットな円環状のものになっており、その外周部が円環状
突起23となっており、その下面は、外周に形成された
円環状突起23と内周部22aとの中間部に円環状の凹
部22bを形成し、この凹部22bの弾性振動子18の
凹部18aと対向する位置に円環状の磁性体リング30
を介してプラスチックマグネット、ゴムマグネット、あ
るいは塗布等の手段により着磁できる材質の磁性塗料等
の被着磁層体29を円環状に形成している。
円環状の被着磁層体2つには、第5図に示すように周方
向に沿ってN極、S極の磁極を交互に微細なピッチ(第
5図では1図面の便宜上、N極。
S極の磁極は比較的大きく描いている)で1例えば、2
00μmピッチで交互に軸方向の配向て微細着磁して上
記被着磁層体29にロータリ磁気エンコーダの為のロー
タリ磁気エンコーダ磁fi31を形成している。
尚、被着磁層体2つに磁気エンコーダ磁極31を着磁形
成するには、ロータ22に被着磁層体29を形成した後
に着磁を行っても良く、あるいはフラットな円環状のプ
ラスチックマグネット。
ゴムマグネット、その他の適宜なマグネット等で形成し
た被着磁層体2つに、予め磁気エンコーダ磁極31を着
磁しておき、これをロータ22の上記凹部22aに配設
した円環状磁性体板30に接着等の手段を用いて固定し
ても良い。
該磁気エンコーダ磁極31と軸方向の微細な空隙を介し
て、上記弾性振動子18の凹部18aに配設された少な
くともA相、B相のエンコーダ信号を得ることのできる
磁気抵抗素子32を対向させている。
尚、磁気抵抗素子32の上記磁気エンコーダ磁極31と
対向する反対側の背面には2図示しない磁性体1例えば
、パーマロイが配設しているが。
外界の磁界からの影響が受けにくい場合やコストを安価
にするためには、省略しても差し支えない。
また磁気センサとし′て磁気抵抗素子32の変わりに、
ホール素子、ホールIC,磁気ヘッド等の他の磁気セン
サを用いても良いが、磁気エンコーダ磁極31は、微細
なピッチでN極、S極が交互に形成されているため、A
相、B相の磁気エンコーダ信号を得るには、2個の磁気
センサを互いに電気角で90°位相をずらせて配設しな
くてはならないため1組立調整が厄介になるので、でき
れば磁気センサとしては磁気抵抗素子32を用いるのが
望ましい。
特にこの磁気抵抗素子32は、一つの磁気センサであり
ながら、A相及びB相の磁気エンコーダ信号が得られる
のみならず、磁気抵抗素子32のパターンの設計仕様に
よってはZ相の信号まで得ることができて望ましいもの
となる。したがって、この実施例では、磁気センサとし
て、磁気抵抗素子32を用いている。
上記磁気エンコータ磁極31と磁気抵抗素子32とで、
ロークリ磁気エンコーダ33を形成している。
第6図は2本発明の第2実施例を示すもので。
この実施例における軸方向接触型超音波サーボモータ9
°は、上記超音波サーボモータ9と、殆ど構成が同じで
あるが、ロータリ磁気エンコーダ33を形成する場所が
異なっているのみなので。
同一部材には同一符号を付し、その説明を省略し、異な
る箇所について説明する。
この超音波サーボモータ9″では、」−配置板状ロータ
22の外周部に形成された円環状突起23と樹脂25の
上記ロータ22の上面に形成された凹部面に図示しない
パーマロイ等の薄膜磁性体を介して上記同様の円環状の
被着磁層29を設け。
この被着磁層29に上記同様のロークリ磁気エンコーダ
磁極31を形成し、このロータリ磁気エンコーダ磁極3
1と軸方向の空隙を介してケーシング11の車内面部に
磁気抵抗素子32を配設することで磁気エンコーダ磁極
31と磁気抵抗素子32とで、ロータリ磁気エンコーダ
33を形成している。
第7図は、上記磁気エンコーダ31と磁気抵抗素子32
とで構成されるロータリ磁気式エンコーダ33の説明図
で1円環状の被着磁層体2つの面には、上記したように
N極34N、S極34Sの磁極を交互等間隔に微細ピッ
チでアキシャル配向に多極着磁した磁気エンコーダ磁極
31を有する被着磁層体2つのロータと軸方向の空隙3
5を介して対向する固定側(上記ケーシング11または
弾性振動子18の凹部18a。この第7図に示すのは、
ケーシング11の場合である。)位置に磁気抵抗素子(
MRセンサ)32を対向配設して形成している。
上記磁気エンコーダ磁極31のN極34N、S極34S
それぞれの磁極幅は、λ(電気角で2πで表される幅に
等しい)幅で着磁されている。
また磁気抵抗素子32は1例えば強磁性体磁気抵抗効果
素子を用いるとして、先ず磁気エンコーダ33の原理を
説明するために、磁気抵抗素子32を構成する強磁性体
薄膜で形成された素線である磁気抵抗エレメント36に
ついて第8図を用いて説明する。
この磁気抵抗エレメント36は、数千A単位程度の厚み
でNi−Co系の金属薄膜(強磁性金属薄膜)をカラス
等の基板に真空蒸着やエツチング等の手段で形成するこ
とで上記磁気抵抗素子32を形成できる。
磁気抵抗エレメント36は、第9図に示すように、これ
に流れる電流■と磁界(磁束)37との方向が垂直とな
るように配設しておくと、磁束37は、N極34Nから
S極34Sに向がう。
この磁気抵抗エレメント36は、第9図に示すように磁
界37内において横方向の磁束37Xによって、抵抗値
の減少をきたす。尚、37Yは。
縦方向の磁束を示す。
このときの磁気抵抗エレメント36の抵抗の変化率は、
数%で、磁気エンコーダ磁極31の一磁極の幅をλとし
たとき、λ/4及び3λ/4の位置における時の磁気抵
抗エレメント36の抵抗値をR7抵抗の変化値をΔrと
すると、磁極(34Nまたは34S)と磁気抵抗エレメ
ント36の位相θ(−磁極幅34.N、34Sをそれぞ
れ電気角で2πとしたときの位相θとする)における抵
抗値R(θ)は。
R(θ)=R−Δr−cosθ  〈1〉で表すことが
できる。
横方向の磁束(磁界)37Xは2位相θ、磁気抵抗エレ
メント36及び磁気エンコーダ磁極31の距離に関係し
、磁気抵抗エレメント36も、それに応じた抵抗値Rを
とる。
尚、磁気抵抗素子32の場合、ホール素子等の他の磁気
センサと異なり、磁界中心(N極34N、S極34Sそ
れぞれの中間部のところの磁界状態)では、無磁界(N
極34NとS極34Sの境界部のところの磁界状態)と
同様に出力信号が変化しないという特徴がある。
上記した1本の磁気抵抗エレメント36を有する磁気抵
抗素子32によっては、A相及びB相の磁気エコーダ信
号を得ることができないので、第10図に示すように4
本の磁気抵抗エレメント36a、36b、36a’ 、
36b’ をそれぞれ順次に λ/4だけずらして形成
し、A相及びB相の磁気エンコーダ信号を得るようにし
ている。
この磁気抵抗素子32は、A相の磁気エンコーダ信号を
得るために2つの磁気抵抗エレメント36a、36a’
 と、B相の磁気エンコーダ信号を得るなめに磁気抵抗
エレメント36b。
36b′を形成したものとなっている。
磁気抵抗エメント36aと36a°は、互いに逆位相と
なるように、磁気エンコーダ磁極31の一磁極(N極3
4NまたはSi24 S )の幅をλ(電気角で2π)
とするとき、λ/2幅ずらせて形成している。
同様に磁気抵抗エレメント36bと36b′とは、互い
に逆位相となるように、λ/2幅ずらせて形成している
また磁気抵抗エレメント36aと36b、及び36a′
と36b′とは、互いにλ/4幅ずらして形成されてい
る。
従って、磁気抵抗素子32は、λ/4ピッチずれて順次
、磁気抵抗エレメント36a、36b。
36a’ 、36b’ を形成している。
このように形成された磁気抵抗素子32がらの磁気エン
コーダ信号を処理する回路としては2例えば第11図に
示すようなものを用いる。
この磁気エンコーダ信号処理回路38は、抵抗器39−
1.  ・・・、39−4により、ブリッジを構成して
抵抗変化を電圧変化に変換し、コンパレータ40−1.
40−2により、第12図(a>、(b)に示すような
90°位相が異なる2つの矩形波のエンコーダ信号41
−1,412を得ることかできるようにしている。
この矩形波のエンコーダ信号41]、、、41−2をカ
ウンタによって計数すれは、ロークリ磁気エンコーダ3
3の回転角を計測できる。
この矩形波のエンコーダ信号4.1−1. 、41−2
は、2逓倍形回転方向弁別回路42に加えることで、右
回転パルス及び左回転パルスを得て。
このアップ信号またはダウン信号を、アップダウンカウ
ンタ43に加えることで、現在の回転角を得る。
したがって1本発明の超音波サーボモータ9によると、
上記したように電歪素子3に位相のずれた2つの交流を
同時に印加して、進行性振動波を発生させることによっ
て1円板状ロータ22を所定方向に回転さぜることがで
き2該ロータ22が回転するとこの外周に形成された磁
気エンコーダ磁極31も回転するので、これを磁気抵抗
素子32で検出すれば1回転角1回転方向2回転速度等
が判別し、フィードバックループして図示しないコント
ローラを介して、電歪素子3への通電をコントロールす
ることにより、当該超音波サーボモータ9の回転速度2
回転方向9位置決め等をサーボすることができる。
[発明の効果] 以上から明らかなように2本発明の超音波サーボモータ
は、従来の超音波モータをほとんど大きくすることなく
、磁気エンコーダを超音波モータと一体型に構成できる
ため、小型高精度のロータリ磁気エンコーダ一体型の超
音波サーボモータを安価且つ容易に量産できる。本発明
では、ロータの一方の面の空きスペースに磁気エンコー
ダ磁極を形成し、該磁極を磁気抵抗素子で検出している
ので、磁気エンコーダ一体型にしても超音波サーボモー
タに小型且つ安価に形成できる。また磁気抵抗素子から
のエンコーダ信号は、電気的な手段によって分解能を非
常に上げることができるので、特に従来の市販されてい
る高価なレゾルバやエンコーダ等の回転角計測装置を使
用する必要がないので、サーボモータとして適する超音
波サーボモータを得ることができ、その利用分野も格段
と広げることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例としての超音波サーボモー
タの縦断面図、第2図は同超音波サーボモータの一部切
欠斜視図、第3図は同超音波サーボモータの弾性振動子
の一部切欠斜視図、第4図及び第5図はロータリ磁気エ
ンコーダを構成するロータリ磁気エンコーダ磁極を形成
した超音波サーボモータの円板状ロータの斜視図、第6
図は本発明の第2実施例を示す超音波サーボモータの縦
断面図、第7図はロータリ磁気エンコーダ磁極と磁気抵
抗素子で構成されるロータリ磁気エンコーダの概略説明
図、第8図乃至第10図はロータリ磁気エンコーダ磁極
と磁気抵抗素子との関係説明図、第11図はロータリ磁
気エンコーダ信号処理回路の説明図、第12図は同磁気
エンコーダ信号処理回路から得られるエンコーダ信号の
波形図。 第13図は超音波モータの原理の説明図、第14図は弾
性振動子と電歪素子の分解図、第15図は電歪素子の別
の実施例の平面図、第16図は超音波モータの駆動原理
の説明図である。 [符号の説明] 1・・・可動子、2・・・弾性振動子。 3.3a、3b・・・電歪素子。 4.5.6・・・リード線、7・・・交流電源。 8・・・90°位相器、9.9’   ・・超音波サー
ボモータ、10・・・固定体、11・・・カップ型ケー
シング、12・・・超音波サーボモータ本体、13・・
・リング状突起、14・・・ベアリンクハウス、15・
・・ベアリング。 16・・・回転軸、17・・・振動吸収体。 18・・・弾性振動子、19・・・凸部。 20  、ベアリングハウス、21・・・ベアリング、
22・・・円板状ロータ、23・・・円環状突起、24
.25・・・樹脂、26・・・金属円板、27・・・板
バネ、28・・・スリット。 29・・・被着磁層体、30・・・円環状磁性体板、3
1・・・ロータリ磁気エンコーダ磁極。 32・・・磁気抵抗素子、33・・・ロータリ磁気エン
コーダ、34N・・・N極。 34S・・・S極、35・・・空隙。 36.36a、36a’ 、36b、36b’  −−
・・・磁気抵抗エレメント、37・・・磁界。 37X・・・横方向の磁束、37Y・・・縦方向の磁束
、38・・・磁気エンコーダ信号処理回路、39−1・
・・、39−4・  ・抵抗器。 4C)−1,40−2・・・コンパレータ。 41−1..41−2・・・エンコーダ信号。 42・・・2逓倍形方向弁別回路。 43・・・アップダウンカウンタ、44・・・透孔。 ゛−−Y−′ 笥 ゝ−−r−−′     ”1ノ 第7図 第8図 前9図 第6図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.振動子に進行弾性波を発生させ,これによりロータ
    を駆動する超音波モータにおいて,ロータとして円板状
    ロータを用い,該ロータの一方の面に被着磁層を形成し
    ,該被着磁層に周方向に沿ってN極,S極の磁極を交互
    等間隔に微細ピッチで多極着磁してロータリ磁気エンコ
    ーダ磁極を形成し,該ロータリ磁気エンコーダ磁極に軸
    方向の空隙を介した固定側に少なくともA相及びB相の
    磁気エンコーダ信号が得られるように磁気エンコーダ用
    磁気センサを対向配設してなる,超音波サーボモータ。
  2. 2.上記磁気エンコーダ磁極を着磁形成するための被着
    磁層は,フラットな円環状に形成したマグネットであり
    ,このマグネットに上記多極着磁の磁気エンコーダ磁極
    を軸方向配向に着磁してなる,特許請求の範囲第1項記
    載の軸方向接触型超音波サーボモータ。
  3. 3.上記ロータリ磁気エンコーダ磁極は,上記ロータに
    磁性体を介して設けられた被着磁層に形成してなる,特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の軸方向接触型超音
    波サーボモータ。
  4. 4.上記円板状ロータは,その外周部と内周部との中間
    部に円環状の凹部を形成しており,この凹部に上記ロー
    タリ磁気エンコーダ磁極を形成してなる,特許請求の範
    囲第1項乃至第3項いずれかに記載の軸方向接触型超音
    波サーボモータ。
  5. 5.上記凹部は,円板状ロータの振動子と対向しない側
    の面に形成してなる,特許請求の範囲第4項記載の軸方
    向接触型超音波サーボモータ。
  6. 6.上記凹部は,円板状ロータの振動子と対向する側の
    面に形成してなる,特許請求の範囲第4項記載の軸方向
    接触型超音波サーボモータ。
  7. 7.上記磁気センサは,円板状の振動子の外周部と内周
    部の中間部に形成した円環状の凹部に配設してなる,特
    許請求の範囲第1項乃至第4項,又は第6項いずれかに
    記載の軸方向接触型超音波サーボモータ。
  8. 8.上記磁気センサは,少なくともA相及びB相の磁気
    エンコーダ信号を得ることのできる磁気抵抗素子である
    ,特許請求の範囲第1項乃至第7項いずれかに記載の軸
    方向接触型超音波サーボモータ。
  9. 9.上記磁気抵抗素子は,ロータリ磁気エンコーダ磁極
    と対向する反対側の背面に磁性体を配設してなる,特許
    請求の範囲第7項記載の軸方向接触型超音波サーボモー
    タ。
JP62127435A 1987-05-25 1987-05-25 軸方向接触型超音波サ−ボモ−タ Pending JPS63294274A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0190293U (ja) * 1987-11-30 1989-06-14
JPH02206372A (ja) * 1989-02-03 1990-08-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波モータの制御方法

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